JPH1060951A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

建設機械の油圧駆動装置

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JPH1060951A
JPH1060951A JP8221374A JP22137496A JPH1060951A JP H1060951 A JPH1060951 A JP H1060951A JP 8221374 A JP8221374 A JP 8221374A JP 22137496 A JP22137496 A JP 22137496A JP H1060951 A JPH1060951 A JP H1060951A
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JP
Japan
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control valve
turning
direction control
valve
hydraulic pump
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Application number
JP8221374A
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English (en)
Inventor
Toru Kobayashi
透 小林
Mitsuo Kihara
光男 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧回路の相違に伴う旋回複合操作時の操作
フィーリングの違和感をオペレータが受けずに済む建設
機械の油圧駆動装置の提供。 【解決手段】 旋回モータ27の駆動を制御する第1の
旋回用方向制御弁34と第2の旋回用方向制御弁35と
を備え、方向制御弁34と、ブーム用方向制御弁19等
の他の方向制御弁とを可変容量油圧ポンプ13に対して
パラレルに接続し、方向制御弁35を固定容量油圧ポン
プ15に接続し、旋回モータ27を方向制御弁34,3
5のどちらか一方で制御するように回路を切り換える電
磁切換弁44と、この電磁切換弁44を作動させる切換
スイッチ47を設けるとともに、ブーム用方向制御弁1
9等の他の方向制御弁を含むコントロールバルブ26に
備えられるメインリリーフ弁28のセット圧よりもあら
かじめセット圧が低く設定され、旋回モータ27の駆動
圧を規定するリリーフ弁48を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
ように旋回モータ、及びこの旋回モータを駆動制御する
旋回用方向制御弁を有する建設機械の油圧駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は、この種の建設機械の一例として
挙げたオフセット付き油圧ショベルを示す側面図であ
る。この油圧ショベルは、一対の履帯を含む走行体1
と、この走行体1上に設けられ、本体を形成する旋回体
2と、走行体1の一方の端部に上下方向の揺動可能に設
けられた排土用のブレード3とを備えている。また、旋
回体2に上下方向の回動可能に連結されたブーム4と、
このブーム4を回動させるブームシリンダ5と、ブーム
4の先端に左右方向の揺動可能に連結されたオフセット
アーム6と、このオフセットアーム6を揺動させるオフ
セットシリンダ7と、オフセットアーム6の先端に上下
方向の回動可能に連結されたアーム8と、このアーム8
を回動させるアームシリンダ9と、アーム8の先端に上
下方向の回動可能に連結されたバケット10と、このバ
ケット10を回動させるバケットシリンダ11とを備え
ている。
【0003】図2は上述した図4に示した油圧ショベル
に備えられる油圧駆動装置の従来の第1の例を示す油圧
回路図である。この図2に示すように、この第1の例
は、エンジン12と、このエンジン12によって駆動す
る2つの可変容量油圧ポンプ13,14、固定容量油圧
ポンプ15、及びパイロットポンプ32を備えている。
可変容量油圧ポンプ13に対しては、旋回用方向制御弁
17、アーム用方向制御弁18、ブーム用方向制御弁1
9、オフセット用方向制御弁20、一方の走行用方向制
御弁21がパラレルに接続されている。また、可変容量
油圧ポンプ14には、他方の走行用方向制御弁22、バ
ケット用方向制御弁23、ブーム用方向制御弁24、ア
ーム用方向制御弁25が接続されている。上述した各方
向制御弁17,18,19,20,21,22,23,
24,25は、例えば1つの弁構造体、すなわちコント
ロールバルブ26に内蔵されている。
【0004】上述したコントロールバルブ26に含まれ
る方向制御弁のうちの旋回用方向制御弁17は、前述し
た旋回体2を作動させる旋回モータ27に供給される圧
油の流れを制御する。また、アーム用方向制御弁18,
25は連動して、前述したアーム8を作動させるアーム
シリンダ9に供給される圧油の流れを制御する。また、
ブーム用方向制御弁19,24は連動して、前述したブ
ーム4を作動させるブームシリンダ5に供給される圧油
の流れを制御する。オフセット用方向制御弁20は、前
述したオフセットアーム6を作動させるオフセットシリ
ンダ7に供給される圧油の流れを制御する。一方の走行
用方向制御弁21は走行体1を形成する一対の履帯の一
方を作動させる図示しない一方の走行モータに供給され
る圧油の流れを制御する。他方の走行用方向制御弁22
は、走行体1を形成する一対の履帯の他方を作動させる
図示しない他方の走行モータに供給される圧油の流れを
制御する。バケット用方向制御弁23は、前述したバケ
ット10を作動させるバケットシリンダ11に供給され
る圧油の流れを制御する。なお、上述した旋回モータ2
7、アームシリンダ9、ブームシリンダ5、オフセット
シリンダ7、図示しない一対の走行モータ、及びバケッ
トシリンダ11の駆動圧は、コントロールバルブ26に
含まれるメインリリーフ弁28で設定される。
【0005】また、上述した固定容量油圧ポンプ15に
は、前述したブレード3の作動を制御するブレード用方
向制御弁29が接続されている。このブレード用方向制
御弁29の駆動圧はリリーフ弁30で設定される。
【0006】なお、上述した旋回用方向制御弁17を切
り換え操作する旋回用操作手段、例えばパイロット操作
レバー31は、パイロットポンプ32に接続されてい
る。
【0007】このように構成される従来の第1の例で
は、パイロット操作レバー31を操作してパイロットポ
ンプ32のパイロット圧を旋回用方向制御弁17の駆動
部に与えて、この旋回用方向制御弁17のみを切り換え
制御すると、可変容量油圧ポンプ13の圧油が旋回用方
向制御弁17を介して旋回モータ27に供給され、旋回
モータ27を駆動し、旋回体2の単独操作を実現でき
る。また、このような旋回体2の単独操作から、例えば
図示しないブーム用のパイロット操作レバーを同時に操
作してブーム用方向制御弁19,24を切り換え、可変
容量油圧ポンプ13の圧油の一部、及び可変容量油圧ポ
ンプ14の圧油をブームシリンダ5に供給すると、旋回
体2とブーム4との複合操作を実施できる。旋回体2と
アーム8の複合操作、旋回体2とバケット10の複合操
作などの場合も同様である。
【0008】なお、図示しないパイロット操作レバーを
切り換え操作してブレード用方向制御弁29を切り換え
制御した場合には、固定容量油圧ポンプ15の圧油がブ
レード用方向制御弁29を介して図示しないブレードシ
リンダに供給され、そのブレードシリンダの駆動により
図4に示すブレード3が上下方向に揺動する。このブレ
ード3による排土作業も相当な力が要求されることか
ら、その駆動圧を設定するリリーフ弁30のセット圧
は、例えば前述したメインリリーフ弁28のセット圧と
同等程度の大きさに設定されている。上述した従来の第
1の例に相当する公知技術としては、特開平5−711
41号公報に記載のものがある。
【0009】図3は前述した油圧ショベルに備えられる
油圧駆動装置の従来の第2の例を示す油圧回路図であ
る。この第2の例は、旋回独立回路を形成するものであ
る。すなわち、この第2の例は、前述した図2に示す第
1の例において旋回用方向制御弁17をコントロールバ
ルブ26から除き、新たな旋回用方向制御弁33を固定
容量油圧ポンプ15に、すなわち、ブレード用方向制御
弁29の上流側に接続したものである。その他の構成
は、例えば前述した図2に示す第1の例と同様である。
【0010】このように構成される第2の例では、パイ
ロット操作レバー31を操作して旋回用方向制御弁33
を切り換え制御すると、固定容量油圧ポンプ15の圧油
が旋回用方向制御弁33を介して旋回モータ27に供給
され、旋回体2の単独操作を実施できる。また、このよ
うな旋回体2の駆動とともに、例えば図示しないブーム
用のパイロット操作レバーを同時に操作してブーム用方
向制御弁19,24を切り換え、可変容量油圧ポンプ1
3,14の圧油をブームシリンダ5に供給すると、旋回
体2とブーム4との複合操作を実施することができ
る。。
【0011】なお、パイロット操作レバー31を操作し
て旋回用方向制御弁33を切り換えるとともに、ブレー
ド用方向制御弁29を切り換えると、固定容量油圧ポン
プ15の圧油が旋回用方向制御弁33とブレード用方向
制御弁29の双方に供給されて、旋回体2とブレード3
の複合操作を実施することが理論上はできるが、実際の
作業では、このような複合操作がおこなわれることはほ
とんどない。上述した従来の第2の例に相当する公知技
術としては、特開平6−57786号公報に記載のもの
がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した図2に示す従
来の第1の例、図3に示す従来の第2の例のいずれも普
通にみられる油圧駆動装置であるが、図2に示す第1の
例では、可変容量油圧ポンプ13に対して旋回用方向制
御弁17と、ブームシリンダ5等の他のアクチュエータ
用の方向制御弁とがパラレルに接続し、旋回駆動圧は一
般に他のアクチュエータの負荷圧よりも大きいことか
ら、例えば旋回モータ27のみの単独操作から、この旋
回モータ27と、ブームシリンダ5等の他のアクチュエ
ータとの複合操作への移行時に、それまで旋回モータ2
7に供給されていた可変容量油圧ポンプ13の圧油の一
部が、他のアクチュエータにも供給されるようになる。
したがって、このような旋回モータ27と他のアクチュ
エータとの複合操作時に旋回速度が旋回単独操作時に比
べて低下する状態となる。
【0013】これに対して、図3に示す第2の例では、
旋回用方向制御弁33は固定容量油圧ポンプ15に接続
されて、旋回独立回路を形成することから、例えば旋回
モータ27のみの単独操作から、この旋回モータ27と
ブームシリンダ5等の他のアクチュエータとの複合操作
への移行時に、旋回モータ27には固定容量油圧ポンプ
15の圧油が供給され続け、他のアクチュエータには可
変容量油圧ポンプ13、あるいは可変容量油圧ポンプ1
4の圧油が供給される。したがって、このような旋回モ
ータ27と他のアクチュエータとの複合操作時にあって
も旋回速度を旋回単独操作時と同等に保つことができ
る。
【0014】上述のように、図2に示す従来の第1の例
と、図3に示す第2の例とは旋回モータ27の単独操作
から、旋回モータ27と他のアクチュエータとの複合操
作に移行する場合、あるいは逆に旋回モータ27と他の
アクチュエータとの複合操作から、旋回モータ27の単
独操作に移行する場合に、一方では旋回速度が低下、あ
るいは上昇するように変化し、他方では旋回速度が変化
しないことから、図2に示す第1の例が備えられる油圧
ショベルの操作に習熟しているオペレータが図3に示す
第2の例が備えられる油圧ショベルの操作を行なうとき
にはとまどいを生じ、すなわち操作フィーリングの違和
感を生じる。同様に、図3に示す第2の例が備えられる
油圧ショベルの操作に習熟しているオペレータが図2に
示す第1の例が備えられる油圧ショベルの操作を行なう
ときには、操作フィーリングの違和感を生じることにな
る。これらにより該当する油圧ショベルの操作性が劣化
し、作業能率が低下する問題がある。
【0015】また昨今、油圧ショベル等にあっては、狭
い市街地で道路工事、管埋設工事などで使用されること
も多く、そのような場合、例えば図4に示すようにブー
ム4を立ち上がらせた姿勢にし、周囲の構造物に干渉し
ないように旋回半径を小さくした状態で、バケット10
で荷を吊り上げて、ゆっくり旋回させる吊荷作業が実施
されることがある。このような場合、図2に示す従来の
第1の例では、可変容量油圧ポンプ13の容量は、旋回
モータ27と他のアクチュエータとの複合操作をも考慮
してあらかじめ大きな容量に設定されるので、オペレー
タは旋回微速度を実現させるために、パイロット操作レ
バー31をハーフ操作して旋回用方向制御弁17から旋
回モータ27に供給される流量を抑制する煩雑な操作を
要求される。オペレータが熟練者である場合には、旋回
モータ27に供給される流量を比較的小さいほぼ一定の
流量にすることができ、所望の旋回微速度操作を実現さ
せることができる。しかしながら、旋回モータ27の駆
動圧はメインリリーフ弁28の大きなセット圧によって
規定されるので、旋回起動時、旋回停止時にそれぞれ上
述のメインリリーフ弁28の大きなセット圧に相応した
大きなショックを生じ、このショックによって吊荷の大
きな揺れを生じやすく、この観点から吊荷作業の良好な
作業性が得られない問題がある。
【0016】これに対して、図3に示す従来の第2の例
では、固定容量油圧ポンプ15の容量は、ブレード3の
作動も考慮されるが、基本的には旋回体2の作動を実現
させるだけの容量、すなわち前述した可変容量油圧ポン
プ13の容量に比べて小さな容量にあらかじめ設定する
ことができる。したがって、仮にパイロット操作レバー
31をフル操作したときでも、比較的ゆっくりと、例え
ば前述した図2に示す第1の例におけるフル操作時の半
分程度の速度で旋回させることができ、オペレータが熟
練者でない場合でも安定した旋回微速度操作を実現させ
ることができる。しかし、旋回モータ27の駆動圧は、
ブレード3の駆動圧を考慮したリリーフ弁30のセット
圧によって規制され、このリリーフ弁30のセット圧も
前述したメインリリーフ弁28のセット圧にほぼ等しい
程度に大きく設定されることから、この図3に示す第2
の例も前述した第1の例におけるのと同様に、旋回起動
時、旋回停止時にリリーフ弁30の大きなセット圧に相
応した大きなショックを生じ、吊荷の大きな揺れを招き
やすく、吊荷作業の良好な作業性が得られない問題があ
る。
【0017】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、油圧回路
の相違に伴う旋回複合操作時の操作フィーリングの違和
感をオペレータが受けずに済む建設機械の油圧駆動装置
を提供することにある。
【0018】また第2の目的は、旋回起動時、旋回停止
時のショックを小さくすることができる建設機械の油圧
駆動装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の請求項1に係る発明は、油圧ポンプ
と、この油圧ポンプから吐出される圧油により駆動する
旋回モータと、上記油圧ポンプから上記旋回モータに供
給される圧油の流れを制御する旋回用方向制御弁と、こ
の旋回用方向制御弁を切り換え制御する旋回用操作手段
と、上記旋回モータとは異なる他のアクチュエータと、
この他のアクチュエータに供給される圧油の流れを制御
する他の方向制御弁とを備えた建設機械の油圧駆動装置
において、上記油圧ポンプが、可変容量油圧ポンプと固
定容量油圧ポンプとから成り、上記旋回用方向制御弁
が、第1の旋回用方向制御弁と、第2の旋回用方向制御
弁とから成り、上記第1の旋回用方向制御弁と、上記他
の方向制御弁とを上記可変容量油圧ポンプに対してパラ
レル接続し、上記第2の旋回用方向制御弁を上記固定容
量油圧ポンプに接続するとともに、上記旋回用操作手段
による上記第1の旋回用方向制御弁の切り換え操作が可
能で、しかも、上記第2の旋回用方向制御弁を中立位置
に保つ第1の回路接続状態、及び上記旋回用操作手段に
よる上記第2の旋回用方向制御弁の切り換え操作が可能
で、しかも、上記第1の旋回用方向制御弁を中立位置に
保つ第2の回路接続状態のどちらか一方の回路接続状態
に選択可能な選択手段を備えた構成にしてある。
【0020】このように構成した請求項1に記載の発明
では、オペレータが、可変容量油圧ポンプに対して旋回
用方向制御弁が他の方向用制御弁とともにパラレル接続
される回路を有する油圧駆動装置を備えた建設機械の操
作に慣れている場合には、選択手段を操作して第1の回
路接続状態に選択すればよい。これにより、旋回用操作
手段を操作することによりパラレル回路に含まれる第1
の旋回用方向制御弁が切り換えられ、旋回モータの単独
操作時には、可変容量油圧ポンプの圧油を旋回モータの
みに供給して所望の旋回モータの単独操作を実現でき、
旋回モータと他のアクチュエータとの複合操作時には、
可変容量油圧ポンプの圧油を旋回モータと他のアクチュ
エータに分流して供給し、所望の旋回モータと他のアク
チュエータとの複合操作を実施でき、このとき旋回モー
タの作動速度が、旋回モータの単独操作時に比べて低下
し、そのオペレータが日頃から慣れている操作フィーリ
ングが得られる。
【0021】また、オペレータが、旋回独立回路を有す
る油圧駆動装置を備えた建設機械の操作に慣れている場
合には、選択手段を操作して第2の回路接続状態に選択
すればよい。
【0022】これにより、旋回用操作手段を操作するこ
とによりパラレル回路に含まれない第2の旋回用方向制
御弁が切り換えられ、旋回モータの単独操作時には、固
定容量油圧ポンプの圧油を旋回モータに供給して所望の
旋回モータの単独操作を実現でき、旋回モータと他のア
クチュエータとの複合操作時には、可変容量油圧ポンプ
の圧油を他のアクチュエータに供給し、固定容量油圧ポ
ンプの圧油を引き続き旋回モータに供給して所望の旋回
モータと他のアクチュエータとの複合操作を実現でき、
このとき旋回モータの作動速度は、旋回モータの単独操
作時と同等に保たれ、そのオペレータの日頃から慣れて
いる操作フィーリングが得られる。
【0023】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発
明において、上記選択手段が、上記旋回操作手段の出力
部と上記第1の旋回用方向制御弁の駆動部とを接続する
とともに、上記旋回用操作手段の出力部と上記第2の旋
回用方向制御弁の駆動部との接続を断つ第1の切換位置
と、上記旋回用操作手段の出力部と上記第2の旋回用制
御手段の駆動部とを接続するとともに、上記旋回用操作
手段の出力部と上記第1の旋回用方向制御弁との接続を
断つ第2の切換位置とを有する電磁切換弁と、この電磁
切換弁を上記第1の切換位置、及び上記第2の切換位置
のどちらかに切り換える切換スイッチを含む構成にして
ある。
【0024】このように構成した請求項2に記載の発明
は、オペレータが、可変容量油圧ポンプに対して旋回用
方向制御弁が他の方向制御弁とともにパラレル接続され
る回路を有する油圧駆動装置を備えた建設機械の操作に
慣れている場合には、切換スイッチを操作して電磁切換
弁を第1の切換位置に切り換えればよい。これにより旋
回用操作手段を操作することにより、その出力部から第
1の旋回用方向制御弁の駆動部に信号が出力され、この
パラレル回路に含まれる第1の旋回用方向制御弁が切り
換えられる。これに伴い前述したように、すなわち請求
項1に記載の発明について述べたように、旋回モータと
他のアクチュエータの複合操作時には、可変容量油圧ポ
ンプの圧油を旋回モータと他のアクチュエータに分流
し、所望の複合操作を実施でき、このとき旋回モータの
作動速度が、旋回モータの単独操作時に比べて低下し、
そのオペレータの慣れている操作フィーリングが得られ
る。
【0025】また、オペレータが、旋回独立回路を有す
る油圧駆動装置を備えた建設機械の操作に慣れている場
合には、切換スイッチを操作して電磁切換弁を第2の切
換位置に切り換えればよい。これにより旋回用操作手段
を操作することにより、その出力部から第2の旋回用方
向制御弁の駆動部に信号が出力され、パラレル回路に含
まれない第2の旋回用方向制御弁が切り換えられる。こ
れに伴い前述したように、すなわち請求項1に記載の発
明について述べたように、旋回モータと他のアクチュエ
ータの複合操作時には、可変容量油圧ポンプの圧油を他
のアクチュエータに供給し、固定容量油圧ポンプの圧油
を旋回モータに供給して所望の複合操作を実現でき、こ
のとき旋回モータの作動速度は、旋回モータの単独操作
時と同等に保たれ、そのオペレータの慣れている操作フ
ィーリングが得られる。
【0026】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の請求項3に記載の発明は、前述した請求項1ま
たは2に記載の発明において、上記第1の旋回用方向制
御弁、上記他の方向制御弁が含まれる弁構造体に係属さ
れるアクチュエータの駆動圧を設定するメインリリーフ
弁を有するとともに、このメインリリーフ弁とは別に上
記旋回モータの駆動圧を設定するリリーフ弁を設け、こ
のリリーフ弁のセット圧を上記メインリリーフ弁のセッ
ト圧よりもあらかじめ低く設定した構成にしてある。
【0027】このように構成した請求項3に記載の発明
では、旋回駆動用に設けたリリーフ弁のセット圧をメイ
ンリリーフ弁のセット圧よりも小さくしてあることか
ら、旋回起動時、及び旋回停止時に旋回体を旋回させよ
うとする力、及び旋回体を停止させようとする力が比較
的小さくなるように抑えられ、したがって、これらの旋
回起動時、旋回停止時のショックを小さくすることがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建設機械の油圧駆
動装置の実施の形態を、図に基づいて説明する。図1は
本発明の一実施形態を示す回路図で、前述した図2,3
に対応させて描いてある。この図1に示す実施形態も、
例えば図4に示したオフセット付き油圧ショベルに備え
られるものである。以下においては、必要に応じて図4
で示した符号も用いて説明をおこなう。
【0029】図1に示す実施形態も、エンジン12と、
このエンジン12によって駆動する2つの可変容量油圧
ポンプ13,14、固定容量油圧ポンプ15、及びパイ
ロットポンプ16を備えている。可変容量油圧ポンプ1
3に対しては、旋回体2を作動させる旋回モータ27に
供給される圧油の流れを制御する第1の旋回用方向制御
弁34、アーム8を作動させるアームシリンダ9に供給
される圧油の流れを制御するアーム用方向制御弁18、
ブーム4を作動させるブームシリンダ5に供給される圧
油の流れを制御するブーム用方向制御弁19、オフセッ
トアーム6を作動させるオフセットシリンダ7に供給さ
れる圧油の流れを制御するオフセット用方向制御弁2
0、及び走行体1を形成する一方の履帯を作動させる図
示しない一方の走行モータに供給される圧油の流れを制
御する一方の走行用方向制御弁をパラレルに接続してあ
る。また、可変容量油圧ポンプ14には、走行体2を形
成する他方の履帯を作動させる図示しない他方の走行モ
ータに供給される圧油の流れを制御する他方の走行用方
向制御弁22、バケット10を作動させるバケットシリ
ンダ30に供給される圧油の流れを制御するバケット用
方向制御弁23、前述したブームシリンダ5に供給され
る圧油の流れを制御するブーム用方向制御弁24、及び
前述したアームシリンダ9に供給される圧油の流れを制
御するアーム用方向制御弁25を接続してある。上述し
た各方向制御弁34,18,19,20,21,22,
23,24,25は、例えば1つの弁構造体、すなわち
コントロールバルブ26に内蔵させてある。
【0030】上述したアームシリンダ9、ブームシリン
ダ5、オフセットシリンダ7、図示しない一対の走行モ
ータ、及びバケットシリンダ11の駆動圧は、コントロ
ールバルブ26に含まれるメインリリーフ弁28で設定
される。
【0031】また、固定容量油圧ポンプ15には、排土
作業をおこなうブレード3の作動を制御するブレード用
方向制御弁29を接続してあるとともに、このブレード
用方向制御弁29の上流側に、前述した旋回モータ24
に供給される圧油の流れを制御する第2の旋回用方向制
御弁35を配置してある。なお、ブレード用方向制御弁
29の駆動圧はリリーフ弁30で設定される。このリリ
ーフ弁30のセット圧は、排土作業を考慮して例えばメ
インリリーフ弁28と同等の大きさに設定してある。
【0032】前述した第1の旋回用方向制御弁34と旋
回モータ27とを連絡する主管路36,37と、第2の
旋回用方向制御弁35とは、管路38,39を介してそ
れぞれ接続してある。旋回用操作手段を形成するパイロ
ット操作レバー31の一対の出力部と、第1の旋回用方
向制御弁34の一対の駆動部とは、パイロット管路4
0,41を介してそれぞれ選択的に接続可能になってい
る。また、パイロット操作レバー31の上述した一対の
出力部と、第2の旋回用方向制御弁35の一対の駆動部
とは、パイロット管路42,43を介してそれぞれ接続
可能になっている。
【0033】上述したパイロット管路40,41、及び
パイロット管路42,43の中途には電磁切換弁44を
配置してある。この電磁切換弁44は、パイロット操作
レバー31の出力部と第1の旋回用方向制御弁34の駆
動部とをパイロット管路40,41を介して接続すると
ともに、パイロット操作レバー31の出力部と第2の旋
回用方向制御弁35の駆動部との接続を断つ、すなわ
ち、第2の旋回用方向制御弁35の駆動部に接続された
パイロット管路42,43をタンクに接続する第1の切
換位置(図1の上段位置)45と、パイロット操作レバ
ー31の出力部と第2の旋回用方向制御弁35の駆動部
とを、パイロット管路42,43を介して接続するとと
もに、パイロット操作レバー31の出力部と第1の旋回
用方向制御弁34の駆動部との接続を断つ、すなわち、
第1の旋回用方向制御弁34の駆動部に接続されたパイ
ロット管路40,41をタンクに接続する第2の切換位
置(図1の下段位置)46を備えている。
【0034】この電磁切換弁44は切換スイッチ47に
よって切り換えるようになっている。すなわち、切換ス
イッチ47がオフのときは、電磁切換弁44に内蔵され
るばねの力により図1に示すように第2の切換位置46
に切り換えられ、切換スイッチ47をオンにすると、ば
ねの力に抗してスプールが移動し、同図1の第1の切換
位置45に切り換えられるようになっている。
【0035】上述した切換スイッチ47、電磁切換弁4
4、及びパイロット管路40,41,42,43は、パ
イロット操作レバー31による第1の旋回用方向制御弁
34の切り換え操作が可能で、しかも第2の旋回用方向
制御弁35を中立位置に保つ第1の回路接続状態、及び
パイロット操作レバー31による第2の旋回用方向制御
弁35の切り換え操作が可能で、しかも第1の旋回用方
向制御弁34を中立位置に保つ第2の回路接続状態のど
ちらか一方の回路接続状態に選択可能な選択手段を構成
している。
【0036】また、旋回モータ27と、第1の旋回用方
向制御弁34、第2の旋回用方向制御弁35とを接続す
る主管路36,37、管路42,43の圧力の最大値を
規定する、すなわち旋回モータ27の駆動圧を設定する
リリーフ弁48を設けてある。このリリーフ弁48のセ
ット圧は、あらかじめメインリリーフ弁28のセット
圧、及びリリーフ弁30のセット圧よりも低く設定して
ある。
【0037】このように構成した本実施形態では、オペ
レータがそれまでの経験上、可変容量油圧ポンプに対し
て旋回用方向制御弁が、他の方向制御弁とともにパラレ
ル接続される回路を有する油圧駆動装置を備えた油圧シ
ョベルの操作に慣れている場合には、切換スイッチ47
をオンにすればよい。これにより、電磁切換弁44は図
1の上段位置である第1の切換位置45に切り換えら
れ、パイロット操作レバー31の出力部と第1の旋回用
方向制御弁34の駆動部とがパイロット管路40,41
を介して接続され、第2の旋回用方向制御弁35の駆動
部がパイロット管路42,43を介してタンクに接続さ
れる第1の回路接続状態となる。したがって、パイロッ
ト操作レバー31を操作することにより、パイロットポ
ンプ32のパイロット圧が減圧されてその出力部からパ
イロット管路40、あるいはパイロット管路41に導か
れ、第1の旋回用方向制御弁34の一対の駆動部のいず
れかに与えられてこの第1の旋回用方向制御弁34が切
り換えられ、可変容量油圧ポンプ13の圧油が第1の旋
回用方向制御弁34、主管路36,37を介して旋回モ
ータ27に供給され、この旋回モータ27が駆動して前
述した旋回体2を旋回させることができる。
【0038】また、旋回モータ27と、他のアクチュエ
ータ、例えばブームシリンダ5の複合操作時には、ブー
ム用の図示しないパイロット操作レバーが併せて操作さ
れ、これに伴いブーム用方向制御弁19,24も切り換
えられる。これに伴い、可変容量油圧ポンプ13の圧油
の一部と、可変容量油圧ポンプ14の圧油とがブーム用
方向制御弁19,24を介してブームシリンダ5に供給
され、旋回体2とブーム4との複合操作を実施できる。
このとき、可変容量油圧ポンプ13の圧油の一部が上述
のようにパラレル回路を介してブーム用方向制御弁19
に流れることから、旋回モータ27の作動速度、かなわ
ち旋回体2の旋回速度は、旋回単独操作時に比べて低下
し、そのオペレータの日頃から慣れている操作フィーリ
ングが得られる。
【0039】これに対して、オペレータがそれまでの経
験上、旋回独立回路を有する油圧駆動装置を備えた油圧
ショベルの操作に慣れている場合には、切換スイッチ4
7をオフにすればよい。これにより、電磁切換弁44は
図1に示す下段位置である第2の切換位置46に切り換
えられ、パイロット操作レバー31の出力部と、第2の
旋回用方向制御弁35の駆動部とがパイロット管路4
2,43を介して接続され、第1の旋回用方向制御弁3
4の駆動部がパイロット管路40,41を介してタンク
に接続される第2の回路接続状態となる。したがって、
パイロット操作レバー31を操作することにより、パイ
ロットポンプ32のパイロット圧が減圧されてその出力
部からパイロット管路42、あるいはパイロット管路4
3に導かれ、第2の旋回用方向制御弁35の一対の駆動
部のいずれかに与えられてこの第2の旋回用方向制御弁
35が切り換えられ、固定容量油圧ポンプ15の圧油が
第2の旋回用方向制御弁35、管路38,39、主管路
36,37を介して旋回モータ27に供給され、この旋
回モータ27が駆動して旋回体2を旋回させることがで
きる。
【0040】また、旋回モータ27と、他のアクチュエ
ータ、例えばブームシリンダ5の複合操作時には、ブー
ム用の図示しないパイロット操作レバーが併せて操作さ
れ、これに伴いブーム用方向制御弁19,24も切り換
えられる。これに伴い、可変容量油圧ポンプ13,14
の圧油がブーム用方向制御弁19,24を介してブーム
シリンダ5に供給され、旋回体2とブーム4との複合操
作を実現できる。このとき、旋回モータ27には固定容
量油圧ポンプ15の圧油が供給され続ける。すなわち、
このような旋回モータ27とブームシリンダ5との複合
操作時にあっても旋回速度を旋回単独操作時と同等に保
つことができ、そのオペレータの日頃から慣れている操
作フィーリングが得られる。
【0041】また特に、油圧ショベルを図4に示すよう
にブーム4を立ち上がらせた姿勢に保ち、バケット10
で荷を吊り下げて吊荷作業を実施しようとする場合に
は、例えば切換スイッチ47をオフにし、電磁切換弁4
4を第2の切換位置46にする。これにより前述したよ
うに、旋回モータ27は第2の旋回用方向制御弁35を
介して固定容量油圧ポンプ15から供給される圧油によ
り駆動する。このとき、固定容量油圧ポンプ15の容量
は可変容量油圧ポンプ13,14の容量よりも小さく設
定してあるので、第2の旋回用方向制御弁35をフルス
トローク操作しても旋回モータ27に供給される流量
は、可変容量油圧ポンプ13の圧油を供給する場合に比
べて少なく、したがって安定した旋回微速度操作を実現
させることができる。またこの際、旋回モータ27の駆
動圧はリリーフ弁48で設定され、このリリーフ弁48
のセット圧はあらかじめメインリリーフ弁28のセット
圧、及びリリーフ弁30のセット圧よりも低く設定して
あることから、旋回体2の起動時、及び停止時に、この
旋回体2を旋回させようとする力、及び旋回を停止させ
ようとする力が比較的小さく抑えられ、したがって、こ
れらの旋回起動時、及び旋回停止時のショックを小さく
することができる。
【0042】以上のように構成した本実施形態では、油
圧回路の相違に伴う旋回複合操作時の操作フィーリング
の違和感をオペレータが受けずに済み、すなわちオペレ
ータは自分の経験上、慣れている油圧回路を選択でき、
上述のような違和感に伴う作業能率の低下を防止でき
る。
【0043】また、吊荷作業に際しては、安定した旋回
微速度操作と、旋回起動時及び旋回停止時のショックの
低減を実現でき、この吊荷作業の良好な作業性を得るこ
とができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1,2に
記載の発明によれば、従来のような油圧回路の相違に伴
う旋回複合操作時の操作フィーリングの違和感をオペレ
ータが受けずに済み、したがって、このような違和感に
伴う作業能率の低下を防止することができる。
【0045】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、特に、旋回起動時、旋回停止時のショックを従来
に比べて小さくすることができ、したがって、吊荷作業
の作業性を従来よりも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の油圧駆動装置の一実施形態
を示す回路図である。
【図2】従来の建設機械の油圧駆動装置の第1例を示す
回路図である。
【図3】従来の建設機械の油圧駆動装置の第2例を示す
回路図である。
【図4】本発明が対象としている建設機械の一例として
挙げたオフセット付き油圧ショベルを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行体 2 旋回体 3 ブレード 4 ブーム 5 ブームシリンダ 6 オフセットアーム 7 オフセットシリンダ 8 アーム 9 アームシリンダ 10 バケット 11 バケツトシリンダ 12 エンジン 13 可変容量油圧ポンプ 14 可変容量油圧ポンプ 15 固定容量油圧ポンプ 16 パイロットポンプ 18 アーム用方向制御弁 19 ブーム用方向制御弁 20 オフセット用方向制御弁 21 一方の走行用方向制御弁 22 他方の走行用方向制御弁 23 バケット用方向制御弁 24 ブーム用方向制御弁 25 アーム用方向制御弁 26 コントロールバルブ 27 旋回モータ 28 メインリリーフ弁 29 ブレード用方向制御弁 30 リリーフ弁 31 パイロット操作レバー 32 パイロットポンプ 34 第1の旋回用方向制御弁 35 第2の旋回用方向制御弁 36 主管路 37 主管路 38 管路 39 管路 40 パイロット管路(選択手段) 41 パイロット管路(選択手段) 42 パイロット管路(選択手段) 43 パイロット管路(選択手段) 44 電磁切換弁 45 第1の切換位置 46 第2の切換位置 47 切換スイッチ 48 リリーフ弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出
    される圧油により駆動する旋回モータと、上記油圧ポン
    プから上記旋回モータに供給される圧油の流れを制御す
    る旋回用方向制御弁と、この旋回用方向制御弁を切り換
    え制御する旋回用操作手段と、上記旋回モータとは異な
    る他のアクチュエータと、この他のアクチュエータに供
    給される圧油の流れを制御する他の方向制御弁とを備え
    た建設機械の油圧駆動装置において、 上記油圧ポンプが、可変容量油圧ポンプと固定容量油圧
    ポンプとから成り、 上記旋回用方向制御弁が、第1の旋回用方向制御弁と、
    第2の旋回用方向制御弁とから成り、 上記第1の旋回用方向制御弁と、上記他の方向制御弁と
    を上記可変容量油圧ポンプに対してパラレル接続し、上
    記第2の旋回用方向制御弁を上記固定容量油圧ポンプに
    接続するとともに、 上記旋回用操作手段による上記第1の旋回用方向制御弁
    の切り換え操作が可能で、しかも、上記第2の旋回用方
    向制御弁を中立位置に保つ第1の回路接続状態、及び上
    記旋回用操作手段による上記第2の旋回用方向制御弁の
    切り換え操作が可能で、しかも、上記第1の旋回用方向
    制御弁を中立位置に保つ第2の回路接続状態のどちらか
    一方の回路接続状態に選択可能な選択手段を備えたこと
    を特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記選択手段が、 上記旋回操作手段の出力部と上記第1の旋回用方向制御
    弁の駆動部とを接続するとともに、上記旋回用操作手段
    の出力部と上記第2の旋回用方向制御弁の駆動部との接
    続を断つ第1の切換位置と、上記旋回用操作手段の出力
    部と上記第2の旋回用制御手段の駆動部とを接続すると
    ともに、上記旋回用操作手段の出力部と上記第1の旋回
    用方向制御弁との接続を断つ第2の切換位置とを有する
    電磁切換弁と、 この電磁切換弁を上記第1の切換位置、及び上記第2の
    切換位置のどちらかに切り換える切換スイッチを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の建設機械の油圧駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 上記第1の旋回用方向制御弁、上記他の
    方向制御弁が含まれる弁構造体に係属されるアクチュエ
    ータの駆動圧を設定するメインリリーフ弁を有するとと
    もに、このメインリリーフ弁とは別に上記旋回モータの
    駆動圧を設定するリリーフ弁を設け、このリリーフ弁の
    セット圧を上記メインリリーフ弁のセット圧よりもあら
    かじめ低く設定したことを特徴とする請求項1または2
    記載の建設機械の油圧駆動装置。
JP8221374A 1996-08-22 1996-08-22 建設機械の油圧駆動装置 Pending JPH1060951A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020002588A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 ヤンマー株式会社 クレーン機能付き油圧ショベル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020002588A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 ヤンマー株式会社 クレーン機能付き油圧ショベル

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