JPH1065438A - 複反射鏡型小口径パラボラアンテナ装置 - Google Patents

複反射鏡型小口径パラボラアンテナ装置

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JPH1065438A
JPH1065438A JP30547996A JP30547996A JPH1065438A JP H1065438 A JPH1065438 A JP H1065438A JP 30547996 A JP30547996 A JP 30547996A JP 30547996 A JP30547996 A JP 30547996A JP H1065438 A JPH1065438 A JP H1065438A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主反射鏡及び副反射鏡の口径を小さくし、な
おかつ所要の効率を確保して、一般家庭で衛星放送並び
に衛星通信受信用として好適に使用可能とする。 【解決手段】 小型の主反射鏡11と、小型の副反射鏡
12と、円形導波管フィーダ13と、これに接続された
コンバータ14とを備え、主反射鏡11の直径をD、副
反射鏡12の直径をd、主反射鏡11の焦点距離をF、
主反射鏡11の中心から副反射鏡12の焦点までの距離
をF’、主反射鏡11の焦点位置と副反射鏡12の焦点
位置間の距離をF−F’、電磁波の波長をλとしたと
き、0.25≦F/D≦0.30、18λ≦D≦22
λ、 2λ≦d≦3λ、1.0λ≦F−F’≦1.5λ
に設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主、副反射鏡を備
えた複反射鏡型パラボラアンテナ装置に係り、特に衛星
放送並びに衛星通信受信用として一般家庭で使用される
小口径の複反射鏡型パラボラアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複反射鏡型パラボラアンテナ装置
の1例を図16に示す。この図において、1は主反射
鏡、2は副反射鏡、3は副反射鏡を支持するステイ、4
は導波管フィーダ、5は主反射鏡の前面開口部を覆うレ
ドームである。この場合、導波管フィーダ4と副反射鏡
2とが離れ、しかも副反射鏡自体も大型であるため、副
反射鏡2はステイ3を用いて固定しなければならない。
また、レドーム5もそれに伴い大型化する。
【0003】図16の従来装置において、主反射鏡1に
入射した電磁波は、主反射鏡1でその焦点位置にある副
反射鏡2に向けて反射され、さらに副反射鏡2で反射さ
れて導波管フィーダ4内に導かれる。
【0004】ところで、従来の複反射鏡型パラボラアン
テナ装置は、(1)アンテナ装置の直径、(2)アンテナ装置
の奥行きの二点において、一般家庭で使用される小口径
の衛星放送並びに衛星通信受信用アンテナ装置には適し
ていなかった。
【0005】まず、(1)についてであるが、従来の複反
射鏡型パラボラアンテナ装置では、一般的に副反射鏡の
直径は主反射鏡の直径の1/10前後であり、副反射鏡
が反射鏡として働くためには使用周波数の波長の約10
倍の直径が必要であるとされていた(「アンテナ工学ハ
ンドブック」第160,161頁、電子通信学会編、オ
ーム社昭和55年10月30日第1版第1刷発行)。従
って、このアンテナ装置の主反射鏡の直径は使用周波数
の波長の約100倍は必要になり、具体的に衛星放送並
びに衛星通信の使用周波数である12GHz帯において
は、その1波長は25mmであるから、2.5m以上の直
径の主反射鏡並びに25cm前後の直径の副反射鏡を持つ
複反射鏡型パラボラアンテナ装置となり、一般家庭用の
小口径の衛星放送並びに衛星通信受信用アンテナ装置を
提供しようとする本発明の目的に反する。
【0006】また、(2)についてであるが、図16に示
すように、従来の複反射鏡型パラボラアンテナ装置は副
反射鏡2を含む一次放射器の先端部が主反射鏡1の開口
部から突出しているため風雨、積雪の影響を受けやす
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
複反射鏡型パラボラアンテナ装置の構成であると、直径
が2.5mもある主反射鏡を備えるパラボラアンテナ装
置となってしまい、一般家庭用の衛星放送並びに衛星通
信受信用アンテナ装置として使用するには困難である。
また、風雨、積雪の影響を防ぐためパラボラアンテナ装
置の主反射鏡開口部にレドームを装着することが有効な
手段となっているが、上記従来の構成であると、主反射
鏡の直径が大きく、さらに奥行きも大きいためレドーム
自体も大掛かりなものとなり、サイズ的にもコスト的に
も一般家庭用の衛星放送並びに衛星通信受信用アンテナ
装置として適していない。
【0008】本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、
主反射鏡及び副反射鏡の口径を小さくし、なおかつ所要
の効率を確保して、一般家庭で衛星放送並びに衛星通信
受信用として好適に使用可能な複反射鏡型小口径パラボ
ラアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0009】本発明の第2の目的は、小口径の主反射鏡
の開口部からの一次放射器先端部の突出を抑えて奥行き
を小さくし、フラットに近い形状のレドームを装着する
ことで、風雨、積雪対策が容易で、小型、薄型化に適し
た複反射鏡型小口径パラボラアンテナ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の複反射鏡型小口径パラボラアンテナ装置
は、放物面を有する小型の主反射鏡と、該主反射鏡の焦
点近傍に位置する双曲面を有する小型の副反射鏡と、該
副反射鏡の焦点近傍に先端部が位置する円形導波管によ
る給電手段と、該円形導波管に接続されたコンバータと
を有する複反射鏡型パラボラアンテナ装置であって、前
記主反射鏡の直径をD、前記副反射鏡の直径をd、前記
主反射鏡の焦点距離をF、前記主反射鏡の中心から前記
副反射鏡の焦点までの距離をF’、前記主反射鏡の焦点
位置と前記副反射鏡の焦点位置間の距離をF−F’、電
磁波の波長をλとしたとき、 0.25≦F/D≦0.30 18λ≦D≦22λ 2λ≦d≦3λ 1.0λ≦F−F’≦1.5λ であることを特徴としている。
【0012】上記複反射鏡型小口径パラボラアンテナ装
置において、前記副反射鏡と前記円形導波管先端部とが
低誘電率の合成樹脂製中空構造体を介して互いに接続さ
れていて、該中空構造体により前記副反射鏡が所定位置
に設定され、なおかつ前記副反射鏡と前記中空構造体間
及び前記円形導波管と前記中空構造体間を弾性防水手段
を用いて水密に接合一体化した構成とすることができ
る。
【0013】また、前記円形導波管は、内側形状が根元
部から先端部まで同一直径のストレートパイプである
か、又は内側形状が根元部から先端部近傍まで同一直径
のストレートパイプでかつ先端部のみテーパーが付けら
れたホーン状となっているものであるか、又は内側形状
が根元部から先端部まで当該先端部に向かって緩やかに
広がるテーパー状のものであり、前記円形導波管と前記
コンバータとの接続が、螺子による螺合であって着脱自
在な構成としてもよい。
【0014】さらに、前記円形導波管の伝送モードがT
11であって、前記コンバータの入力部が円形導波管構
造で水平及び垂直の2本の直交プローブを持つ構成とす
ることができる。
【0015】前記主反射鏡の開口部が前記副反射鏡と共
にはっ水性で平坦に近い形状のレドームで覆われ、前記
主反射鏡の開口縁に形成されたフランジ部の全周にわた
って弾性モールが装着され、前記主反射鏡のフランジ部
に嵌合する前記レドームの嵌合部の内側に複数箇所の係
止用凸状部が形成され、前記嵌合部が前記弾性モールの
外側に着脱自在に嵌着されるとともに、前記係止用凸状
部が前記弾性モールに圧接、係合するようにしてもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る複反射鏡型小
口径パラボラアンテナ装置の実施の形態を図面に従って
説明する。
【0017】図1は本発明に係る第1の実施の形態の全
体構成を示す側断面図、図2は図1の寸法関係を示す概
略構成図、図3は一次放射器部分を拡大して示す側断面
図である。
【0018】これらの図に示すように、複反射鏡型小口
径パラボラアンテナ装置は、小型、小口径の主反射鏡
(パラボラ反射鏡)11と、主反射鏡11の焦点fの近
傍(焦点fよりも僅かに手前側)に置かれた小型、小口
径の副反射鏡12と、副反射鏡12の焦点f’の近傍に
開口するように置かれた給電手段としての円形導波管フ
ィーダ13とを備えている。
【0019】前記主反射鏡11は金属板を成型したり合
成樹脂等の表面をメタライズした凹面鏡であり、いわゆ
るパラボラアンテナ装置とするために、反射面が放物面
となった放物面反射鏡である。前記副反射鏡12は金属
を成型もしくは加工したり合成樹脂等の表面をメタライ
ズして反射面12aとした凸面鏡であり、カセグレンア
ンテナ装置とするために、反射面が双曲面となった双曲
面反射鏡である。
【0020】前記円形導波管フィーダ13は先端が開口
しており、その先端部分は電磁波を送出あるいは受ける
一次ホーンを構成している。但し、本実施の形態では円
形導波管フィーダ13の内側形状は根元部から先端部ま
で同一直径のストレートパイプの場合を例示している。
この円形導波管フィーダ13は、主反射鏡11の中心部
を貫通して副反射鏡12の焦点f’に至るまで延長した
センターフィード構造であり、円形導波管フィーダ13
の開口13aよりも僅かに内側に焦点f’が位置するこ
とが好ましい。なお、円形導波管フィーダ13の根元部
はコンバータ(周波数変換器)14に接続されており、
コンバータ14と共に主反射鏡11の背面側に固定され
たベース部材15に固定、支持されている。
【0021】図3に示すように、前記副反射鏡12と前
記円形導波管フィーダ13の先端部とは、電磁波を透過
する材質、すなわち低誘電率の合成樹脂製中空構造体の
フィドーム16を介して互いに接続されていて、前記フ
ィドーム16により前記副反射鏡12が所定位置に固定
され、なおかつ水密性を保つため前記副反射鏡12と前
記フィドーム16間及び前記円形導波管フィーダ13先
端部と前記フィドーム16間をゴム等の弾性材の防水手
段(例えばOリング等の防水部品)17を用いて嵌合、
一体化している。なお、副反射鏡12とフィドーム16
間、円形導波管フィーダ13とフィドーム16間を接着
剤により水密状態を維持して接合する構成としてもよ
い。
【0022】また、円形導波管フィーダ13の根元部と
コンバータ14との接続部分には、円形導波管フィーダ
13の根元部に雄螺子13b、コンバータ14の入力側
ジョイント部14aに雌螺子14bがそれぞれ形成され
ている。そして、この円形導波管フィーダ13は主反射
鏡11の中心孔11aを通り裏側に達しており、コンバ
ータ14は主反射鏡裏側に延長したその根元部に接続さ
れている。すなわち、円形導波管フィーダ13の根元部
の雄螺子13bがコンバータ側の雌螺子14bに螺合さ
れている。この結果、副反射鏡12、円形導波管フィー
ダ13を持つ一次放射器部分は主反射鏡11を持つ本体
部に対し着脱自在である。なお、円形導波管フィーダ1
3の根元部とコンバータ14の入力側ジョイント部14
a間を水密に維持するため、円形導波管フィーダ13の
根元部のコンバータ側ジョイント部14aに嵌入する部
分にゴム等の弾性材の防水部品(例えばOリング等)1
8が設けられている。
【0023】図4乃至図6はコンバータ14の有する受
信プローブ部20の構造例を示している。受信プローブ
部20を構成する水平及び垂直の2本の直交プローブ2
0a,20bをコンバータ14の入力側の円形導波管部
21(円形導波管フィーダ13と同一内径で連続してい
る)に持つことにより、コンバータ14は水平偏波と垂
直偏波の両方を受信することが可能である。さらに、水
平偏波と垂直偏波の合成による右旋及び左旋円偏波を受
信することも可能である。なお、2本の直交プローブ2
0a,20bは、円形導波管部21の垂直断面において
当該円形導波管部21の中心方向に向いていて、図5の
ように同一面内に、もしくは図6のように互いに電磁波
の進行方向に離れた位置に固定されている。
【0024】主反射鏡11、副反射鏡12で反射され円
形導波管フィーダ13の開口部に入射した受信電磁波
は、円形導波管フィーダ13の内部をTE11モードで伝
送され、コンバータ14の受信プローブ部20で受信さ
れる。コンバータ14の受信プローブ部20は、図4乃
至図6で説明したように、互いに直交する2本の直交プ
ローブ20a,20bからなっているため、水平偏波と
垂直偏波の両方を受信することが可能である。さらに、
水平偏波と垂直偏波の合成による右旋及び左旋円偏波を
受信することも可能である。
【0025】前記主反射鏡11の開口部にはレドーム3
0が取り付けられている。このレドーム30は、主反射
鏡11の開口部とともに副反射鏡12を覆うもので、平
坦に近い形状(本実施の形態では周辺部よりも中央部が
僅かに高くなったフラットに近い形状)となるように電
磁波を透過する材質、すなわち低誘電率のプラスチック
板等で形成されている。また、その表面は雨水、雪等の
付着を防ぐため、例えばフッ素樹脂等のはっ水性の材料
が表面にコーティングされている。なお、このレドーム
は雨水、雪等の影響の無い環境下では装着しなくともよ
い。
【0026】図7に示すように、レドーム30の主反射
鏡11側への密着性を強化してレドーム30の内側への
雨水の浸入を防止するため、主反射鏡11の外縁部とな
るフランジ部11bの全周にゴム等の弾性モール31が
装着されている。また、レドーム30の外縁部は円周状
嵌合部30aとなっており、当該レドーム30を主反射
鏡11の前面に脱落しないように係止するために、図7
及び図8に示すように円周状嵌合部30aに複数箇所の
内側に出っ張る係止用凸状部30bが一体に形成されて
いる。各係止用凸状部30bはレドーム30をプラスチ
ック板等で形成することで多少たわむことができるよう
になっている。そして、主反射鏡11側の弾性モール3
1の外側にレドーム30の円周状嵌合部30aを嵌合さ
せ、係止用凸状部30bをフランジ部11bのやや背後
側の弾性モール31に圧接、係合させ、係止用凸状部3
0bが弾性モール31に食い込むようにしている。この
ように、主反射鏡11に対して弾性モール31を介在さ
せてレドーム30を嵌合、密着させることで確実に装着
が可能である。この構成によれば、工具を使用せずにレ
ドーム30の着脱が可能である。
【0027】ここで、従来の複反射鏡型パラボラアンテ
ナ装置とは異なり一般家庭用小型小口径の複反射鏡型パ
ラボラアンテナ装置を実現するための条件について述べ
る。すなわち、主反射鏡11、副反射鏡12を小口径と
し、かつ副反射鏡12を持つ一次放射器の主反射鏡開口
部からの突出量を少なくするための条件を、図2の主反
射鏡11や副反射鏡12の焦点、焦点距離等の寸法関係
を示す概略構成図を用いて検討する。図2において、主
反射鏡11の直径をD、副反射鏡12の直径をd、主反
射鏡11の焦点位置をf、主反射鏡11の焦点距離を
F、副反射鏡12の焦点位置をf’、前記主反射鏡11
の中心から前記副反射鏡12の焦点までの距離をF’、
前記主反射鏡11の焦点位置と前記副反射鏡12の焦点
位置間の距離をF−F’、電磁波の波長をλ、主反射鏡
11の開口面(主反射鏡11の開口縁を通る平面)から
の焦点位置fの突出量をSとしている。
【0028】図2からわかるように、副反射鏡12は主
反射鏡11の焦点fの近傍(焦点fよりも僅かに手前
側)に配置する必要があるため、副反射鏡12を持つ一
次放射器の突出量を少なくするには主反射鏡11の直径
Dに比べて焦点距離Fを小さく設定する必要がある。
【0029】図9は主反射鏡11の焦点距離Fと直径D
の比F/Dを横軸にとり、主反射鏡11の開口面からの
焦点位置fの突出量Sと主反射鏡11の直径Dの比S/
D(%)を縦軸にとってF/DとS/Dとの関係を求め
たものである。この図から、F/Dを0.3以下にする
ことにより主反射鏡11の焦点位置fの突出量Sを主反
射鏡11の直径Dの10%以下に抑えることができ、ま
た、F/D=0.25のとき主反射鏡11の焦点位置f
の突出量Sは0となり、主反射鏡11にフラットなレド
ームを装着することが可能になることがわかる。この点
に鑑み、本実施の形態では0.25≦F/D≦0.30に
設定している。
【0030】なお、0.3<F/Dとなると、前記突出
量Sが過大になってアンテナ装置の奥行き寸法が大きく
なり、レドーム30の形状も中央が突出した形状とな
り、風雨、積雪の影響を受けやすくなるため不適当であ
る。また、F/D<0.25としても、F/D=0.25
のときと比べて奥行き寸法の縮小効果は無く、かえって
効率の低下を招くためやはり不適当である。
【0031】このように、主反射鏡11のF/D比を小
さくし(0.25≦F/D≦0.30に設定し)、一次放
射器の突出を少なくするためには、主反射鏡11の開口
角を大きくする必要があり、この場合、副反射鏡12の
指向性を主反射鏡11に合わせて広くする必要がある。
また、それに伴って円形導波管フィーダ13の指向性も
また副反射鏡12に合わせて広くする必要がある。この
条件を満たすためには、円形導波管フィーダ13の開口
部にテーパを付けずに同一径のストレートパイプ形状を
そのまま利用すればよい。すなわち、F−F’寸法が
1.0λ〜1.5λの範囲の値においては、同一径のスト
レートパイプ形状のときの指向性が適しているからであ
る。
【0032】ここで、一般家庭用に適した小型小口径の
複反射鏡型パラボラアンテナ装置の条件を、主反射鏡1
1の直径をD、副反射鏡12の直径をd、主反射鏡11
の焦点距離をF、前記主反射鏡11の中心から前記副反
射鏡12の焦点までの距離をF’、前記主反射鏡11の
焦点位置と前記副反射鏡12の焦点位置間の距離をF−
F’、電磁波の波長をλとしたとき、 F/D=0.30 18λ≦D≦22λ 2λ≦d≦3λ 1.0λ≦F−F’≦1.5λ に設定して実験によって以下の図10及び図11の測定
結果を得た。
【0033】図10は、主反射鏡11の直径D=18λ
としたときの主反射鏡11の焦点位置fと副反射鏡12
の焦点位置f’間の距離F−F’とアンテナ開口効率と
の関係を副反射鏡12の直径dをパラメータとして示
す。この結果によれば、副反射鏡12の曲面を変えるこ
とにより、主反射鏡11の焦点位置fと副反射鏡12の
焦点位置f’間の距離F−F’を変えることができるの
で円形導波管フィーダ13との組み合わせでは、最小F
−F’寸法を1.0λにまで近づけることが可能で、F
−F’寸法が1.0λ〜1.5λの範囲の値であれば、副
反射鏡12の直径dが2λ〜3λの範囲内においてアン
テナ開口効率60%以上の特性が得られる。なお、アン
テナ開口効率の定義は、反射鏡型アンテナのような開口
面アンテナを考えたときに、そのアンテナの直径で計算
上最大の利得が得られるときの効率を100%とし、実
際の利得をその最大利得を基準として百分率で表したも
のである。
【0034】図11は、主反射鏡11の直径D=22λ
としたときの距離F−F’とアンテナ開口効率との関係
を副反射鏡12の直径dをパラメータとして示す。この
場合も、F−F’寸法が1.0λ〜1.5λの範囲の値で
あれば、副反射鏡12の直径dが2λ〜3λの範囲内に
おいてアンテナ開口効率60%以上の特性が得られてい
ることがわかる。
【0035】なお、図10及び図11は共にF/D=
0.30の場合の測定値であるが、F/Dを0.25まで
変化させた場合もほぼ同様の結果となる。
【0036】以上の結果から、各条件を 0.25≦F/D≦0.30 18λ≦D≦22λ 2λ≦d≦3λ 1.0λ≦F−F’≦1.5λ のように設定することにより、小型、小口径で、平坦
(フラット)に近いレドームを装着可能で、風雨、積雪
の影響を受けにくい一般家庭での使用に適した複反射鏡
型小口径パラボラアンテナ装置を提供するという、本発
明の目的を達成することができる。実際の寸法関係の例
として、周波数12.5GHzのとき、(λ=24mm)
主反射鏡11の直径D及び副反射鏡12の直径d及びF
−F’の取り得る値はF/D=0.30のとき 432mm≦D≦528mm 48mm≦d≦72mm 24mm≦F−F’≦36mm となり、最も大きな値を選んだ場合でも、その大きさは
従来のアンテナの約1/5となり小型化を実現すること
が可能となる。
【0037】なお、主反射鏡11の直径Dを22λより
も大きくすることは、主反射鏡11の大径化、奥行き寸
法の増大、重量の増加、設置スペースの増大等の不都合
が生じ、一般家庭向きではなくなるので不適当である。
また、直径Dを18λよりも小さくすることは受信感度
が低下し、また開口効率を60%以上に維持することが
困難となるため不適当である。
【0038】また、副反射鏡12の直径dは3λよりも
大きくなると形状及び重量が大きくなり過ぎ、またブロ
ッキング等の影響で開口効率がかえって低下するので不
適当であり、2λよりも小さいときも開口効率の低下を
きたすので不適当である(いずれも開口効率を60%以
上に維持することが困難)。
【0039】さらに、主反射鏡11の焦点位置fと副反
射鏡12の焦点位置f’間の距離F−F’も図10及び
図11から明らかなように、1.5λよりも大きい場合
及び1.0よりも小さい場合のいずれも開口効率が低下
するので不適当である(いずれも開口効率を60%以上
に維持することが困難)。
【0040】本発明に係る第1の実施の形態によれば、
次の通りの効果を得ることができる。
【0041】(1) 本発明の第1の実施の形態におい
て、副反射鏡12を持つ一次放射器は深い皿状の開口角
の広い主反射鏡11に効率良く整合するために広い指向
性を持たせており、また、円形導波管フィーダ13の開
口部の指向性も副反射鏡12と同様に広い指向性を持た
せている。これにより、F/Dの値の範囲を0.25≦
F/D≦0.30に設定した場合の効率を良好に保つと
ともに、一次放射器の先端部の主反射鏡開口面からの突
出量を主反射鏡11の直径Dの10分の1以下にするこ
とができる。このため、一次放射器の突出を抑えて奥行
を小さくできる。また、アンテナサイズ、すなわち主反
射鏡11の径は従来の複反射鏡型パラボラアンテナ装置
に比べ約1/5と小さいのにもかかわらず、アンテナ開
口効率は60%以上を確保でき、従来のものと遜色な
い。さらに、副反射鏡12と円形導波管フィーダ13先
端部の距離を短くすることにより(1.0λ≦F−F’
≦1.5λに設定したことにより)、副反射鏡12の固
定手段を簡素化することができる。
【0042】(2) 上記したように、一次放射器の先端
部の主反射鏡開口面からの突出量を主反射鏡11の直径
Dの10分の1以下にし、一次放射器の突出を抑えて奥
行を小さくできるため、主反射鏡11の開口面をレドー
ム30で覆うことが容易になり、レドーム30を平面形
状に近いなだらかな曲面形状にすることが可能となる。
さらに、レドーム表面をはっ水性の高い材質(フッ素樹
脂等)にすることにより、付着した雨水、雪を容易に落
下させることが可能となる。その結果、コンパクトで
(小口径で奥行きが小さくて)取り付けスペースが小さ
く、風雨、積雪の影響を受けにくい複反射鏡型小口径パ
ラボラアンテナ装置を得ることができる。
【0043】(3) 給電手段として円形導波管フィーダ
13を用いており、その伝送モードはTE11としている
ため、その後部に接続される、水平及び垂直の2本の直
交プローブ20a,20bを持ちかつ偏波切り替え機能
を持つコンバータ14との組み合わせによって、水平偏
波と垂直偏波の両方を受信することが可能である。さら
に、水平偏波と垂直偏波の合成による右旋及び左旋円偏
波を受信することも可能である。
【0044】(4) 円形導波管フィーダ13と副反射鏡
12間の距離を短く設定しており、副反射鏡12と円形
導波管フィーダ先端部とを低誘電率の合成樹脂製中空構
造体のフィドーム16を介して互いに接続し、該フィド
ーム16により副反射鏡12を所定位置に固定できる。
このため、副反射鏡12を支持するための特別な部材
(ステイ等)が不要であり、構造の簡素化及び小型化を
図ることができる。また、副反射鏡12とフィドーム1
6間及び円形導波管フィーダ13とフィドーム16間を
弾性防水部品17を用いて水密に接合一体化しており、
防水性を一層向上させている。
【0045】(5) 円形導波管フィーダ13は、製造容
易で安価に作製でき、また円形導波管フィーダ13とコ
ンバータ14との接続が、螺子による螺合であって着脱
自在であるため、分解、組み立て容易である。
【0046】(6) 主反射鏡11の開口縁に形成された
フランジ部11bの全周にわたって弾性モール31を装
着し、ここに嵌合するレドーム30の円周状嵌合部30
aの内側に複数箇所の係止用凸状部30bを形成してお
くことにより、円周状嵌合部30aを弾性モール31の
外側に嵌めてレドーム30を主反射鏡開口部に装着した
ときに、前記係止用凸状部30bが弾性モール31に圧
接、係合し、レドーム30が脱落しないように保持する
ことができる。また、レドーム30は主反射鏡11に対
して着脱自在で工具を用いずに装着、離脱可能である。
【0047】さて、上記第1の実施の形態は、円形導波
管フィーダとして内側形状が根元部から先端部まで同一
直径のストレートパイプを用いたが、この場合、開口部
のインピーダンスマッチングが取れず、VSWR(電圧
定在波比)の劣化を招く恐れがある。この点に配慮した
構成を以下の第2の実施の形態で説明する。
【0048】図12は本発明に係る第2の実施の形態の
全体構成を示す側断面図、図13は図12の寸法関係を
示す概略構成図、図14は一次放射器部分を拡大して示
す側断面図である。
【0049】これらの図に示すように、複反射鏡型小口
径パラボラアンテナ装置は、小型、小口径の主反射鏡
(パラボラ反射鏡)11と、主反射鏡11の焦点fの近
傍(焦点fよりも僅かに手前側)に置かれた小型、小口
径の副反射鏡12と、副反射鏡12の焦点f’の近傍に
開口するように置かれた給電手段としての円形導波管フ
ィーダ23とを備えている。そして、円形導波管フィー
ダ23は、内側形状が根元部から先端部近傍まで同一直
径のストレートパイプ24であり、先端部(開口部)の
みがテーパーが付けられて開いたホーン状部25となっ
ている。このホーン状部25の先端は開口しており、電
磁波を送出あるいは受ける構成である。但し、ホーン状
部25は指向性に大きく影響を与えない程度の小さな形
状に設定される。
【0050】このような円形導波管フィーダ23は、主
反射鏡11の中心部を貫通して副反射鏡12の焦点f’
に至るまで延長したセンターフィード構造であり、円形
導波管フィーダ23の開口23aよりも僅かに内側に焦
点f’が位置することが好ましい。
【0051】また、円形導波管フィーダ23の根元部と
主反射鏡11の背面側のコンバータ14との接続部分に
は、円形導波管フィーダ23の根元部に雄螺子23b、
コンバータ14の入力側ジョイント部14aに雌螺子1
4bがそれぞれ形成されている。そして、この円形導波
管フィーダ23は主反射鏡11の中心孔11aを通り裏
側に達しており、コンバータ14は主反射鏡裏側に延長
したその根元部に接続されている。すなわち、円形導波
管フィーダ23の根元部の雄螺子23bがコンバータ側
の雌螺子14bに螺合されている。この結果、副反射鏡
12、円形導波管フィーダ23を持つ一次放射器部分は
主反射鏡11を持つ本体部に対し着脱自在である。
【0052】なお、その他の構成は前述した第1の実施
の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付
して説明を省略する。
【0053】この第2の実施の形態によれば、第1の実
施の形態の場合の作用効果に加えて、円形導波管フィー
ダ23の先端部がテーパーを付けた小さなホーン状とな
っているため、円形導波管フィーダ開口部のインピーダ
ンスマッチングを改善し、VSWRの劣化を抑制して特
性改善を図ることができる。
【0054】図15は本発明の第3の実施の形態であっ
て、やはりVSWRに配慮した構成を示したものであ
る。この図において、複反射鏡型小口径パラボラアンテ
ナ装置は、小型、小口径の主反射鏡(パラボラ反射鏡)
11と、主反射鏡11の焦点fの近傍(焦点fよりも僅
かに手前側)に置かれた小型、小口径の副反射鏡12
と、副反射鏡12の焦点f’の近傍に開口するように置
かれた給電手段としての円形導波管フィーダ33とを備
えている。そして、円形導波管フィーダ33は、内側形
状が根元部から先端部に至るまで当該先端部に向かって
緩やかに広がるテーパー状であり、先端は開口していて
電磁波を送出あるいは受ける構成である。但し、前記根
元部から先端部に向かって広がるテーパー形状は指向性
に大きく影響を与えない程度の小さな傾きに設定され
る。
【0055】このような円形導波管フィーダ33は、主
反射鏡11の中心部を貫通して副反射鏡12の焦点f’
に至るまで延長したセンターフィード構造であり、円形
導波管フィーダ33の開口33aよりも僅かに内側に焦
点f’が位置することが好ましい。
【0056】なお、その他の構成は前述した第1の実施
の形態と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付
して説明を省略する。
【0057】この第3の実施の形態によっても、第1の
実施の形態の場合の作用効果に加えて、円形導波管フィ
ーダ33の内側形状が根元部から先端部に至るまで当該
先端部に向かって緩やかに広がるテーパー状となってい
るため、VSWRの劣化を抑制して特性改善を図ること
ができる。
【0058】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主反射鏡の直径と奥行きとが小さくなるように設定する
ことにより、一般家庭用に適したコンパクトな衛星放送
並びに衛星通信受信用のアンテナ装置を実現することが
できる。また、アンテナ装置の奥行き寸法を小さくし
て、はっ水性を有する平坦(フラット)に近い形状のレ
ドームを装着可能とすることにより、降雨、積雪の影響
を受けにくい構造とすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複反射鏡型小口径パラボラアンテ
ナ装置の第1の実施の形態であって全体構成を示す側断
面図である。
【図2】図1の第1の実施の形態の寸法関係を示す概略
構成図である。
【図3】第1の実施の形態における一次放射器部分の拡
大側断面図である。
【図4】第1の実施の形態において、受信プローブ部を
有するコンバータ入力側の正面図である。
【図5】前記受信プローブ部の1例を示す斜視図であ
る。
【図6】受信プローブ部の他の例を示す斜視図である。
【図7】第1の実施の形態における主反射鏡とレドーム
との嵌合部分を示す要部拡大断面図である。
【図8】前記レドームの背面図である。
【図9】主反射鏡の焦点距離Fと直径Dの比F/Dと、
主反射鏡の開口面からの焦点位置fの突出量Sと前記直
径Dの比S/Dとの関係を示すグラフである。
【図10】主反射鏡の直径D=18λとしたときの主反
射鏡の焦点位置fと副反射鏡の焦点位置f’間の距離F
−F’とアンテナ開口効率との関係を副反射鏡の直径d
をパラメータとして示すグラフである。
【図11】主反射鏡の直径D=22λとしたときの距離
F−F’とアンテナ開口効率との関係を副反射鏡の直径
dをパラメータとして示すグラフである。
【図12】本発明の第2の実施の形態の全体構成を示す
側断面図である。
【図13】図12の第2の実施の形態の寸法関係を示す
概略構成図である。
【図14】第2の実施の形態における一次放射器部分の
拡大側断面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態の全体構成を示す
側断面図である。
【図16】従来の複反射鏡型パラボラアンテナ装置の1
例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1,11 主反射鏡 2,12 副反射鏡 3 ステイ 4,13,23,33 導波管フィーダ 5,30 レドーム 11a 中心孔 11b フランジ部 13b,23b 雄螺子 14 コンバータ 14b 雌螺子 15 ベース部材 16 フィドーム 17,18 防水部品 20 受信プローブ部 20a,20b 直交プローブ 21 円形導波管部 30a 円周状嵌合部 30b 係止用凸状部 31 弾性モール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放物面を有する小型の主反射鏡と、該主
    反射鏡の焦点近傍に位置する双曲面を有する小型の副反
    射鏡と、該副反射鏡の焦点近傍に先端部が位置する円形
    導波管による給電手段と、該円形導波管に接続されたコ
    ンバータとを有する複反射鏡型パラボラアンテナ装置で
    あって、前記主反射鏡の直径をD、前記副反射鏡の直径
    をd、前記主反射鏡の焦点距離をF、前記主反射鏡の中
    心から前記副反射鏡の焦点までの距離をF’、前記主反
    射鏡の焦点位置と前記副反射鏡の焦点位置間の距離をF
    −F’、電磁波の波長をλとしたとき、 0.25≦F/D≦0.30 18λ≦D≦22λ 2λ≦d≦3λ 1.0λ≦F−F’≦1.5λ であることを特徴とする複反射鏡型小口径パラボラアン
    テナ装置。
  2. 【請求項2】 前記副反射鏡と前記円形導波管先端部と
    が低誘電率の合成樹脂製中空構造体を介して互いに接続
    されていて、該中空構造体により前記副反射鏡が所定位
    置に設定され、なおかつ前記副反射鏡と前記中空構造体
    間及び前記円形導波管と前記中空構造体間を弾性防水手
    段を用いて水密に接合一体化してなる請求項1記載の複
    反射鏡型小口径パラボラアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記円形導波管は、内側形状が根元部か
    ら先端部まで同一直径のストレートパイプであり、前記
    円形導波管と前記コンバータとの接続が、螺子による螺
    合であって着脱自在である請求項1又は2記載の複反射
    鏡型小口径パラボラアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記円形導波管は、内側形状が根元部か
    ら先端部近傍まで同一直径のストレートパイプであり、
    先端部のみテーパーが付けられたホーン状となってお
    り、前記円形導波管と前記コンバータとの接続が、螺子
    による螺合であって着脱自在である請求項1又は2記載
    の複反射鏡型小口径パラボラアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記円形導波管は、内側形状が根元部か
    ら先端部まで当該先端部に向かって緩やかに広がるテー
    パー状であり、前記円形導波管と前記コンバータとの接
    続が、螺子による螺合であって着脱自在である請求項1
    又は2記載の複反射鏡型小口径パラボラアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記円形導波管の伝送モードがTE11
    あって、前記コンバータの入力部が円形導波管構造で水
    平及び垂直の2本の直交プローブを持つ請求項1,2,
    3,4又は5記載の複反射鏡型小口径パラボラアンテナ
    装置。
  7. 【請求項7】 前記主反射鏡の開口部が前記副反射鏡と
    共にはっ水性で平坦に近い形状のレドームで覆われ、前
    記主反射鏡の開口縁に形成されたフランジ部の全周にわ
    たって弾性モールが装着され、前記主反射鏡のフランジ
    部に嵌合する前記レドームの嵌合部の内側に複数箇所の
    係止用凸状部が形成され、前記嵌合部が前記弾性モール
    の外側に着脱自在に嵌着されるとともに、前記係止用凸
    状部が前記弾性モールに圧接、係合してなる請求項1,
    2,3,4,5又は6記載の複反射鏡型小口径パラボラ
    アンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7554499B2 (en) 2006-04-26 2009-06-30 Harris Corporation Radome with detuned elements and continuous wires
WO2011073844A3 (en) * 2009-12-16 2011-09-01 Andrew Llc Method and apparatus for reflector antenna with vertex region scatter compensation
JP2016111429A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 住友電気工業株式会社 1次放射器、アンテナおよびアンテナの製造方法

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