JPH1061342A - 防音ドア - Google Patents

防音ドア

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Publication number
JPH1061342A
JPH1061342A JP8215643A JP21564396A JPH1061342A JP H1061342 A JPH1061342 A JP H1061342A JP 8215643 A JP8215643 A JP 8215643A JP 21564396 A JP21564396 A JP 21564396A JP H1061342 A JPH1061342 A JP H1061342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
vertical
face plates
outer frame
reinforcing sash
Prior art date
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Pending
Application number
JP8215643A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Tachibana
敬久 橘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Publication of JPH1061342A publication Critical patent/JPH1061342A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体伝搬音による遮音性能の低下を軽減させ
ることにより、ドア全体重量の軽量化を図る。 【解決手段】 ドア本体1を外枠2と、この外枠2の内
外両面に添設してなる面板3,4との二重壁構造に形成
する。ドア本体1内に内外両面板3,4間に固着される
補強桟5,6を配設し、この補強桟5,6を静的圧縮弾
性率が1×105 〜1×108 N/m2 の弾性体にて形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばリスニン
グルームあるいはホームシアターなどの音響室の出入口
に設置される防音ドアに関し、特に、ドア本体内に配設
される補強桟に改良を施して、固体伝搬音による遮音性
能の低下を軽減させることにより、ドア全体重量の軽量
化を図るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、防音ドアとしては、木製ドアの
場合、外枠素材として単板積層材(厚さ1〜20mm程
度のロータリ単板を、繊維方向を平行に揃えて重ね合わ
せ接着積層した「LVL」と略記される製品)や合板等
の木質材が使用され、面板素材としては、合板や中密度
繊維板(木材繊維をエレメントとして、これを成形熱圧
して板状にした密度が0.4〜0.8g/cm3 の「M
DF」と略記される製品)あるいはパーチクルボード等
の木質板が使用されており、金属製ドアの場合には、外
枠素材として鉄やアルミニウム等の金属、面板素材も鉄
やアルミニウム等の金属が使用されている。
【0003】また、このような防音ドアには、通常、補
強桟が設けられ、この補強桟に単板積層材や合板等の木
質材を用いたものを「木製ドア」と称し、補強桟に鉄や
アルミニウム等の金属を用いたものを「金属製ドア」と
称している。
【0004】従来、この種の防音ドアにおいては、図8
に示すように、ドア本体aを外枠bと、この外枠bの内
外両面に添設される面板c,dとの二重壁構造に形成
し、外枠bに上下左右間に跨って補強桟e,fを縦横に
配設するとともに、これら補強桟e,fを内外両面板
c,d間に接着してなる一方、このようなドア本体a内
の空隙にグラスウール等の吸音部材gを充填してなる構
成を有するものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造の防音ドアにあっては、ドア本体a内に配設
される補強桟e,fとして、例えば単板積層材や合板等
の木質材、あるいは、鉄やアルミニウム等の金属が使用
されていることから、補強桟を通る固体伝搬音によって
ドア本体aの透過損失が低下し、この透過損失の低下を
補うためには、ドア全体の重量を重くしなければならな
いという問題があった。
【0006】この発明の目的は、固体伝搬音による遮音
性能の低下を軽減させることにより、ドア全体重量の軽
量化を図ることができるようにした防音ドアを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、外枠と、この外枠の内外両面に添
設してなる面板とで形成された二重壁構造を有するドア
本体内に、前記内外両面板間に固着される弾性体からな
る補強桟を配設してなる構成としたもので、この場合、
前記補強桟は、静的圧縮弾性率が1×105 〜1×10
8 N/m2 からなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1から図7に示す図面に基づいて詳細に説明すると、図
1及び図2はこの発明に係る防音ドアの第1の実施の形
態を示すもので、図中1はドア本体である。
【0009】このドア本体1は、単板積層材からなる外
枠2と、この外枠2の内外両面に添設される中質繊維板
からなる面板3,4との二重壁構造に形成され、前記外
枠2には、上下左右間に跨る縦補強桟5と横補強桟6と
が縦横に十字形に配設されているとともに、その空隙に
は、例えばグラスウール等の吸音部材7が充填されてい
る。
【0010】そして、前記補強桟5,6は、例えば発泡
スチロールなどの静的圧縮弾性率が1×105 〜1×1
8 N/m2 の弾性体からなるもので、これら補強桟
5,6は、前記内外両面板3,4間に接着にて固定され
るようになっている。
【0011】また、図3及び図4はこの発明に係る防音
ドアの第2の実施の形態を示すもので、前記外枠2の左
右間に跨る横補強桟6を上下3本に配設してなる補強構
造を有するものである。
【0012】ところで、図5から図7は、この発明に係
る防音ドアの透過損失の測定結果を示すもので、この場
合、図1及び図2に示す形態のドア本体1においては、
発泡スチロールからなる静的圧縮弾性率が1×108
/m2 の弾性体を補強桟5,6として用いたものを実施
例1とし、1×105 N/m2 の弾性体を補強桟5,6
として用いたものを実施例2とし、図3及び図4に示す
形態のドア本体1においては、1×105 N/m2 の弾
性体を補強桟5,6として用いたものを実施例3として
なる一方、補強桟の無い形態のドアを比較例1とし、ま
た、実施例1または2及び3に示すドアの形態に対応さ
せて補強桟として単板積層材を用いたものを比較例2及
び3としたもので、これら実施例1,2,3及び比較例
1,2,3のドアの厚さは40mm、補強桟の幅は25
mmに統一されている。
【0013】すなわち、上記した構成によれば、比較例
1のように、補強桟の無い形態のドアにあっては、補強
桟による固体伝搬がないために、遮音性能に優れている
ことは自明となっているが、この発明の実施例1,2,
3のように、静的圧縮弾性率が1×105 〜1×108
N/m2 の弾性体を補強桟5,6として用いたドアで
は、比較例2,3のような補強桟として単板積層材を用
いたドアよりも、固体伝搬による遮音性能の低下が軽減
され、これによって、従来の防音ドアと同等の遮音性能
を得るために必要なドア全体重量が軽くて済む。
【0014】しかも、ドア本体1内に静的圧縮弾性率が
1×105 N/m2 以上の補強桟5,6を配設して内外
両面板3,4間に固着することにより、面板3,4に対
して垂直な方向におけるドア本体1の曲げ剛性が高めら
れるとともに、面板3,4の膨れや凹みなどの変形が防
止される。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、二重壁構造を有するドア本体内に配設される補強
桟を静的圧縮弾性率が1×105 〜1×108 N/m2
の弾性体にて形成してなることから、従前のものと比較
して固体伝搬音による遮音性能の低下を軽減することが
でき、これによって、ドア全体の重量を軽くすることが
できる。
【0016】しかも、ドア本体内に配設される補強桟を
内外両面板間に固着してなるために、面板に対して垂直
な方向におけるドア本体の曲げ剛性を高めることができ
るとともに、面板の膨れや凹みなどの変形を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る防音ドアの第1の実施の形態
を示す概略的説明図。
【図2】 図1のA−A線における縦断側面図。
【図3】 この発明に係る防音ドアの第2の実施の形態
を示す概略的説明図。
【図4】 図3のB−B線における縦断側面図。
【図5】 この発明に係る防音ドアの透過損失の測定結
果を示す説明図。
【図6】 同じくこの発明に係る防音ドアの他の実施の
形態における透過損失の測定結果を示す説明図。
【図7】 同じくこの発明に係る防音ドアの他の実施の
形態における透過損失の測定結果を示す説明図。
【図8】 従来の防音ドアの形態を示す概略的説明図。
【符号の説明】
1・・・ドア本体 2・・・外枠、 3,4・・・面板、 5,6・・・補強桟、 7・・・吸音部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠と、この外枠の内外両面に添設して
    なる面板とで形成された二重壁構造を有するドア本体内
    に、前記内外両面板間に固着される弾性体からなる補強
    桟を配設したことを特徴とする防音ドア。
  2. 【請求項2】 補強桟は、静的圧縮弾性率が1×105
    〜1×108 N/m2の弾性体からなることを特徴とす
    る請求項1に記載の防音ドア。
JP8215643A 1996-08-15 1996-08-15 防音ドア Pending JPH1061342A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8215643A JPH1061342A (ja) 1996-08-15 1996-08-15 防音ドア

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JPH1061342A true JPH1061342A (ja) 1998-03-03

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ID=16675810

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