JP2003123435A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

記録テープカートリッジ

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JP2003123435A
JP2003123435A JP2001317295A JP2001317295A JP2003123435A JP 2003123435 A JP2003123435 A JP 2003123435A JP 2001317295 A JP2001317295 A JP 2001317295A JP 2001317295 A JP2001317295 A JP 2001317295A JP 2003123435 A JP2003123435 A JP 2003123435A
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magnetic tape
inclined surface
drive device
case
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JP2001317295A
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Kazuo Hiraguchi
和男 平口
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 穴部を設けることなく、ドライブ装置内で
確実に位置決めすることができる記録テープカートリッ
ジを得る。 【解決手段】 ドライブ装置100のバケット106の
載置部106Aと平行に位置決めカバー108が架け渡
されており、この位置決めカバー108のバケット10
6の奥方に位置する角部には、ストッパー110、11
2がそれぞれ設けられている。一方、磁気テープカート
リッジ10にはストッパー110、112に面接可能な
傾斜面102、104を設けており、傾斜面102、1
04をストッパー110、112に面接させることで、
バケット106を介してドライブ装置100内での磁気
テープカートリッジ10の水平方向の位置決めが行われ
る。このため、バケット106内での磁気テープカート
リッジ10の水平方向の位置決めを行う基準穴が不要と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ等の記
録テープを巻装したリールが収納されたケースをドライ
ブ装置内で位置決めする記録テープカートリッジに関す
る。 【0002】 【従来の技術】コンピュータ等のデータ(情報)保存
用、オーディオ用やビデオ用等の記録媒体として磁気テ
ープ等の記録テープが用いられている。この記録テープ
の記録面への塵埃等の付着や接触等による記録面の損傷
の防止するために、リールに記録テープを巻装すると共
に当該リールを樹脂成形より成るケース内に回転可能に
収容した記録テープカートリッジが採用されている。 【0003】記録テープカートリッジとしては、記録テ
ープを巻装した単一のリールがケースに収容された所謂
シングルリールカートリッジ(主にコンピュータ等の情
報のバックアップ用)、巻出し用及び巻取り用の二つの
リールを備えた2リールカートリッジ等(例えば、オー
ディオカセットやビデオカセット等)が知られている
が、これらは何れも情報の記録や再生を行う際にはドラ
イブ装置(記録再生装置)に装填される。 【0004】ドライブ装置に装填された記録テープカー
トリッジでは、ケースがドライブ装置内で位置決めされ
た状態で、ケースから記録テープが引き出される。この
記録テープは、所定のテープ経路に沿って案内されつつ
ドライブ装置の記録再生ヘッドに近接される。これによ
り、記録テープへの情報の記録または記録テープに記録
された情報の再生が為される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、記録テープ
カートリッジをドライブ装置内で位置決めする方法とし
て、特開平11−126398号公報で知られるよう
に、ケースの下面に設けられた2箇所の基準穴にザグリ
部を設け、それぞれドライブ装置の位置決めピンを挿入
して記録テープカートリッジの水平方向の位置決めを行
うと共に、ザグリ部に位置決めピンを当接させて記録テ
ープカートリッジの垂直方向の位置決めを行う方法があ
る。 【0006】ここで、基準穴は通常、ケースを構成する
上ケースと下ケースとを固定させるビス用のボスの穴部
と兼用することが多いが、この場合、基準穴の位置がボ
スによって(或いはボスの位置が基準穴によって)制限
されることとなる。また、ケースに穴部を設けること
で、樹脂の充填不足によるショートショット或いは、気
泡の移動によるデザイン面の粗悪化等の成形不良が生じ
易い。 【0007】また、ケースに穴部を形成する場合、ケー
スを成形する金型では、通常、穴部に相当する部分を入
れ子とし、可動側金型に固定して可動側金型本体とは別
体に設ける。このため、入れ子と可動側金型本体とのパ
ーティング部分にはバリが生じる場合があり、このバリ
が剥れてしまうとテープ機能に影響を及ぼしてしまう恐
れがある。 【0008】これに対して、固定側金型に入れ子を固定
する場合もあるが、入れ子と固定側金型本体とのパーテ
ィング部分にバリが生じたとしても、ケースの外側であ
るため、テープ機能に影響を及ぼすことはないが、ケー
スの外側はデザイン面であるため、デザイン面にパーテ
ィングラインが生じてしまうということであまり採用さ
れてはいない。 【0009】このように、可動側金型或いは固定側金型
に入れ子を設けることで若干の弊害は生じるが、入れ子
を設けない場合には、穴部の奥方に溜まったガスを逃が
すことができないため、ボスのショートショットを誘発
することとなる。この傾向は穴部の深さが深くなるほど
顕著に現われる。 【0010】本発明は上記事実を考慮し、穴部を設ける
ことなく、ドライブ装置内で確実に位置決めすることが
できる記録テープカートリッジを提供することを課題と
する。 【0011】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、記録テープを巻装したリールを回転自在に収納した
ケースの装填方向の先端側には、第1の傾斜面及び第2
の傾斜面が設けられており、ドライブ装置に形成された
第1のストッパーに第1の傾斜面を当接させ、ドライブ
装置に形成された第2のストッパーに第2の傾斜面を当
接させて、第1の傾斜面とケースのドライブ装置に対す
る水平方向の位置決めを行う。 【0012】ここで、傾斜面はXY方向の位置決めの要
素を備えているので、記録テープカートリッジをドライ
ブ装置内に押し込んで、第1の傾斜面及び第2の傾斜面
をそれぞれ第1のストッパー及び第2のストッパーに当
接させるだけで、ドライブ装置内でのケースの水平方向
(XY方向)の位置決めができる。このため、記録テー
プカートリッジの水平方向の位置決めを行う基準穴が不
要となる。 【0013】従って、ケースを構成する上ケースと下ケ
ースとをビスによって固定する場合、ビス用のボスと基
準穴とを兼用する必要はないので、従来のように、基準
穴の位置によってボスの位置が制限されることはない。 【0014】また、ケースに基準穴を設けなくても良い
ため、基準穴を設けたことによるショートショット或い
は、気泡の移動によるデザイン面の粗悪化等のケースの
成形不良は解消される。 【0015】さらに、第1の傾斜面を記録テープを引出
す開口部と兼用させる。この開口部は記録テープカート
リッジのケースにとって必要不可欠なものであり、この
開口部を第1の傾斜面として兼用することで、第1の傾
斜面を別途設ける必要がないため、その分、金型加工費
を削減することができる。 【0016】また、第2の傾斜面を記録テープカートリ
ッジの記録容量や記録形式等を識別する世代識別部と兼
用させる。この世代識別部は世代識別部を有する記録テ
ープカートリッジのケースにとって必要不可欠なもので
あり、この世代識別部を第2の傾斜面として兼用するこ
とで、第2の傾斜面を別途設ける必要がない。 【0017】ところで、ケースの裏面にドライブ装置に
配設された基準ピンを当接させることで、ドライブ装置
に対するケースの垂直方向の位置決めがなされるが、ド
ライブ装置内にケースを装填或いは取り出すことでケー
スの裏面が摺擦され、傷が付いてしまう恐れがある。 【0018】このため、ケースの裏面に凹部を凹設して
基準ピンが当接する基準面をこの凹部に設けるようにす
ることで、ドライブ装置内にケースを装填或いは取り出
ししても、凹部が摺擦されることはないため、基準面を
保護することができる。 【0019】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る磁気テ
ープカートリッジについて概要を説明する。なお、説明
の便宜上、磁気テープカートリッジのドライブ装置への
装填方向(矢印A方向)を前方向とし、矢印B方向を下
方向として、矢印A方向を向いて見た場合を基準に前後
・左右・上下の表現をする。 【0020】図1及び図2に示すように、磁気テープカ
ートリッジ10は、略矩形箱状に形成されたケース15
を備えている。このケース15は合成樹脂製の上ケース
20と下ケース30とで構成されており、超音波溶着等
によって上ケース20の周壁22と下ケース30の周壁
32とが溶着されて形成される。 【0021】上ケース20及び下ケース30の内面に
は、それぞれ円筒壁24、34が立設されており、円筒
壁24、34の内径は、リール50の上フランジ52及
び下フランジ54の外径よりも若干大きく形成され、リ
ール50が回動可能に収容されるようになっている。 【0022】円筒壁24と周壁22との間には、複数の
リブ23が設けられ、円筒壁34と周壁32との間に
は、複数のリブ33が設けられている。このリブ23、
33によって、円筒壁24、34と周壁22、32とを
それぞれ連結して円筒壁24、34及び周壁22、32
の強化を図っている。 【0023】ここで、リール50は、円筒状のリールハ
ブ56と、リールハブ56の両端部に設けられた上フラ
ンジ52及び下フランジ54と、で構成されており、リ
ールハブ56に巻き回された情報記録再生媒体としての
磁気テープ12の幅方向の端部を上フランジ52及び下
フランジ54で保持する。 【0024】リールハブ56の下フランジ54側には、
中央に穴部(図示省略)が形成された底壁58が設けら
れており、その底壁58の下面側には、環状のリールギ
ア60(従動ギア)が底壁58から突設して形成されて
いる。 【0025】このリールギア60は、下ケース30の中
央に設けられた円形の開孔38から現出可能となってお
り、図3に示すドライブ装置100に設けられたバケッ
ト106内に収容された状態で、バケット106の載置
部106Aに形成された切欠き部115内に配置され
る。 【0026】そして、磁気テープカートリッジ10が所
定の位置に配置されると(後述する)、ドライブ装置1
00に配設された図示しない駆動装置に備えられた駆動
ギアが、図2に示すリールギア60と噛合し、リール5
0に回転力が伝達される。 【0027】また、リールギア60の外側には、環状溝
64が設けられており、下ケース30に設けられた開孔
38の周縁部に立設されたリブ36に挿入して、リール
50を下ケース30に対して位置決めする。 【0028】さらに、図1及び図2に示すように、リー
ルハブ56の底壁58の上面側には、環状のリールギア
70が形成されており、リールハブ56内に収容可能な
略円板状の制動部材80の下面外周部に設けられた制動
ギア82と噛合可能となっている。 【0029】制動部材80の上面には、平面視にて略U
字状のリブ(以下、「U字状リブ」という)84が開放
側を対向させて立設している。一方、上ケース20の内
面中央には、一対の係止ピン66が垂下しており、U字
状リブ84と係合可能となっている。 【0030】これにより、制動部材80がリールハブ5
6内を制動部材80のU字状リブ84が係止ピン66に
沿って移動可能であると共に、回転が阻止される。この
ため、磁気テープカートリッジ10の不使用時には、制
動部材80の制動ギア82とリールギア70とが噛合
し、リール50の回転を防止する。 【0031】また、制動部材80のU字状リブ84の外
側には、環状溝86が設けられている。一方、上ケース
20の係止ピン66の外側には、環状突起68が突設さ
れており、制動部材80と上ケース20との間にスプリ
ング16が装着され、環状突起68と環状溝86とでス
プリング16が保持されるようになっている。 【0032】これにより、制動部材80はリールギア7
0側へ向かって付勢され、制動ギア82とリールギア7
0とを強固に噛合させることができるため、リール50
の不用意な回転は確実に防止される。 【0033】ここで、制動部材80の下面中央には、底
壁58に形成された穴部に挿通可能な略円柱状の突起8
8が突設されており、ドライブ装置100(図3参照)
側の図示しない噛合解除ピンによって、突起88を介し
て制動部材80がスプリング16の付勢力の抗する方向
へ押し上げられ、制動ギア82とリールギア60との噛
合が解除されることで、リール50が回転可能となる。 【0034】ところで、上ケース20の周壁22及び下
ケース30の周壁32の右前角部には、第1の傾斜面と
しての傾斜面102が設けられており、この傾斜面10
2には開口部18、19がそれぞれ形成されている。こ
の開口部18、19はリール50に巻き回された磁気テ
ープ12を外部へ引き出すために設けられている。 【0035】ここで、磁気テープ12の先端部は、ピン
39に巻き掛けられており、リーダブロック40に形成
された凹部40Aに係合し、磁気テープ12はリーダブ
ロック40と一体になっている。このリーダブロック4
0の係合部40Bにドライブ装置100側に設けられた
図示しない引抜ピンが係合して、ドライブ装置100に
備えられた巻取リール(図示省略)によって磁気テープ
12が巻き取られる。このとき、リール50と巻取リー
ルとは同期して回転駆動し、磁気テープ12を順次巻取
リールに巻き取りながら、情報の記録又は再生が行われ
る。 【0036】また、磁気テープカートリッジ10の不使
用時には、このリーダブロック40は、傾斜面102か
ら突出することなく開口部18、19の周縁に係止さ
れ、開口部18、19はリーダブロック40によって閉
塞される。 【0037】ところで、上ケース20の周壁22の左前
角部の上方には、第2の傾斜面としての傾斜面104が
設けられている。この傾斜面104は、磁気テープカー
トリッジ10がドライブ装置100(図3参照)のバケ
ット106(図3参照)内に装填されることにより、ド
ライブ装置100に設けられた図示しない近接センサー
や接点端子等によって検知され、装填された磁気テープ
カートリッジ10の世代を識別するようになっており、
世代毎に傾斜面104の高さが異なっている。そして、
これにより、ドライブ装置100での情報の記録又は再
生が可能か、否かの判断がなされるようになっている。 【0038】すなわち、記録容量が大きい磁気テープカ
ートリッジ10(上位の世代の記録テープカートリッ
ジ)が、記録・再生能力の低いドライブ装置100(下
位の世代のドライブ装置)に装填された場合、この磁気
テープカートリッジ10はこのドライブ装置100によ
って情報の記録又は再生ができないので、このような場
合、傾斜面104によって記録・再生不可と判断され、
直ちにこのドライブ装置100から磁気テープカートリ
ッジ10が取り出されるようになっている。 【0039】次に、本発明の実施の形態に係る記録テー
プカートリッジの要部について説明する。 【0040】図3に示すように、上ケース20の前方に
は、磁気テープ12を引き出すための開口部18、19
が形成された傾斜面102及び磁気テープカートリッジ
10の世代を識別するための傾斜面104がそれぞれ設
けられている。 【0041】一方、ドライブ装置100内には磁気テー
プカートリッジ10を収容するバケット106が設けら
れている。このバケット106は上方を開口とする略コ
字状を成しており、ドライブ装置100内に配設された
両側壁101に対して移動可能に支持され、磁気テープ
カートリッジ10が挿入されると、バケット106は両
側壁101に形成された側面視略L字状の3個のガイド
孔101Aに案内されながら、まず矢印A方向に移動
し、次いで矢印B方向に下降移動するようになってい
る。 【0042】また、バケット106の両側壁101に
は、磁気テープカートリッジ10が載置される載置部1
06Aの上方に位置し、載置部106Aと平行となるよ
うに位置決めカバー108が架け渡されている。この位
置決めカバー108のバケット106の奥方に位置する
角部には、ストッパー110、112がそれぞれ設けら
れている。 【0043】一方、載置部106Aにはバケット106
の奥方に位置する右角部にストッパー113が立設して
おり、ストッパー110の先端面とは、所定の距離を置
いて対面するように配置され、磁気テープカートリッジ
10がバケット106内に装填されたとき、開口部1
8、19を遮らないようにしている。 【0044】ここで、磁気テープカートリッジ10の傾
斜面102はストッパー110、113に面接可能に設
けており、傾斜面104はストッパー112に面接可能
に設けている。 【0045】磁気テープカートリッジ10をドライブ装
置100のバケット106内に装填すると、ドライブ装
置100内に配設された図示しない駆動手段により、磁
気テープカートリッジ10は傾斜面102がストッパー
110、113に面接し、かつ、傾斜面104が及びス
トッパー112に面接するまでバケット106の奥方へ
押し込まれる。 【0046】磁気テープカートリッジ10の傾斜面10
2がストッパー110、113に面接し、傾斜面104
がストッパー112に面接すると、水平方向の回転が抑
止されると共に、磁気テープカートリッジ10は移動規
制され、バケット106に対する磁気テープカートリッ
ジ10の水平方向の位置決めが為される。 【0047】ここで、傾斜面102、104はXY方向
の位置決めの要素を備えているので、磁気テープカート
リッジ10をバケット106内に押し込んで、傾斜面1
02、104をそれぞれストッパー110、112に面
接させるだけで、ドライブ装置100内での磁気テープ
カートリッジ10の水平方向(XY方向)の位置決めが
できる。このため、磁気テープカートリッジ10の水平
方向の位置決めを行う基準穴が不要となる。 【0048】従って、磁気テープカートリッジ10の下
ケース30に基準穴を設けたことによるショートショッ
ト或いは、気泡の移動によるデザイン面の粗悪化等の成
形不良は解消される。 【0049】また、傾斜面102、104によって、ド
ライブ装置100内での磁気テープカートリッジ10の
水平方向の位置決めを行うため、少なくとも2つの面で
位置決めすることができる。 【0050】ところで、磁気テープ12(図1参照)を
引出す開口部18、19が設けられた傾斜面102を第
1の傾斜面としたが、開口部18、19は磁気テープカ
ートリッジ10にとって必要不可欠なものであり、この
傾斜面102を第1の傾斜面として兼用することで、第
1の傾斜面を別途設ける必要がないため、その分、金型
加工費を削減することができる。 【0051】また、磁気テープカートリッジ10の記録
容量や記録形式等を識別する傾斜面104を第2の傾斜
面としたが、この傾斜面104は世代識別可能な磁気テ
ープカートリッジ10にとって必要不可欠なものであ
り、この傾斜面104を第2の傾斜面として兼用するこ
とで、第2の傾斜面を別途設ける必要がない。 【0052】さらに、傾斜面102及び傾斜面104を
共に上ケース20側及び下ケース30側のどちらか一方
に設けることで、傾斜面102、104は同じ条件下で
共に成形されることとなるため、例えば、傾斜面102
を下ケース30側に設け、傾斜面104を上ケース20
側に設けた場合と比較して、傾斜面102、104の寸
法精度を向上させることができ、磁気テープカートリッ
ジ10の位置決め精度を上げることができる。 【0053】ここで、傾斜面102及び傾斜面104が
形成された金型において、固定側金型(或いは可動側金
型)に傾斜面102を設けた場合は、傾斜面104も固
定側金型(或いは可動側金型)に設けることが望まし
い。これにより、極めて高い寸法精度を達成することが
できる。 【0054】一方、磁気テープカートリッジ10をドラ
イブ装置100のバケット106内に装填してバケット
106に対する磁気テープカートリッジ10の水平方向
の位置決めが為され、バケット106が矢印A方向に移
動した後、矢印B方向に下降移動して停止すると、ドラ
イブ装置100に配設された3本の位置決めピン114
がバケット106の載置部106Aに形成された貫通穴
116を通過して下ケース30の裏面に当接する。 【0055】これにより、磁気テープカートリッジ10
は水平方向に加え、ドライブ装置100内で垂直方向の
位置決めが為され、バケット106の載置部106Aに
形成された切欠き部115内に位置する磁気テープカー
トリッジ10のリールギア60(図2参照)にドライブ
装置100側の図示しない駆動ギアが噛合してリール5
0(図2参照)が回転可能となる。 【0056】ここで、図4及び図5に示すように、下ケ
ース30の裏面には、位置決めピン114の先端面が当
接する箇所を含むようにシボ加工されたデザイン凹部1
18が凹設されている。このデザイン凹部118の、位
置決めピン114が当接する箇所にはボス120を設け
ており、ボス120の先端面を基準面としている。この
ボス120は、磁気テープカートリッジ10をバケット
106に載置させた状態で、先端面(基準面)がバケッ
ト106に当接しない高さとしている。 【0057】これにより、磁気テープカートリッジ10
をバケット106内で装填或いは取り出ししても、ボス
120の先端面(基準面)が摺擦されることはないた
め、磁気テープカートリッジ10の垂直方向の基準面を
保護することができる。このため、磁気テープカートリ
ッジ10の垂直方向の位置決め精度を保持することがで
きる。 【0058】また、磁気テープカートリッジ10をバケ
ット106に載置させた状態で、ボス120の先端面
(基準面)がバケット106に当接しない高さであるた
め、ボス120の高さを低くすることができ、ボス12
0を設けたことで成形時に懸念されるショートショット
の問題は生じない。 【0059】さらに、デザイン凹部118を形成するこ
とで、デザイン凹部118周りに設けられたリブ122
によって、磁気テープカートリッジ10がバケット10
6内に装填されたときの滑りを防止することができる。 【0060】ここで、デザイン凹部118の深さは、デ
ザイン凹部118周りの肉厚(ここではリブ122が設
けられた部分)の60%以内とすることが好ましい。デ
ザイン凹部118を設けたことで、下ケース30の肉厚
が偏肉となるが、デザイン凹部118の深さをデザイン
凹部118周りの肉厚の60%以内とすることで偏肉に
よるひけの影響を小さくすることができる。 【0061】なお、本形態では、ドライブ装置100の
バケット106内に装填された磁気テープカートリッジ
10のバケット106に対する水平方向の位置決めにつ
いて、図1及び図2に示すリール50に巻き回された磁
気テープ12を外部へ引き出すための開口部18、19
が形成された傾斜面102を第1の傾斜面として利用
し、世代を識別するために設けられた傾斜面104を第
2の傾斜面として利用したが、バケット106(図3参
照)に対する磁気テープカートリッジ10の水平方向の
位置決めができれば良いため、これに限るものではな
い。 【0062】例えば、図6に示すように、世代を識別す
るための傾斜面104(図3参照)を設けていない磁気
テープカートリッジ130では、第2のストッパーとし
てバケット136側に円柱状の係合ピン138を設け、
第2の傾斜面としてこの係合ピン138と係合可能な位
置決め凹部134を下ケース132の側壁に凹設しても
良い。 【0063】ここで、図7(A)に示すように、位置決
め凹部134は入口側を広くしており、奥方には傾斜面
140、142を設け、奥方へ行くに従って幅が狭くな
るようにしている。 【0064】一方、図6に示すように、係合ピン138
はバケット136の奥方に立設しており、磁気テープカ
ートリッジ130がバケット136内へ装填され、ドラ
イブ装置144内に配設された図示しない駆動手段によ
り、バケット136の奥方へ押し込まれると、バケット
136及び位置決めカバー135にそれぞれ設けられた
ストッパー146、148に傾斜面150が当接すると
共に、位置決め凹部134の傾斜面140、142が係
合ピン138に係合する。これにより、バケット136
に対して磁気テープカートリッジ130の水平方向の位
置決めが為される。 【0065】なお、ここでは、係合ピン138を円柱状
としたが、係合ピン138によって位置決め凹部134
が位置決めできれば良いため、必ずしも円柱状である必
要はなく、例えば、図7(B)に示すように、位置決め
凹部134に設けられた傾斜面140、142に面接可
能な傾斜面152A、152Bを有する多角柱状の係合
ピン152であっても良い。 【0066】また、第2の傾斜面として、傾斜面104
以外に別途傾斜面或いは切欠き等の当接面(図示省略)
を設け、この当接面と傾斜面104とを利用しても良
い。これにより、傾斜面104と当接面との有無の組み
合わせによって磁気テープカートリッジの3世代の認識
を行うことが可能となる。さらに、第1の傾斜面とし
て、開口部18、19が形成された傾斜面102以外に
別途傾斜面或いは切欠きなどの当接面を設けても良い。 【0067】また、本形態では、図4に示すように、下
ケース30の裏面にデザイン凹部118を設けたが、こ
のデザイン凹部118は位置決めピン114(図5参
照)が当接するボス120を含めた形状であれば良いた
め、この形状に限るものではなく、例えば、図8及び図
9に示す形状であっても良い。 【0068】ここで、図9に示すように、デザイン凹部
154、156が連続していない(つまりデザイン凹部
が分断されている)場合は、樹脂の流動バランスが変化
し、基準面158に流れる樹脂の流動状態と基準面16
0に流れる樹脂の流動状態とは異なる恐れがある。この
ため、図4及び図8に示すように、デザイン凹部11
8、162を連続させた方が、デザイン凹部が分断され
た場合と比較して基準面の精度を向上させることができ
る。 【0069】また、デザイン凹部118にボス120を
突設させてボス120の先端面を基準面としたが、必ず
しもボス120を形成させなければならないことはな
く、デザイン凹部118に位置決めピン114の先端面
を直接当接させても良い。ここで、デザイン凹部118
のシボ加工は、シボ目の細かいものとすることで、シボ
加工によって形成された凹凸部の複数の山部の頂部に位
置決めピン114の先端面が当接するため、磁気テープ
カートリッジ10の垂直方向の位置決め精度は保持でき
る。 【0070】さらに、ここでは、磁気テープ12がケー
ス15から引き出される際に操作されるリーダブロック
40を備えた構成としたが、本発明はこれに限定され
ず、リーダブロック40に代えて如何なる操作部材を備
えた記録テープカートリッジにも適用可能であることは
言うまでもない。従って、例えば、リーダピンやリーダ
テープを備えた構成としても良い。 【0071】また、ケース15内に単一のリール50を
回転可能に収容した磁気テープカートリッジ10に適用
された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例え
ば、ビデオ用等の2つのリールを備えた磁気テープカー
トリッジに適用させても良い。 【0072】また、記録テープとして磁気テープ12を
用いた構成としたが、本発明はこれに限定されず、記録
テープは情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長
尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるもので
あれば足り、本発明に係る記録テープカートリッジが如
何なる記録再生方式の記録テープにも適用可能であるこ
とは言うまでもない。 【0073】 【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、傾斜面
はXY方向の位置決めの要素を備えているので、記録テ
ープカートリッジをドライブ装置内に押し込んで、第1
の傾斜面及び第2の傾斜面をそれぞれ第1のストッパー
及び第2のストッパーに当接させるだけで、ドライブ装
置内でのケースの水平方向(XY方向)の位置決めがで
きる。このため、水平方向の位置決めを行う基準穴が不
要となる。従って、ケースを構成する上ケースと下ケー
スとをビスによって固定する場合、ビス用のボスと基準
穴とを兼用する必要はないので、従来のように、基準穴
の位置によってボスの位置が制限されることはない。ま
た、ケースに基準穴を設けなくても良いため、基準穴を
設けたことによるショートショット或いは、気泡の移動
によるデザイン面の粗悪化等のケースの成形不良は解消
される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る磁気テープカートリ
ッジの全体構成を示す分解斜視図である。 【図2】本発明の実施の形態に係る磁気テープカートリ
ッジを構成する上ケースを下方より見た斜視図である。 【図3】本発明の実施の形態に係る磁気テープカートリ
ッジを示す斜視図及び当該磁気テープカートリッジを装
填するドライブ装置を示す斜視図である。 【図4】本発明の実施の形態に係る磁気テープカートリ
ッジを構成する下ケースの裏面に凹設されたデザイン凹
部を示す斜視図である。 【図5】図4の5−5線に沿った断面図及びドライブ装
置の位置決めピンを示す図である。 【図6】本発明の実施の形態に係る磁気テープカートリ
ッジの他の例を示す斜視図及び当該磁気テープカートリ
ッジを装填するドライブ装置を示す斜視図である。 【図7】(A)は図6に示す磁気テープカートリッジの
第2の傾斜面を示す説明図であり、(B)は(A)の他
の例を示す説明図である。 【図8】本発明の実施の形態に係る磁気テープカートリ
ッジを構成する下ケースの裏面に凹設されたデザイン凹
部の他の例を示す斜視図である。 【図9】本発明の実施の形態に係る磁気テープカートリ
ッジを構成する下ケースの裏面に凹設されたデザイン凹
部のその他の例を示す斜視図である。 【符号の説明】 10 磁気テープカートリッジ 15 ケース 100 ドライブ装置 102 傾斜面(第1の傾斜面) 104 傾斜面(第2の傾斜面) 110 ストッパー(第1のストッパー) 112 ストッパー(第2のストッパー) 113 ストッパー(第1のストッパー) 130 磁気テープカートリッジ 132 下ケース(ケース) 134 位置決め凹部(第2の傾斜面) 138 係合ピン(第2のストッパー) 144 ドライブ装置 146 ストッパー(第1のストッパー) 148 ストッパー(第1のストッパー) 150 傾斜面(第1の傾斜面) 152 係合ピン(第2のストッパー)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録テープを巻装したリールを回転自在
    に収納したケースと、 前記ケースの装填方向の先端側に形成され、前記ドライ
    ブ装置に形成された第1のストッパーに当接して位置決
    めされる第1の傾斜面と、 前記ケースの装填方向の先端側に形成され、前記ドライ
    ブ装置に形成された第2のストッパーに当接して、前記
    第1の傾斜面と前記ケースのドライブ装置に対する水平
    方向の位置決めを行う第2の傾斜面と、 を有することを特徴とする記録テープカートリッジ。
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