JP2003048292A - 空洞含有ポリエステル系フィルムおよび熱転写受像シート - Google Patents

空洞含有ポリエステル系フィルムおよび熱転写受像シート

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JP2003048292A JP2002152899A JP2002152899A JP2003048292A JP 2003048292 A JP2003048292 A JP 2003048292A JP 2002152899 A JP2002152899 A JP 2002152899A JP 2002152899 A JP2002152899 A JP 2002152899A JP 2003048292 A JP2003048292 A JP 2003048292A
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Yasushi Sasaki
靖 佐々木
Koji Yamada
浩二 山田
Toshitake Suzuki
利武 鈴木
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリプロピレン系合成紙を用いた場合と同等
の画像濃度が得られ、かつ耐折れシワ性に優れた熱転写
受像シート用に好適な空洞含有ポリエステル系フィルム
及び熱転写受像シートを提供する。 【解決手段】 ポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂に
由来する空洞をフィルム内部に多数含有する空洞含有ポ
リエステル系フィルム(A層)と無機微粒子に由来する
微細空洞をフィルム内部に多数含有する微細空洞含有ポ
リエステル系フィルム(B層)が接合されてなり、B層
中の空洞含有率が20体積%以上、B層の厚みが1〜2
0μmかつフィルム全体厚みの30%未満であり、フィ
ルム全体の見掛け比重が1.3未満であることを特徴と
する空洞含有ポリエステル系フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空洞含有ポリエス
テル系フィルムおよび熱転写受像シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写受像シートとしては、 天
然紙もしくは天然紙の表面に記録層を形成したものが知
られている。しかしこの方法では、表面平滑性が不十分
なものしか得られない。これに対し、受像シートの平滑
性を向上させるため、薄手のポリプロピレン系合成紙と
天然紙とを貼り合わせたものや、厚手のポリプロピレン
系合成紙を基材として用い、これらの表面に記録層を設
けたものが広く用いられている。これは、ポリプロピレ
ン系合成紙では、天然紙では得られない表面平滑性を有
しており、かつ適度なクッション性も併せ持っているか
らである。そして、適度なクッション性を有しているこ
とにより、熱転写時の加熱ヘッド/転写リボン/受像シ
ート間で均一かつ十分な接触ができるようになり、均一
かつ高濃度の印刷物が得られるようになる。しかし、ポ
リプロピレン系合成紙を基材として用いた場合には、ポ
リプロピレン系合成紙が極めて塑性変形しやすく、かつ
可撓性に乏しいため、受像紙を軽くたわませただけで表
面に折れシワが入り、印刷物の品位を著しく損なってし
まうという重大な欠点があった。
【0003】これに対し、ポリプロピレン系合成紙の代
わりにポリエステル系空洞含有フィルムを用いる方法も
提案されている。しかし、ポリエステル系空洞含有フィ
ルムは、一般にポリプロピレン系合成紙よりも剛性が大
きく、クッション性が不十分である。従って、ポリエス
テル系空洞含有フィルムを用いてポリプロピレン系合成
紙を用いた場合と同等の画像濃度を得るためには、クッ
ション性を確保するために空洞含有率をポリプロピレン
系合成紙の空洞含有率より高めなければならない。その
結果、空洞の大きさが著しく大きくなって、表面の平滑
性が損なわれたり、表面に容易に折れシワが生じやすく
なるという本末転倒の結果となってしまう。更に、空洞
含有率を大きくした場合には、製造安定性が著しく不良
となるため、工業スケールで安定してこれを製造する事
は極めて困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解消し、ポリプロピレン系合成紙を
用いた場合と同等の画像濃度が得られ、かつ耐折れシワ
性に優れた熱転写受像シート用に好適な空洞含有ポリエ
ステル系フィルム及び熱転写受像シートを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
に非相溶の熱可塑性樹脂に由来する空洞をフィルム内部
に多数含有する空洞含有ポリエステル系フィルム(A
層)と無機微粒子に由来する微細空洞をフィルム内部に
多数含有する微細空洞含有ポリエステル系フィルム(B
層)が接合されてなり、B層中の空洞含有率が20体積
%以上、B層の厚みが1〜20μmかつフィルム全体厚
みの30%未満であり、フィルム全体の見掛け比重が
1.3未満であることを特徴とする空洞含有ポリエステ
ル系フィルムである。
【0006】本発明におけるポリエステルとは、テレフ
タル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸のごと
き芳香族ジカルボン酸又はそのエステルとエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、1、4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコールのごときグリコールとを重
縮合させて製造されるポリエステルである。これらのポ
リエステルは芳香族ジカルボン酸とグリコールとを直接
反応させる方法のほか、芳香族ジカルボン酸のアルキル
エステルとグリコールとをエステル交換反応させた後重
縮合させるか、あるいは芳香族ジカルボン酸のジグリコ
ールエステルを重縮合させるなどの方法によって製造す
ることができる。かかるポリエステルの代表例としては
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンブチレンテ
レフタレートあるいはポリエチレン−2、6−ナフタレ
ートなどが挙げられる。このポリエステルはホモポリマ
ーであってもよく、第三成分を共重合したものであって
も良い。いずれにしても本発明においては、エチレンテ
レフタレート単位、ブチレンテレフタレート単位あるい
はエチレン−2、6−ナフタレート単位が70モル%以
上、好ましくは80モル%以上、更に好ましくは90モ
ル%以上であるポリエステルが好ましい。
【0007】本発明の微細空洞含有層(A層)に用いら
れるポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂は任意であ
り、ポリエステルに非相溶性のものであれば特に制限さ
れるものではない。具体的には、ポリスチレン系樹脂、
ポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスルホン系樹脂、セルロース系樹脂
などがあげられる。特にポリスチレン系樹脂あるいはポ
リメチルペンテン、ポリプロピレンなどのポリオレフィ
ン系樹脂が好んで用いられる。
【0008】ただし、A層中に含まれるポリエステルに
非相溶の熱可塑性樹脂としてより好ましいものとして
は、例えば以下のものが挙げられる。すなわち、ポリエ
ステルに非相溶の熱可塑性樹脂として、少なくともポリ
スチレン系樹脂とポリメチルペンテン系樹脂およびポリ
プロピレン系樹脂を含有し、ポリスチレン系樹脂の含有
量(a重量%)とポリメチルペンテン系樹脂の含有量
(b重量%)およびポリプロピレン系樹脂の含有量(c
重量%)がフィルム全体に対して、0.01≦a/(b
+c)≦1、c/b≦1、5≦a+b+c≦20なる関
係を満足することが最も好ましい。
【0009】ここで、ポリスチレン系樹脂とは、ポリス
チレン構造を基本構成要素として含む熱可塑性樹脂を指
し、アタクティックポリスチレン、シンジオタクティッ
クポリスチレン、アイソタクティックポリスチレン等の
ホモポリマーの外、その他の成分をグラフトあるいはブ
ロック共重合した改質樹脂、例えば耐衝撃性ポリスチレ
ン樹脂や変性ポリフェニレンエーテル樹脂等、更にはこ
れらのポリスチレン系樹脂と相溶性を有する熱可塑性樹
脂例えばポリフェニレンエーテルとの混合物を含む。
【0010】また、ポリメチルペンテン系樹脂とは、8
0モル%以上、好ましくは90モル%以上が4−メチル
ペンテン−1から誘導される単位を有するポリマーであ
り、他の成分としてはエチレン単位、プロピレン単位、
ブテン−1単位、3−メチルブテン−1等からの誘導単
位が例示される。
【0011】かかるポリメチルペンテンのメルトフロー
レートは200g/10分以下であることが好ましく、
更に好ましくは30g/10分以下である。これは、メ
ルトフローレートが200g/10分を超える場合に
は、フィルムの軽量化効果を得にくくなるからである。
【0012】また、本発明におけるポリプロピレン系樹
脂としては、アイソタクティックポリプロピレン、シン
ジオタクティックポリプロピレン等のホモポリマーの
外、その他の成分をグラフトあるいはブロック共重合し
た改質樹脂も含まれる。
【0013】これらの空洞形成剤すなわちポリエステル
に非相溶な熱可塑性樹脂のポリエステルに対する混合量
は、目的とする空洞の量によって異なってくるが、フィ
ルム全体に対して5〜20重量%の範囲とすることが必
要であり、更に好ましい範囲は8〜16重量%である。
5重量%未満では、空洞の生成量を多くすることに限界
がある。逆に、20重量%以上では、フィルムの延伸性
が著しく損なわれ、また耐熱性や強度、腰の強さが損な
われるため好ましくない。
【0014】また、フィルム中には、隠蔽性等を向上さ
せるため、ポリエステル中あるいは非相溶樹脂中に無機
または有機の粒子を必要に応じて添加してもよい。添加
可能な粒子としては、シリカ、カオリナイト、タルク、
炭酸カルシウム、ゼイライト、アルミナ、硫酸バリウ
ム、カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化チタン、硫化亜
鉛、有機白色顔料等が例示されるが特に限定されるもの
ではない。
【0015】本発明の空洞含有ポリエステル系フィルム
は、A層の少なくとも片面に無機微粒子に由来する微細
空洞をフィルム内部に多数含有する微細空洞含有ポリエ
ステル系フィルム(B層)が接合されていることを要す
る。これは、本発明の最も重要な用件である。すなわ
ち、従来技術においては、微細空洞含有層の表面にポリ
エステル層を形成した場合には、熱転写印刷時の画像濃
度が低下する事はあっても向上することはないというの
が一般的な認識であった。ところが、本発明らは、B層
中に無機微粒子を大量に含有させ、該無機微粒子に由来
する微細空洞をB層中に多数形成させることにより、通
常では考えられない効果、すなわち熱転写印刷時の画像
濃度が飛躍的に向上するという事実を見出し、本発明に
至ったものである。本発明では、このB層の効果によ
り、熱転写受像シート表面に折れシワを生じさせない範
囲のクッション性で、十分な熱転写印刷時の画像濃度が
得られるのである。
【0016】そして、熱転写印刷時の画像濃度を有意に
向上させて本発明の目的を達成するためには、無機微粒
子に由来する空洞をB層に対して20体積%以上形成さ
せる必要がある。逆に、B層中の空洞含有率が20体積
%に満たない場合には、所期の画像濃度向上効果は得ら
れない。
【0017】また、B層中に添加される無機微粒子の平
均粒子径は、1μm未満であることが好ましく、特に好
ましい平均粒子径は 0.1〜0.5μmである。そし
て、この範囲内の平均粒子径を有する無機微粒子に由来
する空洞を形成することにより、光沢および画像の均一
性に優れた熱転写画像を得ることが可能となる。
【0018】一般に、無機粒子に由来する空洞は、粒子
径が大きくなればなるほど容易に形成される。しかし、
平均粒子径が1μm未満の無機微粒子であっても、微粒
子の性状やフィルム積層構造およびフィルムの延伸条件
を最適化することによって、20体積%以上の空洞を形
成することは可能である。
【0019】かかる無機微粒子としては、特に制限され
るものではなく任意であり、例えば二酸化チタンや炭酸
カルシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、二酸化珪素、酸
化アルミニウム、タルク、カオリンなどが挙げられる。
またこれらの無機粒子は必要に応じて表面処理をしても
構わない。その処理剤としては酸化アルミニウム、二酸
化珪素、酸化亜鉛、シリコン系樹脂、シロキサン系樹
脂、フッ素系樹脂、シランカップリング剤やチタネート
カップリング剤、ポリオールやポリビニルピリジンなど
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0020】その中でも特に好ましい粒子としては、酸
化チタン微粒子および硫化亜鉛微粒子が挙げられる。更
に、フィルムにより効果的に隠蔽性を付与出来る観点か
ら、酸化チタン微粒子が最も好んで用いられる。酸化チ
タン微粒子はアナターゼ型、ルチル型の何れでもよい。
また、粒子表面にアルミナやシリカ等の無機処理を施し
てもよいし、シリコン系等の有機処理を施してもよい。
【0021】本発明のB層中に添加される無機微粒子の
濃度は任意であるが、20体積%以上の空洞を形成する
ために、20重量%以上であることが好ましく、より好
ましくは25〜50重量%の範囲である。
【0022】また、B層の厚みは、1〜20μmかつフ
ィルム全体厚みの30%未満であることを要する。B層
の厚みが1μmに満たない場合には、フィルム表面積あ
たりの無機微粒子濃度のバラツキが大きくなるため、画
像濃度にムラが生じ、印刷物がザラついた印象を与え
る。すなわち、均一な画像濃度の向上効果を得る事が出
来なくなる。一方、20μmを超える厚みでB層を形成
しても、画像濃度の向上効果は得られない。
【0023】また、B層厚みがフィルム全体厚みの30
%を超える場合には、フィルム全体の延伸性が著しく低
下し、安定した工業生産が困難となる。本発明では、B
層厚みをフィルム全体厚みの30%未満とすることによ
って、安定した工業生産性と優れた画像濃度を両立する
ことが可能となるのである。
【0024】また、A層およびB層には、必要に応じて
着色剤、耐光剤、蛍光剤、帯電防止剤などを添加するこ
とも可能である。
【0025】更に、本発明の空洞含有ポリエステル系フ
ィルムは、フィルム全体の見掛け比重が1.3未満に軽
量化されていることを要する。そして、見かけ比重が
1.3を超える場合にはフィルム全体のクッション性が
不十分となり、熱転写印刷時に十分な画像濃度が得られ
ない。また、より好ましい見掛け比重は、0.8〜1.
3の範囲である。これは、見かけ比重が0.8に満たな
い場合には、十分な画像濃度は得られるものの、表面に
容易に折れシワが入るようになり、また表面平滑性も損
なわれる傾向にあるからである。
【0026】本発明の空洞含有ポリエステル系フィルム
の製造方法は任意であり、特に制限されるものではない
が、例えば以下のようにして製造することが出来る。
【0027】まず、A層とB層とを接合する方法として
は、例えば、共押出法、ラミネート法、コーティング法
等が挙げられる。そのなかでも、A層とB層の樹脂を別
々の押出機に供給した後、溶融状態で積層して同一のダ
イから押し出す共押出法が最も好ましい。
【0028】こうして得られた未延伸シートは、更に速
度差をもったロール間での延伸(ロール延伸)やクリッ
プに把持して拡げていくことによる延伸(テンター延
伸)や空気圧によって拡げることによる延伸(インフレ
ーション延伸)などによって2軸配向処理される。配向
処理することにより、ポリエステルと非相溶性樹脂との
界面で剥離が生じ、微細空洞が多数発現する。
【0029】未延伸シートを延伸・配向処理する条件
は、空洞の生成と密接に関係する。以下では、最も好ん
で用いられる逐次2軸延伸方法、特に未延伸シートを長
手方向次いで幅方向に延伸する方法を例にとり、延伸・
配向条件を説明する。
【0030】まず、第1段の縦延伸工程は、B層中に微
細な空洞を多数するために最も重要なプロセスである。
縦延伸は、周速が異なる2本あるいは多数本のロール間
で延伸する。このときの加熱手段としては、加熱ロール
を用いる方法でも非接触の加熱方法を用いる方法でもよ
く、それらを併用してもよい。この中で最も好ましい延
伸方法としては、ロール加熱と非接触加熱を併用する方
法があげられる。この場合、まず加熱ロールを用いてフ
ィルムを50℃ポリエステルのガラス転移点以下の温度
に予備加熱し、A層面とB層面とを独立した制御系の赤
外線ヒータで加熱する。このとき、B層面をA層面より
も低温となるように加熱し、フィルム厚み方向に温度分
布を持たせることが重要である。これは、フィルム全体
の加熱をA層側から主体的に行ってフィルムを均一に延
伸するとともに、B層面をより低い温度で延伸して無機
微粒子に由来する空洞を多数形成させるためである。
【0031】次いで、このようにして得られた1軸延伸
フィルムをテンターに導入し、幅方向に 2.5〜5倍
に延伸する。このときの好ましい延伸温度は、100℃
〜200℃である。
【0032】このようにして得られた2軸延伸フィルム
に対し、必要に応じて熱処理を施す。熱処理はテンター
中で行うのが好ましく、ポリエステルの融点Tm−50
℃〜Tmの範囲で行うのが好ましい。
【0033】上記の製造方法で得られた本発明の空洞含
有フィルムは、B層中に十分な微細空洞を含有するとと
もに、その製造安定性も優れている。
【0034】また、本発明の空洞含有ポリエステル系フ
ィルムは、少なくともそのいずれか一方の表面に塗布層
を有していても構わない。そして、塗布層を設けること
により、インキやコーティング剤などの塗れ性や接着性
を改良することができる。塗布層を構成する化合物とし
ては、ポリエステル系樹脂が好ましいが、この他にも、
ポリウレタン樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、アクリ
ル系樹脂などの通常のポリエステルフィルムの接着性を
向上させる手段として開示されている化合物等が適用可
能である。
【0035】また塗布層を設ける方法としては、グラビ
アコート方式、キスコート方式、ディップ方式、スプレ
イコート方式、カーテンコート方式、エアナイフコート
方式、ブレードコート方式、リバースロールコート方式
など通常用いられている方法が適用できる。塗布する段
階としては、フィルムの延伸前に塗布する方法、縦延伸
後に塗布する方法、配向処理の終了したフィルム表面に
塗布する方法などのいずれの方法も可能である。
【0036】このようにして得られた空洞含有ポリエス
テル系フィルムは、従来の熱転写受像シート用フィルム
に対し、優れた耐折れシワ性を有しつつ、優れた表面の
平滑性と画像濃度が得られる。
【0037】本発明の空洞含有ポリエステル系フィルム
を用い、熱転写受像シートを作成するためには、そのB
層上に熱転写インクシートから移行してくるインクを受
容するための記録層を形成すればよい。この場合、B層
上に直接記録層を形成してもよいし、易接着層や白色度
向上層あるいは帯電防止層等の下塗り層を介して形成し
てもよい。
【0038】また、本発明の空洞含有ポリエステル系フ
ィルムを単独で基材として用いてもよいし、他の基材と
複合して用いてもよい。複合可能な他の基材としては、
天然紙、各種合成樹脂フィルム、織布、不織布等が挙げ
られるが、これらに制限されるものではない。
【0039】また、本発明の熱転写受像シート用ポリエ
ステル系フィルムのB層面とは反対側の面に粘着加工を
施し、熱転写印刷可能な粘着ラベルとして用いてもよ
い。
【0040】このようにして製造される本発明の熱転写
受像シートは、表面の光沢度が50%以上であることが
好ましく、より好ましくは80%以上、特に好ましくは
90%以上である。
【0041】実施例次に本発明の実施例および比較例を
示す。本発明に用いる測定・評価方法を以下に示す。
【0042】1)見かけ比重 フィルムを10cm×10cmの正方形に正確に切り出
し、その厚みを50点測定して平均厚みt(単位μm)
を求める。次にサンプルの重量を0.1mgまで測定
し、w(単位g)とする。そして、下式によって見かけ比
重を計算した。見かけ比重(−)=(w/t)×100
【0043】2)耐折れシワ性 熱転写受像シートを長さ5cm、幅1cmの短冊状に切
り取り、直径5mmのガラス棒に巻き付け、しごく。そ
の後サンプルを再度伸ばし、実体顕微鏡を用いて表面に
発生した折れシワの状態を観察した。
【0044】3)表面光沢度 日本電色工業社製 VGS−1001DPを用いて、6
0度での反射率を求めた。
【0045】4)熱転写印字特性(画像濃度) A6サイズにカットした熱転写受像シートに対し、市販
の昇華転写インクリボン(株式会社キャラベルデータシ
ステム製、昇華転写プリンター用プリントセットP−P
S100に付属)および市販のプリンター(ボン電気株
式会社製、熱転写型ラベルプリンターBLP−323)
を用いて、印字スピード100mm/秒、ヘッド電圧1
8Vで印字した。印字パターンには、C(シアン)、M
(マジェンタ)、Y(イエロー)、およびそれらを重ね
印字したK(ブラック)の4色について、各色9mm×
9mmの正方形のベタ文字を7個ずつ(計28個)A6
シート内に配置したパターンを用いた。印字後、マクベ
ス濃度計(TR−927)を用いて、CMYK各色の反
射濃度を計測し、4色(計28カ所)の平均濃度を求め
た。同様に、上記プリントセット付属の市販受像紙(天
然紙の両面に発泡ポリプロピレンフィルムをラミネート
し、記録層を形成したもの)についても平均濃度を求
め、市販受像紙の濃度に対するサンプルの濃度の比率
(%)で熱転写印字特性を評価した。今後は出願時の市
販受像紙と同等の実施例2に記載の熱転写受像シートを
標準シートとしてもよい。
【0046】5)B層中の空洞含有率 未延伸フィルムのB層厚みをT1 、2軸延伸フィルムの
B層厚みをT2 、フィルムの総合延伸倍率=縦延伸倍率
×横延伸倍率(未延伸フィルムに倍率マーカーを記入し
て実測)をDとし、次式によって算出した。 空洞含有率(%)=100−100×T1 /(T2 ×
D) なお、B層中の空洞含有率は上記の方法によって計測出
来る他、ヒートプレス前後のB層厚み変化率や電子顕微
鏡を用いた断面観察等からも算出可能である。ヒートプ
レス法で空洞含有率を評価する場合には、ヒートプレス
機でフィルム中の空洞を完全に押しつぶし、ヒートプレ
ス前後でのB層厚み(電子顕微鏡観察)変化率をF=
(ヒートプレス後のB層厚み)/(ヒートプレス前のB
層厚み)、ヒートプレス前後でのフィルム単位面積当た
りの重量変化率をG=(ヒートプレス後の単位面積当た
りの重量)/(ヒートプレス前の単位面積当たりの重
量)とした場合、次式によって算出出来る。 空洞含有率(%)=100−(F/G)×100
【0047】6)B層の厚み フィルムの切断面を電子顕微鏡で観察して実測した。
【0048】実施例1 (空洞形成剤の調整)原料として、極限粘度0.64の
ポリエチレンテレフタレート樹脂70重量%にメルトフ
ローレート1.7のポリスチレン樹脂(三井東圧株式会
社製、トーポレックス570-57U )6重量%、メルトフロ
ーインデックス1.7のポリプロピレン樹脂(三井東圧
株式会社製、ノーブレンFO-50F)6重量%、メルトフロ
ーレート26のポリメチルペンテン樹脂(三井石油化学
株式会社製TPX,RT−18)18重量%をペレット
混合し、2軸押し出し機に供給して十分に混練りし、ス
トランドを水中キャストして冷却した後、ストランドカ
ッターで切断し、空洞形成剤を含有するマスターペレッ
トを作製した。
【0049】得られたマスターペレットを熱風乾燥(1
70℃×3時間)した後、マスターペレット40重量
%、同様に熱風乾燥した固有粘度0.62のポリエチレ
ンテレフタレート樹脂58重量%、平均粒径0.3μm
(電顕法)のアナタース型二酸化チタン(富士チタン株
式会社製TA-300)2重量%を混合し、A層を構成するフ
ィルムの原料とした。
【0050】一方、B層の原料としては、極限粘度0.
64のポリエチレンテレフタレート樹脂65重量%とア
ナタース型2酸化チタン(富士チタン製TA-300)35重
量%を予備混練りした樹脂を熱風乾燥(170℃×3時
間)して用いた。
【0051】(未延伸フィルムの作製)上記の方法で調
整された原料を押し出し機に供給した。A層原料は2軸
押し出し機に供給するとともに、B層原料は単軸押出機
に供給し、フィードブロックに供給してA層の片面にB
層を結合した。このとき、A層とB層の吐出量が92対
8体積比となるように、ギアポンプを用いて吐出量を制
御した。次いでTダイを用いて30℃に調節された冷却
ドラム上に押し出し、厚み約620μmの未延伸シート
を作成した。このとき、B層側が非ドラム面、A層側が
ドラム面となるように押し出した。
【0052】(2軸延伸フィルムの作製)得られた未延
伸シートを加熱ロールを用いて65℃に均一加熱し、ニ
ップロール間で3.4倍に延伸した。このとき、ニップ
ロールの間隔は25cm、フィルム速度は2m/分であ
った。また、ニップロール中央部に金反射膜を備えた赤
外線加熱ヒータ(定格20W/cm)をフィルムの両面
に対向して設置(フィルム表面から1cmの距離)し、
A層面を定格の100%の電流で加熱し、B層面を定格
の60%で加熱した。このようにして得られた1軸延伸
フィルムをテンターに導き、150℃に加熱して3.5
倍に横延伸し、幅固定して220℃で5秒間の熱処理を
施し、更に210℃で幅方向に4%緩和させることによ
り、厚み75μmの空洞含有ポリエステル系フィルム
(実施例1)を得た。
【0053】(熱転写受像シートの作成)上記の方法で
得られた空洞含有ポリエステル系フィルムのB層面上
に、下記組成の塗工液 水分散性共重合ポリエステル樹脂 : 2 部 水分散性アクリル・スチレン共重合樹脂: 5 部 水分散性イソシアネート系架橋剤 : 0.5部 水 : 67.4部 イソプロピルアルコール : 25 部 界面活性剤 : 0.1部 を乾燥後重量が4g/m2 となるように塗工し、寸法固
定して160℃で30秒間熱処理して記録層を形成し、
熱転写受像シートを作成した。
【0054】比較例1 フィルムの縦延伸に際し、フィルムの両面を定格の90
%の電流値で赤外線加熱することを除いては、実施例1
と全く同様の方法で厚み75μmの空洞含有ポリエステ
ル系フィルム(比較例1)を得た。また、実施例1と同
様の方法で熱転写受像シートを作製した。
【0055】実施例2 B層に用いる原料として、平均粒子径1.2μm(電顕
法)のゼオライト粒子15重量%を混合したポリエステ
ル樹脂を用いること以外は、実施例1と同様の方法で空
洞含有ポリエステル系フィルム(実施例2)を得た。ま
た、実施例1と同様の方法で熱転写受像シートを作製し
た。
【0056】比較例2 A層とB層の吐出量が60対40体積比となるように、
ギアポンプを用いて吐出量を制御すること以外は、実施
例1と同様の方法で空洞含有ポリエステル系フィルム
(比較例2)を得た。また、実施例1と同様の方法で熱
転写受像シートを作製した。
【0057】比較例3 A層の原料として、極限粘度0.64のポリエチレンテ
レフタレート樹脂90重量%とアナタース型2酸化チタ
ン(富士チタン製TA-300)10重量%との混合物とする
こと以外は、実施例1と同様の方法で空洞含有ポリエス
テル系フィルム(比較例3)を得た。また、実施例1と
同様の方法で熱転写受像シートを作製した。
【0058】実施例3 B層の原料として、極限粘度0.64のポリエチレンテ
レフタレート樹脂65重量%と平均粒子径0.4μm
(電顕法)の硫化亜鉛微粒子35重量%を予備混練りし
た樹脂を熱風乾燥(170℃×3時間)して用いること
以外は、実施例1と同様の方法で空洞含有ポリエステル
系フィルム(実施例3)を得た。また、実施例1と同様
の方法で熱転写受像シートを作製した。
【0059】実施例4 A層とB層の原料は実施例1のものをそのまま使用し、
B層をA層の両面に積層する構成として、A層とB層の
吐出量比率を85対15体積比に変更した。これ以外は
実施例1と全く同様の方法で空洞含有ポリエステル系フ
ィルム(実施例4)を得た。また、実施例1と同様の方
法で熱転写受像シートを作製した。なお、熱転写記録層
は、実施例1の場合と同様、赤外線加熱ヒータで定格の
60%で加熱した面(非ドラム面)に形成した。
【0060】比較例4 実施例4の空洞含有ポリエステル系フィルムの反対面
(赤外線加熱ヒータで定格の100%で加熱した面=ド
ラム面)に熱転写記録層を形成し、比較例4の熱転写受
像シートを作製した。
【0061】比較例5 ポリエチレンテレフタレートのチップおよび分子量40
00のポリエチレングリコールをポリエチレンテレフタ
レートの重合時に添加したマスターチップを180℃で
真空乾燥した後に、ポリエチレンテレフタレート89重
量%、ポリエチレングリコール1重量%、メルトフロー
レート180のポリメチルペンテン(三井石油化学株式
会社製TPX,DX−820)10重量%となるように
混合し、270〜300℃に加熱された押出機Aに供給
する。また、平均粒子径0.8μm(電顕法)の炭酸カ
ルシウム粒子(備北粉化株式会社製、ソフトン320
0)を14重量%含有したポリエチレンテレフタレート
を上記のように乾燥した後に、押出機Bに供給する。押
出機A,Bより押出されたポリマーをB/A/Bの3層
構成となるように積層し、Tダイよりシート状に成形し
た。さらにこのフィルムを表面温度25℃の冷却ドラム
で冷却固化した未延伸フィルムを85〜95℃に加熱し
たロール群に導き、長手方向に3.6倍延伸し、25〜
50℃のロール群で冷却した。
【0062】続いて縦延伸したフィルムの両端をクリッ
プで把持しながらテンターに導き、130℃に加熱され
た雰囲気中で長手方向に直角な方向に3.6倍延伸し
た。その後テンター内で230℃の熱固定を行い、均一
冷却後、室温まで冷やして巻き取り、空洞含有ポリエス
テル系フィルム(比較例5)を得た。また、実施例1と
同様の方法で熱転写受像シートを作製した。
【0063】以上の実施例および比較例について、表1
にその特性を示した。
【0064】
【表1】
【0065】表1の測定結果から、以下のように考察す
る事ができる。実施例1、3、4のフィルムを基材とし
て用いた熱転写記録シートでは、優れた表面平滑度が得
られるとともに、耐折れシワ性にも優れ、高濃度の熱転
写画像が得られることが解る。また、B層中に添加され
る無機微粒子の粒子径が他の実施例よりも高い実施例2
では表面の光沢が著しく低下するものの、画像濃度及び
耐折れシワ性に優れることが解る。これに対し、B層の
空洞含有率が本発明で規定される要件に満たない比較例
1及び比較例4では画像濃度が大幅に低下し、比較例5
では耐折れシワ性及び表面の光沢が劣り、且つ破断のた
め安定製膜が困難であることが解る。更に、B層の厚み
が本発明で規定される要件を超える比較例2ではフィル
ムの安定製膜が著しく困難となって工業生産性が得られ
ないこと、フィルム全体の見掛け比重が本発明で規定さ
れる要件を超える比較例3では十分な画像濃度が得られ
ないことが解る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 利武 大阪府大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡績株式会社本社内 Fターム(参考) 2H111 AA26 AA27 CA25 CA45 4F100 AA01B AK01A AK41A AK41B BA02 DE01A DE01B DJ01B DJ06A GB90 JB16A YY00B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂に
    由来する空洞をフィルム内部に多数含有する空洞含有ポ
    リエステル系フィルム(A層)と無機微粒子に由来する
    微細空洞をフィルム内部に多数含有する微細空洞含有ポ
    リエステル系フィルム(B層)が接合されてなり、B層
    中の空洞含有率が20体積%以上、B層の厚みが1〜2
    0μmかつフィルム全体厚みの30%未満であり、フィ
    ルム全体の見掛け比重が1.3未満であることを特徴と
    する空洞含有ポリエステル系フィルム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空洞含有ポリエステル系
    フィルムのB層上に熱転写記録層を形成してなる熱転写
    受像シート。
  3. 【請求項3】 段落[0045]で規定した画像濃度が
    100%以上であることを特徴とする請求項2記載の熱
    転写受像シート。
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