JPH076620B2 - 旋回流式溶融炉の燃焼方法 - Google Patents

旋回流式溶融炉の燃焼方法

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JPH076620B2
JPH076620B2 JP28769389A JP28769389A JPH076620B2 JP H076620 B2 JPH076620 B2 JP H076620B2 JP 28769389 A JP28769389 A JP 28769389A JP 28769389 A JP28769389 A JP 28769389A JP H076620 B2 JPH076620 B2 JP H076620B2
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JP
Japan
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furnace body
type melting
melting furnace
swirling
furnace
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浩 佐久間
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は乾燥した下水汚泥等の汚泥を燃焼させ、不燃分
をガラス状に溶融させて炉下部から流出させる旋回流式
溶融炉の燃焼方法に関するものである。
(従来の技術) 上記のような旋回流式溶融炉は従来から知られている
が、従来の旋回流式溶融炉は傾斜円筒炉体の一定位置か
ら乾燥した下水汚泥等の汚泥の粉末と2次燃焼空気を接
線方向に吹込んで炉内に強い旋回流を発生させる形式の
ものであったため、傾斜円筒炉体内の一定位置に定常的
な旋回流が生じて乾燥した下水汚泥等の汚泥の粉末を常
に一定位置で旋回させ、炉体の特定部分の内張レンガが
急速に損耗するという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、炉体
の特定部分の損耗を防止し、これによって炉全体の寿命
の延長を図ることができる旋回流式溶融炉の燃焼方法を
提供するために完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本発明は、乾燥し
た汚泥を旋回させつつ燃焼させる旋回流式溶融炉の傾斜
円筒炉体の少なくとも上部及び下部に2次燃焼空気を接
線方向に吹込むノズルを設け、各ノズルからの空気吹込
み量の配分を変化させることにより汚泥の粉末の旋回位
置を変化させつつ燃焼を行わせることを特徴とするもの
である。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例とともに更に詳細に説明す
る。
第1図において、(1)は旋回流式溶融炉の傾斜円筒炉
体、(2)はこれにつながる煙道、(3)は溶融物の流
下口である。傾斜円筒炉体(1)はその上端部にバーナ
ー(4)を備えるとともにその下端部に炉内径の約1/2
程度の絞り部(5)を備えている。この絞り部(5)は
炉体内で生じる旋回流が容易に煙道(2)の方へ逃げな
いようにするためのものである。
本発明においては、このような傾斜円筒炉体(1)の少
なくとも上部及び下部に2次燃焼空気を炉体の接線方向
に吹込むためのノズル(6)、(7)、(8)を設けて
ある。このノズルは上下の2個であってもよいが、本実
施例では上、中、下の3箇所にそれぞれ設置されてい
る。また上部のノズル(6)の開口部付近には、普通は
粒径が1mm以下とされた乾燥した下水汚泥の粉末の吹込
口(9)が設けられている。
一般に旋回流式溶融炉では炉内に接線方向から吹込まれ
る2次燃焼空気によって強い旋回流が形成され、吹込口
(9)から吹込まれた下水汚泥の粉末はこの旋回流に乗
って旋回しつつ燃焼されるものであるが、本発明におい
てはノズル(6)、(7)、(8)からの2次燃焼空気
の吹込み量の配分を一定期間毎に、あるいは所要時間毎
に変化させる。ここで吹込み量の配分の変化とは、全体
の吹込み量を一定に保ちつつ例えばノズル(6)、
(7)、(8)から60:30:10の比率で2次燃焼空気を吹
込んでいた状態から70:10:20の比率に変化させるような
場合のみならず、100:0:0の比率から0:100:0や0:0:100
の比率に吹込み量を変化させ、実質的に2次燃焼空気を
吹込むノズルの位置を変えるような場合も含むものであ
る。
第3図に示されるように、炉体の上部のノズル(6)か
ら集中的に空気吹込みを行った場合には絞り部(5)の
ある出口に向かう旋回流が生じ、炉体の上部で遠心力効
果の高い剛体うずができるとともに炉体の下部で下水汚
泥の粉末を強く旋回させる。また第4図に示されるよう
に、炉体の中央部のノズル(7)から集中的に空気吹込
みを行った場合には、炉体の上部と下部で強い旋回流が
生ずる。また第5図に示されるように、炉体の下部のノ
ズル(8)から集中的な空気吹込みを行った場合には、
炉体の下部で遠心力効果の高い剛体うずができ、炉体の
上部で下水汚泥の粉末を強く旋回させる。更に上部のノ
ズル(6)と下部のノズル(8)から同時に空気吹込み
を行うと炉体の中央部で合体するような強い旋回流を生
じ、中央部で粉体が停滞しつつ旋回する。
このように、各ノズル(6)、(7)、(8)からの空
気吹込み量の配分を変化させるとそれにつれて強い旋回
流の発生位置が変化することが確認されたので、本発明
においては前述したように一定期間毎に、あるいは所要
時間毎に空気吹込みのパターンを変化させ、これにより
強い旋回流の発生位置を変化させる。この結果、従来の
ように常に一定位置で強い旋回流が生じていたものとは
異なり、炉体の特定部分が摩耗することが防止され、摩
耗部位が炉体の全体に分散されるようになる。従って本
発明によれば、炉全体の寿命が著しく延長されることと
なる。
なお、本発明においても下水汚泥の粉末は旋回しつつバ
ーナー(4)の加熱により1350〜1400℃という高温で燃
焼され、不燃分はガラス状に溶融して流下口から下方へ
流下し、また燃焼ガスは煙道(2)から上方へ排出され
ることは一般の旋回流式溶融炉と変るところはない。
(発明の効果) 本発明は以上に説明したように、傾斜円筒炉体に2次燃
焼空気を吹込むノズルを少なくとも上部と下部とに設
け、これらのノズルからの空気吹込み量の配分を変化さ
せて汚泥の粉末の旋回位置を適宜移動させるようにした
もので、炉体の特定部分の損耗を防止して炉体全体の寿
命を大幅に延長することができる。よって本発明は従来
の問題点を一掃した旋回流式溶融炉の燃焼方法として、
産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる旋回流式溶融炉の1例を示す断
面図、第2図はそのA-A断面図、第3図〜第6図は空気
吹込み位置とそれにより生じる旋回流との関係を示す模
式的な斜視図である。 (1):傾斜円筒炉体、(6)、(7)、(8):ノズ
ル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥した汚泥を旋回させつつ燃焼させる旋
    回流式溶融炉の傾斜円筒炉体の少なくとも上部及び下部
    に2次燃焼空気を接線方向に吹込むノズルを設け、各ノ
    ズルからの空気吹込み量の配分を変化させることにより
    汚泥の粉末の旋回位置を変化させつつ燃焼を行わせるこ
    とを特徴とする旋回流式溶融炉の燃焼方法。
JP28769389A 1989-11-04 1989-11-04 旋回流式溶融炉の燃焼方法 Expired - Fee Related JPH076620B2 (ja)

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US20130099171A1 (en) * 2010-06-24 2013-04-25 Merck Patent Gmbh Materials for organic electroluminescent devices

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