JPH1065201A - 半導体導波路型受光素子とその製造方法 - Google Patents

半導体導波路型受光素子とその製造方法

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JPH1065201A
JPH1065201A JP9130042A JP13004297A JPH1065201A JP H1065201 A JPH1065201 A JP H1065201A JP 9130042 A JP9130042 A JP 9130042A JP 13004297 A JP13004297 A JP 13004297A JP H1065201 A JPH1065201 A JP H1065201A
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JP
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semiconductor layer
layer
semiconductor
etching
mesa stripe
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JP9130042A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Nishikata
一昭 西片
Koji Hiraiwa
浩二 平岩
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク電流の発生が抑制され、暗電流特性が
優れている半導体導波路型受光素子とその製造方法を提
供する。 【解決手段】 この半導体導波路型受光素子は、pまた
はn型の第1半導体層2と、第1半導体層2よりもバン
ドギャップエネルギーが小さい第2半導体層3と、第2
半導体層3よりもバンドギャップエネルギーが大きく、
かつ、第1半導体層2とは逆導電型の第3半導体層4と
がこの順序で積層されて成る積層構造が半導体基板1の
上に形成され、積層構造の少なくとも第2半導体層3を
含む上部部分がメサストライプをなしている半導体導波
路を有する受光素子において、少なくとも第2半導体層
3の側面または/および劈開端面が曲面3aになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体導波路型受光
素子とその製造方法に関し、更に詳しくは、実働時にお
けるリーク電流が低減し、低暗電流特性に優れている半
導体導波路を有する受光素子とそれを製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている受光素子用の半導
体導波路の断面構造を図9に示す。この半導体導波路
は、半導体基板の上に、n型クラッド層,低キャリア濃
度の光吸収層,p型クラッド層,コンタクト層がこの順
序で積層されて半導体の積層構造が形成されている。
【0003】そして、n型クラッド層よりも上の積層構
造の部分は、光の導波方向(紙面と直交する方向)に延
びるメサストライプになっていて、当該メサストライプ
の側面が誘電体膜で被覆されている。更に、コンタクト
層の上に電極(図示しない)が装荷され、また半導体基
板の背面にも電極(同じく図示しない)が装荷されてい
ることにより受光素子が構成される。
【0004】ここで、光吸収層のバンドギャップエネル
ギーは、その上下に位置するp型クラッド層とn型クラ
ッド層のバンドギャップエネルギーよりも小さく設定さ
れ、この光吸収層の光入射端面から入射した信号光は当
該光吸収層を導波するようになっている。そして、p型
クラッド層とn型クラッド層の間に逆電圧を印加する
と、低キャリア濃度の光吸収層内に空乏層が形成され、
この空乏層内に発生する高電界によって光吸収層を導波
する信号光が光電変換される。
【0005】すなわち、この受光素子の場合、入射した
信号光によって発生した空乏層内の励起キャリアが光電
流として検出される。励起キャリアは、空乏層内に発生
している電界によって分離・ドリフトし、励起キャリア
がホールの場合はp型クラッド層,電子の場合はn型ク
ラッド層に到達して光電流に寄与する。また、半導体の
積層構造を図9で示したようなメサストライプ形状にす
る理由は、受光素子の動作速度を高めるためである。
【0006】すなわち、受光素子の動作速度を高めるた
めには、前記した逆電圧の印加時に空乏層内に発生する
電気容量を小さくすることが必要であるが、そのこと
は、光吸収層の断面積を小さくし、したがって、逆電圧
印加時に形成される空乏層の断面積も小さくすることに
よって有効に実現することができるからである。その場
合、原理的には光吸収層の部分のみをメサストライプ状
にエッチング加工すればよいわけであるが、実際の製作
上は、図9で示したように、n型クラッド層よりも上の
部分がメサストライプ状に加工される。なお、このとき
に、n型クラッド層の一部も同時にエッチング加工され
ることもある。
【0007】また、誘電体膜は、受光素子の動作時に、
メサストライプの側面を流れるリーク電流を低減するた
めに設けられている。すなわち、リーク電流は、メサス
トライプの側面における表面準位や欠陥を介して流れる
ことが知られているが、ここを誘電体膜で被覆すること
により、表面準位や欠陥の影響が封殺されるのである。
【0008】一方、上記した受光素子の場合、素子に光
を効率よく入射させるために、通常、劈開によって端面
出しが行われている。劈開によって形成された端面は、
原子レベルで平坦であり、光は散乱することなく導波路
に進入できるからである。そして、この端面を、SiO
2やSiNxから成る無反射膜で被覆して、入射する光
の反射を抑制することが行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
造の受光素子における最大の問題は、当該受光素子の動
作時に、前記したメサストライプの側面にリーク電流が
流れるという問題である。このリーク電流の発生を抑制
するためには、前記したように、メサストライプの側面
を誘電体膜で被覆することが行われているが、このよう
な処置を施しても、リーク電流の発生を必ずしも充分に
抑制できていないという問題がある。
【0010】また、本発明者らの知見によれば、劈開し
た端面においても、可成り大きなリーク電流が発生して
いるという問題がある。本発明は、上記した半導体導波
路型受光素子の動作時におけるメサストライプ側面や劈
開端面でのリーク電流の発生を抑制することができる新
規な半導体導波路型受光素子とその製造方法の提供を目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
目的を達成するために鋭意研究を重ねる過程で、半導体
における表面準位の密度はダングリング結合の密度の影
響を強く受けるということに着目した。具体的には、ダ
ングリング結合の密度が高くなると、当該半導体の表面
準位は金属的になっていくという事実である。
【0012】この観点に立って、前記した半導体の積層
構造をエッチングしてメサストライプを形成する場合に
ついて以下のような考察を加えた。すなわち、メサスト
ライプの形成時には、通常、ウェットエッチングまたは
ドライエッチングが採用されているが、通常のエッチン
グ条件を採用した場合、例えばGaInAsP層を臭化
メタノールなどのエッチャントでエッチングした場合に
は、形成されるメサストライプの側面は(111)面,
(110)面,(100)面のような低指数面になるこ
とが知られている。
【0013】また、化学的な反応の強いメタンガス系の
ドライエッチングの場合や、物理的な反応の強い塩素系
のドライエッチングの場合には、上記したと同様に低指
数面になることが知られている。しかしながら、これら
(111)面などの低指数面の場合、その単位胞内にお
ける原子数は多いので、ダングリング結合数も多くなっ
ている。
【0014】例えば、InPに格子整合したGaInA
sの場合、その(111)面におけるダングリング結合
の密度は、6.7×1014atoms/cm2と非常に高いレベル
にある。このような状態における表面準位は金属的にな
っていて、リーク電流が流れやすい状態になっていると
考えられる。(110)面,(100)面などの他の低
指数面の場合も同様である。
【0015】一方、前記した劈開端面の場合、通常の劈
開条件で劈開して形成した端面もまた、(011)面な
どの低指数面になっていることが知られている。したが
って、この端面(劈開面)においても、上記したと同様
の理由でその表面準位は金属的となっていて、リーク電
流が流れやすい状態になっていると考えられる。
【0016】本発明者らは、このような考察の結果、エ
ッチングによって表出したメサストライプの側面または
劈開によって表出した端面におけるダングリング結合の
密度が低減すれば、リーク電流の発生を抑制することが
できるとの着想を抱き、この着想に基づいて鋭意研究を
重ねた結果、本発明の半導体導波路型受光素子とその製
造方法を開発するに至った。
【0017】すなわち、本発明においては、pまたはn
型の第1半導体層と、前記第1半導体層よりもバンドギ
ャップエネルギーが小さい第2半導体層と、前記第2半
導体層よりもバンドギャップエネルギーが大きく、か
つ、前記第1半導体層とは逆導電型の第3半導体層とが
この順序で積層されて成る積層構造が半導体基板の上に
形成され、前記積層構造の少なくとも前記第2半導体層
を含む上部部分がメサストライプをなしている半導体導
波路を有する受光素子において、少なくとも前記第2半
導体層の側面または/および劈開端面が曲面になってい
ることを特徴とする半導体導波路型受光素子と、半導体
基板の上に、pまたはn型の第1半導体層と、前記第1
半導体層よりもバンドギャップエネルギーが小さい第2
半導体層と、前記第2半導体層よりもバンドギャップエ
ネルギーが大きく、かつ前記第1半導体層とは逆導電型
の第3半導体層をこの順序で積層して積層構造を形成す
る工程;前記積層構造にエッチング処理を行って少なく
とも前記第2半導体層を含む上部部分をメサストライプ
形状にする工程;とを備えている半導体導波路型受光素
子の製造方法において、少なくとも前記第2半導体層の
エッチング処理時には、酒石酸を含有する溶液,臭素を
含有する溶液、または塩酸と酢酸と過酸化水素水との混
合液のいずれかを用いることを特徴とする半導体導波路
型受光素子の製造方法が提供される。
【0018】更に本発明においては、半導体基板の上
に、pまたはn型の第1半導体層と、前記第1半導体層
よりもバンドギャップエネルギーが小さい第2半導体層
と、前記第2半導体層よりもバンドギャップエネルギー
が大きく、かつ前記第1半導体層とは逆導電型の第3半
導体層とをこの順序で積層して積層構造を形成する工
程;前記積層構造にエッチング処理を行って少なくとも
前記第2半導体層を含む上部部分をメサストライプ形状
にする工程;とを備えている半導体導波路型受光素子の
製造方法において、形成すべき前記メサストライプの方
向をエッチング時に逆メサの出る方向に設定し、前記第
2半導体層のエッチング処理時に、前記メサストライプ
の側面に対してはメタノールと臭素との混合溶液を用
い、劈開端面に対しては酒石酸を含有する溶液を用いる
ことを特徴とする半導体導波路型受光素子の製造方法が
提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に基づいて、本発明の受光素
子の製作に用いる半導体導波路について詳細に説明す
る。図1において、半導体基板1の上には、第1半導体
層2,第2半導体層3,第3半導体層4、およびコンタ
クト層5がこの順序で積層されて積層構造が形成されて
いる。そして、この積層構造における第1半導体層2よ
りも上部の部分は、光の導波方向(紙面と垂直の方向)
に延びるメサストライプになっている。
【0020】なお、このメサストライプは、図のよう
に、第1半導体層2よりも上部だけに形成されているこ
とに限定されるものではなく、第1半導体層2の一部も
含めた状態で形成されていてもよい。ここで、第1半導
体層2はn型またはp型の導電型であり、下部クラッド
層として機能し、この第1半導体層2の上に積層されて
いる第2半導体層3は前記第1半導体層2よりもバンド
ギャップエネルギーが小さく、光吸収層として機能す
る。
【0021】そして、第2半導体層3の上に積層されて
いる第3半導体層4は、前記第2半導体層3よりもバン
ドギャップエネルギーが大きく、かつ、前記第1半導体
層2とは逆導電型であって、上部クラッド層として機能
する。その上のコンタクト層5はこの上に装荷される電
極とのオーミック接続を果たすために設けられている。
【0022】このメサストライプにおいて、少なくとも
第2半導体層(光吸収層)3の側面3aは曲面になって
いる。このような曲面の場合、そこにおける単位胞の面
積が、平面である前記した低指数面における単位胞の面
積に比べて大きくなるので、ダングリング結合の密度は
低減する。また、曲面においては、結晶の表面エネルギ
ーを下げるようにダングリング結合間での結合が促進さ
れることになるため、単位胞におけるダングリング結合
の密度は低下し、更には、曲面であるために、リークパ
スが長くなって電界強度は低下する。このようなことの
総合的な結果として、この曲面においては、リーク電流
の発生が顕著に抑制されることになる。
【0023】なお、本発明においては、光が導波し、か
つ逆電圧印加時に空乏層が形成されなければならない第
2半導体層(光吸収層)3の側面3aは少なくとも部分
的には曲面でなければならず、他の半導体層は平坦面で
あってもよく、また第2半導体層3の場合と同様な曲面
であってもよい。また、図1においては、第2半導体層
3の側面3aは内側に凸となる曲面であるが、図2で示
したように、外側に凸となる曲面3aであってもよい。
更に、この曲面は、全体として一定の曲率半径を有する
曲面であることに限定されるものではなく、位置によっ
ては曲率半径が異なっていてもよい。その場合、曲率半
径は格別限定されるものではないが、5〜200μmの
範囲内に設定することが好ましい。
【0024】なお、図1は、本発明の半導体導波路型受
光素子における半導体導波路の典型的な基本構成を例示
するものであって、第1半導体層(下部クラッド層)2
を省略して構成した場合も当然本発明に含まれる。ま
た、第2半導体層(光吸収層)3の上下に他の光導波路
層を付加する場合でも同様に本発明は成立するが、この
場合も少なくとも第2半導体層3の側面を曲面とすれば
上記した本発明の効果を得ることができる。
【0025】この半導体導波路は次のようにして製造す
ることができる。まず、半導体基板1の上に、常法によ
り、第2半導体層3,第3半導体層4、およびコンタク
ト層5をこの順序で積層して積層構造を形成する。つい
で、この積層構造にエッチング処理を行って、図1で示
したようなメサストライプを形成する。エッチング処理
としては、常用のドライエッチング,ウェットエッチン
グを適用することができる。
【0026】そして、このエッチング処理時に、メサス
トライプにおける少なくとも第2半導体層3の側面のエ
ッチングに関しては、水飽和酒石酸を含有する溶液,臭
素を含有する溶液、塩酸と酢酸と過酸化水素との混合液
をエッチャントとして用いたウェットエッチングが行わ
れる。そのことにより、第2半導体層3の側面3aは曲
面になる。
【0027】エッチャントとしては、例えば、第2半導
体層3がAlGaInAs系材料である場合には水飽和
酒石酸と過酸化水素との混合液を用いることが好適であ
る。このとき、酒石酸濃度やエッチング時の温度を変え
ることにより、形成される曲面の曲率半径の大小を制御
することができる。この場合、水飽和酒石酸と過酸化水
素との混合比は、20:1〜20:2の範囲に設定する
ことが好ましい。両者の混合比がこの範囲内にあるとき
には、エッチング速度はほとんど変化せず、安定した使
用領域になっている。そして、この範囲内にあるときに
は、エッチング速度は温度変化に対しても鈍感であるた
め厳しい温度管理は不要になるが、過酸化水素は蒸発し
やすいので、温度は18〜25℃に設定することが好ま
しい。
【0028】また、第2半導体層3がGaInAsP系
材料である場合には、まず、ドライエッチングで側面が
平坦なメサストライプを形成したのち、臭素系のエッチ
ャント、例えば、水飽和臭素と臭化水素と水との混合
液;塩酸と酢酸と水との混合液;水飽和酒石酸と水との
混合液;などでウェットエッチングすることが好適であ
る。
【0029】水飽和臭素と臭化水素と水との混合液の場
合、これらの混合比を1:1:10程度に設定すること
が好ましい。また、低温で使用すると、反応むらなどが
起こりやすくなるので、使用温度は18〜20℃程度に
設定することがよい。上記した混合液の場合、エッチン
グ対象がGaInAsPのとき、その組成がどのような
組成であってもエッチング速度は変わらない。すなわ
ち、この混合液は等速エッチャントであるため、異なる
組成のGaInAsPから成る積層構造を有する半導体
導波路型受光素子における整形処理に用いて最適であ
る。
【0030】また、塩酸と酢酸と水との混合液の場合、
これらの混合比を1:2:1程度に設定することが好ま
しい。この混合液は、その調製時に反応熱が発生して溶
液温度が上昇するので、18〜25℃程度に冷却して使
用する。このようにして製造された半導体導波路の表面
を誘電体膜で被覆し、更にコンタクト層5や半導体基板
1の裏面に常法により電極をそれぞれ装荷し、また光の
入射端面に無反射膜を形成することにより、本発明の受
光素子が得られる。
【0031】上記の説明は、メサストライプの側面にお
けるリーク電流の発生を抑制する場合であるが、前記し
たように、リーク電流は光の入射面である劈開端面にお
いても発生する。それを抑制するためにも、劈開した端
面における少なくとも第2半導体層(光吸収層)3に対
し、前記したメサストライプの側面の場合と同じ状態で
当該端面を曲面にすればよい。
【0032】なお、劈開端面における第2半導体層3の
光入射端面を曲面にすると、そこにおけるリーク電流の
発生を抑制できるとともに、当該曲面のレンズ効果によ
り感度向上も得られるので好適である。
【0033】
【実施例】
実施例1 図3で示した層構造の半導体導波路を次のようにして製
造した。キャリア濃度が5×1018cm-3のn−InP基
板11の上に、キャリア濃度1×1018cm-3,バンドギ
ャップ波長1.2μmで厚み3μmのn−AlGaInA
s層(光閉じ込め層)12,バンドギャップ波長1.4μ
mで厚み0.07μmのノンドープAlGaInAs層
(光吸収層)13,キャリア濃度1×1018cm-3,バン
ドギャップ波長1.4μmで厚み3μmのp−AlGaI
nAs層(光閉じ込め層)14,キャリア濃度1×10
18cm-3で厚み2μmのp−InPクラッド層15、およ
び、キャリア濃度2×1018cm-3,バンドギャップ波長
1.15μmで厚み0.3μmのp−GaInAsP層(コ
ンタクト層)16を積層した。
【0034】なお、これらの半導体層はいずれもn−I
nP基板11と格子整合する組成に選択されている。ま
た、ノンドープAlGaInAs層(本発明でいう第2
半導体層)13と接触しているn−AlGaInAs層
(本発明でいう第1半導体層)およびp−AlGaIn
As層(本発明でいう第3半導体層)における0.3μm
の領域はノンドープの状態にしてある。
【0035】この積層構造に対し、次のようなエッチン
グ処理を行ってメサストライプを形成した。なお、形成
すべきメサストライプの方向は、エッチングによって逆
メサの出る方向、すなわち、(011)面方向とした。 (1)まず、水飽和酒石酸と過酸化水素を体積比で2
0:1に混合して成る溶液(A)を用いて、室温下で、
p−GaInAsP層16をエッチングした。この場
合、エッチングにより形成されるメサストライプの側面
は平坦面になる。そして、この溶液(A)はInPを溶
解しないので、エッチングはp−InPクラッド層15
の表面で自動的に停止した。
【0036】(2)次に、塩酸とリン酸を体積比で3:
1に混合して成る溶液(B)を用いて、室温下で、p−
InPクラッド層15をエッチングした。この場合、エ
ッチングにより形成されるメサストライプ側面の形状
は、(1)で示したメサストライプ側面よりも傾斜が若
干ゆるやかな平坦面であった。また、この溶液(B)は
AlGaInAsを溶解しないので、エッチングはp−
AlGaInAs層(光閉じ込め層)14の表面で自動
的に停止した。
【0037】(3)更に、上記した溶液(A)を用い
て、室温下で、p−AlGaInAs層(光閉じ込め
層)14,ノンドープAlGaInAs層(光吸収層)
13をエッチングし、n−AlGaInAs層(光閉じ
込め層)12を0.2μm程度エッチングした時点でエッ
チングを終了した。エッチングの深さはエッチング時間
により制御した。
【0038】その結果、メサストライプの側面における
n−AlGaInAs層12の一部,ノンドープAlG
aInAs層13、およびp−AlGaInAs層14
の部分には、内側に凸になっている曲面が形成された。
この曲面を走査電顕で観察して曲率半径を測定したとこ
ろ15μmであり、またメサストライプ全体の平均的な
傾斜角度は50°程度になっていた。
【0039】その後、全体の表目に誘電体膜を形成し、
メサストライプ上面部の誘電体膜を部分的に除去し、p
−GaInAsP層16の上に50μm角のp型オーミ
ック電極を蒸着により形成し、n−InP基板11の裏
面にはn型オーミック電極を蒸着・装荷した。また、光
の入射する側の端面にはSiNxを蒸着して無反射膜を
形成して受光素子を製造した。
【0040】この受光素子は、波長1.3μmの光は吸収
するが、波長1.55μmの光は吸収しない波長選別機能
を備えている。この受光素子に、モードフィールド径が
6μmの光ファイバーから信号光を入射して受光感度を
測定した。波長1.3μmの光を0.9A/Wという高感度
で受光した。
【0041】また、逆バイアス電圧3Vにおいて暗電流
を測定したところ、素子100個の平均値で10pAと
極めて低かった。従来の導波路型受光素子の暗電流は1
nAから10nA程度であったことからすれば、暗電流
特性が3桁から4桁程度改善されたことになる。なお、
本実施例における暗電流特性の向上をその原因で解析す
ると、拡散電流は無視できるほど微量、入射端面に流れ
る電流が4pA、界面と光吸収層で発生する発生電流が
6pAであり、メサストライプの側面に流れる表面電流
は検知限界以下であった。このことから明らかなよう
に、メサストライプの側面を曲面にすることにより、そ
こを流れる表面電流が低減し暗電流の大きな改善がもた
らされていることが確認された。
【0042】実施例2 図4で示した層構造の半導体導波路を次のようにして製
造した。キャリア濃度が5×1018cm-3のn−InP基
板21の上に、キャリア濃度1×1018cm-3,バンドギ
ャップ波長1.2μmで厚み3μmのn−GaInAsP
層(光閉じ込め層)22,バンドギャップ波長1.65μ
mで厚み2μmのノンドープGaInAs層(光吸収
層)23,キャリア濃度1×1018cm-3,バンドギャッ
プ波長1.2μmで厚み3μmのp−GaInAsP層
(光閉じ込め層)24,キャリア濃度1×1018cm-3
厚み2μmのp−InPクラッド層25、および、キャ
リア濃度2×1018cm-3,バンドギャップ波長1.65μ
mで厚み0.3μmのp−GaInAs層(コンタクト
層)26を積層した。
【0043】なお、これらの半導体層はいずれもn−I
nP基板21と格子整合する組成に選択されている。こ
の積層構造に対し、次のようなエッチング処理を行って
メサストライプを形成した。形成すべきメサストライプ
の方向は実施例1と同じ方向にした。 (1)まず、臭素とメタノールを体積比で300:1に
混合して成る溶液(C)を用いて、室温下で、p−Ga
InAs層26から、n−GaInAsP層(光閉じ込
め層)22までをエッチングした。エッチング量はエッ
チング時間で制御し、n−GaInAsP層(光閉じ込
め層)22を0.5μm程度エッチングした時点でエッチ
ングを終了してメサストライプを形成した。
【0044】形成されたメサストライプの側面は、傾斜
角が54°程度の平坦な(111)面である。 (2)ついで、水飽和臭素と臭化水素と純水とを体積比
で1:1:10に混合して成る溶液(D)を用い、温度
21℃で前記メサストライプの側面をエッチングした。
【0045】エッチング後のメサストライプを走査電顕
で観察したところ、その側面は、図4で示したように、
各半導体層の湾曲の程度は異なっているが、n−GaI
nAsP層22,ノンドープGaInAs層23,p−
GaInAsP層24では外側に凸の曲面になってお
り、その曲率半径は62.5μm程度であった。この半導
体導波路を用いて、以後は、実施例1と同様にして誘電
体膜,電極を形成することにより受光素子にした。
【0046】この受光素子は、波長1.3μmの光と波長
1.55μmの光の両者を吸収できる機能を備えている。
この受光素子に、モードフィールド径が6μmの光ファ
イバーから信号光を入射して受光感度を測定した。波長
1.3μmの光に対しては0.95A/W、波長1.55μm
の光に対しては1.0A/Wという高い値を示した。
【0047】また、逆バイアス電圧3Vにおいて暗電流
を測定したところ、素子100個の平均値は100pA
であった。従来の素子の場合に比べて、暗電流特性は2
桁から3桁改善されている。 実施例3 実施例2で示した積層構造に対し、次のようなエッチン
グ処理を行って図5で示したような側面形状のメサスト
ライプを形成した。形成すべきメサストライプの方向は
実施例1の場合と同じである。
【0048】(1)まず、エッチャントとして塩素ガス
を用い、p−GaInAs層26からn−GaInAs
P層22までをドライエッチングした。エッチング処理
は、n−GaInAsP層22を0.2μm程度エッチン
グした時点で終了した。なお、ドライエッチングの場合
は、使用する反応ガスとエッチング条件を選定すること
により、任意の角度でエッチングすることができるが、
この実施例では、メサストライプの側面がn−InP基
板21に対して垂直な平面となるような条件を選定し
た。
【0049】(2)ついで、前記した溶液(D)を用い
て、形成されているメサストライプの垂直な平面をエッ
チングした。エッチング後のメサストライプを走査電顕
で観察したところ、その側面は、図5で示したように、
各半導体層の湾曲の程度は異なっているが、n−GaI
nAsP層22は内側に凸の曲面,ノンドープGaIn
As層23も内側に凸の曲面,p−GaInAs層24
は外側に凸の曲面になっており、その曲率半径は100
μm程度であった。
【0050】この半導体導波路を用いて、以後は、実施
例2と同様にして誘電体膜,電極を形成することにより
受光素子にした。この受光素子に、モードフィールド径
が6μmの光ファイバーから信号光を入射して受光感度
を測定した。波長1.3μmの光に対しては0.95A/
W、波長1.55μmの光に対しては1.0A/Wという高
い値を示した。
【0051】また、逆バイアス電圧3Vにおいて暗電流
を測定したところ、素子100個の平均値は100pA
であった。メサストライプの側面形状は、実施例2の場
合と異なっているが、この実施例3の受光素子は、実施
例2の受光素子と同じ暗電流特性を示している。 実施例4 まず、メサストライプの側面が図6で示したような形状
になっている半導体導波路を次のようにして製造した。
【0052】キャリア濃度が5×1018cm-3のn−In
P基板31の上に、キャリア濃度1×1018cm-3,バン
ドギャップ波長1.15μmで厚み0.5μmのn−GaI
nAsP層(光閉じ込め層)32,バンドギャップ波長
1.4μmで厚み3μmのノンドープGaInAsP層
(光吸収層)33,キャリア濃度1×1018cm-3,バン
ドギャップ波長1.15μmで厚み2μmのp−GaIn
AsP層(光閉じ込め層)34,キャリア濃度1×10
18cm-3で厚み2.1μmのp−InPクラッド層35、お
よび、キャリア濃度2×1019cm-3,バンドギャップ波
長1.15μmで厚み0.3μmのp−GaInAsP層
(コンタクト層)36を積層した。
【0053】なお、これらの半導体層はいずれもn−I
nP基板31と格子整合する組成に選択されている。つ
いで、上記積層構造のコンタクト層36の上に厚み0.1
μmのSiNx膜を形成したのち更にその上にレジスト
膜を形成し、ホトリソグラフィー技術を適用することに
より形成すべきストライプのパターンを描画した。形成
すべきメサストライプの方向は、メサ形状が逆メサにな
る方向、すなわち(0−11)方向に設定した。
【0054】そして、このストライプパターン以外のS
iNx膜をエッチング除去したのち、更にストライプパ
ターンの上に残置しているレジスト膜をエッチング除去
した。その結果、上記積層構造の上面には、SiNx膜
から成るストライプパターンが形成された。このSiN
x膜をマスクにして、次のようにしてメサストライプを
形成した。
【0055】(1)まず、実施例1で用いた溶液(A)
で室温下においてエッチングを行った。p−GaInA
sP層36がエッチングされた。この溶液(A)はIn
Pを溶解しないので、エッチングはp−InPクラッド
層35の表面で自動的に停止した。 (2)次に、実施例1で用いた溶液(B)で室温下にお
いてエッチングを行った。p−InPクラッド層35が
エッチングされた。この溶液(B)はGaInAsPを
溶解しないので、エッチングはp−GaInAsP層3
4の表面で自動的に停止した。
【0056】(3)ついで、臭素とメタノールを体積比
で1:200に混合してなる溶液(E)を用い、室温下
で、エッチングの深さが全体で8μmになるまでエッチ
ングを行ってメサストライプを形成した。この溶液
(E)は選択比が非常に小さいので、エッチング深さは
エッチング時間で制御した。
【0057】実施例2の場合と異なり、メサストライプ
の方向が90°ずれているので形成されたメサストライ
プの側面は曲面であった。このようにして製造した半導
体導波路に対し、次に、各メサストライプの間の溝に感
光性ポリイミドを埋め込み、メサストライプ間の溝の深
さを4〜5μmに浅くした。このとき、ノンドープGa
InAsP層(光吸収層)33の曲面は上記感光性ポリ
イミドで埋め込まれることになる。
【0058】ついで、常用のホトリソグラフィー技術に
より、各メサストライプのコンタクト層36の上にオー
ミック電極形成用のマスクパターンを形成したのち、そ
こにp型のオーミック電極を蒸着・装荷した。ついで、
チップ化を容易にするために、n−InP基板31の裏
面を研磨加工して基板の厚みを120μmに調整したの
ち、当該基板の裏面にn型のオーミック電極を蒸着・装
荷した。
【0059】そして、次のスクライブ工程により、30
0μm幅のバー状に劈開を行い、劈開端面を有する素子
にした。この劈開端面に対し、次のようなエッチングを
行った。 (5)実施例2で用いた溶液(D)に、液温21℃にお
いて、上記素子を8秒間浸漬した。
【0060】その結果、劈開端面のうち、ノンドープG
aInAsP層(光吸収層)33の劈開端面は、図7で
示したように、外側に凸の曲面になっていた。そして、
走査電顕でこの曲面を観察して曲率半径を測定したとこ
ろ約100μmであった。そして最後に、上記端面にS
iNxを蒸着することにより無反射膜を形成して受光素
子にした。
【0061】この受光素子は、波長1.3μmの光は吸収
するが波長1.55μmの光は吸収しない波長選別機能を
備えている。この受光素子に、モードフィールド径が6
μmの光ファイバーから信号光を入射して受光感度を測
定した。波長1.3μmの光を0.95A/Wという高感度
で受光した。
【0062】また、逆バイアス電圧3Vにおいて暗電流
を測定したところ、素子100個の平均値で70pA,
逆バイアス電圧5Vにおいて150pAと極めて低い値
であった。同様の材料と積層構造の受光素子において、
劈開端面とメサストライプの側面を曲面化しない従来の
受光素子の場合、逆バイアス電圧3V,5Vにおける暗
電流はそれぞれ180pA,270pAであることから
すると、この実施例素子の暗電流特性は44〜61%程
度向上していることになる。
【0063】実施例5 実施例4において、劈開後における劈開端面のエッチン
グを次のような態様で行ったことを除いては、実施例4
と同様にして受光素子を製造した。 (6)塩素と酢酸と過酸化水素水とを体積比で1:2:
1に混合して成る溶液(F)を用い、液温18℃におい
て劈開後の素子を10秒間浸漬した。
【0064】その結果、劈開端面のうち、ノンドープG
aInAsP層(光吸収層)33の劈開端面は、図8で
示したように、内側に凸の曲面になっていた。そして、
走査電顕でこの曲面を観察して曲率半径を測定したとこ
ろ約120μmであった。この受光素子に、モードフィ
ールド径が6μmの光ファイバーから信号光を入射して
受光感度を測定した。波長1.3μmの光を0.96A/W
という高感度で受光した。
【0065】また、逆バイアス電圧3Vにおいて暗電流
を測定したところ、素子100個の平均値で90pA,
逆バイアス電圧5Vにおいて180pAと極めて低い値
であった。 実施例6 実施例4において、劈開後における劈開端面のエッチン
グを次のような態様で行ったことを除いては、実施例4
と同様にして受光素子を製造した。
【0066】(7)実施例1で用いた溶液(A)をエッ
チャントとし、室温下において30秒間浸漬した。その
結果、劈開端面のうち、ノンドープGaInAsP層
(光吸収層)33の劈開端面は、図8で示したように、
内側に凸の曲面になっていた。そして、走査電顕でこの
曲面を観察して曲率半径を測定したところ約150μm
であった。
【0067】この受光素子に、モードフィールド径が6
μmの光ファイバーから信号光を入射して受光感度を測
定した。波長1.3μmの光を0.95A/Wという高感度
で受光した。また、逆バイアス電圧3Vにおいて暗電流
を測定したところ、素子100個の平均値で80pA,
逆バイアス電圧5Vにおいて170pAと極めて低い値
であった。
【0068】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
受光素子は、その半導体導波路におけるメサストライプ
において少なくとも光吸収層の側面または/および劈開
端面が曲面になっているので、単位胞内のダングリング
結合の密度は小さく、またリークパスも長くなり、その
ため、リーク電流の発生は低減し、暗電流特性が優れた
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明受光素子の半導体導波路におけるメサス
トライプの基本的な側面形状を示す断面図である。
【図2】メサストライプの別の基本的な側面形状を示す
断面図である。
【図3】実施例1のメサストライプにおける側面形状を
示す断面図である。
【図4】実施例2のストライプにおける側面形状を示す
断面図である。
【図5】実施例3のメサストライプにおける側面形状を
示す断面図である。
【図6】実施例4のストライプにおける側面形状を示す
断面図である。
【図7】実施例4の受光素子における半導体導波路の劈
開端面形状を示す部分断面図である。
【図8】実施例5,6の受光素子における半導体導波路
の劈開端面形状を示す断面図である。
【図9】従来の受光素子の半導体導波路におけるメサス
トライプの側面形状を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31 半導体基板 2,12,22,32 第1半導体層 3,13,23,33 第2半導体層 3a 曲面 5,16,26,36 コンタクト層 15,25,35 クラッド層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pまたはn型の第1半導体層と、前記第
    1半導体層よりもバンドギャップエネルギーが小さい第
    2半導体層と、前記第2半導体層よりもバンドギャップ
    エネルギーが大きく、かつ、前記第1半導体層とは逆導
    電型の第3半導体層とがこの順序で積層されて成る積層
    構造が半導体基板の上に形成され、前記積層構造の少な
    くとも前記第2半導体層を含む上部部分がメサストライ
    プをなしている半導体導波路を有する受光素子におい
    て、少なくとも前記第2半導体層の側面または/および
    劈開端面が曲面になっていることを特徴とする半導体導
    波路型受光素子。
  2. 【請求項2】 半導体基板の上に、pまたはn型の第1
    半導体層と、前記第1半導体層よりもバンドギャップエ
    ネルギーが小さい第2半導体層と、前記第2半導体層よ
    りもバンドギャップエネルギーが大きく、かつ前記第1
    半導体層とは逆導電型の第3半導体層とをこの順序で積
    層して積層構造を形成する工程;前記積層構造にエッチ
    ング処理を行って少なくとも前記第2半導体層を含む上
    部部分をメサストライプ形状にする工程;とを備えてい
    る半導体導波路型受光素子の製造方法において、 少なくとも前記第2半導体層のエッチング処理時には、
    酒石酸を含有する溶液,臭素を含有する溶液、または塩
    酸と酢酸と過酸化水素水との混合液のいずれかを用いる
    ことを特徴とする半導体導波路型受光素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板の上に、pまたはn型の第1
    半導体層と、前記第1半導体層よりもバンドギャップエ
    ネルギーが小さい第2半導体層と、前記第2半導体層よ
    りもバンドギャップエネルギーが大きく、かつ前記第1
    半導体層とは逆導電型の第3半導体層とをこの順序で積
    層して積層構造を形成する工程;前記積層構造にエッチ
    ング処理を行って少なくとも前記第2半導体層を含む上
    部部分をメサストライプ形状にする工程;とを備えてい
    る半導体導波路型受光素子の製造方法において、 形成すべき前記メサストライプの方向をエッチング時に
    逆メサの出る方向に設定し、前記第2半導体層のエッチ
    ング処理時に、前記メサストライプの側面に対してはメ
    タノールと臭素との混合溶液を用い、劈開端面に対して
    は酒石酸を含有する溶液を用いることを特徴とする半導
    体導波路型受光素子の製造方法。
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