JP2501726Y2 - 電動スクリュドライバの動力伝達機構 - Google Patents
電動スクリュドライバの動力伝達機構Info
- Publication number
- JP2501726Y2 JP2501726Y2 JP694690U JP694690U JP2501726Y2 JP 2501726 Y2 JP2501726 Y2 JP 2501726Y2 JP 694690 U JP694690 U JP 694690U JP 694690 U JP694690 U JP 694690U JP 2501726 Y2 JP2501726 Y2 JP 2501726Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- main shaft
- power
- power transmission
- electric screwdriver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は電動スクリュドライバの動力伝達機構に関す
るものである。
るものである。
従来技術によりなるスクリュドライバの一実施例を第
2図に示す。スクリュドライバは連続的に多数本のねじ
締めを行うため、無負荷状態ではビット5は回らず、ね
じ締め作業時はビット5が回り作業を行うのが特徴の工
具である。そのため動力はモータ3からギヤ部4に伝わ
るが、ギヤ部4と主軸6の係合状態が遊嵌状態であるた
め、右回転、左回転の時とも主軸6には動力が伝えられ
ず、ビット5に推力をかけ、噛み合いクラッチ部7がば
ね8を押し縮め噛み合った後、主軸6に動力が伝わるよ
うになっている。第2のスクリュドライバでのねじ締め
過程を第3図の(1)から(3)の順に従い説明する。
ねじ締め作業の前に、ストッパの位置をねじが締め上が
った時噛み合いクラッチがはずれる位置に調整する。ス
クリュドライバ本体に推力Pをかけることにより、ねじ
10、ドライバビット5を通して主軸6に推力がかかり、
噛み合いクラッチ部7が噛み合う。これによりモータ3
の動力がギヤ部4を通し、主軸6に伝わりねじ締めが開
始される(第3図(1))。ねじ締めが進み、噛み合い
クラッチ部7のつめの高さaに相当する位置までねじを
締めた時、ストッパ2が被締結部材に突き当たる(第3
図(2))。さらにねじ締めが進み、ねじが締め上がる
と噛み合いクラッチ部7のつめが離れ、動力の伝達路が
切り放されねじ締めが終了する(第3図(3))。以上
のように、従来のスクリュドライバでは、ねじ締めが終
了した時、モータ3の動力を伝える噛み合いクラッチ部
7が離れるようにストッパ2の位置を決めるため、締め
付けたねじをゆるめようとした場合第3図(3)のよう
な状態となり、動力が主軸6、ドライブビット5に伝わ
らず、ストッパ2をはずす等のことを行わないとねじを
ゆるめることはできなかった。
2図に示す。スクリュドライバは連続的に多数本のねじ
締めを行うため、無負荷状態ではビット5は回らず、ね
じ締め作業時はビット5が回り作業を行うのが特徴の工
具である。そのため動力はモータ3からギヤ部4に伝わ
るが、ギヤ部4と主軸6の係合状態が遊嵌状態であるた
め、右回転、左回転の時とも主軸6には動力が伝えられ
ず、ビット5に推力をかけ、噛み合いクラッチ部7がば
ね8を押し縮め噛み合った後、主軸6に動力が伝わるよ
うになっている。第2のスクリュドライバでのねじ締め
過程を第3図の(1)から(3)の順に従い説明する。
ねじ締め作業の前に、ストッパの位置をねじが締め上が
った時噛み合いクラッチがはずれる位置に調整する。ス
クリュドライバ本体に推力Pをかけることにより、ねじ
10、ドライバビット5を通して主軸6に推力がかかり、
噛み合いクラッチ部7が噛み合う。これによりモータ3
の動力がギヤ部4を通し、主軸6に伝わりねじ締めが開
始される(第3図(1))。ねじ締めが進み、噛み合い
クラッチ部7のつめの高さaに相当する位置までねじを
締めた時、ストッパ2が被締結部材に突き当たる(第3
図(2))。さらにねじ締めが進み、ねじが締め上がる
と噛み合いクラッチ部7のつめが離れ、動力の伝達路が
切り放されねじ締めが終了する(第3図(3))。以上
のように、従来のスクリュドライバでは、ねじ締めが終
了した時、モータ3の動力を伝える噛み合いクラッチ部
7が離れるようにストッパ2の位置を決めるため、締め
付けたねじをゆるめようとした場合第3図(3)のよう
な状態となり、動力が主軸6、ドライブビット5に伝わ
らず、ストッパ2をはずす等のことを行わないとねじを
ゆるめることはできなかった。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
この種の電動スクリュドライバを用いて容易にねじのゆ
るめ作業を行うことのできる動力伝達機構を提供するこ
とである。
この種の電動スクリュドライバを用いて容易にねじのゆ
るめ作業を行うことのできる動力伝達機構を提供するこ
とである。
本考案は、ねじを締め付ける右回転の際には、従来と
同じようにビットに推力がかからなければ動力の伝達が
行われず、ねじを緩める左回転の際には、常にビットに
動力が伝わるようにすれば、スクリュドライバの特徴を
損うことなく、容易にねじのゆるめ作業を行うことがで
きることに着目し、ワンウェイクラッチを主軸とギヤ部
の間に配設したものである。
同じようにビットに推力がかからなければ動力の伝達が
行われず、ねじを緩める左回転の際には、常にビットに
動力が伝わるようにすれば、スクリュドライバの特徴を
損うことなく、容易にねじのゆるめ作業を行うことがで
きることに着目し、ワンウェイクラッチを主軸とギヤ部
の間に配設したものである。
本考案による一実施例を第1図、第3図に従い説明す
る。
る。
本考案によるスクリュドライバの動力伝達をねじ締め
作業時、ねじのゆるめ作業に分けて説明する。ねじ締め
作業の前に、めずストッパの位置をねじが締め上がった
時噛み合いクラッチがはずれる位置に調整する。ねじ締
め作業時は、モータ3の動力はギヤ部4に伝えられる。
ねじ締め作業時は、ワンウェイクラッチ9は空転する方
向の回転であるため、主軸6とギヤ部4は遊嵌状態にな
っており、噛み合いクラッチ部7が噛み合わないと主軸
6に動力が伝わらない。ねじ締め作業は第3図に示すよ
うに、本体に推力Pをかけることにより、ねじ10、ドラ
イバビット5を通して主軸6に推力がかかり、噛み合い
クラッチ7が噛み合った後に開始される。ねじ締めが進
み、噛み合いクラッチ部7のつめの高さaに相当する位
置までねじを締めた時、ストッパ2が被締結部材に突き
当たり、さらにねじ締めが進みねじが締め上がると噛み
合いクラッチ部7のつめが離れ、動力の伝達路が切り放
されねじ締めが終了する。これに対し、ねじのゆるめ作
業時は、ワンウェイクラッチ9はトルク伝達状態となる
ため、ギヤ部4と主軸6は連結状態になり、モータ3の
動力はギヤ部4、ワンウェイクラッチ9を介して主軸に
伝わる。このため、第3図(3)のように、ねじ締め終
了時のように噛み合いクラッチ部7が噛み合わなくても
ドライバビット5は回転し、ねじのゆるめ作業を行うこ
とができる。
作業時、ねじのゆるめ作業に分けて説明する。ねじ締め
作業の前に、めずストッパの位置をねじが締め上がった
時噛み合いクラッチがはずれる位置に調整する。ねじ締
め作業時は、モータ3の動力はギヤ部4に伝えられる。
ねじ締め作業時は、ワンウェイクラッチ9は空転する方
向の回転であるため、主軸6とギヤ部4は遊嵌状態にな
っており、噛み合いクラッチ部7が噛み合わないと主軸
6に動力が伝わらない。ねじ締め作業は第3図に示すよ
うに、本体に推力Pをかけることにより、ねじ10、ドラ
イバビット5を通して主軸6に推力がかかり、噛み合い
クラッチ7が噛み合った後に開始される。ねじ締めが進
み、噛み合いクラッチ部7のつめの高さaに相当する位
置までねじを締めた時、ストッパ2が被締結部材に突き
当たり、さらにねじ締めが進みねじが締め上がると噛み
合いクラッチ部7のつめが離れ、動力の伝達路が切り放
されねじ締めが終了する。これに対し、ねじのゆるめ作
業時は、ワンウェイクラッチ9はトルク伝達状態となる
ため、ギヤ部4と主軸6は連結状態になり、モータ3の
動力はギヤ部4、ワンウェイクラッチ9を介して主軸に
伝わる。このため、第3図(3)のように、ねじ締め終
了時のように噛み合いクラッチ部7が噛み合わなくても
ドライバビット5は回転し、ねじのゆるめ作業を行うこ
とができる。
本考案によれば、ギヤ部と主軸の遊嵌部にワンウェイ
クラッチを入れ、動力伝達経路を、ねじ締め作業時、ね
じのゆるめ作業時で変えることができるので、ねじ締め
作業時には、スクリュドライバの特徴を損うことなく作
業でき、かつ容易にねじのゆるめ作業を行うことができ
る。
クラッチを入れ、動力伝達経路を、ねじ締め作業時、ね
じのゆるめ作業時で変えることができるので、ねじ締め
作業時には、スクリュドライバの特徴を損うことなく作
業でき、かつ容易にねじのゆるめ作業を行うことができ
る。
第1図は本考案になる電動スクリュドライバの一実施例
を示す横断面図、第2図は従来技術の電動スクリュドラ
イバの一例を示す横断面図、第3図は電動スクリュドラ
イバによるねじ締め作業を示す模式図である。 図において、1はギヤカバ、2はストッパ、3はモー
タ、4はギヤ部、5はドライバビット、6は主軸、7は
噛み合いクラッチ部、8はスプリング、9はワンウェイ
クラッチ、10はねじ、Pは推力を示す。
を示す横断面図、第2図は従来技術の電動スクリュドラ
イバの一例を示す横断面図、第3図は電動スクリュドラ
イバによるねじ締め作業を示す模式図である。 図において、1はギヤカバ、2はストッパ、3はモー
タ、4はギヤ部、5はドライバビット、6は主軸、7は
噛み合いクラッチ部、8はスプリング、9はワンウェイ
クラッチ、10はねじ、Pは推力を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】動力伝達部を収納するギヤカバの先端部に
軸方向に進退可能に装設されたストッパとモータの動力
を伝えるギヤ部と、前記ストッパ内に位置されたドライ
バビット等の先端工具を保持し、かつ軸方向に移動可能
に支承された主軸と、前記ギヤ部の動力を前記主軸の軸
方向の移動によって伝達及び切離しする噛み合いクラッ
チ部とを備えた電動スクリュドライバにおいて、前記ギ
ヤ部の動力を前記主軸に一方向の回転のみ伝えるワンウ
ェイクラッチを前記主軸と前記ギヤ部の遊嵌部に配設し
たことを特徴とする電動スクリュドライバの動力伝達機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP694690U JP2501726Y2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 電動スクリュドライバの動力伝達機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP694690U JP2501726Y2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 電動スクリュドライバの動力伝達機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03100076U JPH03100076U (ja) | 1991-10-18 |
JP2501726Y2 true JP2501726Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31510615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP694690U Expired - Lifetime JP2501726Y2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 電動スクリュドライバの動力伝達機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501726Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5203129B2 (ja) * | 2008-10-16 | 2013-06-05 | 株式会社マキタ | 回転工具 |
CN104440739B (zh) | 2013-09-19 | 2016-06-29 | 株式会社牧田 | 作业工具 |
JP6105446B2 (ja) * | 2013-09-19 | 2017-03-29 | 株式会社マキタ | 作業工具 |
JP6351102B2 (ja) * | 2014-08-27 | 2018-07-04 | 株式会社マキタ | 作業工具 |
JP6422160B2 (ja) * | 2015-03-13 | 2018-11-14 | 株式会社マキタ | 作業工具 |
-
1990
- 1990-01-26 JP JP694690U patent/JP2501726Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03100076U (ja) | 1991-10-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |