JPH1058007A - リチウム金属箔又はリチウム合金箔の製造方法 - Google Patents
リチウム金属箔又はリチウム合金箔の製造方法Info
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- JPH1058007A JPH1058007A JP8219927A JP21992796A JPH1058007A JP H1058007 A JPH1058007 A JP H1058007A JP 8219927 A JP8219927 A JP 8219927A JP 21992796 A JP21992796 A JP 21992796A JP H1058007 A JPH1058007 A JP H1058007A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リチウム金属箔又はリチウム合金箔の製造に
おいて押し出し成形では得られない厚みが非常に薄いリ
チウム金属箔又はリチウム合金箔を安定的に供給する。 【解決手段】 原料箔を固体重合体組成物の表面を有す
るロール間で冷間圧延するに際し、ロール表面又は原料
箔表面の少なくとも一方に、潤滑剤として炭素数８以上
の鎖式飽和炭化水素を塗布する。
おいて押し出し成形では得られない厚みが非常に薄いリ
チウム金属箔又はリチウム合金箔を安定的に供給する。 【解決手段】 原料箔を固体重合体組成物の表面を有す
るロール間で冷間圧延するに際し、ロール表面又は原料
箔表面の少なくとも一方に、潤滑剤として炭素数８以上
の鎖式飽和炭化水素を塗布する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウム金属箔又は
リチウム合金箔の製造方法に関するもので、さらに詳し
くは押し出し成形された原料箔をさらに冷間圧延して厚
みが非常に薄いリチウム金属箔又はリチウム合金箔を製
造する方法に関するものである。
リチウム合金箔の製造方法に関するもので、さらに詳し
くは押し出し成形された原料箔をさらに冷間圧延して厚
みが非常に薄いリチウム金属箔又はリチウム合金箔を製
造する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、エレクトロニクス分野の発展に伴
い電子機器の小型軽量化が進み、電池においても機器同
様に小型軽量化の要求が高まっている。特にリチウム金
属又はリチウム合金を負極活物質として用いた電池は、
高エネルギー密度で軽量であることから小型化、軽量化
に関して非常に適している。このような小型電池やペー
パー型の薄型電池にとっては電極材料はできる限り薄
く、例えば負極活物質に関しては０．０２−０．０５ｍ
ｍの厚みであることが望ましい。しかしながら、厚みが
０．１ｍｍ以下の薄い箔を製造する場合、従来の押し出
し加工によると厚みに均一性を持たせることは難しかっ
た。さらに厚みが薄くなるほど、金型出口の開口部がイ
ンゴット中に存在する異物に塞がれて詰まる現象が起き
る等の問題があり、押し出し加工による製造が困難であ
った。
い電子機器の小型軽量化が進み、電池においても機器同
様に小型軽量化の要求が高まっている。特にリチウム金
属又はリチウム合金を負極活物質として用いた電池は、
高エネルギー密度で軽量であることから小型化、軽量化
に関して非常に適している。このような小型電池やペー
パー型の薄型電池にとっては電極材料はできる限り薄
く、例えば負極活物質に関しては０．０２−０．０５ｍ
ｍの厚みであることが望ましい。しかしながら、厚みが
０．１ｍｍ以下の薄い箔を製造する場合、従来の押し出
し加工によると厚みに均一性を持たせることは難しかっ
た。さらに厚みが薄くなるほど、金型出口の開口部がイ
ンゴット中に存在する異物に塞がれて詰まる現象が起き
る等の問題があり、押し出し加工による製造が困難であ
った。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】リチウム金属又はリチ
ウム合金を冷間圧延する方法としては、特公昭５５−１
２２号のように固体重合体組成物の実質的に平滑な表面
の間で、リチウム金属又はリチウム合金を圧縮的に冷間
圧延することが知られている。しかし、例え固体重合体
組成物の表面を有するロールを用いても、リチウム金属
又はリチウム合金とこの組成物とが固着して箔が破れ易
く、また、固着しないようにすると箔の厚みが薄くなら
ないという問題があった。
ウム合金を冷間圧延する方法としては、特公昭５５−１
２２号のように固体重合体組成物の実質的に平滑な表面
の間で、リチウム金属又はリチウム合金を圧縮的に冷間
圧延することが知られている。しかし、例え固体重合体
組成物の表面を有するロールを用いても、リチウム金属
又はリチウム合金とこの組成物とが固着して箔が破れ易
く、また、固着しないようにすると箔の厚みが薄くなら
ないという問題があった。
【０００４】そこで、本発明の目的とするところは、こ
れら従来技術の問題点を解消し、厚みが非常に薄いリチ
ウム金属箔又はリチウム合金箔が得られる製造方法を提
供するところにある。
れら従来技術の問題点を解消し、厚みが非常に薄いリチ
ウム金属箔又はリチウム合金箔が得られる製造方法を提
供するところにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題点解決のため、
リチウム金属箔又はリチウム合金箔の圧延加工におい
て、固体重合体組成物の表面を有するロールを使用する
とともに、潤滑剤の使用について鋭意検討を加えた結
果、リチウム金属箔又はリチウム合金箔の冷間圧延に際
して炭素数８以上の鎖式飽和炭化水素を潤滑剤として使
用すれば、ロールと固着せずに原料箔を冷間圧延加工す
ることができ、極めて薄いリチウム金属箔又はリチウム
合金箔が得られることを見出だし、本発明を完成した。
リチウム金属箔又はリチウム合金箔の圧延加工におい
て、固体重合体組成物の表面を有するロールを使用する
とともに、潤滑剤の使用について鋭意検討を加えた結
果、リチウム金属箔又はリチウム合金箔の冷間圧延に際
して炭素数８以上の鎖式飽和炭化水素を潤滑剤として使
用すれば、ロールと固着せずに原料箔を冷間圧延加工す
ることができ、極めて薄いリチウム金属箔又はリチウム
合金箔が得られることを見出だし、本発明を完成した。
【０００６】すなわち、本発明は、請求項１の通り、固
体重合体組成物の表面を有するロールを使用し、かつ炭
素数８以上の鎖式飽和炭化水素を潤滑剤としてロール表
面又は原料箔表面の少なくとも一方に塗布して原料箔を
冷間圧延することを特徴とするリチウム金属箔又はリチ
ウム合金箔の製造方法を提供しているものである。
体重合体組成物の表面を有するロールを使用し、かつ炭
素数８以上の鎖式飽和炭化水素を潤滑剤としてロール表
面又は原料箔表面の少なくとも一方に塗布して原料箔を
冷間圧延することを特徴とするリチウム金属箔又はリチ
ウム合金箔の製造方法を提供しているものである。
【０００７】潤滑剤として用いる炭素数８以上の鎖式飽
和炭化水素としては、オクタン、ノナン、デカン、ウン
デカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタ
デカン、ヘキサデカン、ヘプタデカン、オクタデカン、
ノナデカン、エイコサン、及びこれらの任意の混合物
が、そのままあるいは適宜溶媒を利用して採用できる。
炭素数８以上としたのは炭素数が７以下では引火点が低
く、加工時に火災発生の危険性が高いため、生産性を上
げるうえで好ましくないためである。同じく生産性の観
点から、入手しやすく、取扱いの容易性を考えれば、炭
素数の上限としては２０程度である。但し、炭素数１５
以上の固体については、溶媒を利用して使用することに
なる。取扱の容易性、生産性の点から特に好ましい炭素
数の範囲は８〜１４である。中でも炭素数１２のｎ−ド
デカンは、生産性はもちろん、電極材料としてのリチウ
ム金属箔又はリチウム合金箔を得る場合ににおいても最
も好ましい潤滑剤である。このｎ−ドデカンは、単体使
用はもちろん、ｎ−ドデカン５０ｗｔ％以上と残部固体
系潤滑剤及び／又は低沸点の潤滑剤との混合使用におい
ても十分目的を達成し得るものである。
和炭化水素としては、オクタン、ノナン、デカン、ウン
デカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタ
デカン、ヘキサデカン、ヘプタデカン、オクタデカン、
ノナデカン、エイコサン、及びこれらの任意の混合物
が、そのままあるいは適宜溶媒を利用して採用できる。
炭素数８以上としたのは炭素数が７以下では引火点が低
く、加工時に火災発生の危険性が高いため、生産性を上
げるうえで好ましくないためである。同じく生産性の観
点から、入手しやすく、取扱いの容易性を考えれば、炭
素数の上限としては２０程度である。但し、炭素数１５
以上の固体については、溶媒を利用して使用することに
なる。取扱の容易性、生産性の点から特に好ましい炭素
数の範囲は８〜１４である。中でも炭素数１２のｎ−ド
デカンは、生産性はもちろん、電極材料としてのリチウ
ム金属箔又はリチウム合金箔を得る場合ににおいても最
も好ましい潤滑剤である。このｎ−ドデカンは、単体使
用はもちろん、ｎ−ドデカン５０ｗｔ％以上と残部固体
系潤滑剤及び／又は低沸点の潤滑剤との混合使用におい
ても十分目的を達成し得るものである。
【０００８】また、固体重合体組成物としては、高密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、
超高分子量ポリエチレン、ポリスチレン、メタアクリ
ル、アクリルニトリルブタジエンスチレン、ポリアミド
ナイロン６、モノマーキャスティングナイロン、ポリア
セタール、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、塩化ビニール、ポリフェニレンオキサイド、ポリ
フェニレンサルファイドなどが利用できる。
ポリエチレン、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、
超高分子量ポリエチレン、ポリスチレン、メタアクリ
ル、アクリルニトリルブタジエンスチレン、ポリアミド
ナイロン６、モノマーキャスティングナイロン、ポリア
セタール、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、塩化ビニール、ポリフェニレンオキサイド、ポリ
フェニレンサルファイドなどが利用できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明に係るリチウム金属箔又は
リチウム合金箔の製造方法においては、原料箔を固体重
合体組成物の表面を有するロール間で冷間圧延するに際
し、炭素数８以上の鎖式飽和炭化水素を潤滑剤として使
用し、ロール表面又は原料箔表面の少なくとも一方に塗
布して原料箔を冷間圧延するもので、原料箔は従来の押
し出し加工により作製する。すなわち、リチウム金属又
はリチウム合金を希望する厚みの箔に圧延加工するのに
最適な厚み、例えば０．１−０．２ｍｍの厚さの箔に従
来の押し出し加工により作製する。次に、これを原料箔
とし、固体重合体組成物の表面を有するロール間に導
き、所定潤滑剤をロール表面又は原料箔表面の少なくと
も一方に塗布しながら連続的に冷間圧延を行うもので、
これによって０．０２−０．０５ｍｍの均一な厚みを有
する薄い箔を製造するものである。
リチウム合金箔の製造方法においては、原料箔を固体重
合体組成物の表面を有するロール間で冷間圧延するに際
し、炭素数８以上の鎖式飽和炭化水素を潤滑剤として使
用し、ロール表面又は原料箔表面の少なくとも一方に塗
布して原料箔を冷間圧延するもので、原料箔は従来の押
し出し加工により作製する。すなわち、リチウム金属又
はリチウム合金を希望する厚みの箔に圧延加工するのに
最適な厚み、例えば０．１−０．２ｍｍの厚さの箔に従
来の押し出し加工により作製する。次に、これを原料箔
とし、固体重合体組成物の表面を有するロール間に導
き、所定潤滑剤をロール表面又は原料箔表面の少なくと
も一方に塗布しながら連続的に冷間圧延を行うもので、
これによって０．０２−０．０５ｍｍの均一な厚みを有
する薄い箔を製造するものである。
【００１０】より具体的には、受け入れたリチウムイン
ゴットに前処理を施して異物、不純物を除去し、押し出
し加工により所定寸法の一次箔を原料箔として成形して
巻き取る。この巻き取った一次箔を巻き戻しながら連続
的に固体重合体組成物の表面を有するロール間に導き、
炭素数８以上の鎖式飽和炭化水素を潤滑剤としてロール
表面又は原料箔表面の少なくとも一方に塗布しながら冷
間圧延を行い二次箔として巻き取り、缶詰又は袋詰めし
て製品とするものである。圧延用ロールのクリアランス
は、リチウム箔のユーザー仕様にあった厚さを得るため
に所定のクリアランスに調整する。
ゴットに前処理を施して異物、不純物を除去し、押し出
し加工により所定寸法の一次箔を原料箔として成形して
巻き取る。この巻き取った一次箔を巻き戻しながら連続
的に固体重合体組成物の表面を有するロール間に導き、
炭素数８以上の鎖式飽和炭化水素を潤滑剤としてロール
表面又は原料箔表面の少なくとも一方に塗布しながら冷
間圧延を行い二次箔として巻き取り、缶詰又は袋詰めし
て製品とするものである。圧延用ロールのクリアランス
は、リチウム箔のユーザー仕様にあった厚さを得るため
に所定のクリアランスに調整する。
【００１１】潤滑剤の供給はロール表面に行うのが容易
であり、ロール表面が常時均一な湿潤状態となるように
潤滑剤を供給する。実際にはスポンジ等の塗布材に潤滑
剤を保持させ、これをロール表面に接触させて塗布する
方法を採用した。塗布材には定時定量的に潤滑剤を補充
した。
であり、ロール表面が常時均一な湿潤状態となるように
潤滑剤を供給する。実際にはスポンジ等の塗布材に潤滑
剤を保持させ、これをロール表面に接触させて塗布する
方法を採用した。塗布材には定時定量的に潤滑剤を補充
した。
【００１２】
実施例１ 押し出し加工により０．１ｍｍの厚みを有するリチウム
箔を作製し、原料箔とした。この原料箔を高密度ポリエ
チレンで被覆した直径４０ｍｍの一対の駆動ロール間に
導き、ロール表面に潤滑剤としてｎ−ドデカンを塗布し
ながら冷間圧延したところ、０．０３ｍｍの厚みまで圧
延できた。この時リチウムはロールに固着せず、連続的
に圧延可能であり、１パスのリダクションが７０％とい
う高い効率で薄いリチウム箔を製造できた。
箔を作製し、原料箔とした。この原料箔を高密度ポリエ
チレンで被覆した直径４０ｍｍの一対の駆動ロール間に
導き、ロール表面に潤滑剤としてｎ−ドデカンを塗布し
ながら冷間圧延したところ、０．０３ｍｍの厚みまで圧
延できた。この時リチウムはロールに固着せず、連続的
に圧延可能であり、１パスのリダクションが７０％とい
う高い効率で薄いリチウム箔を製造できた。
【００１３】なお、比較のため、同様の原料箔を用い、
潤滑剤を塗布していない直径４０ｍｍの一対の駆動した
超高分子量ポリエチロンロールの間にこれを通過させた
ところ、リチウムはロールと目立って固着しなかった
が、厚みは薄くならなかった。また、潤滑剤を塗布して
いない直径４０ｍｍの一対の駆動した高密度ポリエチレ
ンロールの間にこれを通過させたところ、リチウムがロ
ールに固着し、厚みは０．０９ｍｍまでしか薄くならな
かった。
潤滑剤を塗布していない直径４０ｍｍの一対の駆動した
超高分子量ポリエチロンロールの間にこれを通過させた
ところ、リチウムはロールと目立って固着しなかった
が、厚みは薄くならなかった。また、潤滑剤を塗布して
いない直径４０ｍｍの一対の駆動した高密度ポリエチレ
ンロールの間にこれを通過させたところ、リチウムがロ
ールに固着し、厚みは０．０９ｍｍまでしか薄くならな
かった。
【００１４】実施例２ 上記実施例１と同様の方式で得た薄いリチウム箔を用い
てコイン型リチウム電池を作成して電池特性を調べた。
てコイン型リチウム電池を作成して電池特性を調べた。
【００１５】まず、負極活物質としてＳｎ1.0 Ｓｉ0.65
Ａｌ0.35Ｂ0.35Ｐ0.25Ｏ4.0 を８６重量部、導電剤とし
てアセチレンブラック３重量部とグラファイト６重量部
の割合で混合し、さらに結着剤としてポリフッ化ビニリ
デンを４重量部を加えてさらに混合して負極合剤を得
た。この負極合剤３０ｍｇを用いて圧縮成形して、直径
１３ｍｍの負極ペレットを作成した。
Ａｌ0.35Ｂ0.35Ｐ0.25Ｏ4.0 を８６重量部、導電剤とし
てアセチレンブラック３重量部とグラファイト６重量部
の割合で混合し、さらに結着剤としてポリフッ化ビニリ
デンを４重量部を加えてさらに混合して負極合剤を得
た。この負極合剤３０ｍｇを用いて圧縮成形して、直径
１３ｍｍの負極ペレットを作成した。
【００１６】正極活物質としてＬｉＣｏＯ2 を８５重量
部、導電剤としてアセチレンブラック１０重量部、結着
剤としてポリフッ化ビニリデンを５重量部の割合で混合
して正極合剤を得た。この正極合剤１００ｍｇを用いて
圧縮成形して直径１３ｍｍの正極ペレットを作成した。
部、導電剤としてアセチレンブラック１０重量部、結着
剤としてポリフッ化ビニリデンを５重量部の割合で混合
して正極合剤を得た。この正極合剤１００ｍｇを用いて
圧縮成形して直径１３ｍｍの正極ペレットを作成した。
【００１７】負極および正極ペレットを露点−４０℃以
下の雰囲気中、２５０℃で３０分乾燥した。さらに、こ
の負極ペレット上に本発明のリチウム箔（厚さ３５μ、
直径０．５ｍｍ）を圧着した。
下の雰囲気中、２５０℃で３０分乾燥した。さらに、こ
の負極ペレット上に本発明のリチウム箔（厚さ３５μ、
直径０．５ｍｍ）を圧着した。
【００１８】電解液として１ＭのＬｉＰＦ6 （エチレン
カーボネートとジエチルカーボネートの等量混合液）を
用い、さらにセパレーターとして微多孔性のポリエチレ
ンを用いてコイン型リチウム電池を作成した。
カーボネートとジエチルカーボネートの等量混合液）を
用い、さらにセパレーターとして微多孔性のポリエチレ
ンを用いてコイン型リチウム電池を作成した。
【００１９】この電池について充電終止回路電圧４．１
Ｖ、放電終止電圧２．７Ｖにて電流密度１ｍＡ／ｃｍ2
で充放電試験を行った。このときの放電容量は１１．５
ｍＡＨ、エネルギー密度３９ｍＷＨであった。
Ｖ、放電終止電圧２．７Ｖにて電流密度１ｍＡ／ｃｍ2
で充放電試験を行った。このときの放電容量は１１．５
ｍＡＨ、エネルギー密度３９ｍＷＨであった。
【００２０】実施例３ 負極活物質としてグラファイト９２重量部、導電剤とし
てアセチレンブラック３重量部、結着剤としてポリフッ
化ビニリデンを５重量部を加えて混合して負極合剤を得
た。この合剤３０ｍｇを用いて圧縮成形して直径１３ｍ
ｍの負極ペレットを作成した。
てアセチレンブラック３重量部、結着剤としてポリフッ
化ビニリデンを５重量部を加えて混合して負極合剤を得
た。この合剤３０ｍｇを用いて圧縮成形して直径１３ｍ
ｍの負極ペレットを作成した。
【００２１】正極合剤は実施例２と同じものを用い、正
極合剤１００ｍｇを用いて圧縮成形して直径１３ｍｍの
正極ペレットを作成した。
極合剤１００ｍｇを用いて圧縮成形して直径１３ｍｍの
正極ペレットを作成した。
【００２２】実施例２と同様にペレットを乾燥した。乾
燥後の負極ペレット上に本発明のリチウム箔（厚さ３０
μ、直径０．４ｍｍ）を圧着した。その後実施例２と同
様にしてコイン電池を作成し、充放電試験を行った。こ
のときの放電容量は７．０ｍＡＨ、エネルギー密度２６
ｍＷＨであった。
燥後の負極ペレット上に本発明のリチウム箔（厚さ３０
μ、直径０．４ｍｍ）を圧着した。その後実施例２と同
様にしてコイン電池を作成し、充放電試験を行った。こ
のときの放電容量は７．０ｍＡＨ、エネルギー密度２６
ｍＷＨであった。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により従来
の押し出し成形では得られなかった厚みの非常に薄いリ
チウム金属箔及びリチウム合金箔が得られ、リチウム電
池負極材料として用いた場合、電池特性も良好で、従来
のリチウム電池に比し、一層の小型化、薄型化を達成し
得るものである。
の押し出し成形では得られなかった厚みの非常に薄いリ
チウム金属箔及びリチウム合金箔が得られ、リチウム電
池負極材料として用いた場合、電池特性も良好で、従来
のリチウム電池に比し、一層の小型化、薄型化を達成し
得るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本城 光二郎 大阪市中央区上町１丁目９番16号 本城金 属株式会社内 (72)発明者 齋藤 喜美雄 大阪市中央区上町１丁目９番16号 本城金 属株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 固体重合体組成物の表面を有するロール
を使用し、かつ炭素数８以上の鎖式飽和炭化水素を潤滑
剤として、ロール表面又は原料箔表面の少なくとも一方
に塗布して冷間圧延することを特徴とするリチウム金属
箔又はリチウム合金箔の製造方法。 - 【請求項２】 潤滑剤として用いる炭素数８以上の鎖式
飽和炭化水素が、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカ
ン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタデカ
ン、ヘキサデカン、ヘプタデカン、オクタデカン、ノナ
デカン、エイコサン、及びこれらの任意の混合物のいず
れかである請求項１記載のリチウム金属箔又はリチウム
合金箔の製造方法。 - 【請求項３】 炭素数８〜１４の鎖式飽和炭化水素を潤
滑剤として用いる請求項１記載のリチウム金属箔又はリ
チウム合金箔の製造方法。 - 【請求項４】 ｎ−ドデカンを潤滑剤として用いる請求
項１記載のリチウム金属箔又はリチウム合金箔の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8219927A JPH1058007A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | リチウム金属箔又はリチウム合金箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8219927A JPH1058007A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | リチウム金属箔又はリチウム合金箔の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1058007A true JPH1058007A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16743207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8219927A Pending JPH1058007A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | リチウム金属箔又はリチウム合金箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1058007A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6656233B2 (en) | 2000-07-19 | 2003-12-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Method of producing negative electrode for lithium secondary cell |
| US6713216B2 (en) | 2000-07-19 | 2004-03-30 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Thin alkali metal film member and method of producing the same |
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| JP2010283116A (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-16 | Panasonic Corp | 電気化学キャパシタの製造方法およびそれを用いて製造された電気化学キャパシタ |
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| CN104993094A (zh) * | 2015-05-26 | 2015-10-21 | 广东烛光新能源科技有限公司 | 金属锂带的制备方法及采用该方法制备的金属锂带 |
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-
1996
- 1996-08-21 JP JP8219927A patent/JPH1058007A/ja active Pending
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