JPH11273304A - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

磁気テープカートリッジ

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JPH11273304A
JPH11273304A JP6850398A JP6850398A JPH11273304A JP H11273304 A JPH11273304 A JP H11273304A JP 6850398 A JP6850398 A JP 6850398A JP 6850398 A JP6850398 A JP 6850398A JP H11273304 A JPH11273304 A JP H11273304A
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JP
Japan
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gate
cartridge
label
magnetic tape
case
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JP6850398A
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Kiyoo Morita
清夫 森田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジケースのラベル筆記時にラベル
が破損するといった支障がなく、ライブラリへの収納作
業、外観も好ましいカートリッジケースを提供する。 【解決手段】 磁気テープを巻装したリールをカート
リッジケース内に回転可能に収容した磁気テープカート
リッジ1は、カートリッジケース本体の周縁のいずれか
に形成された位置決め用等のための段部50を有し、そ
の段部50のいずれかの面に射出成形用のゲート54を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカート
リッジに関し、とくにコンピュータに使用するワンリー
ルタイプの磁気テープカートリッジに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の外部記憶装置に
用いられる記録媒体として使用されている磁気テープを
収容する磁気テープカートリッジ(以下「カートリッ
ジ」ともいう。)には、単一のリールに磁気テープを巻
装し、このリールをカートリッジケース内に回転自在に
収納し、磁気テープの一端が装置側に引き出されて使用
されるタイプのものが知られている。このカートリッジ
ケースの本体は、一般的に射出成形により製造される。
【0003】一方磁気テープカートリッジは、外部記憶
装置等の記録再生装置(以下「ドライブ」という。)に
装填されて使用される。この装填時には、カートリッジ
がドライブ内の所定位置に装填されるように、カートリ
ッジケースの底面に設けた基準孔、側面に設けた凹部或
いはカートリッジケースそのものの外壁面等に基づいて
位置決めを行っている。また、このカートリッジは、カ
ートリッジを多数収納するライブラリに並べて収納さ
れ、使用時に所望のカートリッジを取り出してドライブ
に装填するようにして使用されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記射出成形は、複雑
な形状の製品を寸法精度よくしかも高能率で成形する手
法としてプラスチック成形技術に欠くことのできないも
のであるが、成形時に、製品の表面にゲートあと(以下
単に「ゲート」という)を残すという欠点がある。この
ゲートを、カートリッジケース表面のラベルを貼付する
ためのラベルエリアに設けると、ゲートの凹凸面により
ラベルへの筆記時に書きづらい、あるいはラベルが破れ
る可能性があるという問題がある。またカートリッジケ
ースのそれ以外の表面にゲートを設けると、磁気テープ
カートリッジをドライブに装填したりドライブから取り
出す時の動作(以下単に「出入動作」という)に際し、
ゲートによって磁気テープカートリッジがドライブの内
部に引っかかったり、削れて粉がでるという問題があ
る。
【0005】また、チャッキングマシンによってライブ
ラリから所望のカートリッジを取り出してドライブに装
填したり、ドライブから取り出してライブラリに収納し
たりする操作(以下単に「収納作業」という。)に際し
ては、ドライブに挿入するカートリッジケース後方側の
一部をチャッキング爪により挟持する必要があるが、収
納作業を正確に行うにはチャッキングの安定が必要で
り、このためカートリッジケースの表面にゲートがある
と、その収納作業の安定を損なうという問題がある。
【0006】さらに、ゲートをカートリッジケースの表
面に有することは外観上も好ましくない。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、カートリッジケースの出入動作、収納作業に影響
を与えず、外観上も好ましい磁気テープカートリッジを
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気テープ
カートリッジは、磁気テープを巻装したリールをカート
リッジケース内に回転可能に収容した磁気テープカート
リッジにおいて、前記カートリッジケースに形成された
段部に射出成型用のゲートを有することを特徴とするも
のである。
【0009】ここで段部とは、ラベルエリアを除く、カ
ートリッジケース表面に設けられた凹部を意味するもの
で、ケースのどこに設けてもよいが、好ましくはケース
の周縁部に設けられる。また、段部の形状は、例えばこ
の段部をケース側面上部の周縁部に設けた場合、装填方
向背面から見た(背面視した)とき四角形とするのが望
ましいが、四角形に限定されるものではない。
【0010】また、段部はカートリッジケースの位置決
め用凹部を利用するのが好ましい。その位置はカートリ
ッジケースの上面に限定されるものではなく側面であっ
てもよい。その凹部の形状は、開口部の形状が円形,四
角形等任意の形状とすることができ、また、溝状に形成
されたものとしてもよい。
【0011】ただし、段部の深さはゲートの凸部の高さ
より大きい必要がある。ゲートの位置は、ゲートの凸部
がケースの外表面に突出しない限り段部のどこにあって
もよい。
【0012】
【発明の効果】本発明による磁気テープカートリッジ
は、ゲートを段部に有するため、カートリッジケース表
面のラベルへの筆記の際にゲートでラベルが破損すると
いった支障がない。また、ライブラリへの収納作業にお
いてもゲートに影響されることなくチャッキングの安定
化を図ることができるので、ライブラリの収納作業効率
を向上させることができる。
【0013】さらに、ゲートをカートリッジケース表面
でなく段部に有するため、ゲートが目立たず、カートリ
ッジケースの外観も好ましいものとすることができるの
で、実用上、工業上の価値は大きい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明による
磁気テープカートリッジの一実施の形態について説明す
る。
【0015】図1は本発明の実施の形態による磁気テー
プカートリッジの全体の構成を示す分解斜視図、図2は
その外観形状を示す斜視図である。図1に示すように本
発明の実施の形態による磁気テープカートリッジ1は、
下リール5と上リール6とを超音波溶着により結合した
単一のリール4に磁気テープ20を巻装し、上ケース2
と下ケース3とがビス等により締結されてなるカートリ
ッジケース7内に、リール4を回動自在に収納して構成
されている。磁気テープカートリッジ1の上ケース2の
後端上部の周縁部には段部50が設けられ、そこにゲー
ト54が形成されている。
【0016】磁気テープカートリッジ1が装填方向Xに
沿ってドライブに挿入され、ドライブ内の所定位置にセ
ットされると、ブレーキボタン9がコイルバネ10の付
勢力に抗して図中上方へ移動し、これによりブレーキボ
タン9とリールハブ23との制止用ギア9A、23Aの
係止が解除されてリール4が回転自在とされるととも
に、マグネット式の回転駆動手段がリール4と嵌合して
リール4を回転する。これとともに、リーダブロック2
1がテープ走行路の所定位置に引き込まれ、磁気テープ
20へのデータの読み書きが可能となる。
【0017】以下、段部50の構成について説明する。
【0018】図3は段部50を斜め前方から見た拡大斜
視図、図4は射出成形時にゲート54が形成される様子
を示す段部50とランナ40の断面図である。図4に示
すように、射出成形時、段部50にはランナ40が接続
して形成され、ランナ40から上ケース2を切り離した
ときに上ケース2の段部50にゲート54が形成され
る。成形品は図3に示すように、上ケース2の装着方向
背面上部の角に、背面視した切欠き形状が四角形の段部
50が形成されており、この段部50の上面51にゲー
ト54を有している。
【0019】このように、段部50の上面51にゲート
54を有することにしたので、カートリッジケース7の
ラベルエリア11は全面が平滑に成形され、ここに貼付
したラベルへの筆記時にラベルが破れるといった可能性
はなく、またゲート54の凸部はケース外表面に突出し
ていないので、ライブラリへの収納作業に対して影響を
与えることがない。
【0020】本実施の形態においては、段部50の上面
51のほぼ中央にゲート54を有するが、中央である必
要はなく射出成形に支障がない位置であれば段部50の
側面52あるいは前面53にあってもよい。また、段部
50の形状は、上述した図3に示すような四角形のもの
に限定されるものではなく、その他任意の形状とするこ
とができる。さらに、段部50は位置決め用凹部を兼用
すると都合がよい。
【0021】また、段部50の位置は、図2に示すよう
な上ケース2の長辺部の周縁部の角に限定されるもので
はなく、例えば下ケース3の長辺部の角,カートリッジ
ケース7の短辺部の角,カートリッジケース7の上また
は下の周縁に設けてもよい。
【0022】さらにまた、上記説明においてはゲートを
一ヶ所としているが、複数ヶ所に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による磁気テープカート
リッジの全体の構成を示す分解斜視図
【図2】同磁気テープカートリッジの外観形状を示す斜
視図
【図3】同カートリッジの段部を示す拡大斜視図
【図4】射出成形時にゲートが形成される様子を示す段
部とランナの断面図
【図5】ゲートの拡大断面図
【符号の説明】
1 磁気テープカートリッジ 2 上ケース 3 下ケース 7 カートリッジケース 50 段部 54 ゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを巻装したリールをカートリ
    ッジケース内に回転可能に収容した磁気テープカートリ
    ッジにおいて、前記カートリッジケースに形成された段
    部に射出成型用のゲートを有することを特徴とする磁気
    テープカートリッジ。
JP06850398A 1998-03-18 1998-03-18 磁気テープカートリッジ Expired - Fee Related JP4138069B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6693770B2 (en) * 1998-05-15 2004-02-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Cartridge casing for a magnetic tape cartridge
US7331541B2 (en) 2003-06-30 2008-02-19 Fujifilm Corporation Recording tape cartridge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6693770B2 (en) * 1998-05-15 2004-02-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Cartridge casing for a magnetic tape cartridge
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