JPH1060431A - 遅延性生石灰、その製造法、及び土質改良剤 - Google Patents
遅延性生石灰、その製造法、及び土質改良剤Info
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- JPH1060431A JPH1060431A JP8242645A JP24264596A JPH1060431A JP H1060431 A JPH1060431 A JP H1060431A JP 8242645 A JP8242645 A JP 8242645A JP 24264596 A JP24264596 A JP 24264596A JP H1060431 A JPH1060431 A JP H1060431A
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Abstract
水和反応遅延性が高く、一方で所定時間の経過後には、
高い圧縮強度を示し、土壌汚染の原因となりにくいす遅
延性生石灰、そしてそれを利用する土質改良剤を提供す
ること。 【解決手段】 生石灰表面が部分的に露出されている状
態で脂肪酸もしくはその誘導体(油脂など)によって被
覆された粉末状もしくは粒子状の遅延性生石灰、および
その遅延性生石灰を主成分として含む土質改良剤。この
土質改良剤は、フィブリル化された、ポリテトラフルオ
ロエチレンを含んでいても良い。
Description
灰、その製造法、そしてその遅延性生石灰を利用する土
質改良剤に関する。
改良の目的で土壌に混合する技術は従来より知られてい
る。このうち、消石灰は、我が国に多い高含水比粘土類
の土質改良には余り有効でないため、我が国では土質改
良の目的で、生石灰が多く用いられている。生石灰を用
いる代表的な土質改良操作は、改良対象の土壌を一旦別
の場所あるいは混合装置に移し、これに少量の生石灰を
添加混合し後、その混合物を改めて土壌を埋め戻す方法
である。この操作において重要なことは、土壌と生石灰
の混合中には生石灰の反応が殆ど進行することなく、一
方、混合土壌を埋め戻した後には、生石灰の反応が速や
かに進行し、比較的短時間のうちに、土壌が高い圧縮強
度を示すようになることである。
が高い。このため、上記の操作により土壌と生石灰とを
混合すると、その生石灰と土壌中の水が速やかに反応
(水和反応)するため、混合中に土壌の硬化が進行し易
いという問題がある。このような土壌と生石灰との早す
ぎる水和反応(消化)を防止するための方法は既にいく
つか提案されている。例えば、特開昭49−40299
号公報、そして特開昭51−29397号公報に記載の
発明では、重油、アスファルト、タール、ピッチ、ポリ
エチレンワックス、パラフィン、トルエン、脂肪酸、ポ
リビニールアルコール等の被覆形成物中に、塊状、粒
状、粉状、または造粒生石灰を浸漬させて、その被覆形
成物を生石灰内部に浸透させるか、表面皮膜を作るなど
の方法により、生石灰の水和反応の遅延化を図ってい
る。
は、ホスホノアルカンカルボン酸、ホスホノアルケンカ
ルボン酸、それらの塩、糖りん酸およびその塩のうちの
少なくとも一種を主剤とする生石灰の消化遅延剤が記載
されている。さらに、特開昭57−119851号公報
には、水溶性ないし水分散性のリン酸エステルを酸化カ
ルシウムや酸化マグネシウムの水和反応の遅延剤として
用いることの記載がある。
覆方法によった遅延化生石灰は、その水和反応の遅延化
作用は優れているが、内部の生石灰が土壌中の水分と接
触しにくいため、相当時間経過後も充分な水和反応が起
こりにくく、従って、土壌として埋め戻した後も充分な
圧縮強度が発現しにくいという問題がある。また、被覆
剤として重油やアスファルト、パラフィンワックスなど
の鉱物性疎水材料を用いた場合には、それらの被覆剤が
土壌中に長期間残留するため、土壌の汚染につながりや
すいという問題もある。あるいは、ホスホノアルカンカ
ルボン酸などの被覆剤は、改めて合成する必要があるた
め、土壌処理コストの上昇に結び付くという問題もあ
る。
る遅延性生石灰よりも、製造が容易で、水和反応遅延性
が高く、一方で所定時間の経過後には、高い圧縮強度を
示す遅延性生石灰を提供することを主な目的とする。
合、その土壌中に長期間残留することなく、容易に分解
する材料で処理された土質改良剤として有用性の高い遅
延性生石灰を提供することを目的とする。さらに、本発
明は、土壌に添加混合した場合、その土壌中に残留した
場合でも環境汚染を引き起こしにくい遅延性生石灰を主
成分として含む土質改良剤を提供することも、その目的
とする。
部分的に露出されている状態で脂肪酸もしくはその誘導
体により被覆されてなる粉末状もしくは粒子状の遅延性
生石灰にある。また、本発明は、上記の遅延性生石灰を
主成分とする土質改良剤にもある。
しくは粒子状の生石灰と、その生石灰に対して0.1〜
5重量%の範囲の量の脂肪酸もしくはその誘導体とを混
合した後、その混合物に、含有されている生石灰に対し
て1〜10重量%の範囲の量の水を添加し、この水分含
有混合物を70℃以上の温度で混合する方法により有利
に製造できる。
されている状態で脂肪酸もしくはその誘導体により被覆
されてなる粉末状もしくは粒子状の遅延性生石灰を主成
分とし、その生石灰に対して0.2〜5重量%の範囲の
量のポリテトラフルオロエチレンを含む土質改良剤にも
ある。上記の土質改良剤は、粉末状又は粒子状の生石灰
と、その生石灰に対して0.1〜5重量%の範囲の量の
脂肪酸もしくはその誘導体とを混合した後、その混合物
に、含有されている生石灰に対して1〜10重量%の範
囲の量の水及び生石灰に対して0.2〜5重量%の範囲
の量のポリテトラフルオロエチレンを添加し、この水分
含有混合物を70℃以上の温度で混合する方法を利用し
て有利に製造することができる。
ように、生石灰表面が部分的に露出されている状態で脂
肪酸もしくはその誘導体により被覆されてなる粉末状も
しくは粒子状の遅延性生石灰にあり、そのまま土質改良
剤として用いることができる。また、土壌処理時の発塵
を抑制したい場合には、この遅延性生石灰に少量のポリ
テトラフルオロエチレンを添加混合して土質改良剤とす
ることもできる。
は、従来から土質改良剤として用いられている、平均粒
子径が10mm以下、好ましくは5mm以下、特に1m
m以下の粉末状あるいは粒子状の生石灰を利用すること
ができる。
覆材料は、脂肪酸もしくはその誘導体である。脂肪酸
は、動物もしくは植物から直接、あるいは植物もしくは
動物に含まれる油脂の加水分解などの方法により容易に
得ることができ、自然環境において容易に分解する。こ
のため、土壌処理に用いた場合には、速やかに分解しや
すく、また仮に土壌中に残留していても土壌の汚染を引
き起こしにくい。脂肪酸としては、炭素数8〜22程度
の直鎖もしくは分岐鎖の、飽和もしくは不飽和の脂肪酸
が用いられる。その例としては、ステアリン酸、パルミ
チン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、リノレイン酸など
を挙げることができる。脂肪酸の誘導体としては、脂肪
酸のエスエル、特にトリグリセリド、ジグリセリド、モ
ノグリセリドなどの油脂、そして脂肪酸アミドなどを挙
げることができる。これらの脂肪酸誘導体は、そのもの
自体が動物あるいは植物から取り出されるか、あるいは
それらから容易に製造することができる。それらのなか
でも好ましいのは、大豆油、コーン油、米糠油、ひまし
油などの植物油である。
石灰は、その粒子表面の全面が脂肪酸あるいはその誘導
体に被覆されているのでは無く、生石灰表面が部分的に
露出した状態で部分的に被覆されていることを特徴とす
る。すなわち、このような部分被覆により、生石灰の遅
延性(反応遅延性)を適度なレベルに調整することが可
能となる。例えば、土壌との混合操作が短時間で住むよ
うな場合には、被覆材料を少量として、生石灰の表面露
出量を多くして、比較的早期に水和反応が進行するよう
にすればよく、一方、土壌との混合操作が比較的長時間
かかるような場合には、被覆材料による被覆量を多めに
して、水和反応の進行あるいは開始を遅らせることが可
能となる。ただし、いずれにしても生石灰の露出表面を
有している必要があり、この露出表面の存在のために、
土壌との混合の後に地面に埋め戻した後は、速やかに水
和反応による硬化が進行し、充分な圧縮強度を示すよう
になる。
しくはその誘導体で部分的に被覆した生石灰粒子(ある
いは粉末)を得るためには、従来から利用されている生
石灰粒子の被覆剤もしくは被覆剤溶液への浸漬操作は不
適当である。このため、本発明の遅延性生石灰は、次の
ような方法で製造することが好ましい。
その生石灰に対して0.1〜5重量%(好ましくは、
0.2〜3重量%、さらに好ましくは0.5〜2重量
%)の範囲の量の脂肪酸もしくはその誘導体とをそれぞ
れ秤量し、ついでそれらをよく混合(一次混合)する。
そして、その一次混合物に対して、その中に含有されて
いる生石灰に対して1〜10重量%(好ましくは、2〜
5重量%)の範囲の量の水を添加し、この水分含有混合
物を70℃以上(好ましくは、80〜120℃)の温度
で混合(二次混合)する方法。この二次混合に際しての
少量の水の添加は、生石灰粒子表面と水とを反応(水和
反応)させて水和熱を発生させ、この水和熱により、生
石灰混合物中で脂肪酸もしくはその誘導体の流動性を上
げて、生石灰粒子の表面に均一に点在(あるいは島状に
分布)させることを目的として行なわれる。なお、必要
に応じて補助的な加熱を行なっても良いことは勿論であ
る。生石灰と、脂肪酸もしくはその誘導体との混合は、
例えば、パドル方式、スクリュー方式、あるいは円錐型
スクリュー方式の混合機、または撹拌型混合機などの公
知の混合機を利用して実施することができる。
石灰は、所望により、公知のポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)などの発塵抑制剤を添加して、土質改良
剤としてもよい。すなわち、すなわち、微粒子状の生石
灰粉末は、発塵し易いことから、その発塵を抑制するた
めに上記のポリテトラフルオロエチレンのような発塵抑
制剤を少量添加することが知られており、本発明の遅延
性生石灰を主成分とする土質改良剤においても、そのよ
うな発塵抑制剤を併用することが有利である。特に、ポ
リテトラフルオロエチレンは、その少量を生石灰粉末と
混合した状態で加熱し、フィブリル化させることによっ
て、生石灰粉末の発塵を効果的に抑制することが知られ
ている。従って、本発明においても、ポリテトラフルオ
ロエチレンをフィブリル化して用いることが有利であ
る。そして、本発明の土質改良剤の製造に際しては、二
次混合の前の水の添加時にポリテトラフルオロエチレン
を添加して、生石灰の発熱を利用してポリテトラフルオ
ロエチレンのフィブリル化を起こさせることが好まし
い。ポリテトラフルオロエチレンは、生石灰量に対して
0.2〜5重量%の量で用いることが好ましい。
kgを秤量し、混合機に投入し、次いで4kgのステア
リン酸を添加し、2分間かけて一次混合を行なった。こ
の一次混合物に12kgの水を加えて二次混合した。こ
の二次混合時に水和反応による発熱が見られ、混合物の
温度は約110℃にまで上昇した。この二次混合を5分
間実施して、本発明に従う、表面が1重量%のステアリ
ン酸で部分的に被覆された遅延性生石灰を得た。
以下)400kgを秤量し、混合機に投入し、次いで8
kgのステアリン酸を添加し、2分間かけて一次混合を
行なった。この一次混合物に12kgの水を加えて二次
混合した。この二次混合時に水和反応による発熱が見ら
れ、混合物の温度は約110℃にまで上昇した。この二
次混合を5分間実施して、本発明に従う、表面が2重量
%のステアリン酸で部分的に被覆された遅延性生石灰を
得た。
以下)400kgを秤量し、混合機に投入し、次いで1
6kgのステアリン酸を添加し、2分間かけて一次混合
を行なった。この一次混合物に12kgの水を加えて二
次混合した。この二次混合時に水和反応による発熱が見
られ、混合物の温度は約110℃にまで上昇した。この
二次混合を5分間実施して、本発明に従う、表面が4重
量%のステアリン酸で部分的に被覆された遅延性生石灰
を得た。
以下)400kgを秤量し、混合機に投入し、次いで1
6kgのステアリン酸を添加し、2分間かけて一次混合
を行なった。この一次混合物に12kgの水と0.12
kgのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を加え
て二次混合した。この二次混合時に水和反応による発熱
が見られ、混合物の温度は約110℃にまで上昇した。
この二次混合を5分間実施して、本発明に従う、表面が
4重量%のステアリン酸で部分的に被覆された遅延性生
石灰とフィブリル化したPTFEを含む組成物を得た。
を秤量し、混合機に投入し、次いで25gのステアリン
酸を添加し、2分間かけて一次混合を行なった。この一
次混合物に150gの水を加えて二次混合した。この二
次混合時に水和反応による発熱が見られ、混合物の温度
は約100℃にまで上昇した。この二次混合を5分間実
施して、本発明に従う、表面が0.5重量%のステアリ
ン酸で部分的に被覆された遅延性生石灰を得た。
gを秤量し、混合機に投入し、次いで15gのステアリ
ン酸を添加し、2分間かけて一次混合を行なった。この
一次混合物に300gの水を加えて二次混合した。この
二次混合時において水和反応による発熱が見られ、混合
物の温度は約120℃にまで上昇した。この二次混合を
5分間実施して、本発明に従う、表面が0.15重量%
のステアリン酸で部分的に被覆された遅延性生石灰を得
た。
酸部分被覆処理した生石灰の水和遅延性を、生石灰試料
25gを30℃の水500mL中に懸濁させて測定試料
を調製し、この測定試料の作成後、連続攪拌を続けなが
ら一定時間毎に、4規定塩酸で滴定して、塩酸消費量を
測定し、記録した。 (2)遅延性の評価結果 各生石灰試料の塩酸消費量の測定結果を図1にグラフで
示す。この図1のグラフから、本発明の遅延性生石灰の
遅延挙動は明らかである。
の発現の評価] (1)粘性土 自然含水比120%、湿潤密度1.30kg/Lの自然
土に、未処理生石灰および実施例3で調製したステアリ
ン酸部分被覆生石灰を、それぞれ50kg/m3 、10
0kg/m3 、150kg/m3 添加混合し、直径5c
mのモールドを利用して供試体を作製し、それらを恒温
恒湿室(20℃、80%RH)に7日間保存して、養生
させ、その後、一軸圧縮強度を測定した。その結果を下
記の第1表に示す。
は、無処理生石灰に比較しても、より優れた圧縮強度付
与効果を示すことが分かる。
に、未処理生石灰および実施例4で調製したステアリン
酸部分被覆生石灰を、それぞれ40kg/m3 、80k
g/m3 、120kg/m3 添加混合し、直径15cm
のモールドを利用して供試体を作製し、それらを恒温恒
湿室(20℃、80%RH)に7日間保存して、養生さ
せ、その後、CBR値を測定した。その結果を下記の第
2表に示す。
は、無処理生石灰に比較しても、より優れた圧縮強度付
与効果を示すことが分かる。
以下)400kgを秤量し、混合機に投入し、次いで4
kgの大豆油を添加し、2分間かけて一次混合を行なっ
た。この一次混合物に12kgの水を加えて二次混合し
た。この二次混合時に水和反応による発熱が見られ、混
合物の温度は約110℃にまで上昇した。この二次混合
を5分間実施して、本発明に従う表面が1重量%のステ
アリン酸で部分的に被覆された遅延性生石灰を得た。こ
の実施例7で得られた大豆油処理の遅延性生石灰を、前
記の各種の評価試験に掛けて遅延性と発現する圧縮強度
を測定したところ、同量のステアリン酸処理の場合と同
様な結果が得られた。
面を部分的に被覆処理された生石灰粉末もしくは粒子
は、土壌と混合した場合、優れた遅延性を示し、また処
理後に発現する圧縮強度も、無処理の生石灰使用時より
も高くなる。さらに、本発明の遅延性生石灰の製造に用
いる脂肪酸もしくはその誘導体は土壌中で容易に分解す
る点で有利であり、またそのまま残留した場合でも、土
壌汚染を引き起こしにくい。
である。
Claims (10)
- 【請求項1】 生石灰表面が部分的に露出されている状
態で脂肪酸もしくはその誘導体により被覆されてなる粉
末状もしくは粒子状の遅延性生石灰。 - 【請求項2】 脂肪酸誘導体もしくはその誘導体が脂肪
酸もしくは油脂である請求項1に記載の遅延性生石灰。 - 【請求項3】 脂肪酸誘導体もしくはその誘導体が生石
灰に対して0.1〜5重量%の範囲の量で被覆されてい
る請求項1に記載の遅延性生石灰。 - 【請求項4】 請求項1に記載の遅延性生石灰を主成分
とする土質改良剤。 - 【請求項5】 粉末状もしくは粒子状の生石灰と、その
生石灰に対して0.1〜5重量%の範囲の量の脂肪酸も
しくはその誘導体とを混合した後、その混合物に、含有
されている生石灰に対して1〜10重量%の範囲の量の
水を添加し、この水分含有混合物を70℃以上の温度で
混合することを特徴とする請求項1に記載の遅延性生石
灰の製造法。 - 【請求項6】 生石灰表面が部分的に露出されている状
態で脂肪酸もしくはその誘導体により被覆されてなる粉
末状もしくは粒子状の遅延性生石灰を主成分とし、その
生石灰に対して0.2〜5重量%の範囲の量のポリテト
ラフルオロエチレンを含む土質改良剤。 - 【請求項7】 脂肪酸もしくはその誘導体が脂肪酸もし
くは油脂である請求項6に記載の土質改良剤。 - 【請求項8】 脂肪酸もしくはその誘導体が生石灰に対
して0.1〜5重量%の範囲の量で被覆されている請求
項6に記載の土質改良剤。 - 【請求項9】 ポリテトラフルオロエチレンがフィブリ
ル化されている請求項6に記載の土質改良剤。 - 【請求項10】 粉末状又は粒子状の生石灰と、その生
石灰に対して0.1〜5重量%の範囲の量の脂肪酸もし
くはその誘導体とを混合した後、その混合物に、含有さ
れている生石灰に対して1〜10重量%の範囲の量の水
及び生石灰に対して0.2〜5重量%の範囲の量のポリ
テトラフルオロエチレンを添加し、この水分含有混合物
を70℃以上の温度で混合することを特徴とする請求項
6に記載の土質改良剤の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24264596A JP3756262B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 遅延性生石灰の製造法、及び土質改良剤の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24264596A JP3756262B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 遅延性生石灰の製造法、及び土質改良剤の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1060431A true JPH1060431A (ja) | 1998-03-03 |
JP3756262B2 JP3756262B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=17092137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24264596A Expired - Lifetime JP3756262B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 遅延性生石灰の製造法、及び土質改良剤の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3756262B2 (ja) |
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