JP3785559B2 - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープカートリッジに関し、特にカートリッジケース内に磁気テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容し、この磁気テープの先端に該磁気テープを引き出すために固着されるリーダピンの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータ等の外部記憶装置に用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカートリッジには、単一のリールに磁気テープを巻装し、このリールをカートリッジケース内に回転可能に収容したタイプのものが知られている。この磁気テープはコンピュータ等のデータ保存用として用いられ、重要な情報が記憶されているため、テープジャミング等のトラブルが発生しないように、また不用意に磁気テープが引き出されないように構成されている。
【0003】
また、上記磁気テープの先端部にはリーダ部材(本発明ではリーダピン)が固着され、このリーダ部材を記録再生装置側で引き出して巻き取り又は巻き戻しを行うようにドライブ装置が構成される。
【0004】
そして、上記リーダピンに対して磁気テープの端部をクランプするについて、このリーダピンには磁気テープの幅に相当する長さの細軸クランプ部を設け、一方、断面C形で前記細軸クランプ部の外周に弾性的に嵌着可能なクランプ部材を設け、前記細軸クランプ部とクランプ部材との間に磁気テープの先端部分をクランプすることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、上記のような磁気テープカートリッジのリーダピンの固着構造において、前記クランプ部材を射出成形による樹脂成形品とした場合に、樹脂を射出したゲートの跡がその表面に形成されることに伴う不具合が生じる恐れがある。
【0006】
具体的には、前述の射出成形は複雑な形状の製品を寸法精度よくしかも高能率で成形する手法としてプラスチック成形技術に欠くことのできないものであるが、製品の表面に金型に設けた樹脂射出用ゲートの切断跡つまりゲート跡が形成され、このゲート跡は成形品の表面より突出する部分があるため、寸法精度上の問題となる。
【0007】
例えば、前記クランプ部材は、リーダピンの細軸クランプ部に軸方向に移動不能に嵌着して磁気テープの幅方向の位置を規制する必要があり、リーダピンの細軸クランプ部の両端にはフランジが形成される。しかし、クランプ部材の端部にゲート跡が残る構造では、このゲート跡の凸部が上記フランジと干渉してクランプ部材の嵌着不良が発生するか、クランプ部材の長さをその分短くしてフランジとのクリアランスを大きくすると、嵌着後のクランプ部材が軸方向に移動して磁気テープが幅方向に移動して記録再生性能に影響を及ぼす問題があり、このクランプ部材の端面へのゲート跡の配置は好ましくない。また、クランプ部材の内周面へのゲート跡の配置は、ゲート跡の凸部が磁気テープに接触してこの磁気テープを破損する恐れがあり、内周面へのゲート跡の配置も好ましくない。さらに、クランプ部材の外周面にゲート跡を配置すると、ゲート跡の凸部が記録再生装置内での部品と干渉し、所定の経路に沿った走行又は保持が阻害される恐れがあり、外周面へのゲート跡の配置も好ましくない。
【0008】
本発明は上記点に鑑みなされたもので、リーダピンへの磁気テープのクランプを行うクランプ部材の射出成形におけるゲート跡をリーダピンの機能を損なうことなく配置した磁気テープカートリッジを提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明の磁気テープカートリッジは、磁気テープを巻装した単一のリールを回転可能に収容するカートリッジケースを備え、前記磁気テープの先端に該磁気テープを引き出すためのリーダピンが固着され、前記リーダピンが前記磁気テープの幅に相当する長さの細軸クランプ部を有すると共に、該細軸クランプ部の長さに相当する長さでその全長に渡って軸方向に延びるスリットを有した断面C形で前記細軸クランプ部の外周に弾性的に嵌着可能なクランプ部材を備え、前記細軸クランプ部とクランプ部材との間に前記磁気テープの先端部分をクランプしてなり、前記クランプ部材は樹脂成形品で、少なくとも一方のC形端面の一部に凹部を形成し、該凹部に射出成形用のゲート跡を有することを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の他の磁気テープカートリッジは、樹脂成形品によるクランプ部材のスリット縁の端部にC形端面から全長が短くなる方向に傾斜形成したガイド傾斜面を設け、該ガイド傾斜面に射出成形用のゲート跡を有することを特徴とするものである。
【0011】
上記クランプ部材のガイド傾斜面は、該クランプ部材をリーダピンに嵌着する際にその嵌着が容易となるような案内面を構成している。
【0012】
さらに他の磁気テープカートリッジは、樹脂成形品によるクランプ部材の外周面の一部に円筒面より凹設した平面部を設け、該平面部に射出成形用のゲート跡を有することを特徴とするものである。
【0013】
上記クランプ部材の平面部は、該クランプ部材をリーダピンに嵌着する際の押圧部として利用すると好適である。
【0014】
また、他の磁気テープカートリッジは、樹脂成形品によるクランプ部材の少なくとも一方の端面の内周面に半径方向に除去した凹部を設け、該凹部に射出成形用のゲート跡を有することを特徴とするものである。
【0015】
上記クランプ部材の凹部は、内周面の全周に設けるか一部に端面から軸方向に延びるように設ければよい。
【0016】
なお、前述のようなクランプ部材においては、両端面の内周縁部に斜面又は曲面による面取り部を設けて、リーダピンへの嵌着を容易にするガイド面とすると共にリーダピンのフランジ底部のR部を逃げて干渉しないように設けるのが好適である。
【0017】
また、前記クランプ部材の射出成形における成形金型のゲート形式としては、公知のピンポイントゲート、サブマリンゲート等がそのゲート位置などに対応して採用される。
【0018】
【発明の効果】
上記のような本発明によれば、単一のリールに巻装した磁気テープの先端に固着するリーダピンには磁気テープの幅に相当する長さの細軸クランプ部を設け、この細軸クランプ部に断面C形のクランプ部材を弾性的に嵌着して磁気テープの先端部分をクランプするについて、樹脂成形品によるクランプ部材の少なくとも一方のC形端面の一部に形成した凹部に、又は、スリット縁の端部にC形端面から傾斜形成したガイド傾斜面に、又は、外周面の一部に円筒面より凹設した平面部に、又は、少なくとも一方の端面の内周面に半径方向に除去した凹部に、射出成形用のゲート跡を有することにより、このゲート跡の凸部が基準外形より突出せず、クランプ部材をリーダピンに嵌着するについての嵌着不良が生じたり又は位置精度が阻害されたり、磁気テープが破損したり、記録再生装置内での部品と干渉することなく、良好なリーダピンの機能を確保して信頼性を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は一つの実施の形態の磁気テープカートリッジの分解斜視図である。
【0020】
磁気テープカートリッジ1は、下リール5と上リール6とを超音波溶着により結合した単一のリール4に磁気テープ20を巻装し、上ケース2と下ケース3とがビス等により締結されてなるカートリッジケース7内に、上記リール4を回動可能に収容して構成されている。
【0021】
下リール5は外周に磁気テープ20が巻回される円筒状のリールハブ23と、リールハブ23の下端外周から径方向に張り出したフランジ部24とを合成樹脂により一体成型したもので、リールハブ23の底部外面にリール4を回転駆動するマグネット式の回転駆動手段を吸引保持させるためのリールプレート8が取り付けられる。またリールハブ23の底部内面には、ブレーキボタン9に形成された制止用ギア9Aと係合して不使用時の回転を拘束する制止用ギア23Aが刻設されている。また、リールハブ23には、磁気テープカートリッジ1を使用する外部記憶装置等の記録再生装置に設けられたドライブ解除スピンドルが挿通されてブレーキボタン9を上方へ移動させるための開口23Bが形成されている。
【0022】
ブレーキボタン9は、リールハブ23と対向する側に上述した制止用ギア9Aが形成されており、それとは反対側に上ケース2に形成されたブレーキガイド突起が嵌合される嵌合溝9Bが形成されている。そして、ブレーキボタン9はコイルバネ10により図中下方に付勢された状態でリールハブ23内部に装着されており、ブレーキボタン9とリールハブ23との制止用ギア9A,23Aが噛み合ってリール4の不使用時における回転が防止されている。一方、カートリッジ使用時は、磁気テープ装置のドライブ解除スピンドルがブレーキボタン9を押圧すると、ブレーキボタン9がコイルバネ10の付勢力に抗して図中上方へ移動し、これにより制止用ギア9A,23Aの係合が解除され、リール4が回転自在とされる。
【0023】
カートリッジケース7の一側壁には、磁気テープ20を引き出すための開口部26が形成されている。開口部26にはカートリッジケース7の側壁に平行な矢印A方向に移動可能なスライドドア27が取り付けられている。スライドドア27は不図示のバネにより、開口部26を閉じる方向に付勢されている。
【0024】
また、磁気テープカートリッジ1はその不使用時に磁気テープ20が完全にリール4に巻き込まれた状態で、磁気テープ20の端部に取り付けられたリーダピン21が開口部26の近傍に形成された凹状の格納部28に係止される。
【0025】
そして、磁気テープカートリッジ1が対応する外部記録装置等の記録再生装置にセットされると、上述したようにブレーキボタン9とリールハブ23との制止用ギア9A,23Aの係止が解除されてリール4が回転自在とされると共に、マグネット式の回転駆動手段がリールプレート8を吸引した状態でリール4を回転駆動する。これと共に、スライドドア27が開かれてリーダピン21がテープ走行路の所定位置に引き込まれ、磁気テープ20へのデータの読み書きが可能となる。なお、前記ブレーキ機構は、上記以外の機構に適宜設計変更可能である。
【0026】
前記リーダピン21は、磁気テープカートリッジ1を使用する記録再生装置が磁気テープ20を装置内のテープ走行路に導入するために保持して引き込むものであり、このリーダピン21に磁気テープ20をクランプする後述のクランプ部材31が嵌着されるもので、このクランプ部材31の各実施の形態を以下に説明する。
【0027】
<第1の実施の形態>
前記リーダピン21は、図2に示すように、磁気テープ20の先端部をクランプする径の小さい細軸クランプ部21aを中央に有し、この細軸クランプ部21aの上下両部に板状のフランジ21b,21bが連設され、さらに上下フランジ21b,21bの上下に細軸クランプ部21aと略同径の細い係合部21c,21cがそれぞれ軸方向に延びて形成され、両端にはケース固定用の径の大きい端部軸部21d,21dが形成されてなる。
【0028】
上記細軸クランプ部21aは長さが磁気テープ20の幅に設けられ、クランプ部材31が嵌着される。また、上記係合部21cは、磁気テープカートリッジ1が記録再生装置に装填されたときに、装置側にテープ引出し機構によって係合保持される。上記端部軸部21dは開口部26近傍の上下ケース2,3内壁に形成された格納部28にそれぞれ挿入係止されると共に、上下ケース2,3に設けられた不図示のロック部材(バネ部材)によって着脱可能に保持される。
【0029】
前記リーダピン21は例えば金属棒の削り出しによって形成され、フランジ21bと細軸クランプ部21aとの接合角部に切削具の形状に沿う曲面状のR部が形成される。
【0030】
前記クランプ部材31は樹脂成形品であり、図3に示すように、前記リーダピン21の細軸クランプ部21aの長さに相当する軸方向長さを有し、その全長に渡って軸方向に延びるスリット31aが開口された断面C形で外周面31bと内周面31cと端面31dとで形成される。上記スリット31aの幅は前記細軸クランプ部21aの外径より狭く、このスリット31aを広げるようにクランプ部材31を変形させつつ細軸クランプ部21aの外周に弾性的に嵌着可能に設けられている。このクランプ部材31は、前記細軸クランプ部21aに磁気テープ20を介在させて嵌着した際に、その内周面31cが細軸クランプ部21aの外周に密着し、外周面31bはフランジ21b(又は端部軸部21d)の外径と略一致するように設けられている。
【0031】
そして、本実施形態のクランプ部材31は、少なくとも一方のC形端面31dの一部に凹部32が形成され、該凹部32に射出成形用のゲート跡Gを有している。上記凹部32は一方の端面31d又は両方の端面31dに形成し、この凹部32にゲート跡Gが残るように射出成形時のゲートが接続される。
【0032】
なお、前記凹部32に対する成形金型のゲート方式としては、凹部32の底面に軸方向と平行にゲートが形成されるピンポイントゲートが適している。また、前記凹部32の深さは、ゲート跡Gに形成される凸部の高さより大きくなるように例えば0.5mm程度に形成される。
【0033】
また、前述のようなクランプ部材31においては、両端面31dの内周縁部に斜面又は曲面による面取り部31eを設けて、リーダピン21への嵌着を容易にするガイド面とすると共にリーダピン21のフランジ21b底部の前記R部を逃げて干渉しないようにしている。なお、後述の実施の形態では上記面取り部31eは図示していないが同様に形成するのが好適である。
【0034】
本実施形態によれば、クランプ部材31の端面31dに設けた凹部32にゲート跡Gを有することで、このゲート跡Gの凸部が端面31dより突出することはなく、クランプ部材31の長さをリーダピン21の細軸クランプ部21aの長さに対し微小のクリアランスだけ短い長さに形成可能で、嵌着不良の発生を防止しつつ、上下フランジ21bとのクリアランスを小さくして嵌着時の軸方向を規制でき、クランプした磁気テープ20の幅方向の変動を抑制して高い位置精度を得ることができる。
【0035】
<第2の実施の形態>
図4にこの実施の形態のクランプ部材31を示す。基本的形態は前例と同様であり、端部の形状が異なっている。
【0036】
クランプ部材31は、スリット31aの両側縁における上下端部に、C形の端面31dから全長が短くなる方向に傾斜するガイド傾斜面33が形成され、このガイド傾斜面33に射出成形用のゲート跡Gを有している。上記ガイド傾斜面33は、クランプ部材31をリーダピン21に嵌着する際に、軸方向に位置がずれた場合においてもフランジ21bに接触して軸方向位置を修正してその嵌着が容易となる機能がある。
【0037】
なお、図4に示すガイド傾斜面33は傾斜角度は小さく、軸方向と略平行にゲートが形成されるピンポイントゲートに適する形態となっている。
【0038】
一方、図5には、異なる態様のガイド傾斜面34を有するクランプ部材31を示し、このクランプ部材31は、前記図4に示すものと同様の位置、すなわち、スリット31aの両側縁における上下端部に、C形の端面31dから全長が短くなる方向に傾斜するガイド傾斜面34が形成され、その傾斜角度は図4のものより大きく設定されている。この場合には、軸方向と傾斜してゲートが形成されるサブマリンゲートに適する形態となっている。
【0039】
上記のようなガイド傾斜面33,34の形態は主に成形金型のゲート部分の強度(肉厚)を確保する点から設計される。また、ガイド傾斜面33,34におけるゲート跡Gの位置は、ゲート跡Gの凸部の高さより低い位置、すなわち端面31dから離れた下端部側に設けるのが好適である。なお、他の実施の形態においても、前記ガイド傾斜面33,34を設けてクランプ部材31の嵌着性を高めるようにしてもよい。
【0040】
本実施形態においてもクランプ部材31の端面31dに設けたガイド傾斜面33,34にゲート跡Gを有することで、このゲート跡Gの凸部が端面31dより突出せず、ガイド傾斜面33,34によって嵌着性を確保しつつ、上下フランジ21bとのクリアランスを小さくして嵌着時の軸方向の移動を規制でき、クランプした磁気テープ20の幅方向の変動を抑制して高い位置精度を得ることができる。
【0041】
<第3の実施の形態>
図6にこの実施の形態のクランプ部材31を示す。基本的形態は第1の実施の形態と同様であり、外周面31bの形状が異なっている。
【0042】
クランプ部材31は、外周面31bのスリット31aと反対部分が全長に渡って肉厚が薄くなるように除去され、円筒面より凹設された平面部35が形成されている。そして、この平面部35に射出成形用のゲート跡Gを有している。上記平面部35は、クランプ部材31をリーダピン21に嵌着する際の押圧部として利用すると、安定した押圧が行え好適である。
【0043】
なお、上記平面部35に対するゲートとしては、円筒面に対して垂直な方向からゲートが形成されるピンポイントゲートが適している。
【0044】
一方、図7には、異なる態様の平面部36を有するクランプ部材31を示し、このクランプ部材31は、外周部のスリット31aと反対部分に長さ方向の一部が肉厚が薄くなるように除去され、円筒面より凹設された平面部36が形成されている。そして、この平面部36に射出成形用のゲート跡Gを有している。このゲート位置もピンポイントゲートが適している。
【0045】
本実施の形態においては外周面31bに凹設した平面部35,36にゲート跡Gを有することで、このゲート跡Gの凸部が円筒面より突出せず、記録再生装置等での他部品との干渉を回避して所定の機能が得られる。
【0046】
<第4の実施の形態>
図8にこの実施の形態のクランプ部材31を示す。基本的形態は第1の実施の形態と同様であり、端部内周面31cの形状が異なっている。
【0047】
クランプ部材31は、少なくとも一方の端面31dの内周面31cが全周に渡って肉厚が薄くなるように半径方向に除去されて凹部37が設けられている。そして、この凹部37における内面に射出成形用のゲート跡Gを有している。
【0048】
なお、上記凹部37の内面に対するゲートとしては、内周面31cに対して傾斜した方向からゲートが形成されるサブマリンゲートが適している。また、上記凹部37は内周面31cの一部に端面31dから軸方向に延びるように設けてもよい。
【0049】
本実施の形態においては端部内周面31cに形成した凹部37にゲート跡Gを有することで、このゲート跡Gの凸部が内周面31cより突出せず、磁気テープ20の破損を招くことなくクランプできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態による磁気テープカートリッジの分解斜視図
【図2】クランプ部材をリーダピンに嵌着した状態を示す斜視図
【図3】第1の実施の形態におけるクランプ部材の要部斜視図
【図4】第2の実施の形態におけるクランプ部材の要部斜視図
【図5】第2の実施の形態の他の態様におけるクランプ部材の要部斜視図
【図6】第3の実施の形態におけるクランプ部材の要部斜視図
【図7】第3の実施の形態の他の態様におけるクランプ部材の要部斜視図
【図8】第4の実施の形態におけるクランプ部材の要部斜視図
【符号の説明】
1 磁気テープカートリッジ
4 リール
7 カートリッジケース
20 磁気テープ
21 リーダピン
21a 細軸クランプ部
21b フランジ
21c 係合部
21d 端部軸部
28 格納部
31 クランプ部材
31a スリット
31b 外周面
31c 内周面
31d 端面
31e 面取り部
32 凹部
33,34 ガイド傾斜面
35,36 平面部
37 凹部
G ゲート跡

Claims (4)

  1. 磁気テープを巻装した単一のリールを回転可能に収容するカートリッジケースを備え、前記磁気テープの先端に該磁気テープを引き出すためのリーダピンが固着されてなる磁気テープカートリッジにおいて、
    前記リーダピンが前記磁気テープの幅に相当する長さの細軸クランプ部を有すると共に、該細軸クランプ部の長さに相当する長さでその全長に渡って軸方向に延びるスリットを有した断面C形で前記細軸クランプ部の外周に弾性的に嵌着可能なクランプ部材を備え、前記細軸クランプ部とクランプ部材との間に前記磁気テープの先端部分をクランプしてなり、
    前記クランプ部材は樹脂成形品で、少なくとも一方のC形端面の一部に凹部が形成され、該凹部に射出成形用のゲート跡を有することを特徴とする磁気テープカートリッジ。
  2. 磁気テープを巻装した単一のリールを回転可能に収容するカートリッジケースを備え、前記磁気テープの先端に該磁気テープを引き出すためのリーダピンが固着されてなる磁気テープカートリッジにおいて、
    前記リーダピンが前記磁気テープの幅に相当する長さの細軸クランプ部を有すると共に、該細軸クランプ部の長さに相当する長さでその全長に渡って軸方向に延びるスリットを有した断面C形で前記細軸クランプ部の外周に弾性的に嵌着可能なクランプ部材を備え、前記細軸クランプ部とクランプ部材との間に前記磁気テープの先端部分をクランプしてなり、
    前記クランプ部材は樹脂成形品で、スリット縁の端部にC形端面から全長が短くなる方向に傾斜形成されたガイド傾斜面を有し、該ガイド傾斜面に射出成形用のゲート跡を有することを特徴とする磁気テープカートリッジ。
  3. 磁気テープを巻装した単一のリールを回転可能に収容するカートリッジケースを備え、前記磁気テープの先端に該磁気テープを引き出すためのリーダピンが固着されてなる磁気テープカートリッジにおいて、
    前記リーダピンが前記磁気テープの幅に相当する長さの細軸クランプ部を有すると共に、該細軸クランプ部の長さに相当する長さでその全長に渡って軸方向に延びるスリットを有した断面C形で前記細軸クランプ部の外周に弾性的に嵌着可能なクランプ部材を備え、前記細軸クランプ部とクランプ部材との間に前記磁気テープの先端部分をクランプしてなり、
    前記クランプ部材は樹脂成形品で、外周面の一部に円筒面より凹設された平面部を有し、該平面部に射出成形用のゲート跡を有することを特徴とする磁気テープカートリッジ。
  4. 磁気テープを巻装した単一のリールを回転可能に収容するカートリッジケースを備え、前記磁気テープの先端に該磁気テープを引き出すためのリーダピンが固着されてなる磁気テープカートリッジにおいて、
    前記リーダピンが前記磁気テープの幅に相当する長さの細軸クランプ部を有すると共に、該細軸クランプ部の長さに相当する長さでその全長に渡って軸方向に延びるスリットを有した断面C形で前記細軸クランプ部の外周に弾性的に嵌着可能なクランプ部材を備え、前記細軸クランプ部とクランプ部材との間に前記磁気テープの先端部分をクランプしてなり、
    前記クランプ部材は樹脂成形品で、少なくとも一方の端面の内周面が半径方向に除去された凹部を有し、該凹部に射出成形用のゲート跡を有することを特徴とする磁気テープカートリッジ。
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