JPH1052663A - 特にペーパ又はボール紙製の走行する材料ウェブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間接的に塗布する装置並びに方法 - Google Patents

特にペーパ又はボール紙製の走行する材料ウェブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間接的に塗布する装置並びに方法

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JPH1052663A
JPH1052663A JP9121868A JP12186897A JPH1052663A JP H1052663 A JPH1052663 A JP H1052663A JP 9121868 A JP9121868 A JP 9121868A JP 12186897 A JP12186897 A JP 12186897A JP H1052663 A JPH1052663 A JP H1052663A
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Zygmunt Madrzak
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Voith Sulzer Papiermaschinen GmbH
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    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/22Addition to the formed paper
    • D21H23/32Addition to the formed paper by contacting paper with an excess of material, e.g. from a reservoir or in a manner necessitating removal of applied excess material from the paper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/02Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface
    • B05C11/04Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface with blades
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に擦過角度もしくはブレード角度の変化及
び最終調量装置の圧着圧の変化のような、変化する運転
条件に対する適合を簡単かつ効果的な形式で実施するこ
とができる装置を提供する。 【解決手段】 各支承箇所Sが、互いに間隔をおいて位
置する2つの支承ロッド6,8を有しており、該支承ロ
ッドがそれぞれ、一端で支持ビーム2の枢着点P1,P
5に枢着的に取り付けられ、かつ他端で少なくとも1つ
の基礎12,12′に枢着的に取り付けられており、少
なくとも1つの支持ロッド10が一端で、支持ビーム2
と枢着的に結合され、かつ他端で基礎12′に枢着的に
取り付けられており、しかも前記支承ロッド6,8及び
支持ロッド10のうちの少なくとも1つが長さ調節可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲の
請求項1の上位概念に記載の形式の装置、すなわち、走
行する材料ウェブ特にペーパ又はボール紙製の材料ウェ
ブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間接的に塗布
する装置であって、支持ビームが設けられており、該支
持ビームがその長手方向において、実質的に材料ウェブ
の全幅にわたって延在していて、少なくとも2つの支承
箇所において支承されていて、かつ少なくとも1つの最
終調量装置を有しており、さらに支持ビームに向かい合
って位置する対応ローラが設けられている形式のものに
関する。
【0002】本発明はまた、走行する材料ウェブ特にペ
ーパ又はボール紙製の材料ウェブに液状又はペースト状
の媒体を直接又は間接的に塗布する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】このような形式の装置及び方法は、種々
様々な構成形式において公知である。公知の装置は塗布
装置を有しており、この塗布装置は支持ビームに支持さ
れており、かつ走行する材料ウェブに液状又はペースト
状の塗被媒体(Streichmedium)を直接又は間接的に塗
布するためか又は、あらかじめ材料ウェブに塗布された
塗被媒体を最終調量するために構成されている。通常、
塗被媒体の塗布は、ドクタエレメント、噴出ノズル又は
比較可能な他の公知の塗布装置を備えた圧力室を介して
行われる。いわゆる直接的な塗布の場合には、塗被媒体
は直接的に、例えば支持ビームに対向して位置している
対応ローラによって支持された走行する材料ウェブに塗
布され、これに対して間接的な塗布の場合には、塗被媒
体はまず初めに、支持ビームに対向して位置している塗
布ローラに着けられ、次いで該塗布ローラの表面から材
料ウェブに移される。後者の場合つまり最終調量のため
の塗布装置では、既に材料ウェブに塗布された塗被媒体
を所望の塗布量に調量するために、ドクタブレード又は
比較可能なその他の公知のドクタエレメントが設けられ
ている。
【0004】ドイツ連邦共和国特許第4130118号
明細書に基づいて公知の、特にペーパ又はボール紙製の
走行する材料ウェブに液状又はペースト状の媒体を直接
又は間接的に塗布する装置は、支持ビームを有してお
り、この支持ビームはその長手方向において実質的に材
料ウェブの全幅にわたって延びていて、2つの支承箇所
において支承されており、かつドクタブレード、ドクタ
ロッド又はドクタ条片の形の最終調量装置を有してい
る。この公知の装置では2つの支承箇所が、支持ビーム
のそれぞれ端面側につまり走行する材料ウェブのウェブ
幅の外側にそれぞれ配置された2つの長い旋回アームに
位置しており、両旋回アームを用いて支持ビームは、支
持ビーム長手方向軸線に対して平行な軸線を中心にし
て、作業ポジション、中間ポジション及び待機ポジショ
ンに旋回可能である。しかしながらこのような形式の装
置は、問題のある支持ビーム撓みや比較的低い固有振動
数という欠点を有しており、このような固有振動数は、
例えば装置が設置されているホール底又は装置の支台の
振動数との不都合な共振を生ぜしめるのみならず、これ
に加えて、極めて大きな中実のひいてはコストのかかる
重い旋回装置を必要とする。変化する運転条件、例えば
変化する対応ローラ直径、最終調量装置の摩耗、最終調
量装置と対応ローラとの間における擦過角度調節又は最
終調量装置の圧着圧の変化のような変化する運転条件へ
の適合は、この公知の装置では、著しい費用をもってし
か可能でなく、又は部分的にはまったく不可能である。
支持ビームの迅速な旋回運動は、運動させられる大きな
質量及び長いレバーアームに基づいて、出力の大きなひ
いては高価な調節部材を使用してしか実施することがで
きない。
【0005】従来の装置における別の問題としては次の
ことを挙げることができる。すなわち従来の装置では、
最終調量装置としてドクタブレードを使用する場合に、
一方では支持ビームの旋回によるブレード角度の調節、
つまりドクタブレードと対向して位置している塗布ロー
ラに対する接線との間における角度の、支持ビームの旋
回による調節は、ブレード圧着圧の不都合な変化を、又
はドクタブレードの持ち上がりを生ぜしめ、かつ他方で
はブレード圧着圧の変化は、ブレード角度の不都合な変
化ひいては塗被パターンの不均一性を生ぜしめ、これは
製造された製品の品質を劣化してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、上に述べた従来技術における欠点を回避すべく、冒
頭に述べた形式の装置を改良して、特に擦過角度もしく
はブレード角度の変化及び最終調量装置の圧着圧の変化
のような、変化する運転条件に対する適合を簡単かつ効
果的な形式で実施することができる装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明による装置の構成では、各支承箇所が、互いに
間隔をおいて位置する2つの支承ロッドを有しており、
該支承ロッドがそれぞれ、一端で支持ビームの枢着点に
枢着的に取り付けられ、かつ他端で少なくとも1つの基
礎に枢着的に取り付けられており、少なくとも1つの支
持ロッドが一端で、支持ビームと枢着的に結合され、か
つ他端で基礎に枢着的に取り付けられており、しかも前
記支承ロッド及び支持ロッドのうちの少なくとも1つが
長さ調節可能であるようにした。
【0008】
【発明の効果】本発明の構成によれば、装置のそれぞれ
の支承箇所は、互いに間隔をおいて位置する2つの支承
ロッドを有しており、両支承ロッドはそれぞれ、一端で
支持ビームの枢着点に枢着的に取り付けられ、かつ他端
で少なくとも1つの基礎に枢着的に取り付けられてい
る。つまり支持ビームは全部で2つの支承ロッド対を有
しており、すなわち支承箇所毎に各1つの支承ロッド対
を有している。さらに、少なくとも1つの支持ロッドが
一端で、支持ビームと枢着的に結合され、かつ他端で基
礎に枢着的に取り付けられている。しかも前記支承ロッ
ド及び支持ロッドのうちの少なくとも1つが長さ調節可
能である。この場合に考慮すべきことは、1つの支承箇
所の2つの支承ロッドのうちの1つの長さ調節というの
は、もちろん、他の支承箇所における2つの支承ロッド
の対応する支承ロッドの同期的な調節を意味しており、
これによって支持ビームのひっかかりを回避することが
でき、かつ支持ビームの均一な調節を保証することがで
きる。同様な同期的な調節は、複数の支持ロッドを使用
する場合にも必要である。少なくとも1つの支持ロッド
の枢着点もしくは枢着軸線は、規定の所望の支持ビーム
運動を達成するために、有利には2つの支承ロッドの枢
着点から間隔をおいて位置している、もしくはこの2つ
の支承ロッドの枢着軸線とは区別されている。しかしな
がら、2つの支承ロッドの枢着点もしくは枢着軸線が適
宜に配置されていると、少なくとも1つの支持ロッドの
枢着点もしくは枢着軸線を、2つの支承ロッドのうちの
1つの枢着点又は枢着軸線と合致させることができる。
【0009】「ロッド」というのは本発明では、2つの
枢着点を備えた任意の伝動部材という意味である。本発
明の構成では、互いに間隔をおいて位置する2つの支承
ロッドが支持ビームと一緒に、又は2つの支承ロッドの
うちの1つが少なくとも1つの支持ロッド及び支持ビー
ムと一緒に、塗布装置を横から見た場合に、一種の四角
形リンク機構を形成しており、この場合支持ビームは支
承ロッドの間における結合部材としてもしくは支承箇所
毎の支承ロッドと支持ロッドとの間における結合部材と
して働く。上に述べたロッド、つまり単純なレバーとし
て構成されているか又は長さ調節可能に構成されている
ロッドのうちの少なくとも1つは、それ自体可動のこの
構成体を安定させる。支承ロッドと支持ビームと少なく
とも1つの支持ロッドとによって形成された全構成体
は、したがって、ロッドのうちの少なくとも1つが調節
されない場合には、剛性である。支持ビームの平面図に
おいて、2つの支承ロッド対は、少なくとも1つの支持
ロッドと一緒に一種の三脚を形成する。ロッドのための
ヒンジもしくは枢着部としては、フレキシブルなもしく
は弾性的な適宜な部材又は丁番が働くことができる。
【0010】本発明による装置は、簡単かつ効果的な形
式で、変化する運転条件に対する装置の塗布装置の適合
を可能にし、特に、擦過角度(最終調量装置としてドク
タブレードが使用される場合にはブレード角度)の簡単
な変化、及び最終調量装置の圧着圧の変化を、運転中に
おいても停止状態においても可能にする。最終調量装置
のこのような調節のみならず、運転ポジション、スタン
バイポジション又はサービスポジションもしくは待機ポ
ジションへの支持ビーム全体の運動は、普遍的に単に1
つの個々の機能成分によって、つまり長さ調節可能なロ
ッドによって実施され得る。このことによって、付加的
な高価な個別調節装置を節約することができ、ひいては
全体構成を簡単かつ安価にすることができる。両支承ロ
ッドのうちの1つと、1つの支承ロッドと一緒に支持ビ
ーム及び該支持ビームに所属の部材との調節に関する大
きな部分を引き受ける少なくとも1つの支持ロッドとの
長さ調節特に互いに逆向きの長さ調節時に、支持ビーム
は、該支持ビームの軸線を中心にした回転運動、もしく
は該支持ビームの最小の慣性モーメントの軸線の近傍に
おける短い運動軌道に沿った組み合わせられた回転・並
進運動を実施するので、調節運動は極めて迅速にかつ少
ない出力消費で実施され得る。
【0011】本発明による装置はその特殊な構造形式に
基づいて、各ロッド長さ及びロッドポジションを適宜に
選択しかつ支持ビームの枢着点の配置形式を適宜に選択
した場合には、さらに最終調量装置ブレード角度をさら
に任意に調節することができ、しかもこの際に調節動作
時にブレードが対応ローラから持ち上がることも、圧着
圧が不都合に変化することも、又はブレードが許容不能
なほど曲がることもない。このことは規則的な塗被パタ
ーンを保証し、かつ品質的に高価な最終製品を得るため
に役立つ。最終調量装置として使用されるドクタブレー
ドのブレード先端と対応ローラつまり塗布ローラとの間
における接触点の位置は、ブレード角度の調節時に、本
発明による装置の特殊な構成に基づいてわずかしか変化
しない。そしてこのことは液状又はペースト状の媒体の
塗布動作をまったく損なわない。それというのは、部材
のジオメトリ及びポジションを適宜に選択することによ
って、ブレード先端は調節時にローラ輪郭に追従し、か
つ常に最適に対応ローラに接触しているからである。こ
のようにして、種々異なったローラ直径及び場合によっ
ては生じるブレード摩耗への装置の容易な適合が実現可
能である。また本発明による装置は、種々様々な最終調
量装置のために適しており、例えばドクタロッド(例え
ばPC−Rollflex)、シェービング条片のため
にも、又はドクタブレードの使用時にも、いわゆる剛性
ブレード構造形式(Stiff-Blade-Bauweise)のためにも
曲がりブレード構造形式(Bent-Blade-Bauweise)のた
めにも適している。したがって装置はフレキシブルに、
場合によっては生じる大きなブレード角度変化又はブレ
ード角度偏差に適合することができる。このようにして
本発明による装置は基本的には、極めて種々様々な形式
の材料ウェブを処理するために適している。上に述べた
従来技術とは異なり本発明による装置は、材料ウェブの
ウェブ幅の外側にもしくは支持ビームの長さの外側に支
承箇所を配置することにも制限されていない。このこと
については以下において詳しく述べる。
【0012】本発明の有利な構成では、両方の支承ロッ
ドの支持ビーム側の枢着点が、実質的に合致している。
この構成は、ブレード角度及び圧着圧の調節を目的とし
て、支持ビームの上に述べた所望の運動を実現するため
に、特に有利である。
【0013】本発明の別の有利な構成では、支承ロッド
及び/又は少なくとも1つの支持ロッドがさらに、長さ
調節可能な調節部材として構成されている。このような
調節部材としては、例えば適宜な機械式、ハイドロリッ
ク式、ニューマチック式、電気式、電磁式の調節部材及
びこれに類したもの並びにこれらの組み合わせが挙げら
れる。
【0014】本発明の別の有利構成では、長さ調節可能
な調節部材が、互いに関連してかつ/又は互いに無関係
にもしくは独立して調節可能である。このように構成さ
れていると、これらの調節部材個々の運動又はこれらの
調節部材複数の運動を適宜に互いに調和させることによ
って、支持ビームに対向して位置している対応ローラに
対して、支持ビームを、及び支持ビームに直接又は間接
的に固定された部材、特に最終調節装置、例えばドクタ
ブレード及びこれに類したもののを、所望のように運動
させることができる。
【0015】また本発明の別の有利な構成では、長さ調
節可能なロッドもしくは調節部材のコントロールされた
調節のために、少なくとも1つのコントロール装置及び
/又は制御装置及び/又は調整装置が設けられている。
調整装置を使用する場合、この調節装置は有利には自動
式の調整回路を有しており、この調整回路は測定値、例
えばブレード角度、圧着圧、横方向パターン又は、対応
ローラに塗布される液状又はペースト状の媒体のその他
の特性の特性値に基づいて、特に最終調量装置をつまり
ドクタブレードのブレード角度及び場合によっては圧着
圧を、長さ調節可能な調節部材の適宜な調節ひいては支
持ビームの運動によって後調整する。このことによっ
て、変化した条件に対する装置の塗布装置の可能な限り
迅速な適合が可能になり、これに加えて長い停止時間が
回避される。本発明によるコントロール装置及び/又は
制御装置及び/又は調整装置はさらに、調節部材の手動
式の、自動式の又はリモートコントロールされる操作を
も可能にする構成成分を有することができる。本発明に
よるコントロール装置及び/又は制御装置及び/又は調
整装置はさらに、必要とあらば、長さ調節可能な構成成
分の中央の制御もしくは調整及び、長さ調節可能な調節
部材と装置の他の構成成分との制御技術的な連結を可能
にする。
【0016】本発明の別の有利な構成では、少なくとも
1つの枢着的に支承された支持ロッドが、支持ビーム長
手方向で見て、支持ビーム中心に配置されている。本発
明の同様に有利な別の構成ではしかしながら、少なくと
も1つの枢着的に支承された支持ロッドが、支持ビーム
長手方向で見て、支持ビーム中心に対して非対称的に配
置されている。このように構成されていると、枢着的に
支承された2つの支承ロッドと支持ビームとによって形
成された可動の構成体を、特に簡単に安定化することが
でき、対向して位置している対応ローラに対する支持ビ
ームの間隔を、該支持ビームの長さ全体にわたって一定
の値に保つことができる。
【0017】本発明のさらに別の有利な構成では、少な
くとも1つの枢着的に支承された支持ロッドが、少なく
とも1つの支承箇所に設けられている。単に1つの支持
ロッドが使用されるということは、つまりこの場合は支
持ビーム中心に対して非対称的な配置形式を意味する。
このことは同様に、支持ビームの極めて安定的でかつ剛
性の固定と、対向して位置している対応ローラに対する
正確な位置決めとを可能にする。さらに支持ロッドはこ
のポジションにおいて支持ロッドが側部における支持ビ
ーム端部の近くに位置していることに基づいて、容易に
接近可能にかつ容易に保守整備を行うことができる。
【0018】本発明による装置のためには、特に有利な
最終調量装置としてドクタブレードが挙げられる。既に
述べたように、本発明による装置ではしかしながら、例
えば剛性ブレード構造形式や曲がりブレード構造形式の
ような種々異なったドクタブレード構造のみならず、例
えばドクタロッド又はこれに類したもののような種々様
々なその他の最終調量装置をも有効に使用することがで
きる。
【0019】本発明の別の有利な構成では、支持ビーム
の支承箇所が支持ビーム長手方向においてそれぞれ、支
持ビームの端面側の両端部に対して間隔をおいてビーム
長さの中に配置されている。支持ビームの支承箇所のこ
の配置形式は、横断面及び壁厚が等しい場合に、汎用の
構造に対して支持ビームの撓みを減じる。さらに本発明
によるこの解決策では、支持ビームの固有振動数は、汎
用の構造に比べてより高い。これによって、例えば塗布
装置が設置されているホール底部及び機械基礎の振動数
からの、支持ビームの固有振動数のより大きな間隔が生
ぜしめられ、この結果支持ビームにおける共振が回避さ
れて許容値になる。そしてまた、より高い固有振動数に
よって、支持ビームの構造的な構成に関してはより大き
なフレキシビリティが得られる。
【0020】本発明の別の有利な構成では、支持ビーム
の両支承箇所が支持ビーム長手方向において、支持ビー
ム中心に対して対称的に配置されている。構造的な所与
性に基づいて有利な別の構成では、支持ビームの両支承
箇所が支持ビーム長手方向において、支持ビーム中心に
対して非対称的に配置されている。
【0021】本発明のさらに別の有利な構成では、端面
側の支持ビーム端部に対する支承箇所の間隔がそれぞ
れ、支持ビーム長さの15%〜30%である。この場
合、それぞれ隣接する端面側の支持ビーム端部に対する
支承箇所の間隔は、等しくても又は異なっていてもよ
く、この結果支承箇所の対称的な配置形式又は非対称的
な配置形式が得られる。支承箇所が支持ビーム中心に対
して対称的に配置されている有利な構成では、端面側の
支持ビーム端部と支承箇所との間の間隔が、支持ビーム
長さのほぼ22%〜25%である長さ範囲に位置してお
り、このようになっていると、支持ビームの撓みを可能
な限り小さくすることができる。
【0022】本発明の別の有利な構成では、支持ビーム
が自体公知の撓み補償装置を備えている。このような撓
み補償装置は、熱もしくは温度式、ニューマチック式又
はハイドロリック式の補償に基づく構造を有していても
よいし、さらにまた、例えば磁石式、誘導式又は機械式
ののような別の補償原理に基づく構造を有していてもよ
い。有利な解決策では例えば、支持ビームの長手方向に
延びる引張りロッド又は押圧ロッドが設けられており、
これらの引張りロッドもしくは押圧ロッドは引張り装置
もしくは押圧装置を介して操作されて、不都合な撓みを
補償するようになっている。本発明による解決策では比
較的高い固有振動数によって支持ビームの壁厚を減じる
ことができるので、撓み補償装置もまた汎用の構造に比
べて小さな寸法で構成することができる。なぜならば、
比較的小さな壁厚を備えた支持ビームはその撓みを容易
に補償することができるからである。一方では支持ビー
ムの比較的小さな壁厚によってかつ他方では比較的単純
に構成された撓み補償装置によって、本発明では比較的
軽量の支持ビームが得られる。したがって本発明による
解決策は、コスト的に有利に実現することができる。支
持ビームの横断面形状は、構造的な所与性に応じて、三
角形、多角形、円形又はその他の適宜な形状を選択する
ことができる。
【0023】本発明の課題はまた、請求項1記載の装置
を用いて、特にペーパ又はボール紙製の走行する材料ウ
ェブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間接的に塗
布する本発明による方法によって解決される。そして本
発明による方法は、請求項16に記載のの特徴を有して
いる。
【0024】本発明による方法では、最終調量装置と装
置に対向して位置している対応ローラとの間における擦
過角度及び/又は対応ローラに対する最終調量装置の圧
着圧を調節するため及び/又は運転ポジション、中間ポ
ジション又は待機ポジションへ支持ビームを移動させる
ために、支承箇所毎の装置の支承ロッドのうちの少なく
とも1つ又は少なくとも1つの支持ロッドの長さ調節
を、互いに無関係にもしくは独立してかつ/又は互いに
関連してコントロールしながら行うようにした。本発明
では、異なったロッドの調節は順番に実施されることも
できる。
【0025】個々のロッド長さ調節(支承ロッドの場合
には常に支持ビームの各支承箇所に関連した)は、した
がって複数の機能、つまり最終調量装置の擦過角度もし
くはブレード角度の前記調節、最終調量装置の圧着圧の
変化又は、運転ポジション、中間ポジション又は待機ポ
ジションへの支持ビームの移動といった機能を果たすこ
とができる。付加的に本発明による方法は、本発明によ
る装置との関連において既に述べた数々の利点を提供す
る。
【0026】本発明による方法の別の有利な方法ステッ
プでは、支持ビームの支承箇所毎の2つの支承ロッドの
長さ調節を、互いに無関係にもしくは独立してかつ/又
は互いに関連してコントロールしながら行うことによっ
て、あらかじめ規定された軌道曲線に沿って支持ビーム
を運動させる。支承箇所毎の両支承ロッドを同時に調節
する場合には(この場合この調節は完全に異なっていて
もよい)、少なくとも1つの支持ロッドの長さは、該支
持ロッドが長さ調節可能であっても長さ調節不能であっ
ても、一定に保たれる。
【0027】さらに本発明による方法の別の有利な構成
によれば、支承箇所毎の2つの支承ロッドのうちの少な
くとも1つ及び少なくとも1つの支持ロッドの長さ調節
を、互いに無関係にもしくは独立してかつ/又は互いに
関連してコントロールしながら行うことによって、あら
かじめ規定された軌道曲線に沿って支持ビームを運動さ
せる。このようにすると、支持ビームの運動の自由度を
拡大することができる。このような方法ステップでは支
承箇所毎の2つの支承ロッドのうちの1つだけが調節さ
れる場合に、操作されない支承ロッドの長さは、該支承
ロッドが長さ調節可能であっても長さ調節不能であって
も、一定に保たれる。装置のロッドの配置形式及び長さ
を適宜に選択すると、軌道曲線に影響を与えて、軌道曲
線をほぼ1つの点に収縮させること、つまり支持ビーム
を実質的に自転させることができる。両方の支承ロッド
及び少なくとも1つの支持ロッドの調節は、同様にこの
方法ステップによって包含されている。各調節運動は同
方向及び/又は逆方向であることができる。
【0028】本発明による方法の別の有利な構成では、
支承箇所毎の2つの支承ロッドのうちの少なくとも1つ
及び少なくとも1つの支持ロッドの長さ調節を、互いに
無関係にもしくは独立してかつ/又は互いに関連してコ
ントロールしながら行うことによって、あらかじめ規定
された軌道曲線に沿って支持ビームを運動させる。
【0029】また使用例に応じて、支承箇所毎の2つの
支承ロッドの長さ調節を、互いに無関係にもしくは独立
してかつ/又は互いに関連してコントロールしながら行
うことによって、あらかじめ規定された軌道曲線に沿っ
て支持ビームを運動させることも可能である。
【0030】本発明による方法の特に有利な別の構成で
は、支持ビームの運動と擦過角度の変化とを、支持ロッ
ドのコントロールされた長さ調節だけによってを行い、
これによって最終調量装置を支持ビームの運動時及び擦
過角度の変化時に対応ローラの輪郭に実質的に正確に追
従させるようにした。
【0031】上に述べた方法ステップの使用可能性は、
もちろん、本発明による装置のその都度の構成形式によ
って左右される。
【0032】本発明による方法の別の有利な構成では、
支持ビームの運動を適宜な調整装置を用いて自動的に調
整し、この場合調整を、所望の擦過重量(Strichgewich
t)及び/又は最終調量装置の摩耗及び/又は対応ロー
ラの摩耗に関連して行うようにした。このようにする
と、変化する条件に対する塗布装置の可能な限り迅速な
適合が可能になり、長い停止時間を回避することができ
る。このような手段はさらに、必要とあらば、中央の制
御もしくは調整を可能にし、かつ支持ビームの運動を生
ぜしめる長さ調節可能な調節部材と装置のその他の構成
成分との制御技術的な連結を可能にする。
【0033】支持ビームの運動の調整を計算機を用いて
行うと、特に有利である。
【0034】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
【0035】以下においては繰り返しを避けるために、
等しい部材又は成分に対しては、区別する必要がない場
合には等しい符号が付けられている。
【0036】図1には、特にペーパ又はボール紙製の走
行する材料ウェブに液状又はペースト状の媒体を直接又
は間接的に塗布する本発明による装置の第1実施例が、
概略的に斜視図で示されている。図面に示されていない
対応ローラ(この対応ローラは基本的には、走行する材
料ウェブを支持する、塗布媒体を直接的に塗布するため
のローラ及び、塗布媒体の間接的な塗布を実施するため
の塗布ローラである)に向かい合って位置している装置
は、支持ビーム2を有しており、この支持ビーム2は、
閉じられた多角形の横断面、図示の実施例ではほぼ三角
形の横断面を有する外側管から形成されている。しかし
ながら原理的には他のいかなる適当な横断面を使用する
ことも可能である。外側管の内部には、閉じられた円形
横断面を備えた内側管が配置されていて、外側管と一体
的に結合されている。内側管と外側管との間における付
加的な結合ウェブ壁と内側管とは、内側管と外側管との
間における空間を複数の室に分割している。支持ビーム
2のこの内部構造は、これはその都度の使用例に関連し
て上に述べた構造形式と異なっていてもよいが、図面に
は詳しく示されていない。
【0037】支持ビーム2は、図1には単に略示されて
いるに過ぎない2つの支承箇所Sにおいて支承されてお
り、両支承箇所のうちの一方(図1で見て左側の支承箇
所)は、固定支承装置として形成され、他方の支承箇所
(図1で見て右側の支承箇所)は可動支承装置として形
成されている。支承箇所Sは図示の実施例では支持ビー
ム中心に対して対称的に配置されており、かつ支持ビー
ム2の端面側の端部からそれぞれ等しい間隔A,A′だ
け中心に向かってずらされている。支承箇所Sと隣接し
た端面側の端部との間における間隔A,A′の、支持ビ
ーム2の全長Lに対する比は、15%〜30%の範囲に
ある。可能な限り小さなビーム撓みに関しては、この場
合約22%〜25%の範囲が特に適していることが証明
されている。支承箇所Sの図示されていない非対称的な
配置形式の場合には、隣接する端面側のビーム端部に対
する一方の支承箇所の間隔Aは、対応する隣接した端面
側のビーム端部に対する第2の支承箇所の間隔A′とは
異なって選択されていてもよい。
【0038】支持ビーム2の撓みを補償するために、例
えば水である液体を、支持ビーム2の前記室を通して案
内することが可能であり、この場合貫流する液体は個々
の室においてその温度を変化可能であり、そして液体が
その温度によって撓み補償を実施することができるよう
になっている。ビームの撓みを補償するために、機械的
に作用する撓み補償装置を、圧力ホースを使用して用い
ることも可能である(この構成はドイツ連邦共和国特許
第3925517号明細書に基づいて公知である)。
【0039】図2には、図1に示された本発明による装
置の支承箇所Sの領域が側面図でさらに詳しく示されて
いる。この図面から分かるように、装置の各支承箇所S
は、互いに間隔をおいて位置する2つの支承ロッド6,
8を有しており、両支承ロッドは図示の実施例では互い
に異なった長さを有していて、それぞれ一端で、支持ビ
ーム2の互いに間隔をおいて位置する枢着点P1,P5
に枢着され、かつ他方の端部で、互いに異なった点P
2,P6において装置の基礎12に枢着的に固定されて
おり、そしてこの場合レバー8の支持ビーム側の枢着点
P5は、支承ロッド6の上側の枢着点P1の幾分上方に
位置している。したがって装置は、それぞれ支承ロッド
6,8から形成されている2つの支承ロッド対を有して
いる。支承ロッド6,8の構成及び配置形式は各支承箇
所Sのために等しいので、以下の記載においては単に1
つの支承箇所Sの支承ロッドについてだけ述べる。
【0040】図2に示されているように、支承ロッド6
は左の支持ビーム側を起点として実質的に鉛直方向で下
方に向かって延びており、これに対して支承ロッド8は
左の支持ビーム側を起点として実質的に水平方向で左に
向かって、かつ支承ロッド6に対してほぼ直角に延びて
いる。支承ロッド8は図示の場合、コンスタントな長さ
を有する単純なレバー8として形成されている。右の支
持ビーム側を起点として実質的に支承レバー6に対して
平行に延びている一本の支持ロッド10は、その上端部
で、支承ロッド6の枢着点P1から間隔をおいて位置す
る枢着点P3において、支持ビーム2の右側に枢着的に
固定されており、かつその下端部で点P4において、装
置の基礎12又は別の基礎12′に枢着的に固定されて
いる。支持ビームの長手方向に関して言えば、支持ロッ
ド10はつまり支持ビーム中心に対して非対称的にただ
1つの支承箇所Sの領域に配置されている。支持ビーム
2の図示されていない平面図で見ると、支持ロッド10
は、両支承箇所Sに設けられた支承ロッド対6,8と一
緒に一種の三脚を形成している。
【0041】支持ロッド10の下側の枢着点P4は、支
承ロッド6の下側の枢着点P2に比べて幾分低い位置に
配置されている。支承ロッド6及び支持ロッド10は、
図示の実施例では、油圧シリンダ6,10の形をした長
手方向移動可能な調節部材として構成されている。しか
しながら基本的には、その他の適当な機械式、ニューマ
チック式、電気式、電磁式の調節部材及びこれに類した
ものを使用することも、これらの調節部材を組み合わせ
て使用することも可能である。互いに間隔をおいて位置
する2つの油圧シリンダ6,10は、図2に示された側
面図で見ると、支持ビーム2と一緒に一種の四角形リン
ク機構を形成しており、この場合支持ビーム2は、油圧
シリンダ6と10との間における結合部材として働く。
それ自体可動のこの構成体は、支持ビーム2に側方から
作用するレバー8によって安定化され、油圧シリンダ
6,10と支持ビーム2とレバー8とによって形成され
る全体構造物は、油圧シリンダ6,10のうちの少なく
とも1つの長さ調節が行われない場合には、それ自体剛
性である。
【0042】図2において実線で示されている運転ポジ
ションPBにおいて、装置の油圧シリンダ6,10は、
それぞれ規定された異なった長さに走出されている。こ
の長さ予備調節はもちろん、使用される胴及びその配置
形式に関連して、場合場合に応じて、著しく変化可能で
ある。支持ビーム2の枢着点P1,P3に作用する、油
圧シリンダ6,10の上側の枢着点P1,P3は、この
位置では実質的に、同じ水平平面において延びており、
かつ油圧シリンダ6,10の長手方向軸線は、既に上で
述べたように、互いにほぼ平行に延びている。この位置
関係において、レバー8は図2で見て幾分右下に向かっ
て水平線に対して傾斜しており、この結果左の支持ビー
ム側の枢着点P5に作用する、レバー8の右側の枢着点
P5は、鉛直方向で見て、左側のレバー枢着点P6に比
べて幾分下位のポジションを占めている。最終調量装置
として支持ビーム2に取り付けられたドクタブレード4
は、運転ポジションPBにおいて所定の対応ローラ直径
では、規定された圧着圧と規定されたブレード角度α
で、装置に向かい合って位置している対応ローラ14に
接触している(この対応ローラ14の回転方向は矢印で
示されている)。ドクタブレード4と対応ローラ14と
の間における接触点B1は、ローラ14の中心点とドク
タブレード4のブレード先端とを通る直線G上における
理想的な作業位置を占めている。ブレード角度α、つま
り対応ローラ14に対する接触点B1を通る接線Tとド
クタブレード4との間における角度は、運転ポジション
PBにおいて通常約40°である。しかしながらこのブ
レード角度αは、その都度使用されるドクタブレード型
式及びドクタブレード取付け形式並びに処理される液状
又はペースト状媒体もしくは、直接塗布の場合には材料
ウェブによって、著しく左右される。剛性ブレード運転
形式(Stiff-Blade-Fahrweise)ではブレード角度αは
通常約20°〜45°であり、曲がりブレード運転形式
(Bent-Blade-Fahrweise)では約20°までである。し
かしながら上に述べた調節は、単に大まかな基準値とし
て理解すべきである。
【0043】このような運転ポジションPBを起点とし
て例えばブレード角度αを小さくするためには、左側の
油圧シリンダ6が所定の値だけ上昇させられ、つまり油
圧シリンダ6の枢着点P1,P2の間の長さが調節され
て、支持ビーム2が枢着点P3を中心にして右に向かっ
て回転させられる。しかしながら油圧シリンダ6の上側
の枢着点P1は、レバー8の右側の枢着点P5の近くに
位置しているので、枢着点P1は油圧シリンダ6の上昇
時に幾分右上に向かって移動し、この結果支持ビーム2
は全体として規定の軌道曲線に沿って移動する。図2に
破線で示されているように、このような調節運動時に
は、ドクタブレード4と対応ローラ14との間の接触点
B1は、逆時計回り方向で幾分上方に向かって新たな運
転ポイントにまで移動し、つまり接触点B2が得られ
る。しかしながらこの接触点の移動は、塗布プロセスを
損なわない。それというのは、油圧シリンダ6,10及
びレバー8の長さもしくは走出長さ及び配置形式を適宜
に選択すると、あらかじめ規定された軌道曲線を最適に
選択することができ、つまりこの場合ドクタブレード4
のブレード先端は対応ローラ14の輪郭に追従し、確か
にブレード角度αは小さくなるが、しかしながら対応ロ
ーラ14に対するドクタブレード4の圧着圧が高まるこ
とはない。
【0044】ブレード角度αを大きくするためには、上
に述べたのとまったく逆の操作が行われる。
【0045】ブレード角度αを一定に保ったままで、対
応ローラ14に対するドクタブレード4の圧着圧を高め
たい場合には、組み合わせられた、つまりここでもまた
互いに関連付けられた、両油圧シリンダ6,10の調節
運動が行われ、この場合右側の油圧シリンダ10は幾分
上昇させられ、かつ左側の油圧シリンダ6は幾分降下さ
せられる。本発明による装置の構成形式に応じて、この
場合上に述べたブレード角度調節におけるように、ドク
タブレード4のブレード先端と対応ローラ14との間に
おける接触点B1を変化させることができる。通常、規
定された前提条件では、ブレード角度α及び/又は圧着
圧を変えるためには、油圧シリンダ6,10のうちの1
つを長さ調節するだけで十分である。これらのパラメー
タのうちの1つを変化させると、しかしながらこの調節
時に個々の装置構成部材の運動学的な連結に基づいて、
多くの場合第2のパラメータも一緒に変化する。第2の
パラメータの影響が重要でない場合には、例えば材料ウ
ェブ裂片(Materialbahnspleiss)を通過させるために
対応ローラ14からドクタブレード4を短時間持ち上げ
る場合には、このような調節方法を用いることができ
る。別の場合にはその代わりに、上に述べた組み合わせ
られた、両油圧シリンダ6,10の調節運動を実施する
ことが望ましい。
【0046】圧着圧を減少させるためには、上に述べた
のと逆の操作が行われる。
【0047】もちろん、互いに合わせられた油圧シリン
ダ6,10の調節によって、ブレード角度αと圧着圧と
を同時に変化させることも可能である。
【0048】運転ポジションPBを起点として支持ビー
ム2を中間ポジションを越えて待機ポジションもしくは
スタンバイポジションPWに移動させるためには、通
常、右側の油圧シリンダ10を走入させるだけで、つま
り両枢着点P3とP4との間における長さを短縮させる
だけで十分である。これによって支持ビーム2は、上に
述べた運転ポジションを起点として、あらかじめ規定さ
れた軌道曲線に沿って、図2において一点鎖線で示され
た待機ポジションPWに移動させられる。必要とあら
ば、この動作時にもちろん左側の油圧シリンダ6もまた
調節することができ、つまり組み合わせられた調節運動
を実施することができる。
【0049】待機ポジションPWから運転ポジションP
Bへの支持ビーム2の上昇移動のためには、上に述べた
のと逆向きの操作が行われる。
【0050】本発明による装置は、長さ調節可能な油圧
シリンダ6,10のコントロールされた調節のために、
図面には示されていない計算機によって支持されたコン
トロール兼調整装置を有している。この装置は自動式の
調整回路を有しており、この調整回路は、例えばブレー
ド角度αの測定値、対応ローラ14に対するドクタブレ
ード4の圧着圧の測定値、横断面の測定値又は、対応ロ
ーラ14に塗布される液状又はペースト状媒体のその他
の特性の測定値に基づいて、ドクタブレード4のブレー
ド角度α及び/又は圧着圧を、油圧シリンダ6,10の
適宜な長さ調節ひいては支持ビーム2の運動によって後
調整する。さらにコントロール兼調整装置は、調節部材
の手動式操作又は、例えば操作テーブル、中央計算機又
はこれに類したものを介した遠隔制御式操作をも可能に
する構成成分を有しており、これによって支持ビーム2
を例えば運転ポジションPBから待機ポジションPWに
移動させること又はこれとは逆に移動させることができ
る。これらの構成成分は、図面を簡単化するために図示
されていない。
【0051】図3には、図2と比較可能な側面図で、本
発明による装置の第2実施例が概略的に示されている。
この変化実施例では、各支承箇所Sに設けられた支承ロ
ッド8は、単に一定の長さを有する単純なレバーとして
構成された、図2に示された支承ロッド8とは異なり、
長さ調節可能に構成されている。さらに支承ロッド8は
その一端で支持ビーム2と結合されており、この場合こ
の支承ロッド8の支持ビーム側の枢着軸線もしくは枢着
点P5は、支持ビーム2の左側の枢着点P1の枢着軸線
と、ひいては支承ロッド6の支持ビーム側の枢着点P1
とも合致している。長さ調節可能な支承ロッド8はその
他方の端部で、枢着点P6において基礎12の片側に枢
着的に取り付けられている。この装置はその他の点にお
いては実質的に図2に示された装置に相当しており、し
たがってその他の点については説明を省く。図3に示さ
れた装置では、支持ビーム2は支承ロッド8の付加的な
長さ調節可能性に基づいて、さらなる自由度を有してお
り、この結果必要とあらば、支持ビーム2及び該支持ビ
ームに固定されたドクタブレード4のさらに異なった運
動を、実施することができる。また、長さ調節可能な支
承ロッド8を用いて、取付け誤差又はこれに類したもの
に起因する、対応ローラ14に対する支持ビーム又は該
支持ビームに所属の部材例えばドクタブレード4の支承
精度誤差を、支承箇所Sにおける支承ビーム8の互いに
合わせられた長さ前調節によって容易に補償もしくは調
整することができる。
【0052】本発明は、上に述べた構成つまり図示の実
施例に制限させるものではない。本発明による装置及び
本発明による方法は、使用例に応じて、図示及び記載の
実施例とは大きく異なっていることができる。例えば本
発明による装置において、上記のロッド型式とは異なっ
たロッド型式を使用することが可能であり、この場合
「ロッド」という概念は、常に、2つの枢着点を備えた
運動力学的な伝達部材と理解されるべきである。支承ロ
ッド、少なくとも1つの支持ロッド及び支持ビーム2の
枢着的な支承は、別の適宜なフレキシブルなもしくは弾
性的な部材又は丁番を介して行うことも可能である。さ
らに、装置の規定のポジション例えば運転ポジションの
ために所定されたロッド長さもしくはレバー長さや、長
さ調節時に生じる、各ロッドもしくはレバーの長さ変化
は、互いに異なっていてもよい。さらにまた、支持ロッ
ド10が複数設けられていてもよい。この場合支持ロッ
ド10を支承箇所S毎に取り付けることが可能である。
個々のロッド相互の配置形式もまた、図示及び記載の配
置形式と異なっていることができる。例えば、支承ロッ
ド6と支持ロッド10とが、図2及び図3に示された視
線方向においてX字形に交差しているような配置形式も
可能である。さらに、個々のロッドの調節速度が互いに
異なっていてもよい。液状又はペースト状の媒体を間接
的に塗布する上述の実施例の他に、本発明による装置及
び本発明による方法は、液状又はペースト状の媒体を直
接的に塗布するためにも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の第1実施例を概略的に示す
斜視図である。
【図2】図1に示された本発明による装置の支承箇所の
領域を概略的に示す側面図である。
【図3】本発明による装置の第2実施例を示す、図2と
比較可能な側面図である。
【符号の説明】
2 支持ビーム、 4 ドクタブレード(最終調量装
置)、 6 油圧シリンダ(支承ロッド)、 8 レバ
ー(支承ロッド)、 10 油圧シリンダ(支持ロッ
ド)、 12,12′ 基礎、 14 対応ローラ、
α ブレード角度(擦過角度)、 A,A′ 支持ビー
ム端部からの支承箇所の間隔、 B1,B2ブレード先
端と対応ローラとの接触点、 G 直線、 P1〜P6
枢着点、PB 運転ポジション、 PW 待機ポジシ
ョン、 S 支承箇所、 T 接線

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する材料ウェブに液状又はペースト
    状の媒体を直接又は間接的に塗布する装置であって、支
    持ビーム(2)が設けられており、該支持ビーム(2)
    がその長手方向において、実質的に材料ウェブの全幅に
    わたって延在していて、少なくとも2つの支承箇所
    (S)において支承されていて、かつ少なくとも1つの
    最終調量装置(4)を有しており、さらに支持ビーム
    (2)に向かい合って位置する対応ローラ(14)が設
    けられている形式のものにおいて、 各支承箇所(S)が、互いに間隔をおいて位置する2つ
    の支承ロッド(6,8)を有しており、該支承ロッド
    (6,8)がそれぞれ、一端で支持ビーム(2)の枢着
    点(P1,P5)に枢着的に取り付けられ、かつ他端で
    少なくとも1つの基礎(12,12′)に枢着的に取り
    付けられており、 少なくとも1つの支持ロッド(10)が一端で、支持ビ
    ーム(2)と枢着的に(P3)結合され、かつ他端で基
    礎(12′)に枢着的に(P4)取り付けられており、 しかも前記支承ロッド(6,8)及び支持ロッド(1
    0)のうちの少なくとも1つが長さ調節可能であること
    を特徴とする、特にペーパ又はボール紙製の走行する材
    料ウェブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間接的
    に塗布する装置。
  2. 【請求項2】 両方の支承ロッド(6,8)の支持ビー
    ム側の枢着点(P1,P5)が、実質的に合致してい
    る、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 支承ロッド(6,8)及び/又は少なく
    とも1つの支持ロッド(10)が、長さ調節可能な調節
    部材として構成されている、請求項1又は2記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 長さ調節可能な調節部材(6,8,1
    0)が、互いに関連してかつ/又は互いに無関係にもし
    くは独立して調節可能である、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 長さ調節可能なロッド(6,8,10)
    もしくは調節部材(6,8,10)のコントロールされ
    た調節のために、少なくとも1つのコントロール装置及
    び/又は制御装置及び/又は調整装置が設けられてい
    る、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの枢着的に支承された支
    持ロッド(10)が、支持ビーム長手方向で見て、支持
    ビーム中心に配置されている、請求項1から5までのい
    ずれか1項記載の装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの枢着的に支承された支
    持ロッド(10)が、支持ビーム長手方向で見て、支持
    ビーム中心に対して非対称的に配置されている、請求項
    1から5までのいずれか1項記載の装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの枢着的に支承された支
    持ロッド(10)が、少なくとも1つの支承箇所(S)
    に設けられている、請求項1から7までのいずれか1項
    記載の装置。
  9. 【請求項9】 最終調量装置がドクタブレード(4)又
    はこれに類したものである、請求項1から8までのいず
    れか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 支承箇所(S)が支持ビーム長手方向
    においてそれぞれ、支持ビーム(2)の端面側の両端部
    に対して間隔(A,A′)をおいてビーム長さ(L)の
    中に配置されている、請求項1から9までのいずれか1
    項記載の装置。
  11. 【請求項11】 支持ビーム(2)の両支承箇所(S)
    が支持ビーム長手方向において、支持ビーム中心に対し
    て対称的に配置されている、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 支持ビーム(2)の両支承箇所(S)
    が支持ビーム長手方向において、支持ビーム中心に対し
    て非対称的に配置されている、請求項10記載の装置。
  13. 【請求項13】 端面側の支持ビーム端部に対する支承
    箇所(S)の間隔(A,A′)がそれぞれ、支持ビーム
    長さ(L)の15%〜30%である、請求項11又は1
    2記載の装置。
  14. 【請求項14】 端面側の支持ビーム端部に対する支承
    箇所(S)の間隔(A,A′)がそれぞれ、支持ビーム
    長さ(L)のほぼ22%〜25%である長さ範囲に位置
    している、請求項11記載の装置。
  15. 【請求項15】 支持ビーム(2)が撓み補償装置を備
    えている、請求項1から14までのいずれか1項記載の
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の装置を用いて、走行す
    る材料ウェブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間
    接的に塗布する方法であって、 最終調量装置(4)と装置に対向して位置している対応
    ローラ(14)との間における擦過角度(α)及び/又
    は対応ローラ(14)に対する最終調量装置(4)の圧
    着圧を調節するため及び/又は運転ポジション、中間ポ
    ジション又は待機ポジションへ支持ビーム(2)を移動
    させるために、支承箇所(S)毎の装置の支承ロッド
    (6,8)のうちの少なくとも1つ又は少なくとも1つ
    の支持ロッド(10)の長さ調節を、互いに無関係にも
    しくは独立してかつ/又は互いに関連してコントロール
    しながら行うことを特徴とする、特にペーパ又はボール
    紙製の走行する材料ウェブに液状又はペースト状の媒体
    を直接又は間接的に塗布する方法。
  17. 【請求項17】 支承箇所(S)毎の2つの支承ロッド
    (6,8)の長さ調節を、互いに無関係にもしくは独立
    してかつ/又は互いに関連してコントロールしながら行
    うことによって、あらかじめ規定された軌道曲線に沿っ
    て支持ビーム(2)を運動させる、請求項16記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 支承箇所(S)毎の2つの支承ロッド
    (6,8)のうちの少なくとも1つ及び少なくとも1つ
    の支持ロッド(10)の長さ調節を、互いに無関係にも
    しくは独立してかつ/又は互いに関連してコントロール
    しながら行うことによって、あらかじめ規定された軌道
    曲線に沿って支持ビーム(2)を運動させる、請求項1
    6記載の方法。
  19. 【請求項19】 支持ビーム(2)の運動と擦過角度
    (α)の変化とを、支承ロッド(6)のコントロールさ
    れた長さ調節だけによってを行い、これによって最終調
    量装置(4)を支持ビーム(2)の運動時及び擦過角度
    (α)の変化時に対応ローラ(14)の輪郭に実質的に
    正確に追従させる、請求項16記載の方法。
  20. 【請求項20】 支持ビーム(2)の運動を自動的に調
    整し、この場合調整を、所望の擦過重量及び/又は最終
    調量装置(4)の摩耗及び/又は対応ローラの摩耗に関
    連して行う、請求項16から19までのいずれか1項記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 調整を計算機を用いて行う、請求項2
    0記載の方法。
JP9121868A 1996-05-13 1997-05-13 特にペーパ又はボール紙製の走行する材料ウェブに液状又はペースト状の媒体を直接又は間接的に塗布する装置並びに方法 Pending JPH1052663A (ja)

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