JPH1052016A - ラビリンスを備えたロータ露出型モータ - Google Patents

ラビリンスを備えたロータ露出型モータ

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JPH1052016A
JPH1052016A JP22178696A JP22178696A JPH1052016A JP H1052016 A JPH1052016 A JP H1052016A JP 22178696 A JP22178696 A JP 22178696A JP 22178696 A JP22178696 A JP 22178696A JP H1052016 A JPH1052016 A JP H1052016A
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忠男 山口
Naohisa Koyanagi
尚久 小柳
Akihisa Inoue
明久 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で磁気回路を構成する空隙に異物
が侵入するのを防止しえる、すなわちラビリンス効果と
同時に軸の振れを防止しようとするものである。 【解決手段】 少なくとも一部が露出されているロータ
(R)を空隙を介して回転自在に支えてなるステータ
(S、SS)にラビリンス部材(7、77)を配したロ
ータ露出型モータにおいて、ラビリンス部材とロータの
磁気力を利用して回転時に前記ロータを実質的に径方向
に付勢させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロータ露出型モ
ータの改良に係り、特にCDーROMスピンドルモータ
などに用いて好適なもので、簡単な構成でラビリンス効
果と軸の振れを防止できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CDーROMスピンドルモー
タとして一般的にロータ部分を外方に露出させないよう
に外側ハウジングで覆うようにしたものがある。しかし
ながら、最近の薄型化志向に伴い、厚みが問題となる外
側ハウジングを削除した、ロータ露出型のアウターロー
タスピンドルモータにせざるを得ない。このロータ露出
型モータとしては、図5に示すようなアウターロータ型
のものが一般的である。すなわち、ステータベース11
にロータホルダ66を一体化し、このロータホルダ66
に複数個の電機子コイル8a・・・を巻回してなる電機
子鉄心を取り付け、ステータベース11に配した印刷配
線回路基板22に端末を結線し、界磁マグネットMMを
一体化したヨークを兼ねるマグネットケースYからなる
ロータRを軸9を介して前記ロータホルダ66に配した
軸受44に回転自在に支承させてなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構造のモータは、ロータが外方に直接露出しているため
に鉄粉などの磁性粉を吸引しやすく、この鉄粉などの異
物が空隙に侵入してロックしてしまうおそれがある。ま
た、CDーROM、DVDーROMスピンドルモータと
しては軸の振れをできる限り押さえ込む、すなわち軸ま
たは軸受のいずれかを径方向に付勢させる必要がある
が、バネやその他の特別な部材を用いるものでは構造的
にもコスト的にも問題がある。
【0004】この発明の目的は、このようなロータ露出
型モータにおいて、簡単な構成で磁気回路を構成する空
隙に異物が侵入するのを防止しえる、すなわちラビリン
ス効果と同時に軸の振れを防止しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに
は、ラビリンス部材を利用して回転時に前記ロータを実
質的に径方向に付勢させる手段を執れば達成できる。こ
れによってラビリンス効果と軸の振れを防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態としては請
求項1に示す発明のように、少なくとも一部が露出され
ているロータを空隙を介して回転自在に支えてなるステ
ータにラビリンス部材を配したロータ露出型モータにお
いて、ラビリンス部材を利用して回転時に前記ロータを
実質的に径方向に付勢させるようにしたものである。よ
り具体的には、請求項2に示す発明のように、前記付勢
させる手段としてリング状のマグネットからなるラビリ
ンス部材の付勢させる側を磁化し、この磁化部分と前記
ロータの磁性体部分との間で吸引させるようにしたり、
あるいは請求項3に示す発明のように、前記付勢させる
手段としてリング状の磁性体からなるラビリンス部材
を、前記マグネットとの間の空隙磁束密度を付勢させる
側が大になるようにしたりするのがよい。また、さらに
望ましい実施の形態としては請求項4に示す発明のよう
に、前記付勢させる手段を配した反対側に磁気検出手段
を配したものにしてもよい。このようにすると、いずれ
もアウターロータの中心から離れた外側の一部が吸引さ
れるため、ロータを実質的に径方向に付勢させることが
できる。
【0007】
【実施例】次にこの発明のロータ露出型モータのステー
タの実施例の構成を図1に示す要部縦断面図で説明す
る。同図において、1は珪素鋼板からなるステータベー
スで、中央に複数個の補強用支骨片1a‥‥を立ち上げ
ると共に上面にフレキシブル基板からなる薄手の回路基
板2を貼着してあり、さらに前記支骨片1aを内側に補
強させた樹脂3によってロータホルダ4が立設されてい
る。このロータホルダ4は中空軸受5を一体化するとと
もに、図2の平面図に示すように、外方に放射状に延ば
した複数個の連結片6を介してリング状のラビリンス部
材7を一体成形してなるものである。ここで、前記ロー
タホルダ4はリング状のラビリンス部材7を含めて樹脂
マグネットで形成し、リング状のラビリンス部材7の一
部、すなわち付勢すべき側を全周の3分の1位を着磁G
するのを特徴としている。ロータホルダ4の外周には複
数個の電機子コイル8aを巻回したステータコア8が固
着されステータSを構成している。このようなステータ
Sに組み合わせるロータRは、前記中空軸受5に回動自
在に支承された軸9と、この軸9に固着したヨークを兼
ねるマグネットケース10とこのマグネットケース10
に固定され、前記ステータコア8に所定の空隙Aを介し
て臨ませた界磁マグネットMからなる。前記マグネット
ケース10の開口縁は前記リング状のラビリンス部材7
と組み合わされてここにラビリンス構造が得られる。こ
のようにロータホルダ4をステータ1に一体成形する
と、ステータ1に対する中空軸受5の軸直度および前記
リング状のラビリンス部材の軸に対する同心度は成形金
型で極めて高精度に仕上げることができる。
【0008】この構成によれば、マグネットケース10
のラビリンス構造部分はラビリンス部材7の着磁Gの部
分に吸引されるため、軸9は矢印の方に付勢されるので
軸受5によって受けとめられて振れがでなくなる。そし
て、前記連結片6の間には図3にも示すように磁気検知
素子Hなどを配してしまうものがよい。ただし、この場
合磁気の影響がでないように着磁Gの部分の反対側に納
めてしまうのがよい。また、この連結片6は図3に示す
ように複数個の電機子コイル8a同士の間に納めるのが
よい。
【0009】図4は第2の実施例の要部断面図であっ
て、従来の図5に示すような構造のものに鉄板を加工し
てなるリング状のラビリンス部材77を組み合わせてな
るもので、すなわち、ステータベース11に黄銅製のロ
ータホルダ66を組み込んで一体化し、このロータホル
ダ66に複数個の電機子コイル8a・・・を巻回してな
る電機子鉄心を取り付け、ステータベース11に配した
印刷配線回路基板22に端末を結線し、界磁マグネット
MMを一体化したヨークを兼ねるマグネットケースYか
らなるロータRを軸9を介して前記ロータホルダ66に
配した軸受44に回転自在に支承させてなるもので、鉄
板を加工してなるリング状のラビリンス部材77を界磁
マグネットMMの端部に臨むように前記ステータベース
11に配着したものである。図中、11aはステータベ
ース11から立ち上げたラビリンス部材77の位置を決
めるガイドである。この場合、付勢させる側となる部
分、すなわち全周の3分の1ほどを界磁マグネットMM
の端部に接近させておくことにより、この部分の磁束密
度を高めておく。このようにしても、ラビリンス部材7
7の接近部に界磁マグネットMM引きつけられることに
なるため、軸9は矢印の方に付勢されるので軸受44に
よって受けとめられて振れがでなくなる。
【0010】
【発明の効果】この発明は、上記のように簡単な構成で
磁気回路を構成する空隙に鉄粉などの異物が侵入するを
防止できるとともに同時に軸の振れを防止できることに
なる。したがって外側ハウジングなどの部材が不要とな
るため、低姿勢でしかもコスト的にも有利なラビリンス
を備えたロータ露出型モータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラビリンスを備えたロータ露出型モー
タの一実施例の要部断面図である。
【図2】同ステータの平面図である。
【図3】同ステータの側面図である。
【図4】同モータの他の実施例の要部断面図である。
【図5】従来のロータ露出型モータの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ステータベース 1a 補強用支骨片 2 回路基板 3 樹脂 4 ロータホルダ 5 中空軸受 6 連結片 7 リング状のラビリンス部材 8 ステータコア S、SS ステータ R ロータ 9 軸 10 マグネットケース M、MM マグネット A 空隙 H 磁気検知素子 11 ステータベース 77 リング状のラビリンス部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部が露出されているロータ
    を空隙を介して回転自在に支えてなるステータにラビリ
    ンス部材を配したロータ露出型モータにおいて、ラビリ
    ンス部材を利用して回転時に前記ロータを実質的に径方
    向に付勢させるようにしたラビリンスを備えたロータ露
    出型モータ。
  2. 【請求項2】 前記付勢させる手段としてリング状のマ
    グネットからなるラビリンス部材の付勢させる側を磁化
    し、この磁化部分と前記ロータの磁性体部分との間で吸
    引させるようにした請求項1に記載のラビリンスを備え
    たロータ露出型モータ。
  3. 【請求項3】 前記付勢させる手段としてリング状の磁
    性体からなるラビリンス部材を、前記マグネットとの間
    の空隙磁束密度を付勢させる側が大になるようにした請
    求項1に記載のラビリンスを備えたロータ露出型モー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記付勢させる手段を配した反対側に磁
    気検出手段を配した請求項1ないし請求項3のいずれか
    1項に記載のラビリンスを備えたロータ露出型モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100315519B1 (ko) * 1998-12-30 2002-02-28 이형도 디스크구동모터
US9911455B2 (en) 2010-11-18 2018-03-06 Lg Innotek Co., Ltd. Spindle motor
JP6349523B1 (ja) * 2016-08-08 2018-07-04 株式会社プロドローン アウターロータ型モータ、防水リング部材、および無人航空機

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US11616424B2 (en) 2010-11-18 2023-03-28 Lg Innotek Co., Ltd. Spindle motor
JP6349523B1 (ja) * 2016-08-08 2018-07-04 株式会社プロドローン アウターロータ型モータ、防水リング部材、および無人航空機

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