JPH05247972A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

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JPH05247972A
JPH05247972A JP8157092A JP8157092A JPH05247972A JP H05247972 A JPH05247972 A JP H05247972A JP 8157092 A JP8157092 A JP 8157092A JP 8157092 A JP8157092 A JP 8157092A JP H05247972 A JPH05247972 A JP H05247972A
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Kiyonobu Hirose
清信 広瀬
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回用ブレーキのブレーキ解除を走行用ブレ
ーキのブレーキ解除よりも優先的に行い、上部旋回体の
旋回動作開始を滑らかに行って作業の安全性を高める。 【構成】 走行用ブレーキ管路25の途中に設けられた
シャトル弁33と旋回用ブレーキ管路27とを接続する
分岐管路28の途中に優先切換弁41を設ける。この優
先切換弁41は常時はばね41Bにより遮断位置(イ)
にあり、切換弁34がブレーキ解除用の圧油で排出位置
(イ)から供給位置(ロ)に切換えられた後に、圧油が
油圧パイロット部41Aに供給されることにより、優先
切換弁41は供給位置(ロ)に切換られる。このため、
旋回用制御弁20が中立位置(イ)から切換位置
(ロ),(ハ)に切換られたときに、ブレーキ解除用の
圧油を走行用ブレーキ8のよりも旋回用ブレーキ10に
優先的に供給でき、該旋回用ブレーキ10のブレーキ解
除を素早く行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル,
油圧クレーン等のように下部走行体および上部旋回体を
備えた建設機械の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで、図4ないし図6に基づいて従来
技術の建設機械としての油圧ショベルおよびその油圧回
路を説明する。
【0003】図中、1は後述する走行用油圧モータ7等
を備え、一対の履帯1A,1Aを有する下部走行体、2
は該下部走行体1上に旋回可能に搭載され、後述の旋回
用油圧モータ9により旋回される上部旋回体を示し、該
上部旋回体2には、エンジン,後述の油圧ポンプ11お
よびパイロットポンプ23等を内蔵した機械室3と、該
機械室3の前部に位置する運転室4と、機械室3の後部
に位置するカウンタウエイト5とが設けられている。そ
して、該上部旋回体2の運転室4内には、走行用操作レ
バーおよび旋回用作業レバー等の操作レバー(いずれも
図示せず)が設けられている。
【0004】6は上部旋回体2の前部に設けられた作業
装置を示し、該作業装置6は、ブーム6A,アーム6
B,バケット6C等から大略構成され、これらは運転室
4内の作業用操作レバーによりそれぞれ回動されるよう
になっている。
【0005】次に、図5に基づいて従来技術として油圧
ショベルの油圧回路を例に挙げ説明する。
【0006】7は下部走行体1に搭載された一対の走行
用油圧モータ(一方のみ図示)を示し、該走行用油圧モ
ータ7は例えば斜軸型,斜板型またはラジアルピストン
型の可変容量型の油圧モータにより構成され、図示しな
いサーボアクチュエータ等により容量可変にしてトルク
を調整し、一方、出力軸7Aは減速装置,走行装置(い
ずれも図示せず)等に接続され該各装置を介して下部走
行体1の各履帯1Aを駆動させる。
【0007】8は走行用油圧モータ7の出力軸7A側に
設けられた走行用ブレーキを示し、該走行用ブレーキ8
には、ブレーキピストン8Aを常時一側に付勢すること
によって、摩擦板8Bを出力軸7Aに摩擦係合させ、該
出力軸7Aに制動力を与えるばね8Cと、ブレーキ解除
用の圧油が供給させることにより該ばね8Cに抗してブ
レーキピストン8Aを他側に押圧し、摩擦板8Bによる
出力軸7Aの制動を解除させる油圧室8Dとが設けられ
ている。そして、該走行用ブレーキ8は走行用油圧モー
タ7の停止時には出力軸7Aに制動力を与え、作動時に
は後述するシャトル弁33から出力側走行用ブレーキ管
路部25Bを介して供給されるブレーキ解除用の圧油に
よって制動状態を自動的に解除するネガティブ型のブレ
ーキ装置として構成され、該走行用ブレーキ8は後述す
る走行用油圧ブレーキ弁19等と共に走行用油圧モータ
7のケーシング(図示せず)に内蔵されている。
【0008】9は上部旋回体2に搭載された旋回用油圧
モータを示し、該旋回用油圧モータ9は固定容量型の油
圧モータにより構成され、出力軸9Aは減速装置,旋回
装置(いずれも図示せず)等を介して下部走行体1に対
して上部旋回体2を旋回駆動させる。
【0009】10は旋回用油圧モータ9の出力軸9A側
に設けられた旋回用ブレーキを示し、該旋回用ブレーキ
10には、ブレーキピストン10Aを常時一側に付勢す
ることによって摩擦板10Bを出力軸9Aに摩擦係合さ
せ、該出力軸9Aに制動力を与えるばね10Cと、圧油
が供給させることにより該ばね10Cに抗してブレーキ
ピストン10Aを他側に押圧し、摩擦板10Bによる出
力軸9Aの制動を解除させる油圧室10Dとが設けられ
ている。そして、該旋回用ブレーキ10は旋回用油圧モ
ータ9の停止時には出力軸9Aに制動力を与え、作動時
には後述する切換弁34から出力側旋回用ブレーキ解除
圧供給管路部26Bを介して供給される圧油によって制
動状態を自動的に解除するネガティブ型のブレーキ装置
として構成され、該旋回用ブレーキ10は後述する旋回
用油圧ブレーキ弁21,切換弁34等と共に旋回用油圧
モータ9のケーシング(図示せず)に内蔵されている。
【0010】11は油圧源となる油圧ポンプを示し、該
油圧ポンプ11からは走行用および旋回用の圧油が前記
走行用油圧モータ7および旋回用油圧モータ9に後述の
主管路12を介して給排し、この圧油により各出力軸7
A,9Aを回転させる。なお、前記油圧ポンプ11は、
作業装置6の各シリンダ等を差動する圧油としても使用
される。
【0011】12は油圧ポンプ11およびタンク13に
各油圧モータ7,9を接続する主管路を示し、該主管路
12は後述する走行用制御弁18の入力側に接続される
入力側走行用主管路部14A,14Bと、走行用制御弁
18の出力側に接続される出力側走行用主管路部14
C,14Dとからなる走行用主管路14,旋回用制御弁
20の入力側に接続される入力側旋回用主管路部15
A,15Bと、旋回用制御弁20の出力側に接続される
出力側旋回用主管路部15C,15Dとからなる旋回用
主管路15,前記入力側走行用主管路部14Aおよび入
力側旋回用主管路部15Aとを接続するバイパス主管路
16,前記入力側走行用主管路部14Bおよび入力側旋
回用主管路部15Bとを接続し、タンク13と連通する
ドレン管路17とからなる。
【0012】18は主管路12のうち走行用主管路14
の途中に設けられた走行用制御弁を示し、該走行用制御
弁18はスプリングセンタ型の6ポート3位置の方向切
換弁として構成され、入力側は前記入力側走行用主管路
部14A,14Bに接続され、出力側は出力側走行用主
管路部14C,14Dに接続され、走行用油圧ブレーキ
弁19を介して走行用油圧モータ7に接続されている。
また、該走行用制御弁18は常時は中央の中立位置
(イ)に保持され、油圧パイロット部18A,18Bに
パイロット圧油が供給されると左右の切換位置(ロ),
(ハ)に切り換わり、油圧ポンプ11からの圧油および
副油圧源としてのパイロットポンプ23からのブレーキ
解除用の圧油を制御するものである。
【0013】そして、該走行用制御弁18は運転室4に
設けられた走行用操作レバーを運転者が手動操作する
と、油圧パイロット部18A,18Bにパイロット圧油
が給排されて切換えられ、中立位置(イ)では走行用油
圧モータ7を停止させ、切換位置(ロ),(ハ)に切換
操作してときには走行用油圧モータ7を一方向,他方向
に回転させ、油圧ショベルを図4のA方向,B方向に前
進,後退させるようになっている。また、走行用油圧ブ
レーキ弁19は走行用油圧モータ7の停止時等に走行用
油圧モータ7の慣性回転を吸収し、該走行用油圧モータ
7を徐々に停止させるようになっている。
【0014】20は主管路12のうち旋回用主管路15
の途中に設けられた旋回用制御弁を示し、該旋回用制御
弁20はスプリングセンタ型の6ポート3位置の方向切
換弁として構成され、入力側は前記入力側旋回用主管路
部15A,15Bに接続され、出力側は出力側旋回用主
管路部15C,15Dに接続され、旋回用油圧ブレーキ
弁21およびチャージ用逆止弁22A,22Bを介して
走行用油圧モータ7に接続されている。また、該旋回用
制御弁20は常時は中央の中立位置(イ)に保持され、
油圧パイロット部20A,20Bにパイロット圧油が供
給されると左右の切換位置(ロ),(ハ)に切り換わ
り、油圧ポンプ11からの圧油およびパイロットポンプ
23からのブレーキ解除用の圧油を制御するものであ
る。
【0015】そして、該旋回用制御弁20は運転室4に
設けられた旋回用操作レバーを運転者が手動操作する
と、油圧パイロット部20A,20Bにパイロット圧油
が給排されて切換えられ、中立位置(イ)では旋回用油
圧モータ9を停止させ、切換位置(ロ),(ハ)に切換
操作してときには旋回用油圧モータ9を一方向,他方向
に回転させ、上部旋回体2を図4のC方向,D方向に左
旋回,右旋回させるようになっている。
【0016】23は副油圧源となるパイロットポンプを
示し、該パイロットポンプ23からの圧油は後述のブレ
ーキ管路24を介して走行用ブレーキ8,旋回用ブレー
キ10および切換弁34に供給される。
【0017】24はパイロットポンプ23からの圧油を
各ブレーキ8,10および切換弁34に供給するブレー
キ管路を示し、該ブレーキ管路24は走行用ブレーキ管
路25,旋回用ブレーキ解除圧供給管路26,旋回用ブ
レーキ管路27,分岐管路28および走行検出管路2
9,旋回検出管路30等とからなる。
【0018】ここで、前記走行用ブレーキ管路25はパ
イロットポンプ23と走行用ブレーキ8の油圧室8Dと
の間をシャトル弁33を介して接続し、パイロットポン
プ23とシャトル弁33までの間が入力側走行用ブレー
キ管路部25A,シャトル弁33と油圧室8Dまでの間
が出力側走行用ブレーキ管路部25Bとなり、前記入力
側走行用ブレーキ管路部25Aの途中には絞り31が設
けられている。
【0019】また、前記旋回用ブレーキ解除圧供給管路
26はパイロットポンプ23と旋回用ブレーキ10の油
圧室10Dとの間を切換弁34を介して接続し、パイロ
ットポンプ23と切換弁34までの間が入力側旋回用ブ
レーキ解除圧供給管路部26A,切換弁34と油圧室1
0Dまでの間が出力側旋回用ブレーキ解除圧供給管路部
26Bとなる。
【0020】さらに、前記旋回用ブレーキ管路27はパ
イロットポンプ23と切換弁34の油圧パイロット部3
4Aとを接続し、該旋回用ブレーキ管路27の途中には
絞り32が設けられている。
【0021】一方、前記分岐管路28は一端側が前記旋
回用ブレーキ管路27に接続され、他端側が前記走行用
ブレーキ管路25の途中に設けられたシャトル弁33に
接続され、該シャトル弁33の入力側に走行用ブレーキ
管路25のブレーキ解除圧または旋回用ブレーキ管路2
7のブレーキ解除圧を供給する。
【0022】また、前記走行検出管路29は前記入力側
走行用ブレーキ管路部25Aとドレン管路17を走行用
制御弁18を介して接続し、該走行用制御弁18が中立
位置(イ)にあるときには、走行検出管路29をタンク
13に連通させることによって、圧油を該タンク13に
流出させ、圧油が入力側走行用ブレーキ管路部25Aを
介してシャトル弁33に供給されるのを防止する。一
方、切換位置(ロ),(ハ)にあるときには、走行検出
管路29を遮断することによって、圧油を入力側走行用
ブレーキ管路部25Aを介してシャトル弁33にブレー
キ解除用の圧油として供給する。
【0023】さらにまた、前記旋回検出管路30は前記
旋回用ブレーキ管路27とドレン管路17を旋回用制御
弁20を介して接続し、該旋回用制御弁20が中立位置
(イ)にあるときには、旋回検出管路30を連通させ、
圧油をタンク13に流出させ、圧油が旋回用ブレーキ管
路27,分岐管路28を介して切換弁34の油圧パイロ
ット部34A,シャトル弁33に供給されるのを防止す
る。一方、切換位置(ロ),(ハ)にあるときには、旋
回検出管路30を遮断し、圧油を旋回用ブレーキ管路2
7,分岐管路28を介して切換弁34の油圧パイロット
部34A,シャトル弁33にブレーキ解除用の圧油とし
て供給する。
【0024】33は走行用ブレーキ管路部25の途中に
設けられ、分岐管路28が接続された高圧選択弁として
のシャトル弁を示し、該シャトル弁33は入力側走行用
ブレーキ管路部25A,分岐管路28のうち高圧側のブ
レーキ解除用の圧油を選択し、出力側走行用ブレーキ管
路部25Bを介してブレーキ解除用の圧油を走行用ブレ
ーキ8の油圧室8Dへと供給するようになっている。
【0025】34は旋回用ブレーキ解除圧供給管路26
の途中に設けられた油圧パイロット式切換弁(以下、
「切換弁34」という)を示し、該切換弁34の油圧パ
イロット部34Aは旋回用ブレーキ管路27に接続され
ている。そして、該切換弁34は、油圧パイロット部3
4Aにブレーキ解除用の圧油が供給されていないときに
は、ばね34Bにより排出位置(イ)となって、旋回用
ブレーキ10の油圧室10D内の圧油をドレン配管35
を介して旋回用油圧モータ9に排出し、該旋回用油圧モ
ータ9の出力軸9Aに制動力を付与し、油圧パイロット
部34Aにブレーキ解除用の圧油が供給されたときに
は、供給位置(ロ)となって、入力側旋回用ブレーキ解
除圧供給管路部26Aからの圧油を出力側旋回用ブレー
キ解除圧供給管路部26Bを介して旋回用ブレーキ10
の油圧室10Dに供給し、摩擦板10Bによる出力軸9
Aの制動を解除させる。
【0026】36,37はリリーフ弁をそれぞれ示し、
該リリーフ弁36は油圧ポンプ11とタンク13との間
に設けられ、該油圧ポンプ11から主管路12を介して
供給される圧油の圧力を所定圧力以下にして、油圧ポン
プ11の保護を図るものである。また、リリーフ弁37
はパイロットポンプ23とタンク13との間に設けら
れ、該パイロットポンプ23からブレーキ管路24を介
して供給される圧油の圧力を所定圧力以下にして、パイ
ロットポンプ23の保護を図ることができる。
【0027】従来技術における油圧回路は、上述の如く
構成されるが、次に油圧ショベルの走行,旋回の動作に
ついて説明する。
【0028】まず、下部走行体1の走行について述べ
る。走行用制御弁18が中立位置(イ)にあるときに
は、油圧ポンプ11からの走行用の圧油はタンク13に
排出され、走行用油圧モータ7には供給されない。ま
た、パイロットポンプ23からの圧油は走行検出管路2
9を介してタンク13に排出され、シャトル弁33にブ
レーキ解除用の圧油の圧力が立つのを防止している。こ
のため、走行用油圧モータ7の出力軸7Aも回転せず、
かつ走行用ブレーキ8のばね8Cの付勢力により制動力
を発生しているから、下部走行体1を停止状態で維持す
る。
【0029】一方、走行用制御弁18が切換位置
(ロ),(ハ)に切換られると、油圧は出力側走行用主
管路部14C,14Dおよび走行用油圧ブレーキ弁19
を介して走行用油圧モータ7に供給され、出力軸7Aの
回転を開始する。また、圧油は走行検出管路29が遮断
されることにより、入力側走行用ブレーキ管路部25A
に圧力が立ってブレーキ解除用の圧油となり、該圧油は
走行用ブレーキ管路25およびシャトル弁33を介して
走行用ブレーキ8の油圧室8Dに供給され、出力軸7A
の制動を解除する。そして、走行用油圧モータ7の駆動
を開始し、下部走行体1は走行用制御弁18の切換位置
(ロ),(ハ)に対応した前進,後退を行なうようにな
る。
【0030】さらに、走行用制御弁18が中立位置
(イ)に切換られると、走行用油圧モータ7への走行用
の圧油の供給が中止され、走行用油圧ブレーキ弁19に
より出力軸7Aが急に停止するのを防止し、徐々に停止
させるようになっている。また、走行用ブレーキ8の油
圧室8Dへのブレーキ解除用の圧油の供給を中止し、該
油圧室8D内の圧油はばね8Cにより押出され、走行用
ブレーキ管路25,走行検出管路29およびドレン管路
17を介してタンク13に排出され、摩擦板8Bによっ
て出力軸7Aを摩擦係合する。そして、該出力軸7Aに
制動力を発生させ、下部走行体1の走行を機械的に停止
させる。
【0031】次に、上部旋回体2の旋回について述べ
る。旋回用制御弁20が中立位置(イ)にあるときに
は、油圧ポンプ11からの旋回用の圧油はタンク13に
排出され、旋回用油圧モータ9には供給されない。ま
た、パイロットポンプ23からの圧油は旋回検出管路3
0を介してタンク13に排出され、旋回用ブレーキ管路
27を介して切換弁34の油圧パイロット部34Aにブ
レーキ解除用の圧油の圧力が立つのを中止し、該切換弁
34を排出位置(イ)にして旋回用ブレーキ解除圧供給
管路26の圧油が旋回ブレーキ10に供給されるのを防
止している。このため、旋回用油圧モータ9の出力軸9
Aも回転せず、かつ旋回用ブレーキ10のばね10Cの
付勢力により制動力を発生しているから、上部旋回体2
を旋回停止状態のまま維持する。
【0032】一方、旋回用制御弁20が切換位置
(ロ),(ハ)に切換られると、旋回用の油圧は出力側
旋回用主管路部15C,15Dおよび旋回用油圧ブレー
キ弁21を介して旋回用油圧モータ9に供給され、出力
軸9Aの回転を開始する。また、圧油は旋回検出管路3
0が遮断されることにより、旋回用ブレーキ管路27,
分岐管路28に圧力が立ってブレーキ解除用の圧油とな
り、この圧油は該各管路27,28を介して切換弁34
の油圧パイロット部34A,シャトル弁33にそれぞれ
供給される。そして、該切換弁34の油圧パイロット部
34Aに供給されたブレーキ解除用の圧油により供給位
置(ロ)に切換られ、入力側旋回用ブレーキ解除圧供給
管路部26A内の圧油を出力側旋回用ブレーキ解除圧供
給管路部26Bを介して旋回用ブレーキ10の油圧室1
0Dに供給し、出力軸9Aの制動を解除する。そして、
旋回用油圧モータ9の駆動を開始し、上部旋回体2は旋
回用制御弁20の切換位置(ロ),(ハ)に対応した左
旋回,右旋回を行なう。
【0033】また、旋回作動時には、シャトル弁33に
分岐管路28を介して供給されたブレーキ用の圧油は、
出力側走行用ブレーキ管路部25Bを介して走行用ブレ
ーキ8の油圧室8Dに供給され、出力軸7Aの制動力を
解除する。これにより、旋回時にはその反力によって、
走行用ブレーキ8に無理な力が加わるのを確実に防止
し、該走行用ブレーキ8の耐久性を向上させるようにな
っている。
【0034】さらに、旋回用制御弁21が中立位置
(イ)に切換られると、旋回用油圧モータ9への圧油の
供給が中止され、旋回用油圧ブレーキ弁21により出力
軸9Aを制動状態にする。また、旋回用ブレーキ10の
油圧室10D,走行用ブレーキ8の油圧室8Dへの圧油
の供給を中止する。そして、旋回用ブレーキ10におい
ては切換弁34の油圧パイロット部34Aに旋回用ブレ
ーキ管路27を介してブレーキ解除用の圧油が供給され
ず、供給位置(ロ)から排出位置(イ)に切換えられ、
油圧室10D内の圧油はばね10Cにより押出され、ド
レン配管35,旋回用油圧モータ9を介してタンク13
に排出され、摩擦板10Bによって出力軸9Aを摩擦係
合し、上部旋回体2を拘束し、旋回停止位置で固定す
る。一方、走行用ブレーキ8においては該油圧室8D内
の圧油はばね8Cにより押出され、走行用ブレーキ管路
25,走行検出管路29およびドレン管路17を介して
タンク13に排出され、摩擦板8Bによって出力軸7A
を摩擦係合し、下部走行体1の各履帯1Aに制動力を与
え、走行停止位置に維持させる。
【0035】なお、旋回用ブレーキ10は旋回用油圧モ
ータ9と一体のケーシング内に設けられるものであるか
ら、旋回用ブレーキ10のブレーキ解除時には旋回用ブ
レーキ管路27を介してブレーキ解除用の圧油を切換弁
34の油圧パイロット部34Aに供給し、排出位置
(イ)から供給位置(ロ)に切換え、旋回用ブレーキ解
除圧供給管路26を連通させ、圧油を旋回用ブレーキ1
0の油圧室10Dに供給してブレーキ解除を行なうよう
にしたが、図6に示すように、切換弁34を廃止し、走
行用ブレーキ8と同様に、旋回用ブレーキ10の油圧室
10Dに旋回用ブレーキ管路27からのブレーキ解除用
の圧油を直接供給するようにしてもよい。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、旋回用制御弁20を中立位置(イ)から切
換位置(ロ),(ハ)に切換えると、旋回検出管路30
が遮断されることによって、圧油は切換弁34を介して
旋回用ブレーキ10の油圧室10Dに供給されると共
に、シャトル弁33を介して走行用ブレーキ8の油圧室
8Dにも同時に供給される。なお、走行用油圧モータ7
は下部走行体1に一対搭載され、走行用ブレーキ管路2
5も一対配設されているため、該走行用ブレーキ管路2
5に供給され易くなる。このため、旋回用制御弁20が
切換位置(ロ),(ハ)に切換えられることにより、旋
回用ブレーキ管路27,分岐管路28に供給されるブレ
ーキ解除用の圧油はシャトル弁33を介して出力側走行
用ブレーキ管路部25Bに供給され易くなる。このた
め、旋回用ブレーキ管路27を介して旋回切換弁34の
油圧パイロット部34Aにブレーキ解除用の圧油が供給
されるのを遅らせることになり、該切換弁34の排出位
置(イ)から供給位置(ロ)への切換に時間を必要とす
る。
【0037】このため、油圧ポンプ11からの旋回用の
圧油により旋回モータ9は出力軸9Aを回転させようと
するが、旋回用ブレーキ10の解除が遅れるために、ブ
レーキが掛かった状態となり、出力軸9Aは旋回用ブレ
ーキ10により拘束されている。そして、途中からブレ
ーキが解除されるため、急激に出力軸9Aが回転を始
め、ブレーキ解除時に異音が発生するという問題があ
る。
【0038】さらに、上部旋回体2の旋回動作を滑らか
に開始させることができず、上部旋回体2が急に旋回開
始するために、事故を引き起こす危険性があり、安全性
に乏しいという問題がある。
【0039】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は上部旋回体の旋回開始を滑らか
に行なうことができる建設機械の油圧回路を提供するこ
とを目的としている。
【0040】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、高圧選択弁と旋
回用ブレーキ管路とを接続すべく、該旋回用ブレーキ管
路から分岐された分岐管路との途中に、旋回用制御弁が
中立位置から切換位置に切換えられたときに、副油圧源
からのブレーキ解除圧を走行用ブレーキよりも旋回用ブ
レーキに優先して供給させる優先供給手段を設けたこと
にある。
【0041】
【作用】上記構成により、優先供給手段は旋回用制御弁
が中立位置から切換位置に切換えられたときに、副油圧
源からのブレーキ解除圧を旋回用ブレーキに走行用ブレ
ーキよりも優先して供給するので、旋回用ブレーキのブ
レーキ解除を迅速に行い、旋回用油圧モータの回転開始
時の拘束を防止することができる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図4ないし図
6に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0043】まず、第1の実施例を図1に示す。
【0044】図中、41は本実施例の優先供給手段とし
ての優先切換弁を示し、該優先切換弁41は2ポート2
位置の油圧パイロット式切換弁からなり、該優先切換弁
41は走行用ブレーキ管路25の途中に設けられたシャ
トル弁33と旋回用ブレーキ管路27とを接続する分岐
管路28の途中に設けられ、該優先切換弁41の油圧パ
イロット部41Aはパイロット管路42を介して出力側
旋回用ブレーキ解除圧供給管路部26Bに接続されてい
る。
【0045】そして、優先切換弁41の油圧パイロット
部41Aに圧油が供給されていないときには、ばね41
Bにより遮断位置(イ)となって、シャトル弁33に圧
油が供給されるのを防止する。また、油圧パイロット部
41Aに圧油が供給されたときには、供給位置(ロ)と
なって、旋回用ブレーキ管路27からのブレーキ解除用
の圧油をシャトル弁33に供給し、該シャトル弁33で
はブレーキ解除用の圧油を出力側走行用ブレーキ管路2
5Bを介して走行用ブレーキ8の油圧室8Dに供給し、
該走行用ブレーキ8を解除する。
【0046】この際、前記優先切換弁41は、パイロッ
ト管路42を介してパイロット圧が供給されても、ばね
41Bのばね荷重により所定の短時間だけ切換遅れを発
生させ、この間シャトル弁33へのブレーキ解除用の圧
油の供給を遅らせることもできる。
【0047】本実施例による油圧ショベルの油圧回路
は、上述の如き構成を有するもので、油圧ショベルの走
行動作および走行用ブレーキ8の作動については従来技
術によるものと格別差異はない。
【0048】然るに、本実施例の油圧回路においては、
旋回用制御弁20が中立位置(イ)から切換位置
(ロ),(ハ)に切換られると、油圧ポンプ11からの
油圧は出力側旋回用主管路部15C,15Dおよび旋回
用油圧ブレーキ弁21を介して旋回用油圧モータ9に供
給され、出力軸9Aの回転を開始する。
【0049】一方、旋回用制御弁20によって旋回検出
管路30が遮断されることにより、パイロットポンプ2
3からの圧油は旋回用ブレーキ管路27を介して切換弁
34の油圧パイロット部34Aにブレーキ解除用の圧油
として供給されると共に、分岐管路28を介して優先切
換弁41にブレーキ解除用の圧油として供給される。こ
の際、優先切換弁41の油圧パイロット部41Aにはパ
イロット圧が作用していないから、該優先切換弁41は
遮断位置(イ)にある。一方、切換弁34は油圧パイロ
ット部34Aに作用するブレーキ解除用の圧油によって
排出位置(イ)から供給位置(ロ)に素早く切換られ、
入力側旋回用ブレーキ解除圧供給管路部26Aからブレ
ーキ解除用の圧油を出力側旋回用ブレーキ解除圧供給管
路部26Bを介して旋回用ブレーキ10の油圧室10D
に供給し、出力軸9Aのブレーキ解除を行なう。
【0050】また、出力側旋回用ブレーキ解除圧供給管
路部26Bに供給される圧油は、旋回用ブレーキ10の
油圧室10Dに供給されると共に、ほぼ同時にパイロッ
ト管路42を介して優先切換弁41の油圧パイロット部
41Aに作用し、ばね41Bに抗して遮断位置(イ)か
ら供給位置(ロ)に切換えられる。これによって、優先
切換弁41,シャトル弁33,出力側走行用ブレーキ管
路25Bを介して旋回用ブレーキ管路27からのブレー
キ解除用の圧油を走行用ブレーキ8の油圧室8Dに供給
し、走行用ブレーキ8のブレーキ解除を行なう。
【0051】かくして、本実施例によれば、シャトル弁
33と旋回用ブレーキ管路27との間を接続する分岐管
路28の途中に、出力側旋回用ブレーキ解除圧供給管路
部26B内の圧油の圧力により遮断位置(イ)から供給
位置(ロ)に切換られる優先切換弁41を設ける。これ
により、旋回用制御弁20が中立位置(イ)から切換位
置(ロ),(ハ)に切換えた後に、切換弁34が迅速に
排出位置(イ)から供給位置(ロ)に切換えることがで
き、走行用ブレーキ8のブレーキ解除よりも旋回用ブレ
ーキ10のブレーキ解除を優先的に行なうことができる
から、旋回用ブレーキ10のブレーキ解除が遅れのを確
実に防止することができる。
【0052】そして、旋回用油圧モータ9の出力軸9A
を供給された旋回用の圧油により回転しようとしたとき
には、旋回用ブレーキ10はブレーキ解除状態にあるか
ら、従来技術のように旋回用ブレーキ10が出力軸9A
を旋回用ブレーキ10で拘束した状態で旋回用油圧モー
タ9の出力軸9Aに回転力が加わるのを防止でき、該旋
回用油圧モータ9の出力軸9Aの回転開始をスムーズに
行なうことができる。従って、旋回用ブレーキ10から
の異音の発生を確実に防止すると共に、上部旋回体2の
旋回動作開始を滑らかに行い、作業の安全性を高めるこ
とができる。
【0053】次に、第2の実施例を図2に示すに、本実
施例の特徴は、高圧選択弁と旋回用ブレーキ管路を接続
する分岐管路の途中に優先供給手段として絞りを設けた
ことにある。なお、実施例では従来技術と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0054】図中、51は本実施例の優先供給手段とし
ての絞りを示し、該絞り51は走行用ブレーキ管路25
の途中に設けられたシャトル弁33と旋回用ブレーキ管
路27とを接続する分岐管路28の途中に設けられてい
る。
【0055】そして、絞り51は旋回用ブレーキ管路2
7に供給されたブレーキ解除用の圧油が、シャトル弁3
3に迅速に供給されるのを遅らせて、切換弁34の油圧
パイロット部34Aに優先的にブレーキ解除用の圧油を
供給するものである。
【0056】然るに、このように構成される本実施例に
おいても、旋回制御弁21を中立位置(イ)から切換位
置(ロ),(ハ)に切換えることにより、油圧は旋回用
油圧モータ9に供給され、出力軸9Aの回転を開始す
る。
【0057】一方、旋回検出管路30が遮断されること
により、パイロットポンプ23からの圧油は旋回用ブレ
ーキ管路27を介して絞り51および切換弁34の油圧
パイロット部34Aにブレーキ解除用の圧油として供給
される。このとき、シャトル弁33に供給されるブレー
キ解除用の圧油は絞り51によりその流れが制限されて
いるから、該切換弁34は排出位置(イ)から供給位置
(ロ)に素早く切換られ、入力側旋回用ブレーキ解除圧
供給管路部26Aからの圧油は出力側旋回用ブレーキ解
除圧供給管路部26Bを介して旋回用ブレーキ10の油
圧室10Dに供給され、出力軸9Aのブレーキ解除を行
なう。
【0058】そして、圧油が旋回用ブレーキ10の油圧
室10Dに供給された後に、分岐管路28内を介してシ
ャトル弁33,出力側走行用ブレーキ管路部25Bを介
して走行用ブレーキ8の油圧室8Dに供給され、該走行
用ブレーキ8のブレーキ解除を行なうようになる。
【0059】かくして、このように構成される第2の実
施例においても、シャトル弁33と旋回用ブレーキ管路
27とを接続する分岐管路28の途中に絞り51を設け
ることにより、旋回用ブレーキ10の油圧室10Dに優
先的にブレーキ解除用の圧油を供給し、該旋回用ブレー
キ10のブレーキ解除を素早く行なうことができ、旋回
用油圧モータ9の出力軸9Aが旋回用の圧油により回転
しようとしたときには、旋回用ブレーキ10はブレーキ
解除状態として該旋回用油圧モータ9の出力軸9Aの回
転開始をスムーズに行なうことができ、上部旋回体2の
旋回動作開始を滑らかに行なうことができる。
【0060】なお、前記第1の実施例では、旋回用ブレ
ーキ10は旋回用油圧モータ9と一体のケーシング内に
設けられるものであるから、旋回用ブレーキ10のブレ
ーキ解除時には旋回用ブレーキ管路27を介してブレー
キ解除用の圧油を切換弁34の油圧パイロット部34A
に供給し、排出位置(イ)から供給位置(ロ)に切換
え、旋回用ブレーキ解除圧供給管路26を連通させ、圧
油を旋回用ブレーキ10の油圧室10Dに供給してブレ
ーキ解除を行なうようにした。しかし、本発明はかかる
構成に限るものでなく図3に示すように、切換弁34を
廃止し、走行用ブレーキ8と同様に、旋回用ブレーキ1
0の油圧室10Dに旋回用ブレーキ管路27からのブレ
ーキ解除用の圧油を直接供給するようにしてもよい。さ
らに、第2の実施例においても、図3と同様に構成する
ことにより切換弁34を廃止することもできる。
【0061】また、前記各実施例では、油圧ショベルの
油圧回路を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、油圧クレーン等のように下部走行体および上部旋回
体を備えた建設機械の油圧回路に用いることができる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、旋
回用ブレーキ管路と走行用ブレーキ管路の途中に設けら
れた高圧選択弁との間を接続する分岐管路の途中に、旋
回用制御弁が中立位置から切換位置に切換えられたとき
に、副油圧源からのブレーキ解除圧を走行用ブレーキよ
りも旋回用ブレーキに優先して供給させる優先供給手段
を設けた構成としたから、走行用ブレーキ側よりも旋回
用ブレーキ側のブレーキ解除を素早く行なうことができ
る。このため、油圧源からの圧油により旋回用油圧モー
タが駆動しようとしたときには、走行用ブレーキのブレ
ーキ解除に優先して旋回用ブレーキがブレーキ解除状態
となっているから、旋回用油圧モータはスムーズに駆動
を開始でき、旋回用ブレーキのブレーキ解除時の異音の
発生および上部旋回体の急旋回を防止することができ、
作業の安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧ショベルの油
圧回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例による油圧ショベルの油
圧回路図である。
【図3】本発明による第1の実施例の変形例を示す油圧
回路図である。
【図4】従来技術による油圧ショベルの斜視図である。
【図5】従来技術による油圧ショベルの油圧回路図であ
る。
【図6】従来技術による変形例を示す油圧回路図であ
る。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 7 走行用油圧モータ 8 走行用ブレーキ 9 旋回用モータ 10 旋回用ブレーキ 11 油圧ポンプ(油圧源) 12 主管路 13 タンク 14 走行用主管路 15 旋回用主管路 16 バイパス主管路 17 ドレン管路 18 走行用制御弁 20 旋回用制御弁 23 パイロットポンプ(副油圧源) 24 ブレーキ管路 25 走行用ブレーキ管路 26 旋回用ブレーキ解除圧供給管路 27 旋回用ブレーキ管路 28 分岐管路 29 走行検出管路 30 旋回検出管路 33 シャトル弁(高圧選択弁) 34 パイロット式切換弁 41 優先切換弁(優先供給手段) 42 パイロット管路 51 絞り(優先供給手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体に設けられた走行用油圧モー
    タと、該走行用油圧モータに付設され、常時は該走行用
    油圧モータに制動力を付与し、ブレーキ解除圧が供給さ
    れたときに制動力を解除するネガティブ型の走行用ブレ
    ーキと、前記走行用油圧モータを油圧源に接続する主管
    路の途中に設けられ、中立位置から切換位置に切換える
    ことによって前記油圧源からの油圧を該走行用油圧モー
    タに給排する走行用制御弁と、前記下部走行体に搭載さ
    れた上部旋回体を旋回させる旋回用油圧モータと、該旋
    回用油圧モータに付設され、常時は該旋回用油圧モータ
    に制動力を付与し、ブレーキ解除圧が供給されたときに
    制動力を解除するネガティブ型の旋回用ブレーキと、前
    記旋回用油圧モータを油圧源に接続する主管路の途中に
    設けられ、中立位置から切換位置に切換えることによっ
    て前記油圧源からの圧油を該旋回用油圧モータに給排す
    る旋回用制御弁と、前記走行用制御弁が中立位置から切
    換位置に切換えられたときに、副油圧源からのブレーキ
    解除圧を走行用ブレーキに供給させる走行用ブレーキ管
    路と、前記旋回用制御弁が中立位置から切換位置に切換
    えられたときに、副油圧源からのブレーキ解除圧を旋回
    用ブレーキに供給させる旋回用ブレーキ管路と、該旋回
    用ブレーキ管路から分岐した分岐管路と、前記走行用ブ
    レーキ管路の途中に位置して該走行用ブレーキ管路と分
    岐管路とに接続して設けられ、該走行用ブレーキ管路と
    分岐管路とのうち、高圧側の圧力を前記走行用ブレーキ
    にブレーキ解除圧として供給する高圧選択弁とを備えた
    建設機械の油圧回路において、前記分岐管路の途中には
    前記旋回用制御弁が中立位置から切換位置に切換えられ
    たときに、前記副油圧源からのブレーキ解除圧を前記走
    行用ブレーキよりも前記旋回用ブレーキに優先して供給
    させる優先供給手段を設けたことを特徴とする建設機械
    の油圧回路。
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