JPH1061910A - 粉体溶射用微粉炭バーナー - Google Patents
粉体溶射用微粉炭バーナーInfo
- Publication number
- JPH1061910A JPH1061910A JP23972496A JP23972496A JPH1061910A JP H1061910 A JPH1061910 A JP H1061910A JP 23972496 A JP23972496 A JP 23972496A JP 23972496 A JP23972496 A JP 23972496A JP H1061910 A JPH1061910 A JP H1061910A
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- JP
- Japan
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- oxygen
- powder
- burner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】燃料として安価な微粉炭を用い得るとともに、
粉体噴出孔から各種粉体を噴出して燃焼熱によりこれを
溶融させることのできる粉体溶射用微粉炭バーナーを提
供する。 【解決手段】中心部に燃料としての微粉炭を噴出する微
粉炭噴出孔１２を設けるとともに、微粉炭噴出孔１２の
外周側又は内周側の隣接部位に、保炎用の一次酸素を噴
出する一次酸素噴出孔１４を設け、更にそれら微粉炭噴
出孔１２，一次酸素噴出孔１４の外周側に、溶射すべき
粉体を噴出する粉体噴出孔１６を、更にその外周側に燃
焼用酸素の主体となる二次酸素を噴出する二次酸素噴出
孔１８を設けて粉体溶射用微粉炭バーナー１０を構成す
る。
粉体噴出孔から各種粉体を噴出して燃焼熱によりこれを
溶融させることのできる粉体溶射用微粉炭バーナーを提
供する。 【解決手段】中心部に燃料としての微粉炭を噴出する微
粉炭噴出孔１２を設けるとともに、微粉炭噴出孔１２の
外周側又は内周側の隣接部位に、保炎用の一次酸素を噴
出する一次酸素噴出孔１４を設け、更にそれら微粉炭噴
出孔１２，一次酸素噴出孔１４の外周側に、溶射すべき
粉体を噴出する粉体噴出孔１６を、更にその外周側に燃
焼用酸素の主体となる二次酸素を噴出する二次酸素噴出
孔１８を設けて粉体溶射用微粉炭バーナー１０を構成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は粉体溶射用微粉炭
バーナーに関する。
バーナーに関する。
【０００２】［発明の背景］電気炉等を用いた製鋼にお
いては、大気汚染防止のために集塵装置を設けて製鋼炉
からのダストを集塵することが行われている。この製鋼
排出物としてのダストは粒の細かい粉粒状であって、そ
の成分としてＦｅＯ，Ｆｅ2Ｏ3等を含んでいるものの、
再利用が困難で従来そのまま廃却されているのが実情で
ある。
いては、大気汚染防止のために集塵装置を設けて製鋼炉
からのダストを集塵することが行われている。この製鋼
排出物としてのダストは粒の細かい粉粒状であって、そ
の成分としてＦｅＯ，Ｆｅ2Ｏ3等を含んでいるものの、
再利用が困難で従来そのまま廃却されているのが実情で
ある。
【０００３】一方電気炉等を用いた製鋼においては、そ
の精錬の時期に応じて酸化スラグ，還元スラグが製鋼排
出物として排出される。このうち酸化スラグは、従来ア
スファルト道路の路盤材等道路用の材料として活用され
ているものの、還元スラグは特別の利用用途がなく、そ
のまま捨てられているのが実情である。
の精錬の時期に応じて酸化スラグ，還元スラグが製鋼排
出物として排出される。このうち酸化スラグは、従来ア
スファルト道路の路盤材等道路用の材料として活用され
ているものの、還元スラグは特別の利用用途がなく、そ
のまま捨てられているのが実情である。
【０００４】還元スラグは、その成分として遊離のＣａ
Ｏを多量に含んでおり、このものは水分を吸収してＣａ
（ＯＨ）2に転化し、そのときに体積膨張を起こすため
にこれをそのまま路盤材等として用いることができず、
従って特に利用されないまま廃却されていたのである。
而してこれらダスト及び還元スラグを廃却するに当って
は廃却のためのコストが必要で、製鋼コストを高める要
因となっていた。
Ｏを多量に含んでおり、このものは水分を吸収してＣａ
（ＯＨ）2に転化し、そのときに体積膨張を起こすため
にこれをそのまま路盤材等として用いることができず、
従って特に利用されないまま廃却されていたのである。
而してこれらダスト及び還元スラグを廃却するに当って
は廃却のためのコストが必要で、製鋼コストを高める要
因となっていた。
【０００５】そこで本発明者等はダストを還元スラグと
ともにバーナー先端より噴射させてバーナーの高温火炎
により溶融させ、互いに混合させる方法を案出した。こ
の方法によると、還元スラグが酸化スラグに近い物理化
学的性質を有するものとなり、従って路盤材等の用途に
供することが可能となる。
ともにバーナー先端より噴射させてバーナーの高温火炎
により溶融させ、互いに混合させる方法を案出した。こ
の方法によると、還元スラグが酸化スラグに近い物理化
学的性質を有するものとなり、従って路盤材等の用途に
供することが可能となる。
【０００６】本発明者等は、更に進んで金属酸化物粉体
等の様々な粉体を噴出及び溶融させることで、即ち溶射
を行うことで有用な生成物を得たり、又は溶融した材料
を対象物に吹き付ける方法を開発した。
等の様々な粉体を噴出及び溶融させることで、即ち溶射
を行うことで有用な生成物を得たり、又は溶融した材料
を対象物に吹き付ける方法を開発した。
【０００７】この場合、通常バーナーの燃料としては重
油を用いるが、燃料として微粉炭を用いた場合燃料コス
トを低減できて望ましい。しかしながら従来この種溶射
用バーナーとして、微粉炭を燃料として用いる微粉炭バ
ーナーが提供されていないのが実情である。
油を用いるが、燃料として微粉炭を用いた場合燃料コス
トを低減できて望ましい。しかしながら従来この種溶射
用バーナーとして、微粉炭を燃料として用いる微粉炭バ
ーナーが提供されていないのが実情である。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本願の発明のバーナーは
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して本願の発明の粉体溶射用微粉炭バーナーは、
中心部に燃料としての微粉炭を噴出する微粉炭噴出孔が
設けられるとともに、該微粉炭噴出孔の外周側又は内周
側の隣接部位に保炎用の一次酸素を噴出する一次酸素噴
出孔が設けられ、更にそれら微粉炭噴出孔及び一次酸素
噴出孔の外周側に溶射すべき粉体を噴出する粉体噴出孔
が、更にその外周側に燃焼用酸素の主体である二次酸素
を噴出する二次酸素噴出孔が設けられていることを特徴
とする（請求項１）。
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して本願の発明の粉体溶射用微粉炭バーナーは、
中心部に燃料としての微粉炭を噴出する微粉炭噴出孔が
設けられるとともに、該微粉炭噴出孔の外周側又は内周
側の隣接部位に保炎用の一次酸素を噴出する一次酸素噴
出孔が設けられ、更にそれら微粉炭噴出孔及び一次酸素
噴出孔の外周側に溶射すべき粉体を噴出する粉体噴出孔
が、更にその外周側に燃焼用酸素の主体である二次酸素
を噴出する二次酸素噴出孔が設けられていることを特徴
とする（請求項１）。
【０００９】請求項２の粉体溶射用微粉炭バーナーは、
請求項１において、前記微粉炭噴出孔及び一次酸素噴出
孔が、バーナー先端より内部の部位において前記微粉炭
と一次酸素とを予め混合した上で該バーナー先端より噴
出する形態で設けられていることを特徴とする。
請求項１において、前記微粉炭噴出孔及び一次酸素噴出
孔が、バーナー先端より内部の部位において前記微粉炭
と一次酸素とを予め混合した上で該バーナー先端より噴
出する形態で設けられていることを特徴とする。
【００１０】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、バーナ
ー中心部に微粉炭噴出孔を設けるとともにその隣接部位
に保炎用の一次酸素噴出孔を設け、更にその外周側に粉
体噴出孔を、更にまた外周側に燃焼の主体となる二次酸
素の噴出孔を設けたもので、本発明のバーナーによれ
ば、燃料としての微粉炭を良好に燃焼させることができ
るとともに、その燃焼熱によって粉体噴出孔より噴出し
た粉体を溶融させることができる。従って本発明によれ
ば、粉体をバーナーにて溶射するに際し、必要な燃料コ
ストを安価とすることができる。
ー中心部に微粉炭噴出孔を設けるとともにその隣接部位
に保炎用の一次酸素噴出孔を設け、更にその外周側に粉
体噴出孔を、更にまた外周側に燃焼の主体となる二次酸
素の噴出孔を設けたもので、本発明のバーナーによれ
ば、燃料としての微粉炭を良好に燃焼させることができ
るとともに、その燃焼熱によって粉体噴出孔より噴出し
た粉体を溶融させることができる。従って本発明によれ
ば、粉体をバーナーにて溶射するに際し、必要な燃料コ
ストを安価とすることができる。
【００１１】尚本発明において、酸素の噴出孔を、燃焼
用酸素の主体となる二次酸素噴出孔と一次酸素噴出孔と
に分け、そして一次酸素噴出孔を微粉炭噴出孔に近接し
て位置させているのは、燃料としての微粉炭が重油に比
べて燃焼し難いことから、最も近い位置において酸素を
供給して炎が切れないようにするためであり、また粉体
噴出孔の外側に二次酸素噴出孔を配しているのは、噴出
した粉体が二次酸素の噴出流によって包まれた状態と
し、粉体がその外側に大きく広がらないようにするため
である。
用酸素の主体となる二次酸素噴出孔と一次酸素噴出孔と
に分け、そして一次酸素噴出孔を微粉炭噴出孔に近接し
て位置させているのは、燃料としての微粉炭が重油に比
べて燃焼し難いことから、最も近い位置において酸素を
供給して炎が切れないようにするためであり、また粉体
噴出孔の外側に二次酸素噴出孔を配しているのは、噴出
した粉体が二次酸素の噴出流によって包まれた状態と
し、粉体がその外側に大きく広がらないようにするため
である。
【００１２】請求項２のものは、微粉炭噴出孔及び一次
酸素噴出孔を、バーナー先端より内部の位置において微
粉炭と一次酸素とを予め混合した上でバーナー先端より
噴出させる形態となしたもので、このようにした場合、
燃料としての微粉炭をより効率的に燃焼させることがで
きるとともに、炎切れをより確実に防止することができ
る。
酸素噴出孔を、バーナー先端より内部の位置において微
粉炭と一次酸素とを予め混合した上でバーナー先端より
噴出させる形態となしたもので、このようにした場合、
燃料としての微粉炭をより効率的に燃焼させることがで
きるとともに、炎切れをより確実に防止することができ
る。
【００１３】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図１において、１０は粉体溶射用微粉炭バー
ナーであって、中心部に燃料としての微粉炭をキャリア
エアとともに噴出する微粉炭噴出孔１２が設けられてお
り、更にその内周側の隣接部位に、一次酸素を噴出する
一次酸素噴出孔１４が設けられている。
説明する。図１において、１０は粉体溶射用微粉炭バー
ナーであって、中心部に燃料としての微粉炭をキャリア
エアとともに噴出する微粉炭噴出孔１２が設けられてお
り、更にその内周側の隣接部位に、一次酸素を噴出する
一次酸素噴出孔１４が設けられている。
【００１４】また微粉炭噴出孔１２の外周側には、溶射
すべき粉体をキャリアエアとともに噴出する粉体噴出孔
１６が設けられ、更にその外周側に、燃焼用酸素の主体
をなす二次酸素を噴出する二次酸素噴出孔１８が設けら
れている。
すべき粉体をキャリアエアとともに噴出する粉体噴出孔
１６が設けられ、更にその外周側に、燃焼用酸素の主体
をなす二次酸素を噴出する二次酸素噴出孔１８が設けら
れている。
【００１５】そしてそれら各噴出孔１２，１４，１６，
１８に対応して、微粉炭バーナー１０の内部には微粉炭
通路２２、一次酸素通路２０、粉体通路２４、二次酸素
通路２６が各噴出孔１２，１４，１６，１８に連通する
状態で設けられている。尚、二次酸素通路２６の更に外
周側には冷却水通路２８が設けられている。
１８に対応して、微粉炭バーナー１０の内部には微粉炭
通路２２、一次酸素通路２０、粉体通路２４、二次酸素
通路２６が各噴出孔１２，１４，１６，１８に連通する
状態で設けられている。尚、二次酸素通路２６の更に外
周側には冷却水通路２８が設けられている。
【００１６】前記微粉炭噴出孔１２は、図１（Ａ）に示
しているように連続した円環状をなしており、また一次
酸素噴出孔１４は小円形状をなしていて、かかる一次酸
素噴出孔１４が同一円周上に所定間隔ごとに複数設けら
れている。
しているように連続した円環状をなしており、また一次
酸素噴出孔１４は小円形状をなしていて、かかる一次酸
素噴出孔１４が同一円周上に所定間隔ごとに複数設けら
れている。
【００１７】一方粉体噴出孔１６は長孔状をなしてい
て、かかる粉体噴出孔１６が同一円周上において所定間
隔ごとに複数個設けられている。更に二次酸素噴出孔１
８は小円形状をなしていて、同一円周上にかかる二次酸
素噴出孔１８が所定間隔ごとに複数個設けられている。
て、かかる粉体噴出孔１６が同一円周上において所定間
隔ごとに複数個設けられている。更に二次酸素噴出孔１
８は小円形状をなしていて、同一円周上にかかる二次酸
素噴出孔１８が所定間隔ごとに複数個設けられている。
【００１８】上記一次酸素噴出孔１４は、同図（Ｂ）に
示しているように微粉炭バーナー１０先端より僅かに内
部に引き込んだ位置に配置されている。これら一次酸素
噴出孔１４は、また、それぞれが所定角度で半径方向外
方に傾斜した（向いた）状態で設けられており、一次酸
素噴出孔１４から噴出された一次酸素が微粉炭バーナー
１０先端内部において予め微粉炭と混合された上で、微
粉炭バーナー１０先端より外部に噴出されるようになっ
ている。
示しているように微粉炭バーナー１０先端より僅かに内
部に引き込んだ位置に配置されている。これら一次酸素
噴出孔１４は、また、それぞれが所定角度で半径方向外
方に傾斜した（向いた）状態で設けられており、一次酸
素噴出孔１４から噴出された一次酸素が微粉炭バーナー
１０先端内部において予め微粉炭と混合された上で、微
粉炭バーナー１０先端より外部に噴出されるようになっ
ている。
【００１９】図２は別の形態の粉体溶射用微粉炭バーナ
ーの例を示したもので、この例の粉体溶射用微粉炭バー
ナー３０では、上記実施例とは逆に微粉炭噴出孔１２が
最中心位置に、また一次酸素噴出孔１４がその外周側に
隣接してそれぞれ設けられている。
ーの例を示したもので、この例の粉体溶射用微粉炭バー
ナー３０では、上記実施例とは逆に微粉炭噴出孔１２が
最中心位置に、また一次酸素噴出孔１４がその外周側に
隣接してそれぞれ設けられている。
【００２０】ここで微粉炭噴出孔１２は、図２（Ｂ）に
示しているように先端に向って拡開する形状のラッパ状
をなしており、そして微粉炭バーナー３０の先端より内
部において、そのラッパ状の微粉炭噴出孔１２に連通す
る状態で複数の一次酸素噴出孔１４が、微粉炭噴出孔１
２を取り巻くように配置されている。尚、他の点につい
ては上記図１の実施例と同様である。
示しているように先端に向って拡開する形状のラッパ状
をなしており、そして微粉炭バーナー３０の先端より内
部において、そのラッパ状の微粉炭噴出孔１２に連通す
る状態で複数の一次酸素噴出孔１４が、微粉炭噴出孔１
２を取り巻くように配置されている。尚、他の点につい
ては上記図１の実施例と同様である。
【００２１】これら粉体溶射用微粉炭バーナー１０，３
０の場合、微粉炭通路２２を通じて送られ、微粉炭噴出
孔１２より噴出された微粉炭が、一次酸素噴出孔１４及
び二次酸素噴出孔１８より噴出された酸素によって燃焼
させられ、火炎を発生させる。そして粉体噴出孔１６よ
り噴出された粉体がその燃焼熱により溶融される。
０の場合、微粉炭通路２２を通じて送られ、微粉炭噴出
孔１２より噴出された微粉炭が、一次酸素噴出孔１４及
び二次酸素噴出孔１８より噴出された酸素によって燃焼
させられ、火炎を発生させる。そして粉体噴出孔１６よ
り噴出された粉体がその燃焼熱により溶融される。
【００２２】ここで二次酸素は燃焼用酸素の主体となる
もので、一次酸素は専ら保炎のためのものである。この
ため一次酸素噴出孔１４は微粉炭噴出孔１２に隣接する
部位に設けられている。
もので、一次酸素は専ら保炎のためのものである。この
ため一次酸素噴出孔１４は微粉炭噴出孔１２に隣接する
部位に設けられている。
【００２３】一方二次酸素を噴出する二次酸素噴出孔１
８は、最も外周側に配置されており、この二次酸素噴出
孔１８からの二次酸素の噴出流によって、その内側の微
粉炭噴出孔１２及び粉体噴出孔１６から噴出された微粉
炭及び粉体が外側に拡がるのが防止される。
８は、最も外周側に配置されており、この二次酸素噴出
孔１８からの二次酸素の噴出流によって、その内側の微
粉炭噴出孔１２及び粉体噴出孔１６から噴出された微粉
炭及び粉体が外側に拡がるのが防止される。
【００２４】本例の微粉炭バーナー１０，３０によれ
ば、燃料としての微粉炭を良好に燃焼させることができ
るとともに、その燃焼熱によって粉体噴出孔１６より噴
出した粉体を溶融させることができる。従って本例の微
粉炭バーナー１０，３０によれば、粉体を溶射するに際
して必要な燃料コストを低減することができる。
ば、燃料としての微粉炭を良好に燃焼させることができ
るとともに、その燃焼熱によって粉体噴出孔１６より噴
出した粉体を溶融させることができる。従って本例の微
粉炭バーナー１０，３０によれば、粉体を溶射するに際
して必要な燃料コストを低減することができる。
【００２５】また本例の微粉炭バーナー１０，３０にお
いては、微粉炭噴出孔１２及び一次酸素噴出孔１４を、
バーナー先端より内部の位置において微粉炭と一次酸素
とを予め混合した上で噴出する形態となしていることか
ら、燃料としての微粉炭を効率良く燃焼させることがで
き、また炎切れを確実に防止することができる。
いては、微粉炭噴出孔１２及び一次酸素噴出孔１４を、
バーナー先端より内部の位置において微粉炭と一次酸素
とを予め混合した上で噴出する形態となしていることか
ら、燃料としての微粉炭を効率良く燃焼させることがで
き、また炎切れを確実に防止することができる。
【００２６】因みに図１の微粉炭バーナー１０におい
て、微粉炭噴出孔１２から２００メッシュアンダー８５
％の粒度の微粉炭を７０ｋｇ／ｈｒの量で０．５Ｎｍ3
／ｈｒのキャリアエアとともに噴出するとともに、二次
酸素噴出孔１８より７０Ｎｍ3／ｈｒの量で二次酸素
を、また一次酸素噴出孔１４より３０Ｎｍ3／ｈｒの量
で一次酸素を噴出したところ、燃料としての微粉炭を良
好に燃焼させることができ、また粉体噴出孔１６から噴
出した粉体を良好に溶融させることができた。
て、微粉炭噴出孔１２から２００メッシュアンダー８５
％の粒度の微粉炭を７０ｋｇ／ｈｒの量で０．５Ｎｍ3
／ｈｒのキャリアエアとともに噴出するとともに、二次
酸素噴出孔１８より７０Ｎｍ3／ｈｒの量で二次酸素
を、また一次酸素噴出孔１４より３０Ｎｍ3／ｈｒの量
で一次酸素を噴出したところ、燃料としての微粉炭を良
好に燃焼させることができ、また粉体噴出孔１６から噴
出した粉体を良好に溶融させることができた。
【００２７】更に図２の微粉炭バーナー３０を用いて同
様の燃焼試験を行ったところ、同じく良好に微粉炭を燃
焼させることができ、また粉体を良好に溶融させること
ができた。
様の燃焼試験を行ったところ、同じく良好に微粉炭を燃
焼させることができ、また粉体を良好に溶融させること
ができた。
【００２８】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は例えば粉体噴出孔から前
述のような製鋼排出物としてのダスト，還元スラグ，粉
体状の金属酸化物その他各種の粉体を噴出してこれを溶
融させることができるなど、その主旨を逸脱しない範囲
において種々変更を加えた形態で構成可能である。
くまで一例示であり、本発明は例えば粉体噴出孔から前
述のような製鋼排出物としてのダスト，還元スラグ，粉
体状の金属酸化物その他各種の粉体を噴出してこれを溶
融させることができるなど、その主旨を逸脱しない範囲
において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図１】本発明の一実施例である粉体溶射用微粉炭バー
ナーの図である。
ナーの図である。
【図２】本発明の別の実施例である粉体溶射用微粉炭バ
ーナーの図である。
ーナーの図である。
【符号の説明】 １０，３０ 粉体溶射用微粉炭バーナー １２ 微粉炭噴出孔 １４ 一次酸素噴出孔 １６ 粉体噴出孔 １８ 二次酸素噴出孔
Claims (2)
- 【請求項１】 中心部に燃料としての微粉炭を噴出する
微粉炭噴出孔が設けられるとともに、該微粉炭噴出孔の
外周側又は内周側の隣接部位に保炎用の一次酸素を噴出
する一次酸素噴出孔が設けられ、更にそれら微粉炭噴出
孔及び一次酸素噴出孔の外周側に溶射すべき粉体を噴出
する粉体噴出孔が、更にその外周側に燃焼用酸素の主体
である二次酸素を噴出する二次酸素噴出孔が設けられて
いることを特徴とする粉体溶射用微粉炭バーナー。 - 【請求項２】 請求項１において、前記微粉炭噴出孔及
び一次酸素噴出孔が、バーナー先端より内部の部位にお
いて前記微粉炭と一次酸素とを予め混合した上で該バー
ナー先端より噴出する形態で設けられていることを特徴
とする粉体溶射用微粉炭バーナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23972496A JPH1061910A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 粉体溶射用微粉炭バーナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23972496A JPH1061910A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 粉体溶射用微粉炭バーナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1061910A true JPH1061910A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=17048988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23972496A Pending JPH1061910A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 粉体溶射用微粉炭バーナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1061910A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002093077A1 (en) * | 2001-05-12 | 2002-11-21 | Young-Hoon Jo | Oxygen flame burner cooled by water for melting and spraying materials |
| CN102322633A (zh) * | 2011-09-16 | 2012-01-18 | 徐州燃控科技股份有限公司 | 煤粉纯氧卷吸燃烧器 |
| JP2012207817A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 燃焼バーナ |
| JP2013024451A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Electric Power Dev Co Ltd | ガス化用バーナ |
| CN108302524A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-07-20 | 唐山博全实业有限公司 | 一种煤粉燃烧器及使用方法 |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP23972496A patent/JPH1061910A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2012207817A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 燃焼バーナ |
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| CN108302524A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-07-20 | 唐山博全实业有限公司 | 一种煤粉燃烧器及使用方法 |
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