JP3594398B2 - ロータ露出型モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロータ露出型モータの改良に係り特にCDROMスピンドルモータなどに用いて好適なもので、磁気回路空隙に異物の侵入を防止できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CDROMスピンドルモータとして、図4の要部断面図で示すようにロータ部分Rを外方に露出させないように外側ハウジングHで覆うようにしたものがある。
しかしながら、最近の薄型化志向に伴い、厚みが問題となる外側ハウジングを削除した、ロータ露出型スピンドルモータにせざるを得ない。
このロータ露出型モータとしては、図5に示すようなものが一般的である。すなわち、軸受ホルダ66を一体化したブラケット11に、所定の回路パターンを形成した回路基板22を配し、この回路基板22に複数個の空心電機子コイル3、3を固着し、界磁マグネットMMを一体化したヨークを兼ねるマグネットケースYを軸Sに圧入等によって固着してなるロータRを空心電機子コイル33に対し所定の空隙Aを介して前記軸受ホルダ66に配した軸受44に回転自在に支承させてなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構造のモータは、ロータが外方に直接露出しているため、また、界磁マグネット自体が強力な希土類製を使用せざるを得ないため、鉄粉などの磁性粉を吸引しやすく、この鉄粉などの異物が空隙に侵入してロックしてしまうおそれがある。
【0004】
この発明の目的は、ロータ露出型モータにおいて、簡単な構成で磁気回路を構成する空隙に異物が侵入するのを防止しょうとするものである。
【0005】
上記課題を解決するには、請求項1記載の発明のように、マグネットケース(99)とこのマグネットケースに固定された軸(8)と軸方向界磁型マグネット(M)と前記マグネットケースと一体のターンテーブル(T)を備えたロータと、このロータに軸方向空隙(A)を介して臨ませた複数個の空心電機子コイル(31)と、この空心電機子コイルを載置したステータ(1)とを備えて軸方向空隙型に構成したロータ露出型モータであって、前記ロータは前記ターンテーブルから前記ステータ(1)方向に垂下したスカート部(99b)を有し、前記スカート部(99b)は前記ターンテーブル(T)と一体成形されており、前記ステータ(1)は板状のステータベースとその一面に設けられた回路基板からなり、その回路基板上に空心電機子コイルが取り付けられ、この空心電機子コイル(31)はステータベースの中心に設けられた軸受けと共に樹脂(5)でステータベースと一体化され、前記樹脂は空心電機子コイルの外周側を覆い、ロータ及びステータが露出した部分の前記スカート部先端とステータにより前記軸方向空隙(A)より小さい間隙(BB)が軸方向に形成されると共に、前記スカート部と空心電機子コイルの外周を覆った樹脂により前記軸方向空隙(A)より小さい間隙(BB)が径方向に形成されたことにより達成できる。
【0006】
請求項1の発明では、軸受と共に軸受ホルダを樹脂で一体成形しているので、ステータベースに対して軸受項の直角度は成形金型で極めて高精度に仕上げることができる。さらに、各間隙は前記軸方向空隙(A)より小にしたので、空隙Aに到達する鉄粉は、間隙BBを通過するような小さいものとなり、仮にこのような小さなものは空隙Aには入り込んでもロータをロックさせてしまうおそれはない。
【0007】
【発明の実施の形態】
次にこの発明のロータ露出型モータとして軸方向空隙型とした第1の実施例の構成を図1に示す要部縦断面図で説明する。
同図において、1は珪素鋼板からなるステータベースで、中央に複数個の補強用支骨1a‥‥を立ち上げると共に上面にフレキシブル基板からなる薄手の回路基板2を貼着してある。この回路基板2の上面には、さらに複数個の空心電機子コイル3‥‥が載置され、その端末は図示しないが、所定の回路パターンに半田結線されるようになっている。
前記補強用支骨1a‥‥の内側には、中空軸受4が格納されて樹脂5によって前記空心電機子3‥‥共に、一体に軸受ホルダ6として設けられている。また同じ樹脂5によって最外側に本発明の特徴である壁7が一体にリング状に立設されている。
このように樹脂で中空軸受4を含めて空心電機子コイル3‥‥共に軸受ホルダ6を一体成形すると、ステータ1に対する中空軸受4の直角度は成形金型で極めて高精度に仕上げることができる。
このようなステータに組み合わせるロータRは、前記中空軸受4に回動自在に支承された軸8と、この軸8に固着したヨークを兼ねるマグネットケース9とこのマグネットケース9に固定され、前記空心電機子コイルに所定の空隙Aを介して臨ませた界磁マグネットMからなる。マグネットケース9の外周はステータ側の壁7より内側となるように前記空隙Aより小となる間隙Bを介して配されるようになっている。
【0008】
このようにすると、空隙Aは径方向から壁7によって見えなくなり、鉄粉などが界磁マグネットMの漏洩磁束に吸い寄せられて空隙Aには入りこまなくなる。
【0009】
なお、壁7は想像線で示すように上方に延設してメディア載置用ターンテーブルTに一部が遊嵌されるようにしてもよい。
【0010】
図2は第2の実施例の要部断面図であって、第1の実施例と同様な部材、部位は同一符号を付してその説明を省略している。
ロータRからマグネットケース99をスカート状99aにたらしてステータを構成する電機子コイル31の外周の樹脂部分を覆うようにしたもので、空隙Aとの関係は、空心電機子コイル31の外周部に形成された樹脂5とスカート部99aによる間隙およびステータベース1とスカート部99aの先端による空隙BBをやはり空隙Aより小にしてある。
このようにすれば、空隙Aに到達する鉄粉は、間隙BBを通過するような小さいものと なり、仮に空隙Aに入り込んでもロータをロックさせてしまうおそれはなく、マグネットケース99はマグネットMを大きくカバーするので漏洩磁束はほとんど外方に出なくなり鉄粉などを吸引するおそれはない
また、ロータ側からスカート部をおろす変形例としては、図3に示すように、ロータとメディアチャック用ターンテーブルTを一体とし、このターンテーブルよりスカート部99bを降ろして前記と同様にしてもよい。この図3も第1、第2の実施例と同様な部材、部位は同一符号を付してその説明を省略している。
この図3のようなスカート部99bは、ターンテーブルTと一体成形によって構成されているので、特別に部材を配慮しなくて済み、ここでも空隙Aに到達する鉄粉は、各間隙BBを通過するような小さいものとなり、ロータをロックさせてしまうおそれはない。
【0011】
【発明の効果】
この発明は、上記のようにスカート部とステータを一体化する樹脂との間隙あるいはスカート部とステータとの間隙でラビリンスを簡単に構成でき、各間隙を軸方向空隙Aより小にしてあるので、磁気回路を構成する軸方向空隙に鉄粉などの異物が侵入するのを防止できる。したがって外側ハウジングなどの部材が不要となるため、低姿勢のロータ露出型モータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータ露出型モータの一実施例の要部断面図である。
【図2】本発明の同モータの他の実施例の要部断面図である。
【図3】同変形例の本発明の同モータの他の実施例の要部断面図である。
【図4】従来の一般的なスピンドルモータの要部断面図である。
【図5】従来のロータ露出型モータの要部断面図である。
【符号の説明】
1 ステータベース
1a 補強用支骨
2 回路基板
3、31 空心電機子コイル
5 樹脂
4 中空軸受
6 軸受ホルダ
7 壁
8 軸
9、99 マグネットケース
99a、99b スカート部
M マグネット
A 空隙
B、BB 間隙

Claims (1)

  1. マグネットケース(99)とこのマグネットケースに固定された軸(8)と軸方向界磁型マグネット(M)と前記マグネットケースと一体のターンテーブル(T)を備えたロータと、このロータに軸方向空隙(A)を介して臨ませた複数個の空心電機子コイル(31)と、この空心電機子コイルを載置したステータ(1)とを備えて軸方向空隙型に構成したロータ露出型モータであって、前記ロータは前記ターンテーブルから前記ステータ(1)方向に垂下したスカート部(99b)を有し、前記スカート部(99b)は前記ターンテーブル(T)と一体成形されており、前記ステータ(1)は板状のステータベースとその一面に設けられた回路基板からなり、その回路基板上に空心電機子コイルが取り付けられ、この空心電機子コイル(31)はステータベースの中心に設けられた軸受けと共に樹脂(5)でステータベースと一体化され、前記樹脂は空心電機子コイルの外周側を覆い、ロータ及びステータが露出した部分の前記スカート部先端とステータにより前記軸方向空隙(A)より小さい間隙(BB)が軸方向に形成されると共に、前記スカート部と空心電機子コイルの外周を覆った樹脂により前記軸方向空隙(A)より小さい間隙(BB)が径方向に形成されたことを特徴とするロータ露出型モータ。
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