JP2006077427A - ホイール式油圧ショベル - Google Patents
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Abstract
【課題】 ホイール式油圧ショベルにおいて、アクセルペダルによる走行用流量制御弁への流量指令を抑制可能なインチングペダルを追加し、インチングペダルの操作で走行用流量制御弁における走行用油圧モータへの流量を抑制可能とする。
【解決手段】 エンジンにより駆動される油圧ポンプ7から供給される圧油によりホイールを駆動する走行用油圧モータ15a,16aへの圧油供給の制御を行う走行用流量制御弁15b、16bと、エンジンの回転数指令と走行用流量制御弁への流量指令を同時に操作可能なアクセルペダル35による走行用流量制御弁への流量指令を抑制可能なインチングペダル36を有し、アクセルペダルとインチングペダルとの連携操作により、ペダル操作だけでエンジンの回転数と走行用油圧モータへの流量を独立して制御可能なように構成する。
【選択図】 図4
【解決手段】 エンジンにより駆動される油圧ポンプ7から供給される圧油によりホイールを駆動する走行用油圧モータ15a,16aへの圧油供給の制御を行う走行用流量制御弁15b、16bと、エンジンの回転数指令と走行用流量制御弁への流量指令を同時に操作可能なアクセルペダル35による走行用流量制御弁への流量指令を抑制可能なインチングペダル36を有し、アクセルペダルとインチングペダルとの連携操作により、ペダル操作だけでエンジンの回転数と走行用油圧モータへの流量を独立して制御可能なように構成する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、上部旋回体を搭載した下部走行体の走行をホイールによって行うホイール式油圧ショベルに係り、特に、ホイール式油圧ショベルにおける走行速度およびエンジン回転数の制御にかかわる技術に関する。
ホイール式油圧ショベルのように、走行用流量制御弁により走行用油圧モータの流量を制御することによって、走行速度を制御する構成となっている建設機械では、従来は、アクセルペダルとエンジン回転数操作レバーにより、走行速度とエンジン回転数を制御するようになっていた(特許文献1参照)。
特許2001−295681号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の手法では、走行速度とエンジン回転数を独立して制御するためには、アクセルペダルとエンジン回転数操作レバーの両方とも操作する必要があり、手も用いなければならない。したがって、両手でハンドルや他の操作レバーを操作している際には、走行速度とエンジン回転数を独立して制御することができず、足だけの操作で、走行速度とエンジン回転数を独立して制御できるホイール式油圧ショベルの実現が望まれていた。
なお、足だけの操作で、走行速度とエンジン回転数を独立して制御できる建設機械としては、ホイールローダがあり、ホイールローダでは、アクセルペダルの操作でエンジン回転数を制御し、インチングペダルの操作で、走行用油圧モータへ圧油を供給する油圧ポンプの傾転角を制御することで、走行速度を制御するようにしている。このような速度制御は、Hydro-Static-Transmisson(油圧静的変速メカニズム)として知られているが、メインポンプからの圧油を利用する走行用流量制御弁により、走行用油圧モータの流量を制御する(つまり走行速度を制御する)構成をとる、ホイール式油圧ショベルには、適用ができない。
本発明は上記のような事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、走行用流量制御弁により走行用油圧モータの流量を制御することによって、走行速度を制御する構成をとるホイール式油圧ショベルにおいて、アクセルペダルによる走行用流量制御弁への流量指令を抑制可能なインチングペダルを追加し、インチングペダルの操作で走行用流量制御弁における走行用油圧モータへの流量を抑制可能とすることで、ペダル操作だけで走行速度とエンジン回転数を独立して制御できるようにすることにある。
上記した目的を達成するため、本発明によるホイール式油圧ショベルは、エンジンと、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、油圧ポンプから供給される圧油によりホイールを駆動する走行用油圧モータと、走行用油圧モータへの圧油供給の制御を行う走行用流量制御弁と、エンジンの回転数指令と走行用流量制御弁への流量指令を同時に操作可能なアクセルペダルと、アクセルペダルによる走行用流量制御弁への流量指令を抑制可能なインチングペダルと、ホイールにより移動が可能な下部走行体と、下部走行体上に取り付けられ、運転席を有する上部旋回体と、該上部旋回体の前方に上下動可能に取り付けられ、対象物に対する作業が可能な作業装置とを、有し、アクセルペダルとインチングペダルとの連携操作により、ペダル操作だけで、エンジンの回転数と走行用流量制御弁への流量を独立して制御可能なように、構成する。
さらに、アクセルペダルにより操作されて、走行用流量制御弁の一方のパイロット圧入力部に対して第1のパイロット圧を与える第1の減圧弁と、インチングペダルにより操作され、走行用流量制御弁の他方のパイロット圧入力部に対して第2のパイロット圧を与える第2の減圧弁とを有し、第2の減圧弁は、第1の減圧弁から出力される第1のパイロット圧を超えない値の第2のパイロット圧を、出力するように構成する。
さらに、アクセルペダルにより操作されて、走行用流量制御弁の一方のパイロット圧入力部に対して第1のパイロット圧を与える第1の減圧弁と、インチングペダルにより操作され、走行用流量制御弁の他方のパイロット圧入力部に対して第2のパイロット圧を与える第2の減圧弁とを有し、第2の減圧弁は、第1の減圧弁から出力される第1のパイロット圧を超えない値の第2のパイロット圧を、出力するように構成する。
本発明によれば、エンジンの回転数指令と走行用流量制御弁への流量指令(走行用油圧モータへの流量指令)を同時に操作可能なアクセルペダルと、上記の流量指令を抑制可能なインチングペダルとを、連携操作することにより、ペダル操作だけで走行速度とエンジン回転数を独立して制御できる。
また、アクセルペダルにより操作されて、走行用流量制御弁の一方のパイロット圧入力部に対して第1のパイロット圧を与える第1の減圧弁と、インチングペダルにより操作され、走行用流量制御弁の他方のパイロット圧入力部に対して第2のパイロット圧を与える第2の減圧弁とを有し、第2の減圧弁は、第1の減圧弁から出力される第1のパイロット圧を超えない値の第2のパイロット圧を、出力するようにように構成しているので、インチングペダルをいくら踏み込んでも、走行方向が逆転する虞のない安全性に優れた走行速度制御系を、アクセルペダルおよび第1の減圧弁と同等構成の、安価なインチングペダルおよび第2の減圧弁を付加するだけで実現できる。
また、アクセルペダルにより操作されて、走行用流量制御弁の一方のパイロット圧入力部に対して第1のパイロット圧を与える第1の減圧弁と、インチングペダルにより操作され、走行用流量制御弁の他方のパイロット圧入力部に対して第2のパイロット圧を与える第2の減圧弁とを有し、第2の減圧弁は、第1の減圧弁から出力される第1のパイロット圧を超えない値の第2のパイロット圧を、出力するようにように構成しているので、インチングペダルをいくら踏み込んでも、走行方向が逆転する虞のない安全性に優れた走行速度制御系を、アクセルペダルおよび第1の減圧弁と同等構成の、安価なインチングペダルおよび第2の減圧弁を付加するだけで実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1〜図5は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)によるホイール式油圧ショベル(ホイール走行式油圧ショベル)に係り、図1は、本実施形態のホイール式油圧ショベルの概要を示す図で、図1の(a)はホイール式油圧ショベルを側面から見た外観図、図1の(b)はホイール式油圧ショベルの一部を簡略した底面図、図1の(c)はホイール式油圧ショベルの上面図である。
図1〜図5は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)によるホイール式油圧ショベル(ホイール走行式油圧ショベル)に係り、図1は、本実施形態のホイール式油圧ショベルの概要を示す図で、図1の(a)はホイール式油圧ショベルを側面から見た外観図、図1の(b)はホイール式油圧ショベルの一部を簡略した底面図、図1の(c)はホイール式油圧ショベルの上面図である。
図1において、Aは下部走行体、Bは、下部走行体A上に旋回可能に取り付けられた上部旋回体である。下部走行体Aは、走行駆動部15、16(走行右系の走行駆動部15、走行左系の走行駆動部16)と、走行駆動部15、16で駆動されるホイール23と、ホイール23を操舵する操舵部19とを、有する走行装置1、および、走行装置1(ホイール23)により走行移動が可能な車体24とを、含んで構成されている。また、下部走行体Aの前部には、リフトアーム18とローダバケット17を有し、ローディング作業を行うローダ式作業装置2が設けられている。上部旋回体Bは、エンジンや油圧システム等で構成された駆動システム3と、ステアリング(ハンドル)やペダル、操作レバー等を有する運転室4と、旋回装置14とを、含んで構成されている。また、上部旋回体Bには、ブーム11、アーム12、把持手段13を有するバックホウ式作業装置5が設けられている。
上下動可能なローダ式作業装置2は、ローダバケット17により対象物(資材等)の収集と運搬を行うようになっており、上下動可能なバックホウ式作業装置5は、把持手段13により対象物の破砕や分別収集を行うようになっており、バックホウ式作業装置5で分別収集した対象物を、ローダ式作業装置2のローダバケット17内に貯め込むことができるようになっている。なお、本実施形態では、バックホウ式作業装置5には把持手段13を設けた構成例を示したが、把持手段13に代替してバックホウバケットを設けた構成としてもよい。
図2は、本実施形態のホイール式油圧ショベルの油圧回路を示す図である。図2において、6はディーゼルエンジン、7は可変容量型のメイン油圧ポンプ、8はパイロット用の固定容量型の油圧ポンプ、9はステアリング用の固定容量型の油圧ポンプ、10は必要以上の回路圧上昇を防ぐためのアンロード弁、11aはブーム11用の油圧アクチュエータ、11bはブーム11用のコントロールバルブ(ブーム用流量制御弁)、12aはアーム12用の油圧アクチュエータ、12bはアーム12用のコントロールバルブ(アーム用流量制御弁)、13aは把持手段13用の油圧アクチュエータ、13bは把持手段13用のコントロールバルブ(把持用流量制御弁)、14aは旋回装置14用の油圧アクチュエータ、14bは旋回装置14用のコントロールバルブ(旋回用流量制御弁)、15aは走行右系の走行駆動部15用の油圧アクチュエータ(走行右用油圧モータ)、15bは走行右系の走行駆動部15用のコントロールバルブ(走行右用流量制御弁)、16aは走行左系の走行駆動部16用の油圧アクチュエータ(走行左用油圧モータ)、16bは走行左系の走行駆動部16用のコントロールバルブ(走行左用流量制御弁)、17aはローダバケット17用の油圧アクチュエータ、17bはローダバケット17用のコントロールバルブ(ローダバケット用流量制御弁)、18aはリフトアーム18用の油圧アクチュエータ、18bはリフトアーム18用のコントロールバルブ(リフトアーム用流量制御弁)、19aは操舵部19用の油圧アクチュエータ、19bは操舵部19用のコントロールバルブ(操舵用流量制御弁)、20はセンタージョイント、21a、21bは連通絞りである。
図2に示す構成において、ディーゼルエンジン6により駆動されるメイン油圧ポンプ7から吐出される圧油は、各々の操作指令に応じて切り換えられる各コントロールバルブ11b〜18bを介して、対応する各油圧アクチュエータ11a〜18aに選択的に供給されて、各油圧アクチュエータ11a〜18aが選択的に駆動されることで、各部(ブーム11、アーム12、把持手段13、旋回装置14、走行右系の走行駆動部15、走行左系の走行駆動部16、ローダバケット17、リフトアーム18)が動作する。また、ディーゼルエンジン6により駆動されるステアリング用の油圧ポンプ9から吐出される圧油は、操作指令に応じて切り換えられるコントロールバルブ19bを介して、油圧アクチュエータ19aに供給されて、油圧アクチュエータ19aが駆動されることで、操舵部19が動作する。ディーゼルエンジン6により駆動されるパイロット用の油圧ポンプ8から吐出される圧油は、パイロット圧として各部に供給される。
図3は、本実施形態のホイール式油圧ショベルの運転室4の内部構成を示す図である。図3において、30、31、32は操作レバー、33はステアリング、34はシフトレバー、35はアクセルペダル、36はインチングペダル、37は高低速切換レバーである。
図3に示す構成において、操作レバー30は、前後左右の操作で、ブーム11と把持手段13に対応するコントロールバルブ11b、13bを切り換え、ブーム11と把持手段13の動作制御を行う。操作レバー31は、前後左右の操作で、アーム12と旋回装置14に対応するコントロールバルブ12b、14bを切り換え、アーム12と旋回装置14の動作制御を行う。操作レバー32は、前後左右の操作で、ローダバケット17とリフトアーム18に対応するコントロールバルブ17b、18bを切り換え、ローダバケット17とリフトアーム18の動作制御を行う。ステアリング33は、左右に回すことで、操舵部19に対応するコントロールバルブ19bを切り換え、操舵部19の動作制御を行う。シフトレバー34は前後に操作することで、後記する前後進切換弁を切り換え、走行方向(前進または後退)の切り換えを行う。アクセルペダル35とインチングペダル36は、それぞれの踏み込み量に応じた流量指令により、走行右系の走行駆動部15の走行右用流量制御弁15bおよび走行左系の走行駆動部16の走行左用流量制御弁16bを、同時に同一量切り換え、走行速度の制御を行う。また、アクセルペダル35は、その踏み込み量に応じたエンジン回転数指令により、ディーゼルエンジン6の回転数制御を行う。
図4は、アクセルペダル35およびインチングペダル36と、走行制御系バルブ群との関係を示す油圧回路図である。図4において、35aはアクセルペダル35で操作され第1のパイロット圧を出力する第1の減圧弁、36aはインチングペダル36で操作され第2のパイロット圧を出力する第2の減圧弁、41は急加速防止用の絞り、6aは、アクセルペダル35の操作によるエンジン回転数指令(電気信号によるエンジン回転数指令)を受けて、ディーゼルエンジンの6の回転数を制御するエンジン回転数制御部、34bはシフトレバー34で操作される前後進切換弁、15bは、前後進切換弁34bの一方の出力ポートから出力されるパイロット圧を、その一方のパイロット圧入力部に入力され、前後進切換弁34bの他方の出力ポートから出力されるパイロット圧を、その他方のパイロット圧入力部に入力される、前記した走行右用流量制御弁、16bは、前後進切換弁34bの一方の出力ポートから出力されるパイロット圧を、その一方のパイロット圧入力部に入力され、前後進切換弁34bの他方の出力ポートから出力されるパイロット圧を、その他方のパイロット圧入力部に入力される、前記した走行左用流量制御弁である。
図4に示す構成において、アクセルペダル35の操作によって、その踏み込み量に応じたエンジン回転数指令がエンジン回転数制御部6aに出力されるとともに、その踏み込み量に応じて第1の減圧弁35aが駆動されて、第1の減圧弁35aから流量指令用の第1のパイロット圧が、急加速防止用の絞り41を通って前後進切換弁34bの一方の入力ポートに入力される。また、インチングペダル36の操作によって、その踏み込み量に応じて第2の減圧弁が駆動され、第2の減圧弁36aから流量指令用の第2のパイロット圧が、前後進切換弁34bの他方の入力ポートに入力される。したがって、前後進切換弁34bが中立位置以外の走行時には、走行右用流量制御弁15bおよび走行左用流量制御弁16bの一方のパイロット圧入力部には、アクセルペダル35による第1のパイロット圧が入力され、走行右用流量制御弁15bおよび走行左用流量制御弁16bの他方のパイロット圧入力部には、インチングペダル36による第2のパイロット圧が入力される。よって、アクセルペダル35による流量指令をインチングペダルにより抑制することが可能となり、例えば、走行して目標地点に近づいた後、直ちに作業装置により高負荷作業を行う必要がある場合でも、両手でステアリング(ハンドル)と操作レバーを持ったまま、アクセルペダル35とインチングペダル36によるペダル操作だけで、エンジン出力(エンジン回転数)と走行速度の調整を同時に行うことができるようになっている。
なお、第2の減圧弁36aには、第1の減圧弁35aからの第1のパイロット圧が供給され、インチングペダル35をいくら踏み込んでも、第2の減圧弁36aから出力される第2のパイロット圧は、第1のパイロット圧を超えない値となるように構成されている。すなわち、図5に示すように、例えば、アクセルペダル35の踏み込み量がS1で、そのときの第1のパイロット圧がP1である際には、インチングペダル36を踏み込み量S1以上に踏み込んでも、第2のパイロット圧はP1を超えないようになっている。したがって、インチングペダル36をいくら踏み込んでも、走行方向が逆転する虞のない安全性に優れた走行速度制御系を、アクセルペダル35および第1の減圧弁35aと同等構成の、安価なインチングペダル36および第2の減圧弁36aを付加するだけで実現できるようになっている。
ここで、本発明と直接は関係しないが、図4に示した他の油圧回路要素についても参考までに説明する。高低速切換弁37aは、高低速切換レバー37の切り換えに連動して、走行右用油圧モータ15aおよび走行左用油圧モータ16aの傾転角を切り換えるものである。連通絞り21a、21bは、左右の走行回路を連通して、走行右用油圧モータ15a、走行左用油圧モータ16aの回転差を吸収するためのものである。カウンタバランス弁38a、38bは、圧油が供給されている場合にだけ、走行右用油圧モータ15a、走行左用油圧モータ16aの戻り側回路を開くことで、下り坂などでの逸走を防止するためのものである。パーキングブレーキ39a、39bも同様に、カウンタバランス弁38a、38bに圧油が供給されている場合にだけ、パーキングブレーキを解除する、ネガティブ式のメカブレーキである。
上述したように本実施形態によれば、走行速度制御用の走行右用流量制御弁15b、走行左用流量制御弁16bに対するアクセルペダル35による流量指令を、インチングペダル36により抑制できるため、ペダル操作だけで、ディーゼルエンジン6への回転数指令と、走行用の流量制御弁15b、16bへの流量指令とを、独立して制御可能としているので、操作性に優れたホイール式油圧ショベルを実現できる。
なお、上述した実施形態では、走行用流量制御弁および走行用油圧モータをそれぞれ1対設けた構成を示したが、1つの走行用流量制御弁と1つの走行用油圧モータをもつ構成のホイール式油圧ショベルであっても、本発明が適用可能であることは言うまでもない。
A……下部走行体、B……上部旋回体、1……走行装置、2……ローダ式作業装置、3……駆動システム、4……運転室、5……バックホウ式作業装置、6……ディーゼルエンジン、6a……エンジン回転数制御部、7……メイン油圧ポンプ、8……パイロット用の油圧ポンプ、9……ステアリング用の油圧ポンプ、10……アンロード弁、11……ブーム、11a……ブーム用の油圧アクチュエータ、11b……ブーム用のコントロールバルブ(ブーム用流量制御弁)、12……アーム、12a……アーム用の油圧アクチュエータ、12b……アーム用のコントロールバルブ(アーム用流量制御弁)、13……把持手段、13a……把持手段用の油圧アクチュエータ、13b……把持手段用のコントロールバルブ(把持用流量制御弁)、14……旋回装置、14a……旋回装置用の油圧アクチュエータ、14b……旋回装置用のコントロールバルブ(旋回用流量制御弁)、15……走行右系の走行駆動部、15a……走行右系の走行駆動部用の油圧アクチュエータ(走行右用油圧モータ)、15b……走行右系の走行駆動部用のコントロールバルブ(走行右用流量制御弁)、16……走行左系の走行駆動部、16a……走行左系の走行駆動部用の油圧アクチュエータ(走行左用油圧モータ)、16b……走行左系の走行駆動部用のコントロールバルブ(走行左用流量制御弁)、17……ローダバケット、17a……ローダバケット用の油圧アクチュエータ、17b……ローダバケット用のコントロールバルブ(ローダバケット用流量制御弁)、18……リフトアーム、18a……リフトアーム用の油圧アクチュエータ、18b……リフトアーム用のコントロールバルブ(リフトアーム用流量制御弁)、19……操舵部、19a……操舵部用の油圧アクチュエータ、19b……操舵部用のコントロールバルブ(操舵用流量制御弁)、20……センタージョイント、21a、21b……連通絞り、23……ホイール、24……車体、30、31、32……操作レバー、33……ステアリング、34……シフトレバー、34b……前後進切換弁、35……アクセルペダル、35a……第1の減圧弁、36……インチングペダル、36a……第2の減圧弁、37……高低速切換レバー、37a……高低速切換弁、38a、38b……カウンタバランス弁、39a、39b……パーキングブレーキ、41……急加速防止用の絞り。
Claims (2)
- エンジンと、該エンジンにより駆動される油圧ポンプと、該油圧ポンプから供給される圧油によりホイールを駆動する走行用油圧モータと、該走行用油圧モータへの圧油供給の制御を行う走行用流量制御弁と、前記エンジンの回転数指令と前記走行用流量制御弁への流量指令を同時に操作可能なアクセルペダルと、該アクセルペダルによる前記走行用流量制御弁への流量指令を抑制可能なインチングペダルと、前記ホイールにより移動が可能な下部走行体と、該下部走行体上に取り付けられ、運転席を有する上部旋回体と、該上部旋回体の前方に上下動可能に取り付けられ、対象物に対する作業が可能な作業装置とを、有するホイール式油圧ショベルであって、
前記アクセルペダルと前記インチングペダルとの連携操作により、ペダル操作だけで、前記エンジンの回転数と前記走行用流量制御弁の流量を独立して制御可能としたことを特徴とするホイール式油圧ショベル。 - 請求項1に記載のホイール式油圧ショベルにおいて、
前記アクセルペダルにより操作されて、前記走行用流量制御弁の一方のパイロット圧入力部に対して第1のパイロット圧を与える第1の減圧弁と、前記インチングペダルにより操作され、前記走行用流量制御弁の他方のパイロット圧入力部に対して第2のパイロット圧を与える第2の減圧弁とを有し、
前記第2の減圧弁は、前記第1の減圧弁から出力される前記第1のパイロット圧を超えない値の前記第2のパイロット圧を、出力するように構成されていることを特徴とするホイール式油圧ショベル。
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