JPH0246354B2 - - Google Patents

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JPH0246354B2
JPH0246354B2 JP57053906A JP5390682A JPH0246354B2 JP H0246354 B2 JPH0246354 B2 JP H0246354B2 JP 57053906 A JP57053906 A JP 57053906A JP 5390682 A JP5390682 A JP 5390682A JP H0246354 B2 JPH0246354 B2 JP H0246354B2
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JP
Japan
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stopper
ratchet
coil spring
ratchet teeth
operating
Prior art date
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JP57053906A
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English (en)
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JPS58171268A (ja
Inventor
Katsuyuki Totsu
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Individual
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電動ドライバーの改良に関するも
のである。
出願人は、ねじの締付行程はモータの機械力を
使用し、最終の締付行程は人力により行なうよう
に構成した携帯に便宜な電動ドライバーを開発
し、特許出願を行つた(特公昭59−21753号公
報)。
すなわち、この電動ドライバーはドライバービ
ツトを着脱自在に装着するチヤツク軸の一部にラ
チエツト装置を装着し、このチヤツク軸を遊星減
速装置を介して電動モータの出力軸に接続し、前
記遊星減速装置にクラツチ機能を備えるトルク調
整機構を取付けることにより構成されている。し
かしながら、木工組立作業あるいは内装工事等の
如く、特に、木ねじ、タツピンねじなど初動時か
ら高い駆動力を要求される反面、回転速度は比較
的遅くても良い種々の現場作業において前記電動
ドライバーを使用する場合は、クラツチ機能ある
いはトルク調整機能等を必ずしも必要としない。
従つて、この種の用途に使用する電動ドライバー
は、機能の簡略化を図ることができるから、更に
改良並びに試作を重ねた結果、チヤツク軸の一部
に出力軸が正転時のみにおいてロツク又は解除操
作可能なラチエツト装置を設けて、このラチエツ
ト装置と電動モータのスイツチ装置とを操作部材
を介して連動させ、最終締付行程の際にはドライ
バービツトと電動モータの出力軸とをラチエツト
接続してドライバービツトを手動で回転し得るよ
うに構成すれば、前記特殊現場作業においては充
分目的が達成でき、単に構造上の簡易化が得られ
るのみでなく操作時にラチエツトの方向転換に要
する手間も省けることが判つた。
従つて、本発明の目的は、特に、木ねじやタツ
ピングねじなどの始動時から高い駆動力を要求さ
れる反面、回転速度は比較的遅くてもよい作業に
適し、クラツチ機能あるいはトルク調整機能を必
要とすることなく、しかも最終締付行程に際して
は手動による回転操作を可能とすると共に、取外
し操作に際しても手動回転が可能な小型にして携
帯に便宜な電動ドライバーを提供することにあ
る。
前記の目的を達成するため、本発明に係る電動
ドライバーは、ドライバービツトを着脱自在に装
着するチヤツク軸を減速装置を介して電動モータ
の出力軸に接続すると共にこのチヤツク軸の一部
に出力軸が正転時のみにおいてロツク又は解除操
作可能なラチエツト装置を設け、さらに正逆転切
換え可能な電動モータのスイツチ装置を操作する
操作部材を設けてなる電動ドライバーにおいて、 前記ラチエツト装置は、チヤツク軸の端部に形
成したフランジ部の一側面に刻設したラチエツト
歯と、減速装置を保持するケーシングの一部にお
いて前記ラチエツト歯と対応して穿設される孔部
にコイルばねを介して装着され先端部が前記ラチ
エツト歯と弾力的に係合するストツパとから構成
し、 前記操作部材は、一端部を前記ストツパに結合
した操作杆と、この操作杆の他端部に係止してこ
れをコイルばねの弾力に抗して移動させることに
よりラチエツト歯とストツパとの係合を外すとの
係合を外すと同時に電動モータのスイツチ製置を
操作し、さらにコイルばねの弾力作用で操作杆と
共に移動させることにより前記ストツパをラチエ
ツト歯に係合すると同時に前記スイツチ装置の操
作前記ストツパをコイルばねとの係合を解除する
操作片とから構成することを特徴とする。
次に、本発明に係る電動ドライバーにつき、好
適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は本発明に係る
電動ドライバーを示し、その外装ケーシング12
は全体としてピストル形状をなし、銃把に該当す
る把持部14には充電池16が下方から弾倉式に
着脱交換自在に収納されている。前記充電池16
は、外装ケーシング12の本体部分に収納したモ
ータ18に、電源スイツチ20およびバタフライ
タイプの正逆転切換スイツチ22を介して電気的
に接続される。また、商用電源に差込まれた外部
充電器(図示せず)からの充電プラグにこの充電
池16を接続することにより、繰返し充電が可能
である。
外装ケーシング12の本体部には、前記モータ
18と整列して第1遊星減速機構24および第2
遊星減速機構25が配設収納される。これらの遊
星減速機構24および25は、リング状部材の内
側に噛合歯を刻設したインターナルギヤ26と、
このインターナルギヤ26の内側に噛合して公転
しつつ自転する遊星歯車28とから基本的に構成
され、この遊星歯車28は、円盤30に仮想配置
した正三角形の各項点位置に植設した軸32に回
転自在に3個枢着されている。また、前記第2遊
星減速機構25の円盤30の中心には、軸線方向
に延在する出力軸34が固着され、この出力軸3
4は遊星減速機構24および25を囲繞する有底
円筒ケーシング40の底部中心に嵌入固定したす
べり軸受42に回転自在に挿通軸支されている。
一方第1遊星減速機構24の3個の遊星歯車28
は、モータ18の回転軸36に固着したピニオン
ギヤ38と噛合しており、第2遊星減速機構25
の3個の遊星歯車28は前記第1遊星減速機構2
4の円盤30の中心に回転自在に取着した伝達歯
車43に噛合している。
従つて、モータ18の回転はピニオンギヤ38
→遊星歯車28→円盤30→伝達歯車43→遊星
歯車28→円盤30を経て、出力軸34に減速伝
達されることが諒解されよう。
なお、この場合、遊星減速機構25のインター
ナルギヤ26の外周および有底円筒ケーシング4
0の内周に夫々1つの突起部を設け、回転方向に
対してインターナルギヤ26を固定し得るように
構成して後述するねじの最終締上の際の便宜に供
する。
出力軸34には、ドライバービツト44の迅速
な着脱を行うための公知のクイツクチヤツク46
が取付けられている。このクイツクチヤツク46
のフランジ部48の一側面には出力軸の正転方向
においてのみロツクされるよう構成したラチエツ
ト歯50を刻設し、一方前記有底円筒ケーシング
40の一部にはラチエツト歯50と対応的に孔部
52を穿設し、この孔部52にコイルばね54を
介してストツパ56を弾力的に収納配置し、さら
にこのストツパ56を操作杆58を介して電源ス
イツチ20の操作片60に接続する。
次に、このように構成した本発明に係る電動ド
ライバーの作用効果につき説明する。
まず、電動ドライバーの使用に際しては切換ス
イツチ22を正転状態に保持してドライバービツ
ト44の刃部44aを所望のねじ、例えば、タツ
ピンねじのすり割に嵌合させた後、操作片60を
押圧して電源スイツチ20をON動作させると共
にコイルばね54の弾力作用下にフランジ部48
のラチエツト歯50に係合しているストツパ56
を操作杆58を介して後退させ、モータ18の回
転力をピニオンギヤ38→遊星歯車28→円盤3
0→伝達歯車43→遊星歯車28→円盤30→出
力軸34およびクイツクチヤツク46を介してド
ライバービツト44に伝達し、ねじの締付を行な
う(第2a図参照)。
このようにして、ねじの締付が進行しタツピン
作業が略終了したことを目視等で確認した後、操
作片60の押圧状態を解除すると操作片60はコ
イルばね54の弾力作用により操作杆58と共に
水平左方向(第2b図矢印)に移動するので電源
スイツチ20はOFF状態となり、同時にストツ
パ56は前記コイルばね54の弾力作用によりフ
ランジ部48のラチエツト歯50に嵌合してドラ
イバービツト44の回転を阻止する。従つて、把
持部14を手動で回転させれば、ドライバービツ
ト44は正転方向にラチエツト接続されているの
でねじの最終締上げを行うことができる。なお、
通常この締上げは把持部14を角度にして30度程
度回転するだけで足りるが、何度か手首のひねり
動作を反復するときは、ラチエツトは逆転方向に
はフリーとなつており、しかも遊星減速機構25
のインターナルギヤ26は有底円筒ケーシング4
0に対して最大略1回転だけ回転し得るように構
成されているので、ドライバービツト44をねじ
のすり割に嵌合させたままで操作しても、ねじを
緩ませることなくひねり動作を把持部に加えるこ
とができる。また、締め上つたねじを緩めるとき
は、切換スイツチ22を逆転方向に切換したの
ち、電源スイツチ20をONにし同時に把持部1
4を逆転方向にわずかの角度回転させれば、モー
タ18が本体に対し正転方向にロツクされた状態
で把持部14に加えられる手の力をそのままねじ
頭に加えて緩めることができ、若干緩んだあとは
モータ18の機械力のみで容易に抜き戻しを行う
ことができる。従つて、この過程においてはラチ
エツトの作用を必要としないので、フランジ部4
8の面に刻設せられるラチエツト歯50は単に片
方向用のみの設計で足りるものであることが諒解
されよう。
先に述べたように、本発明に係る電動ドライバ
ーによれば、木工組立作業あるいは内装工事等の
現場作業に好適に使用するこができ、しかも全体
寸法を極めて小さくして携帯に便利なハンデイな
ものとして製品化することができる等の利点を有
する。
以上、本発明に係る電動ドライバーにつき、好
適な実施例を挙げて説明したが、本発明はこの実
施例に限定されるものではなく、例えば、遊星減
速装置を更に増段して減速比を大きく構成した
り、あるいは遊星減速装置にクラツチ機能を備え
るトルク調整機構を付設して現場作業以外の作業
にも転用できる汎用電動ドライバーとして構成す
る等、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の設計変更をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電動ドライバーの好適な
実施例を示す要部切欠断面側面図、第2a図およ
び第2b図は第1図に示す電動ドライバーのラチ
エツト歯、ストツパおよび電源スイツチの関係を
示す説明図である。 10……電動ドライバー、12……外装ケーシ
ング、14……把持部、16……充電池、18…
…モータ、20…電源スイツチ、22……正逆転
切換スイツチ、24,25……遊星減速機構、2
6……インターナルギヤ、28……遊星歯車、3
0……円盤、32……軸、34……出力軸、36
……回転軸、38……ピニオンギヤ、40……有
底円筒ケーシング、42……すべり軸受、43…
…伝達歯車、44……ドライバービツト、46…
…クイツクチヤツク、48……フランジ部、50
……ラチエツト歯、52……孔部、54……コイ
ルばね、56……ストツパ、58……操作杆、6
0……操作片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドライバービツトを着脱自在に装着するチヤ
    ツク軸を減速装置を介して電動モータの出力軸に
    接続すると共にこのチヤツク軸の一部に出力軸が
    正転時のみにおいてロツク又は解除操作可能なラ
    チエツト装置を設け、さらに正逆転切換え可能な
    電動モータのスイツチ装置を操作する操作部材を
    設けてなる電動ドライバーにおいて、 前記ラチエツト装置は、チヤツク軸の端部に形
    成したフランジ部の一側面に刻設したラチエツト
    歯と、減速装置を保持するケーシングの一部にお
    いて前記ラチエツト歯と対応して穿設される孔部
    にコイルばねを介して装着され先端部が前記ラチ
    エツト歯と弾力的に係合するストツパとから構成
    し、 前記操作部材は、一端部を前記ストツパに結合
    した操作杆と、この操作杆の他端部に係止してこ
    れをコイルばねの弾力に抗して移動させることに
    よりラチエツト歯とストツパとの係合を外すと同
    時に電動モータのスイツチ装置を操作し、さらに
    コイルばねの弾力作用で操作杆と共に移動させる
    ことにより前記ストツパをラチエツト歯に係合す
    ると同時に前記スイツチ装置の操作を解除する操
    作片とから構成することを特徴とする電動ドライ
    バー。
JP5390682A 1982-04-02 1982-04-02 電動ドライバ− Granted JPS58171268A (ja)

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Families Citing this family (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100160U (ja) * 1986-12-18 1988-06-29
JPH0423263U (ja) * 1990-06-20 1992-02-26
JPH04336977A (ja) * 1991-05-10 1992-11-25 Makita Corp コードレス連続ねじ締付機
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754081A (ja) * 1980-09-13 1982-03-31 Katsuyuki Totsu Dendodoraibaa

Patent Citations (1)

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