JPH1052903A - 印刷機 - Google Patents
印刷機Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/008—Mechanical features of drives, e.g. gears, clutches
- B41F13/012—Taking-up backlash
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
る位相のずれの発生を防止して、印刷品質の向上を図
る。 【解決手段】 圧胴ギア10、ゴム胴ギア11、版胴ギ
ア13がそれぞれ順次噛合しており、ゴム胴2、版胴1
を回転駆動する。圧胴ギア10に噛合しゴム胴2に回転
自在に支持されたゴム胴サブギア12に中間ギア15が
噛合している。中間ギア15が軸着された軸21の他端
にはカップリング部材23を介してトーションバー22
の一端が連結されている。他端はカップリング部材24
を介して中間ギア32が軸着された軸25に連結され、
中間ギア32に伝達ギア33が噛合している。伝達ギア
33には版胴ギア38に固定された仲介ギア37が噛合
している。トーションバー22はカップリング部材24
側がトーションバー22の回転伝達方向と同じ方向のね
じりをくわえられて両軸21,25に連結されている。
Description
って回転駆動される互いに接する複数の胴を備えた印刷
機に関する。
の運動を円滑に行うためにバックラッシュを必要として
いる。しかしながら、精密機械等においては必要以上の
バックラッシュを設けたことにより、あるいは必要以上
のバックラッシュが発生することにより悪影響を及ぼす
ことが多い。すなわち、印刷機においてゴム胴と圧胴に
設けられて互いに噛み合う2つの歯車どうしが摩耗して
必要以上の量のバックラッシュが発生すると、印刷面に
歯車のピッチに等しい間隔の縞目のむら、いわゆるギヤ
目が発生し、これが印刷不良の原因となっていた。
や厚紙があり、印刷する紙が薄紙から厚紙に変更になっ
たときには、薄紙印刷時と同じ印圧で印刷を行うため
に、ゴム胴と圧胴間の中心距離を変えるが、その際ゴム
胴と圧胴に設けられた歯車の噛み合い量が変わるため、
必要以上の量のバックラッシュが発生する。このような
必要以上のバックラッシュを除去するために、従来では
2つの歯車も互いの中心間の距離も調整せずに固定した
まま、バックラッシュが必要最小限に小さくなるように
歯車を精度よく製作したり、バックラッシュのないギア
を使用したりしていた。
た従来の方法では、製作誤差が発生するため、必ずしも
必要最小限のバックラッシュとすることができるとは限
らず、仮に必要最小限のバックラッシュが実現できたと
しても、歯車の歯面の摩耗によって必要以上のバックラ
ッシュが発生していた。また、バックラッシュのないギ
アを使用しても、歯車の歯面の摩耗によって必要以上の
バックラッシュが発生し、このために印刷不良が発生し
印刷の品質が低下していた。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、版胴等の胴群間の歯車のバックラッシュによる位相
のずれの発生を防止して、印刷品質の向上を図った印刷
機を提供することにある。
に、本発明に係る印刷機は、複数の胴がこれらの各胴に
設けられた歯車により駆動連結され、前記胴に駆動装置
からの駆動を伝達する複数の駆動歯車からなる主駆動系
と、この主駆動系から分岐し前記複数の胴のうちの1つ
を駆動する補助駆動系とが備えられ、前記補助駆動系に
前記主駆動系の回転駆動とは逆方向の回転力を付与する
回転力付与手段を設けたものである。したがって、主駆
動系の各歯車間の噛合部での歯の当接方向が常時同じと
なる。
基づいて説明する。図1は本発明に係る印刷機の胴の配
列を展開して示す側面図、図2は同じく歯車伝導装置の
主駆動系の正面図、図3は同じく歯車伝導装置の補助駆
動系の正面図、図4は同じく主駆動系と補助駆動系の歯
車伝導装置の各歯車の伝達回転方向と制動方向を説明す
るためのモデル図である。これらの図において、1は印
刷用の版が周面に装着された版胴であって、左右の対向
するフレーム5,6に嵌着された一対の軸受7,7を介
して左右の端軸1a,1bが回転自在に支持されてい
る。
ンケットが周面に装着されたゴム胴であって、フレーム
5,6に嵌着された一対の軸受8,8(一方は図示せ
ず)を介して左右の端軸2a,2b(端軸2aは図示を
省略)が回転自在に支持されている。10は図示を省略
した圧胴の一方の端軸に軸着され、原動機(図示せず)
からの回転駆動が伝達される圧胴ギア、11はこの圧胴
ギア10に噛合しゴム胴2の一方の端軸2bに軸着され
たゴム胴ギア、12はゴム胴ギア11のボス部に回転自
在に支持され、圧胴ギア10に噛合するゴム胴サブギア
である。
の端軸1bに軸着された版胴ギアであって、前記ゴム胴
ギア11と噛合している。(図1においては展開図のた
め離間している。) これら圧胴ギア10、ゴム胴ギア11および版胴ギア1
3は、原動機からの回転駆動を圧胴、ゴム胴2および版
胴1に伝達する主駆動系を構成している。
中間ギアであって、フレーム5に固定された支持板17
およびブラケット19に嵌着された軸受18,20に一
端部と中央部が回転自在に支持され、他端がフレーム5
に穿設した孔21を貫通する軸16にキーによって固定
されて軸16と一体的に回転する。22は左右のフレー
ム5,6間に延在するトーションバーであって、一端を
カップリング23を介して軸16のフレーム5内に突出
した他端部に一体的に連結されている。
ム6に固定された支持板26およびブラケット28に嵌
着された軸受27,29に一端部と中央部が回転自在に
支持され、他端がフレーム6に穿設した孔30を貫通す
る軸25にカップリング24を介して一体的に連結され
ている。32は軸25にキーによって固定されて軸25
と一体的に回転する中間ギア、33は中間ギア32と噛
合する伝達ギアで、支持板26とフレーム6に固定され
たブラケット34との間に横架された軸36に軸受35
を介して回転自在に支持されている。37は前記伝達ギ
ア33と噛合する仲介ギアであって、版胴1の他方の端
軸1aに固定された版胴ギア38に固定されており、版
胴ギア38と一体的に回転する。これら両中間ギア1
5,32、両軸16,25、トーションバー22、伝達
ギア33および版胴ギア38が、後述するように版胴1
に回転力を付与する補助駆動系を構成する。
図示を省略した原動機によって回転駆動すると、図4に
実線で示す方向の回転が各ギアに伝達される。すなわ
ち、圧胴ギア10の回転は、ゴム胴ギア11に伝達さ
れ、さらに版胴ギア13に伝達されて主駆動系が駆動さ
れるとともに、ゴム胴サブギア12,中間ギア15に伝
達され、軸16、トーションバー22および軸25を介
して中間ギア32に伝達されて伝達ギア33を介して一
方の版胴ギア38に伝達されて補助駆動系が駆動され
る。このとき、両版胴ギア13,38は回転方向および
回転速度が同じとなるように、主駆動系および補助駆動
系を形成する各ギアの歯数が設定されている。
トーションバー22は、図4に示すように、中間ギア3
2側の他端部側が一点鎖線で示す矢印A方向、すなわち
中間ギア15からの回転伝達によるトーションバー22
の回転方向(図中実線で示す)と同じ方向にねじりを加
えた状態で両軸16,25にカップリング23,24に
よって連結されている。
32には、回転方向Aと反対方向の破線で示す矢印B方
向の反力がトーションバー22から付与されるので、中
間ギア32と噛合して図中実線で示す方向に回転伝達さ
れる伝達ギア33には、回転伝達方向と反対方向の破線
で示す方向の制動が作用し、伝達ギア33と仲介ギア3
7を介して噛合する版胴ギア30にも図中実線方向で示
す回転伝達方向と反対方向の破線で示す方向の回転力が
作用する。
を介して版胴1の他方側の主駆動系の版胴ギア13に実
線で示す回転伝達方向と反対方向の回転力がかかり、こ
れと噛合するゴム胴ギア11にも回転伝達方向と反対方
向の回転力がかかることになる。したがって、この回転
伝達方向と反対方向の回転力が作用する主駆動系におい
て、圧胴ギア10からゴム胴ギア11に回転伝達する
際、およびゴム胴ギア11から版胴ギア13に回転伝達
する際、図中D点およびE点における両ギア10,11
間および両ギア11,13間の噛み合いは、回転方向に
対して常時同じ側の歯面どうしで、しかも歯面どうしが
圧接された状態となる。
ア11,13間で回転の伝達が行われる際に両ギア間に
設けられたバックラッシュによるがたの発生が抑制され
て、印刷時にバックラッシュに起因するギヤ目の発生が
防止され、印刷不良が防止されるとともに、振動が低減
しかつ騒音が低下する。また、バックラッシュによるが
たの発生を抑制するのに、補助駆動系を主駆動系と版胴
1等の胴群をはさんで反対側に設けたことにより、例え
ば実公平3−24357号公報に開示された構造の印刷
機のように、版胴ギアを軸方向に移動させることにより
版を天地方向へ見当調整する見当調整装置が設けられ、
スペース上主駆動系側に補助駆動系が設けることができ
ないときにも適用が可能となる。
印刷機の胴の配列を展開して示す側面図である。同図に
おいて、上述した図1に示す従来技術において説明した
同一または同等の部材については同一の符号を付して詳
細な説明は適宜省略する。3は印刷時にゴム胴2と周面
を対接する圧胴であって、両フレーム5,6に嵌着され
た軸受9を介して左右の端軸3a,3bが回転自在に支
持され、他方の端軸3aのフレーム6からの突出端部に
別の圧胴ギア41が固定されている。
あって、ベベルギア47にボルトによって固定されてい
る。ベベルギア47は軸45に軸着されており、軸45
はフレーム6に図示を省略したブラケットを介して固定
された支持板43と支持部材44にそれぞれ嵌着された
軸受を介して回転自在に支持されている。48はベベル
ギア47と噛合するベベルギアであって、フレーム6に
固定された支持板50と前記支持部材44に嵌着された
軸受を介して一端部と中央部とが回転自在に支持され、
フレーム6と平行に延在する軸49の一端側に軸着され
ている。
向に延在するトーションバーであって、一端部をカップ
リング51を介して軸49の他端部に一体的に連結され
ている。このトーションバー52の他端は、軸56の他
端部にカップリング53を介して一体的に連結されてい
る。軸56は、その一端部と中央部とが、支持板50お
よびフレーム6に図示を省略したブラケットを介して固
定された支持部材55にそれぞれ嵌着された軸受を介し
て回転自在に支持されている。
ギアであって、両端部を支持板43と支持部材55に嵌
着された軸受を介して回転自在に支持された軸58に軸
着されたベベルギア57が噛合している。59は軸58
の支持板43から突出した端部に軸着された中間ギアで
あって、版胴ギア38に固定された仲介ギア60が噛合
している。これら圧胴ギア41、両中間ギア42,5
9、ベベルギア47,48,54,57、両軸49,5
6、トーションバー52、仲介ギア60および版胴ギア
38によって補助駆動系が構成されている。
図示を省略した原動機によって回転駆動すると、上述し
た第1の実施の形態と同様に圧胴ギア10の回転は、主
駆動系のゴム胴ギア11に伝達され、さらに版胴ギア1
3に伝達される。同時に、圧胴ギア10の回転は圧胴3
を介して補助駆動系に伝達される。すなわち、圧胴3と
一体に回転する他方の圧胴ギア41に伝達され、中間ギ
ア42、ベベルギア47,48、軸49を介してトーシ
ョンバー52に伝達され、さらに軸56、ベベルギア5
4,57、中間ギア59および仲介ギア60を介して版
胴ギア38に伝達される。
ング53側がトーションバー52の回転伝達方向にねじ
りがくわえられた状態で、カップリング51,53によ
って両軸49,56に連結されている。このような構成
とすることにより、トーションバー52から回転伝達方
向の下流側の各ギアに回転伝達方向と反対方向のトーシ
ョンバー52の反力が作用し、版胴1に回転伝達方向と
反対方向の回転力が付与される。したがって、この版胴
1の制動により、上述した第1の実施の形態と同様に、
主駆動系の版胴ギア13に回転伝達方向と反対方向の回
転力がかかり、これと噛合するゴム胴ギア11にも回転
伝達方向と反対方向の回転力がかかる。このため、両ギ
ア10,11間および両ギア11,13間で回転の伝達
が行われる際に両ギア間に設けられたバックラッシュに
よるがたの発生が抑制され、印刷不良が防止されるとと
もに、振動が低減しかつ騒音が低下する。
かけるための手段としてトーションバー22,52を用
いたが、これに限定されず、ねじりコイルばねを用いて
もよく、要はねじりを付与する弾性部材であればよい。
また、版胴1に回転力をかけたが、胴群の構成によって
は、他の胴に回転力をかけるようにしてもよい。また、
補助駆動系を主駆動系と胴をはさんで反対側に設けた
が、主駆動系側に設けてもよい。
に駆動装置からの駆動を伝達する複数の駆動歯車からな
る主駆動系と、この主駆動系から分岐し前記複数の胴の
うちの1つを駆動する補助駆動系とが備えられ、前記補
助駆動系に前記主駆動系の回転駆動とは逆方向の回転力
を付与する回転力付与手段を設けたことにより、主駆動
系において回転の伝達が行われる際にバックラッシュに
よるがたの発生が規制されて、印刷不良が防止されると
ともに、振動が低減しかつ騒音が低下する。
動系とを胴の両端のそれぞれに設けたことにより、スペ
ース上主駆動系側に補助駆動系が設けることができない
ときにも適用が可能となる。
す側面図である。
系側の正面図である。
動系側の正面図である。
の歯車伝導装置の各歯車の伝達回転方向と制動方向を説
明するためのモデル図である。
ける胴の配列を展開して示す側面図である。
1…ゴム胴ギア、12…ゴム胴サブギア、13,38…
版胴ギア、22,52…トーションバー。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の胴がこれらの各胴に設けられた歯
車により駆動連結されている印刷機において、前記胴に
駆動装置からの駆動を伝達する複数の駆動歯車からなる
主駆動系と、この主駆動系から分岐し前記複数の胴のう
ちの1つを駆動する補助駆動系とが備えられ、前記補助
駆動系に前記主駆動系の回転駆動とは逆方向の回転力を
付与する回転力付与手段を設けたことを特徴とする印刷
機。 - 【請求項2】 請求項1記載の印刷機において、主駆動
系と補助駆動系とを胴の両端のそれぞれに設けたことを
特徴とする印刷機。 - 【請求項3】 請求項2記載の印刷機において、回転力
付与手段が胴の軸と平行に設けられていることを特徴と
する印刷機。 - 【請求項4】 請求項2記載の印刷機において、回転力
付与手段が胴の軸と直交する方向に設けられていること
を特徴とする印刷機。 - 【請求項5】 請求項1記載の印刷機において、主駆動
系と補助駆動系との間にトーションバーを介在させたこ
とを特徴とする印刷機。 - 【請求項6】 請求項1記載の印刷機において、主駆動
系によって駆動され、補助駆動系の回転力付与手段によ
って前記主駆動系の回転駆動とは逆方向の回転力を付与
される胴を版胴としたことを特徴とする印刷機。
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