JPH1062909A - ロール状ウェブの収納容器 - Google Patents

ロール状ウェブの収納容器

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JPH1062909A
JPH1062909A JP8222493A JP22249396A JPH1062909A JP H1062909 A JPH1062909 A JP H1062909A JP 8222493 A JP8222493 A JP 8222493A JP 22249396 A JP22249396 A JP 22249396A JP H1062909 A JPH1062909 A JP H1062909A
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Fuji Gosei Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納マガジン内に収納されたロール状ウェブ
が使用開始前に回転して巻き緩むことを、簡単な機構で
ローコストに防止したロール状ウェブの収納マガジンを
提供する。 【解決手段】 回転コア7aは、記録紙ロール13の巻
芯12の一方の開放端に圧入される圧入部21と、この
圧入部21の中心に突設された回転軸22とからなる。
回転軸22には、抜け止め部22aが設けられており、
側板10aの受け軸8aと回動自在に係合し、側板10
aに軸着される。圧入部21は、リング状の外周縁21
aと、クリップ部材15からなる。クリップ部材15
は、外周縁21aと一体に繋がっている根元部15a
と、アーム部15bと、フック部15cとからなる。リ
ング状の係合片であるフック部15cには、切欠15d
が設けられており、側板10aに突設されているロック
ピン25と係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状のウェブ
を引き出し自在に収納する収納容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、印刷製版、写植、及びカラーコ
ピー等に使用される長尺の写真フイルムや、写真プリン
タに使用される印画紙等のウェブは、通常、巻芯にこれ
らウェブを巻き付けたロール形態で供給される。そし
て、このような記録紙等のロール状ウェブから、製版
機、写植機、及びカラーコピー機等に給紙するには、ロ
ール状ウェブを回動自在に収納した収納容器が用いられ
る。
【0003】このロール状ウェブの収納容器は、ロール
状ウェブ回動自在に収納したものであり、収納容器の本
体に設けられた引き出し口から記録紙のウェブが引き出
される。このような収納容器に収納されたロール状ウェ
ブは、収納容器の運搬時に振動等で回転し、使用開始前
に巻き緩んでしまわないように、従来はウェブを巻き付
ける巻芯を、セロハンテープや金属片で収納容器の側板
に止めておいたり、或いは、特公平4−45816号公
報に記載されているように、収納容器の本体とロール状
ウェブの巻芯とを支える回転コアを、ホットメルト等で
軽く接着していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用開
始前のロール状ウェブの収納容器内での巻き緩み防止の
ために、上述したように、巻芯と側板との固定をセロハ
ンテープや金属片で止める方法は、このウェブが例えば
感光材料である場合、暗室内での工程となるため、作業
に困難が伴い、また時間もかかるという問題がある。収
納容器の本体とロール状ウェブの巻芯を支える回転コア
とをホットメルト等で軽く接着する方法は、係合が解除
された切断後の破断面のバリ、凹凸がロール状ウェブの
回転時に引っ掛かったりして、ウェブが安定して引き出
せないという問題があった。
【0005】本発明は、収納容器内に収納されたロール
状ウェブが使用開始前に回転して巻き緩むことを、簡単
な機構でローコストに防止したロール状ウェブの収納容
器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のロール状ウェブの収納容器では、巻芯にウ
ェブを巻き付けたロールの両端面に対面する側板の少な
くとも一方に回転自在に支持され、巻芯と一体に回転す
る回転コアと、この回転コアと容器本体との何れか一方
に固着されたロックピンと、回転コアと容器本体との他
方に根元部が固定され、先端部にはロックピンと弾性的
に係合し、ウェブの引き出しによる回転コアの回転によ
ってロックピンとの係合を解除するフック部を備えたク
リップ部材とを設け、このクリッブ部材はフック部が前
記ロックピンとの係合を解除したときに弾性変形し、フ
ック部をロックピンと干渉しない位置に退避させるよう
にしたものである。
【0007】請求項2においては、前記回転コアを、巻
芯端面の軸穴に圧入により固定し、また、前記クリップ
部材を回転コアに一体に連設するとともに、前記ロック
ピンを前記側板に一体成型したものである。請求項3に
おいては、前記クリップ部材の根元部を、前記回転コア
の外周縁に一体に連設し、また、前記フック部を、ウェ
ブの引き出しによる回転方向とは逆向きに根元部から延
びたアーム部の先端に設け、フック部がロックピンとの
係合を解除したときにアーム部の弾性によって回転コア
の外周側に退避するようにしたものである。
【0008】請求項4においては、前記フック部を、先
端側にロックピンの外径よりも狭い切欠が形成された弾
性を有するリング状の係合片とし、この係合片とロック
ピンとの係合を、ウェブの引き出しによる回転コアの回
転によって、前記切欠を通して解除させるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態として、
ウェブの一例である感光性の記録紙ロールを収納する収
納容器を取り挙げる。図2は、本発明を実施した収納容
器を示す斜視図である。略直方体の収納容器1の本体2
は、遮光性の厚紙で形成されたケース3と、このケース
3の左右の両開放面を覆う側板10a,10bとからな
る。ケース3の上部には記録紙11を本体2から引き出
すための引き出し口6が形成される。
【0010】側板10a,10bは、ケース3の両側端
に取りつけられる。この側板10aには、後述する回転
コア7aを回動自在に支持するための受け軸8aが形成
される。なお、側板10bにも側板10aと同様に回転
コア7bを回動自在に支持するための受け軸(図示せ
ず)が形成される。そして、側板10aの内側には、後
述するクリップ部材15のフック部15cと係合するロ
ックピン25が突設されている。
【0011】長尺の記録紙11がロール状に巻き付けら
れた記録紙ロール13の巻芯12の両端部には、回転コ
ア7a,7bが各々圧入される。これにより、記録紙ロ
ール13は、回転コア7a,7bを介して側板10a,
10bに回動可能に取りつけられる。
【0012】図1は、一方の回転コアと側板付近を示す
説明図である。回転コア7aは、記録紙ロール13の巻
芯12の一方の開放端に圧入される圧入部21と、この
圧入部21の中心に突設された回転軸22とからなる。
回転軸22には、抜け止め部22aが設けられており、
側板10aの受け軸8aと回動自在に係合し、側板10
aに軸着される。
【0013】圧入部21は、リング状の外周縁21a
と、この外周縁21aに一体に設けられた、扇形の開口
を有する側壁21bと、外周縁21aに一体に設けられ
たクリップ部材15からなる。クリップ部材15は、外
周縁21aと一体に繋がっている根元部15aと、この
根元部15aから湾曲して延びているアーム部15b
と、アーム部15bの先端に一体に設けられているフッ
ク部15cとからなる。アーム部15bは、記録紙11
の引き出し時に回転コア7aが回転する方向と逆向きに
延びている。
【0014】リング状の係合片であるフック部15cに
は、切欠15dが設けられており、側板10aに突設さ
れているロックピン25と係合する。切欠15dの切欠
き幅は、ロックピン25の直径よりも小さくなってお
り、ロックピン25とフック部15cとの係合が解除さ
れる時には、フック部15cが弾性変形して切欠き幅が
広がった状態でロックピン25がフック部15cから脱
する。
【0015】このクリップ部材15は、ロックピン25
との係合が解除されている時には、フック部15cが外
周縁21aに近接するように形成されており、ロックピ
ン25と係合している時には、回転軸22の方向にアー
ム部15bが撓んだ状態になる。なお、他方の回転コア
7bには、クリップ部材が設けられていないが、これ以
外は回転コア7aと同様の構成となっているので、詳し
い構成の説明は省略する。なお、側壁21bに扇型の開
口を設けることで、クリップ部材15と一体に成型する
ことができる。
【0016】次に、このような実施形態の収納容器の作
用について説明する。収納容器1の本体2内に記録紙ロ
ール13を収納する工程においては、まず、回転コア7
aの回転軸22を、側板10aの受け軸8aに押し込ん
で、回転コア7aを側板10aに回動自在に取りつけ
る。回転コア7bについても同様に行う。回転コア7b
が軸着された側板10bは、予め本体2に取りつけてお
き、記録紙ロール13を本体2に挿入して、巻芯12の
一端を回転コア7bに押し込む。
【0017】次に、記録紙11の先端が引き出し口6か
らすこし出る位置まで記録紙ロール13を繰り出す。一
方、側板10aに軸着された回転コア7aの外周縁21
aに設けられたクリップ部材15のアーム部15bを中
心方向に湾曲させ、先端のフック部15cをロックピン
25と係合させる。最後に側板10aを本体2に取りつ
けながら、回転コア7aの圧入部21を巻芯12の端部
に押し込み、本体2に記録紙ロール13を収納する工程
が完了する。
【0018】上述したように収納容器1に収納された記
録紙ロール13は、ロックピン25とクリップ部材15
とを介して側板10aに結合しているので、収納容器1
の輸送時等において、収納容器1に振動や衝撃が加わっ
ても、記録紙ロール13が不用意に回転することがな
い。従って、記録紙ロール13が使用開始前に収納容器
1内で巻き緩んでしまったり、皺や折れ目がついてしま
うことがない。
【0019】図3は、本発明の収納容器の動きを示す説
明図である。上述したような収納容器1を使用する際に
は、記録紙11が使用される機器に収納容器1をセット
する。そして、機器に記録紙11を給紙する時には、記
録紙ロール13がロックピン25とクリップ部材15と
を介して本体2に固定された状態のまま、記録紙11を
引き出す(図3(A)参照)。
【0020】記録紙11が引き出し口6から引き出され
ると、記録紙ロール13は、図3中の時計方向に回動す
る。すると、回転コア7aの外周縁21aと一体のクリ
ップ部材15も時計方向に回動し、側板10aに突設さ
れているロックピン25は、切欠15dを押し広げなが
らフック部15cから脱し、記録紙ロール13は本体2
に対して回動自在になる。そして、このロックピン25
とフック部15cとの係合が解除されると、撓んでいた
アーム部15bが弾性により外周方向に跳ね、クリップ
部材15は外周縁21aの内側寄りに戻る。これによ
り、記録紙11の引き出しにより回転コア7aが回転し
ても、図3(B)の一点鎖線Rで示すように、クリップ
部材15はロックピン25と当接しなくなり、記録紙ロ
ール13は何の障害もなくスムーズに回転する。
【0021】
【実施例】本発明の収納容器における、ロックピンとク
リップ部材の実施例を図4に示す。図4中の符号Aで示
されるフック部15cの厚みは、0.2〜1mmであ
り、好ましくは0.3〜0.7mmである。更に好まし
くは0.4〜0.6mmであり、例えば0.5mmが選
択される。このフック部15bの厚みは、厚すぎるとロ
ックピンが抜け出にくくなり、薄すぎると収納容器に衝
撃が加わったときにロックピンとの係合が外れてしま
う。
【0022】図4中の符号Bで示されるアーム部15b
の厚みは、0.3〜3mmであり、好ましくは0.3〜
2mmである。更に好ましくは0.5〜1mmであり、
例えば0.7mmが選択される。このアーム部15bの
厚みは、厚いと丈夫ではあるが、長時間ロックピンと係
合したままにしておくと変形してしまい、ロックピンと
の係合が解除された際に、ロックピンと接触しない位置
まで戻らなくなってしまう。また、薄すぎると、衝撃等
で折れてしまう可能性がある。
【0023】図4中の符号Cで示されるアーム部15b
の湾曲角度は、10〜170度であり、好ましくは30
〜150度である。更に好ましくは45〜135度であ
る。アーム部15bの長さは、圧入部の径によって変わ
るのが、例えば、圧入部の径が2インチの時で湾曲角度
が120度の時には、50mmであり、圧入部の径が3
インチの時で湾曲角度が60度の時には、40mmとな
る。アーム部15bの長さは、短すぎると、塑性変形を
起こしやすくなる。
【0024】図4中の符号Dで示される根元部15aの
長さは、3〜10mmであり、好ましくは3〜7mmで
ある。更に好ましくは3〜5mmであり、例えば4mm
が選択される。この根元部15aの長さの下限は成型上
問題のない範囲内であり、上限はアーム部の長さの伸び
による成型性に影響の出ない範囲内となる。
【0025】図4中の符号Eで示されるロックピン25
の直径は、0.5〜5mmであり、好ましくは1〜3m
mである。更に好ましくは1.2〜2mmであり、例え
ば1.5mmが選択される。このロックピン25の直径
は、細すぎるとフック部15cから外れる際や衝撃によ
り折れてしまうことがあり、また、太すぎると成型の際
にひけが発生し問題となる。
【0026】図4中の符号Fで示されるフック部15c
の内径は、符号Eで示されるロックピン25の直径との
差を±0.5とし、好ましくは±0.3mmである。更
に好ましくは±0.2mmであり、例えば−0.15m
mが選択される。このフック部15cの内径の下限を越
えると、ロックピン25との嵌め合いが硬くなりすぎて
係合の解除力が安定しない。また、内径の上限を越える
とロックピン25との嵌め合いが緩すぎて、記録紙ロー
ル13の巻き緩みの原因になる。
【0027】例えば、特開平1−121852号公報等
に記載されている、従来のホットメルトによるロール状
ウェブの巻芯止めを行っている収納容器は、図5(B)
に示すように、符号Aで示される巻芯止めの解除力が5
00g〜3000gと非常にばらつきが多かった。これ
は、ホットメルトの性質として、保管環境が高温では柔
らかくなって巻芯止めの解除力が低くなるためである。
また、保管環境が高温では符号Bで示される、巻芯止め
の解除に要するウェブの引き出し長さも長くなり、この
影響で、符号Cで示される、巻芯止めを行っているホッ
トメルトによる影響を受けるウェブの引き出し長さも長
くなる。
【0028】一方、保管環境が低温の場合、ホットメル
トがガラス質に近くなり、従来の収納容器では、A値が
高くなる反面、B値,C値は短くなる。従来のホットメ
ルトによる収納容器では、ホットメルトのロット間のば
らつきのため、温度を一定にしても、この様なA〜C値
を一定に管理することが非常に難しかった。従来の収納
容器では、B値は30〜60cmは必要であり、C値は
これにより1〜5mも影響を受けていた。また、ホット
メルトの解除の際の形状により、ウェブの全長に渡って
引き出しムラが起きていた。さらに、ウェブが感光材料
の場合、B値の分だけウェブを廃棄しなければならず、
非常に非効率的で無駄が多かった。
【0029】これに対し、本発明の収納容器では、図5
(B)に示すように、符号Bで示される、巻芯止めの解
除に要するウェブの引き出し長さが5cm以下で済み、
ホットメルトと違って巻芯止め解除後にウェブの引き出
しに与える影響が無いため、C値は0である(存在しな
い)。従って、ウェブが感光材料の場合の廃棄量が非常
に少なくて済む。また、ホットメルトのように外部環境
の影響を殆ど受けないため、符号Aで示される巻芯止め
の解除力を低く設定することが可能になり、巻芯止めの
解除に要する余分な負荷を軽減することができる。
【0030】なお、上記実施形態においては、側板にロ
ックピンを設け、また回転コアにクリップ部材を設けて
いるが、勿論、これとは逆に側板にクリップ部材を設け
るとともに回転コアにロックピンを設けてもよい。側板
以外の本体にロックピン、又はクリップ部材を設けても
よい。クリップ部材は回転コアの側板外側に設けられて
いてもよく、クリップ部材のアーム部は、湾曲せずに直
線状になっていてもよい。ロックピンは中空でもよく、
クリップ部材のフック部の先端が丸まっていてもよい。
【0031】上記実施形態においては、ウェブとして感
光性の記録紙を取り上げているが、もちろん、これに限
らず、感熱記録紙や普通紙、或いは樹脂シート等、ロー
ル状の各種ウェブに適用可能である
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明のロール状ウェブ
の収納容器は、巻芯にウェブを巻き付けたロールの両端
面に対面する側板の少なくとも一方に回転自在に支持さ
れ、巻芯と一体に回転する回転コアと、この回転コアと
容器本体との何れか一方に固着されたロックピンと、回
転コアと容器本体との他方に根元部が固定され、先端部
にはロックピンと弾性的に係合し、ウェブの引き出しに
よる回転コアの回転によってロックピンとの係合を解除
するフック部を備えたクリップ部材とを設け、このクリ
ッブ部材はフック部が前記ロックピンとの係合を解除し
たときに弾性変形し、フック部をロックピンと干渉しな
い位置に退避させるようにしたので、収納容器内に収納
されたロール状ウェブが使用開始前に回転して巻き緩む
ことを、簡単な機構でローコストに防止したロール状ウ
ェブの収納容器を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロール状ウェブの収納容器の要部を示
す説明図である。
【図2】本発明のロール状ウェブの収納容器を示す分解
斜視図である。
【図3】本発明のロール状ウェブの収納容器の動きを示
す説明図である。
【図4】本発明のロール状ウェブのクリップ部材の実施
例を示す説明図である。
【図5】ロール状ウェブの収納容器の引出し力と引出し
長さとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 収納容器 2 本体 3 上ケース 4 下ケース 6 引き出し口 7a,7b 回転コア 8a 受け軸 11 記録紙 12 巻芯 13 記録紙ロール 15 クリップ部材 15a 根元部 15b アーム部 15c フック部 25 ロックピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯にウェブを巻き付けたロールを容器
    本体内に回動自在に収納し、容器本体に形成されたスリ
    ット状の引き出し口からウェブの引き出しができるよう
    にしたロール状ウェブの収納容器において、 前記ロールの両端面に対面する側板の少なくとも一方に
    回転自在に支持され、前記巻芯と一体に回転する回転コ
    アと、この回転コアと容器本体との何れか一方に固着さ
    れたロックピンと、回転コアと容器本体との他方に根元
    部が固定され、先端部には前記ロックピンと弾性的に係
    合し、ウェブの引き出しによる回転コアの回転によって
    ロックピンとの係合を解除するフック部を備えたクリッ
    プ部材とを有し、このクリッブ部材はフック部が前記ロ
    ックピンとの係合を解除したときに弾性変形し、フック
    部をロックピンと干渉しない位置に退避させることを特
    徴とするロール状ウェブの収納容器。
  2. 【請求項2】 前記回転コアは、巻芯端面の軸穴に圧入
    により固定され、また、前記クリップ部材は回転コアに
    一体に連設され、前記ロックピンは前記側板に一体成型
    されていることを特徴とする請求項1記載のロール状ウ
    ェブの収納容器。
  3. 【請求項3】 前記クリップ部材の根元部は、前記回転
    コアの外周縁に一体に連設されており、前記フック部
    は、ウェブの引き出しによる回転方向とは逆向きに前記
    根元部から延びたアーム部の先端に設けられ、フック部
    はロックピンとの係合を解除したときに前記アーム部の
    弾性によって回転コアの外周側に退避することを特徴と
    する請求項2記載のロール状ウェブの収納容器。
  4. 【請求項4】 前記フック部は、先端側にロックピンの
    外径よりも狭い切欠が形成された弾性を有するリング状
    の係合片からなり、この係合片はウェブの引き出しによ
    る回転コアの回転によって、前記切欠を通してロックピ
    ンとの係合を解除することを特徴とする請求項3記載の
    ロール状ウェブの収納容器。
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