JP4179426B2 - 磁気テープカートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープを巻装した単一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収容された磁気テープカートリッジに関し、特に、磁気テープの先端部分に取り付けられるリーダーピンの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータ等の外部記憶装置に用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカートリッジには、磁気テープを巻装した単一のリールが、上ハーフと下ハーフとからなる、ほぼ正方形の平面形を有する偏平なカートリッジケース内に回転可能に収容したものがある。
【0003】
これらの磁気テープカートリッジは主としてコンピュータメモリのバックアップとして用いられる。
【0004】
従来のこの種の磁気テープカートリッジには例えば2種類の形式があって、その1つは、不使用時に磁気テープが完全にリールに巻き込まれた状態で、カートリッジケースの一隅に形成されたテープ引出し用開口部を覆うように収容されるリーダーブロックに磁気テープの先端部分が係止されるように構成されている。
【0005】
また、他の形式のものは、カートリッジケースの一側壁に形成されたテープ引出し用開口部に、カートリッジ平面方向に回動開閉可能なリッドが閉位置に向かってばね付勢された態様で取り付けられていて、このテープ引出し用開口部内に組み込まれるフックに上記磁気テープの先端部分が係止されるように構成されている。
【0006】
このような構成を有する磁気テープカートリッジが、対応する外部記憶装置の記録再生装置にセットされると、下ハーフの中央部に露呈しているリールの係合歯に装置側の回転駆動手段が係合するとともに、前者の場合には、装置側のテープ引出し機構により上記リーダーブロックがそのまま磁気テープとともに引き出されることによって、また後者の場合には、装置側のテープ引出し機構により先にリッドが開かれてから、上記フックが磁気テープとともに引き出されることによって、磁気テープがテープ走行路の所定位置に引き込まれ、磁気テープへのデータの書込み/読出しが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、装置をより小形化することが望まれている。このような観点から、装置側に引き込まれるリーダーピンを小形化することが検討されており、そのためにはリーダーピンと磁気テープの先端構造をシンプルにすることが望まれている。
【0008】
このような事情に鑑み、本発明は、磁気テープを巻装した単一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収容され、上記磁気テープの先端部にリーダーピンが取り付けられてなる磁気テープカートリッジにおいて、磁気テープの先端部分をシンプルにかつ確実にリーダーピンに連結することができるリーダーピンの構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの態様によれば、上記リーダーピンは、本体と、この本体の外周に嵌着されるクランプ部材とからなり、上記本体は、磁気テープの先端部が取り付けられる軸部と、この軸部の両外側にそれぞれ形成されて磁気テープカートリッジが外部装置にセットされたときに装置側のテープ引出し機構と係合する細径部と、各細径部と軸部との間を区切ってそれぞれ凹設された環状溝と、各細径部の外側にそれぞれ形成されてカートリッジケースに着脱可能に保持される外側フランジとを一体に備えており、また、上記クランプ部材は、上記リーダーピン本体の各環状溝にそれぞれ嵌入される突縁部を両端部の内周面に備え、軸部に対し側方から嵌着されてこの軸部の外周面との間に磁気テープの先端部分をクランプすることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の他の態様によれば、リーダーピンは、磁気テープカートリッジが外部装置にセットされたときに装置側のテープ引出し機構と係合する細径部を両側に備えた本体と、軸線方向に延びる開口部を備えて前記本体に側方から弾性的に嵌着され該本体との間に磁気テープの先端部分をクランプするクランプ部材とによって構成され、磁気テープの先端部分が折り返された状態で、磁気テープがリーダーピン本体とクランプ部材との間にクランプされていることを特徴とするものである。
【0014】
また、クランプ部材の外周面の少なくとも一箇所に、リーダーピンの本体との押し込み方向と平行または垂直な平面部が形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、きわめて簡単な構成ながら、磁気テープの先端部分を確実にリーダーピンに連結することができる。
【0016】
さらに、磁気テープの先端部が取り付けられる軸部を備えたリーダーピン本体の上記軸部に対し、クランプ部材を側方から嵌着して、上記軸部の外周面とクランプ部材との間に磁気テープをクランプする構成を有するリーダーピンにおいては、磁気テープおよびクランプ部材の位置決めと、細径部と装置側のテープ引出し機構と係合時にテープ端を保護するために、磁気テープカートリッジが外部装置にセットされたときに装置側のテープ引出し機構と係合する細径部と軸部との間に内側フランジを設けることが好ましいが、この内側フランジは一般に厚さが薄いため、外側フランジと同径に形成されると、強度および生産性の面で問題を生じるおそれがある。そこで、リーダーピン本体の内側フランジが設けられる位置に、内側フランジの代わりに環状溝を設けるとともに、クランプ部材の両端部の内周面に、上記環状溝に嵌入される突縁部を設けることによって上記問題を解決することができるとともに、クランプ部材の正確な位置決めと、これによる磁気テープの正確な位置決めとを達成することができ、また、同時に装置側のテープ引出し機構との係合によるテープ端の損傷を防ぐことができる。
【0018】
さらに、リーダーピン本体の磁気テープ係止面とクランプ部材の磁気テープ係止面との少なくとも一方に、シボ加工、腐食加工、放電加工等によって粗面を形成することにより、リーダーピンからの磁気テープの脱落を防止することができる。
【0019】
さらに、磁気テープの先端部分が折り返された状態で、リーダーピン本体とクランプ部材との間にクランプされていると、薄いテープを用いた場合でも、テープが破れ難く、かつリーダーピン本体とクランプ部材との間の隙間を埋めることができるから、テープがリーダーピンから脱落し難くなるとともに、磁気テープが引っ張られたときのリーダーピンに対するダンパ作用を得ることができる。
【0020】
さらに、クランプ部材の外周面の少なくとも一箇所に平面部を形成することにより、クランプ部材をリーダーピン本体に側方から押し込むときの方向規制あるいは押圧面積の確保という点で効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
図1および図2は、本発明による磁気テープカートリッジの斜視図を示し、図1はそのスライドドアの閉状態を、図2はスライドドアの開状態をそれぞれ示す。
【0023】
磁気テープカートリッジは、上ハーフ1aと下ハーフ1bとからなるカートリッジケース1内に、磁気テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容している。カートリッジケース1の一側壁には、磁気テープの一端を引き出すためのテープ引出用開口部2が上ハーフ1aと下ハーフ1bとに跨がって、かつコーナー部に近接して形成されているとともに、このテープ引出用開口部2を開閉するスライドドア3がこの磁気テープカートリッジの外部装置に対する挿入方向(図2に矢Aで示す)と平行な方向に摺動可能に設けられている。スライドドア3は、カートリッジケース1内部においてカートリッジケース1とスライドドア3の後端面との間に介装されたばねによって閉位置に向かって付勢され、かつ閉位置に保持されるようになっている。
【0024】
テープ引出用開口部2の内側には凹部6が上下内壁面に設けられ、図2から明らかなように、磁気テープの先端部分をクランプしたリーダーピン4が上記凹部6にその軸線を上下方向にして着脱可能に収容されており、この磁気テープカートリッジが対応する外部記憶装置等の記録再生装置に挿入されると、下ハーフ1bの中央部の開口に露呈している図示しないリールの係合歯に装置側の回転駆動手段が係合するとともに、装置側の部材がスライドドア3の前端面3aに当接してスライドドア3が開かれ、かつ上記テープ引出し機構によりリーダーピン4がクランプされて磁気テープとともに装置側に引き込まれることによって、磁気テープが装置側にセットされ、磁気テープに対するデータの書込み/読出しが可能になる。
【0025】
また、カートリッジケース1の一側には、磁気テープの消去および二重書込みを防止するための回動式の操作つまみ5が露出している。
【0026】
図3はリーダーピン4の標準的な外形を示す斜視図で、磁気テープ10の先端部をクランプするテープクランプ部11と、このテープクランプ部11の上下端に形成された細径部12,12と、細径部12,12の外側に形成された、上記テープクランプ部11とほぼ同径のフランジ(ヘッド部)13,13とから構成されている。上記細径部12,12は、磁気テープカートリッジが外部装置にセットされたときに、装置側のテープ引出し機構と係合する係合部を構成するとともに、上記フランジ13,13は、カートリッジケース1のテープ引出用開口部2の内側におけるリーダーピン収容凹部6(図2)に対する係合部となっており、リーダーピン4は上記フランジ13,13によってカートリッジケース1に保持される。テープクランプ部11は、幅1/2インチ(12.7mm)の磁気テープ10に対応する長さを有する。その場合、細径部12の外径は1.6mm、フランジ13の外径は3.2mmである。
【0027】
次に図4(a)〜(c)は、リーダーピンのテープ連結構造の一例を示す断面図、図5は図4(a)のXXV−XXV線に沿った断面図、図6は要部の寸法例の説明に供する図である。
【0028】
図4(a)に示すリーダーピン4は、金属製または硬質プラスチック製の本体14と、この本体14の外側に側方から嵌着されて本体14とともに図3のテープクランプ部11を構成する金属製または硬質プラスチック製の弾性を有するクランプ部材16とから構成されている。本体14は、外側のフランジ13,13に続く細径部12,12の間に、これら細径部12,12と略同じ太さの軸部15を、磁気テープ10の先端部が取り付けられるクランプ部材嵌着部として備える。この軸部15に対し、図5に示すようにC字状の断面形状を有するクランプ部材16が側方から弾性的に嵌着されて、軸部15の外周面との間に磁気テープ10の先端部分をクランプするように構成されているが、それに加えて、本体14には、上記軸部15と、この軸部15両外側にそれぞれ形成されている細径部12(磁気テープカートリッジが外部装置にセットされたときに装置側のテープ引出し機構と係合する係合部)との間を区切るテープ位置決め用の内側フランジ32が形成されている。
【0029】
そして、図6に示すように、細径部12の外周面から外側フランジ(ヘッド部)13の外周面までの高さ寸法をh、軸部15の外周面から内側フランジ32の外周面までの高さ寸法をa、細径部12の外周面から内側フランジ32の外周面までの高さ寸法をbとするとき、上記a,bのうちの少なくとも一方が 2/3h以下の寸法に設定されている。
【0030】
図4(a)〜(c)のうち、図4(a)に示すリーダーピン4は、軸部15の外径と細径部12の外径とが同一になっており、かつa=b≦ 2/3hに設定されている。そしてクランプ部材16は、内側フランジ32,32間の内法(うちのり)寸法よりも僅かに短い軸線方向の長さ寸法を有する。
【0031】
図4(b)に示すリーダーピン4も、図4(a)と同様に、軸部15の外径と細径部12の外径とが同一になっているが、クランプ部材16は、内側フランジ32,32間の外法(そとのり)寸法とほぼ等しい軸線方向の長さ寸法を有し、その両端部の内周面には、内側フランジ32を収容し得る環状溝33がそれぞれ形成されて内側フランジ32,32を覆っている。
【0032】
また、図4(c)に示すリーダーピン4は、外側フランジ13とほぼ同径の内側フランジ32を備えていることにより、b=hとなっているが、軸部15が細径部12よりも大径に形成されていることにより、a≦ 2/3hの条件を満足している。したがって、クランプ部材16は、図4(a),(b)に示すものよりも厚さの薄い、例えば鋼帯製(耐腐食性および着磁しにくい点からステンレス等が好ましい)のクランプ部材を採用している。
【0033】
このように、図4(a)〜(c)に示す例においては、内側フランジ32,32をリーダーピン本体14に設けたことにより、リーダーピン本体14に対する磁気テープ10およびクランプ部材16の位置決めを正確に行なうことができる利点があることに加えて、内側フランジ32の軸部15および/または細径部12からの高さ寸法が、上記条件を満足するように低くなっているため、厚さの薄い(0.4〜0.6mm程度)内側フランジ32を用いた場合であっても、強度および生産性の点で問題を生じるおそれがなくなる。
【0034】
次の図7は、本発明の請求項1におけるリーダーピンのテープ連結構造の実施の形態を示す断面図である。
【0035】
上述した図4(b)に示す例では、リーダーピン本体14側に内側フランジ32による凸部が形成され、クランプ部材16側に環状溝33による凹部が形成されているが、本実施の形態ではこれと対称的に、リーダーピン本体14側に凹部が、クランプ部材16側に凸部が形成されている。すなわち、図7に示すように、リーダーピン本体14には、その細径部12と軸部15との間を区切る環状溝34が形成され、クランプ部材16の両端部の内周面には、各環状溝34にそれぞれ嵌入される突縁部35が環状に形成されている。
【0036】
本実施の形態では、リーダーピン本体14に形成された環状溝34と、クランプ部材16に形成された突縁部35との嵌合によって、リーダーピン本体14に対するクランプ部材16の位置決めを正確に行なうことができ、かつ、クランプ部材16の突縁部35によって、リーダーピン本体14に対する磁気テープ10の位置決めを正確に行なうことができ、同時に外部装置のテープ引出し機構と細径部12とが係合したときのテープ端の損傷を防止することができる。
【0037】
また、内側フランジを用いていないから、厚さが薄くかつ高さの高い内側フランジを用いた場合に生じるおそれのある問題点も回避することができる。
【0038】
なお、一般にクランプ部材16を合成樹脂で形成した場合、高温下で保管または使用されると、合成樹脂材の膨脹および弾性係数の低下によりクランプ部材16による磁気テープ10の保持強度が低下するおそれがあるが、上記クランプ部材16を、例えばポリアミド系、ポリオキシメチレン系、ポリブチレンテレフタレート系のような結晶性の合成樹脂により形成し、かつ成形時の金型温度を通常の状態よりも低めに設定して結晶化度が低くなるように成形することにより、磁気テープをクランプ後、温度が上昇すると、結晶化が進んでクランプ部材が収縮して、磁気テープの保持強度が増大し、また、同様の理由で、同一温度での弾性係数も増大するから、高温下でのクランプ部材16による磁気テープの保持強度が低下するおそれがなくなる。
【0039】
さらに、リーダーピン本体14の軸部15の磁気テープ係止面とクランプ部材16の磁気テープ係止面との少なくとも一方に、シボ加工、腐食加工、放電加工等によって粗面を形成することにより、リーダーピン4からの磁気テープの脱落を防止することができる。
【0040】
この場合の粗面の表面粗さRzは、小さすぎるとテープ係止力が弱くなり、大きすぎると、クランプ部材16の成形加工時に金型からの突出しが困難になったり、クランプ部材16の装着時に削れ粉が発生したり、あるいは磁気テープ10が破れたりする不具合が生じるから、0.7μm≦Rz≦30μmの範囲内が好ましく、1μm≦Rz≦20μmの範囲内がより好ましい。
【0041】
また、クランプ部材16をリーダーピン本体14の軸部15に嵌着するとき、空気の抱き込みにより磁気テープ10に皺が生じることがあるが、この点は、クランプ部材16の中央部に空気抜きのスリットまたは孔を形成することによってこれを防止して、磁気テープ10をクランプし易くすることができる。
【0042】
ところで、リーダーピン本体14の軸部15に対し磁気テープ10を介してクランプ部材16を側方から嵌着する構成においては、磁気テープ10の厚さが薄い場合には、クランプ部材16の嵌着によって磁気テープ10が破れることがある。そのようなおそれがある場合には、図8(a)〜(c)に示すように、磁気テープ10の先端部分を1回ないし複数回折り返して積層体50を形成し、この積層体50を介してクランプ部材16を軸部15に嵌着すればよい。これによって、薄い磁気テープ10の破れを防止することができるとともに、軸部15とクランプ部材16との間に介在する積層体50は磁気テープ10が引っ張られるときのダンパとして作用することになる。
【0043】
また、クランプ部材16について見れば、図9に示すように、その外周面の少なくとも一箇所に平面部16fを設けることが好ましい。一般にクランプ部材16を用いて磁気テープ10をリーダーピン4へ取付ける場合には、例えば図10に示すように、磁気テープ10とともに支持台53上に載置されたリーダーピン本体14の上方にクランプ部材16をその開口部を下方に向けた状態で保持治具51,51間に保持させ、このクランプ部材16を押込み工具52を用いてリーダーピン本体14の軸部15に押し込むようになっている。
【0044】
したがって、クランプ部材16の押込み方向と平行な平面部16f,16fがクランプ部材16の両側の外周面に形成されている場合には、クランプ部材16を保持治具51,51間に供給して保持させるときの方向決めが容易となり、平面部16fがクランプ部材16の開口部側とは反対側の外周面に形成されている場合には、押込み工具52を用いてクランプ部材16をリーダーピン本体14の軸部15に押し込むときの方向が規制され、かつ押込み工具52の押圧面積を確保することができる。さらに、リーダーピン本体14の軸部15の支持台53との接触面にも平面部15fを形成しておくと、リーダーピン本体14を支持台53上に安定に支持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による磁気テープカートリッジを、そのスライドドアの閉状態で示す斜視図
【図2】 図1の磁気テープカートリッジを、そのスライドドアの開状態で示す斜視図
【図3】 リーダーピンの基本的な外形を示す斜視図
【図4】 リーダーピンのテープ連結構造の一例を示す縦断面図
【図5】 図4(a)の XXV−XXV 線に沿った断面図
【図6】 図4の要部の寸法の説明に供する図
【図7】 本発明の請求項1におけるリーダーピンのテープ連結構造の実施の形態を示す縦断面図
【図8】 磁気テープの先端部分を折り返してクランプする状態を示す横断面図
【図9】 平面部を備えたクランプ部材の斜視図
【図10】 図9のクランプ部材のクランプ方法を示す説明図
【符号の説明】
1 カートリッジケース
1a 上ハーフ
1b 下ハーフ
2 テープ引出用開口部
3 スライドドア
4 リーダーピン
10 磁気テープ
11 テープクランプ部
12 細径部(係合部)
13 フランジ(ヘッド部)
14 リーダーピン本体
15 軸部
16 クランプ部材
32 内側フランジ
33,34 環状溝
35 突縁部
50 積層体
51 保持治具
52 押込み工具
53 支持台
Claims (3)
- 磁気テープを巻装した単一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収容され、前記磁気テープの先端部にリーダーピンが取り付けられてなる磁気テープカートリッジにおいて、
前記リーダーピンは、
前記磁気テープの先端部が取り付けられる軸部と、該軸部の両外側にそれぞれ形成されて前記磁気テープカートリッジが外部装置にセットされたときに装置側のテープ引出し機構と係合する細径部と、各細径部と軸部との間を区切ってそれぞれ凹設された環状溝と、各細径部の外側にそれぞれ形成されて前記カートリッジケースに着脱可能に保持される外側フランジとを一体に備えた本体と、
該本体の各環状溝にそれぞれ嵌入される突縁部を両端部の内周面に備え、前記軸部に側方から嵌着されて該軸部の外周面との間に前記磁気テープの先端部分をクランプするクランプ部材と、
からなることを特徴とする磁気テープカートリッジ。 - 磁気テープを巻装した単一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収容され、前記磁気テープの先端部にリーダーピンが取り付けられてなる磁気テープカートリッジにおいて、
前記リーダーピンは、前記磁気テープカートリッジが外部装置にセットされたときに装置側のテープ引出し機構と係合する細径部を両側に備えた本体と、軸線方向に延びる開口部を備えて前記本体に側方から弾性的に嵌着され該本体との間に前記磁気テープの先端部分をクランプするクランプ部材とによって構成され、
前記磁気テープの先端部分が折り返された状態で、前記本体と前記クランプ部材との間にクランプされていることを特徴とする磁気テープカートリッジ。 - 磁気テープを巻装した単一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収容され、前記磁気テープの先端部にリーダーピンが取り付けられてなる磁気テープカートリッジにおいて、
前記リーダーピンは、前記磁気テープカートリッジが外部装置にセットされたときに装置側のテープ引出し機構と係合する細径部を両側に備えた本体と、軸線方向に延びる開口部を備えて前記本体に側方から弾性的に嵌着され該本体との間に前記磁気テープの先端部分をクランプするクランプ部材とによって構成され、
前記クランプ部材の外周面の少なくとも一箇所に、前記リーダーピンの前記本体との押し込み方向と平行または垂直な平面部が形成されていることを特徴とする磁気テープカートリッジ。
Priority Applications (1)
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JP11889598A JP4179426B2 (ja) | 1998-03-03 | 1998-04-28 | 磁気テープカートリッジ |
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JP5053298 | 1998-03-03 | ||
JP10-98766 | 1998-04-10 | ||
JP10-50532 | 1998-04-10 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11353848A JPH11353848A (ja) | 1999-12-24 |
JP4179426B2 true JP4179426B2 (ja) | 2008-11-12 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11889598A Expired - Lifetime JP4179426B2 (ja) | 1998-03-03 | 1998-04-28 | 磁気テープカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4179426B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7712248B2 (en) | 2002-09-20 | 2010-05-11 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Insect attractant releasing device |
US7913449B2 (en) * | 2002-09-20 | 2011-03-29 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Device for extending duration of volatile liquid lures |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP11889598A patent/JP4179426B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7712248B2 (en) | 2002-09-20 | 2010-05-11 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Insect attractant releasing device |
US7913449B2 (en) * | 2002-09-20 | 2011-03-29 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Device for extending duration of volatile liquid lures |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11353848A (ja) | 1999-12-24 |
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