JPH1051621A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1051621A
JPH1051621A JP8201805A JP20180596A JPH1051621A JP H1051621 A JPH1051621 A JP H1051621A JP 8201805 A JP8201805 A JP 8201805A JP 20180596 A JP20180596 A JP 20180596A JP H1051621 A JPH1051621 A JP H1051621A
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JP
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pattern
area
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image data
color
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JP8201805A
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English (en)
Inventor
Tatsuji Hirakawa
達司 平川
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より簡単に原稿内のグラフや図形に色を付す
ことのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、原稿の画像を
読み取る読取手段と、複数種のパターンの画像データを
記憶する記憶部と、読取手段により読み取られた原稿の
画像データに基づいて、記憶部に記憶されるパターンと
同じパターンのエリアを、それぞれ種類別に検出する検
出手段と、検出手段により検出された各パターンのエリ
アにある画像データを、その種類に応じて所定の色のデ
ータに変換する編集手段と、編集手段による編集後の画
像データに基づいて、用紙上に画像を形成する画像形成
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルカラー
複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】グラフ等の図形に色を付したり、又は、
逆に模様を消して白抜きにする場合を考える。例えば、
ドット、ハッチング、クロスハッチング等の2値パター
ンで区分けされている円グラフをOHPシートにコピー
し、当該OHPシートをプロジェクターでスクリーンに
投影する場合、上記のドット、ハッチング、クロスハッ
チングなどのパターンの違いが識別しにくい場合があ
る。このような場合、上記パターンで表されているエリ
アに色を付したり、白抜きにしたりすることが望まれ
る。ディジタルカラー複写機等の画像形成装置では、モ
ノカラーで描かれたグラフや図形等の特定の部分に色を
付けたり、又は、特定の範囲内の模様を消去する編集機
能を備えるものがある。編集処理を行う対象を特定する
方法としては、エディター等でパターンエリアを直接指
定する方法と、所定の色や太さの線で囲まれた閉領域
(以下、閉ループ領域という)を検出し、検出した領域
を編集処理の対象として特定する方法とが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】色変換等の編集処理を
行うパターンエリアを、エディター等で直接指定する方
法を採用する装置の場合、複数のエリアそれぞれに異な
る色を付すには、エリア毎に色の指定を行う必要があ
り、不便である。また、所定の閉ループ領域をパターン
エリアであるとして検出する装置の場合、パターンエリ
ア内の小さな閉領域を別のパターンエリアであると誤判
別する場合があり、この部分が別の色データに変換され
たり、逆にデータの変換が行われずにパターンエリアが
残ってしまう場合があった。
【0004】本発明の目的は、より簡単かつ正確に原稿
内のグラフや図形に色を付したり、逆に模様を消去して
白抜きにすることのできる画像形成装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の画像形成装置は、原稿の画像を読み
取る読取手段と、複数種のパターンの画像データを記憶
する記憶部と、読取手段により読み取られた原稿の画像
データに基づいて、記憶部に記憶されるパターンと同じ
パターンのエリアを、それぞれ種類別に検出する検出手
段と、検出手段により検出された各パターンのエリアに
ある画像データを、その種類に応じて所定の色のデータ
に変換する編集手段と、編集手段による編集後の画像デ
ータに基づいて、用紙上に画像を形成する画像形成手段
とを備える。この構成を採用する画像形成装置では、原
稿画像中にある複数種のパターンエリアをマッチング処
理により検出し、検出した各パターンエリアに対して、
それぞれ所定の色を一括して付与した画像を用紙上に形
成することができる。
【0006】また、本発明の第2の画像形成装置は、原
稿の画像データを読み取る読取手段と、複数種のパター
ンの画像データを記憶する記憶部と、読取手段により読
み取られた原稿の画像データに基づいて、記憶部に記憶
されるパターンと同じパターンのエリアを、それぞれ種
類別に検出する検出手段と、色変換モード又はイレース
モードを設定する設定手段と、色変換モードの設定時に
おいて、検出手段により検出された各パターンのエリア
にある画像データを、その種類に応じて所定の色のデー
タに変換し、変換後のデータを原稿の画像データとする
編集手段と、原稿の画像データに基づいて、用紙上に画
像を形成する画像形成手段と、イレースモードの設定時
において、検出手段により検出されたパターンエリア内
の画像については、上記画像形成手段による用紙上への
画像の形成を禁止する制御手段とを備える。この構成を
採用する画像形成装置では、原稿画像中にある複数のパ
ターンエリアをマッチング処理により検出し、色変換モ
ードの設定時には検出した各パターンエリアに対して、
それぞれ所定の色を一括して付与した画像を用紙上に形
成することができる。一方、イレースモードの設定時に
は、検出されたパターンエリアについて画像形成手段に
よる用紙上への画像の形成を禁止することで、特に画像
データを変換することなく、パターンエリア内の模様を
消去した画像を用紙上に形成することができる。
【0007】また、本発明の第3の画像形成装置は、原
稿の画像データを読み取る読取手段と、1以上のパター
ンの画像データを記憶する記憶部と、読取手段により読
み取られた原稿の画像データに基づいて、記憶部に記憶
される1以上のパターンと同じパターンのエリアを検出
する検出手段と、読取手段により読み取られた原稿の画
像データに基づいて、用紙上に画像を形成する画像形成
手段と、検出手段により検出された1以上のパターンエ
リア内の画像については、上記画像形成手段による用紙
上への画像の形成を禁止する制御手段とを備える。この
構成を採用する画像形成装置では、原稿画像中にある1
以上のパターンエリアをマッチング処理により検出し、
検出されたパターンエリアについて画像形成手段による
用紙上への画像の形成を禁止することで、特に画像デー
タを変換することなく、パターンエリア内の模様を消去
した画像を用紙上に形成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて、本発
明の画像形成装置の実施形態である複写機1について説
明する。図1は、複写機1の構成を示す図である。複写
機1は、原稿台上に載置された原稿の画像データを読み
取る原稿読み取り部100と、原稿読み取り部100に
おいて読み取った原稿の画像データに基づいて用紙上に
画像を形成するプリンタ部200とに大きく分けられ
る。原稿読み取り部100において、原稿台ガラス2上
に原稿面を下向きにして載置された原稿は、スキャナ3
の備える露光ランプ4により照射される。原稿面からの
反射光は、ロッドレンズアレイ5を介してCCDライン
センサ6上に結像する。CCDラインセンサ6は、原稿
からの反射光をR,G,Bの多値電気信号に変換して信
号処理部7に出力する。スキャナ3は、スキャナモータ
8の働きにより所定の速度で矢印の方向(副走査方向)
に移動して、原稿全体を走査する。信号処理部7は、入
力されるR,G,Bの画像データに基づいて、原稿内の
所定のパターンエリアを認識した後、設定されているコ
ピーモードに応じた編集処理を施す。信号処理部7で
は、編集処理後の画像データを、シアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラックの各色成分に変換し、変換した各色成
分のデータをプリントヘッド制御部20に出力する。プ
リンタ部200において、プリントヘッド制御部20
は、入力される画像データに応じてレーザダイオード駆
動信号を生成し、この駆動信号によりレーザ装置21に
レーザビームを発光させる。レーザ装置21の発光する
レーザビームは、感光体ドラム22の表面を走査する。
感光体ドラム22の表面は、1複写毎に露光を受ける前
にイレーサランプ23で照射され、帯電チャージャ24
により一様に帯電されている。この状態で露光を受ける
と、感光体ドラム22には原稿の静電潜像が形成され
る。シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナー
現像器25〜28の内、まず、シアンのトナー現像器2
5が選択され、現像ユニットモータ29の働きにより感
光体ドラム22に対向する位置にセットされて感光体ド
ラム22上の静電潜像を現像する。給紙カセット42〜
44より適当な用紙が搬送され、タイミングローラ対4
5まで搬送された後、静電吸着チャージャ31により転
写ドラム30に吸着される。感光体ドラム22上に現像
されたトナー像は、転写チャージャ32により転写ドラ
ム30に巻き付けられた用紙に転写される。上記の印字
行程は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色
について繰り返し行われる。4色分のトナー像が重ね塗
りされた用紙は、分離除電チャージャ33により除電さ
れた転写ドラム30の表面から分離爪34により引き離
される。転写ドラム30より分離した用紙は、搬送ベル
ト35により定着装置36へと搬送され、熱定着された
後に排紙トレイ37に排出される。引き続き用紙の裏面
に印刷を行う場合、定着後の用紙は、排紙トレイ37へ
搬送されるかわりにスイッチバック搬送路38に送ら
れ、反転装置39によってスイッチバックされた後に中
間トレイ50に収納される。この中間トレイ50に格納
された用紙は、裏面に印刷するトナー像が感光体ドラム
22上に形成された際に、転写ドラム30へ給紙され
る。
【0009】図2は、複写機の制御ブロックを示す図で
ある。CPUを備える制御部400は、原稿読み取り部
100、プリンタ部200の他に、画像メモリ150、
操作パネル300、ビットマップメモリ402、制御プ
ログラムを格納するROM403、パターン格納RAM
404、パターンマッチング部405、記憶部406、
及び、エリア格納部407とが接続されている。操作パ
ネル300上には、コピー処理を開始を指示するスター
トキーと、コピーモードとして色変換モード又はイレー
スモードの何れか一方を設定する操作ボタンを備える。
色変換モードは、パターンエリアに色を付すモードであ
り、イレースモードは、パターンエリアの模様を消去す
るモードである。ROM403には、制御プログラムの
他、図3の(a)〜(e)に示す所定のサイズの5種類
のパターンの画像データが記憶されている。原稿読み取
り部100において読み取られた原稿の画像データは、
画像メモリ150に記憶されると共に、2値化部401
において2値データに変換された後にビットマップメモ
リ402に記憶される。制御部400は、ROM403
に記憶されている各パターンの画像データを順にパター
ン格納RAM404に格納し、パターンマッチング部4
05において、ビットマップメモリ402に記憶される
ビットマップデータとのマッチング処理を実行する。こ
のマッチング処理方法としては、論理的マッチングを行
うマトリクスマッチング法、及び、類似度法があげられ
るが、何れの方法を採用しても良い。エリア格納部40
7は、検出されたパターンのエリアと、そのパターンの
種類を格納する。色変換モードの設定時において、制御
部400は、パターンマッチング部405により検出さ
れる各パターンのエリアに白を含む所定の色を割り当
て、これを記憶部406に記憶する。コピー実行時に
は、画像メモリ150より画像データを読み出し、読み
出した画像データの内、各パターンエリアの画像データ
を、割り当てられた色の画像データに置き換えた後に、
プリンタ部200に出力する。一方、イレースモードの
設定時において、制御部400は、エリア格納部407
に格納されるエリア情報に基づいて、プリンタ部200
に各パターン内でのレーザビームの発光を禁止する制御
信号を出力して、そのパターン内に付された模様を消去
する。
【0010】図4は、制御部400の実行する編集処理
の結果の一例を示す図である。パターンマッチング部4
05における処理により、(a)に示す各棒グラフにつ
いて斜線パターンで区画されるエリアH1と、ドットパ
ターンで区画されるエリアH2と、格子パターンで区画
されるエリアH3が検出される。色変換モードの設定時
には、プリンタ部200に画像データを出力する際、
(b)に示すように各エリアH1,H2,H3内の画素デ
ータを、色C1,C2,C3の画素データに置き換えて色
づけを行う。この場合、各エリアH1,H2,H3に白色
を割り当てれば、各パターンの模様を消去した白抜きの
グラフを得ることができる。また、イレースモードの設
定時には、プリンタ部200に画像データを出力する
際、各パターン内でのレーザビームの発光を禁止する制
御信号を出力して、画像データを変更することなく、そ
のパターン内に付された模様を消去する。この場合、各
エリアH1,H2,H3の輪郭だけが用紙に印刷される。
前述するように、ROM403には、図3(a)〜
(e)に示す5種類のパターンの画像データが記憶され
ており、最大5種類のパターンで区分けされたグラフや
図形に対して色付け処理又はイレース処理を行うことが
できる。なお、ROM403に記憶するパターンの数は
5個に限定されず、必要に応じて、任意に設定すればよ
い。また、編集処理の対象となるグラフ及び図形として
は、図4に示すように矩形で区分けされる棒グラフの
他、図5に示すように扇形に区分けされる円グラフ、図
6に示すように曲線で区分けされるグラフ、図7に示す
ように折れ線で区分けされるグラフ等があげられる。
【0011】以下、フローチャートを用いて、制御部4
00の実行する編集処理について順に説明する。図8
は、制御部400の実行する編集処理のフローチャート
である。操作パネル300上に設けるスタートキー(図
示せず)が押下され、コピー処理が開始されると、初期
設定として、給紙カセット42〜44から所定の用紙を
給紙して転写ドラム30に巻き付けると共に、レーザ装
置21内のポリゴンミラーの回転を開始させる(ステッ
プS1)。スキャナモータ8を駆動してスキャナ3を副
走査方向に移動させ、原稿のサイズ、種別などを検出す
るための予備スキャンを実行する(ステップS2)。こ
の予備スキャンで読み取られる原稿の画像データに基づ
いて、図形判別処理として、ROM403に記憶する5
種類のパターンに該当するエリアの検出を行い、検出し
たエリアを、そのパターンの種類と共にエリア格納部4
07に記憶する(ステップS3)。パターンエリアを記
憶する際、エリア内にある全ての画素の座標を記憶して
もよいし、パターンエリアの外形線の各画素の座標を記
憶してもよい。また、パターンエリアの形状を識別し、
当該形状を特定する特徴値のデータのみを記憶すること
としても良い。この特徴値は、例えば、パターンエリア
が矩形の場合には、四隅の座標であり、パターンエリア
が多角形の場合には、各辺の接点の座標であり、パター
ンエリアが扇形の場合には、中心の座標、半径、円弧上
の一点の座標、中心と前記円弧上の一点を結ぶ線を基準
とした場合の開始角及び終了角の各値である。色変換モ
ードの設定時において、このステップS3の処理におい
て1つ以上のパターンのマッチングするエリアを検出し
た場合には(ステップS4でYES)、検出したパター
ンエリアに割り当てる色を特定する(ステップS5)。
スキャンモータ8を駆動してスキャナ3を副走査方向に
移動させて、シアントナー用の画像データの読み取りを
行う(ステップS6)。読み取った画像データの内、パ
ターンエリアの画像データについて、設定されているモ
ードに応じた編集処理を実行する(ステップS7)。こ
こで、色変換モードの設定時には、パターンエリア内の
画像データをステップS6において割り当てられた色の
画像データに置き換える。また、イレースモードの設定
時には、プリンタ部200に各パターン内でのレーザビ
ームの発光を禁止する制御信号を出力して、パターン内
における画像形成処理をキャンセルする。これにより、
画像データを変更することなくパターンに付された模様
を消去する。上記編集処理の後、画像形成処理として、
編集処理後の画像データに基づくシアントナー像を感光
体ドラム22上に形成して、転写ドラム30に巻き付け
られている用紙に転写する(ステップS8)。シアン、
マゼンタ、イエロー、ブラックの4色全てについての印
刷が未だ終了してない場合には(ステップS9でN
O)、ステップS6〜S8の処理を繰り返し実行し、残
りのマゼンタ、イエロー、ブラックの3色分の画像デー
タの読み取り、編集処理、及び、用紙上へのトナー像の
転写動作を実行する。4色分のトナー像の転写終了後、
転写ドラム30より用紙を分離し、定着装置36におい
て熱定着処理を実行した後に排紙トレイ37に排紙する
(ステップS10)。
【0012】図9は、図形判別処理(図8、ステップS
3)のフローチャートである。予備スキャンで読み取っ
た原稿の画像データを、2値化部401において2値デ
ータに変換した後に、ビットマップメモリ402に書き
込む(ステップS11)。ROM403に格納されてい
る5種類のパターンの内の1つの画像データを読み出
し、パターン格納RAM404に格納する(ステップS
12)。パターンマッチング部405において、パター
ン格納RAM404に格納するパターンデータと、ビッ
トマップメモリ402に記憶されているデータとのマッ
チング処理を行う(ステップS13)。ビットマップメ
モリ402内にパターン格納RAM404に格納されて
いるパターンと同じパターンのデータを検出した場合に
は(ステップS14でYES)、更に、その位置周辺の
ビットマップデータを調べ、同一パターンのエリアを特
定する(ステップS15)。特定したエリアの位置情報
を、パターンの種類の情報と共にエリア格納部407に
書き込む(ステップS16)。パターンマッチングを行
う箇所を変更し(ステップS17)、他にも同一パター
ンのエリアがないか調べる。一致するエリアがない場合
(ステップS14でNO)、5種類のパターン全てにつ
いてのマッチング処理が終了していない場合には(ステ
ップS18でNO)、ステップS12に戻り、次のパタ
ーンについて上記処理を繰り返し実行する。ROM40
3に記憶する5種類のパターン全てについてのマッチン
グ処理が終了した場合には(ステップS18でYE
S)、パターンエリアをより正確に検出するため、以下
の処理を実行する。ステップS12〜S17において実
行するマッチング処理により、各パターンとマッチング
する幾つかのエリアが認識される。しかし、図10の
(a)に示す円グラフに対してマッチング処理を実行し
た場合、図10の(b)に一点鎖線で囲んで示すエリア
などは、判別用に用いるパターンのサイズとの関係によ
り、パターンと同じ模様の画像であるにも拘わらず、正
確に検出することができないことがある。そこで、これ
らのエリアを検出するため、パターンと同じであるとし
て検出されたエリア以外の画像データを対象として、所
定の線で区画される領域(以下、閉ループ領域という)
の検出を行う(ステップS19)。この閉ループ領域に
は、白抜きで区画される領域、及び、曲線又は折れ線で
囲まれた領域を含む。閉ループ領域は、例えば、ある画
素を始点として、隣接する画素を順に検出して、その連
続性を調べて検出する。検出された閉ループ領域の位置
及びその形状(又は面積)と、エリア格納部407に格
納されているエリアの位置、及び、そのパターンの形状
との関係より当該検出された閉ループ領域がパターンに
属するかいなかを判別し、この判別結果に基づいてエリ
アの位置情報の補正を行う(ステップS20)。
【0013】図11は、色データ割り当て処理(図8、
ステップS5)のフローチャートである。まず、代表色
指定処理として、パターンエリアに割り当てる色として
優先的に使用する色を指定して、これを記憶部406に
記憶させる(ステップS40)。なお、この代表色の指
定は、コピー実行前に予め行っておけば、ここで実行し
なくとも良い。記憶部406に記憶した色とROM40
3に記憶する5種類のパターンとをそれぞれ対応させる
(ステップS41)。各色と対応する各パターンについ
ての情報を記憶部406に記憶する(ステップS4
2)。
【0014】図12は、代表色の指定処理(図8、ステ
ップS40)のフローチャートである。変数nを1にセ
ットした後(ステップS45)、第n番目にパターンエ
リアに割り当てる色を登録する(ステップS46)。引
き続き色を登録する場合(ステップS47でYES)、
変数nに1を加算した後に(ステップS48)、ステッ
プS46に戻る。優先的に使用する色の登録が終了した
場合には(ステップS47でNO)、リターンする。な
お、色は、例えば、青,赤,黄、または、紫,緑,黄
等、マンセル表色系で互いに色相の遠いものから順に登
録する。これにより、色の違いが明確になり識別しやす
くなる。また、最初に割り当てる色だけを目立たせたい
場合には、最初に登録する色を明るめに設定する。より
注目させる色、たとえば、危険を知らせる色として、赤
又は黄色の下地に黒ストライプを付したパターンを採用
してもよい。この他、目的に応じて、他に割り当てる色
に比べて大きく見える色を採用したり、手前に出て見え
る色を採用してもよい。また、白色を登録すれば、グラ
フを白抜きにすることもできる。
【0015】図13は、色データ割り当て処理(図8、
ステップS5)の変形例のフローチャートである。本例
では、予めパターンエリアに割り当てる色として優先的
に使用する色を指定し、これを記憶部406に記憶させ
ておく。まず、エリア格納部407に記憶されている各
パターンエリアの面積を求める(ステップS50)。求
めた面積の大きなパターンから順に、予め優先順位を定
めて記憶されている色を割り当てる(ステップS5
1)。既に色が指定されているパターンエリアについて
は、同じ色を割り当てる。各色と対応する各パターンに
ついての情報を記憶部406に記憶する(ステップS5
2)。
【0016】図14は、色データ割り当て処理(図8、
ステップS5)の別の変形例のフローチャートである。
本例では、予めパターンエリアに割り当てる色として優
先的に使用する色を指定し、これを記憶部406に記憶
させておく。まず、エリア格納部407に記憶されてい
る各パターンエリアの座標位置を調べる(ステップS6
0)。例えば、X座標の大きなものから順に、予め優先
順位を定めて記憶されている色を割り当てる(ステップ
S61)。ここで、X座標が同じものについてはY座標
の大きなものから順位付けを行う。また、既に色が指定
されているパターンエリアについては、同じ色を割り当
てる。各色と対応する各パターンについての情報を記憶
部406に記憶する(ステップS62)。
【0017】図15は、色データ割り当て処理(図8、
ステップS5)の別の変形例のフローチャートである。
本例では、予めパターンデータに割り当てる色として優
先的に使用する色を指定し、これを記憶部406に記憶
させておく。まず、エリア格納部407に記憶されてい
る各パターンエリアの画素密度を調べる(ステップS7
0)。画素密度の順に、予め優先順位を定めて記憶され
ている色を割り当てる(ステップS71)。既に色が指
定されているパターンエリアについては、同じ色を割り
当てる。各色と対応する各パターンについての情報を記
憶部406に記憶する(ステップS72)。
【0018】
【発明の効果】本発明の第1の画像形成装置では、検出
手段により、所定のパターン模様で描かれたエリアを検
出し、検出したエリア内の画像データを所定の色の画像
データに変換する。これにより、原稿内の各パターンの
エリアに対して、一括して色を付した画像を用紙上に形
成することができる。
【0019】本発明の第2の画像形成装置では、検出手
段により、所定のパターン模様で描かれたエリアを検出
する。そして、色変換モードの設定時には、検出したエ
リア内の画像データを所定の色の画像データに変換す
る。これにより、原稿内の各パターンのエリアに対し
て、一括して色を付した画像を用紙上に形成することが
できる。一方、イレースモードの設定時には、検出した
エリア内において画像形成手段による用紙上への画像の
形成を禁止することで、特に画像データの変換を行わず
とも各パターン内の模様を一括して消去した画像を用紙
上に形成することができる。
【0020】本発明の第3の画像形成装置では、検出手
段により、所定のパターンも用で描かれたエリアを検出
する。検出したエリア内において画像形成手段による用
紙上への画像の形成を禁止することで、特に画像データ
の変換を行わずとも各パターン内の模様を一括して消去
した画像を用紙上に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複写機の構成を示す図である。
【図2】 複写機の制御ブロックを示す図である。
【図3】 (a)〜(e)は、ROMに記憶されている
5種類の画像判別用のパターンを示す図である。
【図4】 (a)は、編集処理の対象の一例を示し、
(b)は、(a)に示すグラフの編集処理の結果を示す
図である。
【図5】 編集処理の対象となる、扇形で区分けされる
円グラフを示す図である。
【図6】 編集処理の対象となる、曲線で区分けされる
グラフを示す図である。
【図7】 編集処理の対処となる、折れ線で区分けされ
るグラフを示す図である。
【図8】 制御部の実行する編集処理のフローチャート
である。
【図9】 図形判別処理のフローチャートである。
【図10】 (a)はマッチング処理の対象となる円グ
ラフを示し、(b)は、マッチング処理により正しく検
出されなかった部分を示す図である。
【図11】 色データ割り当て処理のフローチャートで
ある。
【図12】 代表色の指定処理のフローチャートであ
る。
【図13】 色データ割り当て処理の変形例のフローチ
ャートである。
【図14】 色データ割り当て処理の別の変形例のフロ
ーチャートである。
【図15】 色データ割り当て処理の別の変形例のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
7…信号処理部 100…原稿読み取り部 150…画像メモリ 200…プリンタ部 300…操作パネル 400…制御部 401…2値化部 402…ビットマップメモリ 403…ROM 404…パターン格納RAM 405…パターンマッチング部 406…記憶部 407…エリア格納部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像データを読み取る読取手段
    と、 複数種のパターンの画像データを記憶する記憶部と、 読取手段により読み取られた原稿の画像データに基づい
    て、記憶部に記憶されるパターンと同じパターンのエリ
    アを、それぞれ種類別に検出する検出手段と、 検出手段により検出された各パターンのエリアにある画
    像データを、その種類に応じて所定の色のデータに変換
    する編集手段と、 編集手段による編集後の画像データに基づいて、用紙上
    に画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像データを読み取る読取手段
    と、 複数種のパターンの画像データを記憶する記憶部と、 読取手段により読み取られた原稿の画像データに基づい
    て、記憶部に記憶されるパターンと同じパターンのエリ
    アを、それぞれ種類別に検出する検出手段と、 色変換モード又はイレースモードを設定する設定手段
    と、 色変換モードの設定時において、検出手段により検出さ
    れた各パターンのエリアにある画像データを、その種類
    に応じて所定の色のデータに変換し、変換後のデータを
    原稿の画像データとする編集手段と、 原稿の画像データに基づいて、用紙上に画像を形成する
    画像形成手段と、 イレースモードの設定時において、検出手段により検出
    されたパターンエリア内の画像については、上記画像形
    成手段による用紙上への画像の形成を禁止する制御手段
    とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿の画像データを読み取る読取手段
    と、 1以上のパターンの画像データを記憶する記憶部と、 読取手段により読み取られた原稿の画像データに基づい
    て、記憶部に記憶される1以上のパターンと同じパター
    ンのエリアを検出する検出手段と、 読取手段により読み取られた原稿の画像データに基づい
    て、用紙上に画像を形成する画像形成手段と、 検出手段により検出された1以上のパターンエリア内の
    画像については、上記画像形成手段による用紙上への画
    像の形成を禁止する制御手段とを備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
JP8201805A 1996-07-31 1996-07-31 画像形成装置 Pending JPH1051621A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011130105A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011130105A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置

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