JP2003077254A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

記録テープカートリッジ

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JP2003077254A
JP2003077254A JP2001264610A JP2001264610A JP2003077254A JP 2003077254 A JP2003077254 A JP 2003077254A JP 2001264610 A JP2001264610 A JP 2001264610A JP 2001264610 A JP2001264610 A JP 2001264610A JP 2003077254 A JP2003077254 A JP 2003077254A
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recording tape
tape cartridge
inclined surface
rib
drive device
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Application number
JP2001264610A
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English (en)
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Kazuo Hiraguchi
和男 平口
Wataru Iino
亘 飯野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜面の位置精度を上げ、傾斜面とリブとの
位置精度を向上させた記録テープカートリッジを得る。 【解決手段】 ドライブ装置内で記録テープカートリッ
ジ10の位置決めを行う第1基準孔50を、記録テープ
カートリッジ10のドライブ装置106への装填方向に
対して平行であってスタッキングリブ42の先端部の幅
方向の中央部を通過する基準線P上に配置している。ま
た、スタッキングリブ42の先端側であって、この基準
線P上に傾斜面15を設けている。これにより、第1基
準孔50の近傍に傾斜面15及びスタッキングリブ42
が配置されることとなる。記録テープカートリッジ10
は第1基準孔50を介してドライブ装置と位置合わせさ
れるため、ドライブ装置に対するスタッキングリブ42
及び傾斜面15の位置ズレが小さくなり、位置精度を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ等の記
録テープが巻装されたリールがケース内に収容され、ド
ライブ装置に装填可能な記録テープカートリッジに関す
る。 【0002】 【従来の技術】コンピュータ等のデータ(情報)保存
用、オーディオ用やビデオ用等の記録媒体として磁気テ
ープ等の記録テープが用いられている。この記録テープ
の記録面への塵埃等の付着や接触等による記録面の損傷
の防止するために、リールに記録テープを巻装すると共
に当該リールを樹脂成形より成るケース内に回転可能に
収容した記録テープカートリッジが採用されている。 【0003】記録テープカートリッジとしては、記録テ
ープを巻装した単一のリールがケースに収容された所謂
シングルリールカートリッジ(主にコンピュータ等の情
報のバックアップ用)、巻出し用及び巻取り用の二つの
リールを備えた2リールカートリッジ等(例えば、オー
ディオカセットやビデオカセット等)が知られている。 【0004】これらの記録テープカートリッジは、通
常、記録テープカートリッジが収納可能な複数のホルダ
ーを備えたライブラリーと呼ばれる収納庫に多数収納さ
れている。この記録テープカートリッジはロボットハン
ド等によって、所望する記録テープカートリッジが取り
出されると共に、複数のドライブ装置の1つに装填され
るが、ロボットハンドが取り出す記録テープカートリッ
ジと、その記録テープカートリッジを装填するドライブ
装置との組み合わせは、適宜空いているドライブ装置へ
装填するように、ある程度ランダムに行われる。 【0005】また、ケースの下面には、記録テープカー
トリッジの装填方向に沿ってリブが延設されており、ホ
ルダー或いはドライブ装置内には、このリブが係合可能
な溝部が延設され、これにより、ホルダー或いはドライ
ブ装置内での記録テープカートリッジの摺動規制が行わ
れ、ロボットハンドによるホルダー或いはドライブ装置
からの記録テープカートリッジの引出し、又は、ホルダ
ー或いはドライブ装置への記録テープカートリッジの装
填がスムーズに行われる。 【0006】一方、ドライブ装置に装填された記録テー
プカートリッジは、記録テープカートリッジのケースが
ドライブ装置内で位置決めされた状態で、当該ケースか
ら記録テープが引き出される。この記録テープは、所定
のテープ経路に沿って案内されつつドライブ装置の記録
再生ヘッドに近接される。これにより、記録テープへの
情報の記録または記録テープに記録された情報の再生が
為される。 【0007】ところで、記録テープカートリッジには、
記録テープカートリッジの記録容量や記録形式等(以
下、「世代」という)をドライブ装置に識別させるため
の認識部が設けられており、記録テープカートリッジが
ドライブ装置に完全に装填されることにより、ドライブ
装置に設けられた近接センサーや接点端子等によって認
識部が検知され、装填された記録テープカートリッジの
世代を識別するようになっている。そして、これによ
り、そのドライブ装置での記録・再生が可能か、否かの
判断がなされるようになっている。 【0008】すなわち、記録容量が大きい磁気テープカ
ートリッジ(上位の世代の磁気テープカートリッジ)
が、記録・再生能力の低いドライブ装置(下位の世代の
ドライブ装置)に装填された場合、この記録テープカー
トリッジは当該ドライブ装置によって記録・再生できな
いので、このような場合、識別部によって記録・再生不
可と判断され、直ちにそのドライブ装置から記録テープ
カートリッジが取り出されるようになっている。 【0009】ここで、識別部として、平面視にて略矩形
状を成す記録テープカートリッジのケースの角部の一つ
を高さ方向に沿って切り落とし、傾斜面を設け、この傾
斜面の幅等によって世代が識別できるようにしているも
のがある。 【0010】この場合、ドライブ装置側では、記録テー
プカートリッジの傾斜面に応じて当接面の幅を変えてい
る。これにより、下位の世代の磁気テープカートリッジ
が上位の世代のドライブ装置に装填されることは可能で
あるが、上位の世代の磁気テープカートリッジが下位の
世代のドライブ装置に装填されないようにしている。 【0011】一方、ライブラリ装置のホルダーでは、世
代の識別を行う必要はないが、記録テープカートリッジ
の傾斜面に当接可能な当接面が設けられており、異なる
種類の記録テープカートリッジ(傾斜面が設けられてい
ない等)がホルダー内に挿入されたときに、記録テープ
カートリッジの角部がホルダーの傾斜面に当接して当該
記録テープカートリッジがホルダー内に装填できないよ
うになっている。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】ところで、記録テープ
カートリッジに備えられたケースの傾斜面は、上ケース
或いは下ケース(なお、説明の便宜上、上ケース或いは
下ケースを単にケースとして説明する。)において、互
いに直交する側壁を基準として、この側壁からの基準寸
法で位置決めされ、形成される。 【0013】一般的に、加工を行う際、加工機の精度に
よっても異なるが、各基準寸法には寸法許容差(いわゆ
る誤差)を有しており、この誤差は基準寸法の大きさに
比例して大きくなる。 【0014】このため、側壁を基準として傾斜面の位置
決めを行うとなると、仮にケースの中心部を基準として
基準寸法を決めたとしても、側壁の位置において、既に
誤差が生じているにも拘らず、この側壁を基準として傾
斜面の位置決めを行うため、傾斜面での誤差は一層大き
くなってしまう。 【0015】従って、傾斜面の傾斜角度は本来所望する
設計値と異なり、上ケースと下ケースとを接合させたと
き、上ケースの傾斜面と下ケースの傾斜面とがズレた状
態で接合されたり、記録テープカートリッジをライブラ
リ装置のホルダー或いはドライブ装置内に装填したと
き、傾斜面とホルダー或いはドライブ装置内の当接面と
が面接できず、記録テープカートリッジが奥まで装填で
きない場合や、記録テープカートリッジがホルダー或い
はドライブ装置内でズレてしまい記録テープカートリッ
ジをぶつけてしまう場合等が生じる。 【0016】また、ケースの下面に延設されたリブによ
って、ホルダー或いはドライブ装置内での記録テープカ
ートリッジの摺動規制が行われるが、このリブと傾斜面
との位置関係がズレていると、ホルダー或いはドライブ
装置内に装填するときに前述した問題と同様の問題が生
じる。 【0017】本発明は、上記事実を考慮して、傾斜面の
位置精度を上げ、傾斜面とリブとの位置精度を向上させ
た記録テープカートリッジを得ることが目的である。 【0018】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、記録テープが巻装されたリールが、平面視にて略矩
形状のケース内に収容されており、このケースは記録テ
ープの記録・再生を行うドライブ装置に装填可能となっ
ている。 【0019】ケースにはドライブ装置への装填方向に沿
ってリブが延設されている。ここで、ドライブ装置内に
は、ケースのドライブ装置への装填方向に沿って、溝部
が形成されており、この溝部にリブを係合させること
で、記録テープカートリッジの摺動規制が行われる。 【0020】一方、リブの延長上でリブの先端側には傾
斜面が形成され、ケースの角部が切り落とされている。
この傾斜面とリブの先端部との間で、且つ、リブの延長
上に少なくとも掛かる位置に基準孔を配置している。こ
れにより、基準孔の近傍には、リブ及び傾斜面が配置さ
れることとなる。 【0021】ケースは基準孔を介してドライブ装置と位
置合わせされるため、基準孔の近傍にリブ及び傾斜面を
配置することで、ドライブ装置に対するリブ及び傾斜面
の位置ズレが小さくなる。また、ケースを成形する金型
において、リブ及び傾斜面を基準孔を基準として位置決
めすることで、ドライブ装置に対するリブ及び傾斜面の
寸法精度が向上する。 【0022】さらに、リブ及び傾斜面を基準孔の近傍に
配置することで、金型において、高い加工精度を確保す
ることができ、リブ及び傾斜面の基準寸法による誤差も
小さくなる。このため、傾斜面の位置精度を上げると共
に、傾斜面とリブとの位置精度を向上させることができ
る。 【0023】また、例えば、リブの先端部と基準孔とを
結ぶ延長上に、ケースから記録テープを引き出す引出し
部材を配置させることで、ドライブ装置への装填方向に
対して直交する方向の位置精度を向上させることがで
き、ドライブ装置に備えられ引出し部材を引き出すチャ
ッキング部材のストロークに対応して引出し部材を確実
に配置させることができる。これにより、リブ及び傾斜
面と共に、記録テープカートリッジでの重要寸法個所が
精度良く構成される。 【0024】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る記録テ
ープカートリッジ10について、図1〜図3に基づいて
説明する。なお、説明の便宜上、記録テープカートリッ
ジ10のドライブ装置への装填方向(矢印A方向)を前
方向とし、矢印B方向を下方向として、矢印A方向を向
いて見た場合を基準に前後・左右・上下の表現をする。 【0025】図1に示すように、記録テープカートリッ
ジ10は、情報記録再生媒体である記録テープとしての
磁気テープ12を巻装した単一のリール14が、平面視
で略矩形状のケース16内に回転可能に収容されて構成
されている。 【0026】リール14は、略円筒状のリールハブ14
Aと、それぞれリールハブ14Aの上下端に同軸的に設
けられた上フランジ14B、下フランジ14Cとが一体
に回転可能に形成されており、リールハブ14Aの外周
部に磁気テープ12が巻き回されている。この磁気テー
プ12の自由端には、リーダピン18がその両端部をそ
れぞれ磁気テープ12の幅方向端部から突出した状態で
接続されている。 【0027】一方、ケース16は、それぞれ合成樹脂に
より成形された上ケース20と下ケース22とが接合さ
れて成る略矩形箱状に形成されている。下ケース22の
略中央部にはギヤ開口部24が穿設されており、リール
14の下方に設けられた図示しないリールギヤの露出用
とされている。このリールギヤに図示しないギヤが噛み
合い、リール14に回転力が伝達されて、リール14が
ケース16内で回転駆動する。 【0028】また、ケース16の右前角隅部には、傾斜
面15が設けられており、上ケース20及び下ケース2
2の右前角隅部にそれぞれ設けられた傾斜面20A、2
2Aによって構成されている(後述する)。 【0029】この傾斜面20A、22Aに隣接して上ケ
ース20の右側壁20B及び下ケース22の右側壁22
Bには、矩形状の開口部26A、22Bが形成されてい
る。この開口部26Aと開口部26Bとで構成される開
口部26は、磁気テープ12のケース16からの引出し
用とされており、スライドドア28によって開閉される
ようになっている。 【0030】すなわち、ケース16に開口部26に沿っ
て設けられた上下一対のレール溝30(上ケース20の
レール溝は図示省略)にスライドドア28の上下端部が
挿入された状態で、当該スライドドア28がレール溝3
0内を摺動しつつ開口部26を開閉する構成である。こ
こで、スライドドア28は、コイルばね32によって前
方へ付勢されており、通常は開口部26を閉塞するよう
になっている。 【0031】また、開口部26の奥には、上ケース20
及び下ケース22にそれぞれ保持溝34、36が設けら
れており、リーダピン18の上下端部が挿入され、図示
しない板ばね等によってリーダピン18を保持溝34、
36内に保持する。 【0032】なお、保持溝34、36はそれぞれレール
溝30と連設されており、保持溝34、36の開口部2
6側縁部では、レール溝30を規定する壁部が切り欠か
れている。 【0033】また、ケース16の上面である上ケース2
0の主面40には、凹部であるラベルエリア38が平面
視で略矩形状に形成されている。一方、図2に示すよう
に、ケース16の下面である下ケース22の主面41に
は、左右一対のスタッキングリブ42、44が下ケース
22の前後方向(ドライブ装置106(図4参照)等へ
の装填方向)に沿って延設されている。 【0034】各スタッキングリブ42、44は、それぞ
れ前後方向(矢印A方向)の長さが図1に示すラベルエ
リア38の前後方向の長さに対応すると共に、スタッキ
ングリブ42、44の外側面の離間距離は、ラベルエリ
ア38の左右方向の長さに対応している。 【0035】すなわち、各スタッキングリブ42、44
は、複数の記録テープカートリッジ10を積み重ねる際
にラベルエリア38に嵌合して各記録テープカートリッ
ジ10のズレを阻止する。 【0036】ところで、図4及び図5に示すように、記
録テープカートリッジ10を収容するライブラリ装置1
00には、複数のホルダー102が設けられており、各
ホルダー102内に記録テープカートリッジ10が装填
され、情報の記録や再生を行う際に、ロボットハンド1
04によって、所望する記録テープカートリッジ10が
取り出されて、ドライブ装置106の1つに装填され
る。 【0037】ドライブ装置106に装填された記録テー
プカートリッジ10は、記録テープカートリッジ10が
ドライブ装置106内で位置決めされた状態で、ケース
16から磁気テープ12が引き出され、磁気テープ12
への情報の記録又は磁気テープ12に記録された情報の
再生が為される。 【0038】ここで、ライブラリ装置100のホルダー
102及びドライブ装置106内には、スタッキングリ
ブ42、44に係合可能な溝部108、110が記録テ
ープカートリッジ10の装填方向に沿ってそれぞれ延設
されている。これらの溝部108、110は記録テープ
カートリッジ10をホルダー102内及びドライブ装置
106内に装填するときに、記録テープカートリッジ1
0の摺動規制を行う。 【0039】また、ホルダー102及びドライブ装置1
06内には、記録テープカートリッジ10に対応して当
接面112、114が形成されている。これにより、記
録テープカートリッジ10がホルダー102或いはドラ
イブ装置106内に装填されたとき、記録テープカート
リッジ10の傾斜面15は、当接面112或いは当接面
114に当接する。 【0040】ここで、例えば、図示はしないが異なる種
類の記録テープカートリッジ(傾斜面が設けられていな
い等)がホルダー102内に挿入されたときに、記録テ
ープカートリッジの角部がホルダー102の当接面11
2に当接してこの記録テープカートリッジはホルダー1
02内に装填できないようになっている。 【0041】一方、記録テープカートリッジ10の傾斜
面15は幅を変えており、この幅によって世代が識別で
きるようにしている。このため、ドライブ装置106側
では、記録テープカートリッジ10の傾斜面15に応じ
て当接面114の幅を変え、下位の世代の記録テープカ
ートリッジ10が上位の世代のドライブ装置106に装
填されることは可能であるが、上位の世代の記録テープ
カートリッジ10が下位の世代のドライブ装置106に
装填することはできないようにしている。 【0042】ところで、図2及び図3に示すように、傾
斜面15に隣接して設けられた開口部26側に突設され
たスタッキングリブ42の先端部の延長上には、第1基
準孔50が設けられている(後述する)。この第1基準
孔50によって主面41が凹設され、下ケース22の底
面からは袋凸部52(図1参照)が突設している。 【0043】また、第1基準孔50には、ドライブ装置
106側の位置決めピン70が嵌合可能となっており、
記録テープカートリッジ10の水平方向(前後及び左右
方向)の位置決め基準とされている。 【0044】一方、スタッキングリブ44の先端部の延
長上には、第2基準孔58が設けられている。この第2
基準孔58によって主面41が凹設され、下ケース22
の底面からが袋凸部60(図1参照)が突設している。
また、第2基準孔58には、ドライブ装置106側の位
置決めピン72が嵌合可能となっており、記録テープカ
ートリッジ10の水平方向の位置決め基準とされてい
る。 【0045】ここで、第2基準孔58は、第1基準孔5
0と共に、記録テープカートリッジ10の水平方向の位
置決め基準とされるが、第1基準孔50と第2基準孔5
8との誤差吸収用に左右方向に長い長孔とされている。 【0046】以上により、記録テープカートリッジ10
は、それぞれドライブ装置106側の位置決めピン7
0、72が入り込む第1基準孔50および第2基準孔5
8によってケース16の水平方向の位置決め及び回り止
めが為され、位置決めピン70、72の基部にそれぞれ
設けられた基準面74、76に主面41が当接すること
で、ケース16の高さ方向が位置決めされる。 【0047】次に、本形態に係る記録テープカートリッ
ジの要旨について説明する。 【0048】図2及び図3に示すように、記録テープカ
ートリッジ10をドライブ装置106内に装填したとき
にドライブ装置106内で記録テープカートリッジ10
の位置決めを行う第1基準孔50を、記録テープカート
リッジ10のドライブ装置106への装填方向に対して
平行であってスタッキングリブ42の先端部の幅方向の
中央部を通過する基準線P上に配置している。 【0049】また、傾斜面15をスタッキングリブ42
の先端側であって、基準線P上に配置している。すなわ
ち、第1基準孔50の近傍に、傾斜面15及びスタッキ
ングリブ42の先端部を配置している。 【0050】記録テープカートリッジ10は第1基準孔
50を介してドライブ装置106と位置合わせされるた
め、第1基準孔50の近傍にスタッキングリブ42及び
傾斜面15を配置することで、ドライブ装置106に対
するスタッキングリブ42及び傾斜面15の位置ズレが
小さくなる。 【0051】また、下ケース22を成形する金型におい
て(なお、上ケース20については、下ケース22と略
同一の内容であるため、説明を割愛する)、スタッキン
グリブ42及び傾斜面22A(上ケース20の傾斜面2
0Aとで傾斜面15を構成する)を第1基準孔50を基
準として位置決めする(基準寸法を取る)ことで、ドラ
イブ装置106に対するスタッキングリブ42及び傾斜
面22Aの寸法精度が向上する。 【0052】従って、上ケース20と下ケース22とを
接合させたとき、上ケース20の傾斜面20Aと下ケー
ス22の傾斜面22Aとがズレることはない。また、記
録テープカートリッジ10をドライブ装置106内に装
填したとき、傾斜面15と当接面114とが面接でき
ず、記録テープカートリッジ10が奥まで装填できない
場合や、記録テープカートリッジ10がドライブ装置1
06内でズレる等の問題は生じない。 【0053】さらに、スタッキングリブ42及び傾斜面
22Aを第1基準孔50の近傍に配置することで、金型
において、高い加工精度を確保することができ、スタッ
キングリブ42及び傾斜面22Aの基準寸法による誤差
も小さくなる。このため、傾斜面22Aの位置精度を上
げると共に、傾斜面22Aとスタッキングリブ42との
位置精度を向上させることができる。 【0054】このため、記録テープカートリッジ10を
ホルダー102或いはドライブ装置106内に装填する
ときに、記録テープカートリッジ10がホルダー102
或いはドライブ装置106内でズレて記録テープカート
リッジ10をホルダー102或いはドライブ装置106
の奥へ装填できないということはない。 【0055】また、第1基準孔50を通過する基準線P
上に、リーダピン18が保持されるように保持溝36を
配置する。これにより、ドライブ装置106への装填方
向に対して直交する方向(基準線Pと直交する方向)の
位置精度を向上させることができ、ドライブ装置106
に備えられリーダピン18を引き出す図示しないチャッ
キング部材のストロークに対応してリーダピン18を確
実に配置させることができる。 【0056】以上のような構成により、スタッキングリ
ブ42、傾斜面15及びリーダピン18の位置精度が向
上し、記録テープカートリッジ10での重要寸法個所が
精度良く構成されることとなる。 【0057】なお、ここでは、スタッキングリブ42の
先端部の幅方向の中央部を通過する基準線P上に第1基
準孔50を配置したが、リブの先端部と傾斜面との間
で、且つ、リブの延長上に第1基準孔50が少なくとも
掛かっていれば良いため、必ずしも基準線P上に第1基
準孔を配置させなくても良い。 【0058】また、本形態では、記録テープカートリッ
ジ10の世代の識別のため傾斜面15の幅を変えたが、
記録テープカートリッジ10の世代が識別できれば良い
ため、これに限るものではない。例えば、ドライブ装置
と対応させて、世代に合わせて傾斜面の高さを変えても
良く、また、傾斜面以外の形状であっても良い。 【0059】さらに、ここでは、スタッキングリブ42
と第1基準孔50(スタッキングリブ44と第2基準孔
58も同じ)とをそれぞれ独立して配置させたが、スタ
ッキングリブ42に第1基準孔50を設けても良い。 【0060】また、磁気テープ12がケース16から引
き出される際に操作されるリーダピン18を備えた構成
としたが、本発明はこれに限定されず、リーダピン18
に代えて如何なる操作部材を備えた記録テープカートリ
ッジにも適用可能であることは言うまでもない。従っ
て、例えば、リーダブロックやリーダテープを備えた構
成としても良い。 【0061】さらに、ここでは、ケース16内に単一の
リール14を回転可能に収容した記録テープカートリッ
ジ10に適用された例を示したが、本発明はこれに限定
されず、例えば、ビデオ用等の2つのリールを備えた記
録テープカートリッジに適用させても良い。 【0062】また、記録テープとして磁気テープ12を
用いた構成としたが、本発明はこれに限定されず、記録
テープは情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長
尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるもので
あれば足り、本発明に係る記録テープカートリッジが如
何なる記録再生方式の記録テープにも適用可能であるこ
とは言うまでもない。 【0063】 【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、傾斜面
とリブの先端部との間で、且つ、リブの延長上に少なく
とも掛かる位置に基準孔を配置することで、基準孔の近
傍にはリブ及び傾斜面が配置されることとなる。このた
め、ドライブ装置に対するリブ及び傾斜面の位置ズレが
小さくなる。また、ケースを成形する金型において、リ
ブ及び傾斜面を基準孔を基準として位置決めすること
で、ドライブ装置に対するリブ及び傾斜面の寸法精度が
向上する。さらに、リブ及び傾斜面を基準孔の近傍に配
置することで、金型において、高い加工精度を確保する
ことができ、リブ及び傾斜面の基準寸法による誤差も小
さくなる。このため、傾斜面の位置精度を上げると共
に、傾斜面とリブとの位置精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジの全体構成を示す分解斜視図である。 【図2】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを構成する下ケースを示す下方より見た斜視図であ
る。 【図3】図2の3−3線に沿った断面図及びドライブ装
置の位置決め部を示す図である。 【図4】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを収納可能なライブラリ装置及び記録テープカート
リッジの記録・再生を行うドライブ装置を示す概略斜視
図である。 【図5】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを収納可能なライブラリ装置及び記録テープカート
リッジの記録・再生を行うドライブ装置を示す概略斜視
図である。 【符号の説明】 10 記録テープカートリッジ 15 傾斜面 16 ケース 20 上ケース(ケース) 20A 傾斜面 22 下ケース(ケース) 22A 傾斜面 42 スタッキングリブ(リブ) 50 第1基準孔(基準孔) 106 ドライブ装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録テープが巻装されたリールを収容す
    る平面視にて略矩形状のケースを備え、ドライブ装置に
    装填可能な記録テープカートリッジにおいて、 前記ケースに形成され前記ドライブ装置への装填方向に
    沿って延設されたリブと、 前記リブの延長上でリブの先端側に形成され、ケースの
    角部を切り落とした傾斜面と、 前記リブの先端部と前記傾斜面との間で、且つ、リブの
    延長上に少なくとも掛かる基準孔と、 を有することを特徴とする記録テープカートリッジ。
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