JP5389406B2 - まくらを備えた印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、まくらを備えた印刷機に関する。
互いに回転する印刷機の胴やローラは曲げ振動と回転振動を生成する。曲げ振動の原因は胴溝であり、胴溝上の回転により半径方向力が突然低下した後、再び増大する。このような干渉効果は、いわゆる溝衝撃(Kanalschlag)として知られている。回転振動にはさまざまな原因があり得る。考えられる原因の1つとしては、復元トルクの周期的な増減が挙げられる。復元トルクは、互いに回転する両方の胴のうちの一方に張られたゴムブランケットの伸縮作用によって生成される。ゴムブランケットが他方の胴の胴溝から外に出たとき、ゴムブランケットは粘弾性的に挙動し、その際、復元トルクを生成する力成分を生じさせる。考えられる原因のもう1つとしては、「トゥルー・ローリング」との呼び名で知られる作用が挙げられる。すなわち、互いに回転する両方の胴が協働して形成されるローラ間隙では、一方の胴の硬質な円周表面と他方の胴のゴム弾性的な円周表面との間のトルク伝達比の差の結果として生じる接線方向力が働く。この接線方向力はねじりモーメントを生成し、このねじりモーメントは胴溝上の回転により一時的に消滅することによって回転振動を引き起す。結局、互いに噛み合う胴の駆動歯車のいわゆる回転数によっても回転振動が生じることがある。
曲げ振動と回転振動は、印刷像において視認できる不良を引き起す。
振動の励起に対処するために、互いに回転する胴にまくらを備え付けることが知られている。このようなまくらは、大きい力で互いに押圧されることで溝衝撃を受容する支持リングである。まくらは、通常、互いに回転することによって回転振動を最小限に抑えるか、あるいは、各胴の円周面間の相対運動が干渉しないように伝達する回転リングでもある。
しかし、支持リングとしても回転リングとしても機能する通常のまくらは、欠点も有する。このようなまくらは、まくらを備えた互いに回転する胴の各回転軸間の間隔が変化しないという状態を生み出す。しかし特定の適用例においては、このような軸間距離が変更されること、及びこれに伴う各胴間のローラ押圧力が変更されることが望ましい場合がある。それは、例えば胴がアニロックス式インキ装置のスクリーンローラ及びインキ着けローラであるような場合である。スクリーンローラとインキ着けローラとの間のローラ押圧力を変化させることにより、スクリーンローラからインキ着けローラへ移される印刷インキの量を、例えば印刷速度に依存して変えるのが好ましい。
この問題を解決するために、特許文献1では、まくらを支持ディスクで置き換えることが提案されている。この支持ディスクは長方形または台形であってもよく、回転軸受を介してスクリーンローラ及びインキ着けローラのジャーナル上に回転可能に支持されている。更に、スクリーンローラ及びインキ着けローラは、回転可能な偏心軸受を介して機械フレームの壁に支持されている。両方のローラの各支持ディスク間には、両方のローラの軸間距離を変更するための手段として、楔形をした支持要素が配置されている。楔形の支持要素は、支持ディスクと支持ディスクに連結されたローラとを互いに押し離すように変位可能である。
各支持ディスクは楔形の支持要素を介して間接的に互いに押圧されているので、曲げ振動は抑制される。しかし、支持ディスクは互いに回転しないので、回転振動を抑制することはできない。
特許文献2には、ジャーナル上に着座する玉軸受の外輪によって構成された支持ディスクを使用することが記載されている。これらの外輪の各々は、胴の軸間距離の調節を可能にする三日月形の偏心領域を有する。これらの外輪は、印刷動作中に常時その対向リングの上で回転する回転リングではなく、胴の軸間距離を調節するという目的のためだけに一時的に回転する。
特許文献3には、互いに回転する胴が異なるモータによって駆動され、かつ各リングが互いに支持されている印刷機が記載されている。これらのリングはジャーナル上に回転可能に支持されているため、各リングを介してトルクが各ジャーナルに伝達可能ではない。各リングは各胴に回転不能に連結されているわけではないので、前述したリングは本来の意味におけるまくらではない。前述したリングは、一方のモータから他方のモータへ望ましくないトルクが伝達することを防ぐ役割を果たす。
独国特許出願公開第102005014255A1号明細書 欧州特許出願公開第0659554B1号明細書 独国特許出願公開第19501243C5号明細書
本発明は、回転体(胴またはローラ)間で生じる押圧力の調節に関して好適であり、かつ、回転体の曲げ振動及び回転振動を防止あるいは少なくとも低減することに関して好適な構造を有する印刷機を提供することを目的とする。
この目的は、請求項1の特徴部を有する印刷機によって達成される。本発明による印刷機は、第1のまくらを備えた第1の回転体と、軸を備えた第2の回転体と、を含み、軸上には第2のまくらが偏心して支持されており、第2のまくらは、第1のまくらと回転接触しているとともに第2の回転体と相対的に回転するように連結されている。
本発明によるまくらは、大きな力で互いに押圧され、回転体の胴溝の溝衝撃を受容できる支持リングであるだけでなく、印刷動作時に互いに回転して回転振動を最小限に抑えるか、あるいは、回転体の円周面間の相対運動が干渉しないように伝達する回転リングでもある。本発明に係る印刷機のまくらによれば、曲げ振動により引き起される問題だけでなく、回転振動によって引き起される問題も防止され、あるいは少なくとも最小限に抑えられる。第2のまくらが第2の回転体と同心状にではなく、第2の回転体に対して相対的に軸平行にずれた状態で第2の回転体の軸上に支持されていることにより、各回転体間で生じる押圧力の調節が可能になるという利点がある。第2のまくらと第2の回転体とが相対的に回転するように連結することにより、これら両方の部材間でトルク伝達が行われる。
従属請求項には好適な更なる態様が記載されており、以下に短く説明する。
1つの更なる態様では、第2のまくらは偏心ブッシュを有する軸受を介して軸上で支持されている。この場合、軸受は、軸上で偏心ブッシュを支持するための第1の回転軸受と、偏心ブッシュ上で第2のまくらを支持するための第2の回転軸受とを有することができる。この偏心ブッシュは、第2の回転体に対して相対的に第2のまくらを位置調節する役割を果たす。偏心ブッシュの回転により、第2のまくらの回転軸と第2の回転体の回転軸との間の偏心領域の状態を調整することにより、両方の回転体間で生じる押圧力を調整することができる。両方の回転軸受は回転軸受として構成されていてもよく、そのうち内側の回転軸受は第2の回転体の軸と偏心ブッシュとの間に配置されており、外側の回転軸受は偏心ブッシュと第2のまくらの間に配置されている。
他の更なる態様では、第2のまくらと第2の回転体とは半径方向調整用の調整継手を介して互いに連結されている。第2のまくらの回転軸及び第2の回転体の回転軸に関して横方向に可動なこの継手は、これら両方の回転体の間のずれを調整する機能を果たし、前述した、第2のまくらと第2の回転体とが相対的に回転するような連結を引き起す。このとき調整継手は、第2のまくらを第2の回転体と回転不能に連結するための連行継手であってもよい。連行継手を介して、第2の回転体の回転運動が第2のまくらへ伝達される。継手は例えば十字状の板を持つ(オルダム)継手または十字状のスリットを持つ継手と同様に構成されていてもよく、それに応じて、半径方向に延びるスリットと、これに係合する爪あるいはキャリアボルトとを有する。スリットは第2のまくらに刻設されていてもよく、爪あるいはキャリアボルトは第2の回転体に配置されていてもよい。これを入れ替えた爪及びスリットの配置も同じく可能である。継手の他の構成では、第2のまくら及び第2の回転体は、平行クランク継手(シュミット継手)のクランクと同様に構成された連結器を介して互いにリンク連結されている。このような連結器を介して、第2の回転体のトルクが第2のまくらへ伝達される。半径方向の調整は、回転継手を中心とする連結器の揺動運動という形態で行われる。
他の更なる態様では、調整継手は摩擦継手である。
他の更なる態様では、第1の回転体はばねによってばね作用を受けながら支持されている。このばねは、第1の回転体を第2の回転体の方へと押圧するか、または引っ張る。
他の更なる態様では、第1の回転体はインキ着けローラであり、第2の回転体はスクリーンローラである。これら両方の回転体は、印刷機のアニロックス式インキ装置のインキ装置ローラである。
本発明に係る印刷機は、第1のまくらを備えた第1の回転体と、軸を備えた第2の回転体と、を含み、軸上には第2のまくらが偏心して支持されており、第2のまくらは、第1のまくらと回転接触しているとともに第2の回転体と相対的に回転するように連結されている。第2のまくらが第2の回転体と同心状にではなく、第2の回転体に対して相対的に軸平行にずれた状態で第2の回転体の軸上に支持されていることで、各回転体間で生じる押圧力の調節が可能になる。更に、第2のまくらが第1のまくらと回転接触しているとともに第2の回転体と相対的に回転するように連結されていることで、曲げ振動により引き起される問題だけでなく、回転振動によって引き起される問題も防止され、あるいは少なくとも最小限に抑えられる。従って、回転体(胴またはローラ)間で生じる押圧力の調節に関して好適であり、かつ、回転体の曲げ振動及び回転振動を防止あるいは少なくとも低減することに関して好適な構造を有する印刷機を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2には印刷機1が部分的に示されている。この部分図は、印刷機1のアニロックス式インキ装置2を示している。アニロックス式インキ装置2は、インキ着けローラ3.1と、インキ着けローラ3.1に当接するスクリーンローラ3.2とを含んでいる。インキ着けローラ3.1は版胴4に当接させることが可能で、かつ離れさせることが可能なように支持されている。スクリーンローラ3.2には、ドクター7を備えたインキつぼ6が付属している。圧胴と、印刷動作時に版胴4及び圧胴に当接するブランケット胴とが同様に設けられているが、図面には示されていない。
スクリーンローラ3.2の両側には、スクリーンローラ3.2の軸9上に配置された軸受8が位置している。各軸受8は、偏心ブッシュ10と、第1の回転軸受11と、第2の回転軸受け12とを含んでいる。偏心ブッシュ10は、偏心ブッシュ10の外周に対して同心状ではない穴を有する。各軸受8の両方の回転軸受11、12は、回転軸受として構成されている。第1の回転軸受11は軸9上に着座し、偏心ブッシュ10は第1の回転軸受11上に着座し、第2の回転軸受12は偏心ブッシュ10上に着座している。偏心ブッシュ10を回転させるためのアクチュエータ13は電気モータとして構成されている。アクチュエータ13は、ウォームギアを介して偏心ブッシュ10と連結されており、ウォームギアの螺旋状歯部14はアクチュエータ13のモータ軸によって構成され、モータ軸のナット15は偏心ブッシュ10に相対的に回転するように連結されている。
軸受16が、インキ着けローラ3.1を版胴4及びスクリーンローラ3.2へ当接させたり、これらから離れさせたりすることを可能にする。軸受16は、内部でインキ着けローラ3.1が回転可能に支持された環状のカム17を含んでいる。カム17は、第1の支持ロール18.1と、第2の支持ロール18.2と、第3の支持ロール18.3との間に挟み込まれている。第2の支持ロール18.2は、版胴4の回転軸とインキ着けローラ3.1の回転軸とを互いに結んだ仮想的な中心線の延長線上に位置している。第3の支持ロール18.3は、インキ着けローラ3.1とスクリーンローラ3.2との共通の中心線の延長線上に位置している。第3の支持ロール18.3はばね19によって付勢されており、このばね力の作用方向は第1の支持ロール18.1と第2の支持ロール18.2との間を向いている。空気圧式の作業シリンダの形態であるアクチュエータ20が、ローラを当接させたり離したりする際にカム17を回すために、連結棒を介してカム17と連結されている。
図2から明らかなように、インキ着けローラ3.1はその両端部の各々に第1のまくら22.1を有する。スクリーンローラ3.2の両端部には、第2のまくら22.2がそれぞれ取り付けられている。軸受16(図1参照)は二重に作られており、すなわち、印刷機1の駆動側と操作側にそれぞれ1つずつ設けられている。軸受16のばね19は、第1のまくら22.1を第2のまくら22.2に向かって押圧する。このとき各カム17は、第2の支持ロール18.2及び第3の支持ロール18.3と円周側で接触しているが、第1の支持ロール18.1とはもう接触していない。両方の回転体(インキ着けローラ3.1、スクリーンローラ3.2)の間でまくらとの接触が成立しているとき、第1の支持ロール18.1とカム17の間には空隙33がある。図1に関して時計回りに行われるカム17の回転によって、カム17の円周側の突起34が第1の支持ロール18.1と対向する位置に達し、それによってカム17と第1の支持ロール18.1とが接触する。この回転により、インキ着けローラ3.1がスクリーンローラ3.2から離れることで、インキ着けローラ3.1の第1のまくら22.1がスクリーンローラ3.2の第2のまくら22.2から離れる。
第2のまくら22.2の各々は、調整継手23を介してスクリーンローラ3.2と連結されている。各調整継手23は、第2のまくら22.2の回転軸31とスクリーンローラ3.2の回転軸32との間の半径方向のずれあるいは偏心度eを調整するための継手であるだけでなく、スクリーンローラ3.2からまくら22.2へトルクを伝達するための連行継手(Mitnehmerkupplung)でもある。各調整継手23は、第1の連結箇所24.1と、直径方向に配置された第2の連結箇所24.2とを含んでいる。連結箇所24.1、24.2は連結器25を含んでおり、連結器25は、一方の端部で第1の回転継手26.1を介してスクリーンローラ3.2と連結されているとともに、他方の端部では第2の回転継手26.2を介して第2のまくら22.2と連結されている。
スクリーンローラ3.2は、機械フレームの側壁35に取り付けられたローラロック27において回転軸受を介して回転可能に支持されている。スクリーンローラ3.2は、第1の継手半体29.1と第2の継手半体29.2とを含む継手28を介して、歯車30と相対的に回転するように連結されている。歯車30及び継手28を介して、スクリーンローラ3.2は回転駆動される。継手28はかみあい継手として構成されており、第1の継手半体29.1はスクリーンローラ3.2の軸端に配置されており、第2の継手半体29.2は軸に配置されており、この軸を介して歯車30は側壁35の一方で回転可能に支持されている。
図示したシステムは次のように機能する。
すなわち、インキ着けローラ3.1がスクリーンローラ3.2に当接することで第1のまくら22.1は第2のまくら22.2に当接し、ゴム弾性的であるとともに例えば張り渡されたブランケットによって構成されるインキ着けローラ3.1の円周面は、比較的硬いスクリーンローラ3.2の円周面によって押圧されるため、両方のローラ3.1、3.2によって協働して形成される押圧間隙では、接触ライン幅bを有するいわゆる接触ラインが形成される。接触ライン幅bは可変であるのが好ましく、そのため、接触ライン幅bを変えることによってスクリーンローラ3.2からインキ着けローラ3.1へ移される印刷インキの量を調整することができる。
接触ライン幅bを広げるために、各軸受8の偏心ブッシュ10が回転し、その回転の結果、スクリーンローラ3.2の各第2のまくら22.2がインキ着けローラ3.1の第1のまくら22.1から離れるようにされる。その様子を明示するために、図3(a)及び3(b)では、第2のまくら22.2の外側輪郭が二点鎖線で図示されるとともに、スクリーンローラ3.2の円周線が第2のまくら22.2の円周線からはみ出す円周領域が、ハッチングによって強調されている。図3(a)及び3(b)に関して時計と反対回りに行われる偏心ブッシュ10の回転により、前述のハッチングを施した円周領域がインキ着けローラ3.1に向かって、あるいは両方のローラ3.1、3.2によって協働して形成されるローラ間隙に向かって変位すると、結果として接触ライン幅bが増大し、その様子は図3(a)及び3(b)を互いに比べてみると判る。図3(a)には、両方のローラ3.1及び3.2の間の押圧力及びこれに伴う接触ライン幅bが調節される前の初期位置が示されており、図3(b)にはそのような調節後の状態が示されている。換言すれば、調節中に、第2のまくら22.2の周囲線がスクリーンローラ3.2の周囲線よりも後方に延びている三日月形の領域がインキ着けローラ3.1の方向へ回転し、このとき、ばね19は第1のまくら22.1を第2のまくら22.2と接触したままに保つ。調節中にこのようなまくら接触を維持するために、ばね19は第1のまくら22.1を、この第1のまくら22.1としっかり連結されたインキ着けローラ3.1とともにスクリーンローラ3.2の方向へ押し、それによって両方のローラ3.1、3.2の間のローラ押圧力及びこれに伴う接触ライン幅bが増加する。当然のことながら、これと反対向きに、すなわち時計回りに行われる偏心ブッシュ10の回転により、両方のローラ3.1、3.2の間の押圧力が減少し、その結果として接触ライン幅bが減少する。
調節中に第1のまくら22.1と、第2のまくら22.1と、第2のまくら22.2との間の接触を維持して一定に保つことを可能とするには、まくら22.1、22、2に支持されている両方の回転体(インキ着けローラ3.1、スクリーンローラ3.2)の一方がばね作用により、または可撓性を有するように支持されていることが必要である。図面に示した例では、インキ着けローラ3.1はばね19によって可撓性を有するように支持されている。あるいはこれに代えて、スクリーンローラ3.2が可撓性を有するように支持されていてもよい。
図4及び図5に示す実施形態は、調整継手23が他の継手で置き換えられていることのみが図1及び図2の実施形態と異なっている。他の継手は、スクリーンローラ3.2から第2のまくら22.2へのトルク伝達と半径方向の調整がスクリーンローラ3.2と各第2のまくら22.2との摩擦連結によって具体化されている。そのためにスクリーンローラの平坦面には、まくらの平坦面に対して滑りが小さい状態で摩擦接触する環状の摩擦ライニング36が取り付けられている。
アニロックス式インキ装置を示す図である。 図1に示すアニロックス式インキ装置の側面図である。 図1及び図2に示すアニロックス式インキ装置のスクリーンローラとインキ着けローラとの間における押圧力の種々の調節を示す図である。 図1に示すアニロックス式インキ装置の変形例である。 図1に示すアニロックス式インキ装置の変形例である。
符号の説明
1 印刷機
2 アニロックス式インキ装置
3.1 インキ着けローラ
3.2 スクリーンローラ
4 版胴
6 インキつぼ
7 ドクター
8 軸受
9 軸
10 偏心ブッシュ
11 第1の回転軸受
12 第2の回転軸受
13 アクチュエータ
14 螺旋状歯部
15 ナット
16 軸受
17 カム
18.1 第1の支持ロール
18.2 第2の支持ロール
18.3 第3の支持ロール
19 ばね
20 アクチュエータ
21 連結棒
22.1 第1のまくら
22.2 第2のまくら
23 調整継手
24.1 第1の連結箇所
24.2 第2の連結箇所
25 連結器
26.1 第1の回転継手
26.2 第2の回転継手
27 ローラロック
28 継手
29.1 第1の継手半体
29.2 第2の継手半体
30 歯車
31 回転軸
32 回転軸
33 空隙
34 突起
35 側壁
36 摩擦ライニング
e 偏心度
b 接触ライン幅

Claims (8)

  1. 第1のまくら(22.1)を備えた第1の回転体(3.1)と、軸(9)を備えた第2の回転体(3.2)と、を含む印刷機(1)であって、
    前記軸(9)上には第2のまくら(22.2)が偏心して支持されており、該第2のまくら(22.2)は、前記第1のまくら(22.1)と回転接触しているとともに、前記第2の回転体(3.2)から該第2のまくら(22.2)へトルクを伝達することにより前記第2の回転体(3.2)と共に回転するように連結されている、
    印刷機。
  2. 前記第2のまくら(22.2)は、偏心ブッシュ(10)を有する軸受(8)を介して前記軸(9)上で支持されている、請求項1に記載の印刷機。
  3. 前記軸受(8)は、前記軸(9)上で前記偏心ブッシュ(10)を支持するための第1の回転軸受(11)と、該偏心ブッシュ(10)上で前記第2のまくら(22.2)を支持するための第2の回転軸受(12)と、を有する、請求項2に記載の印刷機。
  4. 前記第2のまくら(22.2)と前記第2の回転体(3.2)とは、半径方向調整用の調整継手(23)を介して互いに連結されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷機。
  5. 前記調整継手(23)は、前記第2のまくら(22.2)を前記第2の回転体(3.2)と回転不能に連結するための連行継手である、請求項4に記載の印刷機。
  6. 前記調整継手(23)は摩擦継手である、請求項4に記載の印刷機。
  7. 前記第1の回転体(3.1)は、ばね(19)によってばね作用を受けながら支持されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の印刷機。
  8. 前記第1の回転体(3.1)はインキ着けローラであり、前記第2の回転体(3.2)はスクリーンローラである、請求項1から7のいずれか1項に記載の印刷機。
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