JPH1055650A - 磁気ディスクカートリッジおよびその記録再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＰＣカードスロットにディスクドライブ装置
と共に装填可能なほどの薄型にシャッター部材およびそ
の開閉機構を構成し、確実な機能を確保する。 【解決手段】 磁気ディスクメディア６を回転可能に収
容したケース２に開口したヘッド挿入用開口21を開閉す
るシャッター部材３を設けると共に、ケース２に挿入取
り出し動作に連係して移動する作動片７を設け、該作動
片７とシャッター部材３を連結する連結部材４を配設
し、この連結部材４は、一端部が前記シャッター部材３
に連結され他端部が作動片７に連結される直線状の可撓
性部材41と、この可撓性部材41の一端部を介してシャッ
ター部材３を閉方向に付勢する弾性部材42とで構成して
なる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、円盤状の磁気ディ
スクメディアをケース内に収容し磁気ヘッド挿入用開口
を開閉するシャッター部材を備えた磁気ディスクカート
リッジおよびその記録再生方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、フレキシブルなポリエステル
シート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層が形
成され、回転駆動されながら磁気ヘッドにより上記磁性
体層に磁気記録がなされる磁気ディスクメディア（いわ
ゆるフロッピー・ディスク）を扁平ケース内に収容した
磁気ディスクカートリッジが提供され、その取扱いの容
易性、低コストといった利点から、主としてコンピュー
タ用の記録媒体として用いられている。

【０００３】また、上記磁気ディスクカートリッジに
は、磁気記録再生のための磁気ヘッドが磁気ディスクメ
ディアの片面または両面に外部から接触もしくは近接す
るための磁気ヘッド挿入用開口が設けられ、さらにこの
開口には不使用時における塵埃等の侵入を防止するため
の開閉シャッター部材が設けられている。

【０００４】ところで、上記のような磁気ディスクカー
トリッジを使用するコンピュータの小型化が進み、ノー
トブック型パソコンが普及し、特に小型のものではその
大きさの制約から外部記憶装置として磁気ディスクカー
トリッジ用のディスクドライブ装置を内蔵せず、外付け
方式としたものが販売されるようになっている。この外
付け方式の採用は、小型パソコンの携帯性といった観点
では優れているが、例えば、小型パソコンの持ち運び先
で、磁気ディスクカートリッジが使えないため、大量の
データの記録再生が行えないといった問題や、データを
複数の磁気ディスクカートリッジに記録することができ
ないといった問題を生じさせている。

【０００５】上記点から、小型のパソコンには外部イン
ターフェースおよび増設メモリ対応としてＰＣカードス
ロット（PCMCIA仕様準拠）が設けられたものがあり、メ
モリカード等の電子回路によるＰＣカードが装着されて
使用されている。そこで、このＰＣカードスロットを利
用した磁気ディスクカートリッジおよびディスクドライ
ブ装置が提案されている。

【０００６】上記ＰＣカードスロットに装着し得るＰＣ
カードの仕様は、タイプIIで厚みが５．０mmであり、こ
の厚みの中に磁気ディスクカートリッジとディスクドラ
イブ装置を構成しようとするものであるから、設計上磁
気ディスクカートリッジとしての厚みは２mm程度の超薄
型に構成する必要がある。

【０００７】このような厚みの制約から、そのディスク
ドライブ装置においては、磁気ヘッドは、従来の記録容
量が１〜２ＭＢの３．５インチ磁気ディスクカートリッ
ジ用のディスクドライブ装置のように、磁気ヘッドが上
下に移動できるスペースを確保できないため、この磁気
ヘッドを固定式として、磁気ディスクカートリッジのケ
ースおよびシャッター部材の挿入前面から上下面の少な
くとも一方を開放して、この部分が固定磁気ヘッド間の
スペースに挿入するように構成することが考えられてい
る。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
な超薄型磁気ディスクカートリッジを構成する場合に、
シャッター部材の開閉機構についても、従来の３．５イ
ンチ磁気ディスクカートリッジ用のディスクドライブ装
置でのシャッター開閉機構のような、磁気ディスクカー
トリッジの挿入に連係して回動してシャッター部材の端
部に係合してこれを開作動するレバー部材を設置するス
ペースが確保できず、別方式によりシャッター開閉が行
えるように磁気ディスクカートリッジの構造を変更する
必要がある。

【０００９】また、上記のような超薄型の磁気ディスク
カートリッジを構成する場合には、全部品を小型化する
必要があり、また収納可能なスペースが限られるために
部品点数を削減するか、複数の機能を持たせることが望
まれる。さらに、その組立製造における容易性も考慮
し、小型部品の安定した組み付けにより、商品の信頼性
を確保する必要がある。

【００１０】特に、前述のヘッド挿入用開口を開閉する
シャッター部材は、保存状態では閉塞位置を保持するよ
うに付勢しておく必要があると共に、ディスクドライブ
装置に挿入した際にはその挿入に連係して開作動するよ
うに構成するもので、そのための機構をコンパクトに、
低コストで、高い信頼性を確保して構成しなければなら
ない。

【００１１】そこで本発明は上記事情に鑑み、ＰＣカー
ドスロットにディスクドライブ装置と共に装填可能なほ
ど薄型にシャッター部材およびその開閉機構を構成し得
る磁気ディスクカートリッジおよびその記録再生方法を
提供せんとするものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の磁気ディスクカートリッジは、円盤状の磁気ディス
クメディアを平板状ケース内に回転可能に収容すると共
に、このケースに開口する磁気ヘッド挿入用開口をディ
スクドライブ装置への挿入方向と直交方向にスライドし
て開閉するシャッター部材を設け、前記ケースにはその
ディスクドライブ装置に対する挿入取り出し動作に連係
して移動する作動片を設けると共に、該作動片と前記シ
ャッター部材を連結する連結部材を配設し、この連結部
材は、一端部を前記シャッター部材に該シャッター部材
が開方向に移動する際に前進側となる方向から連結し、
他端部を前記作動片に連結する可撓性部材と、この可撓
性部材の一端部を介してシャッター部材を閉方向に付勢
する弾性部材とで構成したことを特徴とするものであ
る。

【００１３】また、前記連結部材は、線材による直線状
の可撓性部材の一端部を前記シャッター部材との連結部
とすると共に他端部を前記作動片との連結部とし、上記
シャッター部材への連結部から折り返した線材を、可撓
性部材の外周部を囲繞してコイル状に巻いて前記弾性部
材を構成するのが、機能およびコスト面からも好適であ
る。

【００１４】さらに、前記ケースには前記連結部材を案
内する通路部を設け、この通路部の途中には前記連結部
材の弾性部材の一端部を担持するストッパーを設けるの
が望ましい。

【００１５】一方、本発明の磁気ディスクカートリッジ
の記録再生方法では、ディスクドライブ装置に磁気ディ
スクカートリッジを所定位置まで挿入する途中で、前記
磁気ディスクカートリッジの作動片とディスクドライブ
装置内のシャッター開放部材が当接してシャッター部材
が開き始め、磁気ディスクカートリッジが所定位置まで
挿入されると磁気ディスクメディアがディスクドライブ
装置内に設置された磁気ヘッドに対向する位置で露出
し、該磁気ヘッドによって磁気ディスクメディアに磁気
記録再生を行うものである。

【００１６】

【発明の効果】上記のような本発明の磁気ディスクカー
トリッジによれば、ディスクドライブ装置に対する挿入
取り出し動作に連係して移動する作動片とシャッター部
材を連結する連結部材が設けられ、しかもこの連結部材
が一端部がシャッター部材に連結され、他端部が前記作
動片に連結される可撓性部材と、この可撓性部材の一端
部を介してシャッター部材を閉方向に付勢する弾性部材
とで構成したことにより、磁気ディスクカートリッジを
ディスクドライブ装置に挿入すると、この挿入動作に連
係して作動片が移動して、連結部材の可撓性部材を介し
て弾性部材に抗してシャッター部材がスライドして開作
動し、取り出したときには弾性部材の付勢力によってシ
ャッター部材を閉作動するものとなる。また、上記の如
くの構成にしたことにより、前記連結部材における部品
の一体化および小型化が実現でき、磁気ディスクカート
リッジが薄く構成できると共にディスクドライブ装置に
おけるシャッター開閉機構を薄い構造内に確保できるも
のである。

【００１７】また、前記連結部材を線材による直線状の
可撓性部材と、この可撓性部材の外周部を囲繞してコイ
ル状に巻いた弾性部材とで構成すると、両者が同一材料
で生産でき、部品数の低減と共に、コストの低減が図
れ、さらに、コイル状の弾性部材の内部に可撓性部材が
通っていることでコイル部の絡み等が少なく安定した部
品供給が可能となる。

【００１８】さらに、前記ケースに連結部材を案内する
通路部を設け、この通路部の途中に弾性部材の一端部を
担持するストッパーを設けたものでは、ケースに対する
連結部材の組付けが簡単かつ確実に行うことができ、工
程が安定し、商品の信頼性を高めることができる。

【００１９】一方、本発明の記録再生方法によれば、デ
ィスクドライブ装置への磁気ディスクカートリッジの挿
入、取り出しに応じて、ディスクドライブ装置のシャッ
ター開放部材と作動片との当接で磁気ヘッドに対向した
位置でシャッター部材を開閉作動することができ、露出
した磁気ディスクメディアに磁気ヘッドによって磁気記
録再生がコンパクトな構造で確実に行えるものである。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図１は一例の磁気ディ
スクカートリッジの外観斜視図、図２はシャッター部材
が開状態の同斜視図、図３は概略断面図、図４はケース
の前端面図、図５はシャッター部材の斜視図、図６は連
結部材の正面図である。なお、各図は構造を明確にする
ため、各部の厚み等は実際の寸法とは異なる比率で示し
ている。

【００２１】磁気ディスクカートリッジ１は、例えばア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体のよう
な合成樹脂から形成された平板状ケース２（ハードケー
ス）内に、センターコア５に保持された円盤状の磁気デ
ィスクメディア６が回転自在に収容されている。この磁
気ディスクメディア６は、フレキシブルなポリエステル
シート等からなる円盤状のベースの片面または両面に磁
性体層が形成されたものである。

【００２２】前記ケース２は２つのシェルハーフの内面
が蓋合わせ状に固着されてなるものであり、このケース
２の前端面２ｃから上面２ａおよび下面２ｂに連通して
磁気ヘッド挿入用開口２１が矩形状に設けられている。
また、ケース下面２ｂの中心部には前記センターコア５
が露出する磁気ディスクメディア駆動用のハブ孔２２
（図３参照）が円形状に開口されている。

【００２３】上記ケース２は、詳細は図示しないが、各
シェルハーフの周囲に壁状に外周リブが、各コーナー部
の中心側に斜めに内リブが形成され、これらに囲まれた
内側の扁平空間に上下にライナー９，９（図３参照）を
介して磁気ディスクメディア６が収容される。

【００２４】また、挿入方向Ｃに対し左側の側端面２ｄ
には、前端から凹状の案内溝２３が形成されると共に、
その一部に後述の作動片７が摺動自在に装着される縦溝
２４が開口され、この縦溝２４から斜め前方に向けてケ
ース２内に後述の連結部材４を案内する通路部２５が設
けられている。

【００２５】さらに、上記ケース２には、前記磁気ヘッ
ド挿入用開口２２を開閉するために、挿入方向Ｃと直交
する開閉方向ｄに滑動自在とされたシャッター部材３が
組み付けられ、その摺動範囲のケース２の表面には浅い
摺動溝２６が形成されている。

【００２６】このシャッター部材３は金属製で、例えば
ステンレス鋼板もしくはアルミニウム板から断面略コ字
状に形成されたもので、図５に示すように、ケース２の
挿入方向Ｃに対して前方のケース上面２ａを覆う上面板
部３１と、ケース下面２ｂを覆う下面板部３２とが、ケ
ース前端面２ｃを覆う端面部３３によって連結されてい
る。また、該シャッター部材３の端面部３３から上面板
部３１および下面板部３２に連通して開放した窓部３４
が設けられ、ケース２の磁気ヘッド挿入用開口２１と連
通可能である。この窓部３４はシャッター部材３の中心
より偏った位置に設けられている。

【００２７】さらに、上記シャッター部材３の前記窓部
３４と反対側、すなわちこのシャッター部材３が開方向
に移動する際に前進側となる部分の端面部３３には係合
爪３５が設けられ、この係合爪３５に連結部材４（詳細
構造は後述する）が連結される。前記係合爪３５の形成
および連結部材４との連結に伴い、シャッター部材３を
装着する前記ケース２の前端面２ｃには、図４に示すよ
うに横方向に延びる挿入溝２７が開口され、この挿入溝
２７とケース側端面２ｄの縦溝２４とが前記通路部２５
を介して連通するように設けられている。

【００２８】また、上記係合爪３５と反対側の上面板部
３１（下面板部３２でもよい）の前部近傍には、内側に
折り曲げられた抜け止め用の係止爪３７が設けられてい
る。この係止爪３７に対応して、前記ケース２の上面２
ａには、横方向に延びるガイド溝２８が開口されてい
る。

【００２９】前記連結部材４は、図６にも示すように、
直線状の可撓性部材４１とコイル状の弾性部材４２とが
バネ鋼線等の線材によって一体に形成されてなる。可撓
性部材４１の一端部はＵ字状の連結部４１ａに設けら
れ、前記シャッター部材３の係合爪３５に該シャッター
部材３が開方向に移動する際に前進側となる方向から連
結され、可撓性部材４１の他端部はフック状の連結部４
１ｂに設けられ、前記作動片７に連結される。

【００３０】また、弾性部材４２は、前記可撓性部材４
１の一端部のシャッター部材３に対する連結部４１ａか
ら折り返された可撓性部材４１と平行な線材が、可撓性
部材４１の外周部を囲繞してコイル状に巻かれて構成さ
れている。弾性部材４２の長さは、シャッター部材３の
開閉方向移動量より長く、可撓性部材４１の長さより短
く、弾性部材４２の内部から可撓性部材４１の他端部の
連結部４１ｂが突出するように設けられている。

【００３１】前記ケース２に形成された通路部２５は、
連結部材４を湾曲形状に案内するものであり、この通路
部２５の途中には可撓性部材４１を挿通して弾性部材４
２の一端部を担持するストッパー２５ａが設けられてい
る。このストッパー２５ａの位置は、シャッター部材３
が閉位置に移動している状態においてもこのシャッター
部材３を付勢しているように設定される。

【００３２】そして、上記連結部材４は、一端部の連結
部４１ａがシャッター部材３の係合爪３５に連結され、
通路部２５に沿って略円弧状に湾曲変形され、ストッパ
ー２５ａに弾性部材４２の端部が担持され、可撓性部材
４１の他端連結部４１ｂが縦溝２４に摺動可能に取り付
けられた作動片７に連結され、作動片７の移動に応じて
連結部材４を介してシャッター部材３が開閉摺動するよ
うに設けられている。

【００３３】なお、図示していないが、前記ケース２に
おける前端面２ｃの挿入溝２７の内側には前述のように
通路部２５および必要に応じて内リブが設けられ、ま
た、側端面２ｄの縦溝２４の内側にも同様にリブが設け
られて、内部の磁気ディスクメディア６に対する塵埃の
侵入を阻止している。

【００３４】一方、上記磁気ディスクカートリッジ１が
挿入されるディスクドライブ装置は、図示していない
が、磁気ディスクカートリッジ１を挿入する挿入通路を
有し、その側部には磁気ディスクカートリッジ１のケー
ス側端面２ｄに設けた前記作動片７に当接可能なシャッ
ター開放部材１０（図１参照）が設けられ、このシャッ
ター開放部材１０はケース側端面２ｄの案内溝２３に係
合して、磁気ディスクカートリッジ１の挿入に応じた相
対移動によって作動片７を後部方向に移動させて、連結
部材４の可撓性部材４１を引っ張り、シャッター部材３
を開作動すると共に、弾性部材４２を圧縮する（図２参
照）。

【００３５】前記磁気ディスクカートリッジ１を取り出
すときには、その後退移動に伴って、シャッター部材３
は弾性部材４２の付勢力によって押されて閉方向に移動
してヘッド挿入用開口２１を閉じ、これに伴って可撓性
部材４１を介して作動片７は前方に移動する。

【００３６】また、上記ディスクドライブ装置は、挿入
通路の奥部に前述のように開閉作動しない磁気ヘッド１
１（図２、図３参照）を有し、露出した磁気ディスクメ
ディア６に対して磁気記録再生を行うと共に、下方には
起伏移動可能にドライブユニットが設けられ、挿入され
た磁気ディスクカートリッジ１の磁気ディスクメディア
６のセンターコア５にスピンドルが係止して回転駆動す
るように構成される。

【００３７】上記のようなシャッター部材３の構造によ
って、磁気ディスクカートリッジ１の厚みを薄くできる
と共に、そのシャッター部材３を開閉する機構を薄いデ
ィスクドライブ装置内に設けることができ、例えば、Ｐ
Ｃカードスロットに装着可能な外部記憶装置が構成可能
となるものである。特に、連結部材４を線材の加工によ
って可撓性部材４１と弾性部材４２とを一体に構成した
ことで、部品点数の低減と、コストの低減が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一つの実施の形態による磁気ディスク
カートリッジを示す外観斜視図

【図２】図１のシャッター部材が開いた状態の斜視図

【図３】磁気ディスクカートリッジの概略断面図

【図４】ケースの前端面図

【図５】シャッター部材の斜視図

【図６】連結部材の正面図

【符号の説明】

１ 磁気ディスクカートリッジ ２ ケース ２ａ 上面 ２ｂ 下面 ２ｃ 前端面 ２ｄ 側端面 ３ シャッター部材 ４ 連結部材 ６ 磁気ディスクメディア ７ 作動片 １０ シャッター開放部材 １１ 磁気ヘッド ２１ ヘッド挿入用開口 ２３ 案内溝 ２４ 縦溝 ２５ 通路部 ２５ａ ストッパー ２７ 挿入溝 ３１ 上面板部 ３２ 下面板部 ３３ 端面部 ３４ 窓部 ４１ 可撓性部材 ４１ａ，４１ｂ 連結部 ４２ 弾性部材

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 円盤状の磁気ディスクメディアを平板状
   ケース内に回転可能に収容すると共に、このケースに開
   口する磁気ヘッド挿入用開口をディスクドライブ装置へ
   の挿入方向と直交方向にスライドして開閉するシャッタ
   ー部材が設けられてなる磁気ディスクカートリッジにお
   いて、 前記ケースにはそのディスクドライブ装置に対する挿入
   取り出し動作に連係して移動する作動片が設けられると
   共に、該作動片と前記シャッター部材を連結する連結部
   材が配設され、 前記連結部材は、一端部が前記シャッター部材に該シャ
   ッター部材が開方向に移動する際に前進側となる方向か
   ら連結され、他端部が前記作動片に連結される可撓性部
   材と、 前記可撓性部材の一端部を介してシャッター部材を閉方
   向に付勢する弾性部材とで構成されたことを特徴とする
   磁気ディスクカートリッジ。
2. 【請求項２】 前記連結部材は、線材による直線状の可
   撓性部材の一端部を前記シャッター部材との連結部と
   し、他端部を前記作動片との連結部とし、上記シャッタ
   ー部材への連結部から折り返された線材が、可撓性部材
   の外周部を囲繞してコイル状に巻かれて前記弾性部材が
   構成されたことを特徴とする請求項１に記載の磁気ディ
   スクカートリッジ。
3. 【請求項３】 前記ケースには前記連結部材を案内する
   通路部が設けられ、この通路部の途中には前記連結部材
   の弾性部材の一端部を担持するストッパーが設けられた
   ことを特徴とする請求項１に記載の磁気ディスクカート
   リッジ。
4. 【請求項４】 前記請求項１に記載の磁気ディスクカー
   トリッジを、ディスクドライブ装置に所定位置まで挿入
   する途中で、前記磁気ディスクカートリッジの作動片
   と、ディスクドライブ装置内のシャッター開放部材が当
   接してシャッター部材が開き始め、磁気ディスクカート
   リッジが所定位置まで挿入されると磁気ディスクメディ
   アがディスクドライブ装置内に設置された磁気ヘッドに
   対向する位置で露出し、該磁気ヘッドによって磁気ディ
   スクメディアに磁気記録再生を行うことを特徴とする磁
   気ディスクカートリッジの記録再生方法。