JPH1067334A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

Info

Publication number
JPH1067334A
JPH1067334A JP8226584A JP22658496A JPH1067334A JP H1067334 A JPH1067334 A JP H1067334A JP 8226584 A JP8226584 A JP 8226584A JP 22658496 A JP22658496 A JP 22658496A JP H1067334 A JPH1067334 A JP H1067334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
hydraulic
traveling body
pressure
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8226584A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Ichimura
和弘 一村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP8226584A priority Critical patent/JPH1067334A/ja
Publication of JPH1067334A publication Critical patent/JPH1067334A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリング装置において、悪路走行などに
よりステアリングシリンダが破損した場合に、それを認
識できるようにする。 【解決手段】 ステアリングホイール21の回転に応じ
て相対移動する油圧切換弁22と、油圧切換弁22に接
続された油圧源23と、油圧切換弁22の移動に応じ
て、油圧切換弁22から出力される圧油によってピスト
ンを伸縮させて走行体の操舵を行うステアリングシリン
ダ26,27とを備えたステアリング装置において、ス
テアリングシリンダ26,27に所定値以上の圧が作用
した場合に、エンジン回転数を低下させたり、ポンプ流
量を低減させるなどして走行速度や走行トルクを落とし
て走行体の走行性能を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ールの回転に応じて油圧により走行体の操舵を行うステ
アリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のステアリング装置としては、図1
2に示すようなものが知られている。このステアリング
装置においては、ステアリングホイール71により切り
換えられるステアリングバルブ72の入力ポートは油圧
ポンプ73に接続され、出口ポートはステアリングシリ
ンダ76,77に接続されている。ステアリングシリン
ダ76,77のピストンロッドの先端は不図示の前輪操
舵機構に連結されている。ステアリングシリンダ76,
77はオーバーロードリリーフ弁にも連結されている。
【0003】このようなステアリング装置において、ス
テアリングホイール71をA方向に回転させると、ステ
アリングバルブ72がC位置に切り換わり、ステアリン
グポンプ73から吐出された圧油はステアリングシリン
ダ76,77の圧力室に導かれ、ピストンをD方向へ移
動させる。このような動作によって、ステアリングホイ
ール71の回転角に対応したピストンの変位が得られ、
ステアリング装置として機能することになる。
【0004】一方、このようなステアリング装置は、図
13に示すようなホイール式油圧ショベルなどの建設機
械に適用される。図13に示すホイール式油圧ショベル
は、前タイヤ87Fおよび後タイヤ87Rが装着された
下部走行体83と、下部走行体83の上部に旋回可能に
連結された上部旋回体81とからなる。上部旋回体81
には作業用フロントアタッチメント82が連結されると
ともに、下部走行体83には走行用の油圧モータ84、
トランスミッション85およびプロペラシャフト86が
取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような建設機
械は悪路を走行することが多く、このような悪路を走行
するとタイヤへの衝撃が非常に大きくなるものである。
このため、走行体は強固に設計されており、タイヤに多
少物体が衝突しても破損しないようになっている。一
方、タイヤへの物体の衝突時においては、左右の前輪の
双方に同時に物体が衝突した場合はその衝突エネルギは
タイロッドが受けることとなり、片輪にのみ衝突した場
合には、その衝突エネルギはステアリングシリンダが受
け、これによりステアリングシリンダがストロークし
て、衝突した側とは反対側にタイヤが操舵されることと
なる。
【0006】しかしながら、タイヤに物体が衝突する際
の衝突エネルギの発生は瞬間的なもの(0.3秒程度)
であり、しかもその瞬間にステアリングシリンダ内の圧
油が圧縮されるため、衝突エネルギのほとんどがステア
リングシリンダ内の内部圧力に変換されることとなる。
このようなシリンダ内の内部圧力は、オーバーロードリ
リーフバルブにより逃がされるが、瞬間的に発生する衝
突エネルギは非常に大きく、それを効果的に逃がすこと
は難しい。
【0007】本発明の目的は、ステアリングシリンダに
大きな衝突エネルギが作用したことを容易に認識するこ
とができるステアリング装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
および図2を参照して説明すると、請求項1の発明は、
ステアリングホイール21の回転に応じて圧油をステア
リングシリンダ26,27に供給して走行体を操舵する
ステアリング装置に適用され、ステアリングシリンダ2
6,27に所定値以上の圧が作用した場合に、走行体の
走行性能を低下させる走行性能低下手段を備えたことに
より上記目的を達成する。
【0009】図2を参照して説明すると、請求項2の発
明は、走行性能低下手段は、走行体を走行させるエンジ
ン15の回転数を低下させる手段16,17,18,2
9,30,32,33,37,39である。
【0010】図4を参照して説明すると、請求項3の発
明は、走行体が、可変容量油圧ポンプ1Aと、可変容量
油圧ポンプ1Aから供給される圧油により駆動して走行
体を走行させる油圧モータ4とを有し、走行性能低下手
段は、可変容量油圧ポンプ1Aの吐出容量を低下させる
手段1a,18,19,29,30,32,33,3
7,39である。図6を参照して説明すると、請求項4
の発明は、走行体が、油圧源1と、油圧源1から2つの
メインライン12a,12bを経て供給される圧油によ
り駆動して走行体を走行させる油圧モータ4とを有し、
走行性能低下手段は、2つのメインライン12a,12
bを連通させる手段29,30,32,33,40であ
る。
【0011】図7を参照して説明すると、請求項5の発
明は、走行体が、油圧源1と、油圧源1から2つのメイ
ンライン12a,12bを経て供給される圧油により駆
動して走行体を走行させる油圧モータ4と、油圧源1か
ら油圧モータ4に供給される圧油の方向を切り換えるこ
とにより油圧モータ4の回転方向を切り換える、2つの
メインライン12a,12bを連通させる中立位置を有
するパイロット切換弁2とを有し、走行性能低下手段
は、パイロット切換弁2を中立位置に切り換える手段2
9,30,32,33,43である。
【0012】図6および図7を参照して説明すると、請
求項6の発明は、油圧源1が、他のアクチュエータ42
の油圧源と兼用されている。図9および図10を参照し
て説明すると、請求項7の発明は、走行性能低下手段
は、走行体を停止させるブレーキ手段51,52A〜5
2D,53,54である。請求項8の発明は、ブレーキ
手段29,30,32,33,51,52A〜52D,
53,54は、走行体を徐々に減速させて停止する。
【0013】図11を参照して説明すると、請求項9の
発明は、ステアリングホイール21の回転に応じて圧油
をステアリングシリンダ26,27へ供給して走行体を
操舵するステアリング装置に適用され、ステアリングシ
リンダ26,27に所定値以上の圧が作用した場合に、
警報を発する警報発生手段29,30,32,33,6
0を備えたことにより上記目的を達成する。
【0014】請求項1の発明によれば、走行体のタイヤ
が岩石などに乗り上げてステアリングシリンダ26,2
7に所定値以上の圧が作用すると、走行性能低下手段が
走行体の走行性能を低下させる。請求項2の発明によれ
ば、ステアリングシリンダ26,27に所定値以上の圧
が作用すると、走行性能低下手段16,17,18,2
9,30,32,33,37,39は、走行体を走行さ
せるエンジン15の回転数を低下させ、これにより走行
体の速度が低下する。
【0015】請求項3の発明によれば、走行体が、可変
容量油圧ポンプ1Aと、走行体を走行させる油圧モータ
4とを有するものである場合において、ステアリングシ
リンダ26,27に所定値以上の圧が作用すると、走行
性能低下手段1a,18,19,29,30,32,3
3,37,39は、可変容量油圧ポンプ1Aの吐出容量
を低下させ、これにより油圧ポンプ1Aから油圧モータ
へ4の圧油の供給量が減少し、走行体の速度が低下す
る。請求項4の発明によれば、走行体が、油圧源1と、
走行体を走行させる油圧モータ4とを有するものである
場合において、ステアリングシリンダ26,27に所定
値以上の圧が作用すると、走行性能低下手段29,3
0,32,33,40は、油圧源1から油圧モータ4に
圧油を供給するメインライン12a,12bを連通させ
る。これにより、油圧モータ4を含む油圧回路が閉回路
となり、走行体は惰性走行となってその速度は徐々に低
下する。
【0016】請求項5の発明によれば、走行体が、油圧
源1と、走行体を走行させる油圧モータ4と、油圧源1
から油圧モータ4に供給される圧油の方向を切り換える
パイロット切換弁2とを有するものである場合におい
て、ステアリングシリンダ26,27に所定値以上の圧
が作用すると、走行性能低下手段29,30,32,3
3,43は、パイロット切換弁2を中立位置に切り換え
て、油圧源1から油圧モータ4に圧油を供給するメイン
ライン12a,12bを連通させる。これにより、油圧
モータ4を含む油圧回路が閉回路となり、走行体は惰性
走行となってその速度は徐々に低下する。
【0017】請求項6の発明によれば、油圧モータ4を
駆動する油圧源1と他の作業用シリンダなどのアクチュ
エータ42とが兼用されている場合には、請求項4また
は請求項5の発明のように、油圧モータ4のみにより閉
回路が構成されるため、油圧源1から他のアクチュエー
タ42への圧油の供給には何等影響されないこととな
り、作業を続行することができる。請求項7の発明によ
れば、走行性能低下手段29,30,32,33,5
1,52A〜52D,53,54により、走行体にブレ
ーキがかけられるため、走行体は停止する。請求項8の
発明によれば、ブレーキが徐々にかけられるため、走行
体は徐々に速度を低下して停止する。
【0018】請求項9の発明によれば、ステアリングシ
リンダ26,27に所定値以上の圧が作用すると、警報
発生手段29,30,32,33,60により警報が発
せられるため、運転者はステアリングシリンダ26,2
7の異常を認識することができる。
【0019】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0020】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態− 以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明す
る。図1は本発明の第1の実施の形態に係るステアリン
グ装置の油圧回路図、図2は第1の実施の形態に係るス
テアリング装置が適用される建設機械の走行油圧回路図
である。図1に示すように、本発明の第1の実施の形態
に係るステアリング装置の油圧回路は、ステアリングホ
イール21を回転させてステアリングバルブ22を切り
換えるようになっている。ステアリングバルブ22に
は、ステアリングポンプ23およびタンク24がリリー
フバルブ25を介して接続されるとともに、ステアリン
グシリンダ26,27のボトム室26a,27aおよび
ロッド室26b,27bがセンタジョイント28を介し
て接続されている。このステアリングシリンダ26,2
7は、上述したようなホイール式油圧ショベルなどの建
設機械に適用されるものであり、図13における前タイ
ヤ87Fを操舵するものである。
【0021】一方、ステアリングシリンダ26,27の
ボトム室26a,27aとロッド室26b,27bとに
連結される管路に、シャトル弁29が設けられ、シャト
ル弁29には圧力スイッチ30が接続されている。圧力
スイッチ30には第1の電源31、第1のリレー32お
よび第2のリレー33が接続されている。第2の電源3
4にはキャンセルスイッチ35が接続されており、第2
の電源34およびキャンセルスイッチ35は第1および
第2のリレー32,33に接続されている。なお、第2
のリレー33は図2に示す走行油圧回路に設けられたソ
レノイドバルブ37に接続されている。ソレノイドバル
ブ37は励磁されていないときはa位置に切り換えられ
ているが、圧力スイッチ30がオンとなって、第1のリ
レー32および第2のリレー33がオンとなると、励磁
されてb位置に切り換わる。この状態で、圧力スイッチ
30がオフしても第1のリレー32が自己保持されてい
るから、第2のリレー33はオン状態を保持する。キャ
ンセルスイッチ35を開くと第1のリレー32がオフし
て第2のリレー33もオフする。
【0022】図2に示すように、エンジン15により駆
動される油圧ポンプ1から吐出される圧油は、油圧パイ
ロット式制御弁2によりその方向および流量が制御さ
れ、カウンタバランス弁3を経て油圧モータ4に供給さ
れる。油圧モータ4の出力軸には不図示の走行駆動軸が
接続されており、油圧モータ4の回転により走行体が走
行する。
【0023】パイロット式制御弁2はパイロット油圧回
路からのパイロット圧力によってその切換方向とストロ
ーク量が制御される。パイロット油圧回路は、パイロッ
ト用油圧ポンプ5と、油圧ポンプ5に後続しパイロット
式制御弁2のストローク量を制御することにより車両の
走行速度を制御するパイロット弁6と、このパイロット
弁6に後続しパイロット弁6への戻り油を遅延するスロ
ーリターン弁7と、このスローリターン弁7に後続し車
両の前進、後進、中立を選択する前後進切換弁8とを有
する。
【0024】図2は、前後進切換弁8が中立(N位
置)、パイロット弁6が操作されていない状態を示して
おり、したがって、パイロット式制御弁2が中立位置に
あって、油圧ポンプ1からの圧油はタンク9に戻り車両
は停止している。前後進切換弁8を前進(F位置)また
は後進(R位置)に切換えパイロット弁6のペダル6a
を踏込み操作すると、油圧ポンプ5からの吐出油がパイ
ロット式制御弁2のパイロットポート2aまたは2bに
達してこの制御弁2がパイロット油圧に応じたストロー
ク量で切り換わる。これにより油圧ポンプ1からの吐出
油が制御弁2、管路12aまたは12b、カウンタバラ
ンス弁3を経由して油圧モータ4に導かれ、油圧モータ
4が駆動されて走行体が走行する。走行体の速度はパイ
ロット弁6のペダル6aの踏込量に依存する。
【0025】走行中にペダル6aを離すとパイロット弁
6が圧油を遮断しその出口ポートがタンク10と連通さ
れる。この結果、パイロットポート2aまたは2bに作
用していた圧油が前後進切換弁8、スローリターン弁
7、パイロット弁6を介してタンク10に戻る。このと
き、スローリターン弁7の絞り7aにより戻り油が絞ら
れるからパイロット式制御弁2は徐々に中立位置に切り
換わる。パイロット式制御弁2が中立位置へ戻ると油圧
ポンプ1から吐出された圧油はタンク9へ戻り、カウン
タバランス弁3も図示の中立位置に切換わる。これによ
り油圧モータ4からの圧油は、カウンタバランス弁3の
絞り3aまたは3bおよびパイロット式制御弁2内の絞
り2cに絞られるので、流量が多い場合にはまずリリー
フ弁11aまたは11bが開き大きな油圧ブレーキが働
く。この油圧ブレーキにより減速されて油圧モータ4の
吐出流量が減少するとリリーフ弁11a,11bは閉
じ、カウンタバランス弁3の絞り3aまたは3bと制御
弁2内の絞り2cを介して油圧モータ4の吐出油が再び
油圧モータ4に戻る循環通路が形成されて油圧モータ4
に小さな油圧ブレーキが働く。
【0026】エンジン15には、エンジンの出力を変更
するためのエンジンコントロールレバー16が接続され
ており、エンジンコントロールレバー16は図中時計回
り方向に回転することによりエンジン15の出力は上昇
し、反時計回り方向に回転することによりエンジン15
の出力は低下する。このエンジンコントロールレバー1
6には、ロッド17を介してシリンダ18が接続されて
いる。このシリンダ18は図3に示すように、ソレノイ
ドバルブ37を介して油圧源39が接続されるボトム室
18Aと、パイロット弁6の出力圧が導かれるロッド室
18Bとを有する。ボトム室18Aにはピストン18C
を図3の右方に付勢するためのばね18Hが設けられて
いる。
【0027】次いで、第1の実施の形態の動作について
説明する。建設機械のタイヤが岩石などに乗り上げるな
どしてステアリングシリンダ26,27に左右不均一な
衝撃力が作用すると、シリンダ26,27には所定値以
上の圧力が作用する。このため、ステアリングシリンダ
26,27のボトム室26a,27aあるいはロッド室
26b,27bからの圧によりシャトル弁29が切り換
わり、圧力スイッチ30がオンとなる。これにより、第
1のリレー32および第2のリレー33がオンとなり、
ソレノイドバルブ37が励磁されてb位置に切り換わ
り、油圧源39から吐出される圧油がシリンダ18のボ
トム室18Aに供給される。これによりピストンロッド
18Iは図2の矢印A方向に移動し、その結果、ピスト
ンロッド18Iに接続されたロッド17を介してエンジ
ンコントロールレバー16がエンジン15の出力が低く
なる方向に回転する。これにより、油圧ポンプ1を駆動
するエンジン15の出力が低下するため、油圧ポンプ1
から吐出される圧油の流量も少なくなって、ペダル6の
踏み込み量に拘わらず油圧モータ4の回転速度が低下
し、その結果、走行体の走行速度が低下する。
【0028】キャンセルスイッチ35を開くと、第2の
リレー33がオフしてソレノイドバルブ37がa位置に
復帰するため、油圧シリンダ18のボトム室18Aがタ
ンクと連通され、パイロット弁6の出力圧に応じた位置
へばね18Hの付勢力に抗してピストンロッド18Iは
移動する。このため、エンジン15はアクセルペダル6
aの踏み込み量に応じた回転数にて回転することにな
る。
【0029】このように、第1の実施の形態において
は、ステアリングシリンダ26,27に所定値以上の圧
力が作用した場合に、ペダル6を踏み込んでも走行体の
速度が低下するため、運転者はステアリングシリンダ2
6,27に異常が発生したことを認識することができ
る。
【0030】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、シャトル弁29、圧力スイッチ30、第1および第
2のリレー32,33、ソレノイドバルブ37、油圧源
39、エンジンレバー16、ロッド17およびシリンダ
18が走行性能低下手段を構成する。
【0031】−第2の実施の形態− 次いで、本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、本発明の第2の実施の形態においては、ステアリ
ング装置の構成は上記第1の実施の形態と同一であるた
め、詳細な説明は省略する。図4は本発明の第2の実施
の形態に係るステアリング装置により操舵される建設機
械の走行油圧回路図である。なお、図4においては上記
図3に示す走行油圧回路と同一の構成には同一の参照番
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0032】図4に示すように、第2の実施の形態と第
1の実施の形態とは、可変容量油圧ポンプ1Aを用いる
点と、ソレノイドバルブ37が切り換わることにより駆
動されるシリンダ48が、油圧ポンプ1の傾転角変更部
1aと接続されている点と、シリンダ48の中間室18
Gには走行パイロット圧に代えて油圧ポンプ1Aの吐出
圧が導かれる点とが異なるものである。シリンダ48
は、図5に示すように、ソレノイドバルブ37を介して
油圧源39が接続される第1のボトム室48Aと、タン
クへ連通されるロッド室48Bと、ピストン48C,4
8Dとの仕切板48E間でそれぞれ形成される中間室4
8F,48Gとを有する。中間室48Gには油圧ポンプ
1の出力圧が導かれ、中間室48Fにおける仕切板48
Eとピストン48Cとの間には、ピストン48Cを図5
の左方に付勢するばね48Hが設けられ、ロッド室48
Bにはピストン48Dを図5の左方に付勢するばね48
Jが設けられている。また、ピストン48Cにはピスト
ンロッド48Kが、ピストン48Dにはピストンロッド
48Iが設けられている。
【0033】上述したように、ステアリングシリンダ2
6,27に所定値以上の圧力が作用すると、第1の実施
の形態と同様に、圧力スイッチ30がオンとなる。これ
により、第1のリレー32および第2のリレー33がオ
ンとなり、ソレノイドバルブ37が励磁されてb位置に
切り換わり、油圧源39から吐出される圧油がシリンダ
48のボトム室48Aに供給され、ピストン48Cがば
ね48Hの付勢力に抗して矢印A方向に移動する。これ
により、ピストンロッド48Kがピストン48Dに当接
して、ピストン48Dがばね48Jの付勢力に抗して矢
印A方向に移動する。この結果、ピストンロッド48I
に接続されたロッド19を介して傾転角変更部1aが油
圧ポンプ1Aの傾転角を低下させる方向に回転する。こ
れにより、油圧ポンプ1Aから吐出される圧油の流量も
少なくなって、ペダル6の踏み込み量に拘わらず油圧モ
ータ4の回転速度が低下し、その結果、走行体の走行速
度が低下する。
【0034】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、傾転各変更部1a,シャトル弁29、圧力スイッチ
30、第1および第2のリレー32,33、ソレノイド
バルブ37および油圧源39が走行性能低下手段を構成
する。
【0035】−第3の実施の形態− 次いで、本発明の第3の実施の形態について説明する。
なお、本発明の第3の実施の形態においては、ステアリ
ング装置の構成は上記第1の実施の形態と同一であるた
め、詳細な説明は省略する。図6は本発明の第3の実施
の形態に係るステアリング装置により操舵される建設機
械の走行油圧回路図である。なお、図6においては上記
図3に示す走行油圧回路と同一の構成には同一の参照番
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0036】図6に示すように、第3の実施の形態と第
1の実施の形態とは、管路12a,12bを連通するた
めのソレノイドバルブ40が設けられている点が異なる
ものである。ソレノイドバルブ40は、通常はa位置に
切り換えられているが、図1に示すステアリング装置の
圧力スイッチ30がオンとなると励磁されてb位置に切
り換わるものである。また、油圧ポンプ1には、切換弁
41を介して作業用シリンダ42が取り付けられてい
る。
【0037】次いで、第3の実施の形態の動作について
説明する。上述したように、ステアリングシリンダ2
6,27に所定値以上の圧力が作用すると、第1の実施
の形態と同様に圧力スイッチ30がオンとなる。そし
て、第1のリレー32および第2のリレー33がオンと
なり、ソレノイドバルブ40が励磁されてb位置に切り
換わり、管路12aと管路12bとが連通される。これ
により、油圧モータ4に供給される圧油は、油圧モータ
4、管路12a,12bおよびソレノイドバルブ40に
より構成される閉回路内を流れる。したがって、油圧モ
ータ4の出力トルクが低下するため、油圧モータ4は走
行抵抗によって徐々にその回転速度を低下させ、これに
より、走行体の走行速度が徐々に低下する。この場合、
油圧ポンプ1から作業用シリンダ42に供給される圧油
の流れに対しては何等影響を与えないこととなる。した
がって、走行体の速度が低下したり、走行体が停止して
も、作業用シリンダ42は何等制限を受けることなく油
圧ポンプ1から供給される圧油により駆動することがで
きる。
【0038】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、シャトル弁29、圧力スイッチ30、第1および第
2のリレー32,33、ソレノイドバルブ40が走行性
能低下手段を構成する。
【0039】−第4の実施の形態− 次いで、本発明の第4の実施の形態について説明する。
なお、本発明の第4の実施の形態においては、ステアリ
ング装置の構成は上記第1の実施の形態と同一であるた
め、詳細な説明は省略する。図7は本発明の第4の実施
の形態に係るステアリング装置により操舵される建設機
械の走行油圧回路図である。なお、図7においては上記
図3に示す走行油圧回路と同一の構成には同一の参照番
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0040】図7に示すように、第4の実施の形態と第
1の実施の形態とは、パイロット弁6と、パイロット式
制御弁2のパイロットポート2a,2bとの間に、パイ
ロット圧の供給、遮断を切り換えるソレノイドバルブ4
3が設けられている点が異なるものである。ソレノイド
バルブ43は、通常はa位置に切り換えられているが、
図1に示すステアリング装置の圧力スイッチ30がオン
となると励磁されてb位置に切り換わるものである。
【0041】次いで、第4の実施の形態の動作について
説明する。上述した理由によりステアリングシリンダ2
6,27に所定値以上の圧力が作用すると、第1の実施
の形態と同様に、圧力スイッチ30がオンとなる。そし
て、第1のリレー32および第2のリレー33がオンと
なり、ソレノイドバルブ43が励磁されてb位置に切り
換わる。これにより、パイロットポート2a,2bに作
用していた圧油がソレノイドバルブ43を経てタンク4
4に戻る。このとき、スローリターン弁7の絞り7aに
より戻り油が絞られるからパイロット式制御弁2は徐々
に中立位置に切り換わる。これにより油圧モータ4から
吐出される圧油は、カウンタバランス弁3の絞り3aま
たは3bおよびパイロット式制御弁2内の絞り2cに絞
られるので、流量が多い場合にはまずリリーフ弁11a
または11bが開き大きな油圧ブレーキが働く。この油
圧ブレーキにより減速されて油圧モータ4の吐出流量が
減少するとリリーフ弁11a,11bは閉じ、カウンタ
バランス弁3の絞り3aまたは3bと制御弁2内の絞り
2cを介して油圧モータ4の吐出油が再び油圧モータ4
に戻る循環通路が形成されて油圧モータ4に小さな油圧
ブレーキが働く。そして、走行体は徐々に減速して停止
する。
【0042】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、シャトル弁29、圧力スイッチ30、第1および第
2のリレー32,33、ソレノイドバルブ43が走行性
能低下手段を構成する。
【0043】−第5の実施の形態− 次いで、本発明の第5の実施の形態について説明する。
なお、本発明の第5の実施の形態においては、ステアリ
ング装置の構成は上記第1の実施の形態と同一であるた
め、詳細な説明は省略する。図8は本発明の第5の実施
の形態に係るステアリング装置により操舵される建設機
械の走行油圧回路図である。なお、図8においては上記
図3に示す走行油圧回路と同一の構成には同一の参照番
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0044】図8に示すように、第5の実施の形態と第
1の実施の形態とは、管路12a,12b上に、油圧モ
ータ4への圧油の供給を切り換えるソレノイドバルブ4
5が設けられている点が異なるものである。ソレノイド
バルブ45は、通常はa位置に切り換えられているが、
図1に示すステアリング装置の圧力スイッチ30がオン
となると励磁されてb位置に切り換わるものである。
【0045】次いで、第5の実施の形態の動作について
説明する。上述した理由によりステアリングシリンダ2
6,27に所定値以上の圧力が作用すると、上記と同様
にして圧力スイッチ30がオンとなる。そして、第1の
リレー32および第2のリレー33がオンとなり、ソレ
ノイドバルブ45が励磁されてb位置に切り換わり、油
圧ポンプ1から油圧モータ4へ供給される圧油が遮断さ
れる。これにより、油圧モータ4の回転は停止するた
め、走行体も停止する。
【0046】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、シャトル弁29、圧力スイッチ30、第1および第
2のリレー32,33、ソレノイドバルブ45が走行性
能低下手段を構成する。
【0047】−第6の実施の形態− 次いで、本発明の第6の実施の形態について説明する。
なお、本発明の第6の実施の形態においては、ステアリ
ング装置の構成は上記第1の実施の形態と同一であるた
め、詳細な説明は省略する。図9は本発明の第6の実施
の形態に係るステアリング装置により操舵される建設機
械の走行油圧回路図である。なお、図9においては上記
図3に示す走行油圧回路において、カウンタバランス弁
3、油圧モータ4、リリーフ弁11および管路12a,
12bのみを示すものとする。また、図9には油圧モー
タ4に接続されたミッション50と、パーキングブレー
キ51と、タイヤ87を制動するためのサービスブレー
キ52A〜52Dを示す。
【0048】図9に示すように、第6の実施の形態と第
1の実施の形態とは、パーキングブレーキ51あるいは
サービスブレーキ52A〜52Dにより、走行体の速度
を低減させる点が異なるものである。
【0049】図10は、パーキングブレーキ51および
サービスブレーキ52A〜52Dを駆動するためのブレ
ーキ回路図である。図10に示すように、ブレーキ系統
100は、圧縮空気を送り出す圧気源101からの圧気
でサービスブレーキ52A〜52Dを操作するポジティ
ブ型の主ブレーキ装置108と、圧気源100からの圧
気でブレーキが解除され、その圧気が排気されるとブレ
ーキがかかるネガティブ型のパーキングブレーキ装置1
06とを備えている。そして、本実施の形態では、作業
時に主ブレーキ装置108とパーキングブレーキ装置1
06とを同時にかけるようにしている。
【0050】圧気源101は、エンジン15によって作
動する圧縮機101aのデリベリ側を逆止弁101bを
介してエアタンク101cに接続して構成される。ま
た、エアタンク101cの内圧を一定に保つリリーフ弁
101dが設けられる。エアタンク101cに接続され
た一方の入力管路102aは走行用ブレーキ弁103の
入力ポートに接続され、他方の入力管路102bはブレ
ーキ切換弁104の一方の入力ポートに接続される。ま
た、走行用ブレーキ弁103の出力ポートがブレーキ切
換弁104の他方の入力ポートに接続されている。走行
用ブレーキ弁103は、ペダル103aの踏み込み量に
相応した圧力を出力ポートに出力し、ペタル103aを
解放すると出力ポートが大気ポート103bと連通す
る。また、ブレーキ切換弁104は、ブレーキスイッチ
56を端子T,P,Wにそれぞれ切換え操作することに
より、走行位置(T)、駐車位置(P)および作業位置
(W)の各位置に切り換わる。ブレーキ切換弁104に
も排気ポート104aが設けられている。
【0051】ブレーキ切換弁104の一方の出力ポート
は管路105によってネガティブ型の駐車ブレーキ装置
106に接続されており、他方の出力ポートは管路10
7によってポジティブ型の主ブレーキ装置108に接続
されている。また、走行用ブレーキ弁103の出力ポー
トは逆止弁110が配置された管路109により主ブレ
ーキ装置108に接続され、走行用ブレーキ弁103か
らの圧気が主ブレーキ装置108に直接流れるのを許容
する。
【0052】主ブレーキ装置108に接続された管路1
07は、空圧−油圧変換倍力装置108aの入力ポート
に接続され、その出力ポートが複数の車輪のブレーキシ
リンダ108bに接続される。なお、ブレーキシリンダ
108bによりブレーキシュー108cがブレーキドラ
ム108dを押圧するとブレーキがかかる。また、10
8eは戻りばねである。
【0053】パーキングブレーキ装置106に接続され
た管路105は、エアシリンダ106aの入力ポートに
接続され、そのピストンロッド106bがブレーキレバ
ー106cを介してブレーキシュー106dに連結され
ている。このブレーキシュー106dによりブレーキド
ラム106eを押圧してブレーキがかかる。また、ピス
トンロッド106bには戻りばね106fが遊挿されて
おり、その復元力が常時駐車ブレーキをかける方向に付
勢されている。したがって、この駐車ブレーキ装置10
6は、圧気が供給されるとブレーキ解除、圧気が排気さ
れるとブレーキ作動となる。
【0054】以上のブレーキ系統100では、ブレーキ
スイッチ56を走行位置Tに切換えるとブレーキ切換弁
104が図示のT位置に切換わり、パーキングブレーキ
装置106へ圧気源101から圧気が供給され、パーキ
ングブレーキ51が非作動となり、また、ブレーキペダ
ル103aの踏込みにより、走行時に主ブレーキ装置1
08を作動させていわゆるサービスブレーキ52A〜5
2Dが働く。ブレーキスイッチ56を作業位置Wに切換
えると、ブレーキ切換弁104がW位置に切換わり、ブ
レーキペダル103aの踏込みに拘らず、主ブレーキ装
置108へは圧気が供給されてサービスブレーキ52A
〜52Dが働くとともに、パーキングブレーキ装置10
6から圧気が排気されるのでパーキングブレーキ51が
働く。すなわち、2つのブレーキが同時に働くいわゆる
作業ブレーキ状態となる。ブレーキスイッチ36を駐車
位置Pに切換えると、ブレーキ切換弁104がP位置に
切換わり、パーキングブレーキ装置106から圧気が排
気されてパーキングブレーキ51が働く。主ブレーキ装
置108はブレーキペダル103aの踏込みにより作動
する。
【0055】そして本実施の形態においては、ブレーキ
系統100とブレーキ切換弁104との間に、図1に示
す第2のリレー33と接続されたソレノイドバルブ5
3,54が接続されている。ソレノイドバルブ53,5
4は通常はa位置に切り換えられているが圧力スイッチ
30がオンとなると励磁されてb位置に切り換わる。ソ
レノイドバルブ53,54のb位置には絞り53a,5
4aが設けられている。
【0056】建設機械の走行中、すなわちブレーキスイ
ッチ56が走行位置Tに切り換えられている状態におい
て、タイヤに左右不均一な衝撃力が作用してステアリン
グシリンダ26,27に所定値以上の圧力が作用する
と、上記と同様に圧力スイッチ30がオンとなる。そし
て、第1のリレー32および第2のリレー33がオンと
なり、ソレノイドバルブ53,54が励磁されてb位置
に切り換わる。ここで、ブレーキスイッチ56は走行位
置Tに切り換えられているため、ソレノイドバルブ5
3,54がb位置に切り換わると、ブレーキペダル10
3aの踏込みに拘らず、主ブレーキ装置108へは圧気
が供給されてサービスブレーキ52A〜52Dが働くと
ともに、パーキングブレーキ装置106から圧気が排気
されるのでパーキングブレーキ51が働く。すなわち、
2つのブレーキが同時に働くいわゆる作業ブレーキ状態
と同一の状態となる。また、この際、主ブレーキ装置1
08へ供給される圧気およびパーキングブレーキ装置1
06から排気される圧気は、絞り53a,54aにより
徐々に供給あるいは排気されるため、ブレーキは徐々に
働くこととなる。したがって、走行体が急停止すること
なく、その速度を低減して停止することができる。
【0057】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、シャトル弁29、圧力スイッチ30、第1および第
2のリレー32,33、ソレノイドバルブ53,54、
パーキングブレーキ51およびサービスブレーキ52A
〜52Dが走行性能低下手段を構成する。また、パーキ
ングブレーキ51やサービスブレーキ52A〜52dが
ブレーキ手段を構成する。
【0058】−第7の実施の形態− 次いで、本発明の第7の実施の形態について説明する。
図11は本発明の第7の実施の形態に係るステアリング
装置の油圧回路図である。なお、図11においては上記
図1に示す油圧回路と同一の構成には同一の参照番号を
付し、詳細な説明は省略する。
【0059】図11に示すように、第7の実施の形態と
第1の実施の形態とは、第2のリレー33にブザー60
が接続されている点が異なるものである。
【0060】次いで、第7の実施の形態の動作について
説明する。建設機械のタイヤに物体が衝突してステアリ
ングシリンダ26,27に所定値以上の圧力が作用する
と、先に説明したとおり、圧力スイッチ30がオンとな
る。そして、第1のリレー32および第2のリレー33
がオンとなって、これによりブザー60がオンとなり警
報を発する。そしてこの警報によりステアリングシリン
ダ26,27に高圧が発生したことを認識することがで
きる。
【0061】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、シャトル弁29、圧力スイッチ30、第1および第
2のリレー32,33およびブザー60が警報発生手段
を構成する。
【0062】なお、本発明は、エンジンの出力軸の回転
を機械的にフロントおよびリアクスルに伝達する機械駆
動走行装置で走行するもの、あるいはHST走行装置で
走行するものにも同様に適用される。また、ホイール式
油圧ショベルに限定されない。さらにまた、ステアリン
グバルブを用いたパワーステアリング装置について説明
したが、本発明はこれ以外のパワーステアリング装置に
も適用できる。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1か
ら請求項8の発明によれば、ステアリングシリンダに所
定値以上の圧力が作用した場合に、走行体の走行体の速
度が低下するため、走行体の外観上変化がなくても、運
転者はステアリングシリンダに異常が発生したことを認
識することができる。請求項9の発明によれば、ステア
リングシリンダに所定値以上の圧力が作用した場合に、
警報発生手段から警報が発せられるため、運転者はステ
アリングシリンダに異常が発生したことを認識すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るステアリング
装置の油圧回路図
【図2】ステアリング装置により操舵がされる建設機械
の走行油圧回路図
【図3】シリンダの構成を示す断面図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るステアリング
装置により操舵される建設機械の走行油圧回路図
【図5】シリンダの構成を示す断面図
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るステアリング
装置により操舵される建設機械の走行油圧回路図
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るステアリング
装置により操舵される建設機械の走行油圧回路図
【図8】本発明の第5の実施の形態に係るステアリング
装置により操舵される建設機械の走行油圧回路図
【図9】本発明の第6の実施の形態に係るステアリング
装置により操舵される建設機械の走行油圧回路図
【図10】本発明の第6の実施の形態に係るステアリン
グ装置に適用されるブレーキ回路図
【図11】本発明の第7の実施の形態に係るステアリン
グ装置の油圧回路図
【図12】従来のステアリング装置の油圧回路図
【図13】ステアリング装置が適用されるホイール式油
圧ショベルの構成を示す側面図
【符号の説明】
21 ステアリングホイール 22 ステアリングバルブ 23 ステアリングポンプ 26,27 ステアリングシリンダ 29 シャトル弁 30 圧力スイッチ 32,33 リレー 37,40,43,45,53,54 ソレノイドバル
ブ 60 ブザー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの回転に応じて圧
    油をステアリングシリンダへ供給して走行体を操舵する
    ステアリング装置において、 前記ステアリングシリンダに所定値以上の圧が作用した
    場合に、前記走行体の走行性能を低下させる走行性能低
    下手段を備えたことを特徴とするステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記走行性能低下手段は、前記走行体を
    走行させるエンジンの回転数を低下させる手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記走行体が、可変容量油圧ポンプと、
    該可変容量油圧ポンプから供給される圧油により駆動し
    て該走行体を走行させる油圧モータとを有し、前記走行
    性能低下手段は、前記可変容量油圧ポンプの吐出容量を
    低下させる手段であることを特徴とする請求項1記載の
    ステアリング装置。
  4. 【請求項4】 前記走行体が、油圧源と、該油圧源から
    2つのメインラインを経て供給される圧油により駆動し
    て該走行体を走行させる油圧モータとを有し、前記走行
    性能低下手段は、前記2つのメインラインを連通させる
    手段であることを特徴とする請求項1記載のステアリン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 前記走行体が、油圧源と、該油圧源から
    2つのメインラインを経て供給される圧油により駆動し
    て該走行体を走行させる油圧モータと、該油圧源から該
    油圧モータに供給される圧油の方向を切り換えることに
    より該油圧モータの回転方向を切り換える、前記2つの
    メインラインを連通させる中立位置を有するパイロット
    切換弁とを有し、前記走行性能低下手段は、前記パイロ
    ット切換弁を中立位置に切り換える手段であることを特
    徴とする請求項1記載のステアリング装置。
  6. 【請求項6】 前記油圧源が、他のアクチュエータの油
    圧源と兼用されていることを特徴とする請求項4または
    5記載のステアリング装置。
  7. 【請求項7】 前記走行性能低下手段は、前記走行体を
    停止させるブレーキ手段であることを特徴とする請求項
    1記載のステアリング装置。
  8. 【請求項8】 前記ブレーキ手段は、前記走行体を徐々
    に減速させて停止する手段であることを特徴とする請求
    項7記載のステアリング装置。
  9. 【請求項9】 ステアリングホイールの回転に応じて圧
    油をステアリングシリンダへ供給して走行体を操舵する
    ステアリング装置において、 前記ステアリングシリンダに所定値以上の圧が作用した
    場合に、警報を発する警報発生手段を備えたことを特徴
    とするステアリング装置。
JP8226584A 1996-08-28 1996-08-28 ステアリング装置 Pending JPH1067334A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8226584A JPH1067334A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 ステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8226584A JPH1067334A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 ステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1067334A true JPH1067334A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16847473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8226584A Pending JPH1067334A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 ステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1067334A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016113878A (ja) * 2014-12-18 2016-06-23 日立建機株式会社 作業車両
CN108547817A (zh) * 2018-07-02 2018-09-18 北京华海基业机械设备有限公司 双路快速切断阀
WO2020262975A1 (ko) * 2019-06-27 2020-12-30 김병식 에너지 변환 장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016113878A (ja) * 2014-12-18 2016-06-23 日立建機株式会社 作業車両
CN108547817A (zh) * 2018-07-02 2018-09-18 北京华海基业机械设备有限公司 双路快速切断阀
WO2020262975A1 (ko) * 2019-06-27 2020-12-30 김병식 에너지 변환 장치
US11946458B2 (en) 2019-06-27 2024-04-02 Byeongsik KIM Energy conversion apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4327284B2 (ja) 四輪駆動車両
JP2001001918A (ja) 油圧式パワーステアリング装置
JPH1067334A (ja) ステアリング装置
CA2358193C (en) Force feedback and pressure equalization brake system
JPH09207806A (ja) クローラ走行式作業車の操向操作装置
JP3670718B2 (ja) 油圧走行車両の油圧制御装置
JP2001171505A (ja) 車両の補助制動装置
JPH07112827B2 (ja) 閉回路油圧トランスミッションの油圧回路
JP3784325B2 (ja) 移動農機の操向制御装置
JP3243411B2 (ja) 走行用油圧モータの制御回路
JP3763899B2 (ja) 操向制御装置
JP3739518B2 (ja) 油圧走行装置のブレーキ装置
JP2527841Y2 (ja) 液圧式走行ブレーキを備えた油圧駆動走行車両
JPH11310122A (ja) 移動農機の旋回補助ブレーキ装置
JP3784324B2 (ja) 移動農機の操向制御装置
JP2644268B2 (ja) 油圧駆動車両の走行油圧制御装置
JP2006258237A (ja) 液圧モータユニット
JP2749611B2 (ja) ロードセンシングシステムを用いた油圧駆動装置
JPS6330579Y2 (ja)
JPH10250615A (ja) クローラの操作装置
JPH05247972A (ja) 建設機械の油圧回路
JPH0646744Y2 (ja) 作業車の走行操作装置
JPH0638934Y2 (ja) 走行車輌の走行速度切換装置
JPH09177964A (ja) 車両用流体圧駆動装置
JPS63235702A (ja) 油圧モ−タの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412