JPH1052747A - ダイカストマシンの射出制御方法および装置 - Google Patents

ダイカストマシンの射出制御方法および装置

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JPH1052747A
JPH1052747A JP21086996A JP21086996A JPH1052747A JP H1052747 A JPH1052747 A JP H1052747A JP 21086996 A JP21086996 A JP 21086996A JP 21086996 A JP21086996 A JP 21086996A JP H1052747 A JPH1052747 A JP H1052747A
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JP
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injection cylinder
injection
pressure
valve
control
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JP21086996A
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Yasuo Mizunaga
康雄 水永
Seiki Tannou
清貴 反納
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一つの制御弁で、速度制御と圧力制御を容易
に行なえるダイカストマシンの射出制御方法・装置。 【解決手段】 ランアラウンド回路を有する射出シリン
ダを備え、スプールタイプの第1の制御弁によって、溶
湯が金型キャビティ内を充填完了するまでは、油圧源か
ら供給される作動油の射出シリンダへの流入量とランア
ラウンド回路から戻される作動油の射出シリンダへの流
入量の両方を同時に流量制御して射出シリンダのストロ
ークの速度制御を行ない、溶湯が金型キャビティ内を充
填完了する直前に、ランアラウンド回路に組み込まれた
急速切替えが可能な第2の制御弁を操作してランアラウ
ンド回路を閉止するとともに、射出シリンダのロッド側
室と油タンクへの通路を開放し、同時に第1の制御弁を
あらかじめ設定した開度に開いて、射出シリンダのヘッ
ド側圧力の増圧時間と保持圧の制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、射出シ
リンダとして使用される油圧シリンダを備えたダイカス
トマシンの射出制御方法および射出制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば、ダイカストマシン
の射出シリンダの油圧回路に、実公昭61−40996
号公報、特公平2−34708号公報に記載されている
流量調整弁を組み込んで使用する方法が知られている。
この流量調整弁は、1個のコンパクトな弁で低速射出用
の流量調整弁と開閉弁および高速射出用の4つの弁を兼
ね備え、比較的小さな駆動力と弁開状態保持力により、
円滑な素早い動作を行ない得るものであり、それなりに
実用価値の高いものである。
【0003】一方、従来より、ダイカストマシン等の射
出シリンダ装置には、油圧源からシリンダのヘッド側室
に供給する作動油の量を節約し、出来るだけ少ない作動
油でピストンを前進させるために、ロッド側室とヘッド
側室を結ぶランアラウンド回路を設け、前進動作時にロ
ッド側室から排出される作動油をヘッド側室へ戻し、ア
キュムレータや油圧ポンプ等の油圧源から送られてくる
作動油とともにピストンを前進させるようにしているこ
とが知られている。
【0004】そして、従来は、前記流量調整弁をランア
ラウンド回路を有する射出シリンダの油圧回路内に組み
込んで用いる場合には、後述するメータイン回路か、あ
るいはメータアウト回路としていた。図8はメータイン
回路を簡略化して示したもので、101は射出シリン
ダ、102はピストン、103はピストン102と一体
化されたピストンロッド、104はヘッド側室、105
はロッド側室、106はロッド側室105とヘッド側室
104を結んだランアラウンド回路、107はピストン
後退時に閉じておくパイロットチェック弁、108は油
圧ポンプやアキュムレータ等の油圧源である。
【0005】109は前記の実公昭61−40996号
公報等で公知の流量調整弁であり、油圧源108とヘッ
ド側室104との間に組み込まれている。この場合、シ
リンダ101の作動油導入側(ヘッド側室側)に流量調
整弁109を組み込んでいるので、メータイン回路と言
う。これに対して、図9はメータアウト回路を簡略化し
て示しており、油圧源108からヘッド側室104の間
には流量調整弁109はなく、ロッド側室105から出
たランアラウンド回路106中に流量調整弁109を設
けており、メータアウト回路という。
【0006】しかしながら、図8に示すメータイン回路
では、高速前進時に流量調整弁9の弁開度を大きくして
いるのでピストン102の動きは安定するが、低速前進
時には流量調整弁109の開度を小さくする関係上、油
圧源108の直後の作動油量を絞ることになり、低速時
には作動油圧が非常に低くなる。その結果、応答性が悪
く、ピストン102の動きや速度が不安定となる。その
対策として、図10に示すように、ランアラウンド回路
106に固定絞り弁109Sを入れることによって作動
油圧を上げることも出来るが、速度を上げようとする
と、固定絞り弁109Sの圧力損失が大きくなり、速度
を上げることが困難となる。
【0007】一方、図9のメータアウト回路では、ヘッ
ド側室104へは油圧源108の作動油圧が直接作用す
るので、ヘッド側室104の作動油圧が油圧源108の
圧力とほぼ同じになり、ダイカストマシンの射出シリン
ダ装置では、たとえば140〜210kg/cm2 のよ
うに非常に高くなる。その結果、射出充填時には非常に
高いサージ圧が発生し、バリやフラッシュ等が発生する
原因となる。
【0008】そこで、本出願人は、特願平6−9333
3号の出願において、上記の課題を解決するために、ラ
ンアラウンド回路を有する油圧シリンダへの作動油の油
圧源からの流入量とランアラウンド回路からの流入量の
両方を流量調整弁で同時に制御して油圧シリンダの速度
を制御するようにした。図11における流量調整弁11
1は、この際に使用される流量調整弁111を示してお
り、その詳細は図12に示したとおりである。
【0009】この流量調整弁111は、図12に示すよ
うに、弁スプール31をバルブボディ(マニホールド2
9)の弁室30内に摺動自在に設けた流量調整弁であっ
て、弁室30の軸線方向の一端側に入口を設け、軸線と
直角方向に出口を設け、弁室30を形成しているバルブ
ボディ(マニホールド29)の内周面の出口部に環状の
流通穴33、34を設け、弁室30の軸線方向の他端部
を弁室外と遮断した密封構造にし、弁室30内に、弁ス
プール31を軸線方向に前後進させることにより、弁ス
プール31の先端部の外周面で前記出口部を環状流通穴
33、34を開いたり閉じたりするように弁スプール3
1の外周面を弁室内周面に密封させて設け、弁スプール
31の中央部外周面には、弁スプール31の外周面外側
に設けられている貫通穴31aに連通した状態で環状の
溝32が形成されるとともに、弁スプール31によっ
て、弁室30を、入口がある第1室30aと入口がある
側とは反対側の第2室30bとに分け、弁スプール31
の外周面に近い内部で軸線方向に伸びている貫通穴31
aを設け、弁スプール31の反入口側の第2室30b外
まで軸線方向に伸びた弁軸28を弁スプール31に取り
付け、弁軸28の他端は、ボールねじ軸17と螺合する
ボールナット19と接合される。ボールねじ軸17はそ
の外側に取り付けた歯車18およびこれに噛合する歯車
14を介して、たとえばサーボモータやパルスモータな
どのモータ6により回転駆動される。
【0010】このように構成された流量調整弁111
は、運転停止時は弁スプール31が図面左方の前進限に
位置し、マニホールド29の流通穴(流入口)33、3
4と第1室30aおよび弁スプール31の溝32とは遮
断されている。この状態で低速射出開始の指令が出て、
低速射出速度の指令がなされると、その指令がモータ6
に加わり、所定角度回転され、軸13、歯車14、歯車
18を介して軸17が回転駆動され、軸17とボールナ
ット19との間に設けられたボールねじ機構が働きボー
ルナット19が後退する。ボールナット19の後退とと
もにこれと一体化されたスプール31が後退し、まず、
溝32が、たとえば油圧ユニットの供給ラインと接続さ
れた流通穴(流入口)34と連通した状態となり、流通
穴34に導入されている1次側の作動油は溝32を経由
して弁スプール31の側端側の弁室30側に流れ込み、
図示しない射出シリンダへ供給され、低速射出が開始さ
れる。このときの溝32と流通穴34との流通程度、す
なわち、作動油流量がスプール31の後退量で制御され
る。これと同様に、高速射出指令が出たときには、スプ
ール31がさらに大きく後退し、弁室30とマニホール
ド29内に設けられたもう一方の、たとえばランアラウ
ンド回路106と接続された流通穴(流入口)33とが
連通する結果、作動油流量は一挙に拡大し、この大量の
作動油を供給された射出シリンダのピストンロッドは高
速移動し、高速射出が実施される。
【0011】このように、この流量調整弁111は、1
個のコンパクトな弁で低速射出用の流量調整弁と開閉弁
および高速射出用の調整弁と開閉弁の4つの弁を同時に
兼ね備え、比較的小さな駆動力と弁開状態保持力によ
り、円滑な素早い動作を行ない得るものであり、それな
りに実用価値の高いものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな流量制御弁111では、油圧源から流入する作動油
の流量とランアラウンド回路からの戻りの作動油の流量
を同時に制御する必要があるため、バルブ構造が複雑と
なりイニシャルコストが増大するばかりでなく、流量調
整弁の量産に不適であるという問題があった。
【0013】また、前述した本出願人の既出願である特
願平6−93333号の出願においては、速度制御方法
と速度制御装置を提示しているが、速度のみを制御対象
としており、圧力制御については言及していない。しか
も、圧力制御はロッド圧制御としており、かつ、充填完
了の前後で速度制御から圧力制御へ切り替える際、速度
制御と圧力制御の手段を分けており制御対象が異なって
いるので、制御にタイムラグが生じたりして円滑に制御
の変更を行なうことが困難であり、制御が複雑で難し
い。また、流量制御弁111でランアラウンド回路10
6の流量も絞るロッド圧制御を行なうため、シリンダの
ピストン面積とロッド径の断面積との比を2:1とした
場合、50%の出力時はロッド圧が充填完了前の圧力よ
り低下しないため、ロッド圧の降下時間を制御できない
ので、射出力の増圧時間の調整ができないという難点が
ある。また、充填完了検出手段として、射出プランジャ
や射出シリンダ101のピストンロッド103位置信
号、あるいは射出シリンダ101のヘッド側室104の
圧力信号を使用する方法が既に周知であり実用化されて
いるが、位置信号を採用したとき給湯精度が悪い場合、
設定位置と実際の完了位置とのずれが大きくなるという
問題があり、ヘッド側室の圧力信号を用いた場合には、
ダイカストマシンは高速射出のためサージ圧が発生し、
圧力検出器を破損させる例が多いという問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明においては、第1の発明においては、
ランアラウンド回路を有する射出シリンダを備え、該射
出シリンダのヘッド側に接続されボールねじを介してサ
ーボモータで駆動するスプールタイプの第1の制御弁に
よって該射出シリンダへ供給する作動油の流量を制御す
るダイカストマシンの射出制御方法であって、溶湯が金
型キャビティ内を充填完了するまでは、油圧源から供給
される作動油の該射出シリンダへの流入量と該ランアラ
ウンド回路から戻される作動油の該射出シリンダへの流
入量の両方を同時に流量制御して該射出シリンダのスト
ロークの速度制御を行ない、溶湯が金型キャビティ内を
充填完了する直前に、該ランアラウンド回路に組み込ま
れた急速切替えが可能な第2の制御弁を操作して該ラン
アラウンド回路を閉止するとともに、該射出シリンダの
ロッド側室と油タンクへの通路を開放し、同時に前記第
1の制御弁をあらかじめ設定した開度に調整して、該射
出シリンダのヘッド側圧力の増圧時間制御を行ない、充
填完了すると充填完了検知手段からの信号により開度を
変えてヘッド圧を保持する圧力制御を行なうようにし
た。また、第2の発明では、第1の発明における充填完
了検出信号として、射出シリンダの位置信号、射出シリ
ンダのヘッド側圧力信号、射出シリンダの速度信号、射
出シリンダの加速度信号、該位置信号または該速度信号
の演算値、のいずれかを使用するようにした。さらに、
第3の発明では、ダイカストマシンの射出制御装置は、
ランアラウンド回路を有する射出シリンダと、該射出シ
リンダに接続され油圧源を含む油圧ユニットにより作動
油を供給され蓄圧されたアキュムレータと、該射出シリ
ンダのヘッド側に接続されボールねじを介して角度検出
器付きのサーボモータで駆動するスプールタイプの第1
の制御弁と、該ランアラウンド回路を急速に開放し前記
油圧ユニットの油タンクへ作動油を逃がす第2の制御弁
と、該射出シリンダのヘッド圧を保持する絞りを設けた
ブリードオフ回路と、該射出シリンダの充填完了検出器
を備え、該射出シリンダの射出プランジャは、位置検出
器ならびに速度・加速度検出器を備えるとともに、該射
出シリンダのヘッド側およびロッド側の両方か、あるい
はヘッド側のみに設置された圧力検出器を備え、上記各
々の検出器で検知した、角度信号、位置信号、速度信
号、加速度信号、圧力信号、充填完了信号の各々を受信
してあらかじめ設定された射出プログラムに基づいて操
作信号を前記サーボモータへ発信する制御装置を具備し
た構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明においては、ランアラウン
ド回路を有する射出シリンダを備え、該射出シリンダの
ヘッド側に接続されボールねじを介してサーボモータで
駆動するスプールタイプの第1の制御弁によって該射出
シリンダへ供給する作動油の流量を制御するダイカスト
マシンの射出制御方法であって、溶湯が金型キャビティ
内を充填完了するまでは、油圧源から供給される作動油
の該射出シリンダへの流入量と該ランアラウンド回路か
ら戻される作動油の該射出シリンダへの流入量の両方を
同時に流量制御して該射出シリンダのストロークの速度
制御を行ない、溶湯が金型キャビティ内を充填完了する
直前に、該ランアラウンド回路に組み込まれた急速切替
えが可能な第2の制御弁を操作して該ランアラウンド回
路を閉止するとともに、該射出シリンダのロッド側室と
油タンクへの通路を開放し、同時に前記第1の制御弁を
あらかじめ設定した開度に開いて、該射出シリンダのヘ
ッド側圧力の増圧時間と保持圧を保つ圧力制御を行なう
ようにしたため、第1の制御弁で速度制御ばかりでなく
圧力制御も行なうことが可能になる。したがって、制御
性のよいサーボモータ駆動の第1の制御弁のみで、速度
・圧力を制御するので、リアルタイム・フィードバック
制御が可能となる。
【0016】また、溶湯が金型キャビティ内を充填完了
する直前に、ランアラウンド回路を閉じるとともに、ロ
ッド側室の作動油を油タンクへ開放することで、圧力制
御を行なう前にロッド側室圧力とヘッド側室圧力を一旦
下降させ、充填完了後にヘッド側室圧力の上昇を制御す
るので、ハーフ出力時の増圧時間も調整できる。
【0017】また、本発明では、充填完了検出手段とし
て、加速度信号(実際には減速信号)を採用した場合、
給湯精度の影響による不具合や圧力検出器の破損事故等
が解消される。
【0018】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例の詳細に
ついて説明する。図1〜図7は、本発明の実施例に係
り、図1は射出制御装置の制御構成図、図2は射出制御
装置の油圧回路図、図3は第1の制御弁の縦断面図、図
4は第2の制御弁の縦断面図、図5は他の実施例を示す
射出制御装置の油圧回路図、図6は射出成形時の射出条
件波形の比較図、図7は射出制御方法のフローシートで
ある。なお、図8〜図12は従来技術例を示したもの
で、図8は第1実施例の油圧回路図、図9は第2実施例
の油圧回路図、図10は第3実施例の油圧回路図、図1
1は第4実施例の油圧回路図、図12は従来の流量調整
弁の1実施例を示す縦断面図である。
【0019】図1に示すように、本発明のダイカストマ
シンの射出装置400は、射出シリンダ200のヘッド
側に油圧源より供給され蓄圧された作動油のアキュムレ
ータ240と接続された作動油供給回路290に、サー
ボモータ210aで駆動され詳細構造を図3に示す第1
の制御弁210を配設するとともに、射出シリンダ20
0と第1の制御弁210との間に、絞り230を介して
油タンク280へ通じるブリードオフ回路270が設け
られる。一方、射出シリンダ200のロッド側には、作
動油供給回路290に接続されるランアラウンド回路2
60が設けられるとともに、その途中にランアラウンド
回路260の作動油を油タンク280へ戻す第2の制御
弁220が配設される。そして、第1制御弁210のサ
ーボモータ210aや第2制御弁220や射出シリンダ
200のヘッド側室およびロッド側室に設置された圧力
検出器202、204や射出シリンダ200のピストン
ロッド200aに取り付けられた位置検出器(または速
度・加速度検出器)200bと接続され、各種検出信号
を入出力する制御装置250が設けられる。
【0020】図2の油圧回路300は、本発明の方法を
実施するための射出装置の油圧回路の1実施例を示し、
図1で説明した各機器のほかに、油圧源300a、制御
弁310、320、330、340、350、360、
370や逆止弁380等が組み込まれている(符号32
0、330、350はカートリッジ弁、符号310、3
40、360、370は方向切替弁である)。
【0021】図3に示すものは、第1制御弁210の1
実施例を示し、大別して駆動部110と流量制御部13
0から構成される。駆動部110においては、114は
回転量検知装置(角度検出器)を備えたサーボモータで
あり、フレーム115に取り付けたサーボモータ114
の出力軸は、カップリング116を介してボールねじ軸
117の一端部と連結される。このボールねじ軸117
にはボールねじ軸117の回転によって前後進するボー
ルナット118が螺合されており、ボールナット118
の縁端部フランジは後述する流量調整部130のスプー
ル136と連結ロッド120を介して接続され、ボール
ナット118とスプール136は一体的に前後進するよ
う構成される。駆動方式は上述のサーボモータやパルス
モータによる回転をボールねじ機構(ボールねじ軸11
7およびボールナット118)による往復動変換に限ら
ず、油圧シリンダによって直接にスプール136を前後
進させる往復動機構としてもよい。
【0022】流量調整部130においては、図3に示す
ように、後端側にフランジ134を固設した円筒状のマ
ニホールド132内に穿設された空洞部からなる弁室1
38(具体的には、前方弁室138aと後方弁室138
bで構成される)を前後進自在にスプール136が配設
されており、スプール136の前進位置では、作動油流
入口150から入った作動油はスプール136に阻まれ
て流路を遮断され、一方、スプール136の後退位置で
は、作動油流入口150と作動油排出口160とが連通
され(図3の状態)、作動油流量はスプール136の後
退移動により前方弁室138aに形成された間隙量によ
って制御される。すなわち、スプール136の後退量を
少なくすると作動油流量は小さく、後退量を大にすると
作動油流量も大になり、かつ、スプール後退量と作動油
流量とは直線比例に近似した、ある一定の関係にあるの
で、任意に作動油流量を制御できる。
【0023】スプール136には、前方弁室138aと
後方弁室138bとを連通するパイロット通路136a
が設けられるとともに、中心部にスプール136を貫通
し、かつ、前方弁室側が後方弁室側より大径の段付透孔
142が軸方向に穿設され、段付透孔142の大径およ
び小径にそれぞれ一致する大径部と小径部を有し該小径
部が該後方弁室の背後のマニホールド132に接続する
フランジ134に設けたねじ穴134cに締結された段
付ロッド140を前後進するスプール136と摺動自在
に配設した。段付ロッド140は、大径部が中間部にオ
イルシールのためのパッキン144を収納したピストン
140aであり、小径部140bは同一直径の棒状形状
をしており、内部にねじ穴134cに接続する空気抜き
穴134bと連通する空気抜き穴140cが軸方向に穿
設される。
【0024】図4は、第2制御弁220の1実施例を示
したものであり、上半分はスプール220bが右側方向
へ移動した状態(ランアラウンド回路が開通した状態)
を示し、下半分はスプール220bが左側方向へ移動し
た状態(ランアラウンド回路が閉止した状態)を示して
いる。第2制御弁220は、両側に射出シリンダ200
のロッド側作動油通路出口Lとヘッド側通路出口Hを備
えた空洞部を有するボディ220a内に軸方向進退動自
在なスプール220bを収納しており、スプール220
aは常時圧縮コイルばね220cにより図の左側方向
(前進限方向)に付勢される。一方、油圧源300aよ
り供給された作動油を、制御弁370およびチェックバ
ルブ352を経由して第2制御弁220の左方の給油室
220dへ導入することにより、前記圧縮コイルばね2
20cの付勢力およびスプール220bの右側端面に負
荷される油圧力との和である左方向力に打ち克ってスプ
ール220bを右側方向(後退限方向)に移動させる。
スプール220bが右側方向にあるときは、ロッド側作
動油通路出口Lとヘッド側通路出口Hとが連通し、スプ
ール220bが左側方向にあるときは、スプール220
bの右方の大径分がヘッド側通路出口Hを塞ぎ、ランア
ラウンド回路が遮断される。符号351はカートリッジ
カバー、符号220fはプラグである。なお、給油室2
20dとカートリッジバルブ350の間にオリフィス絞
り220eを含む回路を設けて、スプール220bの左
方移動の前進限におけるボディ220aへの衝突の衝撃
を緩和する対策を構じた。
【0025】ボディ220aの左側下方には、カートリ
ッジバルブ350が配設される。カートリッジバルブ3
50は、ボディ350a内にポペット350bを上下方
向に進退動自在に配設され、通常は、電磁弁370を励
磁して油圧源300aからの作動油をボディ350a内
に導き、ポペット350bを上方へ押圧することによ
り、給油室220dの作動油を閉止している。そして、
ランアラウンド回路を遮断状態から連通状態に復帰させ
たい場合は、電磁弁370を消磁して、カートリッジバ
ルブ350のボディ350a内のポペット350bを下
方へ下げて、供給室220d作動油をタンク側作動油通
路出口Tより排出し、スプール220bを右方へ移動さ
せる。
【0026】以上のように構成された第1制御弁210
や第2制御弁220を備えた油圧回路を有する射出装置
におけるダイカストマシンの射出制御方法の作動につい
て、以下に説明する。図7は、本発明の射出制御方法の
フローチャートを示しており、左半分は前半の速度制御
であり、右半分は後半の圧力制御を行なう。まず、図4
において、制御弁370の左方のソレノイドSOLaを
励磁し、油圧源300aから作動油をカートリッジバル
ブ350と給油室220dへ供給し、スプール220b
を右方へ移動することによって図5に示すランアラウン
ド回路260を連通状態としたうえ、当初全閉状態に保
持されていた図3の第1制御弁(スプール136が左方
前進限位置にある)210に、あらかじめ設定したプロ
グラムに基づいて開度指令を与え、低速射出指令や高速
射出指令の程度に応じて開度指令を出してサーボモータ
114に所要角度の回転指令を与えて、スプール136
が所定の位置まで後退移動する。このとき、ピストン1
40a後部の空気は空気抜き穴140cおよび空気抜き
穴134bを経由して補充される(逆に、スプール13
6が前進するときピストン140a後部の空気は空気抜
き穴140cおよび空気抜き穴134bを経由して大気
開放される)。スプール136の移動に伴って、流量調
整部130の流入口150と排出口160が連通し、作
動油は所定の開度に応じた流量で第1制御弁210を流
れ、たとえば射出シリンダ200のヘッド側室へ作動油
を供給する。射出速度に変更を与えるときには、その速
度に応じた開度に合わせてスプール136を所定の位置
に移動する。このようにして、射出シリンダ200のピ
ストンロッド200aを前進させる。
【0027】本発明に使用される第1制御弁210で
は、このようなスプール136が前進限の全閉位置以外
の開いた状態に、停電や何らかの駆動部110の故障に
起因して駆動力が0となった場合には、パイロット通路
136aによる作動油の連通により、前方弁室138a
と後方弁室138bの圧力が等しく、かつ、スプール1
36に穿設した段付透孔142の存在により前方弁室1
38aの受圧面積は後方弁室138bの受圧面積より小
さいので、スプール136の前進力が後退力に勝り、ス
プール136は自動的に前進限位置へ移動し、第1制御
弁210は全閉状態となる。したがって、従来この流量
調整弁の前後に配設していた開閉弁を省略することが可
能になる。
【0028】射出前進中、位置検出器200bに前記の
設定プログラムで与えた設定位置で第1制御弁210の
開度を随時変更し、速度を変更する。ピストンロッド2
00aが充填完了近くに近づいたとき、第1制御弁21
0の開度を絞り、ピストンロッド200aを減速させ
る。そして、位置検出器200bに与えた充填完了の直
前の位置で制御弁370をニュートラル状態(中立状
態)に戻し、カートリッジバルブ350を開いて給油室
220dの作動油を油タンク280へ戻すことによって
スプール220bを左方へ移動し、ランアラウンド回路
を閉止する。このようにして、射出充填が完了し、速度
制御を終え、圧力制御へ移る。なお、充填完了検出の信
号は、射出シリンダの位置信号、射出シリンダのヘッド
側圧力信号、射出シリンダの速度信号、射出シリンダの
加速度信号、該位置信号または該速度信号の演算値のい
ずれかを使用する。
【0029】充填完了の後の圧力制御では、あらかじめ
設定したプログラムにより第1制御弁の開度を調整し、
増圧時間制御を行なった後、弁開度を調整し、射出シリ
ンダ200の圧力を所定の圧力に設定し、制御装置25
0内のタイマで設定された加圧時間が経過して射出が完
了する。射出が完了したのち、金型キャビティ内の溶湯
の冷却固化を待って金型を開き、成形品を取り出す。図
7に示した全工程は、リアルタイム・フィードバック制
御を実施したもので、リアルタイム制御が不要の場合に
は、図7記載の注1の部分を省略してもよい。
【0030】図6は、射出成形時の射出条件波形の比較
図であり、図6(a)は本発明例、図6(b)は従来例
を示す。本発明では、溶湯が金型キャビティを充填完了
する直前に、ランアラウンド回路260を閉じるととも
に、射出シリンダ200のロッド室の作動油をタンク2
80へ開放するので、圧力制御を行なう前に、図6
(a)に示すように、ロッド圧(ロッド側室内作動油圧
力)とヘッド圧(ヘッド側室内作動油圧力)を一旦、常
圧に落として、充填完了後あらためてヘッド圧を0から
上昇する制御を行なうため、シリンダのピストン断面積
とロッド断面積の比が2:1の場合における50%射出
の出力のときでも、増圧時間の調整制御が可能となる。
これに対して、図6(b)の従来例では、ヘッド圧が充
填完了後に一旦低下しないから、50%射出出力時の増
圧時間の調整が困難である。
【0031】以上説明したように、本発明の方法によれ
ば、単一のスプールを備えた単一の簡単な構造の流量調
整弁100で、油圧ユニットの油圧源108から流入す
る作動油とランアラウンド回路106からの戻り作動油
を同時に安定して流量制御できるとともに、緊急時に自
動閉止するから、運転操作性と信頼性が向上する。ま
た、増圧後の保持圧を調整するため、絞り230を設け
たブリードオフ回路270を設けているため、第1制御
弁210で速度制御ばかりでなく、圧力制御も行なうこ
とが可能になる。したがって、制御性のよいサーボモー
タ駆動の第1制御弁210のみで、速度・圧力を制御す
るので、リアルタイム・フィードバック制御が可能とな
る。
【0032】また、溶湯が金型キャビティ内を充填完了
する直前に、ランアラウンド回路を閉じるとともに、ロ
ッド側からタンクへの道を開いてロッド側室の作動油を
油タンクへ開放することで、圧力制御を行なう前にロッ
ド側室圧力とヘッド側室圧力を一旦下降させ、充填完了
後にヘッド側室圧力の上昇を制御するので、50パーセ
ント出力時の増圧時間の調整が確保される。
【0033】また、本発明では、充填完了検出手段とし
て、加速度信号(実際には減速信号)を採用した場合、
給湯精度の影響による不具合や圧力検出器の破損事故等
が解消される。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
便容易に油圧源作動油とランアラウンド回路の戻り作動
油を同時に、安全確実に流量制御出来るばかりでなく、
サーボモータ駆動の第1制御弁のみで速度制御と圧力制
御を行なうことができる。したがって、運転操作性と運
転信頼性を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る射出制御装置の制御構成
図である。
【図2】本発明の実施例に係る射出制御装置の油圧回路
図である。
【図3】本発明の実施例に係る第1制御弁の縦断面図で
ある。
【図4】本発明の実施例に係る第2制御弁の縦断面図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例を示す射出制御装置の油圧
回路図である。
【図6】本発明の実施例に係る射出成形時の射出条件波
形の比較図である。
【図7】本発明の実施例に係る射出制御方法のフローシ
ートである。
【図8】従来の実施例に係る油圧回路図である。
【図9】従来の実施例に係る油圧回路図である。
【図10】従来の実施例に係る油圧回路図である。
【図11】従来の実施例に係る油圧回路図である。
【図12】従来の流量調整弁の1実施例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 流量調整弁 2 駆動部 3 流量調整部 6 モータ 13 軸 14 歯車 17 ボールねじ軸 18 歯車 19 ボールナット 28 弁軸 29 マニホールド 30 弁室 30a 第1室 30b 第2室 31 スプール 31a 貫通穴 32 溝 33、34 流通穴(流入口) 39 排出口 100 流量調整弁(流量制御弁) 101 射出シリンダ 102 ピストン 103 ピストンロッド 104 ヘッド側室 105 ロッド側室 106 ランアラウンド回路 107 パイロットチェック弁 108 油圧源 109 流量調整弁 109S 固定絞り弁 110 駆動部 111 流量調整弁 114、 サーボモータ(パルスモータ) 114A 油圧シリンダ 115、115A フレーム 116 カップリング 116A 連結板 117 ボールねじ軸 117a 軸受 118 ボールナット 120 連結ロッド 130 流量調整部 132 マニホールド 134 フランジ 134a ガイドブッシュ 134b 空気抜き穴 134c ねじ穴 136 スプール 136a パイロット通路 138 弁室 138a 前方弁室 138b 後方弁室 140 段付ロッド 140a ピストン 140b 小径部 140c 空気抜き穴 142 段付透孔 144 パッキン 146 パッキン 150 流入口 160 排出口 200 射出シリンダ 200a ピストンロッド 200b 位置検出器(または速度・加速度検出器) 202 圧力検出器 204 圧力検出器 210 第1制御弁 210a サーボモータ 220 第2制御弁 230 絞り 240 アキュムレータ 250 制御装置 260 ランアラウンド回路 270 ブリードオフ回路 280 油タンク 290 作動油供給回路 300a 油圧源 310 電磁弁 320 カートリッジバルブ 330 カートリッジバルブ 340 電磁弁 350 カートリッジ弁(カートリッジバルブ) 360 電磁弁 370 電磁弁 380 逆止弁 400 射出装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】しかしながら、図8に示すメータイン回路
では、高速前進時に流量調整弁109の弁開度を大きく
しているのでピストン102の動きは安定するが、低速
前進時には流量調整弁109の開度を小さくする関係
上、油圧源108の直後の作動油量を絞ることになり、
低速時には作動油圧が非常に低くなる。その結果、応答
性が悪く、ピストン102の動きや速度が不安定とな
る。その対策として、図10に示すように、ランアラウ
ンド回路106に固定絞り弁109Sを入れることによ
って作動油圧を上げることも出来るが、速度を上げよう
とすると、固定絞り弁109Sの圧力損失が大きくな
り、速度を上げることが困難となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】この流量調整弁111は、図12に示すよ
うに、弁スプール31をバルブボディ(マニホールド2
9)の弁室30内に摺動自在に設けた流量調整弁であっ
て、弁室30の軸線方向の一端側に出口を設け、軸線と
直角方向に入口を設け、弁室30を形成しているバルブ
ボディ(マニホールド29)の内周面の入口部に環状の
流通穴33、34を設け、弁室30の軸線方向の他端部
を弁室外と遮断した密封構造にし、弁室30内に、弁ス
プール31を軸線方向に前後進させることにより、弁ス
プール31の先端部の外周面で前記入口部を環状流通穴
33、34を開いたり閉じたりするように弁スプール3
1の外周面を弁室内周面に密封させて設け、弁スプール
31の中央部外周面には、弁スプール31の外周面外側
に設けられている貫通穴31aに連通した状態で環状の
溝32が形成されるとともに、弁スプール31によっ
て、弁室30を、出口がある第1室30aと出口がある
側とは反対側の第2室30bとに分け、弁スプール31
の外周面に近い内部で軸線方向に伸びている貫通穴31
aを設け、弁スプール31の反出口側の第2室30b外
まで軸線方向に伸びた弁軸28を弁スプール31に取り
付け、弁軸28の他端は、ボールねじ軸17と螺合する
ボールナット19と接合される。ボールねじ軸17はそ
の外側に取り付けた歯車18およびこれに噛合する歯車
14を介して、たとえばサーボモータやパルスモータな
どのモータ6により回転駆動される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】このように構成された流量調整弁111
は、運転停止時は弁スプール31が図面左方の前進限に
位置し、マニホールド29の流通穴(流入口)33、3
4と第1室30aおよび弁スプール31の溝32とは遮
断されている。この状態で射出開始の指令が出て、射出
速度の指令がなされると、その指令がモータ6に加わ
り、所定角度回転され、軸13、歯車14、歯車18を
介して軸17が回転駆動され、軸17とボールナット1
9との間に設けられたボールねじ機構が働きボールナッ
ト19が後退する。ボールナット19の後退とともにこ
れと一体化されたスプール31が後退し、溝32が、た
とえば油圧ユニットの供給ラインと接続された流通穴
(流入口)34と連通した状態となり、流通穴34に導
入されている1次側の作動油は溝32を経由して弁スプ
ール31の側端側の弁室30側に流れ込み、図示しない
射出シリンダへ供給され、また、弁室30とマニホール
ド29内に設けられたもう一方の、たとえばランアラウ
ンド回路106と接続された流通穴(流入口)33とが
連通する結果、射出が開始される。このときの溝32と
流通穴34との流通程度、すなわち、スプール31の後
退量で作動油流量が制御される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランアラウンド回路を有する射出シリン
    ダを備え、該射出シリンダのヘッド側に接続されボール
    ねじを介してサーボモータで駆動するスプールタイプの
    第1の制御弁によって該射出シリンダへ供給する作動油
    の流量を制御するダイカストマシンの射出制御方法であ
    って、 溶湯が金型キャビティ内を充填完了するまでは、油圧源
    から供給される作動油の該射出シリンダへの流入量と該
    ランアラウンド回路から戻される作動油の該射出シリン
    ダへの流入量の両方を同時に流量制御して該射出シリン
    ダのストロークの速度制御を行ない、 溶湯が金型キャビティ内を充填完了する直前に、該ラン
    アラウンド回路に組み込まれた急速切替えが可能な第2
    の制御弁を操作して該ランアラウンド回路を閉止すると
    ともに、該射出シリンダのロッド側室と油タンクへの通
    路を開放し、 同時に前記第1の制御弁をあらかじめ設定した開度に調
    整して、該射出シリンダのヘッド側圧力の増圧時間制御
    を行ない、充填完了すると充填完了検知手段からの信号
    により開度を変えてヘッド圧を保持する圧力制御を行な
    うダイカストマシンの射出制御方法。
  2. 【請求項2】 充填完了検出信号として、射出シリンダ
    の位置信号、射出シリンダのヘッド側圧力信号、射出シ
    リンダの速度信号、射出シリンダの加速度信号、該位置
    信号または該速度信号の演算値、のいずれかを使用した
    請求項1記載のダイカストマシンの射出制御方法。
  3. 【請求項3】 ランアラウンド回路を有する射出シリン
    ダと、該射出シリンダに接続され油圧源を含む油圧ユニ
    ットにより作動油を供給され蓄圧されたアキュムレータ
    と、該射出シリンダのヘッド側に接続されボールねじを
    介して角度検出器付きのサーボモータで駆動するスプー
    ルタイプの第1の制御弁と、該ランアラウンド回路を急
    速に開放し前記油圧ユニットの油タンクへ作動油を逃が
    す第2の制御弁と、該射出シリンダのヘッド圧を保持す
    る絞りを設けたブリードオフ回路と、該射出シリンダの
    充填完了検出器を備え、 該射出シリンダの射出プランジャは、位置検出器ならび
    に速度・加速度検出器を備えるとともに、該射出シリン
    ダのヘッド側およびロッド側の両方か、あるいはヘッド
    側のみに設置された圧力検出器を備え、 上記各々の検出器で検知した、角度信号、位置信号、速
    度信号、加速度信号、圧力信号、充填完了信号の各々を
    受信してあらかじめ設定された射出プログラムに基づい
    て操作信号を前記サーボモータへ発信する制御装置を具
    備したダイカストマシンの射出制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004016373A1 (ja) * 2002-08-14 2004-02-26 Ube Machinery Corporation, Ltd. 射出成形制御方法及びその制御装置
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