JPH1053373A - はたき車の位相調整装置 - Google Patents

はたき車の位相調整装置

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JPH1053373A
JPH1053373A JP8229353A JP22935396A JPH1053373A JP H1053373 A JPH1053373 A JP H1053373A JP 8229353 A JP8229353 A JP 8229353A JP 22935396 A JP22935396 A JP 22935396A JP H1053373 A JPH1053373 A JP H1053373A
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drive shaft
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duster
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JP8229353A
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Takashi Yaguchi
矢口  孝
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷済の連続紙の折機等に設けているはたき
車13の駆動軸11に対する位相を容易に調整可能とす
る。 【解決手段】 駆動軸11に、駆動軸11の正方向の回
転のみを伝達するワンウェイクラッチ16を介してはた
き車13を保持させ、更にはたき車13に小さい拘束力
を付与するブレーキ手段18を設ける。位相調整は、は
たき車13を駆動軸11に対してワンウェイクラッチ1
6による伝達方向とは反対方向に手で回転させることで
容易に行うことができ、通常の運転時には、駆動軸11
の正回転がワンウェイクラッチ16を介して正確にはた
き車13に伝達されるので、はたき車13は駆動軸11
によって所定の位相に保持された状態で回転し、所定の
はたき作用を果たすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折機などに用いられ
ているはたき車の位相を調整するための位相調整装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、輪転印刷機に連結している折
機として、図2に示すように、輪転印刷機から送られて
くる連続紙1を、ガイドロール2の中心Oを中心として
揺動する振子3によって左右に揺動させ、その揺動の両
端位置に配置されているはたき車4、4とスクリュー
5、5で次々と折り畳んで行く構成のものが用いられて
いる。ここで、はたき車4は外周の一部領域にブラシ6
を備えたものであり、連続紙1の折り目となる部分(通
常、折り目用のミシン目が形成されている)が送られて
きた時に、その部分をスクリュー5の溝内にはたき込む
ものである。従って、このはたき車4が良好に作動する
には、振子3はスクリュー5に対する作動タイミングを
正しく調整することが必要である。一般に、はたき車4
は振子3やスクリュー5と連動する駆動軸7に取り付け
られているので、はたき車4の駆動軸7に対する取付角
度位置すなわち位相を正確に調整する必要がある。ま
た、連続紙1の折り目間隔を変える等の条件変更を行う
時にも、はたき車4の駆動軸7に対する位相を変更する
必要がある。
【0003】従来、はたき車4の駆動軸7に対する位相
を調整可能とするため、図3(a)、(b)に示すよう
に、はたき車4を二つ割り構造の部材4a、4bで構成
し、その二つの部材4a、4bを、駆動軸7に固定され
ている取付金具8の小径部の外周に取り付け、ねじ9を
締め込んで駆動軸7に固定する構成を採用しており、位
相調整時には、工具を用いてねじ9を緩め、はたき車4
を駆動軸7に対して回転させて位相調整を行い、その
後、再び工具を用いてねじ9を締め込み、固定するとい
う作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、はたき車の位相調整に工具を用いてねじ9を
緩めたり、締め込んだりする必要があり、面倒であると
いう問題があった。本発明は、上述の問題点に鑑みて為
されたもので、はたき車の位相調整を容易に行うことの
可能なはたき車の位相調整装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点を解決するため、はたき車と駆動軸の間を、駆動軸の
正方向の回転のみをはたき車に伝達するワンウェイクラ
ッチを用いて連結する構成としたものである。本発明は
この構成により、はたき車を駆動軸に対してワンウェイ
クラッチが回転を伝達しない方向には任意に回転させる
ことができるので、位相調整時には、はたき車を手で所
望の角度だけ回転させて位相調整を行うことができ、通
常の運転時には、駆動軸が正方向に回転し、その回転が
ワンウェイクラッチを介してはたき車に伝達されるた
め、はたき車は駆動軸に対して一定の位相を保って一体
に回転し、所定の位相ではたき作用を果たすことができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のはたき車の位相調整装置
は、駆動軸とはたき車の間に配置され、前記駆動軸の正
方向の回転のみを前記はたき車に伝達するワンウェイク
ラッチと、前記はたき車が前記駆動軸に対して不都合に
回転しないように前記はたき車に小さい拘束力を付与す
るブレーキ手段とを備えたことを特徴とする。このよう
に駆動軸とはたき車との間にワンウェイクラッチを介在
させたことにより、はたき車を駆動軸に対して回転させ
て容易に位相調整を行うことができ、且つ位相調整後は
ブレーキ手段がはたき車の駆動軸に対する不都合な回転
(例えば自重による回転)を阻止するので、調整した位
相の狂いを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例を示すもので、(a)
は概略断面図、(b)は(a)におけるX−X矢視断面
図である。11は駆動軸、12はその駆動軸11と一体
に回転するように取り付けられた取付金具、13ははた
き車である。このはたき車13はリング14とその外周
の一部領域に取り付けられたブラシ15を備えている。
16は、駆動軸11とはたき車13のリング14の間に
配置され、駆動軸11の正方向の回転〔図1(b)では
矢印Aで示す反時計方向の回転〕のみをはたき車に伝達
するワンウェイクラッチ、18は、はたき車13が駆動
軸11に対して不都合に回転しないようにそのはたき車
13に小さい拘束力を付与するブレーキ手段であり、本
実施例ではリング14の両側に接触するように配置され
た摩擦板18aとナット18bを備えたものが使用され
ている。ここでブレーキ手段18によるはたき車13の
拘束力は、位相調整のためにはたき車13を駆動軸11
に対して手で回転させる時には容易に回転させることが
できるが、手を離した時にはそのはたき車13が自重等
によって駆動軸11に対して不都合に回転するとか、駆
動軸11の回転開始や終了時にはたき車13が慣性によ
って駆動軸11に対して不都合に回転するということを
防止しうる程度に小さく定められている。上記したワン
ウェイクラッチ16とブレーキ手段18が、はたき車の
位相調整装置を構成する。
【0008】次に、上記構成の位相調整装置の動作を説
明する。位相調整を行う時には、駆動軸11を停止させ
た状態ではたき車13を矢印Bで示す反時計方向に手動
で回転させ、駆動軸11に対する所望の位相に調整す
る。この時の回転方向は、ワンウェイクラッチ16がは
たき車13の回転を駆動軸11に伝達しない方向である
ので、はたき車13の回転にワンウェイクラッチ16が
干渉することがなく、従ってはたき車13にはブレーキ
手段18による小さいブレーキ力が作用しているのみで
あるので、はたき車13を手で容易に回すことができ
る。はたき車13を駆動軸11に対して所望の位相とな
る位置まで手動で回転させた後は、単に手を離せばよ
い。その後、そのはたき車13はブレーキ手段18によ
る拘束力によってその位相に保たれ、例え、駆動軸11
の停止中或いは回転中においてブラシ15が横向きに位
置していて自重によりはたき車13を回転させる力が作
用しても、そのはたき車13が駆動軸11に対して回転
することはなく、また、駆動軸11の回転開始及び停止
時における速度変化によってはたき車13に慣性力が作
用しても、そのはたき車13が駆動軸11に対して回転
することはなく、常に一定位相に保たれる。以上のよう
にして、工具を用いたねじの締め、緩め作業を全く必要
とせず、きわめて容易にはたき車13の位相調整を行う
ことができる。
【0009】通常の運転時には、駆動軸11が矢印Aで
示す正方向に回転し、その回転がワンウェイクラッチ1
6を介してはたき車13に伝達される。これにより、は
たき車13は正方向に回転し、図2に示す従来例と同様
に連続紙の折り目をはたいてスクリューの溝内に送り込
む。このはたき動作の際、図1(b)において、ブラシ
15には、はたかれる連続紙からの反力として矢印C方
向の外力が作用することとなるが、この外力の作用する
方向はワンウェイクラッチ16の回転伝達方向であるの
で、はたき車13が駆動軸11に対して回転することは
なく、従って、はたき車13の駆動軸11に対する位相
が変化することはない。かくして、はたき車13は駆動
軸11に対して常に一定の位相を保って一体に回転する
ことができ、常に良好なはたき作用を果たすことができ
る。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、はたき車と駆動軸の間をワンウェイクラッチを用い
て連結し且つブレーキ手段によって両者間に小さい拘束
力を付与する構成としたので、単に、はたき車を駆動軸
に対してワンウェイクラッチが回転を伝達しない方向に
手動で回転させるのみで位相調整を行うことができ、位
相調整作業をきわめて容易とすることができるという効
果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(a)は概略
断面図、(b)は(a)におけるX−X矢視断面図
【図2】折機の一部を示す概略側面図
【図3】折機に設けているはたき車の従来の取付構造を
示すもので、(a)は概略断面図、(b)は(a)にお
けるY−Y矢視断面図
【符号の説明】
11 駆動軸 12 取付金具 13 はたき車 14 リング 15 ブラシ 16 ワンウェイクラッチ 18 ブレーキ手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸とはたき車の間に配置され、前記
    駆動軸の正方向の回転のみを前記はたき車に伝達するワ
    ンウェイクラッチと、前記はたき車が前記駆動軸に対し
    て不都合に回転しないように前記はたき車に小さい拘束
    力を付与するブレーキ手段とを備えたはたき車の位相調
    整装置。
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