JPH10245590A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH10245590A
JPH10245590A JP6222097A JP6222097A JPH10245590A JP H10245590 A JPH10245590 A JP H10245590A JP 6222097 A JP6222097 A JP 6222097A JP 6222097 A JP6222097 A JP 6222097A JP H10245590 A JPH10245590 A JP H10245590A
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JP
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alkyl
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chain
coom
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JP6222097A
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Kazuyuki Tsubone
和幸 坪根
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手肌に対するマイルド性、洗浄力、起泡性、泡
の洗い落ちにすぐれる洗浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】1鎖1極性基型陰イオン界面活性剤、アミ
ド基2鎖2極性基型陰イオン界面活性剤、イミダゾリン
系両性界面活性剤とを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手肌に対するマイ
ルド性を損なわず、良好な洗浄力と起泡力を有し、しか
も泡沫安定性に優れ、泡の洗い落ち(泡切れ)にすぐれ
た洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄剤は、洗浄力、起泡力を有すること
が当然要求される他、人体の洗浄をするシャンプー、ボ
ディシャンプー、食器調理具用洗浄剤等の皮膚等が直接
接触するものは、特に皮膚に対する刺激性が低いことが
要求される。これらの洗浄剤の主成分であるアルキル硫
酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルリ
ン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸塩、α−オ
レフィンスルホネート、N−アシルグルタミン酸塩、N
−アシル−N−メチルタウリン塩、イセチオネート、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、その誘導体
としてのいわゆる「アミドエーテルカルボン酸塩」等の
陰イオン界面活性剤が用いられている。しかし、これら
のものの一部には、手肌に対してマイルド性を有するも
のもあるが、詳細に調べると手肌に対するマイルド性も
不十分であったり、泡沫安定性が不十分であったり、最
善の陰イオン界面活性剤と言うことはできない。このよ
うな陰イオン界面活性剤の欠点を補うために、適当な複
数の陰イオン界面活性剤の組合せ、特定の両性界面活性
剤との組合せ、非イオン界面活性剤との組合せが多数考
案されている。しかし、これらの組合せからなる洗浄剤
組成物は、洗浄力と起泡力が十分なものは、手肌に対す
るマイルド性や泡の洗い落ち(泡切れ)が不十分であ
り、手肌に対するマイルド性や泡の洗い落ち(泡切れ)
が十分なものは、洗浄力や起泡力が不十分であった。ま
た、洗い落ち(泡切れ)にすぐれるものはなかった。こ
のように、手肌に対するマイルド性、洗浄力と起泡力、
泡沫安定性、洗い落ち(泡切れ)のいずれにおいてすぐ
れた特性を持つ洗浄剤組成物はいまだ開発されていない
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、このよう
な従来技術の欠点を改良せんとして鋭意研究した結果、
(A)特定の1長鎖1極性基含有陰イオン界面活性剤と
(B)イミダゾリン系両性界面活性剤をそれぞれ特定量
含有する洗浄剤組成物に(C)特定の2長鎖2極性基含
有陰イオン界面活性剤を加えると上記の問題がことごと
く解決されるとともに、意外なことに洗い落ち(泡切
れ)にも顕著にすぐれることを見出し、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明の目的は手肌に対するマ
イルド性、洗浄力と起泡力、泡沫安定性、洗い落ち(泡
切れ)に対してすぐれた特性を持つ洗浄剤組成物を提供
するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、(A)成分としてアルキル(C8〜C14)硫酸
塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜10)ア
ルキル(C8〜C14)エーテル硫酸塩、α−オレフィ
ン(C8〜C18)スルホン酸塩、ポリオキシエチレン
(平均付加モル数1〜10)アルキル(C8〜C14)
エーテル酢酸塩、アルキル(C8〜C14)グリセリル
エーテル硫酸塩、α−スルホ脂肪酸(C8〜C16)
塩、脂肪酸塩(C8〜C14)、N−アシル(C8〜C
14)グルタミン酸塩、N−アシル(C8〜C14)グ
リシン塩、N−アシル(C8〜C14)−N−メチルタ
ウリン塩、下記(化9)の一般式(1)
【0005】
【化9】
【0006】(式中、Rは炭素数5〜21の直鎖又はア
ルキル基、アルケニル基を示し、n及びmはそれぞれ1
≦n+m≦20を満足する0〜20の平均重合度を示
し、Zは
【0007】
【化10】
【0008】
【化11】 水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、k及び
jはそれぞれ0≦k+j≦20を満足する0〜20の平
均重合度を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニウム、アルカノールアンモニウムを示
す。)で表されるアミドエーテルカルボン酸塩の1鎖1
極性基型陰イオン界面活性剤の群から選択される1種又
は2種以上と、(B)成分としてイミダゾリン系両性界
面活性剤を(A)+(B)の総量が2〜50重量%、
(A)/(B)の重量比が20/1〜1/2となるよう
に含む洗浄剤組成物に、(C)成分として下記(化1
2)の一般式(2)
【0009】
【化12】
【0010】(式中、2個のRは同一又は異なって、そ
れぞれヒドロキシル基が置換していてもよい直鎖もしく
は分岐鎖の炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル
基を示し、Aはヒドロキシル基、カルボキシル基が置換
してもよい直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜6のアルキ
レン基を示し、Yはカルボキシル基、スルホン基、硫酸
エステル基又はそれらの塩を示す。)で表される2アミ
ド基長鎖2極性型陰イオン界面活性剤を(C)/
〔(A)+(B)〕の重量比が1/25〜1/1となる
ように含有せしめたことを特徴とする洗浄剤組成物であ
る。
【0011】また、本発明の請求項2の発明は、上記
(A)成分の1鎖1極性基型陰イオン界面活性剤の群か
ら選択される1種又は2種以上のものが、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル酢酸塩及び/又は上記(化9)
の一般式(1)で表されるアミドエーテルカルボン酸塩
であることを特徴とする請求項1記載の洗浄剤組成物で
ある。
【0012】さらに、本発明の請求項3の発明は、上記
(B)成分のイミダゾリン系両性界面活性剤が次式〜
で示される化合物から選択される1種又は2種以上で
あることを特徴する請求項1又は2記載の洗浄剤組成物
である。 下記一般式(3)
【0013】
【化13】
【0014】〔式中、R1 は炭素数7〜21の直鎖もし
くは分岐鎖のアルキル基、又はアルケニル基を、R2
−CH2 COOM、又は−CH2 CH2 COOM(Mは
水素又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウ
ム、有機アンモニウムからなる群から選ばれる水溶性塩
を形成する陽イオンを示す。)を、R3 は水素、−CH
2 COOM、又は−CH2 CH2 COOM(Mは前記と
同じ)を示す〕で表される3級アミド型イミダゾリン系
両性界面活性剤。 下記一般式(4)
【0015】
【化14】
【0016】〔式中、R4 は水素、−CH2 COOM、
又は−CH2 CH2 COOM(Mは前記と同じ)を、R
1 、R3 は前記と同じ〕で表される2級アミド型イミダ
ゾリン系両性界面活性剤。 下記一般式(5)
【0017】
【化15】
【0018】〔式中、R5 は炭素数6〜20の直鎖もし
くは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を、R6 は水
素又は−C2 4 OHを、R7 は−C2 4 OH、−C
2 4 OC2 4 COOM又は−C2 4 COOM(M
は前記と同じ)を、R8 は水素又は−C2 4 COOM
(Mは前記と同じ)を示す〕で表されるα位付加型イミ
ダゾリン系両性界面活性剤。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明における(A)成分の1鎖1極性基型陰イオ
ン界面活性剤は、アルキル(C8〜C14)硫酸塩、ポ
リオキシエチレン(平均付加モル数1〜10)アルキル
(C8〜C14)エーテル硫酸塩、α−オレフィン(C
8〜C18)スルホン酸塩、ポリオキシエチレン(平均
付加モル数1〜10)アルキル(C8〜C14)エーテ
ル酢酸塩、アルキル(C8〜C14)グリセリルエーテ
ル硫酸塩、α−スルホ脂肪酸(C8〜C16)塩、脂肪
酸塩(C8〜C14)、N−アシル(C8〜C14)グ
ルタミン酸塩、N−アシル(C8〜C14)グリシン
塩、N−アシル(C8〜C14)−N−メチルタウリン
塩、、上記一般式(1)で示されるアミドエーテルカル
ボン酸塩からなる群より選択される1種又は2種以上の
ものである。これらはいずれも溶解性、起泡性及び洗浄
性の点から疎水基の炭素数は特に10〜14のものが好
ましい。本発明における(A)成分の一つであるアミド
エーテルカルボン酸塩は、長鎖疎水基としてヒドロキシ
ル基が置換していてもよい直鎖もしくは分岐鎖の炭素数
8〜24のアルキル基又はアルケニル基を持つ。疎水基
は直鎖アルキル基が望ましく、更に溶解性、起泡性及び
洗浄性の点から疎水基の炭素数は特に10〜14のもの
が好ましい。また、一般式(1)において起泡性の点で
nは1〜7、特に2〜5のものが好ましい。さらに、m
は起泡性の点でnは0〜5、特に0〜2のものが好まし
い。これらの1鎖1極性基型陰イオン界面活性剤の対イ
オンは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウ
ム、アルカノールアンモニウムなどが例示される。本発
明における(A)成分として選択される1鎖1極性基型
陰イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキルエー
テル酢酸塩及び/又はアミドエーテルカルボン酸塩が本
発明の効果において最も望ましい。
【0020】本発明における(B)成分のイミダゾリン
系両性界面活性剤としては、ミラノール2MCA(ミラ
ノール社)、ソフタゾリンCL(三洋化成(株))など
が挙げられる。また、イミダゾリン系両性界面活性剤と
して、例えば、上記一般式(3)〜一般式(5)で
示される化合物(アミドアミン型両性界面活性剤)も挙
げられる。これらの化合物は、単独又は2種以上を組み
合わせて使用される。また、上記一般式(3)における
1 CO−基又は上記一般式(5)におけるR5 CHC
O−基としては、ラウリン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪
酸由来のものが好ましい。Mとしては、ナトリウム、水
素が最も好ましい。更にまた、一般式(3)及び一般式
(4)において、−CH2 CH2 COOM基を持つも
の、及び一般式(5)で表される化合物は、アクリル酸
エチルの付加によって誘導されるものであって、食塩等
の副生物を含まないため、メチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース等の非イオン性セルロースを用いて
洗浄剤組成物を増粘するときに好適に使用される。
【0021】本発明における(C)成分である2アミド
基長鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤は、一般式
(2)中2個のRは同一又は異なって、それぞれヒドロ
キシル基が置換していてもよい直鎖もしくは分岐鎖の炭
素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基である。一
般式(2)中Aはヒドロキシル基、カルボキシル基が置
換してもよい直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜6のアル
キレン基である。また、Yはカルボキシル基、スルホン
基、硫酸エステル基又はそれらの塩である。(C)成分
の2アミド基長鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を例
示すると、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン
−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビス
(ミリストイルアミド)エタン−N,N’−ジ(酢酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エ
タン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビ
ス(ラウロイルアミド)エタン−N,N’−ジ(プロピ
オン酸ナトリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルア
ミド)エタン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウ
ム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)、N,N’−
ビス(ラウロイルアミド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸
カリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルアミド)ブ
タン−N,N’−ジ(酢酸カリウム)、N,N’−ビス
(パルミトイルアミド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸カ
リウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン
−N,N’−ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,
N’−ビス(ミリストイルアミド)ブタン−N,N’−
ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,N’−ビス(パ
ルミトイルアミド)エタン−N,N’−ジ(エタンスル
ホン酸ナトリウム)が例示される。しかし、これらに限
定されない。これらの化合物の疎水基の異なる同族体と
の混合体としても本発明の目的の範囲内で配合される。
ここで用いる対イオンとしては1価又は2価のアルカリ
金属イオン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウム
イオンが適用される。ただし、有機アンモニウムイオン
としては、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も該
当する。本発明において好ましい(C)成分としては、
アミド基含有の長鎖疎水基中の炭化水素鎖は直鎖アルキ
ル鎖が望ましい。その炭素原子数は14又は12であっ
て、極性基としてカルボキシル基又はスルホン酸基のい
ずれかを持ち、連結鎖の炭素原子数が2である化合物が
好ましい。
【0022】本発明の洗浄剤組成物に(D)成分のグリ
セリン又はアルキル(炭素数8〜18の直鎖又は分岐
鎖)グリセリルエーテルを含有させると、泡沫安定性
や、泡の洗い落ち(泡切れ)が改善される。
【0023】本発明における(E)成分であるポリオキ
シエチレンアルキル又はアルケニル(炭素数8〜18の
直鎖又は分岐鎖)エーテル、炭素数10〜14の直鎖脂
肪酸アルカノールアミド、糖系界面活性剤は、系の安定
性を向上させたり、乳化力を高め、油性汚れに対する洗
浄力を向上させる機能を持つ。上記のポリオキシエチレ
ンアルキル又はアルケニルエーテルとしては、平均付加
モル数として2〜15、好ましくは3〜7、直鎖又は分
岐鎖の炭素数が8〜18、好ましくは12〜16の化合
物である。
【0024】本発明において(A)成分1鎖1極性基型
陰イオン界面活性剤と(B)成分イミダゾリン系両性界
面活性剤は、その総量(A)+(B)が2〜50重量
%、(A)/(B)の重量比が20/1〜1/2となる
ように用いられる。(A)+(B)が2重量%よりも少
ないと十分な起泡力、洗浄力が得られず、(A)+
(B)が50重量%を超えると均一で安定な組成物を得
ることが困難である。(A)/(B)の重量比が20/
1を超えると起泡力、洗浄力が十分なものの、(C)成
分を添加しても十分低刺激な組成物は得られず、一方、
(A)/(B)が1/2よりも少ないと(C)成分添加
の有無にかかわらず刺激性は問題ないものの、十分な起
泡力、洗浄力が得られない。(C)成分の2アミド基長
鎖2極性型陰イオン界面活性剤は、(C)/〔(A)+
(B)〕の重量比が1/25〜1/1となるように用い
ないと、相乗効果が発現されない。
【0025】本発明の洗浄剤組成物には、これら
(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)の必
須成分の他に洗浄剤一般に用いられる界面活性剤を総量
で0〜10重量%の範囲で配合することができる。ま
た、グリセリン、プロピレングリコール、エタノール、
尿素等の溶解補助剤、水溶性高分子、ポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル、食塩等の増粘剤、パラベン等の
防腐剤、BHT等の酸化防止剤を総量で0〜20重量%
の範囲で用いることができる。更に、付加的に色素、香
料、消炎剤、ビタミン類、植物エキス、タンパク質及び
その誘導体もしくは分解物を総量で0〜5重量%の範囲
で用いることができる。
【0026】本発明の洗浄剤組成物は、所望により液
状、ペースト状、ゲル状等種々の剤型にすることができ
る。pHは必要に応じて、酸又はアルカリを用いて5〜
11、好ましくは6〜10に調整される。
【0027】本発明の洗浄剤組成物は、通常、常法に従
い、上記必須成分、公知の任意成分を配合し、これに水
を加えることにより水溶液〔通常、目的に応じて有効成
分(水以外の成分)濃度5〜80重量%から選択され
る。〕として調製される。
【0028】本発明の洗浄剤組成物は、衣料用洗浄剤組
成物、台所用洗浄剤組成物、毛髪用洗浄剤組成物、身体
用洗浄剤組成物等種々の用途に用いられる。中でも、洗
顔クリーム、液状洗顔料、ボディシャンプー、シャンプ
ー、メイク落とし洗浄剤、クレンジング化粧料等の皮膚
又は頭髪の洗浄を目的とするものに用いるのが好まし
い。
【0029】
【実施例】以下、実施例にて本発明を説明するが、本発
明はこの実施例によって限定されない。なお、配合量は
重量%である。下記の表に示す組成の洗浄剤組成物を調
製し、下記の項目について評価を行った。結果を下記の
表に示す。表に示す配合重量%は活性剤の有効分の値で
ある。
【0030】(評価方法) (1)洗浄力試験法 牛脂に指示薬としてスダンIII(赤色色素)を0.1
重量%添加し、この2.5gを磁性の皿(直径25セン
チメートル)に塗布する。これを洗剤3g、水(硬度
3.5°DHの水)27gをしみ込ませたスポンジを用
いて、40°Cでこすり洗いし、もはや皿より牛脂がき
れいにとれなくなるまで洗浄できた皿の枚数をもって表
す。 (2)起泡力試験法 洗浄剤組成物の1重量%水溶液に汚れ成分として市販の
バターを1重量%添加したときの起泡を測定する。測定
方法は、直径5センチメートル×高さ12センチメート
ルのガラス製円筒容器に、バターを添加した上記洗剤溶
液40ミリリットルを入れ、10分間回転攪拌を行い、
停止直後の泡高さ(mm)を測定する。 (3)手荒れ性試験法 各試料につき、男女各5名、合計10名のパネルを用
い、左右どちらかの一方の手を、洗浄剤組成物濃度5
%、温度40度Cの水溶液に、他方の手を同温度の水
に、10分間侵漬する操作を1日当たり2回、5日間続
けて行い、左右の手の肌荒れ状態の差を肉眼で判定し、
以下の判定基準による平均点で示した。 肌荒れ状態がまったく認められない────────0 ほんのかすかに肌荒れ状態が認められる──────1 肌荒れ状態が顕著に認められる──────────2 (4)酵素阻害性試験 界面活性剤のタンパク質変性作用の尺度として酸性ホス
ファターゼに対する酵素活性阻害作用を測定した。測定
方法は、油化学,第25巻、第1号、24〜30頁(1
976年)に準拠して行った。この方法によれば、酵素
阻害率の低いものほど、タンパク質変性作用が低いと言
える。
【0031】表に本発明の洗浄剤組成物(試験試料)の
組成を示す。ここに示す配合物は次のものを示す。 (1)配合される(A)成分の1鎖1極性基型陰イオン
界面活性剤 A1:ポリオキシエチレン(平均付加モル数5)アルキ
ル(C12)エーテル酢酸ナトリウム A2:一般式(1)においてR:C1123、nが3、m
が0、MがH、ZがHのアミドエーテルカルボン酸 A3:N−ラウロイルグリシンナトリウム A4:ドデシル硫酸ナトリウム A5:ポリオキシエチレン(平均付加モル数3)ドデシ
ルエーテル硫酸ナトリウム A6:α−オレフィン(C12〜14)スルホン酸ナト
リウム A7:ラウリン酸ナトリウム A8:N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム A9:N−ラウロイル−N−メチルタウリンナトリウム A10:一般式(1)において、R:C1123、nは
2、mは0、MがNaイオン、ZがHのアミドエーテル
カルボン酸ナトリウム (2)配合される(B)成分としてのイミダゾリン系両
性界面活性剤 B1:イミダゾリン系両性界面活性剤〔一般式(4)に
おいて、R1 CO:ヤシ油脂肪酸残基、R3 :H、
5 :−CH2 COONa〕 (3)配合される(C)成分としての2鎖2極性基含有
陰イオン界面活性剤 C1:N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−N,
N’−ジ(スルホン酸ナトリウム) C2:N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム) (4)配合される(D)成分のグリセリン又はグリセリ
ルエーテル D1:ドデシルグリセリルエーテル D2:グリセリン (5)配合される(E)成分のポリオキシエチレンアル
キルエーテル E1:ポリオキシエチレン(平均付加モル数15)−2
−ヘキシルデシルエーテル E2:ラウリン酸ジエタノールアミド
【0032】実施例1〜19、比較例1〜9 表1、2、3に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、上記
の評価方法に従って評価した。その結果を表1、2、3
に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】この結果からわかるように、本発明の洗浄
剤組成物は、手肌に対するマイルド性、洗浄力、起泡性
の点ですぐれている。また、洗浄後の泡切れの点を調べ
た結果、本発明の洗浄剤組成物は対照品よりもかなり良
好な特性を有していた。
【0037】
【発明の効果】以上記載の如く、本発明は手肌に対する
マイルド性を損なわず、良好な洗浄力と起泡力を有し、
泡の洗い落ち(泡切れ)にすぐれた洗浄剤組成物を提供
することは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 1:04 1:28 1:88)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)成分としてアルキル(C8〜C1
    4)硫酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜
    10)アルキル(C8〜C14)エーテル硫酸塩、α−
    オレフィン(C8〜C18)スルホン酸塩、ポリオキシ
    エチレン(平均付加モル数1〜10)アルキル(C8〜
    C14)エーテル酢酸塩、アルキル(C8〜C14)グ
    リセリルエーテル硫酸塩、α−スルホ脂肪酸(C8〜C
    16)塩、脂肪酸塩(C8〜C14)、N−アシル(C
    8〜C14)グルタミン酸塩、N−アシル(C8〜C1
    4)グリシン塩、N−アシル(C8〜C14)−N−メ
    チルタウリン塩、下記(化1)の一般式(1) 【化1】 (式中、Rは炭素数5〜21の直鎖又はアルキル基、ア
    ルケニル基を示し、n及びmはそれぞれ1≦n+m≦2
    0を満足する0〜20の平均重合度を示し、Zは 【化2】 【化3】 水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、k及び
    jはそれぞれ0≦k+j≦20を満足する0〜20の平
    均重合度を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金
    属、アンモニウム、アルカノールアンモニウムを示
    す。)で表されるアミドエーテルカルボン酸塩の1鎖1
    極性基型陰イオン界面活性剤の群から選択される1種又
    は2種以上と、(B)成分としてイミダゾリン系両性界
    面活性剤を(A)+(B)の総量が2〜50重量%、
    (A)/(B)の重量比が20/1〜1/2となるよう
    に含む洗浄剤組成物に、(C)成分として下記(化4)
    の一般式(2) 【化4】 (式中、2個のRは同一又は異なって、それぞれヒドロ
    キシル基が置換していてもよい直鎖もしくは分岐鎖の炭
    素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基を示し、A
    はヒドロキシル基、カルボキシル基が置換してもよい直
    鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜6のアルキレン基を示
    し、Yはカルボキシル基、スルホン基、硫酸エステル基
    又はそれらの塩を示す。)で表される2アミド基長鎖2
    極性型陰イオン界面活性剤を(C)/〔(A)+
    (B)〕の重量比が1/25〜1/1となるように含有
    せしめたことを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 上記(A)成分の1鎖1極性基型陰イオ
    ン界面活性剤の群から選択される1種又は2種以上のも
    のが、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩及び
    /又は上記(化1)の一般式(1)で表されるアミドエ
    ーテルカルボン酸塩であることを特徴とする請求項1記
    載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 上記(B)成分のイミダゾリン系両性界
    面活性剤が次式〜で示される化合物から選択される
    1種又は2種以上であることを特徴する請求項1又は2
    記載の洗浄剤組成物。 下記一般式(3) 【化5】 〔式中、R1 は炭素数7〜21の直鎖もしくは分岐鎖の
    アルキル基、又はアルケニル基を、R2 は−CH2 CO
    OM、又は−CH2 CH2 COOM(Mは水素又はアル
    カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アン
    モニウムからなる群から選ばれる水溶性塩を形成する陽
    イオンを示す。)を、R3 は水素、−CH2 COOM、
    又は−CH2 CH2 COOM(Mは前記と同じ)を示
    す〕で表される3級アミド型イミダゾリン系両性界面活
    性剤。 下記一般式(4) 【化6】 〔式中、R4 は水素、−CH2 COOM、又は−CH2
    CH2 COOM(Mは前記と同じ)を、R1 、R3 は前
    記と同じ〕で表される2級アミド型イミダゾリン系両性
    界面活性剤。 下記一般式(5) 【化7】 〔式中、R5 は炭素数6〜20の直鎖もしくは分岐鎖の
    アルキル基又はアルケニル基を、R6 は水素又は−C2
    4 OHを、R7 は−C2 4 OH、−C2 4 OC2
    4 COOM又は−C2 4 COOM(Mは前記と同
    じ)を、R8 は水素又は−C2 4 COOM(Mは前記
    と同じ)を示す〕で表されるα位付加型イミダゾリン系
    両性界面活性剤。
  4. 【請求項4】 (D)成分として下記(化8)の一般式
    (6) 【化8】 〔式中、Rは水素原子、−(CH2 CH2 O)p CH2
    COOM又は−(CH2 CH2 O)q Hを示し、同一分
    子中の3つのRはそれぞれ同一でも異なってもよい。
    (ここで、p及びqは同一でも異なってもよく、それぞ
    れ1〜20の数を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、
    アルカリ土類金属、アンモニウム、又はアルカノールア
    ミンを示す。)で表されるグリセリン又はグリセリルエ
    ーテルを配合することを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 さらに、(E)成分としてポリオキシエ
    チレン(平均付加モル数2〜15)アルキル又はアルケ
    ニル(炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖)エーテル、脂
    肪酸アルカノールアミド、糖系界面活性剤を含有せしめ
    たことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の洗浄
    剤組成物。
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