JPH1064976A - ロボットブレード用圧電式ウェハ把持装置 - Google Patents

ロボットブレード用圧電式ウェハ把持装置

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JPH1064976A
JPH1064976A JP9140410A JP14041097A JPH1064976A JP H1064976 A JPH1064976 A JP H1064976A JP 9140410 A JP9140410 A JP 9140410A JP 14041097 A JP14041097 A JP 14041097A JP H1064976 A JPH1064976 A JP H1064976A
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gripper
semiconductor wafer
wafer
piezoelectric
grippers
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Arik Donde
ドンデ アリク
Herzel Laor
ラオー ハーツェル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェハ製造プロセスステーション間で半導体
ウェハを搬送中、半導体ウェハや他の加工物をロボット
搬送機構のブレード上にしっかりと固定することのでき
る圧電式把持装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の圧電グリッパ106a〜106
dは、ブレード100上に取り付けられており、グリッ
パに増分電圧を印加すると、半導体ウェハ102の周縁
部に係合するように移動する。グリッパがウェハと接触
すると、そのグリッパに対する電圧は、グリッパの更な
る伸長を防ぐため、一定に保たれる。全てのグリッパが
ウェハと接触状態になると、各グリッパに対する電圧
は、所定電圧分だけ増加し、それによって各グリッパに
よりウェハに及ぼされる力が増加し、ウェハはブレード
に固定される。その後は、ウェハがブレードに対して移
動することなく、ブレードはウェハを極めて高速に搬送
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハ製造
設備の内部で行われるようなウェハの取扱いに関し、特
に、ウェハ処理チャンバ間を搬送するためにウェハを固
定する把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハのメーカーは、製造時間を
改善するため常に努力している。ウェハ単体は、何百個
もの半導体チップを含み、その価値は50,000ドルから10
0,000ドル以上にもなる。このように、1時間当たり数
枚分のウェハ歩留まりを向上させるだけでも、著しいコ
スト削減が実現できる。図1に示すように、例えば高密
度プラズマ(HDP)エッチングのような典型的な半導
体ウェハ製造プロセスは、製造プロセスステーション2
0で行われる。ステーション20は一般的に、複数の処
理チャンバ22〜26と、半導体ウェハ30を様々な処
理チャンバ間で搬送するためのロボット搬送機構28と
を含む。ウェハ30(チャンバ22内に示す)は、当該
ウェハの向きに関する情報を提供するため、切欠き部な
いしは平面部(オリフラ)31を含んでもよい。
【0003】半導体ウェハ30は、最初、コンタミナン
トフィルタ、中間真空バッファ及び関連の真空プロセス
へのウェハ分配のための出入口として機能するロードロ
ックチャンバ22を介して、ステーション20内に搬入
される。ロードロックチャンバ22がシールされ、実質
的に排気された後、ウェハはロボット搬送機構28によ
って、ロードロックチャンバ22から方向決めチャンバ
24に搬送される。方向決めチャンバは、自動的にウェ
ハ中心を識別し、ウェハを所望の回転方向及び直線方向
に移動させる。半導体ウェハ30は搬送機構によって、
方向決めチャンバ24から処理ステーション20に搬送
される。HDPエッチングのようなウェハ製造プロセス
は、ステーション20で実行される。製造プロセスが完
了した後、搬送機構は、ウェハ30を処理チャンバ26
からロードロックチャンバ22に戻す。その後、チャン
バ22から処理済ウェハが搬出され、チャンバ22は次
のウェハを受取る準備をする。
【0004】ここで、図1〜図3について説明する。ロ
ボット搬送機構28は、ウェハが様々なチャンバ22〜
26間を搬送される間においてウェハ30を支持するた
めのブレード32を含んでいるのが一般的である。各チ
ャンバ内には、リフトピン22a〜22d,24a〜2
4d,26a〜26dが設けられており、これらのリフ
トピンは、チャンバ内でウェハ30を支持するため、ブ
レード32の幅の外側に配置されている。ブレード32
によりチャンバ内にウェハを配送する時、リフトピンは
垂直に上昇して、ウェハをブレードから持ち上げ、次い
でブレードはチャンバから引き出される。その後、ピン
は下降してウェハをチャック上に配置する。チャンバ内
の処理が完了したならば、ピンは再び上昇し、ブレード
はチャンバ内に挿入されてウェハの下側に配置される。
そして、リフトピンは下降され、その後ブレード32は
ブレード上に支持されたウェハと共にチャンバから引き
出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ウェハは、ブレードに
載せて搬送される間、ブレードに対して著しく動かない
ようにされるべきである。ブレードに対するウェハのど
のような摩擦運動も望ましくない微粒子を発生するおそ
れがあり、このような微粒子は処理ステーションのチャ
ンバ22〜26内に分散する可能性がある。微粒子汚染
による不良は、半導体産業では歩留まりと加工物の信頼
性低下の最大の原因となる。装置寸法形状の縮小化、及
び、ウェハの拡大化が続けられている限り、微粒子汚染
は装置性能の重要なファクタとなる。
【0006】従来、ウェハ搬送ブレードには、搬送中に
ウェハ30を載置する凹部34(図3)が形成されてい
る。凹部34は、半導体ウェハとブレードとの間の摩擦
力と共に、ウェハとブレードとの間の相対運動を妨げよ
うとするものである。
【0007】上記のように、半導体ウェハ製造に要する
時間は、製造プロセスでの考慮が不可欠である。ウェハ
製造プロセス時間の約20%は、ロボット搬送ブレード
に支持されながら、各ステーション20内における様々
なチャンバ22〜26間でのウェハ搬送に費やされるこ
とが判明している。このブレードに載せたウェハに費や
される時間は、付加価値のある時間ではない(つまり、
この時間の間、ウェハ上の製造プロセスは全く行われな
い)。
【0008】従って、ウェハがブレードに支持されて費
やされる時間を最小にするのが望まれる。この時間を最
小化する一つの方法は、ブレードがウェハを移動させる
速度を高めることである。しかし、臨界速度があって、
それを超えると、ブレードの加速/減速により、ブレー
ド上でウェハを静止して保持する摩擦力を超える力を、
ウェハ上で生じさせる。ブレードの速度がこの臨界速度
を超えると、ウェハはブレードに対して滑りを生じ、微
粒子を生じる可能性がある。望ましくない微粒子の発生
に加えて、そのような滑りは、ウェハをブレードからず
れさせる結果を招く。
【0009】搬送中、ブレードにより堅固にウェハを固
定する試みがなされてきた。例えば、機械的チャックが
ブレードに設置された。そのようなチャックは、ウェハ
がブレード上に置かれると、内側に動いてウェハと係合
して固定するヒンジ付ジョーを含むものである。しか
し、そのような機械的把持装置には幾つかの欠点があ
る。第1に、ブレード上でのウェハの正確な位置が変化
するおそれがある。ジョーが内側に動いてウェハと係合
する際、ウェハが、ジョーの全ての動きに対して完全に
心合わせしない限り、一つのジョーが他のジョーより前
に、ウェハと係合してしまうことになる。最初に係合す
るこのジョーが、内側に移動し続けると、ジョーは、ウ
ェハをブレードに対して移動させてしまい、それによっ
て、チャックにおいて阻止しようとしているまさにこの
状態がもたらされるのである。第2に、このような機械
的把持装置は本質的に、第2静止部分(即ち、ジョーを
上に取り付けた支持体)に対して摩擦接触状態で移動す
る第1移動部分(即ち、ヒンジ付ジョー)を持ってい
る、という欠点がある。第2部分の第1部分に対するそ
のような相対摩擦運動は、ウェハ製造に悪影響を及ぼす
微粒子を発生する傾向がある。
【0010】機械的グリッパの中には、ウェハに接触す
るとばねが伸長/収縮するばね付勢式チャック(図4)
を使用するものがある。図4に示すばね付勢式チャック
装置においては、ジョー36がウェハ30の縁部と接触
した後、ジョー支持体40の更なる動きにつれてばね3
8は延び、最終的には、ばね38がブレード32に対し
てウェハを動かすのに充分な力をジョー36に生起させ
る。おそらくこの時点より前に、ばね付勢式チャック装
置の他のジョーが、ウェハ周縁部周りで、ウェハと既に
係合しているであろう。このような装置に伴う問題は、
伸長/収縮するばねにより生み出される力は線形ではな
く、ばね付勢式の全てのジョーがウェハに係合して後も
まだ、合力がウェハにかかり、それによってウェハがブ
レードに対して動かされることである。加えて、ばね付
勢式チャックは、互いに摩擦接触して動くことにより別
の汚染源をもたらす部品も包含する。
【0011】従来の搬送ブレード32の更なる欠点は、
図3の(B)に示すように、ウェハ30がブレード凹部
34で不均等に載置されるかもしれないことである。凹
部34内へウェハを不適切に載置すると、ウェハの著し
い損傷又は完全破壊を招くおそれがある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施態様によ
ると、圧電グリッパ又はバイメタルグリッパなどの2台
以上の形状変化グリッパが、高速搬送中のウェハを固定
するために提供される。本発明の一実施態様において、
複数の圧電グリッパはそれぞれ、3つの導電電極層間に
介設された圧電セラミック材料の層を備えている。圧電
グリッパは、各支持ブロックに取り付けられ、これらの
支持ブロックは、ブレードの面に取り付けられて上方へ
突出している。グリッパは、ブレードの表面から僅かに
間隔を空けて支持ブロック上に取り付けられ、グリッパ
がブレードに対して接触又は摩擦することなく自由に動
けるようになっている。圧電グリッパは、ウェハの外周
周りに、対称的に間隔を空けるよう方向決めされる。各
圧電グリッパは、グリッパと搬送機構の動作を制御する
コンピュータに応答する制御可能な電源に電気的に結合
される。
【0013】ウェハがブレードに支持されると、連続的
な増分電圧量が、電極層を介して各グリッパの圧電セラ
ミック層に印加される。発明の一実施態様において、増
分電圧が印加されると、各圧電層は、概してウェハ中心
に向かう方向に曲がる。ウェハは各圧電グリッパに対し
て完全に心合わせされることはあり得ないので、通常、
圧電グリッパは、同時ではなくウェハ外周部に係合す
る。圧電グリッパのうちの一つが、ウェハ端部と測定可
能に接触すると、ウェハは圧電グリッパに反力を発生さ
せる。次に、その反力は、グリッパのセラミック層に電
圧を発生させる。
【0014】ウェハとの最初の接触の結果としてセラミ
ック層に発生される電圧を検知するため、セラミック層
には電子センサが接続されている。グリッパのセンサが
電圧を検出すると、センサは信号をコンピュータに送信
し、圧電グリッパに印加されるソース電圧の増加を停止
させ、印加電圧を一定に保つ。この方法では、各圧電グ
リッパは、それがウェハを係合するまでウェハに向かっ
て曲がり、その時点で、圧電グリッパの更なる湾曲が実
質的に停止する。グリッパに用いられる圧電材料の感度
は極めて高いので、各グリッパとウェハとの間のごく僅
かな接触力はセンサで検知することができ、グリッパの
更なる曲げを停止することができる。
【0015】本発明の実施態様において、各圧電グリッ
パがウェハと最初に接触すると同時に、各グリッパに印
加されるソース電圧は所定量分だけ増加し、それによっ
て、圧電グリッパはウェハをブレードにしっかりと固定
する。一旦、ウェハがブレードにしっかりと固定される
と、ブレードは、ウェハを当該ブレード上に単に載置し
た場合に可能な速度よりも相当に早い速度で、処理ステ
ーション内の様々なチャンバ間で半導体ウェハを搬送す
ることができる。
【0016】一実施態様においては、単一電源をブレー
ド上に設けて、各グリッパに隣接する制御回路に電圧を
供給することとしている。電源がブレードに取り付けら
れた場合、信号は、電圧源と制御回路との間をフレキシ
ブル電気リード又はノンフレキシブル電気リードを介し
て送信できる。或はまた、電圧源を、圧電グリッパ及び
ブレードから離して設置し、フレキシブル電気リードを
介して各制御回路に接続した電源としてもよい。制御及
びセンサーフィードバック信号を、フレキシブル電気リ
ードを介して、制御回路とコンピュータ間を転送するよ
うにしてもよい。また、制御及びフィードバック信号
は、光学的手段を介して転送してもよい。光学的手段を
使用するそのような一実施態様において、赤外線信号
を、特定のグリッパに隣接してブレード上に設けた第1
赤外線信号送/受信機と、処理ステーションの外側に設
けて、コンピュータに接続された第2赤外線信号送/受
信機との間で転送するようにしてもよい。赤外線送信シ
ステムを使用することにより、制御回路とコンピュータ
との間で信号を転送するための電気リードを、時間が経
つと腐蝕させてしまうような、処理設備環境から電気リ
ードをなくしてしまうという利点を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う実施形態を図
5〜図15を参照して説明する。本発明の実施形態は、
概して述べるならば、ウェハ製造プロセスチャンバ間で
半導体ウェハを搬送中に半導体ウェハをロボット搬送機
構ブレード上へ確実に固定する圧電把持装置に関する。
本発明のこれらの実施形態は、半導体ウェハのグリップ
ないしは把持に関して説明するが、粒子発生を考慮しな
ければならない種々のプロセスを通して搬送されるその
他の物体を把持するのに、本発明を利用できることは言
うまでもない。ここで使用される用語「ウェハ」は、製
造プロセスの様々な任意の段階に存在するかもしれない
加工物のことである。
【0018】ここで図5〜図8を参照すると、ブレード
100が示されており、この上にウェハ102が、様々
なウェハ製造チャンバの何れかの間での移動のために支
持されるようになっている。ブレード100は、ウェハ
を支持する実質的に平坦な上側平面104を有してお
り、本発明にとって不可欠ではないが、ブレード100
の厚さは約60mil(約1.5mm)とするのがよ
い。本発明によれば、複数の圧電グリッパ106a〜1
06d(図5の(A)、図5の(B)及び図6に概略的
に示す)を、ブレード100の面104より上方に取り
付けることが好ましい。図5には4個の圧電グリッパが
示されているが、本発明の別の実施形態において、4個
よりも2個以上多い圧電グリッパがウェハ102を把持
するのに使用できることは言うまでもない。圧電グリッ
パ106a〜106dは、ブレード100の縁部に設け
られるのが好ましく、そうすることによって、ウェハ1
02がブレード100に載置された時、グリッパ106
a〜106dは、ウェハ102の外周に沿って互いに対
称的に間隔を空けて位置される。圧電グリッパは、図5
の(A)及び(B)に示した位置以外の位置でウェハ1
02と係合するように配置できると考えられ、更に、本
発明による圧電グリッパを、ブレード100の軌道の外
側にあるウェハの位置で、ウェハ102と係合するよう
に、ブレード100に対するアタッチメント上に取り付
けてもよいと考えられる。
【0019】ブレード100上の位置及びウェハ102
に対する方向を別にすれば、各圧電グリッパ106a〜
106dは、構造上及び操作上互いに同一である。従っ
て、圧電グリッパ106aだけを以下説明する。しか
し、以下の説明は、別の各圧電グリッパにも同じように
適用することは言うまでもない。
【0020】図7〜図9に明示するように、本発明の好
適な実施形態において、圧電グリッパ106aは、3つ
の電極層204,206,208の間に間挿された一対
の圧電層200,202を有するバイモルフ素子(bimo
rph)から構成されている。圧電層200,202を、
例えば、鉛−ジルコン酸塩−チタン酸塩化合物又は鉛−
マグネシウム−ニオブ酸塩化合物を含む多結晶性セラミ
ック材料で形成するのが好ましい。これらの圧電層20
0,202は、本発明の別の実施形態において、純圧電
結晶、例えば石英などから成るものとしてもよい。圧電
層200,202はそれぞれ、厚さ約0.006インチ
(約0.15mm)、幅約0.1インチ(約2.54m
m)、そして長さ約1.0インチ(約25.4mm)で
あることが好ましい。
【0021】電極層204,206,208は、例え
ば、ニッケル及び銅を含む様々な任意の金属の導電体で
形成される。内側の電極層206は、厚さ約0.006
インチ(約0.15mm)、幅約0.1インチ(約2.
54mm)、長さ約0.6インチ(約15.2mm)で
あることが好ましい。圧電層200,202は、内側の
電極層206にエポキシ樹脂によって接着されるか、さ
もなければボンド付けされるのが好ましい。外側の電極
層204,208は、好ましくは、電極層206と同じ
長さ及び同じ幅を有し、例えば無電解ニッケルコーティ
ング、又は他の同様なプロセスによって圧電層200,
202上に形成した薄い金属コーティングでできてい
る。層200〜208の上記寸法は、本発明の別の実施
形態において変更することができる(層200〜208
の寸法は、図において尺度で描かれてはいない)のは言
うまでもない。
【0022】本発明の実施形態は、5層よりも多い層を
有する圧電グリッパを包含することが更に考えられる。
例えば、グリッパは、4つの電極層間に介在された3つ
の圧電層を有してもよく、或はまた、5つの電極層間に
介在された4つの圧電層を有してもよい。当該技術で知
られているように、そのようなマルチモルフ(multimor
ph)構造は、圧電性セラミックと同時焼成した薄い金属
層で形成してもよい。本発明に用いるようとしているタ
イプのバイモルフ構造及びマルチモルフ構造は、マサチ
ューセッツ州レキシントンの Litton Itek Optical Sys
temsから入手できる。
【0023】図7の(A)、図7の(B)、図7の
(C)及び図8に示すように、圧電グリッパ106a
は、支持ブロック108に取り付けられた第1の端部1
06a′、及び端部106a′と対向しウェハ102と
係合する第2の自由端部106a″を有している。支持
ブロック108は、ガス放出特性の低い電気絶縁性の、
機械加工可能な材料で形成するのが好ましい。そのよう
な材料には、例えば石英及び種々のセラミックがある。
当業者には理解できるように、支持ブロック108を他
の材料で形成してもよい。図7の(C)で最も良く分か
るように、ブレード100に、各支持ブロック108を
受容する複数の移動止め(デテント)107を機械加工
で形成してもよい。かかる機械加工プロセスは、移動止
め107がブレード上に正確に配置されるよう制御さ
れ、支持ブロックは、他の各グリッパの対応端部と同様
に、端部106a″をウェハの外径から約1/2mm離
れた位置に位置決めする。この距離は、本発明の別の実
施形態では変更されるものであることは言うまでもな
い。支持ブロック108を、移動止め107内に、従来
の接着剤又はガス放出性の低いエポキシ樹脂で固着して
もよい。
【0024】支持ブロック108には、圧電グリッパ1
06aを受容するためのインデント(くぼみ)109が
形成されてもよい。グリッパ106aは、従来の接着剤
又はガス放出性の低いエポキシ樹脂を含め、様々な方法
によってインデント109内に固着される。図7の
(B)及び図7の(C)に示すように、ブレード100
の面104に隣接した圧電グリッパ106aの下面は、
ブレード100の面104からわずかに間隔が空いてい
るので、グリッパ106aは、ブレード100と摩擦接
触することなく移動する。支持ブロック108に端部1
06a′を取り付けた場合、圧電グリッパ106aの端
部106a″を、ブレード100の平面に実質的に平行
な平面内で曲げることができる。グリッパ106aは図
7においては緩和状態、即ち、電圧がグリッパに全く供
給されていない状態にある。グリッパ106aは図8に
おいて作動状態、即ち、電圧がグリッパに供給されてい
る状態にある。
【0025】本発明の一実施形態において、圧電層20
0,202は、図7の(D)の層200,202におけ
る矢印で示したような分極ベクトル(polarization vec
tors)を有する。電圧の印加時に、以下でより詳細に述
べるように、そのような分極により、層200は伸長
し、層202は収縮する。層200,202の伸長と収
縮は、それぞれ、グリッパ106aがウェハ102に向
かって曲げられる原因となる。
【0026】電圧は、図9の(A)に示す電気回路29
9を介して圧電グリッパ106aに印加されるが、この
回路299は、各圧電グリッパ106a〜106dに隣
接してブレード100に取り付けるのが好ましい。電気
回路299は、信号をコンピュータに送り、そして信号
をコンピュータから転送するインターフェイス(I/
F)チップ305を含む。本発明の別の実施形態では、
チップ305はそれ自体が、後述するように、グリッパ
106aの操作制御に関するコンピュータ112の機能
を実行するための単一チップマイクロプロセッサとな
る。この別の実施形態において、回路299は、コンピ
ュータ112から独立して作動するようにしてもよい。
【0027】部品305がI/Fチップである場合、コ
ンピュータ112は、連続的に増分するデジタル電圧制
御信号301を出力し、この信号はI/Fチップ305
によって伝送され、従来一般のデジタル−アナログ(D
/A)変換器302によってアナログ制御信号303に
変換される。第1の演算増幅器(OPアンプ)300
は、アースに接続された反転入力、及びアナログ電圧制
御信号303を受け取る非反転入力を有する。第2のO
Pアンプ304は、アースに接続された非反転入力、及
び同アナログ電圧制御信号303を受け取る反転入力を
有する。第1のOPアンプ300は正の電圧信号306
を出力し、第2のOPアンプ304は、電圧信号306
と同じ大きさで、アースに関して反転された負の電圧信
号308を出力する。
【0028】電圧信号306,308はそれぞれ、外側
の電極層204,208に受け取られる。内側(中央)
の電極層206はアースに接続される。従って、電界が
正から負に流れる法則を適用すると、電界は、電極層2
04からアース層206に圧電層200を横切って流れ
る。同様に指向される電界は、アースされた電極層20
6から電極層208に圧電層202を横切る流れを確立
する。図7の(D)に示すように方向付けられた圧電層
200中の分極ベクトルと相まって、電界は圧電層20
0の分極ベクトルの方向にほぼ抗して流れるので圧電層
200が伸びる。逆に、図7の(D)に示すように方向
付けられた圧電層200中の極性ベクトルと相まって、
電界は圧電層202内のほぼ極性ベクトルの方向に流れ
るので層202が収縮する。層200の伸びと層202
の収縮により、圧電グリッパ106aは、図9の(A)
に示すグリッパ106aの図に関して下方向に湾曲す
る。
【0029】好適な実施形態において、電圧信号306
及び負の電圧信号308は、それぞれ、支持ブロック1
08に隣接する層204,208の露出面にスポット溶
接された電気リードによって、層204,208に伝え
られる。当業者には理解できるように、リードを、スポ
ット溶接以外の手段によって層204,208に接続し
てもよく、信号306,308を電気リード以外の手段
によって電極層204,208に送信してもよい。
【0030】図示のように、デジタル電圧制御信号30
1を、コンピュータによって増分することにより、電極
層204,208のそれぞれに供給される電圧信号30
6,308が同様に増分する。本発明の一実施形態にお
いて、電圧制御信号を、1ミリ秒から10ミリ秒毎に1
回増分してもよい。しかし、このタイムインターバル
は、別の実施形態において、1ミリ秒未満及び10ミリ
秒より長くしてもよい。グリッパ106aは、後述する
ように信号301が増分を停止するまで、コンピュータ
112からの電圧制御信号301の各増分時に、より大
きく曲がる。
【0031】第1及び第2のOPアンプ300,304
には、好ましくは±1.5ボルト〜±0.9ボルトを出
力する電圧源110(図5の(A)及び図9の(B))
によって電力が与えられる。電圧源110からの電圧出
力が、本発明の別の実施形態において、1.5ボルト未
満であっても、9ボルトを超えてもよいことは言うまで
もない。好適な実施形態において、電圧源110からの
電圧出力は、DC/DC変換器を介して、+100V及
び−100Vの出力を生じるように変換される。従っ
て、好適な実施形態において、電圧信号306は、0V
と+100Vとの間の範囲にあり、負電圧信号308
は、0Vと−100Vとの間の範囲にある。
【0032】しかし、図9の(A)に示した上記電気回
路は、圧電グリッパ106の制御された所望の湾曲を達
成するために本発明の別の実施形態で使用できる多くの
電気回路のうちの一つに過ぎないことは理解されたい。
当業者にとって理解できるように、電極層204,20
6,208に供給する電圧は変えることができ、圧電層
200,202内の分極ベクトルの方向も変えることが
できる。但し、電気回路は、圧電層を横切って形成され
た電界により、圧電層の一方が他方の圧電層より大きい
度合いで、増分的に伸びることが条件である。更に、当
業者ならば、完璧なアナログシステムを本発明の代替実
施形態においてグリッパ106a〜106dの湾曲を制
御するために使用してもよいことは理解できるであろ
う。
【0033】動作時、まずウェハ102をブレード10
0上に載置した時、各圧電グリッパ106a〜106d
は、図7の(A)に示すように、ウェハの周縁部から離
隔されている。この際、ウェハ102が各圧電グリッパ
106a〜106dに対して心合わせされていることは
少ない。図13に示すフローチャートによって表される
ように、単一のグリッパ106aについて言及すると、
グリッパ106aに関連する電圧制御信号は、グリッパ
106aがウェハの外周部に接触するまで(図8)、ス
テップ1302において増加し、ステップ1303にお
いて適度な力をウェハに及ぼす。この時点で、ウェハ1
02は同様に、測定可能な反作用力をグリッパ106a
に及ぼす。
【0034】図7、図8及び図9に示すように、グリッ
パ106aは更に、3つの検知層214,216,21
8を含み、それらの層は圧電層200,202に取り付
けられ、それによって隔てられる。検知層214,21
6,218は導電体であり、電極層204,206,2
08の一部分として最初に形成されるのが好ましい。そ
の後、当該検知層の一部は、既知のエッチング処理によ
って、検知層214、216,218を電極層204,
206,208から電気的に絶縁するために、エッチン
グ除去される。別の実施形態において、例えば図7の
(D)に示されるように、外側の検知層214,218
のみが電極層204,208から離隔される。図7の
(D)の実施形態において、中心層206は、前述の実
施形態の電極層206及び検知層216の両方として機
能する。上記両実施形態において、層206をアース接
続するのが好ましい。電極層206及び検知層216を
画成するために層206にエッチング処理を施す実施形
態において、層206と層216の両層をアース接続す
るのが好ましい。
【0035】グリッパ106aとウェハとの間での接触
の結果として、ウェハによってグリッパ106aに及ぼ
される力は圧電層200、202の自由端を僅かに湾曲
させる。即ち、圧電層202の端部は僅かに伸長し、圧
電層200の端部は僅かに収縮する。図7の(D)に示
すような分極ベクトルを層200、202が持つ場合、
層200が収縮すると、検知層214,216間に電界
が生じる。層216が接地されている場合、層200の
収縮により、検知層214内に正電圧が生じる。層20
2の伸びは、検知層214,218間に電界を生じ、検
知層218内に類似の正電圧を生成する。検知層21
4,218からの電圧は、フィードバック電圧信号31
0,312としてそれぞれ第3のOPアンプ314に送
られる。第3OPアンプ314は電圧源110から電力
供給される。好適な実施形態において、フィードバック
電圧信号310,312は、検知層214,218か
ら、当該検知層214,218の露出面にスポット溶接
されたフレキシブルリードによって、伝送されてもよ
い。当業者にとって理解できるように、フレキシブルリ
ードを、層214,218にスポット溶接以外の手段に
よって接続してもよく、信号310,312を層21
4,218から電気リード以外の手段によって伝送して
もよい。
【0036】図9の(A)に示すように、フィードバッ
ク電圧信号310は、反転入力として第3のOPアンプ
314に入力され、フィードバック電圧信号312は、
非反転入力として第3のOPアンプ314に入力され
る。しかし、これら反転入力及び非反転入力は、本発明
の別の実施形態において切り換えられるようにしてもよ
い。第3のOPアンプ314からの出力は、アナログ−
デジタル(A/D)変換器318を介してデジタル出力
信号316に変換され、このデジタル出力信号316は
I/F伝送チップ305を介してコンピュータ112に
送られる。
【0037】図13に示すフローチャートに表されるよ
うに、デジタル出力信号316を受け取ると、コンピュ
ータ112は、ステップ1305での電圧制御信号の増
分を停止させ、代わりに、一定値の電圧制御信号301
を送信する。この方法では、圧電グリッパ106aが、
測定可能にウェハ102と係合するまで、つまりデジタ
ル出力信号が、コンピュータに圧電グリッパ106aの
更なる湾曲を止める信号を発生する時点まで、ウェハ1
02に向かって湾曲する。しかし、グリッパ106aを
湾曲するための電子装置に関して上で説明したように、
グリッパのウェハとの接触を検知する図9の(A)に示
すシステムは、グリッパのウェハとの接触を検知するた
めに本発明の代替実施形態で使用できる多くの電気回路
のうちの一つにすぎない。上記圧電システム以外の従来
型検知システムを、本発明の代替実施形態におけるグリ
ッパのウェハとの接触を検知するのに使用できること
は、更に言うまでもない。例えば、発明の一実施形態に
おいて、グリッパ106aに取り付けたストレインゲー
ジを使って、グリッパとウェハ間の接触を検知してもよ
い。
【0038】グリッパ106aに高感度の圧電材料を用
いることにより、グリッパ106aとウェハ102との
間のごく僅かな接触力が、コンピュータに、グリッパ1
06aの更なる湾曲を停止させるデジタル出力信号31
6を発生させる。しかし、図12のグラフに示すよう
に、グリッパ106aの電極層204,208にそれぞ
れ供給される電圧信号306又は負電圧信号308は、
グリッパ106aのウェハとの接触時に、直ちに増分を
停止する必要性はない。図12において、電圧信号30
6と負電圧信号308との間の差は、x軸に沿って、グ
リッパ106aに供給されるネット電圧(有効電圧)と
して表されている。また、グリッパ106aの単位長さ
での湾曲の程度は、y軸に沿ってグリッパに供給される
ネット電圧の関数、f(x)として表されている。あるネッ
ト電圧v1、で、グリッパ106aはウェハ102と接
触する。その直後、ネット電圧は増分し続けるが、ブレ
ード上のウェハの静的摩擦力がグリッパ106aの更な
る湾曲を阻止するので、グリッパ106aはそれ以上湾
曲しない。あるネット電圧v2において、グリッパ10
6a内の応力は、ブレード上のウェハの静的摩擦力を克
服するのに充分高くなり得るだろう。このネット電圧v
2 に到達した場合、グリッパは湾曲を再開し、ウェハは
ブレードに対して移動する。
【0039】しかし、本発明の好適な実施形態によれ
ば、検知層214〜218は、グリッパがあるネット電
圧vs でそれ以上の湾曲を停止させるフィードバック電
圧信号310、312を発生する。ネット電圧vs は、
1(グリッパのウェハとの最初の接触)とv2(ブレー
ド上でのウェハの動き)との間のある点で生じる。ネッ
ト電圧が値vs に達した後、電圧信号306、308の
更なる増分は中止され、グリッパ106aの更なる湾曲
は終了する(グラフの点線は、ネット電圧がvs の値を
超えて増加された場合に生じ得る状態を示している)。
ネット電圧とグリッパ106aの湾曲との間の関係は、
図12においてほぼ直線的であるように表されるが、そ
れらは発明の実施形態に関連して、非直線的であっても
よいことは言うまでもない。その上、vs の値がv1
2 間の特定位置に示されるが、値vs は、v1 とv2
間の任意の点であってもよいことは言うまでもない。
【0040】各圧電グリッパ106a〜106dは、圧
電グリッパ106aについて上述したように、各圧電グ
リッパ106a〜106dがウェハ102の外周部と接
触するまで作動する。図13のフローチャートのステッ
プ1304,1306で示すように、一旦全てのグリッ
パがウェハと接触すると、コンピュータ112は、各グ
リッパ106a〜106dへの電圧制御信号を、所定量
だけ同時に増分させる。それに応答して、各グリッパ
は、ウェハをブレードに固定する力をウェハに及ぼす。
その後、ブレード100は、高速度であって、半導体ウ
ェハ102がブレード100に対して動くことがない程
度の速度で、当該ウェハ102を搬送する。
【0041】ここで、図14に示すフローチャートにつ
いて言及すると、一旦ウェハが搬送され、ウェハ製造プ
ロセスの次のチャンバ内に配置されると、ブレード10
0はウェハ102を、リフトピン、例えば図1のリフト
ピン24a〜24dに載置する。ここで再び、単一グリ
ッパ、例えば106c、について以下に言及するが、以
下の説明はグリッパの各々に適用される。コンピュータ
112はステップ1400においてブレード100を、
当該ブレードが次のチャンバ内の適切な位置にあるかど
うかを見るようにモニターする。ウェハが適切に位置決
めされると、好適な実施形態において、グリッパ106
cに対する電圧制御信号301は降下される(ステップ
1402)。電圧制御信号301が降下されると、グリ
ッパ106cは弛緩し、ウェハ上のグリッパによって及
ぼされる力は減少する。上述したように、各グリッパの
デジタル出力信号316は、ウェハ上にかかるそのグリ
ッパの力の測定値である。従って、ウェハ上のグリッパ
によって及ぼされる力が減少すると、グリッパ106c
のデジタル出力信号316は同様に減少する。
【0042】ステップ1404において、グリッパ10
6cのデジタル出力信号が、ウェハ上のグリッパ106
cのゼロ又はゼロに近い力を示す所定値に達すると、コ
ンピュータは、グリッパ106cへの電圧制御信号の降
下を中止し、よって、グリッパ106cによるウェハの
更なる解放を中止する。ステップ1406において、コ
ンピュータは次に、他の全てのグリッパ(4つのグリッ
パを有する実施形態において106a、106b及び1
06d)のデジタル出力信号が、所定値まで降下したか
どうかを判断する。他の全てのグリッパについての出力
信号が降下していない場合には、グリッパ106cの電
圧制御信号をステップ1405で一定に保持する。他の
全てのグリッパのデジタル出力信号がステップ1406
で所定値に達した場合、全てのグリッパへの電圧はステ
ップ1408で遮断され、従って全てのグリッパがウェ
ハから離れた弛緩状態に戻す。その後、リフトピンは、
ウェハがブレードから離れるまで持ち上げられるために
上昇し、ブレードはチャンバから引っ込み、そして、リ
フトピンは、処理するためにウェハをチャックに降ろ
す。
【0043】本発明によるグリッパは、本発明の別の実
施形態において、コンピュータを制御して上記とは異な
る順序でウェハを解放するようにしてもよい。例えば、
図15に示すフローチャートに関連して説明する別の実
施形態において、コンピュータ112が、ステップ15
00で、ブレードが次のチャンバ内に適切に位置決めさ
れていることを判断した後、グリッパの、例えばグリッ
パ106cの電圧制御信号をステップ1502で降下さ
せることにより、グリッパ106cによってウェハに及
ぼされる力を減少させる。図14に関して上で説明した
ように、グリッパの電圧制御信号が降下すると、そのグ
リッパのデジタル出力信号は減少する。ステップ150
4において、コンピュータはグリッパ106cのデジタ
ル出力信号をモニターする。一つ以上のグリッパが、残
りのグリッパよりも早く降下することが起こりうる。従
って、ステップ1506において、例えば、グリッパ1
06cのデジタル出力信号が一つ以上の他のグリッパよ
りも早く減少し、かかる一つ以上の他のグリッパについ
てのデジタル出力信号のうち次に近いものが所定の差分
値よりも大きな値だけ異なるようになった場合、グリッ
パ106cに関連する電圧制御信号は一定に保たれるで
あろう。グリッパ106cの電圧制御信号が一定に保た
れる一方で、(一つ以上の他のグリッパが同様に一定に
保たれる場合に、他のグリッパのデジタル出力信号内に
同様の差がない限り)一つ以上の他のグリッパの電圧制
御信号は降下し続ける。
【0044】(この例における)グリッパ106cのデ
ジタル出力信号と次に最も近いデジタル出力信号との差
が、再度上記の所定差分値未満に低下すると、グリッパ
106cの電圧制御信号が再び降下し続けるように、コ
ンピュータ112は、グリッパ106cをステップ15
04においてモニターし続ける。この方法において、各
グリッパは、ウェハへのそれらの把持力を相対的に同時
に解放するよう、制御される。
【0045】ステップ1508において、グリッパ10
6cのデジタル出力信号が、ウェハ上のグリッパ106
cのゼロ又はゼロに近い力を示す所定値に達する時、コ
ンピュータはグリッパ106cへの電圧制御信号を降下
するのを中止し、従ってグリッパ106cによるウェハ
の更なる解放が中止される。ステップ1510におい
て、コンピュータは次に、全ての他のグリッパのデジタ
ル出力信号が、所定値まで降下したかどうかを判断す
る。全ての他のグリッパのデジタル出力信号が降下して
いない場合、グリッパ106cの電圧制御信号は、ステ
ップ1512で一定に保たれる。全ての他のグリッパの
デジタル出力信号が、ステップ1510で所定値に達し
ている場合、全てのグリッパに対する電圧はステップ1
514において遮断され、従って全てのグリッパがウェ
ハから離れた弛緩状態に戻ることとなる。その後、リフ
トピンは、ウェハがブレードから離れるまで持ち上げる
ために上昇し、ブレードはチャンバから引っ込み、リフ
トピンは、処理するためにウェハをチャック上に降ろ
す。
【0046】図15に関して説明する実施形態は、他の
グリッパよりも早くウェハを解放しているグリッパを、
結果において減速させる。図15に関して説明した実施
形態の変形態様においては、ウェハをより遅く解放する
グリッパが、加速できることを除いて、図15と同様に
動作するようにしてもよい。当業者によって理解できる
ように、このことはグリッパのデジタル出力信号をモニ
ターして、他のグリッパの電圧制御信号よりも大きい割
合で、より遅いグリッパの電圧制御信号を減少すること
によって達成できる。
【0047】一般的に、ブレード100上の半導体ウェ
ハ102の位置は、連続的なウェハ搬送に関しては約1
/2mm変位してもよい。従って、本発明の好適な実施
形態において、ウェハ102に隣接する各圧電グリッパ
106a〜106dの端部は、約1/2mm湾曲するこ
とが可能である。上記した寸法の圧電グリッパについ
て、1/2mmの湾曲は、約0ボルトから約±100ボ
ルトまでの電圧変化によって行うことができる。
【0048】好適な実施形態において、電圧源110
は、充電可能な電池のような専用電源であることが好ま
しく、この電源は図5に示すようにブレード100に支
持される。しかし、電圧源は、例えば荷電コンデンサや
太陽エネルギー装置のような、他の電圧供給機構で代替
的に形成してもよい。また、電圧源は、例えばロボット
搬送機構402上の任意の位置など、処理チャンバ内の
ブレード上以外の位置に設けてもよいことは言うまでも
ない。電圧源をチャンバ周囲の要素から保護し、全ての
ガス除去を電源からチャンバ周縁を進入しないように防
ぐ技術として知られる、プラスチックハウジングで電圧
源を被包していてもよい。電圧源をブレード上に配置す
る場合、フレキシブル又はノンフレキシブル電気リード
を使って、電源をそれぞれのグリッパ一つひとつに関連
する各電気回路299に接続してもよい。電圧源を処理
チャンバ内の他の位置、例えばロボット搬送機構上に配
置する場合、フレキシブル電気リードを使って、電圧源
を各電気回路299に接続してもよい。更に、電圧源1
10をチャンバの外に設けてもよいことは言うまでもな
い。この場合も、フレキシブル電気リードを使って、電
圧源をそれぞれの電気回路に、電気的に接続してもよ
い。また、2つ以上の電圧源を使って、発明の別の実施
形態におけるグリッパ106a〜106dに電圧を供給
してもよいことが考えられる。
【0049】図5及び図9に示す電気回路299を、各
グリッパに隣接してブレード上に取り付けてもよい。電
極層204,208及び検知層214,218に接続さ
れた電気リードの一部分を除いて、電気回路299の部
品を、チャンバ環境の要素から回路を保護する技術とし
て知られる、プラスチックハウジングで被包してもよ
い。電気リードは、電圧制御信号をコンピュータ112
からI/F伝達チップ305へ伝え、また、デジタル出
力信号を伝達チップ305からコンピュータ112へ伝
える。
【0050】ウェハ製造プロセスステーション内の環境
は、電気リード及び/又はリード絶縁体にとって有害で
あるおそれがある。従って、図10に示す本発明の別の
実施形態においては、電圧制御信号及びデジタル出力信
号を各グリッパの電気回路299に送信又は電気回路2
99から受信するチャンバ内のリードを省略し、コンピ
ュータ112と電気回路299のI/Fチップ305と
の間を、各回路299の伝達チップに電気的に接続され
た第1赤外線信号送信/受信機118、及びコンピュー
タ112に電気的に接続された第2赤外線信号送信/受
信機120のような光学的手段を介して、信号を転送し
ている。送信/受信機120を、処理ステーションハウ
ジングの一部として備えられた透明窓121に隣接して
取り付けることが好ましい。当該技術で知られているよ
うに、第1及び第2赤外線送信/受信機118,120
により、コンピュータ112は電圧制御信号及びデジタ
ル出力信号それぞれを、赤外線信号を介して送受信でき
る。更に、当該技術で知られているように、赤外線信号
をコード化して、多数のグリッパ106a〜106d間
のクロストークを防いでもよい。部品305が単一チッ
プマイクロプロセッサである実施形態において、コンピ
ュータと電気回路との間で信号を転送する電気リード又
は赤外線送信機は省略され得る。
【0051】図10に示す実施形態において、電圧源1
10を充電するシステムも示されている。ここで、電圧
源110は充電可能な電池又は容量コンデンサでよい。
充電システムは、発明の一実施形態において、従来型ロ
ボット搬送機構402に取り付けられ、処理ステーショ
ンの外部に配置した電圧源125に電気的に結合でき
る、ドッキングステーション400を備える。このドッ
キングステーションは、ブレード100に向かって延び
る第1対の導電コンタクト(接続子)404,406を
含んでおり、この第1対のコンタクト404,406
は、ブレードから延在する第2対のコンタクト408,
410と結合するよう設けられている。第2対のコンタ
クトは電圧源110に電気的に接続する。動作時は、ブ
レードが収縮位置にある時、第2対のコンタクト40
8,410は、第1対のコンタクト404,406の対
応のものと係合し、ドッキングステーション400から
の電圧を電圧源110に蓄積させて、電圧源110を充
電する。好適な実施形態において、ブレードが様々な処
理チャンバ間を移動するので、ドッキングステーション
はブレード100と共に、回転することができ、そのた
め第2対のコンタクト408,410は、ドッキングス
テーション400の第1対のコンタクト404,406
とは、持続的な回転アライメント状態にある。図10に
示すドッキングステーションが、ここで説明される本発
明の様々な実施形態と共に使用されるであろうことは、
言うまでもない。
【0052】発明の更に別の実施形態は、図11の
(A)及び図11の(B)に示され、他の全てのグリッ
パの代表としてグリッパ106aについて説明する。図
11の(A)及び図11の(B)の実施形態におけるグ
リッパ106aは、ウェハがブレード上に載置された時
に、最初はグリッパ106aがウェハ102から離れる
よう湾曲されるべく、ウェハがブレード上に最初に載置
されると、電圧源によって電圧を加えられる。ウェハが
適切な位置となったならば、本実施形態における電圧は
放散され、グリッパは弛緩してウェハ102に向かって
移動する。グリッパの湾曲方向は、図9に示すものに関
する電極層204,208に印加される電圧を逆にする
ことで、図7及び図8に示す実施形態に対し逆転しても
よい。代わりに、電極層204,208に印加される電
圧は、図9に示すようなものであってもよいが、層20
0,202内の分極ベクトルは、図7の(C)に示すそ
れらに対して逆転してもよい。図11の(A)の実施形
態において、電圧は、図9に関して前述した電圧制御信
号を減少させることによってゼロとしてもよい。グリッ
パがウェハに接触すると、グリッパの検知層214,2
16,218は信号を発生し、図9に関して上で説明し
たように、他の各グリッパもウェハと接触するまで、グ
リッパの更なる弛緩を停止させる。その後、各グリッパ
への電圧は、図13に示すフローチャートのステップ1
306で記載された所定量分を更に減少させて、ウェハ
をブレード上に確実に固定する。
【0053】当業者ならば理解できるように、図11の
(A)及び図11の(B)の実施形態に示されるグリッ
パは、本実施形態における電圧制御信号及びデジタル出
力信号が減少する代わりに増加するという条件で、図1
4及び図15に示すフローチャートに従ってウェハを解
放することができる。
【0054】本発明の別の実施形態において、図7及び
図8に関して上述したように、グリッパは内側に移動し
てウェハ102と接触するように操作できるが、全ての
グリッパによる接触後における各グリッパへの電圧を増
分するステップ1306(図13)は省略することもで
きる。この実施形態において、ウェハによる動きは、グ
リッパが、ウェハに相当の力、即ち、図12に示すv1
に限りなく近い力を及ぼすことなく、グリッパによって
阻止、つまりブロックされる。グリッパがウェハをブロ
ックし、ブレード上のウェハ搬送中にブレードが加速す
る時、ウェハはブレード100に対して動こうとするこ
とも考えられる。ブレードに対するウェハのそのような
動きが生じた場合、ウェハは一つ以上のグリッパ106
a〜106dに、より大きな力を及ぼす。この力が特定
のグリッパ、例えばグリッパ106bに及ぼされている
場合、グリッパ106bの圧電層200,202で電圧
が発生し、この電圧は上記のようにグリッパ106bの
検知層214,216,218によって検知され、コン
ピュータ112に伝達される。それに応答して、本実施
形態におけるコンピュータ112は、電圧制御信号値を
増加させ、それによって、センサ212によって検知さ
れた電圧に比例する量だけ、ウェハ上のグリッパ106
bの力を増加させる。ウェハに対するグリッパの増加し
た力は、ブレードの加速により、グリッパ上のウェハに
よって及ぼされた力の増加分と等しく、対向している。
従って、ブレード上でのウェハの更なる動きは妨げられ
る。ブレードに対するウェハの何らかの初期の動きは、
グリッパが更なる動きを妨げるために反作用力を及ぼす
前に、本実施形態において生じるのは言うまでもない
が、一方で、この初期の動きはグリッパ内の圧電材料の
高い感度により最小となる。
【0055】グリッパが単にウェハの動きを遮るという
前段落に記載の実施形態において、ウェハの加速による
ウェハ上にかかる力は、検知層214,216,218
によって測定される。しかし、各ウェハの質量は既知で
あり、搬送中のブレード上のウェハの加速は、コンピュ
ータ112によって制御され知ることができる。従っ
て、搬送中のウェハの加速により、ウェハに生じる力
は、検知層214,216,218とは無関係に、コン
ピュータ112によって判定することができる。このよ
うに、更なる別の実施形態においては、コンピュータ1
12によりウェハ上の力が判定された時点で、上記ウェ
ハ上の力に抗するために、一つ以上のグリッパ106a
〜106dに電圧を印加してもよい。
【0056】グリッパがウェハを単にブロックするとい
う実施形態において、ウェハが次の処理チャンバに運ば
れると、各グリッパに対する電圧は単純に遮断され、各
グリッパはウェハから離れた弛緩状態に戻る。
【0057】以上、グリッパ106a〜106dを、3
つの電極層の間に介在された2つの圧電セラミック層を
備えたバイモルフとして説明した。しかし、一つの部材
が別の部材と摩擦接触して動くことなく、形状を変化さ
せる別の形状変更構造を使うことにより、本発明に従っ
て、ウェハ102を把持できることは言うまでもない。
例えば、各グリッパ106a〜106dは次のような圧
電素子から成るものであってもよい。すなわち、ソース
電圧を印加した時に、ウェハ102に向かって伸び、且
つまた、ウェハ102との接触時に電圧(ウェハ102
との接触を示すのに使用できる電圧)を発生されるよう
方向付けられた分極ベクトル有する圧電素子から成るも
のであってもよい。
【0058】グリッパは、ウェハ102に向かって移動
してウェハ102に係合するように、そしてウェハとの
係合で電圧を生じさせるようにブレード100上に載置
される他の圧電アクチュエータのうちの任意のものから
形成されてもよいことは言うまでもない。そのような圧
電アクチュエータには、例えば、ドイツ、ヴァルドブロ
ン(Waldbronn)のPhysik Instrumente (PI) GmbH & C
o.製のものがある。また、これら圧電アクチュエータ
は、非圧電材料に取り付けた圧電材料を複合して取り付
けて形成してもよいことも言うまでもない。当該技術で
知られているように、そのような複合圧電アクチュエー
タは、電源電圧の印加により圧電材料が動くと、圧電材
料が非圧電材料内に応力を発生させ、それによって、非
圧電材料が、圧電材料それ自体によって可能な範囲より
も広い範囲にわたって、移動するような方法で、圧電材
料を非圧電材料内で方向付けることによって、動作す
る。
【0059】本発明の更なる実施形態において、グリッ
パは、絶縁断熱層によって分けられた2つの金属層を有
するバイメタルを備えてもよい。この実施形態におい
て、バイメタルの第1層は、例えば第1層に電圧を印加
することにより、第2層よりも高い温度で加熱される
と、熱膨張により第1層は第2層よりも伸長される。両
層の不均等な熱膨張の結果、バイメタルに曲げが生じ
る。バイメタルが曲がる程度は、バイメタルに印加する
電圧量で制御できる。金属層は、異なる熱膨張率の2種
類の金属で形成してもよい。ウェハに隣接するバイメタ
ル端部にストレインゲージを、バイメタルとウェハの接
触を検知するために備えてもよい。
【0060】
【発明の効果】従来の技術の欄で述べ且つ図11に示す
ように、凹部34を含め、従来型運搬ブレードの欠点
は、ウェハが凹部34に不均等に載置され得るという点
である。本発明による圧電グリッパは、ウェハを搬送ブ
レードに堅固に保持し、それによって凹部34は不要と
なる。
【0061】また、従来の技術の欄で述べたように、半
導体ウェハは、ウェハ製造プロセス中にウェハ中心位置
を電子的に判断して、ウェハを方向決めするために、方
向決めチャンバに搬送される。しかし、本発明による
と、各圧電グリッパ106a〜106dの位置がブレー
ド100に対して既知であり、各圧電グリッパ106a
〜106dが伸長した距離はコンピュータ112によっ
て測定できるので、ブレード100に対するウェハ10
2の正確な位置は、三角測量によってコンピュータ11
2で演算できる。その演算から、半導体ウェハ102の
中心が測定できる。このように、方向決めチャンバ内の
ウェハの中心を演算するステップは不要となるため、更
にウェハ製造全体の時間及びコストを抑えることができ
る。
【0062】本発明の特徴は、動作、即ちウェハを把持
するためのグリッパ106a〜106dの内側への動き
が、互いに接触状態にある2つの部材間での相対摩擦運
動なしに、省略できることにある。従来の技術の欄で述
べたように、接触状態にある2つの部材間でのそのよう
な相対摩擦運動は、ウェハ製造に悪影響を及ぼす汚染粒
子を生じる。
【0063】以上、本発明について詳細に述べたが、本
発明は、ここに開示した実施形態に限定されるものでは
ないことは理解すべきである。様々な変更、代替及び改
良は、当業者によって、特許請求の範囲に記載され特定
された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の処理ステーションを含む従来型の処理設
備の平面図である。
【図2】従来型ブレードと、その上に載置された半導体
ウェハとを示す部分平面図である。
【図3】(A)は図2の3−3線に沿っての断面図であ
り、ブレード及び半導体ウェハを示す図であり、(B)
は、従来型ロボットアームブレードと、その凹部に不適
切に載置されたウェハとを示す側面図である。
【図4】半導体ウェハをブレードに固定するための従来
型のばね付勢式チャックを示す部分平面図である。
【図5】(A)は、本発明による複数の圧電グリッパを
有するウェハ搬送ブレードを含むウェハ処理ステーショ
ンを示す部分斜視図であり、(B)は、本発明による複
数の圧電グリッパを含むブレードの部分平面図である。
【図6】図5の(B)の6−6線に沿っての断面図であ
る。
【図7】(A)は、ウェハを把持していない第1状態に
ある本発明の圧電グリッパを示す部分拡大平面図、
(B)は、図7の(A)の7A−7A線に沿っての圧電
グリッパの断面図、(C)は、図7の(A)の7B−7
B線に沿っての圧電グリッパの断面図、(D)は、分極
ベクトルを示す圧電グリッパの拡大断面図である。
【図8】ウェハと接触している第2状態にある、本発明
の圧電グリッパの部分拡大平面図である。
【図9】(A)は、本発明による圧電グリッパと、当該
グリッパを制御する電気回路とを概略的に示す図であ
り、(B)は、図9の(A)に示すグリッパに電圧を印
加する電源を示す図である。
【図10】本発明の別の実施形態による複数の圧電グリ
ッパを有するウェハ搬送ブレードを含むウェハ処理ステ
ーションを示す部分斜視図である。
【図11】(A)は、ウェハを把持していない第1状態
にある、本発明の別の実施形態による圧電グリッパの部
分平面図であり、(B)は、ウェハと接触している第2
状態にある、本発明の別の実施形態による圧電グリッパ
の部分平面図である。
【図12】電圧制御信号に対する圧電グリッパの湾曲度
のグラフである。
【図13】本発明による、ウェハを把持するための圧電
グリッパの操作を示すフローチャートである。
【図14】本発明による、ウェハを把持しない圧電グリ
ッパの操作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の別の実施形態による、ウェハの把持
を解くための圧電グリッパの操作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
20…製造プロセスステーション、22〜26…処理チ
ャンバ、28…ロボット搬送機構、100…ブレード、
102…ウェハ(加工物)、106a〜106d…圧電
グリッパ、108…支持ブロック、110…電圧源(電
源)、112…コンピュータ、200,202…圧電
層、204,206,208…電極層、214,21
6,218…検知層。
フロントページの続き (72)発明者 ハーツェル ラオー アメリカ合衆国, コロラド州, ボルダ ー, ヒルズデール サークル 2050

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工物を把持するための加工物把持装置
    であって、 前記加工物と係合状態にない第1位置と、前記加工物と
    係合状態にある第2位置との間で移動することができる
    少なくとも一つの形状変化グリッパと、 前記少なくとも一つのグリッパが取り付けられる支持体
    と、 を備え、前記少なくとも一つのグリッパは、前記グリッ
    パと前記支持体との間で摩擦移動もなく、前記第1位置
    と前記第2位置との間を移動可能である、加工物把持装
    置。
  2. 【請求項2】 半導体ウェハを把持するための半導体ウ
    ェハ把持装置であって、 前記半導体ウェハと係合状態にない第1位置と、前記半
    導体ウェハと係合状態にある第2位置との間で移動する
    ことができる少なくとも一つのグリッパと、 前記少なくとも一つのグリッパが取り付けられる支持体
    と、を備え、前記少なくとも一つのグリッパは、互いに
    接触状態にある前記少なくとも一つのグリッパ及び支持
    体における任意の2つの面の間での摩擦移動もなく、前
    記第1位置と前記第2位置との間を移動可能である、半
    導体ウェハ把持装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも一つのグリッパは圧電材
    料を含み、前記少なくとも一つのグリッパは、電圧が印
    加されると、前記第1位置と前記第2位置との間で移動
    するようになっている、請求項2に記載の半導体ウェハ
    把持装置。
  4. 【請求項4】 半導体ウェハを把持するための半導体ウ
    ェハ把持装置であって、 前記半導体ウェハの下面を支持するブレードと、 前記半導体ウェハの周縁部周りで当該半導体ウェハと係
    合する、複数の圧電グリッパと、 前記複数の圧電グリッパのうちの一つの圧電グリッパに
    電圧を供給し、前記半導体ウェハの前記周縁部と係合状
    態にない第1位置及び前記半導体ウェハの前記周縁部と
    係合状態にある第2位置の間で、前記圧電グリッパの一
    部分を動かす電圧源と、を備える半導体ウェハ把持装
    置。
  5. 【請求項5】 前記圧電グリッパの係合状態を検知し、
    前記係合状態にある時に前記圧電グリッパの更なる移動
    を停止させる検知手段を更に備える、請求項4に記載の
    半導体ウェハ把持装置。
  6. 【請求項6】 前記各圧電グリッパが前記半導体ウェハ
    の外周と係合すると、前記電圧を所定分増加させ、それ
    によって前記複数の圧電グリッパのそれぞれが半導体ウ
    ェハ上に及ぼす力を等量増加させる手段を更に備える、
    請求項5に記載の半導体ウェハ把持装置。
  7. 【請求項7】 前記電圧源は、前記圧電グリッパに前記
    電圧を増分的に印加するようになっている、請求項4に
    記載の半導体ウェハ把持装置。
  8. 【請求項8】 半導体ウェハを把持するための半導体ウ
    ェハ把持装置であって、 前記半導体ウェハを支持する手段と、 前記半導体ウェハの周縁部周りで前記半導体ウェハと係
    合する、複数のグリッパと、 前記複数のグリッパを、前記半導体ウェハを支持する前
    記手段上に支持する支持体と、 前記複数のグリッパの各グリッパを前記半導体ウェハの
    方向に個々に移動させる手段と、 前記半導体ウェハと前記各グリッパとが接触した際に、
    前記各グリッパの前記移動を停止する手段と、を備え、
    前記半導体ウェハに向かう前記各グリッパの前記移動
    は、互いに接触状態にある前記グリッパと前記支持体と
    の任意の2つの面の間での摩擦移動を生ずることなく行
    われる、半導体ウェハ把持装置。
  9. 【請求項9】 半導体ウェハを把持するための方法であ
    って、(a)複数の形状変化グリッパの間に加工物を配
    置するステップと、(b)電圧を前記圧電グリッパに増
    分的に印加するステップによって、前記ステップ(a)
    で前記ブレード上に配置された前記半導体ウェハと接触
    するように前記複数のグリッパを伸長するステップと、
    (c)前記複数の圧電グリッパのうち一つの圧電グリッ
    パが、前記半導体ウェハの周縁部に接触する時を検知す
    るステップと、(d)前記圧電グリッパが、前記ステッ
    プ(c)において、前記半導体ウェハの前記周縁部に接
    触した時の電圧に、前記電圧を維持するステップと、
    (e)前記各圧電グリッパが前記半導体ウェハの前記周
    縁部に接触した後、前記複数の各圧電グリッパに対し、
    所定分だけ電圧を増加させるステップと、を有する半導
    体ウェハを把持する方法。
JP9140410A 1996-05-30 1997-05-29 ロボットブレード用圧電式ウェハ把持装置 Withdrawn JPH1064976A (ja)

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