JPH1056759A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JPH1056759A
JPH1056759A JP8210779A JP21077996A JPH1056759A JP H1056759 A JPH1056759 A JP H1056759A JP 8210779 A JP8210779 A JP 8210779A JP 21077996 A JP21077996 A JP 21077996A JP H1056759 A JPH1056759 A JP H1056759A
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stator coil
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータコイルの発熱量が大きな場合であっ
ても、あるいはステータのコイルエンドの高さを低くし
た場合であっても充分な冷却効率を確保することができ
る回転電機を提供すること。 【解決手段】 ステータコイル32の前方端部とドライ
ブフレーム7の間にコルゲートフィン33が挟み込まれ
ており、ステータコイル32の後方端部とリヤフレーム
8との間にコルゲートフィン34が挟み込まれている。
各コルゲートフィン33、34はアルミニウム等の金属
材料により形成されており、ステータコイル32で発生
した熱が効率よく伝わるため、ロータ2に取り付けられ
た冷却ファン25、26が回転して遠心方向に吐出され
た冷却風によってコルゲートフィン33、34が冷却さ
れ、ステータコイル32の温度が下がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用交流発電機
等の回転電機に関し、特にステータコイルの冷却効率を
高めた回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機の一種である車両用交流発電機
は、車両走行中にバッテリの補充電を行うとともに、エ
ンジンの点火、照明、その他の各種電装品の電力を賄う
ものである。近年、車両の各種電気装置や電気制御装置
の利用が拡大しつつあり、また取付けスペースの制約等
に伴って、上述した車両用交流発電機は、高出力化およ
び小型化が要求されている。また、燃費規制の上からも
車両用交流発電機の効率向上と小型化が要求されてい
る。
【0003】ところで、車両用交流発電機の効率を向上
させるには、発電機の損失の中で最も大きな割合を占め
る銅損(ステータコイルの発熱)を小さくする必要があ
るが、このためにはステータコイルの巻線抵抗を小さく
してステータコイルの冷却性を向上させればよい。ま
た、巻線用銅線の太さを維持しながら巻線抵抗を小さく
するにはコイルエンドの高さを低くすればよいが、これ
はそのまま車両用交流発電機の小型化および軽量化にも
寄与することにもなる。
【0004】ところが、コイルエンドの高さを低くして
巻線抵抗を小さくしようとすると、コイルエンドの表面
積が少なくなって冷却性が悪化するため、銅損による発
熱を抑えてもそれ程ステータ温度が下がらない場合があ
る。特に、図12に示すように、ロータ10の端面に冷
却ファン11、12を有する車両用交流発電機の場合に
は、ステータコイル13の巻線抵抗を小さくするために
そのコイルエンド高さを低くすると、各冷却ファン1
1、12によって発生した遠心方向の冷却風がステータ
コイル13に当たりにくくなるため冷却効率が低下す
る。
【0005】このように、巻線抵抗だけを変えても冷却
性の本質的な改善にはならないため、その他の手法を併
用してステータコイルを冷却する必要がある。ステータ
コイルの冷却性を向上させる従来技術としては、特開平
6−70508号公報に記載された回転電機がある。こ
の回転電機は、ステータのコイルエンドに金属環体を嵌
着し、それらの間に電気絶縁部材として接着テープと充
填部材を介在させたものであり、コイルエンドの熱が金
属環体からハウジングを通して外部に放熱されるという
ものである。また、他の従来技術として、実開平1−1
66477号公報や特開昭63−213464号公報に
記載されたリニアモータがある。このリニアモータに用
いられているコイルは、その外周を樹脂モールドし、さ
らにその表面に放熱フィンを形成したものであり、この
放熱フィンによってコイルエンドの冷却を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平6−70508号公報に記載された回転電機は、ス
テータコイルの回りを接着テープと充填部材によって完
全に覆って熱伝導によって冷却を行っているが、車両用
交流発電機のステータコイルのように発熱量が大きく、
しかも常時発熱するような場合には、熱伝導による冷却
が発熱に追いつかず、充分な冷却性能が確保できないお
それがある。
【0007】また、上述した実開平1−166477号
公報や特開昭63−213464号公報に記載されたリ
ニアモータに用いられるコイルエンドは、その周辺を樹
脂モールドしてその表面の放熱フィンによって自然冷却
するものであるため、やはり車両用交流発電機に適用し
た場合には、自然冷却が発熱に追いつかず、しかも熱伝
導率が比較的低い樹脂モールドによってコイルエンドを
覆っているためこのモールド樹脂に熱がこもってしまう
おそれがある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的はステータコイルの発熱量が大
きな場合であっても、あるいはステータのコイルエンド
の高さを低くした場合であっても充分な冷却効率を確保
することができる回転電機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の回転電機は、固
定子巻線に熱交換部材を接触させ、この熱交換部材を冷
却ファンの回転によって生じた冷却風によって冷却して
おり、固定子巻線の熱が熱交換部材に伝わって冷却風に
よって強制的に放熱されるため、固定子巻線の温度を効
率よく下げることができる。この熱交換部材は、固定子
巻線と他の構成部品との間に挟み込むことにより、固定
子巻線と接触させた状態で容易に回転電機内に組付ける
ことができる。特に、他の構成部品として回転電機の筐
体となるフレームを選んだ場合には、挟み込むことによ
り組付けが容易になるばかりでなく、一般には固定子巻
線より温度が低く、かつ熱が伝わりやすいフレームに固
定子巻線の熱を逃がして熱伝導による冷却も併用される
ため、固定子巻線の温度をさらに下げることが可能とな
る。また、フレーム内面に凹部を形成し、この凹部に対
応させて熱交換部材を取り付けるようにすれば、位置決
めが容易になって組付けの作業効率を上げることができ
る。
【0010】また、熱交換部材と固定子巻線の間には絶
縁部材を介在させることが好ましい。熱伝導率が大きな
金属材料(例えばアルミニウムや銅)によって熱交換部
材を形成した場合には、回転電機の使用条件等によって
は熱交換部材と接触する固定子巻線表面の絶縁皮膜が破
損するおそれもあるが、この接触部分に絶縁部材を介在
させておくことにより、絶縁皮膜が破損した場合の絶縁
不良を防ぐことができる。この絶縁部材は、熱交換部材
と別に用意する場合の他、熱交換部材の表面に塗布や表
面処理によって一体的に形成する場合を含んでいる。特
に、表面に一体的に形成した場合には、組付けの際に絶
縁部材を熱伝導部材と固定子巻線の間に挟み込む手間を
省くことができる。
【0011】上述した熱交換部材の具体例としては、通
風路を形成するフィン部材であることが望ましく、例え
ばフレームと一体的に形成された放熱フィンを熱交換部
材として用いる場合や、フレームやその他の構成部品と
は別に設けられた放熱フィンを用いる場合がある。ま
た、放熱フィンとしては波形形状に形成されたコルゲー
トフィンを用意して熱交換部材として用いる場合や、ベ
ース部材上に薄板状フィンを設けたフィンを用いる場合
や、多孔質部材としてのスチールウールや多穴部材を用
いる場合が考えられる。フレームの一部を放熱フィンに
して熱交換部材として用いる場合には部品点数が増えな
いため、回転電機の組み立て作業が容易となる。コルゲ
ートフィンを熱交換部材とした場合には、放熱性が良好
であるため固定子巻線の冷却効率をさらに上げることが
できる。特にコルゲートフィンは、組付けの際に押圧し
て波形形状の折り返し部を変形させることにより、固定
子巻線との接触面積を増大させることができ、固定子巻
線からコルゲートフィンに熱が伝わり易くなる。
【0012】また、コルゲートフィンは、波形形状の折
り返し部が回転子の遠心方向とほぼ平行となるように取
り付けることが好ましい。このように遠心方向とほぼ平
行に折り返し部を形成した場合には、各折り返し部の間
の平面部も回転子の遠心方向を向いて、しかも放射状に
配置されることになるため、回転子の放射方向に流れる
冷却風に対して通風抵抗の増大を極力なくすことができ
る。特に、回転子の端面に冷却ファンを取り付けた場合
には遠心方向の冷却風が生じるため、このようなコルゲ
ートフィンの配置が好ましい。
【0013】また、上述した熱交換部材は、短節巻線方
式の固定子巻線と組み合わせることが好ましい。短節巻
線の場合には、各相の巻線の長さを短くするとともに、
固定子鉄心から露出する固定子巻線の高さを低くするこ
とができるが、回転電機に内蔵された冷却ファンによっ
て遠心方向の冷却風を生じさせるような場合には直接こ
の遠心方向の冷却風を固定子巻線にあてることが難しく
なるため、上述した熱交換部材を組み合わせることによ
り間接的な効率よい固定子巻線の冷却が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の回転電機の一種である車
両用交流発電機(以後、「オルタネータ」と称する)
は、固定子であるステータのコイルエンド端部とフレー
ム、あるいはコイルエンド端部とその他の構成部品との
間に熱交換部材を挟み込み、この熱交換部材を冷却風に
よって冷却することにより、高温となるステータコイル
を間接的に効率よく冷却しようとするものである。以
下、本発明を適用した一の実施形態のオルタネータにつ
いて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0015】〔第1の実施形態〕図1は、第1の実施形
態のオルタネータの全体構造を示す部分断面図であり、
一例として冷却ファンを内蔵するオルタネータの構造が
示されている。同図に示すオルタネータ1は、ロータ
2、ステータ3、ブラシ装置4、レクチファイヤ5、I
Cレギュレータ6、ドライブフレーム7、リヤフレーム
8、プーリ9等を含んで構成されている。
【0016】ロータ2は、同期発電機であるオルタネー
タ1の回転子であって、絶縁処理された銅線を円筒状か
つ同心状に巻き回したロータコイル21を、それぞれが
6個の爪を有するポールコア22、23によって、回転
軸であるシャフト24を通して両側から挟み込んだ構造
を有している。また、フロント側(プーリ9側)のポー
ルコア22の端面には、フロント側から吸い込んだ冷却
風を軸方向および径方向に吐き出すために軸流式の冷却
ファン25が溶接等によって取付け固定されている。同
様に、リヤ側のポールコア23の端面には、リヤ側から
吸い込んだ冷却風を径方向に吐き出すために遠心式の冷
却ファン26が溶接等によって取付け固定されている。
また、シャフト24のリヤ側にはロータコイル21の両
端に電気的に接続されたスリップリング27、28が形
成されており、ブラシ装置4内のブラシ41、42をス
リップリング27、28のそれぞれに押し当てた状態で
組み付けることにより、レクチファイヤ5からロータコ
イル21に対して励磁電流が流れるようになっている。
【0017】ステータ3は、オルタネータ1の固定子で
あって、ステータコア31に形成された複数個(例えば
24個)のスロットに3相のステータコイル32が所定
の巻線方式(例えば短節巻線方式)により巻き回されて
いる。また、ステータコイル32の前方端部(プーリ
側)とドライブフレーム7との間には熱交換部材として
の波状のコルゲートフィン33が円周方向に周回するよ
うに挟み込まれている。同様に、ステータコイル32の
後方端部(スリップリング側)とリヤフレーム8との間
にも波状のコルゲートフィン34が円周方向に周回する
ように挟み込まれている。コルゲートフィン33、34
の詳細な形状および取り付け状態については後述する。
【0018】レクチファイヤ5は、3相のステータコイ
ル32の出力電圧である3相交流を整流して直流出力を
得るためのものであり、配線用電極を内部に含む端子台
と、この端子台を挟んで所定の間隔で固定される正極側
放熱フィン52および負極側放熱フィン53と、それぞ
れの放熱フィンに半田付け等によって取り付けられた複
数個の整流素子とを含んで構成されている。
【0019】ICレギュレータ6は、ロータコイル21
に流す励磁電流を制御するものであり、負荷が軽くて出
力電圧が高くなる場合には、ロータコイル21に対する
電圧の印加を断続することにより、オルタネータ1の出
力電圧を一定に保っている。プーリ9は、エンジン(図
示せず)の回転をオルタネータ1内のロータ2に伝える
ためのものであり、シャフト24の一方端(スリップリ
ング27等と反対側)にナット91によって締め付け固
定されている。また、ブラシ装置4、レクチファイヤ5
およびICレギュレータ6を覆うようにリヤカバー92
が取り付けられている。
【0020】上述した構造を有するオルタネータ1は、
ベルト等を介してプーリ9にエンジンからの回転が伝え
られるとロータ2が所定方向に回転する。ロータコイル
21に外部から励磁電圧を印加することによりポールコ
ア22、23のそれぞれの爪部が励磁され、ステータコ
イル32に3相交流電圧を発生させることができ、レク
チファイヤ5の出力端子からは所定の出力電流が取り出
される。以後、オルタネータ1自身の出力電圧がICレ
ギュレータ6を介してロータコイル21に印加されるた
め、外部から印加する励磁電圧が不要となる。
【0021】また、上述したロータ2の回転に伴って、
一方のポールコア22の端面に取り付けられた冷却ファ
ン25が回転するため、ドライブフレーム7のプーリ9
近傍の吸入窓を介して冷却風がオルタネータ1内部に吸
入され、この冷却風の軸方向成分によってロータコイル
21が冷却されるとともに、径方向成分によってステー
タコイル32の前方端部とドライブフレーム7との間に
挟み込まれたコルゲートフィン33が冷却される。同様
に、他方のポールコア23の端面に取り付けられた冷却
ファン26も回転するため、リヤカバー92の吸入窓を
介して吸入された冷却風が、レクチファイヤ5あるいは
ICレギュレータ6を冷却した後、冷却ファン26近傍
まで導かれ、この冷却風が径方向に排出されるため、ス
テータコイル32の後方端部とリヤフレーム8との間に
挟み込まれたコルゲートフィン34が冷却される。この
ようにして、コルゲートフィン33、34が冷却される
ことにより、これらと接触しているステータコイル32
が間接的に効率よく冷却される。
【0022】図2は、ステータコイルの巻線構造の一例
を示す図であり、ステータ3をプーリ側からみた平面構
造の一部が示されている。同図に示す巻線構造は、一般
に(2/3)π短節重ね巻きと称するものであり、この
巻線構造の場合、巻線ピッチは2/3磁極ピッチとなる
ので、1磁極ピッチであった従来のステータコイル巻線
構造に比べて、1相あたりのコイル全長の抵抗値が2/
3に低減され、ステータコア31から露出するコイルエ
ンドの高さを低くすることができる。この巻線構造を有
するステータコイル32に同一負荷電流を流した場合に
発生する損失はI2 Rの関係から上述した従来のステー
タコイルに比べて約67%に減少する。
【0023】このように、上述した巻線構造を有するス
テータ3は、ステータコイル32のコイルエンド高さが
低くなり、図1に示すように各冷却ファン25、26に
よって生じる冷却風の遠心成分が直接ステータコイル3
2に当たらないため、上述したように損失自体を約67
%に低減してもこの損失低減の効果がそれ程上がらない
おそれがある。このため、本実施形態のオルタネータ1
では、ステータコイル32のコイルエンド高さが低くな
って生じた空間を利用し、ステータコイル32の前方端
部とドライブフレーム7との間、およびステータコイル
32の後方端部とリヤフレーム8との間にそれぞれコル
ゲートフィン33、34を挟み込むように取り付けてス
テータコイル32を間接的に冷却している。
【0024】図3は、上述したコルゲートフィンの詳細
構造を示す図である。コルゲートフィン33(あるいは
34)は、熱伝導性が良好な金属薄板(例えばアルミニ
ウムの薄板)を波状に折り返して形成されており、この
波状の折り返しをステータ3の周回方向に繰り返して一
巡させている。コルゲートフィン33は、ドライブフレ
ーム7の内面の一部と接触する一方の折り返し部33a
と、ステータコイル32の前方端部と接触する他方の折
り返し部33bと、これら各折り返し部33a、33b
の間をつなぐ平面部33cとによって構成されている。
同様に、コルゲートフィン34は、リヤフレーム8の内
面の一部と接触する一方の折り返し部34aと、ステー
タコイル32の後方端部と接触する他方の折り返し部3
4bと、これら各折り返し部34a、34bの間をつな
ぐ平面部34cとによって構成されている。また、コル
ゲートフィン33、34の各平面部33c、34cに
は、回転軸に沿った長手方向の開口部を有する複数の切
り起こし部33d、34dが形成されておりルーバーフ
ィンとなっている。
【0025】また、各コルゲートフィン33、34は、
ステータコイル32に接触する側の面に絶縁処理が施さ
れており、ステータコイル32の巻線表面の絶縁皮膜が
はがれた場合であってもステータコイル32とドライブ
フレーム7あるいはリヤフレーム8との間で絶縁不良が
生じないようになっている。この絶縁処理は、ステータ
コイル32の表面の絶縁皮膜と同様に、コルゲートフィ
ン33、34の一方の面にポリイミド系などの絶縁皮膜
を形成する場合や、絶縁性の液体を塗布して硬化させる
場合が考えられるが、コルゲートフィン33等とは別に
薄膜で形成された絶縁シート等を用意して、組付けの際
にコルゲートフィン33等とステータコイル32の間に
挟み込むようにしてもよい。
【0026】図4は、図3に示したコルゲートフィン3
3の平面部33cの拡大横断面を示す図であり、各折り
返し部33a、33bとほぼ平行な横断面の詳細形状が
示されている。同図において、Wはロータ2の回転によ
って回転軸と垂直方向に流れる冷却風の方向を、Sはロ
ータ2の回転方向をそれぞれ示している。ロータ2の一
方の端面に取り付けられた冷却ファン25が回転する
と、その遠心方向の冷却風Wが発生するが、この冷却風
Wにはロータ2の回転方向Sに沿った周回成分を含んで
いることが知られている。コルゲートフィン33の平面
部33cに形成された切り起こし部33dは、このよう
な周回成分を有する冷却風Wの流れを阻害しない向きに
切り起こされており、通風抵抗の増大を防止するととも
に冷却効率の向上を図っている。
【0027】図5は、コルゲートフィン33をアルミニ
ウムの板材によって形成する場合の一例を示す図であ
る。上述したコルゲートフィン33は、表面に絶縁処理
が施されたアルミニウムの板材をプレス加工して各切り
起こし部33dを形成した後、各折り返し部33a、3
3bをロール加工することにより、図5(A)に示すほ
ぼ直線状に折り返された波形形状に形成される。この直
線状に折り返されたコルゲートフィン33をステータコ
イル32の周回形状に合わせて円形に曲げることによ
り、図5(B)に示す環状のコルゲートフィン33が完
成する。
【0028】図6は、コルゲートフィン33、34の組
付け状態を示す図である。同図(A)に示すように、ド
ライブフレーム7には、コルゲートフィン33に対向す
る位置に凹部72が形成されている。この凹部72は、
オルタネータ1の組付け時にはコルゲートフィン33の
位置決め用に用いられ、動作時にはコルゲートフィン3
3の径方向の移動を拘束する固定用に用いられる。この
ようにして、ドライブフレーム7の凹部72にコルゲー
トフィン33を置いた後ステータ3の組付けを行い、ス
テータコイル32の前方端部でコルゲートフィン33を
押圧することによりその弾性力を利用して回転軸方向に
押さえる。
【0029】また、この押圧において、コルゲートフィ
ン33の折り返し部33a、33bを部分的に押しつぶ
して変形させることが好ましい。この変形により、ステ
ータコイル32とコルゲートフィン33との接触面積、
およびコルゲートフィン33とドライブフレーム7との
接触面積が増してステータコイル32からコルゲートフ
ィン33、さらにはコルゲートフィン33からドライブ
フレーム7に対する熱の移動が容易になり、間接的にス
テータコイル32の効率的な冷却が可能となる。
【0030】同様に、図6(B)に示すように、リヤフ
レーム8にはコルゲートフィン34に対向する位置に凹
部82が形成されている。この凹部82は、オルタネー
タ1の組付け時にはコルゲートフィン34の位置決め用
に用いられ、動作時にはコルゲートフィン34の径方向
の移動を拘束する固定用に用いられる。また、組付け時
にステータコイル32とリヤフレーム8の凹部82間で
コルゲートフィン34を押圧することにより、その弾性
力を利用して回転軸方向に押さえることができる。ま
た、ステータコイル32あるいは凹部82とコルゲート
フィン34との間の接触面積を増すために、コルゲート
フィン34の各折り返し部34a、34bを押しつぶし
て変形させることが好ましい。
【0031】このように、上述したオルタネータ1は、
短節重ね巻き方式で巻かれたステータコイル32の前方
端部とドライブフレーム7との間にコルゲートフィン3
3が、ステータコイル32の後方端部とリヤフレーム8
との間にコルゲートフィン34がそれぞれ挟み込まれた
状態で取り付けられている。これにより、高温となるス
テータコイル32の熱が各コルゲートフィン33、34
に伝わり、一方のコルゲートフィン33に伝わった熱が
プーリ側の冷却ファン25によって遠心方向に吐出され
る冷却風によって大気中に放熱され、他方のコルゲート
フィン34に伝わった熱が反対側の冷却ファン26によ
って遠心方向に吐出される冷却風によって大気中に放熱
される。特に、コルゲートフィン33、34の各平坦面
33c、34cに切り起こし部33d、34dを形成す
ることにより、大気中への放熱がさらに容易になる。ま
た、ドライブフレーム7およびリヤフレーム8の温度は
ステータコイル32に比べると低く、しかも一般にはア
ルミダイカストで形成される各フレーム7、8には熱が
伝わりやすいため、各コルゲートフィン33、34に伝
わった熱の一部はドライブフレーム7あるいはリヤフレ
ーム8に伝わり、熱伝導による冷却も加わって冷却効率
を高めることができる。
【0032】したがって、短節重ね巻きを行ってステー
タコイル32のコイルエンド高さを低くし、冷却ファン
25、26によって吐出される遠心方向の冷却風が直接
ステータコイル32に当たらない場合であっても、ステ
ータコイル32の間接的な放熱を行って冷却効率を上げ
ることができる。特に、短節重ね巻きをした場合にはス
テータコイル32の発熱量自体を少なくすることができ
るため、コルゲートフィン33等を用いた本実施形態の
冷却方法と組み合わせることにより、ステータコイル3
2の温度を効果的に下げることができる。
【0033】また、各コルゲートフィン33、34には
表面に絶縁処理が施されており、ステータコイル32の
巻線自体にも絶縁処理が施されているため、ステータコ
イル32と各フレーム7、8の間の絶縁不良を防止する
ことができる。特に、図3からわかるように、エッジ部
のない曲面からなる折り返し部33b、34bがステー
タコイル32と接触する面となるため、絶縁処理が剥が
れる等の不具合が生じにくい。また、各コルゲートフィ
ン33、34をアルミニウムの板材で形成した場合に
は、径年変化によって表面が酸化された場合であっても
絶縁物である酸化アルミニウムが形成されるだけであ
り、上述した絶縁不良の進行を止める効果もある。
【0034】また、長方形形状の板材をロール加工して
各折り返し部33a等を形成した後環状に丸めた場合に
は、図5(B)に示すように各平面部33c、34cが
放射状に配置されるため、冷却通風路に介在させた場合
であっても通風抵抗となることを最小限に抑えることが
できる。
【0035】〔第2の実施形態〕図7は、第2の実施形
態のオルタネータの全体構造を示す部分断面図であり、
第1の実施形態とは異なる構造を有するオルタネータに
コルゲートフィンを組み込んだ場合が示されている。
【0036】図1に示した第1の実施形態のオルタネー
タ1は、リヤフレーム8の外側にレクチファイヤ5やI
Cレギュレータ6を組付け、これらをリヤカバー92で
覆っている。これに対し、図7に示すオルタネータ1A
は、リヤフレーム8Aの内部にレクチファイヤ5AとI
Cレギュレータ6Aを内蔵しており、リヤフレーム8A
がリヤカバーの機能を兼ねている。このため、ステータ
コイル35の後方端部とリヤフレーム8Aとの間にコル
ゲートフィンを挟み込むことはできず、その代わりにス
テータコイル35とICレギュレータ6A、およびステ
ータコイル35とレクチファイヤ5Aのそれぞれの間
に、図3に示したコルゲートフィン34と同様の構造を
有するコルゲートフィン36を挟み込んでいる。
【0037】このように、ドライブフレームあるいはリ
ヤフレーム以外の部品であるレクチファイヤ5A、IC
レギュレータ6Aとステータコイル35との間にコルゲ
ートフィンを挟み込むようにしてもよい。この場合であ
っても、ステータコイル35からコルゲートフィン36
に伝わる熱を冷却ファン29の回転によって吐出される
遠心方向の冷却風によって放熱させることができる。ま
た、一般にはステータコイル35は、他の部品よりも高
温となるため、ステータコイル35からコルゲートフィ
ン36を通して他の部品に熱が伝わって、熱伝導による
冷却も加わってステータコイル35の冷却効率を高める
ことができる。
【0038】図8は、コルゲートフィンを組み込んだ他
のオルタネータの全体構造を示す部分断面図である。図
1に示したオルタネータ1や図7に示したオルタネータ
1Aは、いずれも冷却ファンがフレーム内に内蔵されて
いる。これに対し、図8に示すオルタネータ1Bは、ド
ライブフレーム7Bの外側に冷却ファン30が取り付け
固定された外扇式の構造を有している。冷却ファン30
が回転することにより、リヤフレーム8Bの後方および
側面あるいはドライブフレーム7Bの側面に形成された
吸入窓から冷却風が取り込まれ、ドライブフレーム7B
前方の吐出窓を介して冷却ファン30の遠心方向に冷却
風が排出される。このように、外扇式のオルタネータ1
Bにおいて、ステータコイル37とドライブフレーム7
Bの間にコルゲートフィン38を挟み込むとともに、ス
テータコイル37とリヤフレーム8Bの間にコルゲート
フィン39を挟み込むようにしてもよい。この場合であ
っても、ステータコイル37からコルゲートフィン3
8、39に伝わる熱を冷却ファン30を回転させたとき
にオルタネータ1B内部に生じる冷却風によって放熱さ
せることができる。
【0039】なお、図1に示したオルタネータ1や図7
に示したオルタネータ1Aは、冷却ファン25等の回転
によって生じる遠心方向の冷却風によってコルゲートフ
ィン33等を冷却するようにしたため、各コルゲートフ
ィン33等を図5(B)に示すように配置したが、図8
に示したオルタネータ1Bでは回転軸と同方向に流れる
冷却風によってコルゲートフィン38、39を冷却する
ことになるため、その配置状態を変える必要がある。す
なわち、コルゲートフィン38(コルゲートフィン39
も同様)は、図9に示すように折り返し部38a、38
bが冷却風の流れ方向と平行となるように周回形状に配
置され、各平面部38cに形成された切り起こし部38
dがこの冷却風の流れ方向に対して垂直となるように形
成されている。
【0040】〔第3の実施形態〕上述した各実施形態の
オルタネータは、ステータコイルとドライブフレームや
その他の部品との間に熱交換部材であるコルゲートフィ
ンを挟み込んで、このコルゲートフィンを冷却風によっ
て冷却するようにしたものであるが、ドライブフレーム
等の一部を変形して熱交換部材の機能を持たせるように
してもよい。
【0041】図10は、第3の実施形態のオルタネータ
の部分的な構造を示す断面図であり、図1に示した構造
を部分的に変更したオルタネータ1Cの構造が示されて
いる。また、図11はオルタネータ1Cのドライブフレ
ーム7Cを内側(ステータ3が組付けられている側)か
らみた図である。
【0042】これらの図に示すように、ドライブフレー
ム7Cとステータコイル32の前方端部との間には、ド
ライブフレーム7Cと一体化した熱交換部材としての複
数の放熱フィン74が、ドライブフレーム7Cの吐出窓
78をふさがないように形成されている。上述したよう
に、冷却ファン25によって生じる遠心方向の冷却風
は、ロータ2の回転方向に沿った周回成分を含んでいる
ため、各放熱フィン74の方向も放射方向に対して所定
の角度をなすように傾斜させることにより、冷却風の通
風抵抗の増大を極力防止している。また、ステータコイ
ル32の前方端部と放熱フィン74の間には熱伝導率が
大きな絶縁部材76が挟み込まれており、一般にはアル
ミニウムで形成されたドライブフレーム7Cとステータ
コイル32との間の絶縁を確保している。なお、絶縁部
材76は、薄い絶縁シートを円形に裁断して形成する場
合の他、ドライブフレーム7Cの各放熱フィン74の端
部に液状絶縁物を塗布して硬化させたり表面処理したり
する場合等、作業性や絶縁性能あるいは熱伝導率等を考
慮して適当な材料を選定することができる。
【0043】同様に、リヤフレーム8Cとステータコイ
ル32の後方端部との間には、リヤフレーム8Cと一体
化した複数の放熱フィン84が、リヤフレーム8Cの吐
出窓88をふさがないように形成されている。上述した
ドライブフレーム7C側の放熱フィン74と同様に、各
放熱フィン84の方向を放射方向に対して所定の角度を
なすように傾斜させ冷却風の通風抵抗の増大を極力防止
している。また、ステータコイル32の後方端部と放熱
フィン84の間には熱伝導率が大きな絶縁部材86が挟
み込まれており、リヤフレーム8Cとステータコイル3
2との間の絶縁を確保している。
【0044】このように、ドライブフレーム7Cおよび
リヤフレーム8Cと一体化した放熱フィン74、84を
形成し、その一方端を絶縁部材76、86を介してステ
ータコイル32に接触させることにより、ステータコイ
ル32で発生した熱を各放熱フィン74、84に伝搬さ
せて冷却風を当てることにより効果的に空気中に放熱さ
せることができる。また、一般にはステータコイル32
より低温のドライブフレーム7C、リヤフレーム8Cに
ステータコイル32の熱が伝わるため、熱伝導による冷
却も併用され、効果的にステータコイル32の温度を下
げることができる。
【0045】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した各実施形態のオルタネ
ータに組み込まれたコルゲートフィン33等は、一例と
してアルミニウムの板材を用いた形成した場合を説明し
たが、熱伝導が良好な他の金属、例えば銅の板材を用
い、その表面に絶縁処理を施すようにしてもよい。
【0046】また、第1および第2の実施形態のオルタ
ネータに含まれるコルゲートフィンは、図5を用いて説
明したように、板材である金属材料をプレス加工および
ロール加工し、ステータコイル32の形状に合わせて円
形に曲げるようにしたが、例えば、所定幅を有する円形
形状の板材を用意し、これを折り曲げることにより環状
のコルゲートフィンを直接形成するようにしてもよい。
また、上述したコルゲートフィン33等は、各平面部に
ルーバーフィンとして機能する切り起こし部33d等を
形成するようにしたが、この切り起こし部33dを形成
せずに、単に波状に形成したコルゲートフィンを用いる
ようにしてもよい。
【0047】また、ステータコイル32等を短節重ね巻
きによって形成した場合を説明したが、短節巻きに限ら
ず全節巻き等の他の巻線構造を有するステータコイルで
あっても本発明を適用することができる。すなわち、他
の巻線構造でステータコイルのコイルエンドの高さを低
くした場合や、コイルエンドの高さが高い場合であって
も、ステータコイルとフレーム等との間にコルゲートフ
ィンを挟み込むことにより、あるいはフレームと一体的
に形成された放熱フィンをステータコイルに接触させる
ことにより、ステータコイルの温度を下げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態のオルタネー
タの部分断面図である。
【図2】短節重ね巻きを行ったステータコイルの巻線構
造を示す図である。
【図3】コルゲートフィンとステータコイルとの接触状
態を示す図である。
【図4】コルゲートフィンを流れる冷却風の説明図であ
る。
【図5】板材を加工してコルゲートフィンを形成する場
合の一例を示す図である。
【図6】コルゲートフィンの組付け状態を示す図であ
る。
【図7】第2の実施形態のオルタネータの部分断面図で
ある。
【図8】第2の実施形態の他のオルタネータの部分断面
図である。
【図9】図8に示すオルタネータに含まれるコルゲート
フィンの配置状態を示す図である。
【図10】第3の実施形態のオルタネータの部分的な構
造を示す断面図である。
【図11】図10に示すオルタネータに含まれるドライ
ブフレームの平面図である。
【図12】従来例のオルタネータの部分断面図である。
【符号の説明】
1 オルタネータ 2 ロータ 3 ステータ 4 ブラシ装置 5 レクチファイヤ 6 ICレギュレータ 7 ドライブフレーム 8 リヤフレーム 25、26 冷却ファン 32 ステータコイル 33、34 コルゲートフィン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子と連動して回転する冷却ファン
    と、固定子巻線を有する固定子と、前記固定子巻線に接
    触させた熱交換部材とを備え、前記冷却ファンの回転に
    よって生じた冷却風によって前記熱交換部材を冷却する
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記熱交換部材を前記固定子巻線と他の構成部品との間
    に挟み込むことを特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記熱交換部材と前記固定子巻線との間に絶縁部材を介
    在させることを特徴とする回転電機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記固定子巻線を覆うフレームを有しており、前記熱交
    換部材を前記固定子巻線と前記フレームの間に挟み込む
    ことを特徴とする回転電機。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記フレームは、前記熱交換部材の取り付け位置に凹部
    を有しており、前記凹部に前記熱交換部材を対応させて
    組み付けることにより、前記熱交換部材の位置決めを行
    うことを特徴とする回転電機。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記熱交換部材は、前記フレームと一体的に形成された
    放熱フィンであることを特徴とする回転電機。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記熱交換部材は、波形形状に形成されたコルゲートフ
    ィンであることを特徴とする回転電機。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記コルゲートフィンと前記固定子巻線との接触は前記
    固定子巻線を前記コルゲートフィンに押圧することによ
    り行われ、この押圧によって前記コルゲートフィンの波
    形形状の折り返し部を変形させて接触面積を増大させる
    ことを特徴とする回転電機。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記コルゲートフィンは、前記波形形状の折り返し部が
    前記回転子の遠心方向とほぼ平行となるように取り付け
    られていることを特徴とする回転電機。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記冷却ファンは、前記回転子の端面に取り付けられて
    おり、前記冷却ファンを回転させて生じた遠心方向の冷
    却風によって前記コルゲートフィンを冷却することを特
    徴とする回転電機。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかにおいて、 前記固定子巻線は、短節巻線方式により固定子鉄心に巻
    かれていることを特徴とする回転電機。
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