JP3745839B2 - はたき車の位相調整装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は折機などに用いられているはたき車の位相を調整するための位相調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、輪転印刷機に連結している折機として、図2に示すように、輪転印刷機から送られてくる連続紙1を、ガイドロール2の中心Oを中心として揺動する振子3によって左右に揺動させ、その揺動の両端位置に配置されているはたき車4、4とスクリュー5、5で次々と折り畳んで行く構成のものが用いられている。ここで、はたき車4は外周の一部領域にブラシ6を備えたものであり、連続紙1の折り目となる部分(通常、折り目用のミシン目が形成されている)が送られてきた時に、その部分をスクリュー5の溝内にはたき込むものである。従って、このはたき車4が良好に作動するには、振子3はスクリュー5に対する作動タイミングを正しく調整することが必要である。一般に、はたき車4は振子3やスクリュー5と連動する駆動軸7に取り付けられているので、はたき車4の駆動軸7に対する取付角度位置すなわち位相を正確に調整する必要がある。また、連続紙1の折り目間隔を変える等の条件変更を行う時にも、はたき車4の駆動軸7に対する位相を変更する必要がある。
【0003】
従来、はたき車4の駆動軸7に対する位相を調整可能とするため、図3(a)、(b)に示すように、はたき車4を二つ割り構造の部材4a、4bで構成し、その二つの部材4a、4bを、駆動軸7に固定されている取付金具8の小径部の外周に取り付け、ねじ9を締め込んで駆動軸7に固定する構成を採用しており、位相調整時には、工具を用いてねじ9を緩め、はたき車4を駆動軸7に対して回転させて位相調整を行い、その後、再び工具を用いてねじ9を締め込み、固定するという作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来の構成では、はたき車の位相調整に工具を用いてねじ9を緩めたり、締め込んだりする必要があり、面倒であるという問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、はたき車の位相調整を容易に行うことの可能なはたき車の位相調整装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点を解決するため、はたき車と駆動軸の間を、駆動軸の正方向の回転のみをはたき車に伝達するワンウェイクラッチを用いて連結する構成としたものである。本発明はこの構成により、はたき車を駆動軸に対してワンウェイクラッチが回転を伝達しない方向には任意に回転させることができるので、位相調整時には、はたき車を手で所望の角度だけ回転させて位相調整を行うことができ、通常の運転時には、駆動軸が正方向に回転し、その回転がワンウェイクラッチを介してはたき車に伝達されるため、はたき車は駆動軸に対して一定の位相を保って一体に回転し、所定の位相ではたき作用を果たすことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のはたき車の位相調整装置は、駆動軸とはたき車の間に配置され、前記駆動軸の正方向の回転のみを前記はたき車に伝達するワンウェイクラッチと、前記はたき車が前記駆動軸に対して不都合に回転しないように前記はたき車に小さい拘束力を付与するブレーキ手段とを備えたことを特徴とする。このように駆動軸とはたき車との間にワンウェイクラッチを介在させたことにより、はたき車を駆動軸に対して回転させて容易に位相調整を行うことができ、且つ位相調整後はブレーキ手段がはたき車の駆動軸に対する不都合な回転(例えば自重による回転)を阻止するので、調整した位相の狂いを防止することができる。
【0007】
【実施例】
以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説明する。図1は本発明の一実施例を示すもので、(a)は概略断面図、(b)は(a)におけるX−X矢視断面図である。11は駆動軸、12はその駆動軸11と一体に回転するように取り付けられた取付金具、13ははたき車である。このはたき車13はリング14とその外周の一部領域に取り付けられたブラシ15を備えている。16は、駆動軸11とはたき車13のリング14の間に配置され、駆動軸11の正方向の回転〔図1(b)では矢印Aで示す反時計方向の回転〕のみをはたき車に伝達するワンウェイクラッチ、18は、はたき車13が駆動軸11に対して不都合に回転しないようにそのはたき車13に小さい拘束力を付与するブレーキ手段であり、本実施例ではリング14の両側に接触するように配置された摩擦板18aとナット18bを備えたものが使用されている。ここでブレーキ手段18によるはたき車13の拘束力は、位相調整のためにはたき車13を駆動軸11に対して手で回転させる時には容易に回転させることができるが、手を離した時にはそのはたき車13が自重等によって駆動軸11に対して不都合に回転するとか、駆動軸11の回転開始や終了時にはたき車13が慣性によって駆動軸11に対して不都合に回転するということを防止しうる程度に小さく定められている。上記したワンウェイクラッチ16とブレーキ手段18が、はたき車の位相調整装置を構成する。
【0008】
次に、上記構成の位相調整装置の動作を説明する。位相調整を行う時には、駆動軸11を停止させた状態ではたき車13を矢印Bで示す反時計方向に手動で回転させ、駆動軸11に対する所望の位相に調整する。この時の回転方向は、ワンウェイクラッチ16がはたき車13の回転を駆動軸11に伝達しない方向であるので、はたき車13の回転にワンウェイクラッチ16が干渉することがなく、従ってはたき車13にはブレーキ手段18による小さいブレーキ力が作用しているのみであるので、はたき車13を手で容易に回すことができる。はたき車13を駆動軸11に対して所望の位相となる位置まで手動で回転させた後は、単に手を離せばよい。その後、そのはたき車13はブレーキ手段18による拘束力によってその位相に保たれ、例え、駆動軸11の停止中或いは回転中においてブラシ15が横向きに位置していて自重によりはたき車13を回転させる力が作用しても、そのはたき車13が駆動軸11に対して回転することはなく、また、駆動軸11の回転開始及び停止時における速度変化によってはたき車13に慣性力が作用しても、そのはたき車13が駆動軸11に対して回転することはなく、常に一定位相に保たれる。以上のようにして、工具を用いたねじの締め、緩め作業を全く必要とせず、きわめて容易にはたき車13の位相調整を行うことができる。
【0009】
通常の運転時には、駆動軸11が矢印Aで示す正方向に回転し、その回転がワンウェイクラッチ16を介してはたき車13に伝達される。これにより、はたき車13は正方向に回転し、図2に示す従来例と同様に連続紙の折り目をはたいてスクリューの溝内に送り込む。このはたき動作の際、図1(b)において、ブラシ15には、はたかれる連続紙からの反力として矢印C方向の外力が作用することとなるが、この外力の作用する方向はワンウェイクラッチ16の回転伝達方向であるので、はたき車13が駆動軸11に対して回転することはなく、従って、はたき車13の駆動軸11に対する位相が変化することはない。かくして、はたき車13は駆動軸11に対して常に一定の位相を保って一体に回転することができ、常に良好なはたき作用を果たすことができる。
【0010】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、はたき車と駆動軸の間をワンウェイクラッチを用いて連結し且つブレーキ手段によって両者間に小さい拘束力を付与する構成としたので、単に、はたき車を駆動軸に対してワンウェイクラッチが回転を伝達しない方向に手動で回転させるのみで位相調整を行うことができ、位相調整作業をきわめて容易とすることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(a)は概略断面図、(b)は(a)におけるX−X矢視断面図
【図2】折機の一部を示す概略側面図
【図3】折機に設けているはたき車の従来の取付構造を示すもので、(a)は概略断面図、(b)は(a)におけるY−Y矢視断面図
【符号の説明】
11 駆動軸
12 取付金具
13 はたき車
14 リング
15 ブラシ
16 ワンウェイクラッチ
18 ブレーキ手段

Claims (1)

  1. 駆動軸とはたき車の間に配置され、前記駆動軸の正方向の回転のみを前記はたき車に伝達するワンウェイクラッチと、前記はたき車が前記駆動軸に対して不都合に回転しないように前記はたき車に小さい拘束力を付与するブレーキ手段とを備えたはたき車の位相調整装置。
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