JPH1060479A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH1060479A JPH1060479A JP24268196A JP24268196A JPH1060479A JP H1060479 A JPH1060479 A JP H1060479A JP 24268196 A JP24268196 A JP 24268196A JP 24268196 A JP24268196 A JP 24268196A JP H1060479 A JPH1060479 A JP H1060479A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 界面活性剤による皮膚刺激を緩和した硬表面
用または衣料用の新規洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】(A)界面活性剤 (B)没食子酸アルキルエステル(好ましくはC4〜18
のアルキルエステル)を含有することを特徴とする硬表
面用または衣料用洗浄剤組成物
用または衣料用の新規洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】(A)界面活性剤 (B)没食子酸アルキルエステル(好ましくはC4〜18
のアルキルエステル)を含有することを特徴とする硬表
面用または衣料用洗浄剤組成物
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な硬表面用ま
たは衣料用洗浄剤組成物、更に詳しくは、界面活性剤に
よる皮膚刺激を緩和した洗浄剤組成物に関するものであ
る。
たは衣料用洗浄剤組成物、更に詳しくは、界面活性剤に
よる皮膚刺激を緩和した洗浄剤組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】界面活性剤はその優れた界面活性能から
洗浄剤として広く利用されているが、食器洗浄あるいは
衣料洗浄等、直接人体と接触する形態で用いられる場
合、皮膚に対する刺激性を示すという欠点を有する。特
に近年、こういった製品の副次的作用に対し高い安全性
が求められていることから、直接人体と接触する用途に
供される洗浄剤には、皮膚に対する作用を緩和させる目
的で、製品のpHを弱酸性にして人間の皮膚に近づける
ことにより、皮膚に対する作用を温和なものになるよう
にしたり、低刺激性の界面活性剤の使用が試みられてい
る。斯かる低刺激性界面活性剤として、例えばポリオキ
シエチレンアルキル硫酸エステル塩やアミノ酸系の界面
活性剤等が使用されている。食器洗浄剤においては更に
アルキル三級アミンオキサイドを併用することで皮膚に
対する作用がよりマイルド化されてきた。
洗浄剤として広く利用されているが、食器洗浄あるいは
衣料洗浄等、直接人体と接触する形態で用いられる場
合、皮膚に対する刺激性を示すという欠点を有する。特
に近年、こういった製品の副次的作用に対し高い安全性
が求められていることから、直接人体と接触する用途に
供される洗浄剤には、皮膚に対する作用を緩和させる目
的で、製品のpHを弱酸性にして人間の皮膚に近づける
ことにより、皮膚に対する作用を温和なものになるよう
にしたり、低刺激性の界面活性剤の使用が試みられてい
る。斯かる低刺激性界面活性剤として、例えばポリオキ
シエチレンアルキル硫酸エステル塩やアミノ酸系の界面
活性剤等が使用されている。食器洗浄剤においては更に
アルキル三級アミンオキサイドを併用することで皮膚に
対する作用がよりマイルド化されてきた。
【0003】しかしながら、各種洗浄剤の人体に対する
作用が従来と比較して緩和されてきてはいるものの、未
だ十分に満足できる水準には達していない。一方、例え
ばタンニン等ある種の生薬類に、界面活性剤を含む洗浄
剤の皮膚刺激性を緩和する作用があることが知られてい
るが(特公平6−33416号)、添加する生薬による
呈色や沈殿を生ずる等、安定に配合することが難しいと
いう欠点がある。
作用が従来と比較して緩和されてきてはいるものの、未
だ十分に満足できる水準には達していない。一方、例え
ばタンニン等ある種の生薬類に、界面活性剤を含む洗浄
剤の皮膚刺激性を緩和する作用があることが知られてい
るが(特公平6−33416号)、添加する生薬による
呈色や沈殿を生ずる等、安定に配合することが難しいと
いう欠点がある。
【0004】また、界面活性剤及びコンディショニング
剤成分を含有するシャンプー基剤に、没食子酸又はその
誘導体を配合した毛髪用シャンプー組成物も提案されて
いるが(特開平4−74112号公報)、このものは毛
髪用シャンプーに感熱性粘着剤に関するものであって、
しかも泡立ちに対しての使用感、仕上り感の改善を目的
とするものであって、硬表面、衣料用洗剤組成物の皮膚
刺激性の緩和作用については何も開示していない。
剤成分を含有するシャンプー基剤に、没食子酸又はその
誘導体を配合した毛髪用シャンプー組成物も提案されて
いるが(特開平4−74112号公報)、このものは毛
髪用シャンプーに感熱性粘着剤に関するものであって、
しかも泡立ちに対しての使用感、仕上り感の改善を目的
とするものであって、硬表面、衣料用洗剤組成物の皮膚
刺激性の緩和作用については何も開示していない。
【0005】更に、没食子酸アルキルエステル等のフェ
ノール系化合物を配合したシャンプー液を第一液とし、
リンス液を第二液とする、シャンプーとリンスすること
により手軽に染毛しうる染毛剤組成物を提案されている
が(特開平4−164017号)、これも毛髪用シャン
プー・染毛剤に関するものであって、該フェノール系化
合物は染毛性向上を目的とするものであり、硬表面、衣
料用洗剤組成物の皮膚刺激性の緩和作用については何も
開示されていない。
ノール系化合物を配合したシャンプー液を第一液とし、
リンス液を第二液とする、シャンプーとリンスすること
により手軽に染毛しうる染毛剤組成物を提案されている
が(特開平4−164017号)、これも毛髪用シャン
プー・染毛剤に関するものであって、該フェノール系化
合物は染毛性向上を目的とするものであり、硬表面、衣
料用洗剤組成物の皮膚刺激性の緩和作用については何も
開示されていない。
【0006】更にまた、没食子酸等のカルボン酸を配合
し、PH2〜5とした水性シャンプー組成物も提案され
ているが(特開平5−320029号公報)、これも毛
髪用シャンプーに関するものであって、該カルボン酸は
PHを酸性に保持するためのものであって、硬表面、衣
料用洗剤組成物の皮膚刺激性の緩和作用については何も
開示されていない。
し、PH2〜5とした水性シャンプー組成物も提案され
ているが(特開平5−320029号公報)、これも毛
髪用シャンプーに関するものであって、該カルボン酸は
PHを酸性に保持するためのものであって、硬表面、衣
料用洗剤組成物の皮膚刺激性の緩和作用については何も
開示されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、界面活性剤
による手指等皮膚への刺激を緩和する作用を有する添加
剤を配合した、保存安定性に優れた洗浄剤組成物を提供
することを目的とする。
による手指等皮膚への刺激を緩和する作用を有する添加
剤を配合した、保存安定性に優れた洗浄剤組成物を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、 (A)界面活性剤 (B)没食子酸アルキルエステル を含有することを特徴とする硬表面用または、衣料用洗
浄剤組成物が提供される。
浄剤組成物が提供される。
【0009】即ち、本発明者らは、このような事情のも
とで安定配合が可能な界面活性剤の刺激性緩和剤を見い
出すべく、人体への刺激性の予測指標として細胞毒性試
験及び赤血球溶血試験(これらの評価法はいずれも動物
に対する刺激評価法(ドレイズ法)であり、皮膚及び眼
刺激性と高い相関性があることが知られている[R. W.
Lewis, et al. Toxic. in Vitro, 7, 155(1993), M. Ko
tani, et al. Toxic.in Vitro, 8, 229(1994), 菅井象
一郎, 他 FRAGRANCE JOURNAL, 20, 47(1992)])、更に
はモルモットを用いた一次刺激性試験を利用して鋭意研
究を重ねた結果、特定のアルキル鎖長の範囲の没食子酸
アルキルエステル(3,4,5−トリヒドロキシ安息香
酸アルキルエステル)を添加することによりその目的を
達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
とで安定配合が可能な界面活性剤の刺激性緩和剤を見い
出すべく、人体への刺激性の予測指標として細胞毒性試
験及び赤血球溶血試験(これらの評価法はいずれも動物
に対する刺激評価法(ドレイズ法)であり、皮膚及び眼
刺激性と高い相関性があることが知られている[R. W.
Lewis, et al. Toxic. in Vitro, 7, 155(1993), M. Ko
tani, et al. Toxic.in Vitro, 8, 229(1994), 菅井象
一郎, 他 FRAGRANCE JOURNAL, 20, 47(1992)])、更に
はモルモットを用いた一次刺激性試験を利用して鋭意研
究を重ねた結果、特定のアルキル鎖長の範囲の没食子酸
アルキルエステル(3,4,5−トリヒドロキシ安息香
酸アルキルエステル)を添加することによりその目的を
達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
【0010】本発明の洗浄剤組成物に用いられる界面活
性剤はアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、
半極性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性
剤等、いずれの界面活性剤も用いることができる。
性剤はアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、
半極性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性
剤等、いずれの界面活性剤も用いることができる。
【0011】本発明の洗浄剤組成物において用いられる
アニオン性界面活性剤としては、例えば以下に示すもの
が用いられる。 (1)下記一般式 R1OSO3M1 (式中、R1は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基、M1はアルカリ金属、一価に相当する数のア
ルカリ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換
アンモニウム基を表す。)で表されるアルキル又はアル
ケニル硫酸エステル塩、具体的にはラウリル硫酸ナトリ
ウム塩等、 (2)下記一般式 R2(OCH2CH2)nOSO3M2 (式中、R2は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基、M2はアルカリ金属、一価に相当するアルカ
リ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換アン
モニウム基、nは0.5〜8の数を表す。)で表される
ポリオキシエチレンアルキル又はアルケニル硫酸エステ
ル塩、具体的にはC12アルキルエーテル硫酸エステルナ
トリウム塩(n=3)等、(3)下記一般式
アニオン性界面活性剤としては、例えば以下に示すもの
が用いられる。 (1)下記一般式 R1OSO3M1 (式中、R1は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基、M1はアルカリ金属、一価に相当する数のア
ルカリ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換
アンモニウム基を表す。)で表されるアルキル又はアル
ケニル硫酸エステル塩、具体的にはラウリル硫酸ナトリ
ウム塩等、 (2)下記一般式 R2(OCH2CH2)nOSO3M2 (式中、R2は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基、M2はアルカリ金属、一価に相当するアルカ
リ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換アン
モニウム基、nは0.5〜8の数を表す。)で表される
ポリオキシエチレンアルキル又はアルケニル硫酸エステ
ル塩、具体的にはC12アルキルエーテル硫酸エステルナ
トリウム塩(n=3)等、(3)下記一般式
【化1】 (式中、R3は炭素数8〜20のアルキル基、M3はアル
カリ金属、一価に相当するアルカリ土類金属、アンモニ
ウム基又はアルカノール置換アンモニウム基を表す。)
で表されるアルキルベンゼンスルホン酸塩、具体的には
炭素数10〜18のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム塩等、
カリ金属、一価に相当するアルカリ土類金属、アンモニ
ウム基又はアルカノール置換アンモニウム基を表す。)
で表されるアルキルベンゼンスルホン酸塩、具体的には
炭素数10〜18のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム塩等、
【0012】(4)下記一般式 R4SO3M4 (式中、R4は炭素数10〜18のアルキル基、M4はア
ルカリ金属、一価に相当するアルカリ土類金属、アンモ
ニウム基又はアルカノール置換アンモニウム基を表
す。)で表されるアルカンスルホン酸塩、具体的には炭
素数10〜13のアルカンスルホン酸ナトリウム塩等、
(5)下記一般式 R5O(CH2CH2O)mCH2COOM5 (式中、R5は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基、M5はアルカリ金属、一価に相当するアルカ
リ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換アン
モニウム基、mは1〜6の数を表す。)で表されるアル
キル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、具体的には
炭素数12〜13のアルキルエーテルカルボン酸ナトリ
ウム塩(m=4)等、(6)下記一般式
ルカリ金属、一価に相当するアルカリ土類金属、アンモ
ニウム基又はアルカノール置換アンモニウム基を表
す。)で表されるアルカンスルホン酸塩、具体的には炭
素数10〜13のアルカンスルホン酸ナトリウム塩等、
(5)下記一般式 R5O(CH2CH2O)mCH2COOM5 (式中、R5は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基、M5はアルカリ金属、一価に相当するアルカ
リ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換アン
モニウム基、mは1〜6の数を表す。)で表されるアル
キル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、具体的には
炭素数12〜13のアルキルエーテルカルボン酸ナトリ
ウム塩(m=4)等、(6)下記一般式
【化2】 (式中、R6は炭素数4〜16のアルキル又はアルケニ
ル基、R7は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、
A1Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、M6は水素
原子、アルカリ金属、一価に相当するアルカリ土類金
属、アンモニウム基又はアルカノール置換アンモニウム
基、kは3〜25の数を表す。)で表されるα−スルホ
脂肪酸誘導体、具体的にはメトキシヘキサエチレングリ
コール−α−スルホラウリン酸エステルナトリウム等、
(7)下記一般式
ル基、R7は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、
A1Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、M6は水素
原子、アルカリ金属、一価に相当するアルカリ土類金
属、アンモニウム基又はアルカノール置換アンモニウム
基、kは3〜25の数を表す。)で表されるα−スルホ
脂肪酸誘導体、具体的にはメトキシヘキサエチレングリ
コール−α−スルホラウリン酸エステルナトリウム等、
(7)下記一般式
【化3】 (式中、R8は炭素数8〜16のアルキル基又はアルケ
ニル基、M7はアルカリ金属、一価に相当するアルカリ
土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換アンモ
ニウム基、pは1又は2を表す。)で表されるアシルア
ミノ酸塩、具体的にはN−ラウロイル−N−メチル−β
−アラニンナトリウム等、
ニル基、M7はアルカリ金属、一価に相当するアルカリ
土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換アンモ
ニウム基、pは1又は2を表す。)で表されるアシルア
ミノ酸塩、具体的にはN−ラウロイル−N−メチル−β
−アラニンナトリウム等、
【0013】(8)その他のアニオン性界面活性剤とし
ては、N−アシルグルタメートのようなアシルアミノ酸
塩、C14−α−オレフィンスルホン酸ナトリウムのよう
なC10〜C18のα−オレフィンスルホン酸塩(アルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカ
ノール置換アンモニウム塩)、C12〜C14−α−スルホ
脂肪酸メチルエステルナトリウム塩のようなC8〜C18
−α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩(アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノー
ル置換アンモニウム塩)、C12スルホコハク酸ナトリウ
ムのような、C8〜C18のスルホコハク酸塩(アルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカ
ノール置換アンモニウム塩)、C12アルキルリン酸ナト
リウム塩のようなC8〜C18のアルキルリン酸エステル
塩(アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウ
ム塩、アルカノール置換アンモニウム塩)等も用いるこ
とができる。さらに、C10〜C22の天然脂肪酸セッケン
も用いることができる。この天然脂肪酸セッケンは、例
えばヤシ油、パーム油、牛脂、豚脂等の油脂をけん化し
て得られた脂肪酸を中和して得られるアルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノール置
換アンモニウム塩等であり、中でもカリウム塩、及びナ
トリウム塩が好適である。脂肪酸としては、飽和脂肪
酸、不飽和脂肪酸のいずれであっても良い。
ては、N−アシルグルタメートのようなアシルアミノ酸
塩、C14−α−オレフィンスルホン酸ナトリウムのよう
なC10〜C18のα−オレフィンスルホン酸塩(アルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカ
ノール置換アンモニウム塩)、C12〜C14−α−スルホ
脂肪酸メチルエステルナトリウム塩のようなC8〜C18
−α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩(アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノー
ル置換アンモニウム塩)、C12スルホコハク酸ナトリウ
ムのような、C8〜C18のスルホコハク酸塩(アルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカ
ノール置換アンモニウム塩)、C12アルキルリン酸ナト
リウム塩のようなC8〜C18のアルキルリン酸エステル
塩(アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウ
ム塩、アルカノール置換アンモニウム塩)等も用いるこ
とができる。さらに、C10〜C22の天然脂肪酸セッケン
も用いることができる。この天然脂肪酸セッケンは、例
えばヤシ油、パーム油、牛脂、豚脂等の油脂をけん化し
て得られた脂肪酸を中和して得られるアルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノール置
換アンモニウム塩等であり、中でもカリウム塩、及びナ
トリウム塩が好適である。脂肪酸としては、飽和脂肪
酸、不飽和脂肪酸のいずれであっても良い。
【0014】カチオン性界面活性剤としては、C8〜C
14のトリアルキルアンモニウムクロリド等が用いられ
る。
14のトリアルキルアンモニウムクロリド等が用いられ
る。
【0015】半極性界面活性剤としては、例えばC8〜
C16のアルキルアミンオキシド、アルキルアミドアミン
オキシド、アルキルヒドロキシアミンオキシド、等が用
いられる。上記半極性界面活性剤の代表的なものとして
は、ラウリルジメチルアミンオキシド、セチルジメチル
アミンオキシド、パルミチルジメチルアミンオキシド、
ラウリン酸アミドジメチルアミンオキシド等が挙げられ
る。
C16のアルキルアミンオキシド、アルキルアミドアミン
オキシド、アルキルヒドロキシアミンオキシド、等が用
いられる。上記半極性界面活性剤の代表的なものとして
は、ラウリルジメチルアミンオキシド、セチルジメチル
アミンオキシド、パルミチルジメチルアミンオキシド、
ラウリン酸アミドジメチルアミンオキシド等が挙げられ
る。
【0016】両性界面活性剤としては、例えばC8〜C
16のアルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイ
ン等が用いられる。
16のアルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイ
ン等が用いられる。
【0017】ノニオン界面活性剤としては、例えば以下
のものが用いられる。 1)下記一般式 R9O(A2O)aR10 (式中、R9は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、R10は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル
基、aは3〜25の数、A2Oは炭素数2〜4のオキシ
アルキレン基を表す。)で表されるポリオキシアルキレ
ンエーテル、例えばC12ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル(a=9)、 2)下記一般式 R11−CH2COO−(A3O)b−CH3 (式中、R11は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、bは3〜25の数、A3Oは炭素数2〜4のオ
キシアルキレン基を表す。)で表されるポリオキシアル
キレンエーテル脂肪酸エステル、例えばメトキシヘキサ
エチレングリコールラウリン酸エステル、 3)下記一般式
のものが用いられる。 1)下記一般式 R9O(A2O)aR10 (式中、R9は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、R10は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル
基、aは3〜25の数、A2Oは炭素数2〜4のオキシ
アルキレン基を表す。)で表されるポリオキシアルキレ
ンエーテル、例えばC12ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル(a=9)、 2)下記一般式 R11−CH2COO−(A3O)b−CH3 (式中、R11は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、bは3〜25の数、A3Oは炭素数2〜4のオ
キシアルキレン基を表す。)で表されるポリオキシアル
キレンエーテル脂肪酸エステル、例えばメトキシヘキサ
エチレングリコールラウリン酸エステル、 3)下記一般式
【化4】 (式中、R12は炭素数8〜18のアルキル基、Xは水素
原子又は、ヒドロキシエチル基を表す。)で表されるア
ルカノールアミド、例えばラウリン酸ジエタノールアミ
ド、 4)その他のノニオン界面活性剤としては、C8〜C16
のポリオキシエチレンソルビタンエステル(エチレンオ
キシド付加モル数1〜10)、C8〜C16のソルビタン
エステル、C8〜C16のソルビトールエステル、C6〜C
16のメチルマンノシドエステル、C6〜C16のエチルグ
ルコシドエステル、C6〜C16のN−メチルグルカミ
ド、C6〜C16の環状N−メチルグルカミド、C6〜C16
のアルキルグリセリルエーテル等のノニオン界面活性剤
等も用いることもできる。
原子又は、ヒドロキシエチル基を表す。)で表されるア
ルカノールアミド、例えばラウリン酸ジエタノールアミ
ド、 4)その他のノニオン界面活性剤としては、C8〜C16
のポリオキシエチレンソルビタンエステル(エチレンオ
キシド付加モル数1〜10)、C8〜C16のソルビタン
エステル、C8〜C16のソルビトールエステル、C6〜C
16のメチルマンノシドエステル、C6〜C16のエチルグ
ルコシドエステル、C6〜C16のN−メチルグルカミ
ド、C6〜C16の環状N−メチルグルカミド、C6〜C16
のアルキルグリセリルエーテル等のノニオン界面活性剤
等も用いることもできる。
【0018】これらの界面活性剤は、単独で用いても良
いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
【0019】本発明の洗浄剤組成物に添加する没食子酸
アルキルエステルとしては、平均炭素数4〜18の直鎖
又は分岐鎖であるアルキル基を有するものが好ましく、
特に平均炭素数8〜12の直鎖アルキル基を有するもの
が好ましい。具体的には、没食子酸オクチルエステル、
没食子酸ラウリルエステル等が挙げられる。
アルキルエステルとしては、平均炭素数4〜18の直鎖
又は分岐鎖であるアルキル基を有するものが好ましく、
特に平均炭素数8〜12の直鎖アルキル基を有するもの
が好ましい。具体的には、没食子酸オクチルエステル、
没食子酸ラウリルエステル等が挙げられる。
【0020】本発明の洗浄剤組成物における没食子酸ア
ルキルエステルの含有量は、洗浄剤組成物全体の0.0
001重量%以上であることが好ましい。洗浄剤が液体
である場合は、0.001〜10重量%が好ましく、さ
らに好ましくは0.01〜1重量%である。没食子酸ア
ルキルエステルの含有量が0.001重量%未満では界
面活性剤による皮膚刺激緩和作用が実質上発揮されず、
10重量%以上では液体洗浄剤の安定な組成系の提供が
難しい。
ルキルエステルの含有量は、洗浄剤組成物全体の0.0
001重量%以上であることが好ましい。洗浄剤が液体
である場合は、0.001〜10重量%が好ましく、さ
らに好ましくは0.01〜1重量%である。没食子酸ア
ルキルエステルの含有量が0.001重量%未満では界
面活性剤による皮膚刺激緩和作用が実質上発揮されず、
10重量%以上では液体洗浄剤の安定な組成系の提供が
難しい。
【0021】本発明の洗浄剤組成物は中性〜弱アルカリ
性であることが好ましい。具体的にはpH11以下であ
ることが好ましく、さらに好ましくは5〜10、特に5
〜9が好ましい。pHが11を越えると没食子酸アルキ
ルエステルの安定性が劣化し、pH5より低いと皮膚刺
激効果が低くなる。
性であることが好ましい。具体的にはpH11以下であ
ることが好ましく、さらに好ましくは5〜10、特に5
〜9が好ましい。pHが11を越えると没食子酸アルキ
ルエステルの安定性が劣化し、pH5より低いと皮膚刺
激効果が低くなる。
【0022】本発明の硬表面用あるいは衣料用洗浄剤組
成物には、所望により、通常の洗浄剤に用いられている
各種添加剤、例えばエタノール等の低級アルコール(シ
トラス変性、オレンジ変性等の変性品を含む)、プロピ
レングリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価ア
ルコール、トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸
塩、ポリエチレングリコール等のハイドロトロープ剤、
金属イオン封鎖剤、リパーゼ、プロテアーゼ等の酵素、
抗菌剤、色素、蛍光剤、香料、乳白剤、増粘剤等を添加
しても良い。
成物には、所望により、通常の洗浄剤に用いられている
各種添加剤、例えばエタノール等の低級アルコール(シ
トラス変性、オレンジ変性等の変性品を含む)、プロピ
レングリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価ア
ルコール、トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸
塩、ポリエチレングリコール等のハイドロトロープ剤、
金属イオン封鎖剤、リパーゼ、プロテアーゼ等の酵素、
抗菌剤、色素、蛍光剤、香料、乳白剤、増粘剤等を添加
しても良い。
【0023】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0024】
(1)赤血球溶血抑制試験 成人血液より赤血球を採集し、等張液で約250倍に希
釈して使用した。溶血率は波長540nmの吸光度を測
定し、全溶血時を100%として求めた。液体洗浄剤組
成物の添加により起こる溶血率が約50%を示す系に没
食子酸アルキルエステルを添加したときの溶血抑制率を
次式より求め、評価した。 溶血抑制率(%)=(A0−A1)/A0×100 ただし、A0は没食子酸アルキルエステル未添加時の吸
光度、A1は添加時の吸光度である。
釈して使用した。溶血率は波長540nmの吸光度を測
定し、全溶血時を100%として求めた。液体洗浄剤組
成物の添加により起こる溶血率が約50%を示す系に没
食子酸アルキルエステルを添加したときの溶血抑制率を
次式より求め、評価した。 溶血抑制率(%)=(A0−A1)/A0×100 ただし、A0は没食子酸アルキルエステル未添加時の吸
光度、A1は添加時の吸光度である。
【0025】(2)細胞毒性試験 培養ヒト表皮細胞に液体洗浄剤組成物を作用させ、細胞
致死率をニュートラルレッドバイオアッセイ(倉敷紡績
(株))により測定した。細胞致死率が約50%を示す
系に没食子酸アルキルエステルを添加したときの細胞毒
性緩和率を次式より求め、評価した。 毒性緩和率(%)=(B0−B1)/B0×100 ただし、B0は没食子酸アルキルエステル未添加時の死
細胞数、B1は添加時の死細胞数である。
致死率をニュートラルレッドバイオアッセイ(倉敷紡績
(株))により測定した。細胞致死率が約50%を示す
系に没食子酸アルキルエステルを添加したときの細胞毒
性緩和率を次式より求め、評価した。 毒性緩和率(%)=(B0−B1)/B0×100 ただし、B0は没食子酸アルキルエステル未添加時の死
細胞数、B1は添加時の死細胞数である。
【0026】(3)配合安定性 50℃で1ヶ月静置後の液体洗浄剤組成溶液の外観を目
視観察し、溶液の安定性を次に示す基準で評価した。 ○:安定性が良好(透明液体を維持) △:安定性がやや不良(やや濁りがある、着色がある、
沈殿物がみられる等) ×:安定性が不良(沈殿物が多くみられる、着色がひど
い等)
視観察し、溶液の安定性を次に示す基準で評価した。 ○:安定性が良好(透明液体を維持) △:安定性がやや不良(やや濁りがある、着色がある、
沈殿物がみられる等) ×:安定性が不良(沈殿物が多くみられる、着色がひど
い等)
【0027】(4)モルモット皮膚一次刺激性試験 30重量%の液体洗浄剤組成物をモルモットの背中に一
日一回塗布し、赤み、浮腫等を観察して一次刺激性を次
に示す基準で評価した。 ○:液体洗浄剤組成物の一次刺激性を緩和する ×:液体洗浄剤組成物の一次刺激性を緩和しないか、促
進する
日一回塗布し、赤み、浮腫等を観察して一次刺激性を次
に示す基準で評価した。 ○:液体洗浄剤組成物の一次刺激性を緩和する ×:液体洗浄剤組成物の一次刺激性を緩和しないか、促
進する
【0028】実施例及び比較例で用いた成分は以下のと
おりである。没食子酸エステル C8没食子酸エステル;没食子酸オクチルエステル C12没食子酸エステル;没食子酸ラウリルエステルアニオン性界面活性剤 C12アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(n=
3);ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム(エチ
レンオキシドの重合度n=3) C14α−オレフィンスルホン酸ナトリウム C12N−メチル−β−アラニンナトリウム性能向上剤 C12ジメチルアミンオキシド; C12アミドプロピルベタイン; C12ポリオキシエチレンアルキルエーテル(p=9);
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(オキシエチレン
の重合度p=9)
おりである。没食子酸エステル C8没食子酸エステル;没食子酸オクチルエステル C12没食子酸エステル;没食子酸ラウリルエステルアニオン性界面活性剤 C12アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(n=
3);ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム(エチ
レンオキシドの重合度n=3) C14α−オレフィンスルホン酸ナトリウム C12N−メチル−β−アラニンナトリウム性能向上剤 C12ジメチルアミンオキシド; C12アミドプロピルベタイン; C12ポリオキシエチレンアルキルエーテル(p=9);
ポリオキシエチレンラウリルエーテル(オキシエチレン
の重合度p=9)
【0029】実施例1〜4 表1に示す組成の液体洗浄剤組成物を調整し、それらの
性能を比較した。その結果を表1に示す。尚、表中の配
合量は重量%である。
性能を比較した。その結果を表1に示す。尚、表中の配
合量は重量%である。
【0030】
【表1】
【0031】比較例1〜3 表2に示す組成の液体洗浄剤組成物を調整し、それらの
性能を比較した。その結果を表2に示す。尚、表中の配
合量は重量%である。
性能を比較した。その結果を表2に示す。尚、表中の配
合量は重量%である。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、通常使用にお
いて人間の皮膚に触れる機会の多い台所用洗浄剤や住居
用洗浄剤等の硬表面用洗剤、衣料用洗浄剤の皮膚に対す
る作用を極めて温和なものとし、肌荒れを起こすことが
ない実用的価値が高いものである。
いて人間の皮膚に触れる機会の多い台所用洗浄剤や住居
用洗浄剤等の硬表面用洗剤、衣料用洗浄剤の皮膚に対す
る作用を極めて温和なものとし、肌荒れを起こすことが
ない実用的価値が高いものである。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)界面活性剤 (B)没食子酸アルキルエステル を含有することを特徴とする硬表面用または、衣料用洗
浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24268196A JPH1060479A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24268196A JPH1060479A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1060479A true JPH1060479A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=17092657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24268196A Pending JPH1060479A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1060479A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009120546A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Lion Corp | 液体洗浄剤組成物 |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP24268196A patent/JPH1060479A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009120546A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Lion Corp | 液体洗浄剤組成物 |
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