JPH1053946A - 横編機における糸案内装置 - Google Patents
横編機における糸案内装置Info
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- JPH1053946A JPH1053946A JP9139429A JP13942997A JPH1053946A JP H1053946 A JPH1053946 A JP H1053946A JP 9139429 A JP9139429 A JP 9139429A JP 13942997 A JP13942997 A JP 13942997A JP H1053946 A JPH1053946 A JP H1053946A
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- D04B15/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
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- D04B15/32—Cam systems or assemblies for operating knitting instruments
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Abstract
糸案内部材の水平方向の進退動を大きくすることなく、
かつ、糸案内部材先端の作用縁が編糸と接し編糸を押し
下げる際に編糸を摺動し大きな抵抗が編糸に掛らないよ
うな状態で糸を案内出来る糸案内装置を得る。 【解決手段】 歯口部を中心に頭部を対向して設置した
少なくとも一対のニードルベッドに、複数のニードルを
歯口部に向け摺動自在に列設し、ニードル間には適宜シ
ンカーを配し、前記ニードルと並列して、先端に糸押し
下げ作用縁を有する糸押さえ部材を歯口部に向け摺動自
在に支持してなる横編機において、糸押え部材の摺動進
出時糸押し下げ作用縁を下向動する、糸押さえ部材偏向
動手段を設けた。
Description
に供給される糸を針の前面又は背面の所定の位置に案内
する糸案内装置に関する。
を有する糸押さえ部材を、複数列設した針及びシンカー
の間に進退できるように設け、糸押さえ部材の進出時、
給糸口から針に掛け渡される糸又は既に編成され針間に
掛け渡されている糸に接し、前記糸を針の進出時フック
内或るいはその背面に位置させることの出来る糸案内装
置を本出願人は開発(特開平8−13293号)した。
材の如く、それ自体を水平方向に進退動させ、先端を傾
斜して設けた糸押し下げ作用縁を編糸に接触させて編糸
を所定の位置まで押し下げるようにした場合、両者間に
摺動抵抗を生じ糸に不必要の張力を生じさせ、編糸を所
定の位置まで押し下げるためには糸押さえ部材のストロ
ークを大きくするか、或いは、傾斜角を大きくして編糸
の押し下げ量を大きくする必要があるが、編機をコンパ
クト化する目的で後者を採用すると、糸押し下げ作用縁
の傾斜角度を大きくしなければならず編糸を押し下げる
際に編糸に大きな抵抗が掛り、左右の糸押さえ部材の作
用縁に当接した編糸は緊張しつつジグザグ状に折れ曲が
った状態で押し下げられることになり、目的の押し下げ
位置より高い位置を保ち目的の位置まで押し下げられな
い事態が生ずる。これは特に滑りの悪い糸や高速編成時
に発生し易い。そこで糸案内部材の水平方向の進退動を
大きくすることなく、糸案内部材が編糸を押し下げると
き大きな摺動抵抗が編糸に掛らないようにすることが望
まれた。
鑑みて、編糸を針のフック或いは針の背面に案内する糸
案内部材の水平方向の進退動を大きくすることなく、か
つ、糸案内部材先端の作用縁が編糸と接し編糸を押し下
げる際に編糸を摺動し大きな抵抗が編糸に掛らないよう
な状態で糸を案内出来る糸案内装置を得ることを目的と
する。
歯口部を中心に頭部を対向して設置した少なくとも一対
のニードルベッドに、複数のニードルを歯口部に向け摺
動自在に列設し、ニードル間には適宜シンカーを配し、
前記ニードルと並列して、先端に糸押し下げ作用縁を有
する糸押さえ部材を歯口部に向け摺動自在に支持してな
る横編機において、糸押え部材の摺動進出時糸押し下げ
作用縁を下向動する、糸押さえ部材偏向動手段を設けて
いる。
おいて、糸押さえ部材偏向動手段を、糸押え部材とニー
ドルベッドとに設けた。
おいて、糸押さえ部材偏向動手段を、糸押え部材とキャ
リッジとに設けた。
口部に向け進退動する手段と、糸押さえ部材の最進出時
前に糸押さえ部材に対し作用し、糸押し下げ作用縁を下
向動する部材とよりなる糸押さえ部材偏向動手段を設
け、糸押さえ部材の進出摺動時に、糸押さえ部材先端の
糸押し下げ作用縁を進出動と共に下向動し下向突出させ
る。
口部に向け進退動する手段と、最進出した糸押さえ部材
に対し作用し、糸押し下げ作用縁を下向動する部材とよ
りなる糸押さえ部材偏向動手段を設け、糸押し下げ作用
縁を最進出した後に下向動する。
摺動自在に列設し、歯口部中心部で頭部を対向して設け
た少なくとも一対の針床を有するとともに、ニードルベ
ッドの長手方向に走行する給糸部材に続く編糸に作用し
て、編糸を少なくとも針のフックで補足可能な位置まで
押し下げる糸押し下げ作用縁を先端に有する糸押さえ部
材をニードルと並列して進退自在に針床上に支持した糸
案内装置を備えた横編機において、糸押さえ部材側に、
糸押さえ部材上縁には糸押さえ部材を歯口部に対し進退
動させるための進退動制御手段と、進退動制御手段と糸
押し下げ作用縁との間に設けられ糸押し下げ作用縁を下
向きに動作させるための下向動制御手段と、糸押さえ部
材下縁に先端を支持面と当接し、糸押さえ部材が進出し
た状態で糸押し下げ作用縁が上昇位置に保持するように
上方に弾性付勢する弾性部材と、を設け、針床上を往復
動するキャリッジ側に、前記糸押さえ部材の進退動制御
手段に対峙する位置に進退動制御手段に係合して糸押さ
え部材を進出させて給糸部材に続く編糸の上方に糸押し
下げ作用縁を進出させる糸押さえ部材進出カムと、進出
位置にある糸押さえ部材の下向動制御手段を押圧して糸
押し下げ作用縁を下降させ編糸を少なくとも針のフック
の通過径路内まで押し下げる糸押し下げプレッサーカム
と、進退動制御手段に係合して糸押さえ部材を後退させ
る糸押さえ部材後退カムとを設けた。
に弾性部材を一体に設け、弾性部材の弾性により先頭部
に設けた糸押し下げ作用縁を上方に旋回動するよう付勢
した。
ードルプレート頂部に設けた段部により形成された糸押
え部材収容部内に摺動自在に挿入され、前記段部に設け
た糸押え部材制動用凹嵌部に弾性部材を当接させた。
形に頭部を対向して設けた前後の下部ベッドの上に、同
様に、山形に頭部を対向して設けた前後の上部ベッドを
重ねて設けた4枚ベッド横編機の上部ベッドUF,UB
に可動のシンカー100と糸押さえ部材110とを設け
た例について以下説明する。図1は歯口中心線X−Xよ
り右側の上下フロントベッドUF,DFを削除した上下
のバックベッドUB,DBの断面を示す。
ッド基板1に並列して設けた複数のニードルプレート溝
2内に下部ニードルプレート3を挿し立て、隣接するニ
ードルプレート3,3間を針溝4とし下部ニードル5を
挿入している。下部ニードルプレート3は、下部ニード
ル案内プレート部6と、その先頭部において上方に延び
る拡大部分よりなる頭部ニードルプレート部7よりな
る。下部ニードルベッド基板1と、下部ニードルプレー
ト3とは、それぞれに設けた切込8,9内にワイヤー1
0を通し、ニードルベッド基板1と下部ニードルプレー
ト3との尾部をかしめることにより一体にしている。
ドルベッド基板11を支持するための支持面12を設
け、支持面12の端部の楔状凹部13に上部ニードルベ
ッド基板11の端部係合部14を係合させて支持面12
上に上部ニードルベッド基板11を置き、上部ニードル
ベッド基板11の下面の切欠部15,下部ニードルプレ
ート3の頭部ニードルプレート部7との間に掛け渡した
編機機台長手方向に延びる帯状の係止部材16と頭部ニ
ードルプレート部7に設けた挿通孔17内に挿通した固
定ビーム18とを螺子19で螺合することにより、下部
ニードルプレート3上に上部ニードルベッド基板11を
載置固定する。
ルベッド基板1と同様に複数のニードルプレート溝20
を有し、該溝20に上部ニードルプレート21を嵌合し
隣接する上部ニードルプレート21,21間に針溝22
を形成し、該針溝22に上部ニードル25を挿入してい
る。上部ニードルベッド基板11と上部ニードルプレー
ト21とは、それぞれに設けた切込26,27内にワイ
ヤー28を通し、ニードルベッド基板11と上部ニード
ルプレート21との尾部をかしめることにより両者を一
体としている。
レート部7の頂部には、針溝22に摺動嵌合した上部ニ
ードル25の進退方向に延びる段差のあるシンカー収容
段部30及びそれより段差の少ない糸押さえ部材収容段
部31を設け、シンカー収容段部30に続く下方に延び
るU字状のシンカー100支承用の段部32を設けると
共に、上下のニードル25,5の目移用羽根33,34
を収納するための切欠35,36を設けている。
下には後述する糸押さえ部材110と接し、その摺動方
向を規制する案内突出子37,38を、また、段部30
の中央下縁には、後述するシンカースプリング108の
支承点となる突出子39を設けている。前記案内突出子
37は、シンカー100の厚味に相当する高さの37L
の部分と、シンカー100に糸押さえ部材110を積層
した厚味に相当する高さの37Hの部分とからなり、突
出子37Lがシンカー100を、案内突出子37Hが糸
押さえ部材110をそれぞれ案内する。
子37Lと同じ高さとし、シンカー収容段部30に収容
されたシンカー100の側面と糸押さえ部材収容段部3
1とは同一仮想面上にあり、シンカー100と糸押さえ
部材収容段部31に積層する状態に糸押さえ部材110
を置く。40はワイヤー挿通孔、41は帯金嵌合溝であ
る。
にシンカーループ保持用のフック部101、上面に制御
用バット102を有する側面形状が弧状をなしたシンカ
ー本体103から下方にJ字状の揺動支点となる垂下腕
105を延出し、その基部付近にシンカースプリング1
08を挿入固定するスリット107を設けている。シン
カースプリング108は、U字状に屈曲した線状スプリ
ングよりなり、シンカー100と同じ厚味を有し、一端
を前記スリット107で挾持され、他端部109を頭部
ニードルプレート部7のシンカー収容段部30に設けた
突出子39に当接している。
片で本体幹部111の先端に、下向きの緩い凹曲線を画
く作用縁112を構成する薄肉の先頭部113を、上部
には本体幹部111と同方向に延び上方向の弾性を有し
て一体化している摺動抵抗付与部114を、摺動抵抗付
与部114と薄肉の先頭部113との間の本体幹部の上
下両縁には、下向カム縁115,115を、中央下部に
は切欠部116を、尾部端部には糸押さえ部材110の
歯口部90方向への進退動を制御するための進退動制御
手段117をそれぞれ設ける。以下述べる実施形態で
は、進退動制御手段117にバットを用いた態様で説明
する。 前記糸押さえ部材110の進退動制御手段11
7は、糸押さえ部材110を糸押さえ部材収容段部31
内で歯口部90方向への進出又は後退させるためのもの
で、図示の例では本体幹部111の上部に突出させたバ
ットとして示されているが、ニードルベッド尾部、その
他の部位に設けられ本体幹部110を進退動させ得る手
段であれば特に制限されることはない。
7のシンカー収容段部30に本体103を位置させ、垂
下腕105を頭部ニードルプレート部7のシンカー支承
用段部31に嵌合しフック部101を段部30の案内突
出子37L,38間から歯口部90に向け突出させる。
シンカースプリング108の端部109を段部30の突
出子39に係止することによりシンカー100は、フッ
ク部101を常に歯口部90に向け突出するよう付勢さ
れる。
密接し、かつ尾部を糸押さえ部材収容段部31に接し、
本体幹部111の上下を2つの案内突出子37H,38
により挾持され、側面を上部スペーサ43で覆われた状
態で、帯金嵌合溝41に嵌合した帯金42に摺動抵抗付
与部材114を当接し、脱落を阻止すると共に摺動抵抗
を付与されて妄動を阻止され、糸押さえ部材110の進
出摺動時に前記案内突出子37H,38と下向カム縁1
15,115とが接し、糸押さえ部材110の先端部1
13を下向動させる。上記糸押さえ部材110の下向カ
ム縁115と案内突出子37H,38とにより糸押さえ
部材偏向動手段140を構成する上記実施例の他に、糸
押さえ部材110の本体幹部111の上又は下部に摺動
抵抗付与部材114の如き、図示しない、弾性付与部材
を設け、先頭部113が下方又は上方に旋回するように
付勢しておき、一方、本体幹部111の進出摺動軌跡内
に、図示はしないが、本体幹部111の上縁又は下縁と
当接するガイド部材を設けておき、糸押さえ部材110
が進出摺動したとき本体幹部111の先頭部113を下
向させるようにする事も出来る。
ル25の案内縁となっており、上部ニードル25は頭部
ニードルプレート部7において前記上部スペーサ43と
三角形状の下部スペーサ45の斜縁46とで挾持されて
いる。下部スペーサ45はワイヤー挿通孔49に挿通し
たワイヤー47で頭部ニードルプレート部7に固定され
ている。下部スペーサ45の下縁48は下部ニードル5
の案内縁となっている。シンカー100の制御バット1
02,糸押さえ部材110の進退動制御手段117はそ
れぞれ上部バックニードルベッドUB上位を走行するキ
ャリッジ50UBに設けられているシンカー制御カム5
1糸押さえ部材制御カム52により摺動される。キャリ
ッジ50UBに設けられているシンカー制御カム51と
係合し、制御用バット102をスプリング108の付勢
に抗して移動させるとき先端のフック部101は上挙さ
れるが、本発明においてはその作用・効果は詳述しな
い。53,58はそれぞれキヤリッジ50UBに設けた
ニードル制御ロック,スライダ制御カムである。
に設けた糸押さえ部材制御カム52,下部バックキャリ
ッジ50DBに設けられたニードル制御ロック53の配
置を示す。ニードル制御ロック53はレイジングカム5
4、その両側に設けたニッティングカム55,56、レ
イジングカム54の頂部に設けたガイドカム57よりな
るものとする。レイジングカム54は肩部に段部を構成
しているが、これは糸を針に安定して供給するための停
溜ポジションとして働くが、この肩部は必ずしも必要で
はなく、この部分のない三角形状としたレイジングカム
54とすることでキャリッジを更にコンパクトにするこ
とも可能である。上記糸押さえ部材制御カム52とニー
ドル制御ロック53とはそれぞれの中心線を同一に位相
を保って往復動する。
クベッドDBの下部ニードル5を上下動し、それに対応
して上部バックベッドUBの糸押さえ部材110を作動
する例を次に説明する。糸Yを下部ニードル5のフック
29に案内する場合につき説明する。糸Yを下部ニード
ル5のフック29に案内する場合は、図11に矢印で示
すキャリッジ50UB,DBの進行方向の後行側に位置
する糸押さえ部材制御カム52のカム山52aを使用す
る。キャリッジ50の右行に連れ糸押さえ部材進退動制
御手段117は、糸押さえ部材制御カム52に捕えられ
るが該制御手段117は最も後退した位置を保ってい
る。
3に当接しておらず編地構成のための上昇を開始してい
ない(図6,図11の)。キャリッジ50UB,DB
の右行につれ、ニードルバット23がレイジングカム5
4の頂部を通過し、ガイドカム57で引き下げられ下部
ニードル5のフック29も最上位置より下がったときに
糸押さえ部材110の進退動制御手段117は、糸押さ
え部材制御カム52の後行側のカム山52aにより上昇
を開始する(図7,図11の)。これにより糸押さえ
部材110は、作用縁112を歯口部90の糸に対し両
側から進出させる。このとき糸押さえ部材110は頭部
ニードルプレート部7頂部の案内突出子37Hと同38
とに、先頭部113に近い上下の水平縁部118,11
8を挾持された状態で下部ニードル5のフック29に向
け接近する。
押さえ部材進退動制御手段117はカム山52aを頂部
まで上昇し糸押さえ部材110を進出させるが、その最
高位置に達する直前に糸押さえ部材110の水平縁部1
18,118と案内突出子37H,38との接触は終了
し、前記突出子37H,38は糸押さえ部材110の下
向カム縁115,115と接することになる(図8,図
11の)。このときニードルフック29は前記位置
と同高位置にあるが、糸押さえ部材110の作用縁11
2のみ若干フックに近づき給糸部材60からの糸Yに接
する。
り糸押さえ部材進退動制御手段117はカム山52aの
最高位置に達し最も糸押さえ部材110を進出させる
が、このとき糸押さえ部材110の上下の下向カム縁1
15,115が案内突出子37H,38と接することに
なり、先頭部113の動きを下向きに転向する。
ングカム56で引き下げられフック29も下向を開始す
るが、上記糸押さえ部材先頭部113の下向きの動きに
よって作用縁112は糸Yを引掛けるような状態で掻き
下げることになる。作用縁112は中窪みの凹形屈曲と
なっているために、このとき作用縁112に良好に糸Y
を捕捉して糸Yをフック29に案内している(図9,図
11の)。
と共に、糸押さえ部材進退動制御手段117は、カム山
52aの頂部に位置し最進出したままとなっているが、
ニードルバット23はニッティングカム56で引き下げ
られ下部ニードル5のフック29も糸Yを喰わえて引き
下げられる(図10,図11の)。
と、ニードルバット23が最も引き下げられ水平動を開
始し、そのタイミングに合わせて糸押さえ部材進退動制
御手段117もカム山52aを下がり最も後退し、一給
糸動作を終了する。上記の例では、下部バックニードル
ベッドDBの針に対する給糸動作について説明したが、
全く同様にして上部ニードルベッドUBの針に対する給
糸動作を行うことが出来るのは勿論である。
Bが反転したときは、後行側となるカム山52bを用い
て前記操作を行うことになる。なお、キャリッジが右行
する場合でも左行する場合でも糸をニードルフックに給
糸するときは後行側のカム山を使用することになるの
で、両カム山が固定のものでは先行側のカム山では単に
糸押さえ部材を進出退去させる不要の動作を行わせるだ
けのことになるので、不使用時は不使用のカム山を不作
用位置に退避させることの出来る可動カムとしても良
い。
ッジの進行方向の先行側に位置する糸押さえ部材制御カ
ムのカム山を使用し、該カム山によりフックに給糸され
る前の糸に糸押さえ部材の糸押し下げ作用縁を作用さ
せ、該糸をニードル背面位置まで押しやるが、此の場
合、糸押し下げ作用縁は糸をニードルのフックに案内す
る場合よりも進出量を多くしなければニードルの背面に
まで糸を押しやることは出来ない。そのためには、糸押
さえ部材制御カムのカム山の山の高さを高くする必要が
ある。然しカム山の高さを高くし過ぎるとニードルフッ
クに糸を案内したときに隣接するニードル間に必要以上
に糸を押しこむことになり、案内された糸がほぼ直線状
とはならずジグザグ状にフックと糸押し下げ作用縁とで
屈折され糸に不必要な張力を加えてしまう結果となる。
そこで固定カム山では両者の中庸をとりいずれの場合で
も支障のないようにはしているが、カム山の頂部高さを
変更出来るものとするのが望ましい。
線X−Xを対称の中心線として山形に頭部を対向して設
けた前後の下部ベッドDF(図示せず),DBの上に、
同様に、山形に頭部を対向して設けた前後の上部ベッド
UF(図示せず),UBを重ねて設けた4枚ベッド横編
機について以下説明する。図12乃至図14は歯口中心
線X−Xより右側の上下フロントベッドUF,DFを削
除した上下のバックベッドUB,DBの断面を示す。図
13は図12の頭部の拡大図で、図14は同頭部の他部
位の拡大断面を示す。
下ベッドFU,FD,BU,BDの構成は、糸押さえ部
材121,シンカー150の支持手段が第1の実施形態
と異なるだけで、第1の実施形態と同一構成の部分の説
明は省略し相違点につき以下説明する。
レート部7の頂部には、針溝22に摺動嵌合した上部ニ
ードル25の進退方向に延びる段部120を形成し、後
述する糸押さえ部材121を収容する糸押さえ部材収容
部122を設けている。
は、後に詳述する糸押さえ部材121の、上部ニードル
25の進出(上昇)方向と同方向摺動の最大移動量を規
制する停止用突部123,124及び前記停止用突部1
23,124の中間に位置する斜面125,126より
なる糸押さえ部材制動用凹嵌部127を形成している。
128は帯金42を挿通する帯金嵌合溝である。
く板状体よりなる細長片で本体幹部130の先端に、若
干下向きに開口した糸押し下げ作用縁131を、本体幹
部上縁の尾部位置には、糸押さえ部材121の歯口部9
0方向への進退動を制御するための進退動制御手段13
2を、前記糸押し下げ作用縁131と進退動制御手段1
32との間には、斜面133を有する下向動制御手段1
34をそれぞれ設けている。
132は、糸押さえ部材121を糸押さえ部材収容部1
22内で歯口部90方向への進出又は後退させるための
もので、図示の例では本体幹部130の上部に突出させ
たバットとして示されているが、ニードルベッド尾部、
その他の部位に設けられ本体幹部130を進退動させ得
る手段であれば特に制限されることはない。
段134は糸押さえ部材収容部122内で進出した糸押
さえ部材121の頭部の糸押し下げ作用縁131を下方
向に押し下げるためのもので、図示の例では本体幹部1
30の上部に突出させたバットとして示されている。本
体幹部130の下部には糸押し下げ作用縁131を上挙
する方向に旋回するように本体幹部130の尾部に弾性
部材135、糸押さえ部材の揺動支点とする突出部13
6を設けている。弾性部材135は本実施例のように本
体幹部130と一体に構成する必要はなく、例えば別部
材として糸押え部材収容部と糸押え部材との間に設ける
ことも可能で、要は糸押え部材が進出した状態で、糸押
し下げ作用縁が上昇位置に保持されるように弾性付勢す
るものであれば、板ばね状のものを本体幹部130に取
り付けるようにしても良い。
132と下向動制御手段134とのいずれにもバットを
用いた態様で説明する。
部130の尾部に設けた脚部を弾性部材とし、該脚部は
下向動制御手段134の下位まで下向きの弧状をなして
延び、先端が前記した糸押さえ部材収容部122の段部
120と当接し、糸押し下げ作用縁131を上方に旋回
するように付勢している。図示の例では糸押さえ部材1
21の最後退時に弾性部材135の先端は段部120の
斜面126に当接しているため、糸押さえ部材121の
動きは始めは摺動抵抗が少ないが進出量が多くなるにつ
れて摺動抵抗が大となり、妄動しにくくなる。最大量進
出したとき弾性部材135が段部124と当接し移動は
止められる。糸押さえ部材収容部122に置かれた糸押
さえ部材121の側面に位置し、上部ニードル25の上
縁に接して、上部スペーサー43を帯金42により固定
する。帯金42は糸案内部材121の脱落をも防止して
いる。
44は上部ニードル25の案内縁となっており、上部ニ
ードル25は、頭部ニードルプレート部7において前記
上部スペーサ43と頭部ニードルプレート部7の側面に
設けた三角形状の下部スペーサ45の斜縁46とで挾持
されている。
と同様に、下部バックニードルベッドDBの下部ニード
ル5を昇降させる際、上部バックニードルベッドUBの
糸押さえ部材121を作用させる例について説明する。
ベッドUB上位を走行するキャリッジ50UBに設けら
れている糸押さえ部材制御カム61により操作され下部
ニードル5は下部バックニードルベットDBのキャリッ
ジ50DBのカムロック53により操作される。図16
に上部バックにキャリッジ50UBの糸押さえ部材制御
カム61のカム面の基本的な配置と、糸押さえ部材制御
カム61に対する糸押さえ部材121(2点鎖線で示
す)の進退動制御バット132,下向動制御バット13
4の係合状態、及び、下部バックキャリッジ50DBの
ニードル制御ロック53に対する下部ニードル5(1点
鎖線で示す)のニードルバット23の係合状態をを示
す。
進出カム62と糸押さえ部材後退カム63と糸押さえ部
材押し下げプレッサーカム64,65とよりなり、糸押
さえ部材進出カム62と糸押さえ部材後退カム63とに
よって糸押さえ部材121の進退動制御手段(バット)
132の通過路66を構成している。前記糸押さえ部材
押し下げプレッサーカム64,65はキャリッジ進行方
向に長く延び、それぞれ両端に斜面67,68を有する
と共に、長手方向と直交する方向から進出する糸押さえ
部材121の下向動制御手段(バット)134と当接す
る角部を削り斜面69を構成している。上記糸押さえ部
材121の下向動制御手段134と糸押さえ部材制御カ
ム61の糸押さえ部材押し下げプレッサーカム64,6
5とにより糸押さえ部材偏向動手段140を構成する。
ニードル制御ロック53は、レイジングカム54の両側
にニッティングカム55,56を、頂部にガイドカム5
7をそれぞれ設けており、糸押さえ部材制御カム61と
中心線を同一に位相を保って往復動する。
ム54の左右の肩の段部の上部位相にある糸押さえ部材
進出カム62に2個所のカム山75,76を形成しカム
山75,76の両側の斜面77,78,79,80を糸
押さえ部材121を歯口部に進出させるための進退動制
御手段132に対する上昇斜面とする。上記カム山7
5,76に対面する糸押さえ部材後退カム63には進退
動制御手段132の通過路66を挟んで凹嵌部81,8
2を形成し、凹嵌部81,82の両側の斜面83,8
4,85,86を、糸押さえ部材121を歯口部90か
ら後退させるための進退動制御手段132に対する下降
斜面とする。前記カム山75,凹陥部81の上位に前記
糸押さえ部材押し下げプレッサーカム64を、また、カ
ム山76,凹陥部82の上位に前記糸押さえ部材押し下
げプレッサーカム65をそれぞれ設けている。
の形態の如き可動シンカーは用いていない。従来公知の
固定シンカー150が下部ニードルベッドを基板1の頭
部に設けられている。
る。図16に糸Yを下部ニードル5のフック29に案内
する際の、糸押さえ部材121の進退動制御手段13
2、下向動制御手段134と糸押さえ部材制御カム61
との関係、及び、下部ニードル5のニードルバット23
とニードル制御ロック53との位置関係を示す。図17
に、給糸部材60から糸Yを下部ニードル5のフック2
9に給糸する過程を示す。
する場合につき説明する。糸Yを下部ニードル5のフッ
ク29に案内する場合は、図16に矢印で示すキャリッ
ジ50UBの進行方向の後行側に位置する糸押さえ部材
制御カム61の糸押さえ部材進出カム62のカム山76
を使用する。キャリッジ50UBの右行につれ糸押さえ
部材121の進退動制御手段132は、糸押さえ部材進
出カム62のバット通路66内にあって後退した位置を
保っている。
により最もフック29を進出させている(図16の,
図17のA)。キャリッジ50UB,DBの右行につ
れ、ニードルバット23がレイジングカム54の頂部を
通過し、ガイドカム57で引き下げられ下部ニードル5
のフック29がレイジングカム54の位置に下がるとき
に糸押さえ部材121の進退動制御手段132は、糸押
さえ部材進出カム62の後行側のカム山76により進出
を開始する(図16の,図17のB)。進出を始めた
糸押さえ部材121は、糸押し下げ作用縁131を歯口
部の糸Yに対し進出させる。このとき糸押さえ部材12
1の下向動制御手段134は糸押さえ押し下げプレッサ
ーカム65には接してはおらず糸押さえ部材121は直
進した状態で糸押さえ部材押し下げプレッサーカム65
に向け接近する(図16の,図17のC)。
により、下部ニードル5はフック29をレイジングカム
54の肩の位置に溜めてはいるが、糸押さえ部材121
は、進退動制御手段132がカム山76の斜面86を最
高位まで上昇することにより糸押え部材121の糸押し
下げ作用縁131は最も進出し、同時に下向動制御手段
134の斜面133を歯口部方向に進出させる。そして
キャリッジ50UB,DBの右行と共に下向動制御手段
134は糸押さえ部材押し下げプレッサーカム65の斜
面68に当接し(図16の,図17のD)、キャリッ
ジ50UB,DBの移行と共に下向動制御手段134は
弾性部材135の弾発力に抗して押し込まれ、糸押さえ
部材121先端の糸押し下げ作用縁131を下方に旋回
動させる(図16の,図17のE)。下向動制御手段
134が押し込まれることによって、弾性部材135の
弾発力に抗して糸押さえ部材121は糸押し下げ作用縁
131を下方旋回するが、このとき弾性部材135は先
端を糸押さえ部材制動用凹嵌部127の上昇斜面126
に当接しているため、常時は妄動することなく停止して
いるが、摺動が開始されると上昇斜面126に続く水平
面と接して移動するので、摺動はスムースである。逆に
糸押さえ部材121が後退するときは、弾性部材135
の先端は水平部から下がり傾斜126に入ることにな
り、後退時には漸次弾発力による抵抗は少なくなりスム
ースな後退動が得られる。
により、給糸部材60から給糸されている糸Yを糸押し
下げ作用縁131は捕捉し、下部ニードル5のフック2
9に糸Yを案内する。フック29内に糸Yを案内された
下部ニードル5は、ニッティングカム55にバット23
が当接することにより進出させられ、フック29に糸Y
を捕捉して歯口部90から後退する。
の下向動制御手段134は、糸押さえ部材押し下げプレ
ッサーカム65に当接しているので、押し下げ作用縁1
31は下方向旋回したままであるが、キャリッジ50U
B,DBの進行と共に下向動制御手段134は前記糸押
さえ押し下げプレッサーカム65から離れ、その押圧を
解くため糸押し下げ作用縁131は上方に旋回し、元位
置に復帰する。
いて、キャリッジ50UB,DBが反転した左行時に糸
押さえ部材121によってニードルフック29に糸Yを
案内するときは、右行時と逆にカム山75を使用し、カ
ム山75の斜面78と進退動制御手段132を当接させ
て糸押さえ部材121を歯口部に向け進出させ、下向動
制御手段134と糸押さえ部材押し下げプレッサーカム
64とを当接させて糸押さえ部材121の糸押し下げ作
用縁131を下方旋回動させる。
合は、第1の実施の形態と同様に行われる。両カム山が
固定のものでは一方のカム山では単に糸押さえ部材を進
出退去させる不要の動作を行わせるだけのことになるの
で、不使用時は不使用のカム山を不作用位置に退避させ
ることの出来る可動カムとしても良い。
4の前縁に斜面133が構成されているが、糸押さえ部
材121の進出を上記実施例より遅らせ、或るいは、糸
押し下げプレッサーカム64との当接のタイミングを前
記実施例とは異ならせ、前記斜面133が糸押し下げプ
レッサーカム64の斜面69と接するようにすると、第
1の実施形態での糸押え部材110の糸押し下げ作用縁
112のの如く、糸押し下げ作用縁131が前進の終了
位置付近では前進しつつ下向動する軌跡を描かせること
も出来る。
ッドの例で、上下バックベッドUB,DBについて上部
バックベッドUBに糸押さえ部材110,121を設け
ているが、糸押さえ部材110,121は前後の上部ベ
ッドに対向して設けても或いは前後の一方にのみ設けて
もいずれでも差し支えない。2ベッドの場合では、前後
の両ベッド又はいずれか一方のベッドに設ければ良い。
また、糸押さえ部材110,121は、各ニードルごと
に設ける必要はなく、所定本数の針毎に設けるようにし
ても差し支えない。4ベッドの場合、下部ベッドに設け
る必要はなく、そのため糸押さえ部材制御カム52,6
1は、前後のいずれか又は双方の上部ベッドに対するキ
ャリッジに設ければ良い。下部バックベッドDBのニー
ドル5を操作し同時に糸押さえ部材110,121を作
動させるときは、下部バックベッド用キャリッジ50D
Bのニードル操作ロック53と上部バック又はフロント
ベッド用キャリッジ50UB,50UFの糸押さえ部材
操作カム52,61を使用すれは良い。
し下げ進退動を、糸に対してその上位を通過するよう移
動しつつ糸押し下げ作用縁を下向動させ、或いは、水平
移動の後、最進出位置を保ってから糸押し下げ作用縁を
下降動させるよう、水平方向の動きと上下方向の動きを
組み合わせているために、糸押さえ部材の進退動ストロ
ークを大きくすることなく、且つ、糸押し下げ作用縁を
編糸に接触させて押し下げる際、作用縁が、接した糸に
対して上から下向きに押し下げるよう働くので編糸に及
ぼす負荷を従来のヤーンガイドに比べ軽減させ、かつ、
糸を逃がすことなく確実に捕捉押し下げが可能となっ
た。また、作用縁の動きが上から下に向かっているの
で、前後一方のニードルベッドに糸押さえ部材を設けれ
ば良く従来装置の如く前後のベッドに設ける必要はな
い。
ルプレートの、C,Dはスペーサの、Eはシンカーの、
Fは糸押さえ部材のそれぞれ側面図。
状態の縦断側面図。
退している状態の歯口部縦断側面図。
糸押さえ部材が案内突出子の位置まで進出した状態の歯
口部縦断側面図。
糸押さえ部材が案内突出子と接し、先端作用縁を下向揺
動を開始した状態の歯口部縦断側面図。
させ、ニードルのフックで糸を喰えた状態の歯口部縦断
側面図。
降させ、ニードルは更に下降した状態の歯口部縦断側面
図。
位置関係を示した配置図。
ッドUF,DFを削除した上下のバックベッドUB,D
Bの断面。
ドルプレートの、Cは糸押さえ部材の、Dはシンカー
の、Eは上部スペーサの、それぞれ側面図。
位置関係及びニードル,糸押さえ部材のフックに糸を案
内する動作状況を示す配置図。
動作順序を示す縦断側面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 歯口部を中心に頭部を対向して設置した
少なくとも一対のニードルベッドに、複数のニードルを
歯口部に向け摺動自在に列設し、ニードル間には適宜シ
ンカーを配し、前記ニードルと並列して、先端に糸押し
下げ作用縁を有する糸押さえ部材を歯口部に向け摺動自
在に支持してなる横編機において、糸押え部材の摺動進
出時糸押し下げ作用縁を下向動する、糸押さえ部材偏向
動手段を設けたことを特徴とする横編機の糸案内装置。 - 【請求項2】 糸押さえ部材偏向動手段を、糸押え部材
とニードルベッドとに設けたことを特徴とする、請求項
1記載の横編機の糸案内装置。 - 【請求項3】 糸押さえ部材偏向動手段を、糸押え部材
とキャリッジとに設けたことを特徴とする、請求項1記
載の横編機の糸案内装置。 - 【請求項4】 糸押さえ部材を歯口部に向け進退動する
手段と、糸押さえ部材の最進出時前に糸押さえ部材に対
し作用し糸押し下げ作用縁を下向動する部材とよりなる
糸押さえ部材偏向動手段を設け、糸押さえ部材の進出摺
動時に糸押さえ部材先端の糸押し下げ作用縁が進出動と
共に下向動し下向突出することを特徴とする、請求項1
記載の横編機の糸案内装置。 - 【請求項5】 糸押さえ部材を歯口部に向け進退動する
手段と、最進出した糸押さえ部材に対し作用し糸押し下
げ作用縁を下向動する部材とよりなる糸押さえ部材偏向
動手段を設け、糸押し下げ作用縁が最進出した後に下向
動することを特徴とする、請求項1記載の横編機の糸案
内装置。 - 【請求項6】 複数のニードルを摺動自在に列設し、歯
口部中心部で頭部を対向して設けた少なくとも一対の針
床を有するとともに、ニードルベッドの長手方向に走行
する給糸部材に続く編糸に作用して、編糸を少なくとも
針のフックで補足可能な位置まで押し下げる糸押し下げ
作用縁を先端に有する糸押さえ部材をニードルと並列し
て進退自在に針床上に支持した糸案内装置を備えた横編
機において、 糸押さえ部材側に、 糸押さえ部材には糸押さえ部材を歯口部に対し進退動さ
せるための進退動制御手段と、進退動制御手段と糸押し
下げ作用縁との間に設けられ糸押し下げ作用縁を下向き
に動作させるための下向動制御手段と、 糸押さえ部材下縁に先端を支持面と当接し、糸押さえ部
材が進出した状態で糸押し下げ作用縁が上昇位置に保持
するように上方に弾性付勢する弾性部材と、を設け、 針床上を往復動するキャリッジ側に、 前記糸押さえ部材の進退動制御手段に対峙する位置に進
退動制御手段に係合して糸押さえ部材を進出させて給糸
部材に続く編糸の上方に糸押し下げ作用縁を進出させる
糸押さえ部材進出カムと、 進出位置にある糸押さえ部材の下向動制御手段を押圧し
て糸押し下げ作用縁を下降させ編糸を少なくとも針のフ
ックの通過径路内まで押し下げる糸押し下げプレッサー
カムと、 進退動制御手段に係合して糸押さえ部材を後退させる糸
押さえ部材後退カムとを設けてなる横編機における糸案
内装置。 - 【請求項7】 糸押さえ部材下縁に弾性部材を一体に設
け、弾性部材の弾性により先頭部に設けた糸押し下げ作
用縁を上方に旋回動するよう付勢してなる請求項6記載
の横編機における糸案内装置。 - 【請求項8】 糸押え部材は、ニードルプレート頂部に
設けた段部により形成された糸押え部材収容部内に摺動
自在に挿入され、前記段部に設けた糸押え部材制動用凹
嵌部に弾性部材を当接させてなる請求項6記載の横編機
における糸案内装置。
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