JPH1057114A - サイド・レリーズ型バックル - Google Patents
サイド・レリーズ型バックルInfo
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- JPH1057114A JPH1057114A JP9164708A JP16470897A JPH1057114A JP H1057114 A JPH1057114 A JP H1057114A JP 9164708 A JP9164708 A JP 9164708A JP 16470897 A JP16470897 A JP 16470897A JP H1057114 A JPH1057114 A JP H1057114A
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Abstract
ズ・バックルにおいて、オス部材とメス部材の確実且つ
強力な係合を保証し、その反面両者の係合離脱操作を容
易ならしめる改良された係合機構を提供することを目的
としている。 【解決手段】 オス、メス部材の安定且つ強力な係合を
保証するのに十分な係合面積を両者の係合時に形成し、
一方必要がある時に、オス・メス部材の係合離脱を容易
ならしめる寸法、形状を有することを特徴とする改良さ
れた係合機構によって本願発明の目的が達成されてい
る。
Description
(以下単にメス部材と称す)と、それと着脱自在に係合
するオス・差込み部材(以下単にオス部材と称す)を含
んで構成されるサイド・レリーズ型バックル(以下単に
バックルと称す)に関し、特に係合強度を高める為にオ
ス部材とメス部材の係合要素の構造を相対的に改造した
サイド・レリーズ型バックルに関する。
である。これらのバックルはメス部材と係合、離脱可能
のオス部材を含んで構成されているのが普通であって、
これら部材の一方または双方にクロス・パー(又はクロ
ス・バー類似物)が設けられていて、その周りに紐また
はベルトが調整可能に、または固定的に取りつけられて
いる。この2部材を組み合わせたバックルとして、次に
述べる共通した型のものがある。即ち、オス部材が一対
の引っ掛腕(以下単に腕と称す)を有し、これら腕をメ
ス部材に挿入した時に、対応するメス部材のストップ要
素を滑り抜けてメス部材の外側から切り込んだ開口の中
にすぽっと嵌入する。このストップ要素はメス部材の切
り込み開口の縁の内側に突き出た部分であって、オス部
材の腕の外縁に形成された肩と係合する。バックルのメ
ス、オス部材は、親指と4本の指を使ってメス部材の切
り込んだ開口からオス部材の脚を絞り出すことによっ
て、係合状態から離され、その結果、オス部材の脚に形
成された肩と対応するメス部材のストップ要素から開放
する。
4,150,464号第3、4図に基本構造が開示され
ている。これらの図に示すようにオス部材の腕(2本)
の肩と係合する対向壁がメス部材の切り込んだ開口部に
形成されている。そして、これら肩はオス部材の腕の外
側面に形成されていて、メス部材の側壁で内側に内側に
突出したストップ要素と係合する。然しながら、このよ
うな構造であると、負荷が掛かった際にオス部材とメス
部材の確実な係合を損なうおそれがある。即ち、メス部
材から引掛面腕が離れないように作用している引掛腕に
掛かる荷重が通常は引掛腕の長手方向(または中心線
日)に沿って作用しているが、然しながら、引掛腕の係
合力の作用位置を示すY線は、メス部材と引掛腕の外側
面との間に指向していて、中心線から離れている。その
結果、バックルに負荷が掛かっている間、引掛腕とメス
部材の間に生じたトルクがZ方向(第4図)に向かい、
引掛腕の内側に向かった変形を惹起させ、その結果バッ
クルの係合が解除される(米国特許第5,222,27
9号明細書;第一欄第43〜48行参照)
の問題を解決するための一つの解決策を提案している。
即ち同特許の明細書によると、腕の肩は同特許の第1、
2図に示すように、外側から切り込むように各腕の上下
面に形成されている。即ち、各腕はその上下側側で、各
腕の先端部分近くで一対の肩を形成している。これらの
肩がバックルの対応するメス部材のストップ要素とそれ
ぞれ係合する。従って、オス部材の腕に作用する負荷は
腕の肩に集中し、前述のような肩の形状と形成位置の関
係でこの負荷力の方向は肩と直行する方向となるので、
その大部分はオス部材の腕の肩をメス部材のストップ要
素に強く押しつける作用となる。
9号に開示されたバックルの腕の肩はその上下面にだけ
形成されていて、米国特許第4,150,464号に開
示されたバックルと同等に腕の外側の周りには形成され
ていない。そして、相対的に小さな肩がメス部材に形成
されたストップ要素と係合する。更に、バックルのメス
部材に形成されたストップ要素は、かなりの負荷によっ
て破壊される薄い壁状の突起である。これらの理由によ
って、米国特許第5,222,279号に開示されたバ
ックルは非常に大きな負荷に耐える抵抗力を持っていな
い。
0,464号と米国特許第5,222,279号に開示
されたバックルの合成型であって、腕の肩はU字形を呈
し、腕の上下並びに側面を囲んでいる。然しながら、前
記米国特許第4,150,464号、第5,222,2
79号と比べて、メス部材に形成されたストップ要素と
係合する肩の表面積が増加しても、係合面の大部分が米
国特許第5,222,279号のよう腕の上下面より
は、米国特許第4,150,464号のように、腕の外
側に位置し、オス部材の腕をメス部材に挿入し易くする
為、U字状肩の先端に向かって引掛面を減少させてい
る。このことは、オス部材の腕をメス部材に挿入する場
合に腕を上下方向に撓ませる空間的な余裕がないので、
オス部材の肩をメス部材に挿入し、そのストップ要素を
通過させることが不可能となるからである。この公知バ
ックルの他の欠点はメス部材のストップ要素がかなりの
負荷によって破損されるような薄い壁状の突起であるこ
とである。
的は、公知のバックルにおける構造と比べてより高いメ
ス、オス部材の係合力と、より確実な係合を保証できる
バックルを提供することである。本発明の他の目的は公
知のバックルに比べ、メス、オス部材の係合、離脱操作
が確実且つ容易に行う事ができるパックルを提供するこ
とである。
は一つの開口端を有するソケットとなるメス部材と、メ
ス部材に形成された空洞の入り口から挿入する少なくと
も一つの腕を有するオス部材を含んで構成されている。
くとも一つの可撓性の腕を有し、この腕の先端部で外側
表面が突出した突出部が形成されている。この突出部
は、通常、先端が先細りの肩を形成し、この肩は腕の上
下面と外側に展開し、肩の先細りの頂点が腕の外側に位
置し、その両端が腕の上下面に位置している。
クルの長さ方向に展開する空洞を有し、この空洞にオス
部材の腕を挿入し、オス部材を完全にメス部材と係合し
た状態で、オス部材の腕の突出部分が露出するように、
メス部材の空洞の側壁に切り込んで形成された少なくと
も一つの開口を有する。この側壁はストップ要素と一体
に形成され、オス部材とメス部材が係合されて一体とな
った時にこのストップ要素がオス部材の腕に形成された
と肩と係合する。本発明の好ましい実施態様において、
メス、オス部材の係合強度を増大する為に、このストッ
プ要素はメス部材の切り込み開口縁に展開して形成され
ている。
せるには、腕の突出部をメス部材の切り込み開口部で、
オス部材の肩がメス部材のストップ要素から離れるま
で、オス部材の腕の突出部を外側から内側に向けて押せ
ばよい。このように内側に腕を押し曲げることによって
生じた反発力はオス部材をメス部材の外側に押し出す作
用をし、この作用によってオス部材をメス部材から離脱
させる。
造、機能について、添付図面を参照して具体的に説明す
る。尚、添付図面において同じ参照番号は同様の要素を
示すものである。
説明する。第1実施例は本発明によるバックルの典型的
なものを示している。このバックル1は紐(図示せず)
自由端部と接続されている。バックル1は一般に二つの
部品、即ち所謂ソケット部材であるメス部材4と差し込
み部材であるオス部材5によって構成されている。バッ
クル1は好ましくは合成樹脂のような材料から成形して
作られるが、合成樹脂または他の材料を機械加工して作
ることも出来る。
端部に近い位置に設けている。一本の紐(図示せず)を
クロス・バー6を取巻いて縫合し、クロス・バー6に確
りと取付けている。オス部材5は一対のクロス・バー
8、9をその端部に近い位置に設けているが、公知の方
法、例えば米国特許第5,216,786に開示されて
いるように、紐をクロス・バー8、9に調節可能に取付
けることが出来る。或いは又、一対のクロス・バーをメ
ス部材に設け、一つのクロス・バーをオス部材又はオ
ス、メス両部材に設け、メス部材には一つのクロス・バ
ーを設けている場合もあるが、この場合、紐の取付けは
固定的である。
に実質的に矩形横断面を有する平たい筒状に形成され、
その内部に空洞10が形成されている。この空洞10は
上壁11と平行状態で対面する底壁12及び一対の側壁
13と14(各側壁の上下縁が前記上壁11、底壁12
に接続している。)によってその形状と大きさが決まっ
ている。この上壁11と底壁12は図示するように、側
壁13、14よりは遙に大きく、従ってメス部材4は実
質的に平たい形状となっている。
メス部材の空洞10内に着脱自在に挿入する事が出来
る。メス部材4は各側壁13、14で内側に切り込んだ
開口15を有し、この切り込み開口15の側壁はメス部
材4の中にオス部材5を保持する為、オス部材5の肩の
引掛面と共に機能する。第6、8図に示すように、オ
ス、メス部材の係合を離脱させる際に、バックルの使用
者がこの切り込み開口15でメス部材4の外側からオス
部材5を操作する事が出来る。サイド・レリーズ・バッ
クル1を構成する為、各切り込み開口15は、側壁1
3、14同様に上壁13、底壁14の少なくとも一部に
亘って形成されている。尚、ここに開示したサイド・レ
リーズ・バックルの機能を果たす限り、オス部材、メス
部材の形状、各要素の位置、数等を変更することが可能
である。
材を案内するため、メス部材4の上面11と底面12の
内側に、クロス・バー6の近接位置に向って、メス部材
4の空洞の入り口17から内側に突出した案内16(第
7図)が形成されている。案内16間の隙間は以下に述
べるように、オス部材5の中央部に形成された案内バー
18を収容する。
クする為、壁11、12、と13;11、12と14の
内壁はV字形の横断面を持ったストップ要素19を形成
している。従って、各ストップ要素19は側壁13(1
4)の中心に向かってV字の頂点位置に頂点を有し、各
ストップ要素19の先端(切り込み開口15に最も近接
したストップ要素19の端部)に係合面20を形成し、
ストップ要素19と同様V字形状を呈し、以下に述べる
役割を果たしている。
いて切り込み開口15の端部に接近して位置し、好まし
くは、ストップ要素19は切り込み開口15の端からメ
ス部材4の空洞10の入り口17に向かって連続的に展
開していて、側壁13、14の部分(第5図)を形成し
ている。この構造はストップ要素19が側壁から単に内
側に突出しているものに比べて、より強い係合保持力を
持つ理由である。
構成された基部22を有する。一対の腕23は基部22
から先端に向かって突出している。この一対の腕23は
所定の長さを有し、オス部材5の先端向かって伸びてい
る。案内バー18(省略可)も又基部22から先端に向
かって突出している。
初の端部24と第2の先端部25を有する。バックル使
用の便宜上、各腕23はその側面に突出部26を有す
る。この突出部26を設けることによってが肩ー引掛面
27が形成されている。第5図に示すように、肩ー引掛
面27は一般にV字形状を呈する。このV字形状の肩の
頂点は突出部26の外側に位置し、V字形状肩の二つの
端部は腕(突出部26)の上縁29と下縁30となって
いる。即ち、肩ー引掛面27は各腕23の上下面と側面
に亘って形成されている。この肩ー引掛面27が、オス
部材をメス部材に十分に挿入させた時、メス部材のV字
形ストップ要素19の端部(切り込み開口15側)20
と係合する所定位置まで、腕23に沿って展開している
ことが必要である。
する為、各腕23の先端25を、メス部材4の案内16
への案内バー18と共に、先ず空洞10内に挿入する
と、各腕23の先端部25と突出部26はストップ要素
19と接触し、各腕23は空洞10の内側に向かって撓
む。更にこの挿入が進むと、肩ー引掛面27がストップ
要素19の先端20を越えて開口15に入って来る。こ
の状態で、各腕23は空洞10から、外側に飛び出る。
この位置でV字形状のストップ要素19の先端20が肩
ー引掛面27と係合(第6図仮装線)する。第6、8図
から明らかなように、この係合位置で、各腕の突出部2
6が開口15からはみ出し、メス部材4の外側に飛び出
た状態で露出している。
バックルの使用者は入り込み開口15の空洞10内に突
出部26を押しつけて、腕23を空洞10の内側に撓め
る。一旦腕23の肩ー引掛面27がストップ要素19の
係合面20を通過すると、オス部材5をメス部材4から
取り出すことが出来る。腕を内側に曲げることによって
生じた反発力はオス部材5を空洞10からはじき出す力
となる。更に、突出部26の外側面が丸みを帯びている
ことはメス部材4からオス部材5を容易に離脱させる原
因となっている。
バックルの他の実施例について、第12、13図を参照
して説明する。説明の便宜上、第一実施例のサイド・レ
リーズ・バックルと同一機能を果たす要素については、
同一の引用数字を用い、第一実施例の説明との重複をさ
ける為、相違した点に限定して説明する。既に第一実施
例の説明で明らかなように、本発明の大きな特徴の一つ
は、メス部材4とオス部材5を係合させた場合に、オス
部材5の腕23に形成された肩27の引掛面31とメス
部材のストップ要素19との係合面積が大きいこと、オ
ス部材の引掛面31に開し、腕先端部の内側を除いてそ
の上下、外側に実質的に均等に配分された肩ー引掛面3
1が連続して形成されていることである。第一実施例で
はオス部材の腕23の先端部と基部22の間にV型面を
有する切り込み部分が形成されて、このような特徴を発
顕しているが、第2実施例ではこの引掛面31の先端部
分をU字型とし、更にオス部材5の腕23をメス部材4
の空洞10に挿入してメス部材のストップ要素19の部
分を容易に通過させる為、空洞10の上下壁11、12
の間隔を第12、13図に示すように中央部で拡張し、
前述公知例の欠点(メス部材の空洞10の上下面部分と
オス部材の引掛面の係合の不足)を積極的に解消してい
る。この場合、オス部材5の肩ー引掛面31の上下部分
と外側部分は不連続となるが、引掛面としての機能は実
質的に変わらない。
知のバックル110では、肩112はオス部材の腕11
4の外側にだけ形成されている。従って、荷重がかかっ
た際に、力は各腕114の長さ方向の中心線軸に沿った
線Xに沿って集中し、一方肩112の係合離脱力は肩1
12を通り且つ線Xから若干外れた線Yに指向してい
る。この線XとYの間のずれは腕114に作用する(第
4図で矢印Z方向)トルクを生じ、ストップ要素116
から腕112を外すか、又はバックル110のメス、オ
ス部材の係合を離脱させる原因となる。
ル210では第1、2、10図に示すように、オス部材
の腕に形成された肩部212はその上部(215)と下
部(216)に係合保持力を持たせているが、各腕の外
側217は利用していない。この肩部212は腕の長軸
Xに沿っているが、既に述べたように肩部21は各腕の
上部215と下部216にだけ形成され、第10図に示
すように腕の外側217に沿って形成されていない(第
10図参照)。対応するメス部材のストップ要素と腕の
肩が係合する面214は第10図で識別することが出来
ように、小さくなっている。
の引掛面が各腕の上部、下部及び外側を取囲んで形成さ
れている。(第11図参照)然しながら、このバックル
では引掛面300(即ち腕とメス部材のストップ要素が
係合する部分)が腕の周りに均等に分布していない。U
字形状の引掛面である為、腕の上部311と下部312
の引掛面(即ちU字の両脚部)の断面は、バックルのメ
ス部材に腕を挿入する為に必要な空間を確保するため先
細りとなっている。その結果、腕はメス部材の横方向に
だけ撓むことが出来ても、上下方向には撓むことが出来
ないので、この肩一引掛面が大きいとバックルのメス部
材の対応するストップ要素を通過することが出来ない。
従って、各腕の上部と下部では小さな肩ー引掛面を、一
方腕の外側では大きな引掛面を形成させて、メス部材の
対応する係合面と係合させている。
のバックルでは、各腕の上部29、下部30の周りに実
質的均等に分布した引掛面31(即ち、肩の引掛面27
とストップ要素19の先端の係合面20が係合する部
分)を有している。このような各腕の上部29、下部3
0と外側28の周りに均等に配分された引掛面31は前
述の説明(第一、第二実施例)のように特色ある係合面
とストップ要素19の係合面20との組合わせによって
機能が発揮されるのである。特に、本発明の典型的な第
一実施例では、前述の公知バックルのU字型係合面と異
なり、そのV字状引掛面は第9図に示すようにV字の端
部に向かって可なりの部分に渡ってテーパーがついてい
ない。このようにして、各腕の上部29、下部30に設
けられた引掛面は腕の外側28に設けられた引掛面に比
べてそれ程小さくない。
術に比べて各腕の上部、下部及び外側の周りに実質的に
均等に分布した引掛面を設ける事を可能とし、従って、
より均等に分布した引掛面が形成されている。このこと
はすでに述べたようにメス部材とオス部材の確実な係合
を保証し、且つ係合力の強化を斉らす原因となってい
る。
を有する。即ち前述のように、メス部材とオス部材の係
合部分を特殊な形状に設計しているので、メス部材の受
入部とオス部材の腕に形成された肩部の厚さが公知のバ
ックルに比べて大きく、従ってバックルの強度が高く、
又、メス部材に一対の大きな開口部をその長さ方向に関
し対象的に設けているので、オス部材の腕の一部をバッ
クルの横方向で両側から内側に押しつけることによっ
て、特別の注意を払うことなく、容易、且つ確実にオス
部材をメス部材との係合から離脱させることが出来る。
み開口が比較的小さく、さらに前述したような構造上の
問題もあってこの作業を円滑に行うことが出来ない。即
ち係合強力を増大させる為に、ストップ要素の内側突出
部(メス部材の空洞側壁に引掛ける)を大きくすること
が必要であるが、そのように設計すると、メス部材、オ
ス部材の係合を離脱させる際にオス部材の腕をそれだけ
大きく内側に撓ませることが必要となり、操作が面倒と
なる。
知のバックルに比べて、オス部材とメス部材の係合強度
が高く、係合離脱操作を円滑に行うことが出来る実用的
に大きな特徴を有し、従ってその用途範囲も公知バック
ルに比べて格段に広い。尚当然のことながら本発明の技
術思想を満足する限りオス、メス部材形状の変更等の変
更がなされても本発明から逸脱しないことは勿論であ
る。
した状態の斜視図である。
した拡大側面図であって、メス、オス部材を係合させた
状態を示している。
た状態を示した斜視図である。
状態での拡大説明図である。
を引離した状態を示す斜視図である。
材を係合させた状態を示す平面図である。
図であって、オス部材の係合要素がメス部材のストップ
要素とV字状態で係合する状態を示している。
る。
おいてバックルのV字状係合部分を抜出して線9−9に
沿ってとった断面図である。
279号)のバックルについて、線10−10に沿った
断面図で、図9に示した断面図と対応している。
を有する米国特許第5,222,279号と米国特許第
4,150,464号の合成型バックルにおけるメス、
オス部材の係合状態を示す断面図である。
明に係わるサイド・レリーズ・バックルの第二実施例の
一部省略横断面図である。
レリーズ・バックルの横断面図であって、オス部材の腕
をメス部材の空洞から離脱する状態を示している。
(以下単にメス部材と称す)と、それと着脱自在に係合
するオス・差込み部材(以下単にオス部材と称す)を含
んで構成されるサイド・レリーズ型バックル(以下単に
バックルと称す)に関し、特に係合強度を高める為にオ
ス部材とメス部材の係合要素の構造を相対的に改造した
サイド・レリーズ型バックルに関する。
である。これらのバックルはメス部材と係合、離脱可能
のオス部材を含んで構成されているのが普通であって、
これら部材の一方または双方にクロス・パー(又はクロ
ス・バー類似物)が設けられていて、その周りに紐また
はベルトが調整可能に、または固定的に取りつけられて
いる。この2部材を組み合わせたバックルとして、次に
述べる共通した型のものがある。即ち、オス部材が一対
の引っ掛腕(以下単に腕と称す)を有し、これら腕をメ
ス部材に挿入した時に、対応するメス部材のストップ要
素を滑り抜けてメス部材の外側から切り込んだ開口の中
にすぽっと嵌入する。このストップ要素はメス部材の切
り込み開口の縁の内側に突き出た部分であって、オス部
材の腕の外縁に形成された肩と係合する。バックルのメ
ス、オス部材は、親指と4本の指を使ってメス部材の切
り込んだ開口からオス部材の脚を絞り出すことによっ
て、係合状態から離され、その結果、オス部材の脚に形
成された肩と対応するメス部材のストップ要素から開放
する。
4,150,464号第3、4図に基本構造が開示され
ている。これらの図に示すようにオス部材の腕(2本)
の肩と係合する対向壁がメス部材の切り込んだ開口部に
形成されている。そして、これら肩はオス部材の腕の外
側面に形成されていて、メス部材の側壁で内側に内側に
突出したストップ要素と係合する。然しながら、このよ
うな構造であると、負荷が掛かった際にオス部材とメス
部材の確実な係合を損なうおそれがある。即ち、メス部
材から引掛面腕が離れないように作用している引掛腕に
掛かる荷重が通常は引掛腕の長手方向(または中心線
日)に沿って作用しているが、然しながら、引掛腕の係
合力の作用位置を示すY線は、メス部材と引掛腕の外側
面との間に指向していて、中心線から離れている。その
結果、バックルに負荷が掛かっている間、引掛腕とメス
部材の間に生じたトルクがZ方向(第4図)に向かい、
引掛腕の内側に向かった変形を惹起させ、その結果バッ
クルの係合が解除される(米国特許第5,222,27
9号明細書;第一欄第43〜48行参照)。
の問題を解決するための一つの解決策を提案している。
即ち同特許の明細書によると、腕の肩は同特許の第1、
2図に示すように、外側から切り込むように各腕の上下
面に形成されている。即ち、各腕はその上下側側で、各
腕の先端部分近くで一対の肩を形成している。これらの
肩がバックルの対応するメス部材のストップ要素とそれ
ぞれ係合する。従って、オス部材の腕に作用する負荷は
腕の肩に集中し、前述のような肩の形状と形成位置の関
係でこの負荷力の方向は肩と直行する方向となるので、
その大部分はオス部材の腕の肩をメス部材のストップ要
素に強く押しつける作用となる。
9号に開示されたバックルの腕の肩はその上下面にだけ
形成されていて、米国特許第4,150,464号に開
示されたバックルと同等に腕の外側の周りには形成され
ていない。そして、相対的に小さな肩がメス部材に形成
されたストップ要素と係合する。更に、バックルのメス
部材に形成されたストップ要素は、かなりの負荷によっ
て破壊される薄い壁状の突起である。これらの理由によ
って、米国特許第5,222,279号に開示されたバ
ックルは非常に大きな負荷に耐える抵抗力を持っていな
い。
0,464号と米国特許第5,222,279号に開示
されたバックルの合成型であって、腕の肩はU字形を呈
し、腕の上下並びに側面を囲んでいる。然しながら、前
記米国特許第4,150,464号、第5,222,2
79号と比べて、メス部材に形成されたストップ要素と
係合する肩の表面積が増加しても、係合面の大部分が米
国特許第5,222,279号のよう腕の上下面より
は、米国特許第4,150,464号のように、腕の外
側に位置し、オス部材の腕をメス部材に挿入し易くする
為、U字状肩の先端に向かって引掛面を減少させてい
る。このことは、オス部材の腕をメス部材に挿入する場
合に腕を上下方向に撓ませる空間的な余裕がないので、
オス部材の肩をメス部材に挿入し、そのストップ要素を
通過させることが不可能となるからである。この公知バ
ックルの他の欠点はメス部材のストップ要素がかなりの
負荷によって破損されるような薄い壁状の突起であるこ
とである。
的は、公知のバックルにおける構造と比べてより高いメ
ス、オス部材の係合力と、より確実な係合を保証できる
バックルを提供することである。本発明の他の目的は公
知のバックルに比べ、メス、オス部材の係合、離脱操作
が確実且つ容易に行う事ができるバックルを提供するこ
とである。
は一つの開口端を有するソケットとなるメス部材と、ソ
ケットの役割をするメス部材に形成された空洞の入り口
から挿入する少なくとも一つの腕を有するオス部材を含
んで構成されている。
くとも一つの可撓性の腕を有し、この腕の先端部で外側
表面が突出した突出部が形成されている。この突出部
は、通常、先端が先細りの肩を形成し、この肩は腕の上
下面と外側に展開し、肩の先細りの頂点が腕の外側に位
置し、その両端が腕の上下面に位置している。
クルの長さ方向に展開する空洞を有し、この空洞にオス
部材の腕を挿入し、オス部材を完全にメス部材と係合し
た状態で、オス部材の腕の突出部分が露出するように、
メス部材の空洞の側壁に切り込んで形成された少なくと
も一つの開口を有する。この側壁はストップ要素と一体
に形成され、オス部材とメス部材が係合されて一体とな
った時にこのストップ要素がオス部材の腕に形成された
と肩と係合する。本発明の好ましい実施態様において、
メス、オス部材の係合強度を増大する為に、このストッ
プ要素はメス部材の切り込み開口縁に展開して形成され
ている。
せるには、腕の突出部をメス部材の切り込み開口部で、
オス部材の肩がメス部材のストップ要素から離れるま
で、オス部材の腕の突出部を外側から内側に向けて押せ
ばよい。このように内側に腕を押し曲げることによって
生じた反発力はオス部材をメス部材の外側に押し出す作
用をし、この作用によってオス部材をメス部材から離脱
させる。
造、機能について、添付図面を参照して具体的に説明す
る。尚、添付図面において同じ参照番号は同様の要素を
示すものである。
説明する。第1実施例は本発明によるバックルの典型的
なものを示している。このバックル1は紐(図示せず)
自由端部と接続されている。バックル1は一般に二つの
部品、即ち所謂ソケット部材であるメス部材4と差し込
み部材であるオス部材5によって構成されている。バッ
クル1は好ましくは合成樹脂のような材料から成形して
作られるが、合成樹脂または他の材料を機械加工して作
ることも出来る。
端部に近い位置に設けている。一本の紐(図示せず)を
クロス・バー6を取巻いて縫合し、クロス・バー6に確
りと取付けている。オス部材5は一対のクロス・バー
8、9をその端部に近い位置に設けているが、公知の方
法、例えば米国特許第5,216,786に開示されて
いるように、紐をクロス・バー8、9に調節可能に取付
けることが出来る。或いは又、一対のクロス・バーをメ
ス部材に設け、一つのクロス・バーをオス部材又はオ
ス、メス両部材に設け、メス部材には一つのクロス・バ
ーを設けている場合もあるが、この場合、紐の取付けは
固定的である。
に実質的に矩形横断面を有する平たい筒状に形成され、
その内部に空洞10が形成されている。この空洞10は
上壁11と平行状態で対面する底壁12及び一対の側壁
13と14(各側壁の上下縁が前記上壁11、底壁12
に接続している。)によってその形状と大きさが決まっ
ている。この上壁11と底壁12は図示するように、側
壁13、14よりは遙に大きく、従ってメス部材4は実
質的に平たい形状となっている。
メス部材の空洞10内に着脱自在に挿入する事が出来
る。メス部材4は各側壁13、14で内側に切り込んだ
開口15を有し、この切り込み開口15の側壁はメス部
材4の中にオス部材5を保持する為、オス部材5の肩の
引掛面と共に機能する。第6、8図に示すように、オ
ス、メス部材の係合を離脱させる際に、バックルの使用
者がこの切り込み開口15でメス部材4の外側からオス
部材5を操作する事が出来る。サイド・レリーズ・バッ
クル1を構成する為、各切り込み開口15は、側壁1
3、14同様に上壁13、底壁14の少なくとも一部に
亘って形成されている。尚、ここに開示したサイド・レ
リーズ・バックルの機能を果たす限り、オス部材、メス
部材の形状、各要素の位置、数等を変更することが可能
である。
材を案内するため、メス部材4の上面11と底面12の
内側に、クロス・バー6の近接位置に向って、メス部材
4の空洞の入り口17から内側に突出した案内16(第
7図)が形成されている。案内16間の隙間は以下に述
べるように、オス部材5の中央部に形成された案内バー
18を収容する。
クする為、壁11、12、と13;11、12と14の
内壁はV字形の横断面を持ったストップ要素19を形成
している。従って、各ストップ要素19は側壁13(1
4)の中心に向かってV字の頂点位置に頂点を有し、各
ストップ要素19の先端(切り込み開口15に最も近接
したストップ要素19の端部)に係合面20を形成し、
ストップ要素19と同様V字形状を呈し、以下に述べる
役割を果たしている。
いて切り込み開口15の端部に接近して位置し、好まし
くは、ストップ要素19は切り込み開口15の端からメ
ス部材4の空洞10の入り口17に向かって連続的に展
開していて、側壁13、14の部分(第5図)を形成し
ている。この構造はストップ要素19が側壁から単に内
側に突出しているものに比べて、より強い係合保持力を
持つ理由である。
構成された基部22を有する。一対の腕23は基部22
から先端に向かって突出している。この一対の腕23は
所定の長さを有し、オス部材5の先端向かって伸びてい
る。案内バー18(省略可)も又基部22から先端に向
かって突出している。
初の端部24と第2の先端部25を有する。バックル使
用の便宜上、各腕23はその側面に突出部26を有す
る。この突出部26を設けることによってが肩ー引掛面
27が形成されている。第5図に示すように、肩ー引掛
面27は一般にV字形状を呈する。このV字形状の肩の
頂点は突出部26の外側に位置し、V字形状肩の二つの
端部は腕(突出部26)の上縁29と下縁30となって
いる。即ち、肩ー引掛面27は各腕23の上下面と側面
に亘って形成されている。この肩ー引掛面27が、オス
部材をメス部材に十分に挿入させた時、メス部材のV字
形ストップ要素19の端部(切り込み開口15側)20
と係合する所定位置まで、腕23に沿って展開している
ことが必要である。
する為、各腕23の先端25を、メス部材4の案内16
への案内バー18と共に、先ず空洞10内に挿入する
と、各腕23の先端部25と突出部26はストップ要素
19と接触し、各腕23は空洞10の内側に向かって撓
む。更にこの挿入が進むと、肩ー引掛面27がストップ
要素19の先端20を越えて開口15に入って来る。こ
の状態で、各腕23は空洞10から、外側に飛び出る。
この位置でV字形状のストップ要素19の先端20が肩
ー引掛面27と係合(第6図仮装線)する。第6、8図
から明らかなように、この係合位置で、各腕の突出部2
6が開口15からはみ出し、メス部材4の外側に飛び出
た状態で露出している。
バックルの使用者は入り込み開口15の空洞10内に突
出部26を押しつけて、腕23を空洞10の内側に撓め
る。一旦腕23の肩ー引掛面27がストップ要素19の
係合面20を通過すると、オス部材5をメス部材4から
取り出すことが出来る。腕を内側に曲げることによって
生じた反発力はオス部材5を空洞10からはじき出す力
となる。更に、突出部26の外側面が丸みを帯びている
ことはメス部材4からオス部材5を容易に離脱させる原
因となっている。
バックルの他の実施例について、第12、13図を参照
して説明する。説明の便宜上、第一実施例のサイド・レ
リーズ・バックルと同一機能を果たす要素については、
同一の引用数字を用い、第一実施例の説明との重複をさ
ける為、相違した点に限定して説明する。既に第一実施
例の説明で明らかなように、本発明の大きな特徴の一つ
は、メス部材4とオス部材5を係合させた場合に、オス
部材5の腕23に形成された肩27の引掛面31とメス
部材4のストップ要素19との係合面積が大きいこと、
オス部材の引掛面31に開し、腕先端部の内側を除いて
その上下、外側に実質的に均等に配分された肩ー引掛面
31が連続して形成されていることである。第一実施例
ではオス部材の腕23の突出部と基部22の間にV型面
を有する切り込み部分が形成されて、このような特徴を
発顕しているが、第2実施例ではこの引掛面31の先端
部分をU字型とし、更にオス部材5の腕23をメス部材
4の空洞10に挿入してメス部材のストップ要素19の
部分を容易に通過させる為、空洞10の上下壁11、1
2の間隔を第12、13図に示すように縦軸方向に沿っ
た中央部で拡張し、前述公知例の欠点(メス部材の空洞
10の上下面部分とオス部材の引掛面の係合の不足)を
積極的に解消している。この場合、オス部材5の肩ー引
掛面31の上下部分と外側部分は不連続となるが、引掛
面としての機能は第1実施例と実質的に変わらない。
知のバックル110では、肩112はオス部材の腕11
4の外側にだけ形成されている。従って、荷重がかかっ
た際に、力は各腕114の長さ方向の中心線軸に沿った
線Xに沿って集中し、一方肩112の係合離脱力は肩1
12を通り且つ線Xから若干外れた線Yに指向してい
る。この線XとYの間のずれは腕114に作用する(第
4図で矢印Z方向)トルクを生じ、ストップ要素116
から腕112を外すか、又はバックル110のメス、オ
ス部材の係合を離脱させる原因となる。
ル210では第1、2、10図に示すように、オス部材
の腕に形成された肩部212はその上部(215)と下
部(216)に係合保持力を持たせているが、各腕の外
側217は利用していない。この肩部212は腕の長軸
Xに沿っているが、既に述べたように肩部21は各腕の
上部215と下部216にだけ形成され、第10図に示
すように腕の外側217に沿って形成されていない(第
10図参照)。対応するメス部材のストップ要素と腕の
肩が係合する面214は第10図で識別することが出来
ように、小さくなっている。
の引掛面が各腕の上部、下部及び外側を取囲んで形成さ
れている。(第11図参照)然しながら、このバックル
では引掛面300(即ち腕とメス部材のストップ要素が
係合する部分)が腕の周りに均等に分布していない。U
字形状の引掛面である為、腕の上部311と下部312
の引掛面(即ちU字の両脚部)の断面は、バックルのメ
ス部材に腕を挿入する為に必要な空間を確保するため先
細りとなっている。その結果、腕はメス部材の横方向に
だけ撓むことが出来ても、上下方向には撓むことが出来
ないので、この肩一引掛面が大きいとバックルのメス部
材の対応するストップ要素を通過することが出来ない。
従って、各腕の上部と下部では小さな肩ー引掛面を、一
方腕の外側では大きな引掛面を形成させて、メス部材の
対応する係合面と係合させている。
の上部29、下部30の周りに実質的均等に分布した引
掛面31(即ち、肩の引掛面27とストップ要素19の
先端の係合面20が係合する部分)を有している。この
ような各腕の上部29、下部30と外側28の周りに均
等に配分された引掛面31は前述の説明(第一、第二実
施例)のように特色ある係合面とストップ要素19の係
合面20との組合わせによって機能が発揮されるのであ
る。特に、本発明の典型的な第一実施例では、前述の公
知バックルのU字型係合面と異なり、そのV字状引掛面
は第9図に示すようにV字の端部に向かって可なりの部
分に渡ってテーパーがついていない。このようにして、
各腕の上部29、下部30に設けられた引掛面は腕の外
側28に設けられた引掛面に比べてそれ程小さくない。
術に比べて各腕の上部、下部及び外側の周りに実質的に
均等に分布した引掛面を設ける事を可能とし、従って、
公知のバックルに比べてより均等に分布した引掛面が形
成されている。このことはすでに述べたようにメス部材
とオス部材の確実な係合を保証し、且つ係合力の強化を
斉らす原因となっている。
を有する。即ち前述のように、メス部材とオス部材の係
合部分を特殊な形状に設計しているので、メス部材の受
入部とオス部材の腕に形成された肩部の厚さが公知のバ
ックルに比べて大きく、従ってバックルの強度が高く、
又、メス部材に一対の大きな開口部をその長さ方向に関
し対象的に設けているので、オス部材の腕の突出部をバ
ックルの横方向で両側から内側に押しつけることによっ
て、オス部材の突出部の肩係合面をメス部材のストップ
要素との係合から外し特別の注意を払うことなく、容
易、且つ確実にオス部材をメス部材との係合から離脱さ
せることが出来る。
み開口が比較的小さく、さらに前述したような構造上の
問題もあってこの作業を円滑に行うことが出来ない。即
ち係合強力を増大させる為に、ストップ要素の内側突出
部(メス部材の空洞側壁に引掛ける)を大きくすること
が必要であるが、そのように設計すると、メス部材、オ
ス部材の係合を離脱させる際にオス部材の腕をそれだけ
大きく内側に撓ませることが必要となり、操作が面倒と
なる。即ちメス・オス部材間の安定且強い係合の保証
と、且メス・オス部材の容易な係合離脱を満足すること
が出来ない。
知のバックルに比べて、オス部材とメス部材の係合強度
が高く、係合離脱操作を円滑に行うことが出来る実用的
に大きな特徴を有し、従ってその用途範囲も公知バック
ルに比べて格段に広い。尚当然のことながら本発明の技
術思想を満足する限りオス、メス部材形状の変更等の変
更がなされても本発明から逸脱しないことは勿論であ
る。
した状態の斜視図である。
した拡大側面図であって、メス、オス部材を係合させた
状態を示している。
た状態を示した斜視図である。
状態での拡大説明図である。
を引離した状態を示す斜視図である。
材を係合させた状態を示す平面図である。
図であって、オス部材の係合要素がメス部材のストップ
要素とV字状態で係合する状態を示している。
る。
おいてバックルのV字状係合部分を抜出して線9−9に
沿ってとった断面図である。
279号)のバックルについて、線10−10に沿った
断面図で、図9に示した断面図と対応している。
を有する米国特許第5,222,279号と米国特許第
4,150,464号の合成型バックルにおけるメス、
オス部材の係合状態を示す断面図である。
明に係わるサイド・レリーズ・バックルの第二実施例の
一部省略横断面図である。
レリーズ・バックルの横断面図であって、オス部材の腕
をメス部材の空洞から離脱する状態を示している。
Claims (6)
- 【請求項1】 ソケットの役割をするメス部材と係合離
脱可能に挿入して係合させるオス部材を含んで構成さ
れ、 このオス部材は基部と基部から垂直方向に突出し且つ先
端部にメス部材と係合をする係合部と、係合部と基部を
一体に連結する脚から構成された少なくとも一つの腕を
有し、 このメス部材は上壁、底壁、前記上壁と底壁を対面状態
で連結している一対の側壁よって形成される空洞を有
し、この空洞は内側に入り込んだ開口部をオス部材とメ
ス部材の係合位置に設け、この開口部はオス部材の腕を
メス部材の空洞に挿入してオス部材と係合した際にオス
部材の前記腕の係合部の引掛面をなす外縁が露出する状
態で接触する係合面となる外側縁を有している、 サイド・レリーズ・バックルであって、 オス部材の係合部は脚の長手方向の延長に相当する部分
と外方に突出した部分が一体として構成され、従って脚
部と係合部の間で外側から切込んだ切込みが形成され、
延長相当部分の厚みを突出部よりも厚く設計して脚部分
との間に段差を設け、この段差と突出部分の外縁によっ
てメス部材の係合面と密接に係合する引掛面を形成さ
せ、 メス部材の空洞はその側壁部分をオス部材の突出部の横
断面の輪郭と実質的に同一に、上下壁の間隔がオス部材
の係合部分の延長相当部分の厚みと実質的に同一とし、
共に微細な余裕を付け加えて設計された横断面を構成さ
せ、 外力によりバックルの内側に変形させてオス部材をメス
部材との係合から離脱させる際に、オス部材を脚の延長
部分に相当する部分がメス部材の空洞の上下壁内に到達
し、且つ突出部分が前記空洞の側壁を通過可能の位置に
まで変形を許す大きさにメス部材の前記開口が設計され
たことを特徴とするバックル。 - 【請求項2】 請求項1のバックルであって、オス部材
の係合部の突出部の横断面はV字形であることを特徴と
するバックル。 - 【請求項3】 請求項1のバックルであって、メス部材
の開口は平面図において丸味をもって内側に食込んだ輪
郭を有することを特徴とするバックル。 - 【請求項4】 請求項1のバックルであってオス部材、
メス部材の少なくとも一方に紐状体を取り付ける部材を
設けていることを特徴とするバックル。 - 【請求項5】 請求項1のバックルであって、オス部材
の腕の突出部をメス部材の空洞の入り口から挿入する際
は内側に変形してその進入を許容し、この突出部が空洞
を通過すると直ちに外側に反発的に変移する可撓性を有
し、且つ係合時にオス、メス部材にかかる負荷に十分耐
えうる強度を持った合成樹脂製であることを特徴とする
バックル。 - 【請求項6】 請求項1のバックルであって、オス部材
の腕は部メス部材との間の係合離脱を十分に保証する寸
法に設計されていることを特徴とするバックル。
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