JPH1058847A - 熱転写受像シート用ポリエステル系フィルムおよび熱転写受像シート - Google Patents

熱転写受像シート用ポリエステル系フィルムおよび熱転写受像シート

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JPH1058847A
JPH1058847A JP8223375A JP22337596A JPH1058847A JP H1058847 A JPH1058847 A JP H1058847A JP 8223375 A JP8223375 A JP 8223375A JP 22337596 A JP22337596 A JP 22337596A JP H1058847 A JPH1058847 A JP H1058847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面平滑性に優れ、十分な画像濃度が得ら
れ、かつ耐折れシワ性に優れた熱転写受像シート用ポリ
エステル系フィルムおよび熱転写受像シートを提供す
る。 【解決手段】 ポリエステルに該ポリエステルに非相溶
の熱可塑性樹脂を少なくとも1種以上混合した重合体混
合物を2軸延伸・熱処理することによって得られる見か
け比重が 0.7〜1.3 の微細空洞含有ポリエステル系フィ
ルムであって、微細空洞含有層(A層)の少なくとも片
面に無機微粒子を大量に含有するポリエステル層(B
層)が接合されてなり、B層中の無機微粒子濃度が20重
量%以上であり、B層の厚みが1〜20μmかつフィルム
全体厚みの30%未満とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写受像シート
用ポリエステル系フィルムおよび熱転写受像シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写受像シートとしては、天然
紙もしくは天然紙の表面に記録層を形成したものが知ら
れている。しかしこの方法では、表面平滑性が不十分な
ものしか得られない。これに対し、受像シートの平滑性
を向上させるため、薄手のポリプロピレン系合成紙と天
然紙とを貼り合わせたものや、厚手のポリプロピレン系
合成紙を基材として用い、これらの表面に記録層を設け
たものが広く用いられている。これは、ポリプロピレン
系合成紙では、天然紙では得られない表面平滑性を有し
ており、かつ適度なクッション性も併せ持っているから
である。そして、適度なクッション性を有していること
により、熱転写時の加熱ヘッド/転写リボン/受像シー
ト間で均一かつ十分な接触ができるようになり、均一か
つ高濃度の印刷物が得られるようになる。しかし、ポリ
プロピレン系合成紙を基材として用いた場合には、ポリ
プロピレン系合成紙が極めて塑性変形しやすく、かつ可
撓性に乏しいため、受像紙を軽くたわませただけで表面
に折れシワが入り、印刷物の品位を著しく損なってしま
うという重大な欠点があった。
【0003】これに対し、ポリプロピレン系合成紙の代
わりにポリエステル系空洞含有フィルムを用いる方法も
提案されている。しかし、ポリエステル系空洞含有フィ
ルムは、一般にポリプロピレン系合成紙よりも剛性が大
きく、クッション性が不十分である。従って、ポリエス
テル系空洞含有フィルムを用いてポリプロピレン系合成
紙を用いた場合と同等の画像濃度を得るためには、クッ
ション性を確保するために空洞含有率をポリプロピレン
系合成紙の空洞含有率より高めなければならない。その
結果、空洞の大きさが著しく大きくなって、表面の平滑
性が損なわれたり、表面に容易に折れシワが生じやすく
なるという本末転倒の結果となってしまう。更に、空洞
含有率を大きくした場合には、製造安定性が著しく不良
となるため、工業スケールで安定してこれを製造する事
は極めて困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の欠点すなわち、表面平滑性に優れ、十分な画像濃度
が得られ、かつ耐折れシワ性に優れた受像シートが得ら
れないという問題を解決せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
に該ポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂を少なくとも
1種以上混合した重合体混合物を2軸延伸・熱処理する
ことによって得られる見かけ比重が 0.7〜1.3 の微細空
洞含有ポリエステル系フィルムであって、微細空洞含有
層(A層)の少なくとも片面に無機微粒子を大量に含有
するポリエステル層(B層)が接合されてなり、B層中
の無機微粒子濃度が20重量%以上であり、B層の厚みが
1〜20μmかつフィルム全体厚みの30%未満であること
を特徴とする熱転写受像シート用ポリエステル系フィル
ムである。
【0006】本発明におけるポリエステルとは、テレフ
タル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸のごと
き芳香族ジカルボン酸又はそのエステルとエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、1、4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコールのごときグリコールとを重
縮合させて製造されるポリエステルである。これらのポ
リエステルは芳香族ジカルボン酸とグリコールとを直接
反応させる方法のほか、芳香族ジカルボン酸のアルキル
エステルとグリコールとをエステル交換反応させた後重
縮合させるか、あるいは芳香族ジカルボン酸のジグリコ
ールエステルを重縮合させるなどの方法によって製造す
ることができる。かかるポリエステルの代表例としては
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンブチレンテ
レフタレートあるいはポリエチレン−2、6−ナフタレ
ートなどが挙げられる。このポリエステルはホモポリマ
ーであってもよく、第三成分を共重合したものであって
も良い。いずれにしても本発明においては、エチレンテ
レフタレート単位、ブチレンテレフタレート単位あるい
はエチレン−2、6−ナフタレート単位が70モル%以
上、好ましくは80モル%以上、更に好ましくは90モ
ル%以上であるポリエステルが好ましい。
【0007】本発明の微細空洞含有層(A層)に用いら
れるポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂は任意であ
り、ポリエステルに非相溶性のものであれば特に制限さ
れるものではない。具体的には、ポリスチレン系樹脂、
ポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスルホン系樹脂、セルロース系樹脂
などがあげられる。特にポリスチレン系樹脂あるいはポ
リメチルペンテン、ポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン系樹脂が好んで用いられる。
【0008】ただし、A層中に含まれるポリエステルに
非相溶の熱可塑性樹脂としてより好ましいものとして
は、例えば以下のものが挙げられる。すなわち、ポリエ
ステルに非相溶の熱可塑性樹脂として少なくともポリス
チレン系樹脂および環状オレフィン−エチレン共重合体
系樹脂を含み、ポリスチレン系樹脂と環状オレフィン−
エチレン共重合体系樹脂との混合割合が2対8〜8対2
体積比である場合、およびポリエステルに非相溶の熱可
塑性樹脂として少なくともポリスチレン系樹脂および環
状オレフィン−エチレン共重合体系樹脂およびそれ以外
のポリオレフィン系樹脂(C)を含み、ポリスチレン系
樹脂と環状オレフィン−エチレン共重合体系樹脂との混
合割合が2対8〜8対2体積比であり、かつポリスチレ
ン系樹脂とポリオレフィン系樹脂(C)との混合割合が
2対8〜8対2体積比である場合があげられる。そし
て、これらの樹脂組成を満足することにより、良好な耐
折れシワ性を維持しつつ、微細空洞含有率を高めてクッ
ション性を向上させることが可能となる。つまり、より
高度なレベルで、本発明の効果すなわち表面平滑性、画
像濃度、耐折れシワ性を得る事が可能となるのである。
【0009】そして、上記の構成比率よりもポリスチレ
ン系樹脂の比率が大きい場合には、フィルムのクッショ
ン性が不十分となり、十分な画像濃度を得ることが困難
となる。逆に、上記の構成比率よりもポリスチレン系樹
脂の比率が小さい場合には、耐折れシワ性が不十分なも
のとなりやすく、また表面平滑性も損なわれる傾向にあ
る。
【0010】また、上記のポリオレフィン系樹脂(C)
例えばポリプロピレンあるいはポリメチルペンテン等の
樹脂を併用添加した場合には、フィルムの製造工程での
ハンドリング性の向上効果が得られる。そのため、工業
的に本発明の熱転写受像シート用ポリエステル系フィル
ムを安定して製造するためには、上記のポリオレフィン
系樹脂(C)の併用添加が好ましい。
【0011】これらの非相溶樹脂のポリエステルに対す
る混合量は、目的とする空洞の量によって異なってくる
が、全体に対して6重量%〜30重量%が好ましく、特
に8〜20重量%が好ましい。6重量%未満では、空洞
の生成量を多くすることに限界があり、目的の画像濃度
が得られない。逆に、30重量%以上では、フィルムの
延伸性が著しく損なわれ、また耐熱性や強度、腰の強さ
が損なわれるため好ましくない。
【0012】また、フィルム中には、隠蔽性等を向上さ
せるため、ポリエステル中あるいは非相溶樹脂中に無機
または有機の粒子を必要に応じて添加してもよい。添加
可能な粒子としては、シリカ、カオリナイト、タルク、
炭酸カルシウム、ゼイライト、アルミナ、硫酸バリウ
ム、カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化チタン、硫化亜
鉛、有機白色顔料等が例示されるが特に限定されるもの
ではない。
【0013】本発明の熱転写受像シート用ポリエステル
系フィルムは、フィルム全体として、見掛け比重が 0.7
〜1.3 の範囲であることを要する。そして、見かけ比重
が1.3 を超える場合にはそのクッション性が不十分とな
り、熱転写印刷時に十分な画像濃度が得られない。逆に
見かけ比重が0.7 に満たない場合には、十分な画像濃度
は得られるものの、表面に容易に折れシワが入るように
なり、また表面平滑性も損なわれる。
【0014】本発明の熱転写受像シート用ポリエステル
系フィルムは、微細空洞含有層(A層)の少なくとも片
面に無機微粒子を大量に含有するポリエステル層(B
層)が接合されていることを要する。これは、本発明の
最も重要な用件である。すなわち、従来技術において
は、微細空洞含有層の表面にポリエステル層を形成した
場合には、熱転写印刷時の画像濃度が低下する事はあっ
ても向上することはないというのが一般的な認識であっ
た。ところが、本発明らは、B層中に無機微粒子を大量
に含有させることにより、通常では考えられない効果、
すなわち熱転写印刷時の画像濃度が著しく向上するとい
う事実を見出し、本発明に至ったものである。本発明で
は、このB層の効果により、熱転写受像シート表面に折
れシワを生じさせない範囲のクッション性で、十分な熱
転写印刷時の画像濃度が得られるのである。
【0015】そして、熱転写印刷時の画像濃度を有意に
向上させて本発明の目的を達成するためには、B層中に
含まれる無機微粒子の濃度は、20重量%以上でなければ
ならない。これは、B層中に含まれる無機微粒子濃度が
20重量%に満たない場合には、熱転写印刷時の画像濃度
の向上効果は乏しくなるからである。一方、B層中に含
まれる無機微粒子の濃度の上限は、特に制限されるもの
ではなく任意である。ただし、B層をフィルム表面に均
一に形成し、安定した画像濃度の向上効果を得るために
は、その濃度が60重量%以下であることが好ましい。こ
れは、無機微粒子の濃度が60重量%を超えた場合には、
樹脂の流動特性が著しく変化し、B層を微細空洞含有層
に均一に接合することが困難となるからである。
【0016】また、B層の厚みは、1〜20μmかつフィ
ルム全体厚みの30%未満であることを要する。B層の厚
みが1μmに満たない場合には、フィルム表面積あたり
の無機微粒子濃度のバラツキが大きくなるため、画像濃
度にムラが生じ、印刷物がザラついた印象を与える。す
なわち、均一な画像濃度の向上効果を得る事が出来なく
なる。一方、B層厚みが20μmを超える場合には、微細
空洞含有層のクッション効果がB層表面まで到達せず、
熱転写印刷時の画像濃度の向上を達成することが出来な
い。同様に、B層の厚みがフィルム全体厚みの30%を超
える場合にも、フィルム全体のクッション性が不十分な
ものとなり、熱転写印刷時の画像濃度の向上を達成する
ことが出来ない。
【0017】本発明のB層中に添加される無機微粒子
は、特に制限されるものではなく任意である。添加可能
な無機微粒子としては、例えば二酸化チタンや炭酸カル
シウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、二酸化珪素、酸化ア
ルミニウム、タルク、カオリンなどが挙げられる。また
これらの無機粒子は必要に応じて表面処理をしても構わ
ない。その処理剤としては酸化アルミニウム、二酸化珪
素、酸化亜鉛、シリコン系樹脂、シロキサン系樹脂、フ
ッ素系樹脂、シランカップリング剤やチタネートカップ
リング剤、ポリオールやポリビニルピリジンなどが挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0018】中でも、好ましい粒子としては、二酸化チ
タンがあげられる。用いられる二酸化チタンとしては、
ルチル型、アナタース型いずれでもよく、また前記の表
面処理を施したものでもよい。二酸化チタン微粒子が好
ましい理由としては、フィルム表面に効果的に白色度と
光沢を付与できるためである。
【0019】他の好ましい粒子としては、硫化亜鉛があ
げられる。この場合も、前記の表面処理を施したもので
もよい。硫化亜鉛微粒子が好ましい理由としては、やは
りフィルム表面に効果的に白色度と光沢を付与できるた
めである。
【0020】また、A層およびB層には、必要に応じて
着色剤、耐光剤、蛍光剤、帯電防止剤などを添加するこ
とも可能である。
【0021】本発明の熱転写受像シート用ポリエステル
系フィルムの製造方法は任意であり、特に制限されるも
のではないが、例えば以下のようにして製造することが
出来る。
【0022】まず、A層とB層とを接合する方法として
は、例えば、共押出法、ラミネート法、コーティング法
等が挙げられる。そのなかでも、A層とB層の樹脂を別
々の押出機に供給した後、溶融状態で積層して同一のダ
イから押し出す共押出法が最も好ましい。
【0023】こうして得られた未延伸シートは、更に速
度差をもったロール間での延伸(ロール延伸)やクリッ
プに把持して拡げていくことによる延伸(テンター延
伸)や空気圧によって拡げることによる延伸(インフレ
ーション延伸)などによって2軸配向処理される。配向
処理することにより、ポリエステルと非相溶性樹脂との
界面で剥離が生じ、微細空洞が多数発現する。
【0024】未延伸シートを延伸・配向処理する条件
は、空洞の生成と密接に関係する。以下では、最も好ん
で用いられる逐次2軸延伸方法、特に未延伸シートを長
手方向次いで幅方向に延伸する方法を例にとり、延伸・
配向条件を説明する。まず、第1段の縦延伸工程では、
周速が異なる2本あるいは多数本のロール間で延伸す
る。このときの加熱手段としては、加熱ロールを用いる
方法でも非接触の加熱方法を用いる方法でもよく、それ
らを併用してもよい。ただし、非相溶性樹脂界面に空洞
を多数発現させるためには、延伸温度をポリエステルの
2次転移温度Tg+50℃以下で、3〜5倍に延伸する。
次いで1軸延伸フィルムをテンターに導入し、幅方向に
ポリエステルの融点Tm−10℃以下の温度で、2.5 〜5
倍に延伸する。
【0025】このようにして得られた2軸延伸フィルム
に対し、必要に応じて熱処理を施す。熱処理はテンター
中で行うのが好ましく、ポリエステルの融点Tm−50℃
〜Tmの範囲で行うのが好ましい。
【0026】また、本発明の熱転写受像シート用ポリエ
ステル系フィルムは、少なくともそのいずれか一方の表
面に塗布層を有していても構わない。そして、塗布層を
設けることにより、インキやコーティング剤などの塗れ
性や接着性を改良することができる。塗布層を構成する
化合物としては、ポリエステル系樹脂が好ましいが、こ
の他にも、ポリウレタン樹脂、ポリエステルウレタン樹
脂、アクリル系樹脂などの通常のポリエステルフィルム
の接着性を向上させる手段として開示されている化合物
等が適用可能である。
【0027】また塗布層を設ける方法としては、グラビ
アコート方式、キスコート方式、ディップ方式、スプレ
イコート方式、カーテンコート方式、エアナイフコート
方式、ブレードコート方式、リバースロールコート方式
など通常用いられている方法が適用できる。塗布する段
階としては、フィルムの延伸前に塗布する方法、縦延伸
後に塗布する方法、配向処理の終了したフィルム表面に
塗布する方法などのいずれの方法も可能である。
【0028】このようにして得られた熱転写受像シート
用ポリエステル系フィルムは、従来の熱転写受像シート
用フィルムに対し、優れた耐折れシワ性を有しつつ、優
れた表面の平滑性と画像濃度が得られる。
【0029】本発明の熱転写受像シート用ポリエステル
系フィルムを用い、熱転写受像シートを作成するために
は、そのB層上に熱転写インクシートから移行してくる
インクを受容するための記録層を形成すればよい。この
場合、B層上に直接記録層を形成してもよいし、易接着
層や白色度向上層あるいは帯電防止層等の下塗り層を介
して形成してもよい。
【0030】また、本発明の熱転写受像シート用ポリエ
ステル系フィルムを単独で基材として用いてもよいし、
他の基材と複合して用いてもよい。複合可能な他の基材
としては、天然紙、各種合成樹脂フィルム、織布、不織
布等が挙げられるが、これらに制限されるものではな
い。
【0031】また、本発明の熱転写受像シート用ポリエ
ステル系フィルムのB層面とは反対側の面に粘着加工を
施し、熱転写印刷可能な粘着ラベルとして用いてもよ
い。
【0032】
【実施例】次に本発明の実施例および比較例を示す。本
発明に用いる測定・評価方法を以下に示す。
【0033】1)見かけ比重 フィルムを10cm×10cmの正方形に正確に切り出
し、その厚みを50点測定して平均厚みt(単位μm)
を求める。次にサンプルの重量を0.1mgまで測定
し、w(単位g)とする。そして、下式によって見かけ
比重を計算した。 見かけ比重(−)=(w/t)×10000
【0034】2)耐折れシワ性 熱転写受像シートを長さ5cm、幅1cmの短冊状に切
り取り、直径5mmのガラス棒に巻き付け、しごく。そ
の後サンプルを再度伸ばし、実体顕微鏡を用いて表面に
発生した折れシワの状態を観察した。
【0035】3)表面光沢度 日本電色工業社製 VGS−1001DPを用いて、6
0度での反射率を求めた。
【0036】4)画像濃度 A6サイズにカットした熱転写受像シートに対し、市販
の昇華転写インクリボン(株式会社キャラベルデータシ
ステム製昇華転写プリンター用プリントセットP−PS
100に付属)および市販のプリンタ(ボン電気株式会
社製熱転写型ラベルプリンターBLP−323)を用い
て、印字スピード100mm/秒、ヘッド電圧18Vで
印字した。印字パターンには、C(シアン)、M(マジ
ェンタ)、Y(イエロー)、およびそれらを重ね印字し
たK(ブラック)の4色について、各色9mm×9mm
の正方形のベタ文字を7個ずつ(計28個)A6シート
内に配置したパターンを用いた。印字後、マクベス濃度
計(TR−927)を用いて、CMYK各色の反射濃度
を計測し、4色の平均濃度で評価した。
【0037】実施例1 (微細空洞含有ポリエステル系フィルムの作成)A層の
原料として、固有粘度0.62のポリエチレンテレフタ
レート樹脂83.5重量%にメルトフローインデックス
2.0のポリスチレン樹脂(三井東圧株式会社製トーポ
レックス570−57U)4重量%、メルトフローイン
デックス10の環状オレフィン−エチレン共重合体樹脂
(三井石油化学工業株式会社製アペルAPL−601
5)4重量%、メルトフローインデックス1.7のポリ
プロピレン樹脂(三井東圧株式会社製ノーブレンFO−
50F)3.5重量%、更に平均粒径0.3μm(電顕
法)のアナタース型二酸化チタン(富士チタン株式会社
製TA−300)5重量%を混合したものを用いた。こ
のときのポリスチレン樹脂と環状オレフィン−エチレン
共重合体との混合割合は5対5体積比、またポリスチレ
ン樹脂とポリプロピレン樹脂との混合割合は5対5体積
比であった。
【0038】一方、B層の原料としては、固有粘度0.
62のポリエチレンテレフタレート樹脂24.4重量%
に平均粒径0.3μm(電顕法)のアナタース型二酸化
チタン(富士チタン株式会社製TA−300)25重量
%および蛍光増白剤(イーストマン社製OB−1)0.
6重量%を混合したものを用いた。
【0039】これらの原料を、各々別個のベント式2軸
押出機に供給して混練し、共押出ダイを用いてA層とB
層とを積層して押出した。次いで押出し物を静電気的に
冷却回転ドラムに密着固加せしめ、各層の厚みがB/A
=35/310μmの未延伸シートを作成した。引き続
き、得られた未延伸シートを加熱ロールを用いて85℃
に加熱し、ロール間で3.4倍の縦延伸を行った。引き
続きテンターで120℃に加熱して3.8倍に横延伸
し、幅固定して220℃で5秒間の熱処理を施し、更に
220℃で幅方向に4%緩和させることにより、厚み3
8μm(B/A=3/35μm)の微細空洞含有ポリエ
ステル系フィルム(実施例1)を得た。
【0040】(熱転写受像シートの作成)上記の方法で
得られた微細空洞含有ポリエステル系フィルムのB層面
上に、下 記組成の塗工液 水分散性共重合ポリエステル樹脂 : 2 部 水分散性アクリル・スチレン共重合樹脂: 5 部 水分散性イソシアネート系架橋剤 : 0.5部 水 : 67.4部 イソプロピルアルコール : 25 部 界面活性剤 : 0.1部 を乾燥後重量が3g/m2 となるように塗工し、150
℃で30秒間熱処理して記録層を形成した。次いで、記
録層とは反対側の面に、支持体として坪量150g/m
2 の紙をドライラミネーション法により貼り合わせ、熱
転写受像シートを作成した。
【0041】実施例2 A層の原料として、固有粘度0.62のポリエチレンテ
レフタレート樹脂83.8重量%にメルトフローインデ
ックス2.0のポリスチレン樹脂(三井東圧株式会社製
トーポレックス570−57U)4重量%、メルトフロ
ーインデックス10の環状オレフィン−エチレン共重合
体樹脂(三井石油化学工業株式会社製アペルAPL−6
015)4重量%、メルトフローインデックス9のポリ
メチルペンテン樹脂(三井石油化学工業株式会社製TP
X DX−845)3.2重量%、更に平均粒径0.3
μm(電顕法)のアナタース型二酸化チタン(富士チタ
ン株式会社製TA−300)5重量%を混合したものを
用いた。このときのポリスチレン樹脂と環状オレフィン
−エチレン共重合体との混合割合は5対5体積比、また
ポリスチレン樹脂とポリメチルペンテン樹脂との混合割
合は5対5体積比であった。
【0042】一方、B層の原料としては、固有粘度0.
62のポリエチレンテレフタレート樹脂24.6重量%
に平均粒径0.3μm(電顕法)の硫化亜鉛(BASF
社製サクトリスHD−S)25重量%および蛍光増白剤
(イーストマン社製OB−1)0.4重量%を混合した
ものを用いた。これらの原料を用いることおよび各層の
厚み構成が異なること以外は、実施例1と同様の方法
で、厚み125μm(B/A=10/115μm)の微
細空洞含有ポリエステル系フィルム(実施例2)を得
た。次いで、実施例1と全く同じ方法で記録層を形成
し、熱転写受像シートとした。この場合、紙支持体は用
いなかった。
【0043】比較例1 熱転写受像シート用フィルムとして、見かけ比重0.6
のポリプロピレン系合成紙(東洋紡製P−1590 3
9μm)を用いること以外は、実施例1と全く同様の方
法で熱転写受像シート(比較例1)を作成した。
【0044】比較例2 原料として固有粘度0.62のポリエチレンテレフタレ
ート樹脂75重量%にメルトフローインデックス1.7
のポリプロピレン樹脂(三井東圧株式会社製ノーブレン
FO−50F)20重量%、更に平均粒径0.3μm
(電顕法)のアナタース型二酸化チタン(富士チタン株
式会社製TA−300)5重量%を混合したものを用い
単層のフィルムとする事以外は、実施例1と同様の方法
で、厚み38μmの微細空洞含有ポリエステル系フィル
ム(比較例2)、および熱転写受像シートを作成した。
【0045】比較例3 A層の原料として、固有粘度0.62のポリエチレンテ
レフタレート樹脂90重量%にメルトフローインデック
ス2.0のポリスチレン樹脂(三井東圧株式会社製トー
ポレックス570−57U)5重量%、平均粒径0.3
μm(電顕法)のアナタース型二酸化チタン(富士チタ
ン株式会社製TA−300)5重量%を混合したものを
用いた。それ以外は実施例1と同様の方法で、厚み38
μmの微細空洞含有ポリエステル系フィルム(比較例
3)、および熱転写受像シートを作成した。
【0046】比較例4 A層の原料として、固有粘度0.62のポリエチレンテ
レフタレート樹脂74重量%にメルトフローインデック
ス2.0のポリスチレン樹脂(三井東圧株式会社製トー
ポレックス570−57U)1重量%、メルトフローイ
ンデックス10の環状オレフィン-エチレン共重合体樹
脂(三井石油化学工業株式会社製アペルAPL−601
5)10重量%、メルトフローインデックス9のポリメ
チルペンテン樹脂(三井石油化学工業株式会社製TPX
DX−845)10重量%、更に平均粒径0.3μm
(電顕法)のアナタース型二酸化チタン(富士チタン株
式会社製TA−300)5重量%を混合したものを用い
た。このときのポリスチレン樹脂と環状オレフィン−エ
チレン共重合体との混合割合はおよそ1対9体積比、ま
たポリスチレン樹脂とポリメチルペンテン樹脂との混合
割合はおよそ1対12体積比であった。それ以外は実施
例1と同様の方法で、厚み38μmの空洞含有ポリエス
テル系フィルム(比較例4)、および熱転写受像シート
を作成した。
【0047】比較例5 B層の原料として、固有粘度0.62のポリエチレンテ
レフタレート樹脂85重量%に平均粒径0.6μm(電
顕法)の炭酸カルシウム粒子15重量%を混合したもの
を用いた。それ以外は実施例2と同様の方法で、厚み1
25μmの空洞含有ポリエステル系フィルム(比較例
5)、および熱転写受像シートを作成した。
【0048】比較例6 各層の厚み構成が異なること以外は実施例1と同様の方
法で、厚み38μm(B/A=0.5/37.5μm)
の微細空洞含有ポリエステル系フィルム(比較例6)、
および熱転写受像シートを作成した。
【0049】比較例7 各層の厚み構成が異なること以外は比較例3と同様の方
法で、厚み38μm(B/A=13/25μm)の微細
空洞含有ポリエステル系フィルム(比較例7)、および
熱転写受像シートを作成した。
【0050】比較例8 各層の厚み構成が異なること以外は実施例2と同様の方
法で、厚み125μm(B/A=25/100μm)の
微細空洞含有ポリエステル系フィルム(比較例8)、お
よび熱転写受像シートを作成した。
【0051】比較例9 実施例1で得られた微細空洞含有ポリエステル系フィル
ムを用い、フィルムの表裏を逆転させたこと以外は、実
施例1と全く同じ方法で熱転写受像シートを作成した。
すなわち、B層面とは反対側の面に記録層を形成し、B
層面に紙支持体をドライラミネーションした。
【0052】以上の実施例および比較例について、表1
にその特性を示した。
【0053】
【表1】
【0054】表1の測定結果から、以下のように考察す
る事ができる。実施例1および実施例2のフィルムを基
材として用いた熱転写記録シートでは、本発明で規定さ
れる要件を満足しているので、ポリプロピレン系合成紙
を用いた熱転写記録シート(比較例1)と同等あるいは
それ以上の画像濃度が得られており、かつ折れシワ性に
著しく優れており、また表面平滑性も良好であることが
分かる。
【0055】これに対し、B層を有しないポリエステル
系空洞含有フィルム(比較例2)を基材として用いた場
合には、ポリプロピレン系合成紙を用いた熱転写記録シ
ート(比較例1)と同等の画像濃度を得るためにはフィ
ルムの見かけ比重を極端に低下させる(フィルムの空洞
含有率を極端に増大させる)必要が生じ、その結果、耐
折れシワ性と表面平滑性が大きく悪化することが分か
る。
【0056】また、比較例3のフィルムは見かけ比重が
本発明で規定される範囲よりも大きく、画像濃度が不十
分となることが分かった。一方、見かけ比重が本発明で
規定される範囲よりも小さいフィルム(比較例4)を基
材として用いた場合には、耐折れシワ性および表面平滑
性が不十分となることが分かった。更に、B層中に含ま
れる無機微粒子が本発明で規定される範囲よりも少ない
場合(比較例5)には画像濃度が不十分となること、B
層の厚みが本発明で規定される範囲よりも薄い場合(比
較例6)には印刷物の濃度ムラによるザラつきが顕著と
なること、B層の厚みが本発明で規定される範囲よりも
大きい場合(比較例7および比較例8)にも画像濃度が
不十分になろことが分かった。一方、たとえ本発明で規
定される要件を満足しているフィルムを基材として用い
た場合でも、B層面上に記録層を形成しない場合(比較
例9)には、画像濃度が不十分となり、本発明の効果が
発揮されないことが分かった。
【0057】
【発明の効果】本発明の熱転写受像シート用ポリエステ
ル系フィルムは、従来の熱転写受像シート用フィルムに
対し、優れた耐折れシワ性を有しつつ、優れた表面の平
滑性と画像濃度が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:16 B29L 9:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルに該ポリエステルに非相溶
    の熱可塑性樹脂を少なくとも1種以上混合した重合体混
    合物を2軸延伸・熱処理することによって得られる見か
    け比重が 0.7〜1.3 の微細空洞含有ポリエステル系フィ
    ルムであって、微細空洞含有層(A層)の少なくとも片
    面に無機微粒子を大量に含有するポリエステル層(B
    層)が接合されてなり、B層中の無機微粒子濃度が20重
    量%以上であり、B層の厚みが1〜20μmかつフィルム
    全体厚みの30%未満であることを特徴とする熱転写受像
    シート用ポリエステル系フィルム。
  2. 【請求項2】 B層中に添加される無機微粒子が酸化チ
    タン微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の熱
    転写受像シート用ポリエステル系フィルム。
  3. 【請求項3】 B層中に添加される無機微粒子が硫化亜
    鉛微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の熱転
    写受像シート用ポリエステル系フィルム。
  4. 【請求項4】 A層中に含まれるポリエステルに非相溶
    の熱可塑性樹脂として、少なくともポリスチレン系樹脂
    および環状オレフィン−エチレン共重合体系樹脂を含
    み、ポリスチレン系樹脂と環状オレフィン−エチレン共
    重合体系樹脂との混合割合が2対8〜8対2体積比であ
    ることを特徴とする請求項1〜3に記載の熱転写受像シ
    ート用ポリエステル系フィルム。
  5. 【請求項5】 A層中に含まれるポリエステルに非相溶
    の熱可塑性樹脂として、少なくともポリスチレン系樹脂
    および環状オレフィン−エチレン共重合体系樹脂および
    それ以外のポリオレフィン系樹脂(C)を含み、ポリス
    チレン系樹脂と環状オレフィン−エチレン共重合体系樹
    脂との混合割合が2対8〜8対2体積比であり、かつポ
    リスチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂(C)との混
    合割合が2対8〜8対2体積比であることを特徴とする
    請求項1〜3に記載の熱転写受像シート用ポリエステル
    系フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載の熱転写受像シート
    用ポリエステル系フィルムのB層上に熱転写インクシー
    トから移行してくるインクを受容するための記録層を形
    成してなる熱転写受像シート。
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