JPH1059568A - 紙葉類給送装置 - Google Patents

紙葉類給送装置

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JPH1059568A
JPH1059568A JP21753596A JP21753596A JPH1059568A JP H1059568 A JPH1059568 A JP H1059568A JP 21753596 A JP21753596 A JP 21753596A JP 21753596 A JP21753596 A JP 21753596A JP H1059568 A JPH1059568 A JP H1059568A
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paper sheet
overlap
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JP21753596A
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English (en)
Inventor
Takuro Takayasu
拓朗 高安
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NEC Platforms Ltd
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NEC AccessTechnica Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重ね送り防止ローラの部分的な摩耗を防ぎ、
寿命を延ばすことによって、重ね送りの問題の発生を防
止するような紙葉類給送装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 複数枚の紙葉類11を重ねて収納する紙
葉類収納部12と、紙葉類収納部12内の紙葉類11を
次のステージへ給送する紙葉類給送ローラ13と、紙葉
類給送ローラ13に対向して配置され紙葉類11の重ね
送りを防止する重ね送り防止ローラ14とを備え、紙葉
類給送ローラ13に対する紙葉類11の非接触時に重ね
送り防止ローラ14を回動させるローラ接触面位置調整
機構21を備えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の収納され
た紙葉類を給送するための紙葉類給送装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば実
開平5-4277号公報に記載されたものが提案されている。
図4は、上記の装置を示す図である。図中、符号1はカ
ード類等を複数積層して収容するホッパであり、2はホ
ッパ1からカード等を送り出すための第一のローラであ
り、3は第一のローラ2より回転速度が速く、ホッパ1
から送り出されたカード等を引き出す第二のローラであ
る。また、第一のローラ2と第二のローラ3は、同一の
駆動源であるモータ4によってベルト5を介して駆動さ
れる。
【0003】この装置においては、第一のローラ2の回
転軸2aと、ベルト5との間にワンウェイ機構6を設け
ることにより、第一のローラ2の回転を、第二のローラ
3でカード等を次のステージに給送するまで解除させ、
このことにより、カード等のつまりや連鎖送りを防止し
ている。
【0004】しかしながら、上記の装置は、ホッパ1か
らカード類が二枚重ね送りされた際に対処する方法がな
かったこと、および、装置の構成が複雑となることなど
の問題点があり、特に、重ね送りが生じ易い紙葉類等を
扱おうとする場合には、重ね送りを防止する対策を十全
に施す必要があった。
【0005】そこで、紙葉類の重ね送りの防止、および
装置の構成の簡素化の目的で、図5に示す装置が提案さ
れている。この紙葉類給送装置10は、複数枚の紙葉類
11を重ねて収納する紙葉類収納部12と、紙葉類収納
部12内の紙葉類11を次のステージへ給送する紙葉類
給送ローラ13と、この紙葉類給送ローラ13に対向し
て配置され紙葉類11の重ね送りを防止する重ね送り防
止ローラ14とから構成されている。また、重ね送り防
止ローラ14の回転軸14aは固定されている。
【0006】紙葉類収納部12から紙葉類11が重ね送
りされた際には、重ね送りされた紙葉類11の内、紙葉
類給送ローラ13側に位置する紙葉類11はそのまま次
のステージに給送され、その一方で、重ね送り防止ロー
ラ14側に位置する紙葉類11は、重ね送り防止ローラ
14の回転軸14aが固定されていることから、重ね送
り防止ローラ14との間に生じる摩擦力によって、前記
の紙葉類給送ローラ13側に位置する紙葉類11とは分
離され、引き止められる。このようにして、紙葉類給送
装置10においては、紙葉類11の重ね送りが防止され
ることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】紙葉類給送装置10に
おいては、上記のように紙葉類11の重ね送りを防止す
るために、重ね送り防止ローラ14と紙葉類11との間
にある程度の摩擦力を保っておく必要があり、そのた
め、重ね送り防止ローラ14として硬度を比較的やわら
かくしたゴムローラ等が用いられていた。
【0008】しかし、重ね送り防止ローラ14の硬度を
やわらかくしたために、重ね送り防止ローラ14におけ
る紙葉類11との接触対象部分が紙葉類11との摩擦に
よって摩耗していき、その結果、重ね送り防止ローラ1
4と紙葉類給送ローラ13との間隙が、当初調整されて
いたものよりも大きくなり、紙葉類11の重ね送りが多
発するという問題が発生していた。さらに、重ね送り防
止ローラ14が部分的に摩耗してしまうために、重ね送
り防止ローラ14の寿命部品としての交換周期を短くす
るか、または、重ね送り防止ローラ14の位置を変更し
て、紙葉類給送ローラ13との間隙を再調整を頻繁に行
うかなどの対策が必要とされていた。
【0009】上記事情に鑑み、本発明は、重ね送り防止
ローラの部分的な摩耗を防ぎ、寿命を延ばすことによっ
て、重ね送りの問題の発生を防止するような紙葉類給送
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記課
題を解決するために以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の紙葉類給送装置は、複数枚の紙葉類を重
ねて収納する紙葉類収納部と、該紙葉類収納部内の紙葉
類を次のステージへ給送する紙葉類給送ローラと、該紙
葉類給送ローラに対向して配置され前記紙葉類の重ね送
りを防止する重ね送り防止ローラとを備えてなり、前記
紙葉類給送ローラに対する前記紙葉類の非接触時に前記
重ね送り防止ローラを回動させるローラ接触面位置調整
機構を備えてなることを特徴とする。
【0011】この紙葉類給送装置においては、ローラ接
触面位置調整機構によって、紙葉類給送ローラに紙葉類
が接触していないときに重ね送り防止ローラを回動させ
ることができる。そのため、重ね送り防止ローラを回動
させて、重ね送り防止ローラの紙葉類に対する接触対象
面を変更させることが可能となり、重ね送り防止ローラ
の摩擦による片減りを防止することができる。
【0012】請求項2記載の紙葉類給送装置は、請求項
1記載の紙葉類給送装置であって、前記ローラ接触面位
置調整機構は、前記重ね送り防止ローラを、該重ね送り
防止ローラが支持された回転軸を介して回転駆動する駆
動源と、該回転軸に設けられ、前記紙葉類給送ローラと
前記重ね送り防止ローラとの間に前記紙葉類が給送され
る際に前記紙葉類との摩擦によって前記重ね送り防止ロ
ーラが連れ回りすることを阻止するとともに、該連れ回
り方向と逆方向への前記重ね送り防止ローラの回転を許
容する第一のクラッチと、該回転軸に設けられ、前記紙
葉類と前記重ね送り防止ローラとの間の摩擦力の有無に
より、前記駆動源から前記重ね送り防止ローラに供給さ
れる回転力を遮断、伝達する第二のクラッチとを備えた
構成とされていることを特徴とする。
【0013】この紙葉類給送装置においては、ローラ接
触面位置調整機構に前記第一のクラッチが設けられるこ
とにより、重ね送り防止ローラにおいて、搬送される紙
葉類に引きずられて紙葉類の搬送方向に回転する、いわ
ゆる連れ回りが発生することが防止される。さらに、ロ
ーラ接触面位置調整機構に前記第二のクラッチが設けら
れることにより、紙葉類が重ね送り防止ローラに接触し
ていないときには、前記駆動源から伝達される回転力に
よって重ね送り防止ローラを回動させ、紙葉類に対する
接触面の位置を調整することができ、また、紙葉類が重
ね送り防止ローラに接触しているときには、前記駆動源
からの回転力を遮断し、重ね送り防止ローラが固定され
て紙葉類の重ね送りを防止する機能を果たせるようにす
ることができる。
【0014】請求項3記載の紙葉類給送装置は、請求項
1または2記載の紙葉類給送装置であって、前記紙葉類
給送ローラの駆動源と前記ローラ接触面位置調整機構の
駆動源とが共用の駆動源とされていることを特徴とす
る。紙葉類給送ローラによる紙葉類の給送前後の瞬間に
おいては、紙葉類給送ローラは回動し、かつ、紙葉類と
接触していない状態とされるが、請求項3に係る紙葉類
給送装置によれば、この瞬間に前記ローラ接触面位置調
整機構を駆動し重ね送り防止ローラを回動することがで
き、したがって、紙葉類給送のたびに重ね送り防止ロー
ラの紙葉類に対する接触面の位置の調整を行うことがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態を
模式的に示す紙葉類給送装置10の断面図である。図に
示すように、紙葉類給送装置10は、複数枚の紙葉類1
1を重ねて収納する紙葉類収納部12と、紙葉類収納部
12内の紙葉類11を次のステージへ給送する紙葉類給
送ローラ13と、この紙葉類給送ローラ13に対向して
配置され紙葉類11の重ね送りを防止する重ね送り防止
ローラ14とを備えて構成されている。紙葉類給送ロー
ラ13と重ね送り防止ローラ14との間は、紙葉類11
一枚程度の厚さ分の間隔を保たれたキャップ部15とし
て構成されている。
【0016】紙葉類収納部12には、紙葉類11を紙葉
類給送ローラ13に向けて送出するための紙葉類送出ロ
ーラ16と、くさび形の形状とされた送出孔17と、紙
葉類11と紙葉類送出ローラ16との間に抗力を与える
ための押さえ板18が設けられている。紙葉類送出ロー
ラ16は、その回転軸が図示しない駆動源と連結されて
おり、駆動源から回転力が伝達され、回転駆動すること
が可能とされている。また、紙葉類送出ローラ16と紙
葉類給送ローラ13とはベルト19で連結され、同時に
回動することが可能とされている。また、紙葉類給送ロ
ーラ13の回転軸13aと重ね送り防止ローラ14の回
転軸14aはともにギアボックス20に連結され、これ
らはローラ接触面位置調整機構21を構成している。
【0017】ローラ接触面位置調整機構21における、
ギアボックス20と紙葉類給送ローラ13および重ね送
り防止ローラ14との関係を示したのが、図2である。
図2に示すように、重ね送り防止ローラ14の回転軸1
4aには、第一のクラッチ22と第二のクラッチ23が
介装されている。第一のクラッチ22は一方向のみの回
転を許容し、それとは逆方向の回転を阻止することが可
能なワンウェイクラッチにより構成され、また、第二の
クラッチ23はクラッチ板23a同士の摩擦によって回
転力の伝達を行う摩擦クラッチによって構成されてい
る。
【0018】紙葉類給送ローラ13の回転駆動は、ギア
ボックス20によって回転数が落とされた後、第二のク
ラッチ23を介して第一のクラッチ22に伝えられ、重
ね送り防止ローラ14に同方向の回転駆動として伝達さ
れる。したがって、紙葉類給送ローラが図1においてA
で示したような方向に回転した場合、重ね送り防止ロー
ラにはA方向の回転力が伝達されることとなる。また、
第一のクラッチ22は、A方向の回転を許容し、それと
は逆方向の回転を阻止するように構成されている。
【0019】以上が本実施の形態の構成であるが、次に
本実施の形態における作用を説明する。紙葉類給送装置
10に収納された紙葉類11は、押さえ板18によって
紙葉類送出ローラ16に対して抗力が与えられており、
このため、紙葉類送出ローラ16を図1においてAで示
したような方向に回転させた際には、紙葉類11は、紙
葉類送出ローラ16との間に生じる摩擦力によって、紙
葉類給送ローラ13に向けて送出されることとなる。ま
た、紙葉類送出ローラ16をA方向に回転させた際に
は、ベルト19によって紙葉類給送ローラ13にも回転
力が伝達され、紙葉類給送ローラ13もまた、A方向に
回転することとなる。
【0020】一方、紙葉類11は、紙葉類収納部12か
ら送出される際に、くさび形状の送出孔17を通過する
こととなるが、このときの送出孔17近傍における紙葉
類11の配置形状は図3に示すようになる。このよう
に、紙葉類11は、紙葉類送出ローラ16によって紙葉
類収納部12から搬出される際には、送出孔17のくさ
び形状に沿って、最下端のものから少しづつ先行した階
段形状とされる。
【0021】このように階段状に並置された紙葉類11
は、この形状を保ったまま紙葉類送出ローラ16によっ
て繰り出され、ギャップ部15に突入する。このとき、
ギャップ部15の間隔は紙葉類11一枚の厚み分しか空
いていないため、紙葉類11のうち最下端に位置するも
ののみが紙葉類給送ローラ13によって次のステージに
給送され、また、最下端のものより上部に位置するもの
は、重ね送り防止ローラ14との働く摩擦力によって、
給送されずギャップ部15にとどまることとなる。また
このとき、重ね送り防止ローラ14は、回転軸14aに
よってその位置が固定されているため、ギャップ部15
に紙葉類11が二枚以上突入した場合には負荷が生じ、
この負荷が抗力となって紙葉類11との間に摩擦力が発
生し、紙葉類11に引きずられて、紙葉類11の給送方
向と同じ方向に回転する、いわゆる連れ回りを起こそう
とするが、回転軸14aに介装された第一のクラッチ2
2が、この方向の回転を阻止することにより、重ね送り
防止ローラ14の連れ回りを防止すると同時に、紙葉類
11の重ね送りを防ぐ機能を果たす。
【0022】さらに、このとき、紙葉類給送ローラ13
が回転することによって、ギアボックス20を介して、
重ね送り防止ローラ14の回転軸14aに回転が伝えら
れることとなるが、ギャップ部15を紙葉類11が通過
するときには、重ね送り防止ローラ14には、紙葉類1
1によって摩擦力が加えられるため、回転軸14aに介
装された第二のクラッチ23が滑ることにより、ギアボ
ックス20から重ね送り防止ローラ14への動力の伝達
が遮断される。したがって、重ね送り防止ローラ14
は、紙葉類11の給送とは逆方向、すなわちA方向にも
回転しない。また、上記のように、重ね送り防止ローラ
14と紙葉類11との間には、摩擦が働くことにより、
重ね送り防止ローラ14は使用されるたびに削られてい
くこととなる。
【0023】その後、紙葉類11の紙葉類給送ローラ1
3による給送が終了したときには、重ね送り防止ローラ
14に対する紙葉類11による負荷がなくなることか
ら、第二のクラッチ23を介して回転力が伝達されるこ
とにより、重ね送り防止ローラ14は、A方向に回転す
る。この回転は、紙葉類11を連続的に給送する場合に
は、次に給送される紙葉類11がギャップ部15に突入
し、紙葉類11によって重ね送り防止ローラ14に負荷
かかかるまでの間のみ行われる。
【0024】このように、本実施の形態においては、紙
葉類11を給送するたびに、紙葉類11が重ね送り防止
ローラ14と接触していない間を利用して、重ね送り防
止ローラ14を若干回転させることができ、このことに
よって、重ね送り防止ローラ14の紙葉類11に対する
接触面の位置を紙葉類11の給送のたびに変更すること
ができる。したがって、重ね送り防止ローラ14はまん
べんなく減っていくことなり、上記従来の技術に示した
もののように片減りを起こすことがなく、結果的に重ね
送り防止ローラ14の部品としての寿命が延びるととも
に、重ね送り防止ローラ14の片減りによって、ギャッ
プ部15の間隔が大きくなり重ね送りが発生するといっ
た危険性が減少する。
【0025】以上において本発明の一実施の形態を示し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでな
く、形態的な変更などが可能である。例えば、上記実施
の形態においては、ローラ接触面位置調整機構21は、
ギアボックス20、第一のクラッチ22、第二のクラッ
チ23などを用いた機械的手段によって構成されている
が、そのかわりに電気的な手段によって、ローラ接触面
位置調整機構21における回転の制御を行うようにして
もよい。また、本発明は、紙葉類11の給送を主目的と
しているが、本発明の紙葉類給送装置をカード類の給送
に用いるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙葉類給
送装置によれば以下のような効果が得られる。すなわ
ち、請求項1に係る紙葉類給送装置は、紙葉類収納部
と、紙葉類給送ローラと、紙葉類給送ローラに対向して
配置された重ね送り防止ローラとを備えた構成とされて
おり、さらに、紙葉類給送ローラに対する紙葉類の非接
触時に重ね送り防止ローラを回動させるローラ接触面位
置調整機構を備えた構成とされている。このため、ロー
ラ接触面位置調整機構によって、紙葉類給送ローラに紙
葉類が接触していないときに重ね送り防止ローラを回動
させ、重ね送り防止ローラを回動させて、重ね送り防止
ローラの紙葉類に対する接触対象面を変更させることが
可能となり、重ね送り防止ローラの摩擦による片減りを
防止することができる。また、その結果、重ね送り防止
ローラの部品としての寿命を延ばすことが可能とされる
とともに、重ね送り防止ローラの片減りによって、紙葉
類給送ローラとの間の間隔が大きくなり重ね送りが発生
するといった危険性を減少させることができる。また、
請求項2に係る紙葉類給送装置は、ローラ接触面位置調
整機構が、重ね送り防止ローラを回転駆動させる駆動源
と、重ね送り防止ローラの回転軸に設けられた第一のク
ラッチおよび第二のクラッチとを備えた構成とされてい
る。このとき、第一のクラッチによって、重ね送り防止
ローラが搬送される紙葉類に引きずられて紙葉類の搬送
方向に連れ回りすることが防止され、また、第二のクラ
ッチによって、紙葉類の重ね送り防止ローラに対する接
触時には、駆動源から伝達される回転力によって重ね送
り防止ローラを回動させ、紙葉類に対する接触面の位置
を調整することができ、さらに、紙葉類が重ね送り防止
ローラに対して接触していないときには、駆動源からの
回転力を遮断し、重ね送り防止ローラが固定され、紙葉
類の重ね送りを防止する機能を果たすことが可能とされ
る。このように請求項2に係る発明は、機械的な手段に
よって請求項1の発明を実現するのに好適なものであ
る。さらに、請求項3に係る紙葉類給送装置によれば、
紙葉類給送ローラの駆動源とローラ接触面位置調整機構
の駆動源とが共用の駆動源とされることにより、紙葉類
給送ローラの回動時に、ローラ接触面位置調整機構を駆
動させることができ、特に紙葉類給送ローラによる紙葉
類の給送時の前後における紙葉類の非接触時に重ね送り
防止ローラの紙葉類に対する接触面の位置の調整を行う
ことができる。このため、紙葉類給送のつど、重ね送り
防止ローラの紙葉類に対する接触面を変更することがで
き、重ね送り防止ローラの片減りの防止および寿命の長
期化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す紙葉類給送装置
の断面図である。
【図2】 図1に示した紙葉類給送装置におけるローラ
接触面位置調整機構を拡大して示した図である。
【図3】 図1に示した紙葉類給送装置における送出孔
の近傍を拡大して示した断面図である。
【図4】 本発明の従来の技術を示す装置の断面図であ
る。
【図5】 本発明の他の従来技術を示す装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 紙葉類給送装置 11 紙葉類 12 紙葉類収納部 13 紙葉類給送ローラ 14 重ね送り防止ローラ 21 ローラ接触面位置調整機構 22 第一のクラッチ 23 第二のクラッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の紙葉類を重ねて収納する紙葉類
    収納部と、該紙葉類収納部内の紙葉類を次のステージへ
    給送する紙葉類給送ローラと、該紙葉類給送ローラに対
    向して配置され前記紙葉類の重ね送りを防止する重ね送
    り防止ローラとを備えてなり、 前記紙葉類給送ローラに対する前記紙葉類の非接触時に
    前記重ね送り防止ローラを回動させるローラ接触面位置
    調整機構を備えてなることを特徴とする紙葉類給送装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙葉類給送装置であっ
    て、 前記ローラ接触面位置調整機構は、前記重ね送り防止ロ
    ーラを、該重ね送り防止ローラが支持された回転軸を介
    して回転駆動する駆動源と、該回転軸に設けられ、前記
    紙葉類給送ローラと前記重ね送り防止ローラとの間に前
    記紙葉類が給送される際に前記紙葉類との摩擦によって
    前記重ね送り防止ローラが連れ回りすることを阻止する
    とともに、該連れ回り方向と逆方向への前記重ね送り防
    止ローラの回転を許容する第一のクラッチと、該回転軸
    に設けられ、前記紙葉類と前記重ね送り防止ローラとの
    間の摩擦力の有無により、前記駆動源から前記重ね送り
    防止ローラに供給される回転力を遮断、伝達する第二の
    クラッチとを備えた構成とされていることを特徴とする
    紙葉類給送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の紙葉類給送装置
    であって、前記紙葉類給送ローラの駆動源と前記ローラ
    接触面位置調整機構の駆動源とが共用の駆動源とされて
    いることを特徴とする紙葉類給送装置。
JP21753596A 1996-08-19 1996-08-19 紙葉類給送装置 Pending JPH1059568A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7762425B2 (en) 2002-12-17 2010-07-27 Tokyo Electron Limited Vacuum container apparatus used for manufacturing semiconductor devices and lid apparatus for same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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