JPH1057850A - 薬液供給装置の駆動方法 - Google Patents
薬液供給装置の駆動方法Info
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- JPH1057850A JPH1057850A JP8213473A JP21347396A JPH1057850A JP H1057850 A JPH1057850 A JP H1057850A JP 8213473 A JP8213473 A JP 8213473A JP 21347396 A JP21347396 A JP 21347396A JP H1057850 A JPH1057850 A JP H1057850A
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Abstract
部から所定量の薬液を高精度で吐出し得るようにする。 【解決手段】 吸入側バルブ34を閉じかつ吐出側バル
ブ35を開いた状態のもとで薬液吐出部から薬液を吐出
する吐出工程と、吐出工程終了後にポンプ室内の残圧を
除去する残圧除去工程と、残圧が除去された後に吸入側
バルブ34を閉じかつ吐出側バルブ35を開いた状態の
もとで薬液吐出部内の薬液を戻すサックバック工程と、
サックバック工程終了後に吐出側バルブ35を閉じかつ
吸入側バルブ34を開いた状態のもとで薬液貯留室内の
薬液をポンプ室に案内する吸入工程とを有する。
Description
どの薬液を塗布する薬液供給装置の駆動方法に関する。
晶基板製造技術分野や多層配線基板製造技術などの分野
では、フォトレジスト液、アルカリ性や酸性の処理液な
ど薬液が使用されている。それぞれの薬液は薬液貯蔵槽
内からポンプの作動により薬液吐出部に流路を介して案
内される。
給装置としては、たとえば、米国特許第5,061,1
56号公報に開示されているように、ベローズタイプの
ポンプを用いたものが開発されている。
す図であり、この装置は容器(薬液貯留槽)1に収容さ
れたレジスト液等の薬液Lを半導体ウエハWに塗布する
ために使用されている。図示するように、ハウジング2
に往復動自在に設けられたべローズ3を駆動するために
ハウジング2には駆動部材4が設けられており、ベロー
ズ3の往復動によって吸入側と吐出側の2つの逆止弁5
a,5bを介して薬液Lはノズル(薬液吐出部)6に供
給される。ノズル6と吐出側の逆止弁5bの間に設けら
れた吐出側流路には、薬液L内の異物を除去するフィル
タ7と、供給路を開閉するダイヤフラムバルブ8と、サ
ックバックバルブ9とがそれぞれ設けられている。
導体ウエハWに塗布する場合には、ベローズ3を後退移
動させることにより、吸入側の逆止弁5aを介して薬液
Lをポンプ室内に流入し、次いでベローズ3を前進移動
させることにより、逆止弁5bを介してノズル6に薬液
Lが供給される。所定の量の薬液Lをノズル6から吐出
した後には、ノズル6からの液垂れを防止するために、
ダイヤフラムバルブ8を閉じてサックバックバルブ9を
作動させて、ノズル6の先端部内に薬液を吸引するよう
にしている。
を用いて流路を閉じると、ダイヤフラムバルブの変形に
よる流路内の容積の変化によりノズル6から薬液が吐出
してしまうことがあるので、サックバックバルブを用い
ることなく、ポンプ動作によってサックバックを行う方
式が考慮された。
バルブ8とサックバックバルブ9を用いることなく、そ
れぞれの逆止弁5a,5bに代えてそれぞれ外部からの
信号により流路を開閉する開閉バルブが使用される。こ
の場合には、まず、吸入側の開閉バルブを開いてベロー
ズ3を後退移動させてポンプ室内に薬液を注入した後
に、吸入側の開閉バルブを閉じる。薬液を吐出するに
は、吐出側の開閉バルブを開いてベローズ3を前進移動
させることにより、ポンプ室内の薬液がノズル6から吐
出される。次いで、サックバック動作を行うには、吐出
側の開閉バルブを開いてベローズ3を僅かに後退させ
て、ノズル6の先端部内の薬液を吸引する。
ックを行う場合には、薬液の吐出動作終了時の液切れを
良くするために、ベローズ3の前進移動終了と同時に吐
出側の開閉バルブを閉じることが望ましいということが
判明した。もしも、吐出側バルブを開いた状態のままと
すると、ベローズ3の前進移動終了後もベローズ3が定
常状態に戻るように変形するなどの現象によってポンプ
室の容積が収縮することがあり、これにより、薬液がノ
ズル6からだらだらと吐出されてしまうからである。
ズの前進移動終了後には吐出側のバルブを閉じることが
好ましいが、このバルブを閉じると、薬液吐出時のポン
プ室内の圧力が残圧としてポンプ室内に残ってしまい、
次のサックバックの段階において吐出側バルブを開いた
ときに残圧が開放され、これと同時にノズル6に向けて
薬液の流れが発生することがある。そして、その発生量
が多いとノズル6から薬液が吐出されてしまうことがあ
る。
ら垂れないような僅かな量であっても、吐出量の精度や
サックバック後のノズル6内の液面位置のコントロール
に悪影響を及ぼすことが判明した。
後退終了と同時に吸入側の開閉バルブを閉じると、吸入
時の薬液の流れの慣性力によってポンプ室内に正の圧力
がかかった状態となってしまい、これが残圧としてポン
プ室内に加わることになる。したがって、次の吐出動作
時に吐出側のバルブを開いたときに残圧が開放されると
同時に薬液がノズル6から吐出してしまうことがある。
これは吐出量の精度や吐出流量のむらを発生させるなど
の悪影響となる。
にフィルタ7を設けた場合には、薬液の吐出後にポンプ
室とフィルタ7の間に残圧が発生する。したがって、ポ
ンプの吐出動作以後に薬液がノズル6から吐出したり、
残圧によって次の吐出精度に影響が与えられることにな
る。
て、吸入側のバルブとして図示するように逆止弁5aを
使用した場合には、吸入動作の終了時に薬液の慣性力に
よってポンプ室内に圧力が発生し、これも残圧としてプ
ラスされることがある。
を防止して薬液吐出部から所定量の薬液を高精度で吐出
し得るようにすることにある。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
法は吸入側バルブを閉じかつ吐出側バルブを開いた状態
のもとで薬液吐出部から薬液を吐出する吐出工程と、吐
出工程終了後にポンプ室内の残圧を除去する残圧除去工
程と、残圧が除去された後に吸入側バルブを閉じかつ吐
出側バルブを開いた状態のもとで薬液吐出部内の薬液を
戻すサックバック工程と、サックバック工程終了後に吐
出側バルブを閉じかつ吸入側バルブを開いた状態のもと
で薬液貯留室内の薬液をポンプ室に案内する吸入工程と
を有することを特徴とする。また、本発明の薬液供給装
置の駆動方法にあっては、吸入工程終了後にポンプ室内
の残圧を除去する第2の残圧除去工程を有することを特
徴とする。
側バルブを開いてポンプ室内の残圧を除去するようにす
るようにしても良い。
にポンプ室内の残圧を除去することができ、サックバッ
ク動作の段階で吐出側バルブを開放状態としても薬液吐
出部先端の液面位置の変動を防止することができる。ま
た、薬液をポンプ室に吸入した後にポンプ室の残圧を除
去することができ、薬液吸入時における薬液の慣性力に
起因したポンプ室における残圧の発生が防止される。
に基づいて詳細に説明する。
ある。図3および図4は図2に示された薬液供給装置の
具体的構造を示す図であり、図3は図4におけるIII −
III線に沿う断面図であり、図4は図3におけるIV−IV
線に沿う断面図である。
は、駆動部50により往復動される往復動部材としての
ダイヤフラム28が設けられており、このダイヤフラム
28によりポンプ室27が形成されている。薬液Lが収
容された容器(液体貯留槽)1とポンプ室27とを結ぶ
流入側流路31を形成する流入ホース30aにはフィル
タ7が設けられ、流路31を開閉するために吸入側バル
ブ34が設けられている。一方、ポンプ室27とノズル
6とを結ぶ吐出側流路32を形成する流出ホース30b
を有し、流路32を開閉するために吐出側バルブ35が
設けられている。
永久磁石が内蔵されており、これを作動させるための駆
動側の永久磁石が設けられた駆動ロッド42a,42b
をそれぞれ駆動部材40a,40bで作動させることに
より、バルブ34,35が開閉駆動される。
11は、バルブハウジング11aとポンプハウジング1
1bとにより形成されており、これらは相互に分離自在
となっている。バルブハウジング11aは、中央ブロッ
ク12と2つの外側ブロック13,14と端板15,1
6とを有し、3つのブロック12〜14はそれぞれフッ
素樹脂であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
などの樹脂により形成され、図4に示す2本のボルト1
7によって組み立てられている。このバルブハウジング
11aの一方面には鉄などの磁性体からなる締結プレー
ト18が設けられ、他方面には止め板19が設けられ、
これらはボルト20により固定されている。
グ11aの内面に接触する締結プレート21とこれに固
定されたカバー22とにより形成されており、図5に示
すように、締結プレート21に形成された4つの凹部2
3内には磁石24が埋め込まれ、締結プレート18に形
成された位置決め用の突部25を磁石24に対向させて
凹部23内に嵌合することにより、両方のハウジング1
1a,11bは相互に連結された状態となって組み付け
られる。磁石24の磁力に抗して強くバルブハウジング
11aを引くと、これをポンプハウジング11bから分
離することができる。なお、符号26は磁気回路形成部
材を示す。
1a,11bの締結に代えて、クランプ部材を用いて締
結するようにしても良く、磁力による締結に加えてクラ
ンプ部材を付加するようにしても良い。
プ室27は、中央ブロック12とこれに固定された往復
動部材としてのダイヤフラム28とにより形成されてい
る。ダイヤフラム28は中心部の連結部28aと環状の
止め付け部28bとこれらの間を繋ぐ弾性変形部28c
とを有し、PTFEにより形成されている。連結部28
aを図3において左右方向に往復動させることにより、
弾性変形部28cが変形してポンプ動作が達成される。
0aの一端部が接続されており、このホース30aの他
端部はレジスト液などの薬液が収容された薬液貯留槽に
接続されている。この流入ホース30aの流路とポンプ
室27とを接続するために、バルブハウジング11aに
は容器1内の薬液Lをポンプ室27に案内する吸入側流
路31が図4に示されるように形成されている。
0bの一端部が接続され、このホース30bの他端部に
は薬液吐出部としてのノズル6が接続されている。この
流出ホース30bの流路とポンプ室27とを接続するた
めに、バルブハウジング11aには、ポンプ室27内の
薬液をノズルに案内する吐出側流路32が図4に示され
るように形成されている。
にフィルタ7が設けられているが、流出ホース30bに
このフィルタ7を設けるようにしても良い。また、両方
のホース30a,30bをそれぞれPTFEなどの樹脂
製のものを使用するようにしても良い。
れ、この弁室33a内には吸入側流路31を開閉する吸
入側バルブ34が設けられている。また、吐出側流路3
2には弁室33bが形成され、この弁室33b内には吐
出側流路32を開閉する吐出側バルブ35が設けられて
いる。このように、それぞれのバルブ34,35はそれ
ぞれ流路内に配置させているので、開閉動作がなされる
際には、流路内における薬液の流れが発生することを防
止することができる。
示す断面図であり、弁室33bの下部には弁座36bが
取り付けられ、吐出側流路32はポンプ室27から垂直
に延びて弁室33bに至る部分と、この弁室33bの側
部から傾斜して流出ホース30bに至る部分とを有して
いる。吐出側バルブ35は弁座36bに接触するセラミ
ック製のボール37を有しており、このボール37には
PTFE製の弁本体38によって従動側の磁石41が組
み付けられている。図6は吐出側バルブ35を示すが、
吸入側バルブ34も同様の構造となっており、弁座36
aに接触して吸入側流路31を開閉するセラミック製の
ボール37を有している。
aには弁室33aに隣接させて駆動ロッド42aが軸方
向に摺動自在に取り付けられており、この摺動方向は吸
入側バルブ34の移動方向に対してほぼ直角の方向とな
っている。同様に、バルブハウジング11aには弁室3
3bに隣接させて駆動ロッド42bが軸方向に摺動自在
に取り付けられており、この摺動方向は駆動ロッド42
aの摺動方向と平行となっている。
43a,44aが設けられており、駆動ロッド42aを
軸方向に摺動させることにより、一方の磁石が従動側の
磁石41の位置に対応することになる。磁石43aは磁
石41を反発させる磁界を作用させて吸入側バルブ34
に対して吸入側流路31を閉塞する方向の磁力を加え
る。他方の磁石44aは磁石41を引き寄せる磁界を作
用させて吸入側バルブ34に対して流路31を開放する
方向の磁力を加える。
り付けられた環状スリーブ45aを貫通してポンプハウ
ジング11b内に突出している。
42aを駆動するための空気圧シリンダ46aが設けら
れ、この空気圧シリンダ46aは締結プレート21に固
定されている。この空気圧シリンダ46a内に設けられ
たピストン47aには駆動ロッド42aが取り付けられ
ており、ピストン47aを原点位置に戻すために圧縮コ
イルばね48aがシリンダ46a内に装着されている。
ピストン47aが原点位置となると、駆動側の磁石43
aが従動側の磁石41の位置となる。
aが接続され、バルブユニット51を介して図示しない
空気圧源からの圧縮空気がシリンダ46aに供給される
ようになっており、圧縮空気がシリンダ46a内に供給
されると、ピストン47aは前進限位置となる。このと
きには、駆動側の磁石44aが従動側の磁石41の位置
となる。
様の構造の駆動ロッド42bおよび空気圧シリンダ46
bによって駆動されるようになっており、図3において
は、吸入側バルブ34を駆動する部材と共通する部材に
は同一の参照番号に符号bを付して吐出側バルブ35を
駆動する部材の説明を省略している。
に往復動するために、駆動部材52が締結プレート21
に形成された貫通孔53から突出してポンプハウジング
11bに軸方向に往復動自在に設けられており、この駆
動部材52に取り付けられたボールねじナット54にね
じ結合されるボールねじ55がベアリング56によりポ
ンプハウジング11b内に回転自在に設けられている。
このボールねじ55は継手57を介してモータ58の主
軸に連結されている。図3にあっては、駆動部材52、
ベアリング56、およびモータ58を支持する部材が図
示省略されている。
るために、ダイヤフラム28の連結部28aには磁性材
料からなる連結部材61が設けられ、駆動部材52には
磁性材料からなる磁気回路形成部材62と磁石63とが
設けられている。磁石63は磁気回路形成部材62に密
着しており、この磁気回路形成部材62と連結部材61
とが磁力により密着することにより、ダイヤフラム28
は駆動部材52に連結される。
動方法を示すタイムチャートであり、図7を参照しつつ
薬液Lをノズル6から吐出する手順について説明する。
布するには、空気圧シリンダ46bに圧縮空気を供給し
てピストン47bを前進させ、駆動ロッド42bを前進
させて駆動側の磁石44bを吐出側バルブ35の従動側
の磁石41に対応する位置にする。これにより、従動側
の磁石41が駆動側の磁石44bによって吸引され、図
7において符号T1 で示すように、吐出側バルブ35が
弁座36bから離れて吐出側流路32が開放状態とな
る。
58を吐出側に駆動すると、駆動部材52が図3におい
て左側に移動し、ダイヤフラム28がポンプ室27を収
縮するように変形する。これにより、流出ホース30b
を介して薬液Lがノズル6に案内されてノズル6から吐
出される。図7において符号T2 で示すように、モータ
58の駆動を停止すると薬液の吐出が停止され、モータ
58の駆動停止とともに、駆動ロッド42bを後退させ
て吐出側バルブ35により吐出側流路32を閉塞する。
た後に、空気圧シリンダ46aに圧縮空気を供給してピ
ストン47aを前進させることにより、駆動ロッド42
aを前進させて駆動側の磁石44aを従動側の磁石41
に対応する位置に設定する。これにより、図7において
符号T3 で示すように、吸入側バルブ34が開放状態と
なり、ポンプ室27内における残圧が除去される。所定
時間吸入側バルブ34を開いた後に、駆動ロッド42a
を後退させることにより、図7において符号T4 で示す
ように吸入側バルブ34を閉塞する。このようにして、
図7に示すリリーフ時間T4 −T3 の間に残圧の除去が
なされる。
ンダ46bに圧縮空気を供給して吐出側バルブ35の従
動側の磁石41の位置に駆動側の磁石44bを位置させ
て、符号T5 で示すように、吐出側バルブ35を開放位
置とする。これと同時に、モータ58を駆動させてポン
プ室27を広げるようにダイヤフラム28を図3におい
て右方向に僅かに後退させる。これにより、サックバッ
ク動作が行われてノズル6の先端部内の薬液が吸引され
て、液垂れが防止される。
した後、次の吐出に要する薬液をポンプ室27内に吸入
するために、符号T7 で示すように、空気圧シリンダ4
6aに圧縮空気を供給させて駆動ロッド42aを前進移
動させることにより吸入側バルブ34を開放するととも
に、モータ58を駆動させてポンプ室27を広げるよう
にダイヤフラム28を図3において右方向に後退移動さ
せる。符号T8 で示す時点でダイヤフラム28が後退限
位置となると、薬液の吸入動作が終了し、吸入動作終了
とともに吸入側バルブ34が閉塞される。
リンダ46aに圧縮空気を供給して駆動ロッド42aを
前進させて駆動側の磁石44aを従動側の磁石41に対
応する位置に設定する。これにより、吸入側バルブ34
が開放状態となり、ポンプ室27内における残圧が除去
される。所定時間吸入側バルブ34を開いた後に、符号
T10で示すように、駆動ロッド42aを後退させること
により、吸入側バルブ34を閉塞する。このようにし
て、図7に示すリリーフ時間T10−T9 の間にわたり残
圧の除去がなされる。
生した残圧が除去されて、次の薬液の吐出が準備され
る。
路31に設けているが、このフィル夕7を吐出側流路3
2に設けることも可能である。その場合には、薬液の吐
出動作時にポンプ室27とフィルタ7の流入側との間に
残圧が発生することがある。それを除去する際には、図
7において二点鎖線で示すように、吸入側バルブ34と
吐出側バルブ35を交互に1回または複数回開閉させる
ことにより、この部分における残圧を除去することがで
きる。これにより、ポンプの吐出動作後に残圧に起因し
て薬液がノズル6から出てしまうということを防止する
ことができ、吐出量を高精度に制御することができる。
圧除去を吸入側バルブ34を開くことによって行うよう
にしているが、吐出側バルブ35を開くことにより残圧
除去を行うようにしても良い。さらに、図7に示すタイ
ムチャートにおけるT2 とT3 を同時に行うようにして
も良く、同様にT4 とT5 をほぼ同時とするようにして
も良い。また、符号T8 〜T9 の間で吸入側バルブ34
を開閉することなく、吸入動作終了後にも吸入側バルブ
34を直ちに閉じることなく、T10の時点で吸入側バル
ブ34を閉塞するようにしても良い。
グ11bとを分離するには、これらを強く引き離すだけ
で、ポンプハウジング11bの締結プレート21とバル
ブハウジング11aの締結プレート18とを相互に離反
させ、連結部材61と駆動部材52とを相互に離反させ
ることができる。分離後には2本の駆動ロッド42a,
42bが締結プレート21から突出した状態となる。こ
の状態のもとで、バルブハウジング11a全体あるいは
これの構成部品を交換することができる。
際には、バルブ34,35を駆動するための駆動ロッド
42a,42bがそれぞれバルブ34,35から離れて
おり、ポンプハウジング11bに取り付けられているの
で、薬液が漏れることなく、交換作業を容易に行うこと
ができる。
35の形態としては、たとえば、特願平7−86772
号明細書および図面に記載されたように種々のタイプの
ものを使用することができ、駆動ロッドについても同様
に前記出願の明細書などに記載された構成とすることが
できる。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、図示する薬液供給装置にあっては、吸入側と吐出側
の2つのバルブを磁石によって開閉作動するようにして
いるが、一方のバルブのみを磁石によって作動させるよ
うにしても良い。また、それぞれのバルブとしては、磁
石により作動させることなく、ダイヤフラム式のバルブ
を使用するようにしても良い。さらに、往復動部材とし
ては、ダイヤフラム28を用いることなく、図1に示す
ベローズ3を用いるようにしても良く、さらにはピスト
ンなどを用いるようにしても良い。それぞれの駆動ロッ
ド42a,42bについても空気圧シリンダを使用する
ことなく、ソレノイドによって駆動するようにしても良
く、あるいはモータにより駆動するようにしても良い。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
残圧を除去することができ、これにより、サックバック
動作の段階で吐出側バルブを開放状態としても薬液吐出
部先端の液面位置の変動を防止することができる。
室の残圧を除去することができ、これにより、薬液吸入
時における薬液の慣性力に起因したポンプ室における残
圧の発生が防止される。
する薬液吐出部の液面変動がなくなることから、薬液の
吐出精度を大幅に向上することができる。
ある。
本構造を示す概略図である。
線に沿う断面図である。
視図であり、(b)は同図(a)におけるVb −Vb 線
に沿う断面図である。
は同図(a)に示された弁体の斜視図である。
動方法を示すタイムチャートである。
磁石(駆動側の磁石) 45a,45b 環状スリーブ 46a,46b 空気圧シリンダ 47a,47b ピストン 48a,48b ばね 49a,49b 空気圧配管 50 駆動部 51 バルブユニット 52 駆動部材 53 貫通孔 54 ボールねじナット 55 ボールねじ 56 ベアリング 57 継手 58 モータ 61 連結部材 62 磁気回路形成部材 63 磁石 L 薬液 W 半導体ウエハ
Claims (4)
- 【請求項1】 ポンプ室を有しこのポンプ室の容積を変
化させる往復動部材と、前記ポンプ室と薬液吐出部とを
結ぶ吐出側流路を開閉する吐出側バルブと、薬液貯留室
内の薬液を前記ポンプ室に案内する吸入側流路を開閉す
る吸入側バルブとを有する薬液供給装置の駆動方法であ
って、 前記吸入側バルブを閉じかつ前記吐出側バルブを開いた
状態のもとで前記往復動部材を吐出移動させて前記薬液
吐出部から薬液を吐出する吐出工程と、 吐出工程終了後に前記ポンプ室内の残圧を除去する残圧
除去工程と、 残圧が除去された後に前記吸入側バルブを閉じかつ前記
吐出側バルブを開いた状態のもとで前記往復動部材を吸
入移動させて前記薬液吐出部内の薬液を戻すサックバッ
ク工程と、 サックバック工程終了後に前記吐出側バルブを閉じかつ
前記吸入側バルブを開いた状態のもとで前記往復動部材
を吸入移動させて前記薬液貯留室内の薬液を前記ポンプ
室に案内する吸入工程とを有することを特徴とする薬液
供給装置の駆動方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の薬液供給装置の駆動方法
であって、前記吸入工程終了後に前記ポンプ室内の残圧
を除去する第2の残圧除去工程を有することを特徴とす
る薬液供給装置の駆動方法。 - 【請求項3】 ポンプ室を有しこのポンプ室の容積を変
化させる往復動部材と、前記ポンプ室と薬液吐出部とを
結ぶ吐出側流路を開閉する吐出側バルブと、薬液貯留室
内の薬液を前記ポンプ室に案内する吸入側流路を開閉す
る吸入側バルブとを有する薬液供給装置の駆動方法であ
って、 前記吸入側バルブを閉じかつ前記吐出側バルブを開いた
状態のもとで前記往復動部材を吐出移動させて前記薬液
吐出部から薬液を吐出する吐出工程と、 吐出工程終了後に前記吸入側バルブを開いて前記ポンプ
室内の残圧を除去する残圧除去工程と、 残圧が除去された後に前記吸入側バルブを閉じかつ前記
吐出側バルブを開いた状態のもとで前記往復動部材を吸
入移動させて前記薬液吐出部内の薬液を戻すサックバッ
ク工程と、 サックバック工程終了後に前記吐出側バルブを閉じかつ
前記吸入側バルブを開いた状態のもとで前記往復動部材
を吸入移動させて前記薬液貯留室内の薬液を前記ポンプ
室に案内する吸入工程とを有することを特徴とする薬液
供給装置の駆動方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の薬液供給装置の駆動方法
であって、前記吸入工程終了後に前記吸入側バルブを開
いて前記ポンプ室内の残圧を除去する第2の残圧除去工
程を有することを特徴とする薬液供給装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
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