JPH1062800A - 配線基板の製造方法及び液晶素子の製造方法 - Google Patents

配線基板の製造方法及び液晶素子の製造方法

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Publication number
JPH1062800A
JPH1062800A JP22285896A JP22285896A JPH1062800A JP H1062800 A JPH1062800 A JP H1062800A JP 22285896 A JP22285896 A JP 22285896A JP 22285896 A JP22285896 A JP 22285896A JP H1062800 A JPH1062800 A JP H1062800A
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JP
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substrate
manufacturing
resin material
liquid crystal
smooth plate
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JP22285896A
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Haruo Tomono
晴夫 友野
Yuji Matsuo
雄二 松尾
Hiroyuki Tokunaga
博之 徳永
Masaru Kamio
優 神尾
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線基板を作製する際に、平滑板の利用効率
を高めて1枚の平滑板で複数の配線基板を同時に作製す
る。 【解決手段】 平滑板6の平滑な両面に、それぞれUV
硬化樹脂7a,7bを介在させて金属電極2a,2bを
形成したガラス基板1a,1bを接触させて、ガラス基
板1a,1bの外側からローラ8a,8bによって加圧
した後、ガラス基板1a,1bの両側からUV光9a,
9bを照射してUV硬化樹脂7a,7bを硬化させた後
に、ガラス基板1a,1bを平滑板6の両面から剥離す
ることにより、金属電極2a,2b間にUV硬化樹脂7
a,7bを埋め込んで平坦化した2枚の配線基板10
a,10bを1枚の平滑板6で同時に作製できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属電極間に樹脂
が充填、硬化される配線基板の製造方法及び液晶素子の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】TN(Twisted Nematic )やSTN(Su
per Twisted Nematic )型等の液晶素子では、従来よ
り、ガラス基板上に形成される透明電極にはITO(In
dium TinOxide)膜などが一般に用いられている。
【0003】透明電極(ITO)は抵抗率が大きいた
め、最近のように表示面積の大型化、高精細化に伴って
印加される電圧波形の遅延が問題になってきた。特に、
強誘電性液晶を用いた液晶素子では基板ギャップ(液晶
層の厚さ)がより狭いため(例えば、1.0〜2.0μ
m程度)、電圧波形の遅延が顕著であった。また、抵抗
低減のために透明電極の膜厚を厚く形成することも考え
られるが、膜厚を厚くするとガラス基板への密着性が悪
くなり成膜にも長時間を要し、且つコストも高くなる等
の問題点があった。
【0004】このため、このような問題点を解決するた
めに、膜厚の薄い透明電極の下に低抵抗率の金属配線を
併設する構成の液晶素子が提案されている(例えば、特
開平2−63019号公報、特開平6−347810号
公報等)。
【0005】そして、このような低抵抗率の金属電極
を、透明電極を形成する下地のガラス基板に形成して配
線基板を作製する場合、従来、例えば図8乃至図12に
示すような製造方法によって行われていた。
【0006】先ず、平滑板100の表面上に、流動性の
UV硬化樹脂101をディスペンサー等の定量液化治具
102で所定量滴下する(図8参照)。次に、UV硬化
樹脂101が滴下された平滑基板100上に、予め1μ
m程度の膜厚で金属電極103が形成されているガラス
基板104を、金属電極103を平滑板100に向けて
UV硬化樹脂101を挟むように接触させる(図9
(a),(b)参照)。
【0007】次に、平滑板100とガラス基板104と
でUV硬化樹脂101を挟んだ一体物をプレス装置の上
・下プレス板105a,105b内に入れ、加圧力Pに
より平滑板100とガラス基板104とを密着させる
(図10(a),(b)参照)。 この時、後の工程で
ITO膜等の透明電極と金属電極103が接触し導通性
を保つようにしなければならないため、UV硬化樹脂1
01を金属電極103の上面から排除するか、又は極薄
く樹脂が残る程度になるように、平滑板100とガラス
基板104とを強く、しかも基板全面に均一に密着させ
る必要がある。
【0008】次に、このUV硬化樹脂101を硬化させ
るために、加圧力Pを解除して、平滑板100とガラス
基板104の一体物を上・下プレス板105a,105
b内から取り出し、ガラス基板104側からUV光10
6を照射してUV硬化樹脂101を硬化させる(図11
参照)。
【0009】次に、離型治具(図示省略)により平滑板
100からガラス基板104とUV硬化樹脂101の一
体物を剥離して、金属電極103間にUV硬化樹脂10
1を埋め込んだ配線基板107を得ていた(図12
(a),(b)参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の配線基板の製造方法では、樹脂滴下、基板接合、プ
レス、硬化、剥離と工程数が多く、1枚1枚の配線基板
を順次処理するために、大掛かりな装置と、その装置の
設置面積を必要していた。
【0011】また、従来は、比較的大面積の配線基基板
を1枚毎に処理しなければならず、一枚当たりの工程処
理時間及び工程間の搬送時間、即ちタクト時間が長くか
かり、製造コストが高くなるといった問題があった。
【0012】また、上述した従来の配線基板の製造方法
では、配線基板107を1枚製造する毎に必ず1枚の平
滑板100を使用しているので、作製する配線基板と同
数の多数の平滑板を必要としコストが高くなる。
【0013】更に、配線基板107を1枚製造する毎に
平滑板100に付着している樹脂等を洗浄してから再度
使用するため、平滑板の利用効率が悪かった。
【0014】そこで、本発明は、配線基板の生産性を高
め、且つ1枚の平滑板で2枚以上の配線基板を作製でき
るようにした配線基板の製造方法及び液晶素子の製造方
法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、基板上に導電性の電極をパタ
ーンニングして形成し、前記電極間に樹脂材を埋め込ん
で平坦化された配線基板の製造方法において、両面が平
滑な平滑板の両面に、流動性の前記樹脂材を介在させて
前記電極を形成した前記基板の前記電極側をそれぞれ接
触させて前記基板の外側から加圧し、前記樹脂材を延伸
して前記平滑板の両面に前記基板をそれぞれ密着させ、
前記樹脂材を硬化させた後に前記各基板を前記平滑板の
両面から剥離して、前記基板上の前記金属電極間に前記
樹脂材を埋め込んで平坦化した2枚の配線基板を作製す
ることを特徴としている。
【0016】また、基板上に導電性の電極をパターンニ
ングして形成し、前記電極間に樹脂材を埋め込んで平坦
化された配線基板の製造方法において、表面が平滑な平
滑板上に、前記電極を形成した前記基板の前記電極側を
前記平滑板側に向けて複数枚積層すると共に、前記各基
板間及び前記平滑板と該平滑板と対向する前記基板間に
流動性の前記樹脂材をそれぞれ介在させて外部から加圧
し、前記樹脂材を延伸して前記平滑板上に前記各基板を
それぞれ密着させ、前記樹脂材を硬化させた後に前記平
滑板上から前記各基板をそれぞれ剥離して、前記基板上
の前記金属電極間に前記樹脂材を埋め込んで平坦化した
複数枚の配線基板を作製することを特徴としている。
【0017】また、互いに対向するように配置され電極
群を形成した一対の配線基板間に液晶が挟持され、前記
配線基板が、透光性の基板上に導電性の前記電極をパタ
ーンニングして形成され、前記電極間に樹脂材を埋め込
んで平坦化されている液晶素子の製造方法において、前
記配線基板は、両面が平滑な平滑板の両面に、流動性の
前記樹脂材を介在させて前記電極を形成した前記基板の
前記電極側をそれぞれ接触させて前記基板の外側から加
圧し、前記樹脂材を延伸して前記平滑板の両面に前記基
板をそれぞれ密着させ、前記樹脂材を硬化させた後に前
記各基板を前記平滑板の両面から剥離することによって
作製されることを特徴としている。
【0018】また、互いに対向するように配置され電極
群を形成した一対の配線基板間に液晶が挟持され、前記
配線基板が、透光性の基板上に導電性の前記電極をパタ
ーンニングして形成され、前記電極間に樹脂材を埋め込
んで平坦化されている液晶素子の製造方法において、前
記配線基板は、表面が平滑な平滑板上に、前記電極を形
成した前記基板の前記電極側を前記平滑板側に向けて複
数枚積層すると共に、前記各基板間及び前記平滑板と該
平滑板と対向する前記基板間に流動性の前記樹脂材をそ
れぞれ介在させて外部から加圧し、前記樹脂材を延伸し
て前記平滑板上に前記各基板をそれぞれ密着させ、前記
樹脂材を硬化させた後に前記平滑板上から前記各基板を
それぞれ剥離することによって作製されることを特徴と
している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。
【0020】(第1の実施の形態)本実施の形態に係る
配線基板の製造方法を、図1乃至図4を参照して説明す
る。
【0021】先ず、300×350mm、厚さ1.1m
mの両面が研磨されたガラス基板1aの一方の表面にア
ルミニウムからなる金属電極2aを形成する(図1参
照)。この金属電極2aは以下のようして形成される。
先ず、ガラス基板1a上の全面にスパッタリング法によ
り、金属電極を構成する膜厚2μmのアルミニウム層3
を形成し(図2(a)参照)、このアルミニウム層3上
にフォトレジスト4をスピンコート法により2μmの膜
厚で塗布し、配線パターンが描かれているフォトマスク
5を通して露光した後、このフォトレジスト4を現像、
ポストベークしてアルミニウム層3上にエッチングパタ
ーンを形成する(図2(b),(c)参照)。
【0022】次に、アルミニウム層3上にフォトレジス
ト4が形成されたガラス基板1aをエッチング液に浸し
て、フォトレジスト4に覆われていない部分のアルミニ
ウム層3をエッチングし、その後エッチングパターンを
剥離してガラス基板1a上にアルミニウムからなる金属
電極2aを形成した(図2(d)参照)。この金属電極
2aは、例えば幅8μmでピッチ320μmのストライ
プ状にパターンニングされている。
【0023】そして、図3に示すように、同様の方法で
もう1枚のガラス基板1b上にアルミニウムからなる金
属電極2bを形成し、これらの表面にシランカプリング
剤(例えば、日本ユニカー(株)社製;商品名:A−1
74)1重量部、エチルアルコール40重量部からなる
カップリング処理剤をスピンコートした後、100℃で
20分熱処理して密着処理を施した。
【0024】そして、300×350mm、厚さ5mm
のステンレス製の平滑板6の一方の表面に、流動性のU
V硬化樹脂7aをディスペンサー8で800mg滴下す
る(図4(a)参照)。平滑板6の両面は、厚さ50μ
m程度の無電解ニッケルメッキが施されており、その両
面を研磨加工により平面度5μm程度に仕上げられてい
る。また、UV硬化樹脂7aは、ペンタエリスリトール
トリアクリレート50重量部、ネオペンチルグリコール
ジアクリレート50重量部、1−ヒドロキシシクロヘキ
シルフェニルケトン2重量部からなる組成物である。
尚、平滑板6の両面に滴下するUV硬化樹脂を離型しや
すくするために、予めフッ素系或はシリコン系等からな
る離型剤を薄く塗っておいてもよい。
【0025】次に、UV硬化樹脂7aが滴下された平滑
板6の一方の面に対して、上述したガラス基板1aの配
線パターンされた金属電極2a側を接触させてUV硬化
樹脂7aを挟む(図4(b),(c)参照)。
【0026】次に、平滑板6の他方の表面にも、UV硬
化樹脂7aと同様な流動性のUV硬化樹脂7bをディス
ペンサーで800mg滴下し、UV硬化樹脂7bが滴下
された平滑板6の他方の面に対して、ガラス基板1aと
同様なガラス基板1bの配線パターンされた金属電極2
b側を接触させてUV硬化樹脂7bを挟む(図4
(d),(e)参照)。
【0027】次に、平滑板6の両面に金属電極2a,2
b間にUV硬化樹脂7a,7bを充填したガラス基板1
a,1bの一体物を、ロールプレス装置(図示省略)の
回転自在な上下のローラ8a,8b間に挟んで加圧して
UV硬化樹脂7a,7bを延伸する(図4(f)参
照)。このローラ8a,8bは、幅400mm、直径1
30mmの金属製で、ローラ8a,8bの表面に厚さ5
mmのシリコーンゴム(図示省略)が取り付けられてお
り、ロール速度80mm/分、プレス圧約5Kg/cm
2 、温度70℃で加圧した。この加圧により、UV硬化
樹脂7a,7bを金属電極2a,2bの上面から排除
し、平滑板6とガラス基板1a,1bとを強く、しかも
ガラス基板1a,1bの全面に均一にUV硬化樹脂7
a,7bを密着させて平坦化する。
【0028】次に、ローラ8a,8bで加圧したこの一
体物を、ガラス基板1a,1bの両側からそれぞれ10
0Wの高圧水銀ランプ(図示省略)4本でUV光9a,
9bを2分間照射して、UV硬化樹脂7a,7bを硬化
させる(図4(g)参照)。次に、離型治具(図示省
略)により平滑板6の両面から金属電極2a,2bをU
V硬化樹脂7a,7bで埋め込んだガラス基板1a,1
bの一体物を剥離することにより(図4(h)参照)、
ガラス基板1a,1b上の金属電極2a,2bをUV硬
化樹脂7a,7b内に埋め込んだ2枚の配線基板10
a,10bを得た(図4(i)参照)。
【0029】そして、この配線基板10a,10bの信
頼性を確認するために、作製した配線基板10a,10
bの各金属配線2a,2b上にITO膜からなる透明電
極(図示省略)を、成膜及びフォトリソ・エッチング法
により金属配線2a,2bの配線パターンに合わせてピ
ッチ320μm、幅300μmで形成し、120μmパ
ターン長の抵抗値を測定したところ、全ての金属電極2
a,2bが700Ω以下の低い抵抗値を示し、欠陥のな
い低抵抗の配線基板2a,2bであることを確認した。
【0030】このように、1枚の平滑板6の両面を用い
て1回の製造工程で2枚の配線基板を同時に作製するこ
とが可能となり、配線基板の作製時間の短縮化と生産性
の向上を図ることができる。
【0031】また、1枚の平滑板6で2枚の配線基板を
同時に作製することができるので、平滑板6の利用効率
が向上し、1枚当たりの配線基板に対する平滑板のコス
トの低減を図ることができる。
【0032】また、上述した実施の形態では、平滑板6
の両面にUV硬化樹脂7a,7bを滴下したが、金属電
極2a,2bを形成したガラス基板1a,1b側に先に
UV硬化樹脂7a,7bを滴下してもよい。
【0033】また、本実施の形態では、加圧手段として
上下の2本のローラ8a,8bを備えたロールプレス装
置を使用したが、平滑板6の両面に金属電極2a,2b
をUV硬化樹脂7a,7bで埋め込んだガラス基板1
a,1bの一体物をホルダー治具に水平に固定し、その
上方から1本のローラのみで圧接する構成でもよい。こ
の場合、ローラの回転運動に同期してホルダー治具は水
平方向に動くことが必要である。この方法では、前記一
体物が厚くても容易に挟んで圧接することができる。
【0034】また、本実施の形態では、金属電極2a,
2bは抵抗値が小さいアルミニウムで形成したが、これ
以外にも例えば、ニッケル(Ni),モリブデン(M
o),クロム(Cr),タングステン(W),タンタル
(Ta),銀(Ag),銅(Cu)等の金属や、導電性
樹脂、導電性セラミックス等で形成することもできる。
また、樹脂材として、熱硬化樹脂を用いてもよい。
【0035】また、金属電極2a,2bの間に予めカラ
ーフィルター層を、フォトリソ法、印刷法、昇華転写
法、インクジェット法等の周知の方法で形成することに
より、カラーフィルター機能を有する2枚の配線基板を
同時に形成することができる。また、前記カラーフィル
ター層をガラス基板1a,1bの表面に形成した後、そ
の上に金属電極2a,2bを形成してカラーフィルター
機能を有する2枚の配線基板を同時に形成することもで
きる。この場合、ガラス基板1a,1bの表面にカラー
フィルター層を形成し、その上に樹脂等からなる平坦化
のための保護層を形成してから金属電極2a,2bして
もよい。また、この保護層により金属電極2a,2bを
フォトリソ法により形成する際の酸等のエッチング液で
前記カラーフィルター層が変色することを防止すること
ができる。
【0036】(第2の実施の形態)本実施の形態は、平
滑板6の両面に金属電極2a,2bをUV硬化樹脂7
a,7bで埋め込んだガラス基板1a,1bの一体物を
形成するまでの工程は、図4(a)〜(e)に示した第
1の実施の形態と同様に行い、前記一体物を300×3
00mm、厚さ3mmのシリコンゴムシート(図示省
略)を介して、プレス装置(図示省略)の上下の金属平
面プレート基板(図示省略)間に挟んで、プレス圧約5
Kg/cm2 、温度60℃で3分間圧接してUV硬化樹
脂がガラス基板全面に均一に広がるようにした。
【0037】そして、上下の金属平面プレート基板(図
示省略)で圧接したこの一体物を取り出し、以下第1の
実施の形態と同様な方法でUV硬化樹脂を硬化して平滑
板から剥離することにより、ガラス基板上の金属電極を
UV硬化樹脂内に埋め込んだ2枚の配線基板を同時に得
た。
【0038】このように、上下の金属平面プレート基板
間に前記一体物を挟んで圧接する際に、圧接時の圧力む
らを解消してより均一にUV硬化樹脂を押し広げ、且つ
圧力むらにより発生するガラス基板の割れを防止するこ
とができる。
【0039】また、本実施の形態においても、作製した
2枚の配線基板の各金属配線上にITO膜からなる透明
電極(図示省略)を、成膜及びフォトリソ・エッチング
法により金属配線の配線パターンに合わせてピッチ32
0μm、幅300μmで形成し、120μmパターン長
の抵抗値を測定したところ、全ての金属電極が700Ω
以下の低い抵抗値を示し、欠陥のない低抵抗の配線基板
であることを確認した。
【0040】(第3の実施の形態)本実施の形態の形態
では、第1の実施の形態で使用した平滑板の両面に、予
め離型剤5%(例えば、信越シリコーン(株)社製;商
品名:KBP−7803)のエタノール溶液をスピンコ
ートし、80℃で10分間乾燥して離型処理を施してお
く。また、本実施の形態の形態では、樹脂材として熱硬
化性エポキシ系組成物(例えば、セメダイン(株)社
製;No.1565)と硬化剤(例えば、セメダイン
(株)社製;硬化剤D)とを、10:1の割合で予め混
合したものを使用した。尚、本実施の形態の形態では、
ガラス基板の表面にはシランカップリング剤のコートは
行わずにそのまま用いた。
【0041】そして、第1の実施の形態と同様の工程に
より、この平滑板の両面に熱硬化性エポキシ系組成物と
硬化剤とを混合した樹脂を滴下し、平滑板の両面に金属
電極をUV硬化樹脂で埋め込んだガラス基板の一体物
を、ロールプレス装置の上下のロール間に挟んで圧接す
る。そして、ロールで圧接したこの一体物を、140℃
のオーブン中に入れて30分間加熱硬化させて冷却した
後、平滑板から剥離することにより、ガラス基板上の金
属電極を熱硬化性樹脂内に埋め込んだ2枚の配線基板を
同時に得た。
【0042】また、本実施の形態においても、作製した
2枚の配線基板の各金属配線上にITO膜からなる透明
電極(図示省略)を、成膜及びフォトリソ・エッチング
法により金属配線の配線パターンに合わせてピッチ32
0μm、幅300μmで形成し、120μmパターン長
の抵抗値を測定したところ、全ての金属電極が700Ω
以下の低い抵抗値を示し、欠陥のない低抵抗の配線基板
であることを確認した。
【0043】(第4の実施の形態)本実施の形態に係る
配線基板の製造方法を、図5(a)〜(e)を参照して
説明する。
【0044】先ず、300×350mm、厚さ5mmの
ステンレス製の平滑板11の一方の表面に、流動性の熱
硬化樹脂12aをディスペンサー13で800mg滴下
する(図5(a)参照)。平滑板11の少なくとも熱硬
化樹脂12aが滴下される一方の表面には、厚さ50μ
m程度の無電解ニッケルメッキが施されており、その表
面を研磨加工により平面度5μm程度に仕上げられてい
る。また、熱硬化樹脂12aは、熱硬化性エポキシ系組
成物(例えば、セメダイン(株)社製;No.156
5)と硬化剤(例えば、セメダイン(株)社製;硬化剤
D)とを、10:1の割合で予め混合したものを使用し
た。
【0045】そして、300×350mm、厚さ1.1
mmの両面が研磨された4枚のガラス基板14a,14
b,14c,14dの一方の面にアルミニウムからなる
金属電極15a,15b,15c,15dをそれぞれ形
成し、他方の面の中央部に上述した熱硬化樹脂12aと
同様の熱硬化樹脂12b,12c,12dをそれぞれ滴
下する(図5(b)参照)。尚、ガラス基板14a,1
4b,14c,14dの熱硬化樹脂12b,12c,1
2dをそれぞれ滴下される面には、予め離型剤5%(例
えば、信越シリコーン(株)社製;商品名:KBP−7
803)のエタノール溶液をスピンコートし、80℃で
10分間乾燥して離型処理を施しておく。また、金属電
極15a,15b,15c,15dは、例えば幅8μm
でピッチ320μmのストライプ状にパターンニングさ
れており、図1に示した第1の実施の形態と同様の方法
で形成されている。
【0046】次に、熱硬化樹脂12aが滴下された平滑
板11に対して、ガラス基板14aの配線パターンされ
た金属電極15a側を接触させて熱硬化樹脂12aを挟
み、以下同様にしてガラス基板14aの背面(金属電極
15aと反対側の面)に熱硬化樹脂12bを介してガラ
ス基板14bの金属電極15b側を接触させ、その上に
熱硬化樹脂12cを介してガラス基板14cの金属電極
15c側を接触させ、更にその上に熱硬化樹脂11dを
介してガラス基板13dの金属電極14d側を接触させ
て、平滑板11上に金属電極15a,15b,15c,
15dをそれぞれ形成した4枚のガラス基板14a,1
4b,14c,14dを熱硬化樹脂12a,12b,1
2c,11eを挟んで積層する(図5(c)参照)。
【0047】次に、この積層された一体物をプレス装置
の上・下プレス板16a,16bで挟み、両側から加圧
力Pで加圧する(図5(d)参照)。この時の加圧条件
は、プレス圧約8Kg/cm2 、加圧時間5分、温度6
0℃とした。この加圧により、熱硬化樹脂12a,12
b,12c,12dを各金属電極15a,15b,15
c,15dの上面から排除し、平滑板11と各ガラス基
板14a,14b,14c,14dとを強く、しかも各
ガラス基板14a,14b,14c,14dの全面に均
一に熱硬化樹脂12a,12b,12c,12dを密着
させて平坦化する。この際、最上段のガラス基板14d
及び平滑板11の外側の表面には、プレス機の上・下プ
レス板16a,16bの加圧による破損等を防ぐため
に、300×350mm、厚さ3mmのシリコーンゴム
シート(図示省略)がそれぞれ配置されている。
【0048】次に、プレス装置の上・下プレス板16
a,16bで圧接したこの積層された一体物を取り出し
て、140℃のオーブン(図示省略)中に入れ、30分
間加熱して熱硬化樹脂12a,12b,12c,12d
を硬化させ、冷却した後、離型治具(図示省略)により
平滑板11から金属電極15a,15b,15c,15
dを熱硬化樹脂12a,12b,12c,12dで埋め
込んだ各ガラス基板14a,14b,14c,14dの
一体物を順に剥離することにより(図5(e)参照)、
ガラス基板14a,14b,14c,14d上の金属電
極15a,15b,15c,15dを熱硬化樹脂12
a,12b,12c,12d内で埋め込んだ4枚の配線
基板17a,17b,17c,17dを得た。
【0049】そして、この配線基板17a,17b,1
7c,17dの信頼性を確認するために、作製した配線
基板17a,17b,17c,17dの各金属配線15
a,,15b,15c,15d上にITO膜からなる透
明電極(図示省略)を、成膜及びフォトリソ・エッチン
グ法により金属配線15a,,15b,15c,15d
の配線パターンに合わせてピッチ320μm、幅300
μmで形成し、120μmパターン長の抵抗値を測定し
たところ、全ての金属電極15a,,15b,15c,
15dが700Ω以下の低い抵抗値を示し、欠陥のない
低抵抗の配線基板17a,17b,17c,17dであ
ることを確認した。
【0050】このように、1枚の平滑板11の両面を用
いて1回の製造工程で複数枚(本実施の形態では5枚)
の配線基板を同時に作製することが可能となり、配線基
板の作製時間の短縮化と生産性の向上を図ることができ
る。
【0051】また、1枚の平滑板11で複数枚(本実施
の形態では5枚)の配線基板を同時に作製することがで
きるので、平滑板11の利用効率が向上し、1枚当たり
の配線基板に対する平滑板のコストの低減を図ることが
できる。
【0052】更に、本実施の形態では、金属電極を形成
した4枚のガラス基板を平滑板上に熱硬化樹脂を介して
積層した構成であったが、金属電極を形成したガラス基
板を2枚以上の任意の枚数で同様に積層して、複数の配
線基板を1回の工程で作製することができる。
【0053】また、本実施の形態では、プレス装置の上
・下プレス板16a,16bで圧接した上述した積層さ
れた一体物を取り出して加熱したが、上・下プレス板1
6a,16b間で加圧されている状態で加熱してもよ
い。
【0054】また、樹脂材として、UV硬化樹脂を用い
てもよい。
【0055】図6は、上述した製造方法により作製され
た配線基板を備えた本発明に係る液晶素子の一例を示す
概略断面図である。
【0056】この液晶素子20は、偏光板21a,21
bの間に対向して配置された一対の配線基板22a,2
2bを備えており、配線基板22a,22bは球状のス
ペーサビーズ23により所定の基板ギャップ(例えば、
1.5μm)で保持され、この基板ギャップ間にカイラ
ルスメクチック液晶24が挟持されている。
【0057】配線基板22a,22bは、図4(i)に
示した配線基板10a,10bと同様の構成からなり、
ガラス基板25a,25b上にはアルミニウムからなる
金属電極26a,26bがそれぞれ配線パターンされ、
金属電極26a,26b間に充填した絶縁層であるUV
硬化樹脂27で平坦化されている。
【0058】また、金属電極26a,26bとUV硬化
樹脂27の表面上には、金属電極26a,26bと電気
的に接するようにしてITO(Indium Tin Oxide)から
なる透明電極28a,28bが形成され、更にその上に
配向膜29a,29bが形成されており、透明電極28
a,28bは金属電極26a,26bに合わせてストラ
イプ状にそれぞれ形成され、互いに90°の角度で交差
したマトリックス電極が構成されている。
【0059】次に、上述した液晶素子20の製造方法
を、図7(a)〜(e)を参照して説明する。
【0060】ガラス基板25a,25b上にアルミニウ
ムからなる金属電極26a,26bを形成して、この金
属電極26a,26b間にUV硬化樹脂27を埋め込む
までの工程は、図2、図4に示した配線基板の製造方法
と同様であり、ここでは省略する。
【0061】次に、金属電極26aとUV硬化樹脂27
上に透明電極を構成するITO(Indium Tin Oxide)層
30を、スパッタリング法により700Å程度の厚みで
形成する(図7(a)参照)。
【0062】次に、このITO(Indium Tin Oxide)層
30上にフォトレジスト31をスピンコート法により2
μmの厚みで塗布し、配線パターンが描かれているのフ
ォトマスク32を通して露光した後、フォトレジスト3
1を現像、ポストベークしてエッチングパターンを形成
する(図7(b),(c)参照)。
【0063】次に、フォトレジスト31が形成されたガ
ラス基板25aをエッチング液であるヨウ化水素酸に浸
して、フォトレジスト31で覆われていない部分のIT
O層30をエッチングし、その後フォトレジスト31を
剥離して透明電極28aを配線パターンニングする(図
7(d)参照)。
【0064】次に、透明電極28a上にポリアミド酸
(例えば、日立化成(株)社製;商品名:LQ180
0)をNMP/nBC=1/1液で1.5wt%に希釈
した溶液をスピンコートで2000rpm、20sec
の条件で塗布し、その後270℃で約1時間加熱焼成処
理を施して、厚さ200Å程度の配向膜29aを形成し
た(図7(e)参照)。そして、この配向膜29aに対
してラビンブ処理を施した。尚、ガラス基板25b側の
透明電極28b、配向膜29bも同様にして形成され
る。
【0065】次に、一方のガラス基板25a(又は25
b)の表面に球状のスペーサビーズ23を配置して、他
方のガラス基板25b(又は25a)の表面周縁にエポ
キシ樹脂等のシール材(図示省略)をフレキソ印刷法に
より塗布し、配向膜29a,29bのラビング方向が平
行、且つ同方向になるようにしてガラス基板25a,2
5bを所定の基板ギャップ(例えば、1.5μm)で貼
り合わせ、この基板ギャップ間にカイラルスメクチック
液晶24を注入することにより、図6に示した液晶素子
20を得た。
【0066】また、図5に示した製造方法によって配線
基板を作製してもよい。
【0067】このように、本発明に係る液晶素子20の
製造方法は、上述したように配線基板22a,22bを
同時に2枚(図5に示した製造方法では2枚以上)作製
することができるので、液晶素子の作製時間の短縮化と
生産性の向上を図ることができる。
【0068】また、本発明に係る液晶素子20は、透明
電極28a,28bの下に低抵抗の金属配線26a,2
6bを併設した構成により、電圧波形の遅延を抑制して
カイラルスメクチック液晶24を安定して駆動すること
ができるので、表示品位の向上を図ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1回の工程で少なくとも2枚の配線基板を作製すること
ができるので、配線基板1枚当たりの作製時間が短縮さ
れ、生産性の向上を図ることができる。
【0070】また、1枚の平滑板で少なくとも2枚の配
線基板を同時に作製することができるので、平滑板の利
用効率が向上し、配線基板1枚に対する平滑板のコスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板上に形成した金属電極を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製
造方法を説明するための図で、(a)はアルミニウム層
の形成工程を示す図、(b)はフォトレジストへの露光
工程を示す図、(c)は金属電極のエッチングパターン
の形成工程を示す図、(d)は金属電極のエッチング工
程を示す図。
【図3】基板上に形成した金属電極を示す図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製
造方法を示す図で、(a)は平滑板上にUV硬化樹脂を
滴下した状態を示す図、(b)は金属電極を形成したガ
ラス基板を平滑板のUV硬化樹脂が滴下された一方の面
側に配置した図、(c)は金属電極を形成したガラス基
板を平滑板のUV硬化樹脂が滴下された一方の面に接触
させた状態を示す図、(d)は金属電極を形成したガラ
ス基板を平滑板のUV硬化樹脂が滴下された他方の面側
に配置した図、(e)は金属電極を形成したガラス基板
を平滑板のUV硬化樹脂が滴下された他方の面に接触さ
せた状態を示す図、(f)は両方の基板の外側からそれ
ぞれロールで加圧している状態を示す図、(g)は両方
のガラス基板の外側からUV光でUV硬化樹脂を硬化し
ている状態を示す図、(h)は平滑板の両面から金属電
極間にUV硬化樹脂を埋め込んだガラス基板を剥離して
いる状態を示す図、(i)は形成された2枚の配線基板
を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る配線基板の製
造方法を示す図で、(a)は平滑板上にUV硬化樹脂を
滴下した状態を示す図、(b)は平滑板のUV硬化樹脂
が滴下された一方の面上に金属電極を形成したガラス基
板を複数積層し、各ガラス基板上にUV硬化樹脂が滴下
されている状態を示す図、(c)は平滑板上にUV硬化
樹脂を介して金属電極を形成した複数のガラス基板を積
層して接触させた状態を示す図、(d)は平滑板及び積
層したガラス基板の外側からそれぞれ加圧している状態
を示す図、(e)は平滑板上から金属電極間にUV硬化
樹脂を埋め込んだ各ガラス基板を剥離している状態を示
す図、(f)は形成された4枚の配線基板を示す図。
【図6】本発明に係る製造方法で形成された配線基板を
備えた液晶素子を示す概略断面図。
【図7】本発明に係る液晶素子の製造方法を示す図で、
(a)は金属電極とUV硬化樹脂上にITO層を成膜す
る工程を示す図、(b)はフォトレジストへの露光工程
を示す図、(c)は透明電極のエッチングパターンの形
成工程を示す図、(d)はエッチングされた透明電極を
示す図、(e)は配向膜の形成工程を示す図。
【図8】従来例に係る配線基板の製造方法を示す図で、
平滑板上にUV硬化樹脂を滴下した状態を示す図。
【図9】従来例に係る配線基板の製造方法を示す図で、
(a)は金属電極を形成したガラス基板を平滑板のUV
硬化樹脂が滴下された面側に配置した図、(b)は金属
電極を形成したガラス基板を平滑板のUV硬化樹脂が滴
下された面に接触させた状態を示す図。
【図10】従来例に係る配線基板の製造方法を示す図
で、(a)は金属電極を形成したガラス基板を平滑板の
UV硬化樹脂が滴下された面に接触させた一体物をプレ
ス機の上・下プレス板で挟んで加圧する前の状態を示す
図、(b)は前記一体物をプレス機の上・下プレス板で
挟んで加圧している状態を示す図。
【図11】従来例に係る配線基板の製造方法を示す図
で、ガラス基板の外側からUV光でUV硬化樹脂を硬化
している状態を示す図。
【図12】従来例に係る配線基板の製造方法を示す図
で、(a)は平滑板上から金属電極間にUV硬化樹脂を
埋め込んだガラス基板を剥離している状態を示す図、
(b)は形成された配線基板を示す図。
【符号の説明】
1a,1b、14a〜14d、25a,25b ガ
ラス基板(基板) 2a,2b、14a〜14d、26a,26b 金
属電極(電極) 6、11 平滑板 7a,7b、27 UV硬化樹脂(樹脂材) 12a〜12d 熱硬化樹脂(樹脂材) 8a,8b ローラ 9a,9b UV光 10a,10b、17a〜17d、22a,22b
配線基板 16a,16b 上・下プレス板 20 液晶素子 24 カイラルスメクチック液晶(液晶) 29a,29b 配向膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神尾 優 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に導電性の電極をパターンニング
    して形成し、前記電極間に樹脂材を埋め込んで平坦化さ
    れた配線基板の製造方法において、 両面が平滑な平滑板の両面に、流動性の前記樹脂材を介
    在させて前記電極を形成した前記基板の前記電極側をそ
    れぞれ接触させて前記基板の外側から加圧し、前記樹脂
    材を延伸して前記平滑板の両面に前記基板をそれぞれ密
    着させ、前記樹脂材を硬化させた後に前記各基板を前記
    平滑板の両面から剥離して、前記基板上の前記金属電極
    間に前記樹脂材を埋め込んで平坦化した2枚の配線基板
    を作製する、 ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記電極は、スパッタリング法でNi,
    Mo,Cr,W,Ta,Al,Ag,Cu及びこれらの
    合金のいずれかからなる薄膜層を成膜した後、エッチン
    グ法で所定の配線パターンに形成される、 請求項1記載の配線基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂材は、紫外線の照射により硬化
    されるUV硬化樹脂である、 請求項1記載の配線基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記各基板の外側から紫外線をそれぞれ
    照射して前記UV硬化樹脂を硬化する、 請求項3記載の配線基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記樹脂材は、熱により硬化される熱硬
    化樹脂である、 請求項1記載の配線基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記熱硬化樹脂を加圧しながら加熱して
    硬化する、 請求項5記載の配線基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記加圧の方法は線圧力を移動させて行
    う、 請求項1記載の配線基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記加圧の方法として、一方の前記基板
    面もしくは両方の前記基板面から回転自在なローラによ
    り加圧する、 請求項7記載の配線基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記加圧の方法は面圧力により行う、 請求項1記載の配線基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記基板はガラス基板である、 請求項1記載の配線基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 基板上に導電性の電極をパターンニン
    グして形成し、前記電極間に樹脂材を埋め込んで平坦化
    された配線基板の製造方法において、 表面が平滑な平滑板上に、前記電極を形成した前記基板
    の前記電極側を前記平滑板側に向けて複数枚積層すると
    共に、前記各基板間及び前記平滑板と該平滑板と対向す
    る前記基板間に流動性の前記樹脂材をそれぞれ介在させ
    て外部から加圧し、前記樹脂材を延伸して前記平滑板上
    に前記各基板をそれぞれ密着させ、前記樹脂材を硬化さ
    せた後に前記平滑板上から前記各基板をそれぞれ剥離し
    て、前記基板上の前記金属電極間に前記樹脂材を埋め込
    んで平坦化した複数枚の配線基板を作製する、 ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記電極は、スパッタリング法でN
    i,Mo,Cr,W,Ta,Al,Ag,Cu及びこれ
    らの合金のいずれかからなる薄膜層を成膜した後、エッ
    チング法で所定の配線パターンに形成される、 請求項11記載の配線基板の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記樹脂材は、紫外線の照射により硬
    化されるUV硬化樹脂である、 請求項11記載の配線基板の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記樹脂材は、熱により硬化される熱
    硬化樹脂である、 請求項11記載の配線基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記熱硬化樹脂を加圧しながら加熱し
    て硬化する、 請求項14記載の配線基板の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記加圧の方法は線圧力を移動させて
    行う、 請求項11記載の配線基板の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記加圧の方法は面圧力により行う、 請求項11記載の配線基板の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記基板はガラス基板である、 請求項11記載の配線基板の製造方法。
  19. 【請求項19】 互いに対向するように配置され電極群
    を形成した一対の配線基板間に液晶が挟持され、前記配
    線基板が、透光性の基板上に導電性の前記電極をパター
    ンニングして形成され、前記電極間に樹脂材を埋め込ん
    で平坦化されている液晶素子の製造方法において、 前記配線基板は、両面が平滑な平滑板の両面に、流動性
    の前記樹脂材を介在させて前記電極を形成した前記基板
    の前記電極側をそれぞれ接触させて前記基板の外側から
    加圧し、前記樹脂材を延伸して前記平滑板の両面に前記
    基板をそれぞれ密着させ、前記樹脂材を硬化させた後に
    前記各基板を前記平滑板の両面から剥離することによっ
    て2枚作製される、 ことを特徴とする液晶素子の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記電極は、スパッタリング法でN
    i,Mo,Cr,W,Ta,Al,Ag,Cu及びこれ
    らの合金のいずれかからなる薄膜層を成膜した後、エッ
    チング法で所定の配線パターンに形成される、 請求項19記載の液晶素子の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記樹脂材は、紫外線の照射により硬
    化されるUV硬化樹脂である、 請求項19記載の液晶素子の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記各基板の外側から紫外線をそれぞ
    れ照射して前記UV硬化樹脂を硬化する、 請求項19記載の液晶素子の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記樹脂材は、熱により硬化される熱
    硬化樹脂である、 請求項19記載の配線基板の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記熱硬化樹脂を加圧しながら加熱し
    て硬化する、 請求項23記載の配線基板の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記加圧の方法は線圧力を移動させて
    行う、 請求項19記載の液晶素子の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記加圧の方法として、一方の前記基
    板面もしくは両方の前記基板面から回転自在なローラに
    より加圧する、 請求項25記載の液晶素子の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記加圧の方法は面圧力により行う、 請求項19記載の液晶素子の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記基板はガラス基板である、 請求項19記載の液晶素子の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記電極上の少なくとも一部に電気的
    に接するようにして透明電極を形成する、 請求項19記載の液晶素子の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記液晶はカイラルスメチック液晶で
    ある、 請求項19記載の液晶素子の製造方法。
  31. 【請求項31】 互いに対向するように配置され電極群
    を形成した一対の配線基板間に液晶が挟持され、前記配
    線基板が、透光性の基板上に導電性の前記電極をパター
    ンニングして形成され、前記電極間に樹脂材を埋め込ん
    で平坦化されている液晶素子の製造方法において、 前記配線基板は、表面が平滑な平滑板上に、前記電極を
    形成した前記基板の前記電極側を前記平滑板側に向けて
    複数枚積層すると共に、前記各基板間及び前記平滑板と
    該平滑板と対向する前記基板間に流動性の前記樹脂材を
    それぞれ介在させて外部から加圧し、前記樹脂材を延伸
    して前記平滑板上に前記各基板をそれぞれ密着させ、前
    記樹脂材を硬化させた後に前記平滑板上から前記各基板
    をそれぞれ剥離することによって作製される、 ことを特徴とする液晶素子の製造方法。
  32. 【請求項32】 前記電極は、スパッタリング法でN
    i,Mo,Cr,W,Ta,Al,Ag,Cu及びこれ
    らの合金のいずれかからなる薄膜層を成膜した後、エッ
    チング法で所定の配線パターンに形成される、 請求項31記載の液晶素子の製造方法。
  33. 【請求項33】 前記樹脂材は、紫外線の照射により硬
    化されるUV硬化樹脂である、 請求項31記載の配線基板の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記樹脂材は、熱により硬化される熱
    硬化樹脂である、 請求項31記載の液晶素子の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記熱硬化樹脂を加圧しながら加熱し
    て硬化する、 請求項34記載の液晶素子の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記加圧の方法は線圧力を移動させて
    行う、 請求項31記載の液晶素子の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記加圧の方法として、一方の前記基
    板面もしくは両方の前記基板面から回転自在なローラに
    より加圧する、 請求項36記載の液晶素子の製造方法。
  38. 【請求項38】 前記加圧の方法は面圧力により行う、 請求項31記載の液晶素子の製造方法。
  39. 【請求項39】 前記基板はガラス基板である、 請求項31記載の液晶素子の製造方法。
  40. 【請求項40】 前記電極上の少なくとも一部に電気的
    に接するようにして透明電極を形成する、 請求項31記載の液晶素子の製造方法。
  41. 【請求項41】 前記液晶はカイラルスメチック液晶で
    ある、 請求項31記載の液晶素子の製造方法。
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