JPH1055470A - 自動取引装置 - Google Patents
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- JPH1055470A JPH1055470A JP8212316A JP21231696A JPH1055470A JP H1055470 A JPH1055470 A JP H1055470A JP 8212316 A JP8212316 A JP 8212316A JP 21231696 A JP21231696 A JP 21231696A JP H1055470 A JPH1055470 A JP H1055470A
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- Japan
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- transaction
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- information
- recording
- operator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 利用者のプライバシーを侵害することなく利
用者のイメージ記録を行うことができ、第三者による不
正使用を抑制してセキュリティを向上することができる
自動取引装置を提供する。 【解決手段】 利用者により取引が選択され、取引媒体
が挿入されると、カラーCRT21に操作者(利用者)
のイメージ情報を記録する旨のメッセージと、承認キー
81、取消キー82、不承認キー83からなるイメージ
記録確認画面80を表示する(ST14)。そして、利
用者により承認キー81が押下されると、接客制御部1
9aによりビデオカメラ23のシャッタ57を開けて撮
影を実行し(ST18)、ビデオカメラ23の撮影の実
行に平行して次の取引処理を行う。不承認キー83が押
下されると、ビデオカメラ23の撮影を行わずに、次の
取引処理をおこなう。
用者のイメージ記録を行うことができ、第三者による不
正使用を抑制してセキュリティを向上することができる
自動取引装置を提供する。 【解決手段】 利用者により取引が選択され、取引媒体
が挿入されると、カラーCRT21に操作者(利用者)
のイメージ情報を記録する旨のメッセージと、承認キー
81、取消キー82、不承認キー83からなるイメージ
記録確認画面80を表示する(ST14)。そして、利
用者により承認キー81が押下されると、接客制御部1
9aによりビデオカメラ23のシャッタ57を開けて撮
影を実行し(ST18)、ビデオカメラ23の撮影の実
行に平行して次の取引処理を行う。不承認キー83が押
下されると、ビデオカメラ23の撮影を行わずに、次の
取引処理をおこなう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば銀行等の金
融機関で用いられ、利用者の操作により現金の取引を自
動的に行う自動取引装置に関する。
融機関で用いられ、利用者の操作により現金の取引を自
動的に行う自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行などの金融機関においては、
利用者が操作して取引に必要な情報を入力することによ
って現金の入出金取引等を自動的に行なう現金自動預金
機などの自動取引装置(ATM)が各種開発され、実用
に供されている。
利用者が操作して取引に必要な情報を入力することによ
って現金の入出金取引等を自動的に行なう現金自動預金
機などの自動取引装置(ATM)が各種開発され、実用
に供されている。
【0003】従来、このような自動取引装置において
は、取引に際し、取引操作者により装置内に挿入された
銀行等が発行しているカードに付与されたエンボス部を
インプリントし、取引内容をジャーナル用紙等に印字記
録している。また、取引に使用されるカード等の取引媒
体に対する取引操作者の確認は、予め登録された暗証番
号との照合によってのみ行われていた。
は、取引に際し、取引操作者により装置内に挿入された
銀行等が発行しているカードに付与されたエンボス部を
インプリントし、取引内容をジャーナル用紙等に印字記
録している。また、取引に使用されるカード等の取引媒
体に対する取引操作者の確認は、予め登録された暗証番
号との照合によってのみ行われていた。
【0004】しかし、これらの記録には取引操作者を特
定する情報は何等含まれていなかった。したがって、カ
ード等の取引媒体が第三者に不正に使用された場合に
は、エンボス部のインプリントやジャーナルの記録内容
からは不正使用時の取引操作者を特定することができな
かった。
定する情報は何等含まれていなかった。したがって、カ
ード等の取引媒体が第三者に不正に使用された場合に
は、エンボス部のインプリントやジャーナルの記録内容
からは不正使用時の取引操作者を特定することができな
かった。
【0005】近年、この様な問題に対処するため、自動
取引装置の設置された場所に防犯カメラを設置し、設置
箇所に居合わせた者を全て撮影したり、特開昭63−4
393号公報に記載されているように、取引操作者が取
引を選択したり取引媒体を挿入すると自動的に取引操作
者を特定するための記録を行うと共に取引を実行する装
置が考案されている。
取引装置の設置された場所に防犯カメラを設置し、設置
箇所に居合わせた者を全て撮影したり、特開昭63−4
393号公報に記載されているように、取引操作者が取
引を選択したり取引媒体を挿入すると自動的に取引操作
者を特定するための記録を行うと共に取引を実行する装
置が考案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置に
よれば、防犯カメラは自動取引装置の設置箇所全体等広
い範囲を撮影しており、取引操作者か不審者かの判別は
可能であるが取引操作者の顔を詳細には撮影することは
できず、取引操作者の特定には至らないという問題があ
る。また、特開昭63−4393号公報に記載された装
置は、取引を行う操作者に対して自動的に記録撮影を行
っているため、個人のプライバシーの保護や肖像権の保
護を侵害する恐れがある。さらに、取引操作者に対して
撮影に関する告知を何等行っていないため、取引操作者
の特定は可能であるが、第三者の不正使用を抑制するこ
とはできなかった。
よれば、防犯カメラは自動取引装置の設置箇所全体等広
い範囲を撮影しており、取引操作者か不審者かの判別は
可能であるが取引操作者の顔を詳細には撮影することは
できず、取引操作者の特定には至らないという問題があ
る。また、特開昭63−4393号公報に記載された装
置は、取引を行う操作者に対して自動的に記録撮影を行
っているため、個人のプライバシーの保護や肖像権の保
護を侵害する恐れがある。さらに、取引操作者に対して
撮影に関する告知を何等行っていないため、取引操作者
の特定は可能であるが、第三者の不正使用を抑制するこ
とはできなかった。
【0007】そこで本発明は、上記欠点を除去し、利用
者のプライバシーを侵害することなく利用者のイメージ
記録を行うことができ、第三者による不正使用を抑制し
てセキュリティを向上することができる自動取引装置を
提供することを目的とする。
者のプライバシーを侵害することなく利用者のイメージ
記録を行うことができ、第三者による不正使用を抑制し
てセキュリティを向上することができる自動取引装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る自動取引装置は、取引操作
者の操作により所定の取引を実行する自動取引装置にお
いて、取引操作者により取引に必要な情報を入力するた
めの入力手段と、この入力手段から取引に関する情報が
入力されると取引操作者を特定するためのイメージ情報
を記録する旨の情報を表示する表示手段と、この表示手
段により上記イメージ情報の記録が表示した後に取引操
作者を特定するためのイメージ情報を記録するイメージ
情報記録手段と、上記入力手段から入力された情報に基
づき所定の取引を行う制御手段とを有するものである。
に、本発明の請求項1に係る自動取引装置は、取引操作
者の操作により所定の取引を実行する自動取引装置にお
いて、取引操作者により取引に必要な情報を入力するた
めの入力手段と、この入力手段から取引に関する情報が
入力されると取引操作者を特定するためのイメージ情報
を記録する旨の情報を表示する表示手段と、この表示手
段により上記イメージ情報の記録が表示した後に取引操
作者を特定するためのイメージ情報を記録するイメージ
情報記録手段と、上記入力手段から入力された情報に基
づき所定の取引を行う制御手段とを有するものである。
【0009】上述する請求項1記載の本発明は、取引操
作者により取引に関する情報が入力されると、表示手段
に取引操作者のイメージ情報を記録する旨の情報を表示
し、その後イメージ情報記録手段により取引操作者のイ
メージ情報を記録して、所定の取引を行うようになって
いる。これより、利用者のプライバシーを侵害すること
なく利用者のイメージ記録を行うことができ、第三者に
よる不正使用を抑制してセキュリティを向上することが
できる。
作者により取引に関する情報が入力されると、表示手段
に取引操作者のイメージ情報を記録する旨の情報を表示
し、その後イメージ情報記録手段により取引操作者のイ
メージ情報を記録して、所定の取引を行うようになって
いる。これより、利用者のプライバシーを侵害すること
なく利用者のイメージ記録を行うことができ、第三者に
よる不正使用を抑制してセキュリティを向上することが
できる。
【0010】上記目的を達成するために、本発明の請求
項4に係る自動取引装置は、取引操作者の操作により所
定の取引を実行する自動取引装置において、取引操作者
により取引に必要な情報を入力するための入力手段と、
この入力手段から取引に関する情報が入力されると取引
操作者を特定するためのイメージ情報を記録する旨の情
報を表示する表示手段と、取引操作者を特定するための
イメージ情報を記録するイメージ情報記録手段と、この
イメージ情報記録手段によるイメージ情報の記録実行を
指示する実行指示手段と、この実行指示手段によりイメ
ージ情報の記録実行が指示された場合に上記イメージ情
報記録手段により取引操作者を特定するためのイメージ
情報を記録すると共に上記入力手段から入力された情報
に基づき所定の取引を行い、上記実行指示手段によりイ
メージ情報の記録実行が指示されない場合に上記イメー
ジ情報記録手段によるイメージ情報の記録を行わずに上
記入力手段から入力された情報に基づき所定の取引を行
う制御手段とを有するものである。
項4に係る自動取引装置は、取引操作者の操作により所
定の取引を実行する自動取引装置において、取引操作者
により取引に必要な情報を入力するための入力手段と、
この入力手段から取引に関する情報が入力されると取引
操作者を特定するためのイメージ情報を記録する旨の情
報を表示する表示手段と、取引操作者を特定するための
イメージ情報を記録するイメージ情報記録手段と、この
イメージ情報記録手段によるイメージ情報の記録実行を
指示する実行指示手段と、この実行指示手段によりイメ
ージ情報の記録実行が指示された場合に上記イメージ情
報記録手段により取引操作者を特定するためのイメージ
情報を記録すると共に上記入力手段から入力された情報
に基づき所定の取引を行い、上記実行指示手段によりイ
メージ情報の記録実行が指示されない場合に上記イメー
ジ情報記録手段によるイメージ情報の記録を行わずに上
記入力手段から入力された情報に基づき所定の取引を行
う制御手段とを有するものである。
【0011】上述する請求項4記載の本発明は、取引操
作者により取引に関する情報が入力されると、表示手段
に取引操作者のイメージ情報を記録する旨の情報を表示
し、実行指示手段によりイメージ情報の記録実行が指示
されると取引操作者を特定するためのイメージ情報を記
録して所定の取引を行い、実行指示手段によりイメージ
情報の記録実行が指示されない場合にイメージ情報の記
録を行わずに所定の取引を行うようになっている。これ
より、利用者のプライバシーを侵害することなく利用者
のイメージ記録を行うことができ、取引操作者を特定す
ることができる。
作者により取引に関する情報が入力されると、表示手段
に取引操作者のイメージ情報を記録する旨の情報を表示
し、実行指示手段によりイメージ情報の記録実行が指示
されると取引操作者を特定するためのイメージ情報を記
録して所定の取引を行い、実行指示手段によりイメージ
情報の記録実行が指示されない場合にイメージ情報の記
録を行わずに所定の取引を行うようになっている。これ
より、利用者のプライバシーを侵害することなく利用者
のイメージ記録を行うことができ、取引操作者を特定す
ることができる。
【0012】上記目的を達成するために、本発明の請求
項8に係る自動取引装置は、取引操作者の操作により所
定の取引を実行する自動取引装置において、取引操作者
により取引に必要な暗証情報を入力する入力手段と、こ
の入力手段から取引に関する暗証情報が入力されるとこ
の入力された暗証情報と予め登録された暗証情報とが一
致するか判定する暗証判定手段と、この暗証判定手段に
より暗証情報が一致しないと判定された場合に取引操作
者を特定するためのイメージ情報を記録する旨の情報を
表示する表示手段と、取引操作者を特定するためのイメ
ージ情報を記録するイメージ情報記録手段と、このイメ
ージ情報記録手段によるイメージ情報の記録実行を指示
する実行指示手段と、この実行指示手段によりイメージ
情報の記録実行が指示された場合に上記イメージ情報記
録手段により取引操作者を特定するためのイメージ情報
を記録すると共に上記表示手段にて暗証情報の再入力の
案内画面を表示し、上記実行指示手段によりイメージ情
報の記録実行が指示されない場合に上記イメージ情報記
録手段によるイメージ情報の記録を行わずに上記表示手
段にて暗証情報の再入力の案内画面を表示する制御手段
とを有するものである。
項8に係る自動取引装置は、取引操作者の操作により所
定の取引を実行する自動取引装置において、取引操作者
により取引に必要な暗証情報を入力する入力手段と、こ
の入力手段から取引に関する暗証情報が入力されるとこ
の入力された暗証情報と予め登録された暗証情報とが一
致するか判定する暗証判定手段と、この暗証判定手段に
より暗証情報が一致しないと判定された場合に取引操作
者を特定するためのイメージ情報を記録する旨の情報を
表示する表示手段と、取引操作者を特定するためのイメ
ージ情報を記録するイメージ情報記録手段と、このイメ
ージ情報記録手段によるイメージ情報の記録実行を指示
する実行指示手段と、この実行指示手段によりイメージ
情報の記録実行が指示された場合に上記イメージ情報記
録手段により取引操作者を特定するためのイメージ情報
を記録すると共に上記表示手段にて暗証情報の再入力の
案内画面を表示し、上記実行指示手段によりイメージ情
報の記録実行が指示されない場合に上記イメージ情報記
録手段によるイメージ情報の記録を行わずに上記表示手
段にて暗証情報の再入力の案内画面を表示する制御手段
とを有するものである。
【0013】上述する請求項8記載の本発明は、取引操
作者により取引に必要な暗証情報が入力されると入力さ
れた暗証情報と予め登録された暗証情報とが一致するか
を判定し、暗証情報が一致しないと判定された場合に表
示手段にて取引操作者を特定するためのイメージ情報を
記録する旨の情報を表示し、実行指示手段によりイメー
ジ情報の記録実行が指示された場合にイメージ情報記録
手段により取引操作者を特定するためのイメージ情報を
記録すると共に表示手段にて暗証情報の再入力の案内画
面を表示し、実行指示手段によりイメージ情報の記録実
行が指示されない場合にイメージ情報記録手段によるイ
メージ情報の記録を行わずに表示手段にて暗証情報の再
入力の案内画面を表示するようになっている。これよ
り、利用者のプライバシーを侵害することなく利用者の
イメージ記録を行うことができ、第三者による不正使用
を抑制してセキュリティを向上することができる。
作者により取引に必要な暗証情報が入力されると入力さ
れた暗証情報と予め登録された暗証情報とが一致するか
を判定し、暗証情報が一致しないと判定された場合に表
示手段にて取引操作者を特定するためのイメージ情報を
記録する旨の情報を表示し、実行指示手段によりイメー
ジ情報の記録実行が指示された場合にイメージ情報記録
手段により取引操作者を特定するためのイメージ情報を
記録すると共に表示手段にて暗証情報の再入力の案内画
面を表示し、実行指示手段によりイメージ情報の記録実
行が指示されない場合にイメージ情報記録手段によるイ
メージ情報の記録を行わずに表示手段にて暗証情報の再
入力の案内画面を表示するようになっている。これよ
り、利用者のプライバシーを侵害することなく利用者の
イメージ記録を行うことができ、第三者による不正使用
を抑制してセキュリティを向上することができる。
【0014】上記目的を達成するために、本発明の請求
項10に係る自動取引装置は、取引操作者の操作により
所定の取引を実行する自動取引装置において、取引操作
者により取引に必要な情報を入力するための入力手段
と、この入力手段から取引に関する情報が入力されると
取引操作者を特定するためのイメージ情報を記録する旨
の情報を表示する表示手段と、取引に必要な取引媒体を
受け入れる受入手段と、この受入手段により取引媒体が
受け入れられると取引操作者を特定するためのイメージ
情報を記録するイメージ情報記録手段と、上記入力手段
から入力された情報に基づき所定の取引を行う制御手段
とを有するものである。
項10に係る自動取引装置は、取引操作者の操作により
所定の取引を実行する自動取引装置において、取引操作
者により取引に必要な情報を入力するための入力手段
と、この入力手段から取引に関する情報が入力されると
取引操作者を特定するためのイメージ情報を記録する旨
の情報を表示する表示手段と、取引に必要な取引媒体を
受け入れる受入手段と、この受入手段により取引媒体が
受け入れられると取引操作者を特定するためのイメージ
情報を記録するイメージ情報記録手段と、上記入力手段
から入力された情報に基づき所定の取引を行う制御手段
とを有するものである。
【0015】上述する請求項10記載の本発明は、取引
操作者により取引に関する情報が入力されると、表示手
段に取引操作者のイメージ情報を記録する旨の情報を表
示し、受入手段に取引媒体が受け入れられるとイメージ
情報記録手段により取引操作者のイメージ情報を記録し
て、所定の取引を行うようになっている。これより、利
用者のプライバシーを侵害することなく利用者のイメー
ジ記録を行うことができ、第三者による不正使用を抑制
してセキュリティを向上することができる。
操作者により取引に関する情報が入力されると、表示手
段に取引操作者のイメージ情報を記録する旨の情報を表
示し、受入手段に取引媒体が受け入れられるとイメージ
情報記録手段により取引操作者のイメージ情報を記録し
て、所定の取引を行うようになっている。これより、利
用者のプライバシーを侵害することなく利用者のイメー
ジ記録を行うことができ、第三者による不正使用を抑制
してセキュリティを向上することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態について説明する。まず、
図2乃至図6を参照しながら本発明の第1の実施形態と
して、金融機関の営業店に設置された自動取引装置(A
TM)10について説明する。図面に示す本発明の自動
取引装置は、本体10の前面が操作面として用いられ
る。ATM10は略水平なA面(第1の操作面)、略垂
直なC面(第2の操作面)、およびA面とC面との間に
上向き傾斜して設けられたB面(第3の操作面)の3つ
の操作面を備えている。これらの操作面は利用者に操作
を分かりやすくするために、各面ごとにその機能を集中
させている。すなわちA面には利用者Pにより接触操作
されるタッチパネル20を設け、利用者と装置とのマン
マシン対話の中心手段として用いられる。
本発明の好ましい実施の形態について説明する。まず、
図2乃至図6を参照しながら本発明の第1の実施形態と
して、金融機関の営業店に設置された自動取引装置(A
TM)10について説明する。図面に示す本発明の自動
取引装置は、本体10の前面が操作面として用いられ
る。ATM10は略水平なA面(第1の操作面)、略垂
直なC面(第2の操作面)、およびA面とC面との間に
上向き傾斜して設けられたB面(第3の操作面)の3つ
の操作面を備えている。これらの操作面は利用者に操作
を分かりやすくするために、各面ごとにその機能を集中
させている。すなわちA面には利用者Pにより接触操作
されるタッチパネル20を設け、利用者と装置とのマン
マシン対話の中心手段として用いられる。
【0017】上向傾斜するB面は、現金の操作面とし
て、後方にはあるが、水平なA面より立上げることによ
って視覚的に強調されるとともに、ハンドセット22、
ビデオカメラ23、音声案内部24、係員呼出しボタン
25を集中させている。B面を上向き斜めとすることに
より、その裏側にある程度の空間を確保し、その裏側空
間にビデオカメラ23等が収納可能となるようにしてい
る。B面の水平面に対する上向傾斜角度θは30度から
75度までの範囲内にあることが望ましく、45度±1
0度の範囲内にあることが最も好ましい。また、C面に
はカードや通帳等の取引媒体をATM10に出入りさせ
るための挿入口16,18を集中させている。
て、後方にはあるが、水平なA面より立上げることによ
って視覚的に強調されるとともに、ハンドセット22、
ビデオカメラ23、音声案内部24、係員呼出しボタン
25を集中させている。B面を上向き斜めとすることに
より、その裏側にある程度の空間を確保し、その裏側空
間にビデオカメラ23等が収納可能となるようにしてい
る。B面の水平面に対する上向傾斜角度θは30度から
75度までの範囲内にあることが望ましく、45度±1
0度の範囲内にあることが最も好ましい。また、C面に
はカードや通帳等の取引媒体をATM10に出入りさせ
るための挿入口16,18を集中させている。
【0018】図4に示すように、ATM10の中には取
引を実行するための各種モジュールが実装されている。
紙幣入出金部11では入金紙幣の受取り計数、収納、お
よび指定金額の支払いを実行するようになっている。こ
の紙幣入出金部11の紙幣の出入口12は上向傾斜した
B面に設けられている。硬貨入出金部13は硬貨の受け
払い機能を備えている。この硬貨入出金部13の硬貨の
出入口14もB面に設けられている。なお、紙幣出入口
12及び硬貨出入口14はB面で隣り合わせに並んでい
る。
引を実行するための各種モジュールが実装されている。
紙幣入出金部11では入金紙幣の受取り計数、収納、お
よび指定金額の支払いを実行するようになっている。こ
の紙幣入出金部11の紙幣の出入口12は上向傾斜した
B面に設けられている。硬貨入出金部13は硬貨の受け
払い機能を備えている。この硬貨入出金部13の硬貨の
出入口14もB面に設けられている。なお、紙幣出入口
12及び硬貨出入口14はB面で隣り合わせに並んでい
る。
【0019】通帳プリンタ15はATM10の上部に設
けられ、受け入れた通帳の磁気ストライプから口座番号
を読み取り、この口座に対応する取引の記録を印字する
機能を持っている。通帳プリンタ15への通帳の出入口
16は略垂直なC面に設けられている。
けられ、受け入れた通帳の磁気ストライプから口座番号
を読み取り、この口座に対応する取引の記録を印字する
機能を持っている。通帳プリンタ15への通帳の出入口
16は略垂直なC面に設けられている。
【0020】カードリーダ/レシートプリンタ17は、
受け入れた磁気カードから口座番号を読み取り、これに
対応する暗証番号とのマッチングを行い、本人確認をし
たり、通帳を持参しない利用者に対して、取引の記録を
レシートとして印字発行する機能を持つものである。カ
ードとレシートの出入口18はC面に設けられている。
受け入れた磁気カードから口座番号を読み取り、これに
対応する暗証番号とのマッチングを行い、本人確認をし
たり、通帳を持参しない利用者に対して、取引の記録を
レシートとして印字発行する機能を持つものである。カ
ードとレシートの出入口18はC面に設けられている。
【0021】主制御部19は接客制御部19a、記憶部
19b、伝送制御部19c、電源19dを周辺に備えて
いる。主制御部19は伝送制御部19cを介して遠隔す
るホストコンピュータ31とオンラインでデータを交換
しうるように接続されている。記憶部19bには各種の
取引を実行制御するためのプログラムが収納されてい
る。主制御部19のCPUは入力信号に応じてプログラ
ムを選択し、それに従って情報の授受、演算、記憶、伝
送等を実行するようになっている。主制御部19は接客
制御部19aを介してタッチパネル20、カラーLCD
21、ハンドセット22、ビデオカメラ23、音声案内
24、係員呼出しボタン25に接続されている。さら
に、主制御部19の出力側は上記の紙幣入出金部11、
硬貨入出金部13、通帳プリンタ15、カード/レシー
ト部17に接続され、これらの機構の動作をそれぞれ制
御しうるようになっている。
19b、伝送制御部19c、電源19dを周辺に備えて
いる。主制御部19は伝送制御部19cを介して遠隔す
るホストコンピュータ31とオンラインでデータを交換
しうるように接続されている。記憶部19bには各種の
取引を実行制御するためのプログラムが収納されてい
る。主制御部19のCPUは入力信号に応じてプログラ
ムを選択し、それに従って情報の授受、演算、記憶、伝
送等を実行するようになっている。主制御部19は接客
制御部19aを介してタッチパネル20、カラーLCD
21、ハンドセット22、ビデオカメラ23、音声案内
24、係員呼出しボタン25に接続されている。さら
に、主制御部19の出力側は上記の紙幣入出金部11、
硬貨入出金部13、通帳プリンタ15、カード/レシー
ト部17に接続され、これらの機構の動作をそれぞれ制
御しうるようになっている。
【0022】A面に取り付けられたタッチパネル20は
カラー液晶表示装置(カラーLCD)21を備えてい
る。カラーLCD21はタッチパネル20の下面に対向
して設けられている。このカラーCRT21は、取引の
ステップに応じて、必要な案内文言と、キーボードと、
を表示するものであり、このキーボードに対向するタッ
チパネル20に指を触れることによって当該キー入力が
実現できるようになっている。
カラー液晶表示装置(カラーLCD)21を備えてい
る。カラーLCD21はタッチパネル20の下面に対向
して設けられている。このカラーCRT21は、取引の
ステップに応じて、必要な案内文言と、キーボードと、
を表示するものであり、このキーボードに対向するタッ
チパネル20に指を触れることによって当該キー入力が
実現できるようになっている。
【0023】ハンドセット22は、利用者と遠隔する係
員との音声による通信を行うための送話器と受話器とを
備えている。ビデオカメラ装置23はCCD撮像素子等
から構成される。小型のカメラを備えている。音声案内
装置24は小型のスピーカーを備えている。係員呼出し
用ボタン25は係員控室のブザー及びランプに接続され
ている。
員との音声による通信を行うための送話器と受話器とを
備えている。ビデオカメラ装置23はCCD撮像素子等
から構成される。小型のカメラを備えている。音声案内
装置24は小型のスピーカーを備えている。係員呼出し
用ボタン25は係員控室のブザー及びランプに接続され
ている。
【0024】ビデオカメラ23は、上向傾斜面Bの裏側
に設けられ、利用者の位置に応じて撮影方向を変更する
ために、自動で首振り動作を行ってその画角を調整でき
るようになっている。すなわち、立位の利用者P1の顔
面だけでなく、子供の利用者P2の顔面もほぼ正面から
とらえられるように、ビデオカメラ23の撮像部を首振
りさせて撮影角度を変え、撮影視野を上方から下方に修
正することができるようにしている。また、カメラ23
の前面はハーフミラー28で覆われ、利用者Pがカメラ
23を意識しないで自然にタッチパネル20を見ること
によりその表情を適確にとらえることができるようにな
っている。
に設けられ、利用者の位置に応じて撮影方向を変更する
ために、自動で首振り動作を行ってその画角を調整でき
るようになっている。すなわち、立位の利用者P1の顔
面だけでなく、子供の利用者P2の顔面もほぼ正面から
とらえられるように、ビデオカメラ23の撮像部を首振
りさせて撮影角度を変え、撮影視野を上方から下方に修
正することができるようにしている。また、カメラ23
の前面はハーフミラー28で覆われ、利用者Pがカメラ
23を意識しないで自然にタッチパネル20を見ること
によりその表情を適確にとらえることができるようにな
っている。
【0025】図5及び図6を用いて詳述すると、ビデオ
カメラ23の前端部は水平軸26を介してホルダ50に
取り付けられ、ビデオカメラ23の後端部は引張スプリ
ング55を介してホルダ50に取り付けられている。ま
た、ホルダ50には偏心円形カム51及び小型モータ5
4が取り付けられている。
カメラ23の前端部は水平軸26を介してホルダ50に
取り付けられ、ビデオカメラ23の後端部は引張スプリ
ング55を介してホルダ50に取り付けられている。ま
た、ホルダ50には偏心円形カム51及び小型モータ5
4が取り付けられている。
【0026】カム51の軸とモータ54の回転駆動軸と
の間にはベルト52が掛け渡されている。カム51の外
周はカメラ23の下部に当接され、カム51を回転させ
るとカメラ23が軸26まわりに揺動し、その前端部が
首振り動作するようになっている。カメラ23の後端部
はスプリング55によって下方に引っ張られているの
で、カメラ23の前端部は上方を向くように付勢されて
いる。
の間にはベルト52が掛け渡されている。カム51の外
周はカメラ23の下部に当接され、カム51を回転させ
るとカメラ23が軸26まわりに揺動し、その前端部が
首振り動作するようになっている。カメラ23の後端部
はスプリング55によって下方に引っ張られているの
で、カメラ23の前端部は上方を向くように付勢されて
いる。
【0027】さらに、上向傾斜面Bには透明ガラス56
及びシャッタ57が嵌め込まれており、カメラ23の撮
像部は透明ガラス56及びシャッタ57を通して利用者
に対面している。シャッタ57は透明ガラス56の内側
に設けられている。
及びシャッタ57が嵌め込まれており、カメラ23の撮
像部は透明ガラス56及びシャッタ57を通して利用者
に対面している。シャッタ57は透明ガラス56の内側
に設けられている。
【0028】図6に示すように、シャッタ57は平行ガ
イド58に沿って平行移動可能に保持されている。シャ
ッタ57の一端部のピン59にはめられたアーム60は
軸61まわりに揺動しうるようになっている。すなわ
ち、アーム60の一端部に直動ソレノイド62の可動部
分が連結され、アーム60を軸61まわりに揺動させる
とシャッタ57がガイド58に沿って移動し、シャッタ
57が開閉されるようになっている。なお、アーム60
はスプリング63で付勢されており、元の位置にアーム
60は自動的にもどされるようになっている。このよう
なシャッタ57を設けることにより利用者はカメラ23
の存在を意識しないで、自然にタッチパネル20を見て
操作することができるようになっている。
イド58に沿って平行移動可能に保持されている。シャ
ッタ57の一端部のピン59にはめられたアーム60は
軸61まわりに揺動しうるようになっている。すなわ
ち、アーム60の一端部に直動ソレノイド62の可動部
分が連結され、アーム60を軸61まわりに揺動させる
とシャッタ57がガイド58に沿って移動し、シャッタ
57が開閉されるようになっている。なお、アーム60
はスプリング63で付勢されており、元の位置にアーム
60は自動的にもどされるようになっている。このよう
なシャッタ57を設けることにより利用者はカメラ23
の存在を意識しないで、自然にタッチパネル20を見て
操作することができるようになっている。
【0029】ホストコンピュータ31は利用者の口座情
報等の取引データを記憶している記憶手段となってお
り、図4に示すように、伝送回線にて伝送制御部19c
を介して主制御部19に接続されている。そして、AT
M10は、ホストコンピュータ35とオンライン交信し
て必要に応じて預金口座情報をリアルタイムに送受信
し、預金取引を行うようになっている。また、ATM1
0の主制御部19は伝送制御部19cを介して監視端末
64に接続されている。この監視端末64は防犯用のシ
ステムに組み込まれている。
報等の取引データを記憶している記憶手段となってお
り、図4に示すように、伝送回線にて伝送制御部19c
を介して主制御部19に接続されている。そして、AT
M10は、ホストコンピュータ35とオンライン交信し
て必要に応じて預金口座情報をリアルタイムに送受信
し、預金取引を行うようになっている。また、ATM1
0の主制御部19は伝送制御部19cを介して監視端末
64に接続されている。この監視端末64は防犯用のシ
ステムに組み込まれている。
【0030】次に、図1に示すフローチャートを用いて
本発明に係るATM10の取引時におけるイメージ記録
処理の第1の実施形態を説明する。図7は、ATM10
のタッチパネル20の表示手段であるカラーLCD21
に表示された初期画面であり、お引き出し71、通帳記
入72、残高照会73、お預け入れ74、お振込・お振
替75、定期お預け入れ76から成る利用者待ち画面7
0を示している。
本発明に係るATM10の取引時におけるイメージ記録
処理の第1の実施形態を説明する。図7は、ATM10
のタッチパネル20の表示手段であるカラーLCD21
に表示された初期画面であり、お引き出し71、通帳記
入72、残高照会73、お預け入れ74、お振込・お振
替75、定期お預け入れ76から成る利用者待ち画面7
0を示している。
【0031】最初に利用者は、ATM10のカラーLC
D21に表示されている利用者待ち画面70の取引項目
から希望する取引の表示に対応するタッチパネル20の
部位を指で触れて、取引を選択する(ST10)。
D21に表示されている利用者待ち画面70の取引項目
から希望する取引の表示に対応するタッチパネル20の
部位を指で触れて、取引を選択する(ST10)。
【0032】このようにして利用者により取引が選択さ
れると、次に主制御部19はカラーLCD21にカード
等の取引媒体の挿入案内画面を表示する。この案内に従
って、利用者によりカード等の取引媒体が通帳出入口1
6、もしくはカード/レシート出入口18へ挿入される
(ST12)。
れると、次に主制御部19はカラーLCD21にカード
等の取引媒体の挿入案内画面を表示する。この案内に従
って、利用者によりカード等の取引媒体が通帳出入口1
6、もしくはカード/レシート出入口18へ挿入される
(ST12)。
【0033】取引媒体が挿入されると、図8に示すよう
に、主制御部19はカラーLCD21に操作者(利用
者)のイメージ情報を記録する旨のメッセージ『セキュ
リティのためお客様を撮影させて頂きます。』と、承認
キー81、取消キー82、不承認キー83からなるイメ
ージ記録確認画面80を表示する(ST14)。この承
認キー81は取引を継続(実行)するための実行指示手
段を構成し、取消キー82は取引を中止するための中止
指示手段を構成している。
に、主制御部19はカラーLCD21に操作者(利用
者)のイメージ情報を記録する旨のメッセージ『セキュ
リティのためお客様を撮影させて頂きます。』と、承認
キー81、取消キー82、不承認キー83からなるイメ
ージ記録確認画面80を表示する(ST14)。この承
認キー81は取引を継続(実行)するための実行指示手
段を構成し、取消キー82は取引を中止するための中止
指示手段を構成している。
【0034】ST14にて表示されたイメージ記録確認
画面80において利用者により承認キー81が押下され
た場合には(ST16、承認キー)、接客制御部19a
によりビデオカメラ23のシャッタ57を開けて撮影を
実行する。即ち、図示しない光センサが利用者を検出す
ると、カムの回動によりビデオカメラ23を首振り動作
させ、利用者の顔面や背景をとらえる(ST18)。そ
して、カラーLCD21にはイメージ記録中である旨の
メッセージ『ただいま撮影中』80aを表示する(ST
20)。
画面80において利用者により承認キー81が押下され
た場合には(ST16、承認キー)、接客制御部19a
によりビデオカメラ23のシャッタ57を開けて撮影を
実行する。即ち、図示しない光センサが利用者を検出す
ると、カムの回動によりビデオカメラ23を首振り動作
させ、利用者の顔面や背景をとらえる(ST18)。そ
して、カラーLCD21にはイメージ記録中である旨の
メッセージ『ただいま撮影中』80aを表示する(ST
20)。
【0035】また、ST14にて表示されたイメージ記
録確認画面80において利用者により取消キー82が押
下された場合には(ST16、取消キー)、主制御部1
9は取引を中止し、カード/レシート部17や通帳プリ
ンタ19などにおいて取り込んでいる取引媒体を返却し
(ST30)、図7に示す利用者待ち画面70に戻るよ
うになっている。また、ST14にて表示されたイメー
ジ記録確認画面80において利用者により不承認キー8
3が押下された場合には(ST16、不承認キー)、接
客制御部19aによるビデオカメラ23の撮影を実行せ
ずに次の処理を行う。
録確認画面80において利用者により取消キー82が押
下された場合には(ST16、取消キー)、主制御部1
9は取引を中止し、カード/レシート部17や通帳プリ
ンタ19などにおいて取り込んでいる取引媒体を返却し
(ST30)、図7に示す利用者待ち画面70に戻るよ
うになっている。また、ST14にて表示されたイメー
ジ記録確認画面80において利用者により不承認キー8
3が押下された場合には(ST16、不承認キー)、接
客制御部19aによるビデオカメラ23の撮影を実行せ
ずに次の処理を行う。
【0036】この様に、ST14にて表示されたイメー
ジ記録確認画面80において承認キー81が押下される
と接客制御部19aによるビデオカメラ23の撮影制御
に平行して、また不承認キー83が押下されるとビデオ
カメラ23の撮影を行わずに、利用者により挿入された
取引媒体から記録情報を読取り、主制御部19へ伝送す
る(ST22)。ここで、利用者により取引媒体として
カードが挿入された場合には、カード/レシート部17
にてカード(取引媒体)の磁気ストライプから口座番号
等の口座情報を読み取り、主制御部19へ伝送する。
ジ記録確認画面80において承認キー81が押下される
と接客制御部19aによるビデオカメラ23の撮影制御
に平行して、また不承認キー83が押下されるとビデオ
カメラ23の撮影を行わずに、利用者により挿入された
取引媒体から記録情報を読取り、主制御部19へ伝送す
る(ST22)。ここで、利用者により取引媒体として
カードが挿入された場合には、カード/レシート部17
にてカード(取引媒体)の磁気ストライプから口座番号
等の口座情報を読み取り、主制御部19へ伝送する。
【0037】次に、主制御部19はカラーLCD21に
暗証情報の入力画面を表示する。この案内に従って、利
用者によりタッチパネル20の所定キーを押下すること
により暗証情報を入力する(ST24)。ST24の暗
証入力処理が終了すると、主制御部19はホストコンピ
ュータ31に照会を行い、予め登録された暗証情報との
照合を行う(ST26)。そして、主制御部19は暗証
一致と判定すると、ST10にて選択された取引処理を
実行し(ST28)、取引が終了すると、カード/レシ
ート部17や通帳プリンタ19などにおいて取り込んで
いる取引媒体を返却し(ST30)、図7に示す利用者
待ち画面70に戻るようになっている。
暗証情報の入力画面を表示する。この案内に従って、利
用者によりタッチパネル20の所定キーを押下すること
により暗証情報を入力する(ST24)。ST24の暗
証入力処理が終了すると、主制御部19はホストコンピ
ュータ31に照会を行い、予め登録された暗証情報との
照合を行う(ST26)。そして、主制御部19は暗証
一致と判定すると、ST10にて選択された取引処理を
実行し(ST28)、取引が終了すると、カード/レシ
ート部17や通帳プリンタ19などにおいて取り込んで
いる取引媒体を返却し(ST30)、図7に示す利用者
待ち画面70に戻るようになっている。
【0038】この第1の実施形態では、利用客によりA
TM10にて取引が行われる際に、利用客に対してイメ
ージ記録を行う旨の情報を表示して、イメージ情報の記
録に際して利用者の承認を得るようになっている。そし
て、利用客によりイメージ記録の承認を得るとビデオカ
メラによる記録を開始し、不承認の時にはビデオカメラ
による記録を行わないようになっている。このため、利
用者のプライバシーを侵害することなく利用者のイメー
ジ記録を行うことができる。
TM10にて取引が行われる際に、利用客に対してイメ
ージ記録を行う旨の情報を表示して、イメージ情報の記
録に際して利用者の承認を得るようになっている。そし
て、利用客によりイメージ記録の承認を得るとビデオカ
メラによる記録を開始し、不承認の時にはビデオカメラ
による記録を行わないようになっている。このため、利
用者のプライバシーを侵害することなく利用者のイメー
ジ記録を行うことができる。
【0039】次に、図9に示すフローチャートを用いて
本発明に係るATM10の取引時におけるイメージ記録
処理の第2の実施形態を説明する。最初に利用者は、A
TM10のカラーLCD21に表示されている利用者待
ち画面70の取引項目から希望する取引の表示に対応す
るタッチパネル20の部位を指で触れて、取引を選択す
る(ST40)。
本発明に係るATM10の取引時におけるイメージ記録
処理の第2の実施形態を説明する。最初に利用者は、A
TM10のカラーLCD21に表示されている利用者待
ち画面70の取引項目から希望する取引の表示に対応す
るタッチパネル20の部位を指で触れて、取引を選択す
る(ST40)。
【0040】このようにして利用者により取引が選択さ
れると、次に主制御部19はカラーLCD21にカード
等の取引媒体の挿入案内画面を表示する。この案内に従
って、利用者によりカード等の取引媒体が通帳出入口1
6、もしくはカード/レシート出入口18へ挿入される
(ST42)。
れると、次に主制御部19はカラーLCD21にカード
等の取引媒体の挿入案内画面を表示する。この案内に従
って、利用者によりカード等の取引媒体が通帳出入口1
6、もしくはカード/レシート出入口18へ挿入される
(ST42)。
【0041】利用者により取引媒体が挿入されると、挿
入された取引媒体から記録情報を読取り、主制御部19
へ伝送する(ST44)。ここで、利用者により取引媒
体としてカードが挿入された場合には、カード/レシー
ト部17にてカード(取引媒体)の磁気ストライプから
口座番号等の口座情報を読み取り、主制御部19へ伝送
する。
入された取引媒体から記録情報を読取り、主制御部19
へ伝送する(ST44)。ここで、利用者により取引媒
体としてカードが挿入された場合には、カード/レシー
ト部17にてカード(取引媒体)の磁気ストライプから
口座番号等の口座情報を読み取り、主制御部19へ伝送
する。
【0042】次に、主制御部19はカラーLCD21に
暗証情報の入力画面を表示する。この案内表示に従っ
て、利用者がタッチパネル20の所定キーを押下するこ
とにより暗証情報としての暗証番号がATM10に入力
される(ST46)。ST46の暗証入力処理が終了す
ると、主制御部19はホストコンピュータ31に照会を
行い、予め登録された暗証情報との照合を行う(ST4
8)。
暗証情報の入力画面を表示する。この案内表示に従っ
て、利用者がタッチパネル20の所定キーを押下するこ
とにより暗証情報としての暗証番号がATM10に入力
される(ST46)。ST46の暗証入力処理が終了す
ると、主制御部19はホストコンピュータ31に照会を
行い、予め登録された暗証情報との照合を行う(ST4
8)。
【0043】ST48における暗証照合にて暗証不一致
と判定されると(ST50、no)、主制御部19はカ
ラーLCD21に利用者が暗証情報を再入力するように
案内を表示すると共に、カラーLCD21に操作者(利
用者)のイメージ情報を記録する旨のメッセージ『セキ
ュリティのためお客様を撮影させて頂きます。』と、承
認キー81、取消キー82、不承認キー83からなるイ
メージ記録確認画面80を表示する(ST51)。
と判定されると(ST50、no)、主制御部19はカ
ラーLCD21に利用者が暗証情報を再入力するように
案内を表示すると共に、カラーLCD21に操作者(利
用者)のイメージ情報を記録する旨のメッセージ『セキ
ュリティのためお客様を撮影させて頂きます。』と、承
認キー81、取消キー82、不承認キー83からなるイ
メージ記録確認画面80を表示する(ST51)。
【0044】ST51にて表示されたイメージ記録確認
画面80において利用者により承認キー81が押下され
た場合には(ST52、承認キー)、接客制御部19a
によりビデオカメラ23のシャッタ57を開けて撮影を
実行する。即ち、図示しない光センサが利用者を検出す
ると、カムの回動によりビデオカメラ23を首振り動作
させ、利用者の顔面や背景をとらえる(ST53)。こ
の際、カラーLCD21には、図8(b)に示すよう
に、暗証情報の再入力の画面を表示すると共に、イメー
ジ記録中である旨のメッセージ『ただいま撮影中』80
aが表示される(ST54)。
画面80において利用者により承認キー81が押下され
た場合には(ST52、承認キー)、接客制御部19a
によりビデオカメラ23のシャッタ57を開けて撮影を
実行する。即ち、図示しない光センサが利用者を検出す
ると、カムの回動によりビデオカメラ23を首振り動作
させ、利用者の顔面や背景をとらえる(ST53)。こ
の際、カラーLCD21には、図8(b)に示すよう
に、暗証情報の再入力の画面を表示すると共に、イメー
ジ記録中である旨のメッセージ『ただいま撮影中』80
aが表示される(ST54)。
【0045】また、ST51にて表示されたイメージ記
録確認画面80において利用者により取消キー82が押
下された場合には(ST52、取消キー)、主制御部1
9は取引を中止し、カード/レシート部17や通帳プリ
ンタ19などにおいて取り込んでいる取引媒体を返却し
(ST58)、図7に示す利用者待ち画面70に戻るよ
うになっている。また、ST51にて表示されたイメー
ジ記録確認画面80において利用者により不承認キー8
3が押下された場合には(ST52、不承認キー)、接
客制御部19aによるビデオカメラ23の撮影を実行せ
ずに、カラーLCD21に暗証情報の再入力の画面を表
示する(ST46)。 そして、主制御部19は照合の
結果で暗証一致と判定すると(ST50、yes)、S
T40にて選択された取引処理を実行し(ST56)、
取引が終了すると、カード/レシート部17や通帳プリ
ンタ19などにおいて取り込んでいる取引媒体を返却し
(ST58)、図7に示す利用者待ち画面70に戻るよ
うになっている。
録確認画面80において利用者により取消キー82が押
下された場合には(ST52、取消キー)、主制御部1
9は取引を中止し、カード/レシート部17や通帳プリ
ンタ19などにおいて取り込んでいる取引媒体を返却し
(ST58)、図7に示す利用者待ち画面70に戻るよ
うになっている。また、ST51にて表示されたイメー
ジ記録確認画面80において利用者により不承認キー8
3が押下された場合には(ST52、不承認キー)、接
客制御部19aによるビデオカメラ23の撮影を実行せ
ずに、カラーLCD21に暗証情報の再入力の画面を表
示する(ST46)。 そして、主制御部19は照合の
結果で暗証一致と判定すると(ST50、yes)、S
T40にて選択された取引処理を実行し(ST56)、
取引が終了すると、カード/レシート部17や通帳プリ
ンタ19などにおいて取り込んでいる取引媒体を返却し
(ST58)、図7に示す利用者待ち画面70に戻るよ
うになっている。
【0046】この第2の実施形態では、利用客によりA
TM10にて取引が行われ、暗証情報の照合にて暗証不
一致と判定された場合に、利用客に対してイメージ記録
を行う旨の情報を表示して、イメージ情報の記録に際し
て利用者の承認を得るようになっている。そして、利用
客によりイメージ記録の承認を得るとビデオカメラによ
る記録を開始し、不承認の時にはビデオカメラによる記
録を行わないようになっている。よって、暗証不一致の
場合のみに操作者を記録するため、利用者のプライバシ
ーを侵害することなく利用者のイメージ記録を行うこと
ができる。
TM10にて取引が行われ、暗証情報の照合にて暗証不
一致と判定された場合に、利用客に対してイメージ記録
を行う旨の情報を表示して、イメージ情報の記録に際し
て利用者の承認を得るようになっている。そして、利用
客によりイメージ記録の承認を得るとビデオカメラによ
る記録を開始し、不承認の時にはビデオカメラによる記
録を行わないようになっている。よって、暗証不一致の
場合のみに操作者を記録するため、利用者のプライバシ
ーを侵害することなく利用者のイメージ記録を行うこと
ができる。
【0047】次に、図10に示すフローチャートを用い
て本発明に係るATM10の取引時におけるイメージ記
録処理の第3の実施形態を説明する。最初に利用者は、
ATM10のカラーLCD21に表示されている利用者
待ち画面70の取引項目から希望する取引の表示に対応
するタッチパネル20の部位を指で触れて、取引を選択
する(ST60)。このようにして利用者により取引が
選択されると、次に主制御部19はカラーLCD21に
カード等の取引媒体の挿入案内画面を表示する(ST6
2)。
て本発明に係るATM10の取引時におけるイメージ記
録処理の第3の実施形態を説明する。最初に利用者は、
ATM10のカラーLCD21に表示されている利用者
待ち画面70の取引項目から希望する取引の表示に対応
するタッチパネル20の部位を指で触れて、取引を選択
する(ST60)。このようにして利用者により取引が
選択されると、次に主制御部19はカラーLCD21に
カード等の取引媒体の挿入案内画面を表示する(ST6
2)。
【0048】この取引媒体の案内表示と共に、主制御部
19はカラーLCD21に操作者(利用者)のイメージ
情報を記録する旨のメッセージ『セキュリティのためお
客様を撮影させて頂きます。』からなるイメージ記録の
案内を表示する(ST64)。
19はカラーLCD21に操作者(利用者)のイメージ
情報を記録する旨のメッセージ『セキュリティのためお
客様を撮影させて頂きます。』からなるイメージ記録の
案内を表示する(ST64)。
【0049】取引操作者によりこのイメージ情報を記録
する旨のメッセージが確認され、取引媒体の挿入案内に
従って、利用者によりカード等の取引媒体が通帳出入口
16、もしくはカード/レシート出入口18へ挿入され
ると(ST66、yes)、接客制御部19aによりビ
デオカメラ23のシャッタ57を開けて操作者のイメー
ジ情報の記録を開始(実行)する。即ち、図示しない光
センサが利用者を検出すると、カムの回動によりビデオ
カメラ23を首振り動作させ、操作者の顔面や背景をと
らえるようになっている(ST68)。この際、カラー
LCD21にイメージ記録中である旨のメッセージ『た
だいま撮影中』80aを表示すると、第三者による不正
使用を抑制してセキュリティを向上することができる
(ST70)。
する旨のメッセージが確認され、取引媒体の挿入案内に
従って、利用者によりカード等の取引媒体が通帳出入口
16、もしくはカード/レシート出入口18へ挿入され
ると(ST66、yes)、接客制御部19aによりビ
デオカメラ23のシャッタ57を開けて操作者のイメー
ジ情報の記録を開始(実行)する。即ち、図示しない光
センサが利用者を検出すると、カムの回動によりビデオ
カメラ23を首振り動作させ、操作者の顔面や背景をと
らえるようになっている(ST68)。この際、カラー
LCD21にイメージ記録中である旨のメッセージ『た
だいま撮影中』80aを表示すると、第三者による不正
使用を抑制してセキュリティを向上することができる
(ST70)。
【0050】そして、利用者により取引媒体が挿入され
ると、取引媒体から記録情報を読取り、主制御部19へ
伝送する。ここで、利用者により取引媒体としてカード
が挿入された場合には、カード/レシート部17にてカ
ード(取引媒体)の磁気ストライプから口座番号等の口
座情報を読み取り、主制御部19へ伝送する(ST7
2)。
ると、取引媒体から記録情報を読取り、主制御部19へ
伝送する。ここで、利用者により取引媒体としてカード
が挿入された場合には、カード/レシート部17にてカ
ード(取引媒体)の磁気ストライプから口座番号等の口
座情報を読み取り、主制御部19へ伝送する(ST7
2)。
【0051】また、ST60にて選択された取引処理を
実行し(ST74)、取引が終了すると、カード/レシ
ート部17や通帳プリンタ19などにおいて取り込んで
いる取引媒体を返却し(ST76)、図7に示す利用者
待ち画面70に戻るようになっている。ST66にて利
用者によって取引媒体が挿入されなかった場合、利用者
待ち画面70に戻るようになっている。
実行し(ST74)、取引が終了すると、カード/レシ
ート部17や通帳プリンタ19などにおいて取り込んで
いる取引媒体を返却し(ST76)、図7に示す利用者
待ち画面70に戻るようになっている。ST66にて利
用者によって取引媒体が挿入されなかった場合、利用者
待ち画面70に戻るようになっている。
【0052】この第3の実施形態では、利用客によりA
TM10にて取引が行われる際に、利用客に対してイメ
ージ記録を行う旨の情報を表示するようになっている。
そして、利用客によりイメージ記録を行う旨の情報の案
内表示を確認の上、取引媒体が挿入され、取引が続行さ
れた場合にイメージ記録を実行するようになっている。
このため、利用者にイメージ記録の確認を行った上で記
録を行っており、利用者のプライバシーを侵害すること
なく、セキュリティを向上することができる。
TM10にて取引が行われる際に、利用客に対してイメ
ージ記録を行う旨の情報を表示するようになっている。
そして、利用客によりイメージ記録を行う旨の情報の案
内表示を確認の上、取引媒体が挿入され、取引が続行さ
れた場合にイメージ記録を実行するようになっている。
このため、利用者にイメージ記録の確認を行った上で記
録を行っており、利用者のプライバシーを侵害すること
なく、セキュリティを向上することができる。
【0053】次に、図11に示すフローチャートを用い
て本発明に係るATM10の取引時におけるイメージ記
録処理の第4の実施形態を説明する。この第4の実施形
態では、第1の実施形態と同様に、利用客によりATM
10にて取引が選択され(ST10)取引媒体が挿入さ
れると(ST12)、利用者のプライバシーを侵害しな
いよう、操作者(利用客)に対してイメージ記録を行う
旨の情報を表示して、イメージ情報の記録に際して利用
者の承認を得るようになっている(ST14)。
て本発明に係るATM10の取引時におけるイメージ記
録処理の第4の実施形態を説明する。この第4の実施形
態では、第1の実施形態と同様に、利用客によりATM
10にて取引が選択され(ST10)取引媒体が挿入さ
れると(ST12)、利用者のプライバシーを侵害しな
いよう、操作者(利用客)に対してイメージ記録を行う
旨の情報を表示して、イメージ情報の記録に際して利用
者の承認を得るようになっている(ST14)。
【0054】そして、利用客によりイメージ記録の承認
を得るとビデオカメラによる記録を実行すると共に(S
T16、ST18)、カラーLCD21にはイメージ記
録中である旨のメッセージ『ただいま撮影中』80aを
表示する(ST20)。また、ST14にて表示された
イメージ記録確認画面80において利用者により取消キ
ー82が押下された場合には(ST16、取消キー)、
主制御部19は取引を中止し、カード/レシート部17
や通帳プリンタ19などにおいて取り込んでいる取引媒
体を返却し(ST30)、図7に示す利用者待ち画面7
0に戻るようになっている。また、ST14にて表示さ
れたイメージ記録確認画面80において利用者により不
承認キー83が押下された場合には(ST16、不承認
キー)、接客制御部19aによるビデオカメラ23の撮
影を実行せずに次の処理を行うようになっている(ST
16、ST22)。
を得るとビデオカメラによる記録を実行すると共に(S
T16、ST18)、カラーLCD21にはイメージ記
録中である旨のメッセージ『ただいま撮影中』80aを
表示する(ST20)。また、ST14にて表示された
イメージ記録確認画面80において利用者により取消キ
ー82が押下された場合には(ST16、取消キー)、
主制御部19は取引を中止し、カード/レシート部17
や通帳プリンタ19などにおいて取り込んでいる取引媒
体を返却し(ST30)、図7に示す利用者待ち画面7
0に戻るようになっている。また、ST14にて表示さ
れたイメージ記録確認画面80において利用者により不
承認キー83が押下された場合には(ST16、不承認
キー)、接客制御部19aによるビデオカメラ23の撮
影を実行せずに次の処理を行うようになっている(ST
16、ST22)。
【0055】この様に、ST14にて表示されたイメー
ジ記録確認画面80において承認キー81が押下される
と接客制御部19aによるビデオカメラ23の撮影の実
行/禁止制御に平行して、また不承認キー83が押下さ
れるとビデオカメラ23の撮影を行わずに、利用者によ
り挿入された取引媒体から記録情報を読取り、主制御部
19へ伝送する(ST22)。
ジ記録確認画面80において承認キー81が押下される
と接客制御部19aによるビデオカメラ23の撮影の実
行/禁止制御に平行して、また不承認キー83が押下さ
れるとビデオカメラ23の撮影を行わずに、利用者によ
り挿入された取引媒体から記録情報を読取り、主制御部
19へ伝送する(ST22)。
【0056】ここで、第4の実施形態では、操作者によ
ってタッチパネル20から暗証情報が入力され(ST2
4)、主制御部19の暗証照合の結果、入力された暗証
情報が登録情報と不一致であると判定された場合に(S
T26、no)、ST16にて承認キー81が選択され
てイメージ情報の記録が行われた(済んでいる)かを判
定する(ST80)。
ってタッチパネル20から暗証情報が入力され(ST2
4)、主制御部19の暗証照合の結果、入力された暗証
情報が登録情報と不一致であると判定された場合に(S
T26、no)、ST16にて承認キー81が選択され
てイメージ情報の記録が行われた(済んでいる)かを判
定する(ST80)。
【0057】そして、ST16にて不承認キー83が選
択されており、イメージ記録がされていないと判定され
ると(ST80、no)、主制御部19はカラーLCD
21に利用者が暗証情報を再入力するように案内を表示
すると共に、セキュリティの面から接客制御部19aに
よりビデオカメラ23のシャッタ57を開けて操作者の
イメージ情報の記録を開始(実行)する(ST82)。
この際、カラーLCD21にイメージ記録中である旨の
メッセージ『ただいま撮影中』80aを表示すると、第
三者による不正使用を抑制してセキュリティを向上する
ことができる(ST84)。
択されており、イメージ記録がされていないと判定され
ると(ST80、no)、主制御部19はカラーLCD
21に利用者が暗証情報を再入力するように案内を表示
すると共に、セキュリティの面から接客制御部19aに
よりビデオカメラ23のシャッタ57を開けて操作者の
イメージ情報の記録を開始(実行)する(ST82)。
この際、カラーLCD21にイメージ記録中である旨の
メッセージ『ただいま撮影中』80aを表示すると、第
三者による不正使用を抑制してセキュリティを向上する
ことができる(ST84)。
【0058】そして、主制御部19は照合の結果で暗証
一致と判定すると(ST26、yes)、ST10にて
選択された取引処理を実行し(ST28)、取引が終了
すると、取り込んでいる取引媒体を返却し(ST3
0)、図7に示す利用者待ち画面70に戻るようになっ
ている。
一致と判定すると(ST26、yes)、ST10にて
選択された取引処理を実行し(ST28)、取引が終了
すると、取り込んでいる取引媒体を返却し(ST3
0)、図7に示す利用者待ち画面70に戻るようになっ
ている。
【0059】この第4の実施形態では、ATM10にて
取引が行われる際に、利用客に対してイメージ記録を行
う旨の情報を表示して、イメージ情報の記録に際して利
用者の承認を得た場合にのみビデオカメラによる記録を
開始するようになっている。また、暗証情報の照合にて
暗証不一致と判定された場合に、イメージ記録の承認が
得られずイメージ記録されていない場合には、操作者
(利用者)を確定するためイメージ記録を実行するよう
になっている。これにより、不審な場合にのみ記録する
ため利用者のプライバシーを侵害することなくイメージ
記録を行うことができる。また、取引操作者の確定がで
き、セキュリティを向上することができる。
取引が行われる際に、利用客に対してイメージ記録を行
う旨の情報を表示して、イメージ情報の記録に際して利
用者の承認を得た場合にのみビデオカメラによる記録を
開始するようになっている。また、暗証情報の照合にて
暗証不一致と判定された場合に、イメージ記録の承認が
得られずイメージ記録されていない場合には、操作者
(利用者)を確定するためイメージ記録を実行するよう
になっている。これにより、不審な場合にのみ記録する
ため利用者のプライバシーを侵害することなくイメージ
記録を行うことができる。また、取引操作者の確定がで
き、セキュリティを向上することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者のプライバシーを侵害することなく利用者のイメ
ージ記録を行うことができ、第三者による不正使用を抑
制してセキュリティを向上することができる。
利用者のプライバシーを侵害することなく利用者のイメ
ージ記録を行うことができ、第三者による不正使用を抑
制してセキュリティを向上することができる。
【図1】本発明の自動取引装置(ATM)10に係る取
引中に操作者のイメージ情報を記録するイメージ記録処
理の第1の実施形態を説明するフローチャート図。
引中に操作者のイメージ情報を記録するイメージ記録処
理の第1の実施形態を説明するフローチャート図。
【図2】ATM10を示す外観斜視図。
【図3】ATM10を側方から見て示す縦断面図。
【図4】ATM10のシステムブロック図。
【図5】ビデオカメラ装置23を側方から見て示す側面
図。
図。
【図6】ビデオカメラ装置23を正面から見て示す正面
図。
図。
【図7】ATM10のタッチパネル20に表示される初
期画面である利用者待ち画面70を説明する図。
期画面である利用者待ち画面70を説明する図。
【図8】ATM10のタッチパネル20に表示されるイ
メージ記録確認画面80を説明する図。
メージ記録確認画面80を説明する図。
【図9】本発明の自動取引装置(ATM)10に係る取
引中に操作者のイメージ情報を記録するイメージ記録処
理の第2の実施形態を説明するフローチャート図。
引中に操作者のイメージ情報を記録するイメージ記録処
理の第2の実施形態を説明するフローチャート図。
【図10】本発明の自動取引装置(ATM)10に係る
取引中に操作者のイメージ情報を記録するイメージ記録
処理の第3の実施形態を説明するフローチャート図。
取引中に操作者のイメージ情報を記録するイメージ記録
処理の第3の実施形態を説明するフローチャート図。
【図11】本発明の自動取引装置(ATM)10に係る
取引中に操作者のイメージ情報を記録するイメージ記録
処理の第4の実施形態を説明するフローチャート図。
取引中に操作者のイメージ情報を記録するイメージ記録
処理の第4の実施形態を説明するフローチャート図。
A 第1の操作面 B 第2の操作面 C 第3の操作面 10 自動取引装置(ATM) 12 紙幣出入口 14 硬貨出入口 19 主制御部 19b 記憶部 19c 伝送制御部 20 タッチパネル 21 カラーLCD 23 ビデオカメラ 24 音声案内部 31 ホストコンピュータ 50 ホルダ 51 偏心カム 52 ベルト 54 モータ 56 ガラス窓 57 シャッタ 58 ガイド 59 ピン 60 アーム 61 軸 62 ソレノイド
Claims (11)
- 【請求項1】 取引操作者の操作により所定の取引を実
行する自動取引装置において、 取引操作者により取引に必要な情報を入力するための入
力手段と、 この入力手段から取引に関する情報が入力されると取引
操作者を特定するためのイメージ情報を記録する旨の情
報を表示する表示手段と、 この表示手段により上記イメージ情報の記録を表示した
後に取引操作者を特定するためのイメージ情報を記録す
るイメージ情報記録手段と、 上記入力手段から入力された情報に基づき所定の取引を
行う制御手段と、 を有することを特徴とする自動取引装置。 - 【請求項2】 上記イメージ情報記録手段によるイメー
ジ情報の記録中に上記表示手段にて取引操作者に対して
イメージ情報を記録している旨の情報を表示するよう制
御する表示制御手段を有することを特徴とする請求項1
記載の自動取引装置。 - 【請求項3】 上記イメージ情報記録手段を揺動自在に
支持する支持手段と、 上記イメージ情報記録手段によりイメージ情報の記録を
行う際に、操作者に応じて上記支持手段によって上記イ
メージ情報記録手段を揺動させて記録を行うよう制御す
る記録制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の自動取引装
置。 - 【請求項4】 取引操作者の操作により所定の取引を実
行する自動取引装置において、 取引操作者により取引に必要な情報を入力するための入
力手段と、 この入力手段から取引に関する情報が入力されると取引
操作者を特定するためのイメージ情報を記録する旨の情
報を表示する表示手段と、 取引操作者を特定するためのイメージ情報を記録するイ
メージ情報記録手段と、 このイメージ情報記録手段によるイメージ情報の記録実
行を指示する実行指示手段と、 この実行指示手段によりイメージ情報の記録実行が指示
された場合に上記イメージ情報記録手段により取引操作
者を特定するためのイメージ情報を記録すると共に上記
入力手段から入力された情報に基づき所定の取引を行
い、上記実行指示手段によりイメージ情報の記録実行が
指示されない場合に上記イメージ情報記録手段によるイ
メージ情報の記録を行わずに上記入力手段から入力され
た情報に基づき所定の取引を行う制御手段と、 を有することを特徴とする自動取引装置。 - 【請求項5】 上記イメージ情報記録手段によるイメー
ジ情報の記録中に上記表示手段にて取引操作者に対して
イメージ情報を記録している旨の情報を表示するよう制
御する表示制御手段を有することを特徴とする請求項4
記載の自動取引装置。 - 【請求項6】 取引の中止を指示する中止指示手段と、 この中止指示手段により取引の中止が指示されると上記
制御手段による取引を中止するよう処理する処理手段
と、 を有することを特徴とする請求項4記載の自動取引装
置。 - 【請求項7】 上記入力手段から取引に関する暗証情報
が入力されると入力された暗証情報と予め登録された暗
証情報とが一致するか判定する暗証判定手段と、 この暗証判定手段により暗証情報が一致しないと判定さ
れた場合に上記イメージ情報記録手段により取引操作者
のイメージ情報を記録したかを判定する記録判定手段
と、 この記録判定手段によりイメージ情報を記録したと判定
された場合に上記イメージ情報記録手段による取引操作
者を特定するためのイメージ情報の記録を実行するよう
制御する記録制御手段と、 を有することを特徴とする請求項4記載の自動取引装
置。 - 【請求項8】 取引操作者の操作により所定の取引を実
行する自動取引装置において、 取引操作者により取引に必要な暗証情報を入力する入力
手段と、 この入力手段から取引に関する暗証情報が入力されると
この入力された暗証情報と予め登録された暗証情報とが
一致するか判定する暗証判定手段と、 この暗証判定手段により暗証情報が一致しないと判定さ
れた場合に取引操作者を特定するためのイメージ情報を
記録する旨の情報を表示する表示手段と、 取引操作者を特定するためのイメージ情報を記録するイ
メージ情報記録手段と、 このイメージ情報記録手段によるイメージ情報の記録実
行を指示する実行指示手段と、 この実行指示手段によりイメージ情報の記録実行が指示
された場合に上記イメージ情報記録手段により取引操作
者を特定するためのイメージ情報を記録すると共に上記
表示手段にて暗証情報の再入力の案内画面を表示し、上
記実行指示手段によりイメージ情報の記録実行が指示さ
れない場合に上記イメージ情報記録手段によるイメージ
情報の記録を行わずに上記表示手段にて暗証情報の再入
力の案内画面を表示する制御手段と、 を有することを特徴とする自動取引装置。 - 【請求項9】 上記イメージ情報記録手段によるイメー
ジ情報の記録中に上記表示手段にて取引操作者に対して
イメージ情報を記録している旨の情報を表示するよう制
御する表示制御手段を有することを特徴とする請求項8
記載の自動取引装置。 - 【請求項10】 取引操作者の操作により所定の取引を
実行する自動取引装置において、 取引操作者により取引に必要な情報を入力するための入
力手段と、 この入力手段から取引に関する情報が入力されると取引
操作者を特定するためのイメージ情報を記録する旨の情
報を表示する表示手段と、 取引に必要な取引媒体を受け入れる受入手段と、 この受入手段により取引媒体が受け入れられると取引操
作者を特定するためのイメージ情報を記録するイメージ
情報記録手段と、 上記入力手段から入力された情報に基づき所定の取引を
行う制御手段と、 を有することを特徴とする自動取引装置。 - 【請求項11】 上記イメージ情報記録手段によるイメ
ージ情報の記録中に上記表示手段にて取引操作者に対し
てイメージ情報を記録している旨の情報を表示するよう
制御する表示制御手段を有することを特徴とする請求項
10記載の自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8212316A JPH1055470A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8212316A JPH1055470A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 自動取引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055470A true JPH1055470A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16620537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8212316A Pending JPH1055470A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 自動取引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1055470A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006338290A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引システムおよび自動取引装置 |
JP2007122119A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 通信端末、実行可能処理制限方法および実行可能処理制限プログラム |
JP2008027167A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Gunma Sogo Guard System Kk | 自動取引装置の監視システム |
JP2008083934A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Sogo Keibi Hosho Co Ltd | 画像監視装置、画像監視システム、画像監視方法および画像監視プログラム |
WO2023135973A1 (ja) * | 2022-01-14 | 2023-07-20 | 日本金銭機械株式会社 | ベゼル |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP8212316A patent/JPH1055470A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8427541B2 (en) | 2005-10-25 | 2013-04-23 | Kyocera Corporation | Information terminal, and method and program for restricting executable processing |
US8817105B2 (en) | 2005-10-25 | 2014-08-26 | Kyocera Corporation | Information terminal, and method and program for restricting executable processing |
JP2008027167A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Gunma Sogo Guard System Kk | 自動取引装置の監視システム |
JP2008083934A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Sogo Keibi Hosho Co Ltd | 画像監視装置、画像監視システム、画像監視方法および画像監視プログラム |
WO2023135973A1 (ja) * | 2022-01-14 | 2023-07-20 | 日本金銭機械株式会社 | ベゼル |
JP2023103522A (ja) * | 2022-01-14 | 2023-07-27 | 日本金銭機械株式会社 | ベゼル |
TWI821102B (zh) * | 2022-01-14 | 2023-11-01 | 日商日本金錢機械股份有限公司 | 檔板單元 |
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