JP3336821B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
領域を検知し、検知した閉ループ領域内の画像に対して
編集処理を施す画像処理装置に関する。
内の画像に対して、下地色の変換や画像の抽出処理等の
画像処理を施す装置がある。特開平4−46462号公
報に開示される装置では、画像処理を施す領域は、使用
者がマーカーで囲んだ閉ループ領域が内接する矩形領域
である。また、特開平4−97262号公報に開示され
る装置では、画像処理を施す領域は、使用者が原稿中に
引いた縦横の2線により特定される矩形領域である。矩
形領域の特定は、マーカを用いる代わりにタブレット等
のポインティング装置を使用し、原稿上の2点を指定し
て行ってもよい。
は、使用者により特定された閉ループ領域(以下第1閉
ループ領域という)内に、さらに閉ループ領域(以下、
第2閉ループ領域という)が存在する場合、第1閉ルー
プと第2閉ループとで区画される領域内の画像を画像処
理の対象として取り扱う場合がある。例えば、マーカで
囲まれた領域内の画像に対して色変換処理を施す画像処
理装置では、図1(a)に示すように、原稿500中の
マーカ501で囲まれた領域502内に、「A」、
「B」、「お」等のように小さな閉ループ領域504,
505,506,507を持つ文字や、「CDえ」を囲
む罫線503からなる閉ループ領域508が存在する場
合、マーカとこれらの閉ループとで区画される領域内の
画像に対して画像処理を実行する。この結果、図1
(b)に示すように、「A」、「B」、「お」の有する
小さな閉ループ領域504,505,506,507
や、罫線503で囲まれる領域508の画像に対して色
変換処理が施されないといった不都合が生じる。本発明
の目的は、上記不都合を解消すべく、使用者により特定
された領域内の画像に対して、より正確な編集処理を実
行する画像処理装置を提供することである。
は、原稿中の第1閉ループ領域を指定する指定手段と、
指定手段により指定された第1閉ループ領域内に在る第
2閉ループ領域を検知する閉ループ領域検知手段と、閉
ループ領域検知手段により検知された第2閉ループ領域
を第1閉ループ領域と同じ編集処理の対象とするか否か
を判定する判定部と、第1閉ループ領域内に編集処理を
施す画像編集部とを備え、上記画像編集部は、判定部に
より第1閉ループ領域と同じ編集処理の対象とすると判
断された第2閉ループ領域内の画像に対して上記編集処
理と同じ編集処理を施すことを特徴とする。これによ
り、第1閉ループ領域内に「B」等の小さな閉ループ領
域を有する文字が存在するような場合に、当該閉ループ
を独立して編集処理の対象とすることが防止される。ま
た、上記判定部は、第1閉ループ領域と第2閉ループ領
域の画素数を各々求め、両者の割合に基づいて、検知さ
れた第2閉ループ領域を第1閉ループ領域と同じ編集処
理の対象とするか否かを判断することが好ましい。ま
た、上記判定部は、第2閉ループ領域の画素数を求め、
求めた画素数に基づいて、検知された第2閉ループ領域
を第1閉ループ領域と同じ編集処理の対象とするか否か
を判断することが好ましい。また、上記判定部は、第2
閉ループ領域の面積を求め、求めた面積に基づいて、検
知された第2閉ループ領域を第1閉ループ領域と同じ編
集処理の対象とするか否かを判断することが好ましい。
明の実施の形態について以下の順で説明する。 (1)デジタルカラー複写機の構成 (2)画像処理の制御 (2−1)メインルーチン (2−2)マーカエリアの検出処理 (2−2−1)閉ループの検出処理(1) (2−2−2)閉ループの検出処理(2) (2−2−3)閉ループの検出処理(3) (2−2−4)閉ループ内に、更に存在する閉ループの
検出処理(1) (2−2−5)閉ループ内に、更に存在する閉ループの
検出処理(2) (2−2−6)閉ループ内に、更に存在する閉ループの
検出処理(3) (2−3)マーカ編集処理 (2−4)各閉ループに対する色の割り当て
タルカラー複写機は、原稿画像を読み取る画像読取部1
00と、画像読取部100で読み取った画像データを再
現する複写部200とに大きく分けられる。画像読取部
100において、スキャナ10は、原稿を照射する露光
ランプ12、原稿からの反射光を集光するロッドレンズ
アレー13、及び集光された光を電気信号に変換する密
着型のCCDカラーイメージセンサ14を備えている。
スキャナ10は、原稿画像の読み取り時には、スキャン
モータ11により駆動されて、矢印の方向(副走査方
向)に移動し、原稿台15上に載置された原稿を走査す
る。イメージセンサ14は、原稿面からの反射光をR,
G,Bの3色の多値電気信号に変換する。R,G,Bの
3色の多値電気信号は、画像信号処理部20において8
ビット階調データに変換された後、同期用バッファメモ
リ30に記憶される。複写部200において、プリンタ
ヘッド部31は、入力される階調データに対してD/A
変換を行いレーザダイオード駆動信号を生成し、この駆
動信号により半導体レーザを発光させる。半導体レーザ
が発生するレーザビームは、反射鏡37を介して、回転
駆動される感光体ドラム41を露光する。感光体ドラム
41は、1複写毎に露光を受ける前にイレーサランプ4
2で照射され、帯電チャージャ43により一様に帯電さ
れている。この状態で露光を受けると、感光体ドラム4
1上に原稿の静電潜像が形成される。シアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(BK)の
トナー現像器45a〜45dのうちの何れか1つだけが
選択され、感光体ドラム41上の静電潜像を現像する。
複写紙は、用紙カセット50より給紙され、転写ドラム
51上のチャッキング機構52によりその先端がチャッ
キングされ、転写時に位置ずれが生じないようにしてい
る。現像されたトナー像は、転写チャージャ46により
転写ドラム51上に巻き付けられた複写紙に転写され
る。上記印字過程は、シアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)及びブラック(BK)の4色について繰
り返し行われる。このとき、感光体ドラム41と、転写
ドラム51の動作に同期してスキャナ10は、スキャン
動作を繰り返す。その後、複写紙は、分離爪47を作動
させることで転写ドラム51から分離され、定着装置4
8を通って定着され、排紙トレー49に排紙される。
コピー枚数は、テンキー161により設定される。表示
部162は、使用者により設定された複写モードや、コ
ピー枚数を表示する。ファンクションキー163は、表
示部162に表示される内容により、その機能が変化す
るキーであり、表示部162に表示される各種動作モー
ドの選択及び設定を行う。編集モード設定キー164
は、マーカ編集モードを設定するキーである。デジタル
カラー複写機では、使用者によりマーカ編集モードが設
定された場合、マーカーによりマークされた領域内の画
像の色を変更して複写紙に印刷する。このマーカ編集モ
ードが設定された場合、表示部162には、変更する色
の組み合わせの設定を促す画面が表示される。使用者
は、ファンクションキー163を操作して、所望する変
換色を設定する。また、モニターモード設定キー165
は、モニターモードを設定するためのキーである。モニ
ターモードが設定された場合、複写機は、原稿画像を縮
小し、マーカーによりマークされた領域内の画像の色を
互いに異なる組み合わせで変更した画像を1枚の用紙上
に形成する(図26参照)。プリントキー166は、コ
ピー動作を開始する際に用いるキーである。
処理部20のブロック図である。CCDカラーイメージ
センサ14で読み取られた原稿のRGB画像データは、
画像信号処理部20内の前処理部141においてA/D
変換とシェーディング補正が施された後、γ補正部14
2において、所定の階調補正が施される。階調補正が施
されたデータは、メモリ制御部143を介して、画像メ
モリ144に一旦格納される。画像メモリ144内に
は、原稿に対してx座標(主走査方向)、y座標(副走
査方向)の2次元のアドレスが設定されており、RGB
画像データと共に、8ビットの属性データを各画素毎に
記憶する。属性データは、後に説明するマーカエリアの
検出処理で用いる。ここで、マーカエリアとは、マーカ
により囲まれた閉ループ領域をいう。マーカ編集モード
が設定されている場合、画像メモリ144内においてマ
ーカエリアの検出処理及び検出されたマーカエリア内の
画像データに対するマーカ編集処理が行われる。マーカ
編集処理の施された画像データは、作像部の各色の作像
タイミングに合わせて色変換部145に読み出される。
色変換部145では、画像メモリ144より読み出され
たRGB画像データを、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の何れか1
つの8ビット階調データに変換して出力する。色変換処
理の施されたデータは、D/A変換部146において、
アナログ信号に変換される。プリントヘッド部31内の
レーザ制御部150は、D/A変換部146より出力さ
れるアナログ信号に基づいて、レーザ駆動信号を発生
し、半導体レーザ151を発光する。使用者により操作
パネル16を介して設定された各種の複写条件について
の情報は、制御メモリ149に格納される。CPU16
7は、制御メモリ149に格納されている情報を読み取
り、読み取ったデータに基づいて、読取信号処理部20
及びプリントヘッド部31のシーケンス制御を行う。ま
た、複写実行時の他の入出力制御や図示しない他のCP
Uとの通信制御は、入出力制御用のIC148を介して
実行する。また、複写機本体には、ポインティング装置
として、図5に示すタブレット110が接続されてい
る。タブレット110から入力される情報は、入出力制
御用のIC148を介して、CPU167に入力され
る。マーカ編集を行う閉ループ領域の特定は、原稿の該
当箇所を直接マーカーでマークすること以外に、タブレ
ット110の備えるパッド111上に原稿を載置し、選
択する矩形領域の対向する2点をポインティングペン1
12で指定しても行うことができる。
れた領域(以下、閉ループ領域という)内の画像の色を
変換する処理を実行する。閉ループ領域は、マーカを用
いて指定しても良いし、タブレット110を用いて指定
しても良い。ここで、図1(a)に示すように、閉ルー
プ領域内に別の閉ループ領域が存在する場合、これを認
識する。認識した閉ループ領域の内、「A」「B」
「お」等の文字が有する小さな閉ループ領域504,5
05,506,507については、これを独立したマー
カ編集処理の対象としては取り扱わず、各閉ループ領域
の画像に対しても色変換処理を施す。なお、独立してマ
ーカ編集処理の対象となる閉ループ領域であるか否かの
判断の基準を変更することで、「CDえ」の文字を囲む
罫線503が形成する閉ループ領域508も独立したマ
ーカ編集処理の対象外とすることができる。また、モニ
ターモードが設定されている場合には、原稿画像を縮小
し、マーカーによりマークされた領域内の画像の色を互
いに異なる組み合わせで変更した画像を1枚の用紙上に
形成する(図26参照)。
チンを示す図である。複写機の電源投入後、内部の初期
設定を行う(ステップS1)。使用者によるキー入力を
受け付ける(ステップS2)。プリントキー166が押
下された場合には(ステップS3でYES)、以下の処
理を実行する。使用者によりマーカ編集モードが設定さ
れている場合(ステップS4でYES)、マーカ編集処
理に用いる領域(以下、マーカエリアという)を検出す
る処理を実行する(ステップS5)。マーカエリアの検
出処理については、後に説明する。マーカエリアの検出
後、マーカエリア内にある閉ループ領域の検出を行う
(ステップS6)。このステップS6では、後に図11
を用いて説明するように、マーカエリア内の閉ループ領
域を検出し、検出した閉ループ領域の内、マーカ編集処
理の対象とする領域と対象外とする領域とを区別する処
理を実行する。このステップS6における処理について
は、後に説明する。マーカエリア内であって、ステップ
S6において有効な閉ループ領域であると判断された領
域を除く領域内の画像に対して、マーカ編集処理を実行
する(ステップS7)。マーカ編集処理では、マーカリ
ア内であって、ステップS6において有効な閉ループ領
域であると判断された領域を除く領域内の画像の色を変
更する。この後、複写動作を実行して複写紙上に画像を
形成する(ステップS8)。なお、マーカ編集処理の内
容は、これに限定されない。本発明の画像処理装置は、
実行するマーカ編集処理の内容に特徴を持つのではな
く、使用者によりマーカーやタブレット110等により
特定される閉ループ領域内に別の閉ループ領域が存在す
る場合に、この別の閉ループ領域が独立したマーカ編集
処理の対象となるのか否かについて判断し、この判断結
果に基づいてマーカ編集処理を施す領域を設定すること
を特徴とするからである。
5)のフローチャートである。図8は、画像メモリ14
4に格納されている画像をx,y座標上に表したもので
あり、原稿中、使用者によりマーカで囲まれた領域20
1内の画像例を示す。本画像例は、マーカで囲まれた領
域201内に、複数の閉ループ領域を有する。マーカエ
リアの検出処理は、図8中、斜線で示すマーカの付され
た領域200に属する画素を認識し、次にマーカーで囲
まれる領域201に属する画素を認識する。まず、原稿
中、マーカーの付された画素を検出する(ステップS1
0)。マーカエリア内の画素の検出は、画像メモリ14
4に格納されているRGB画像データからマーカーの色
に相当する画素を検出することにより実行される。マー
カで囲まれる領域201に属する画素の検出を行う。こ
の検出は、x座標軸に平行なラインLを定め、このライ
ンL上の画素の内、領域200に属する画素で囲まれる
範囲内の画素を検出することにより実行される。画像メ
モリ144にRGB画像データと共に格納されるマーカ
エリア内の画素(x,y)の属性データの第1ビット
(以下、q(x,y)と表す)の値を1に設定し、それ
以外の画素のq(x,y)の値を0に設定する。q
(x,y)の値が1に設定された画素の画像メモリ14
4内におけるx,y座標の最大値(max.x及びma
x.y)と最小値(min.x及びmin.y)を求める
(ステップS11)。画像メモリ144に格納されてい
る各画素の属性データの第2ビット(以下、r(x,
y)と表す)の値を0に設定する(ステップS12)。
ラインLのy座標の値を、マーカエリアの最小値mi
n.yに設定する(ステップS13)。ラインLのx座
標の値を、マーカエリアの最小値min.xに設定する
(ステップS14)。ラインL上の画素(x,y)がq
(x,y)=1の画素、即ち、マーカーエリア内の画素
に囲まれている場合(ステップS15でYES)、当該
ラインL上の画素(x,y)の属性データr(x,y)
の値を1に変更する(ステップS16)。ラインL上の
画素(x,y)のx座標の値に1を加算し(ステップS
17)、x座標の値がmax.xになるまでステップS
15〜S17の処理を繰り返し実行する(ステップS1
8)。ラインL上の画素(x,y)のy座標の値に1を
加算し(ステップS19)、y座標の値がmax.yに
なるまでステップS14〜S19の処理を繰り返し実行
する(ステップS20)。以上の処理により、図8に示
す原稿において、マーカーの付された領域200に属す
る画素の属性データq(x,y)は1に設定され、マー
カーで囲まれる閉ループ領域201に属する画素の属性
データr(x,y)は1に設定される。
例 図9及び図10は、閉ループ検出処理(図7、ステップ
S6)のフローチャートである。ここでは、マーカーで
囲まれた閉ループ領域内にある閉ループを検出し、1以
上の閉ループが検出された場合には、各ループに所定の
識別番号を付与する。図11の(a)〜(e)に示す画
像は、ステップS6において実行する閉ループ検出処理
を図を用いて説明するものである。以下、図9及び図1
0に示すステップ従い、また適宜、図11の(a)〜
(e)に示す画像を参照しつつ閉ループ検出処理の内容
を説明する。まず、画像メモリ144内に記憶されてい
る画素のうち、属性データr(x,y)の値が1である
画素、即ち、マーカで囲まれた閉ループ領域201に属
する画素を抽出し、抽出した画素の内、白画素の属性デ
ータの第3ビットから第8ビットが示す値を1に設定
し、それ以外の色の画素、例えば線画については0に設
定する(ステップS50、図11の(a)に示す画像を
参照)。以下、画素(x,y)の属性情報の第3ビット
から第8ビットで示される値をs(x,y)と示す。こ
こで、白画素とは、原稿で画像が描かれていない画素で
あり、画像メモリ144のR,G,B全ての値が所定値
(最も明るいデータ値を256とした場合、例えば23
0)以上の画素をいう。また、ステップS50におい
て、変数kを初期値の2に設定する。画像メモリ144
内に属性データs(x,y)の値が1の画素が存在する
場合(ステップS51でYES)、これらの画素の内、
最も小さなy座標の値を求める(ステップS52)。x
座標軸に平行に複数の画素が並ぶ場合には、その中でx
座標の値が最も小さなものを注目画素とする(ステップ
S53)。図11の(a)に示す画像の場合、注目画素
は、点300で示す箇所の画素になる。注目画素の属性
データs(x,y)の値をk(初期値は2)にする(ス
テップS54)。注目画素の周辺にs(x,y)=1の
画素が存在する場合(ステップS55でYES)、該当
する周辺画素の属性データs(x,y)の値をkに設定
する(ステップS56)。ここで、注目画素の周辺画素
とは、注目画素の周囲の8画素をいう。ステップS56
で属性データs(x,y)の値を書き換えられた周辺画
素の内の1つを注目画素とする(ステップS57)。ス
テップS55〜S57の処理を繰り返し実行し、注目画
素の周辺にs(x,y)=1の画素がなくなった場合に
は(ステップS55でNO)、この時点で、マーカで囲
まれた閉ループ領域内にあるs(x,y)=1の画素の
数をカウントし、記憶する(ステップS58)。この時
点で、図11の(b)に左下がりの斜線で示す領域20
2に属する画素の属性データs(x,y)の値は2に設
定される。変数Kの値に1を加算した後に(ステップS
59)、ステップS51に戻る。画像メモリ144内の
画像中、s(x,y)=1の画素がなくなるまで、ステ
ップS52〜S59を繰り返し実行する。図11の
(c)に示すように、右下がりの斜線と水平線のクロス
ハッチングよりなる領域203に属する画素の属性デー
タs(x,y)の値が3に設定される。次に、図11の
(d)に示すように、右下がりの斜線と垂直線のクロス
ハッチングよりなる領域204に属する画素の属性デー
タs(x,y)の値が4に設定される。そして最終的に
は、図11の(e)に示すように、各閉ループ領域20
2〜209に属する画素の属性データs(x,y)の値
が2〜9に設定される。このように、マーカで囲まれた
閉ループ領域202に属する画素の属性データs(x,
y)の値が2に設定され、上記閉ループ内に更にn−2
個の閉ループが存在する場合には、xy座標上、原点に
近い閉ループ領域に属する画素から順に属性データs
(x,y)の値が3、4、…、n(図11に示す原稿画
像例の場合、n=9)に設定される。この属性データs
(x,y)の値は、各閉ループの識別番号としての意味
を持つ。以下、属性データs(x,y)の最大値をnと
する。画像メモリ144内の画素のうち、属性データs
(x,y)=1の画素がなくなった場合、即ち、各閉ル
ープ領域内の画素に対して識別番号の付与が終了した場
合(ステップS51でNO)、識別番号の付された各閉
ループ毎に、閉ループ領域としてマーカ編集処理を実行
するか否かを決める処理を行う。マーカで囲まれた閉ル
ープ内に、更に存在する閉ループ内の画素の属性データ
s(x,y)の値は3以上である。そこで、画像メモリ
144中、属性データs(x,y)の値が3以上の画素
が存在するか否かを判断する(図10、ステップS6
0)。ここで、マーカで囲まれた閉ループ内に、更に、
閉ループが存在する場合(ステップS60でYES)、
変数kの値を3に設定する(ステップS61)。次に、
属性データs(x,y)=kの画素を内包する閉ループ
領域を画像処理の対象として取り扱うか否かの判断を行
う。まず、ステップS58でカウントしたカウント数を
基に、s(x,y)=kの画素からなる閉ループ領域内
の画素数を求める(ステップS62)。ここで求めた全
画素数が基準値より小さい場合(ステップS63でYE
S)、属性データs(x,y)=kの画素からなる閉ル
ープ領域については、これを独立したマーカ編集処理の
対象として取り扱わないこととする(ステップS6
4)。例えば、図11(e)に示す文字「B」について
の閉ループ領域207及び208については、各領域内
の画素数が基準値に満たないとして、これを独立したマ
ーカ編集処理の対象としては取り扱わないこととする。
これにより、文字「B」の有する小さな閉ループ領域内
の画素については、領域202と同じ色付け処理が施さ
れる。一方、全画素数が基準値よりも大きい場合(ステ
ップS63でNO)、属性データs(x,y)=kの閉
ループ領域を、独立したマーカ編集処理の対象として取
り扱うこととする(ステップS65)。なお、上記基準
値は、任意に設定することができる。ステップS62〜
S65の処理の後、変数kの値がnでない場合には(ス
テップS66でYES)、変数kの値に1を加算して上
記ステップS62に戻る。また、変数kの値がnである
場合には(ステップS66でNO)、閉ループ内に更
に、独立したマーカ編集処理の対象となる閉ループが存
在するか否かを判断する処理(ステップS68)を実行
した後にメインルーチンへリターンする。ステップS6
8における処理については後に説明する。
例 図12及び図13は、ステップS6の閉ループ検出処理
において、属性データs(x,y)の値が3以上の画素
を内包する閉ループ領域を、独立したマーカ編集処理の
対象として取り扱うか否かの判断を行う上記とは別の処
理例を示すフローチャートである。フローチャート中、
図9及び図10に示すフローチャートと同じ番号のステ
ップでは、同じ処理を実行する。このため、重複した説
明は省略する。この処理では、マーカで囲まれた閉ルー
プ領域内の全画素数に対する属性データs(x,y)=
kの画素からなる閉ループ領域内の画素数の比率より判
断を行う。まず、ステップS58(図12に示す)でカ
ウントしたカウント値に基づいて、マーカで囲まれた閉
ループ領域内にある全画素数に対する属性データs
(x,y)=kの画素からなる閉ループ領域内の画素数
の比率を求める(図13に示すステップS70)。求め
た比率が基準値以下の場合(ステップS71でYE
S)、属性データs(x,y)=kからなる閉ループ領
域については、これを独立した編集処理の対象としての
閉ループ領域として取り扱わないこととする(ステップ
S64)。一方、全画素数が基準値以下の場合(ステッ
プS71でNO)、属性データs(x,y)=kの閉ル
ープ領域を画像処理の対象としての閉ループ領域として
取り扱うこととする(ステップS65)。なお、上記基
準値は、任意に設定することができる。
例 図14及び図15は、ステップS6の閉ループ検出処理
において、属性データs(x,y)の値が3以上の画素
を内包する閉ループ領域を、独立したマーカ編集処理の
対象として取り扱うか否かの判断を行う上記とは別の処
理例を示すフローチャートである。フローチャート中、
図9及び図10に示すフローチャートと同じ番号のステ
ップでは、同じ処理を実行する。このため、重複した説
明は省略する。この処理では、図16に示すように、属
性データs(x,y)=kの画素からなる閉ループ領域
(図16(a)において斜線で示す領域207)が内接
する矩形領域(図16(b)において斜線で示す矩形領
域210)の面積に基づいて判断を行う。図14に示す
ステップS75では、属性データs(x,y)=kの画
素からなる閉ループ領域のx,y座標の最小値min.
xk,min.yk及び最大値max.xk,max.y
kを検出し、記憶する。ステップS76では、属性デー
タs(x,y)=kの画素からなる閉ループ領域が内接
する矩形領域の面積を、先のステップS75で求めた
x,y座標の最小値min.xk,min.yk及び最大
値max.xk,max.ykより算出する。即ち、次の
「数1」を実行して面積Dkを求める。
x.yk−min.yk) 面積Dkが基準値以下の場合(ステップS77でYE
S)、属性データs(x,y)=kからなる閉ループ領
域については、独立したマーカ編集処理の対象として取
り扱わないこととする(ステップS64)。一方、全画
素数が基準値以下の場合(ステップS77でNO)、属
性データs(x,y)=kの閉ループ領域を、独立した
マーカ編集処理の対象として取り扱うこととする(ステ
ップS65)。なお、上記基準値は、任意に設定可能で
ある。
る閉ループの検出処理の第1例 図17は、閉ループ内に、更に存在する閉ループの検出
処理(図10、図13又は図15の何れかで実行するス
テップS68)のフローチャートである。まず、変数k
の値を3に設定する(ステップS80)。次に属性デー
タs(x,y)=3の画素の内、白画素について、別個
に属性データsk(x,y)の値を1に設定し、白画素
以外の例えば線画等の画素には属性データsk(x,
y)=0を設定し、変数k'kの値を2に設定する(ステ
ップS81)。例えば、図19(a)に示すように、属
性データs(x,y)=3の閉ループ領域203内に、
「B」の文字が存在する場合、図19(b)に示すよう
に、「B」の文字の属性データs3(x,y)を0に、
当該文字以外の画素の属性データs3(x,y)の値を
1に設定する。s(x,y)=kの画素中、属性データ
sk(x,y)の値が1の画素が存在する場合(ステッ
プS82でYES)、これらの画素の内、最もy座標の
値が小さな画素を求める(ステップS83)。複数の画
素が並ぶ場合には、その中でx座標の値が最も小さなも
のを注目画素とする(ステップS84)。図19(b)
に示す原稿画像の場合、注目画素は、点301で示す箇
所の画素になる。注目画素の属性データsk(x,y)
の値をk'k(初期値は2)にする(ステップS85)。
注目画素の周辺にsk(x,y)=1の画素が存在する
場合(ステップS86でYES)、該当する周辺画素の
属性データsk(x,y)の値をk'kに書き換える(ス
テップS87)。ここで、注目画素の周辺画素とは、注
目画素の周囲8画素のことである。ステップS87で属
性データsk(x,y)の値を書き換えられた周辺画素
の内の1つを注目画素とする(ステップS88)。ステ
ップS86〜S88の処理を繰り返し実行し、注目画素
の周辺にsk(x,y)=1の画素がなくなった場合に
は(ステップS86でNO)、この時点でs(x,y)
=3の閉ループ領域203内にあるsk(x,y)=1
の画素の数をカウントし、記憶する(ステップS8
9)。この時点で図19(c)に水平線で示す領域22
0の画素の属性データS3(x,y)の値は2に設定さ
れる。変数K'「k]の値に1を加算した後に(ステッ
プS90)、上記ステップS82に戻る。s(x,y)
=kの画像中、属性データsk(x,y)=1の画素が
なくなるまで、上記ステップS82〜S90を繰り返し
実行する。この結果、図19(d)に示すように、
「B」の文字の下半分の閉ループ領域221に属する画
素の属性データs3(x,y)の値が3に設定され、上
半分の閉ループ領域222に属する画素の属性データs
3(x,y)の値が4に設定される。以下、属性データ
sk(x,y)の最大値をn'kとする。図19(d)の
場合、n'3の値は4である。マーカで囲まれた閉ループ
領域内に存在する各閉ループ領域、即ち、属性データs
(x,y)の値が3〜n(図11(a)に示す原稿画像
の場合、n=9)の各閉ループ領域に対して、このステ
ップS81〜S90の処理を実行する。即ち、ステップ
S91において、変数Kの値がnでない場合、変数Kの
値に1を加算して(ステップS92)、図17に示す上
記ステップS81〜S90の処理を繰り返し実行する。
検出された閉ループ毎に、閉ループ領域としてマーカ編
集処理を実行するか否かを決める処理を行う。閉ループ
内に、更に存在する閉ループ内の画素の属性データsk
(x,y)の値は3以上である。そこで、画像メモリ1
44中、属性データsk(x,y)=3以上の画素が存
在するか否かを判断する(ステップS93)。ここで、
閉ループ内に更に閉ループが存在する場合(ステップS
93でYES)、変数kの値を3にセットし(ステップ
S94)、変数k'kの値を3にセットする(ステップS
95)。図17に示す上記ステップ89でカウントした
カウント数を基に、属性データsk(x,y)=k'kの
画素からなる閉ループ領域内の画素数を求める(ステッ
プS96)。ここで求めた全画素数が基準値より小さい
場合(ステップS97でYES)、属性データs
k(x,y)=k'kの画素からなる閉ループ領域につい
ては、これを独立したマーカ編集処理の対象として取り
扱わないこととする(ステップS98)。例えば、図1
9(d)に示す文字「B」の有する小さな閉ループ領域
221及び222については、これを独立したマーカ編
集処理の対象外とする。これにより、文字「B」内の小
さな閉ループ領域221及び222の画素は、領域22
0と同じ色付けがなされる。一方、全画素数が基準値よ
りも大きい場合(ステップS97でNO)、属性データ
sk(x,y)=k'kの画素からなる閉ループ領域を、
独立したマーカ編集処理の対象として取り扱うこととす
る(ステップS99)。なお、上記基準値は、任意に設
定することができる。ステップS96〜S99の処理の
後、変数k'kの値がn'kでない場合には(ステップS1
00でNO)、変数k'kの値に1を加算して上記ステッ
プS96に戻る。また、変数k'kの値がn'kである場合
であって(ステップS100でYES)、変数kの値が
nでない場合には(ステップS102でYES)、変数
kの値に1を加算して(ステップS103)、上記ステ
ップS95に戻る。閉ループ内に更に有効な閉ループが
存在するか否かを判断する処理(ステップS68)を実
行した後にリターンする。
る閉ループの検出処理の第2例 図20及び図21は、閉ループ内に、更に存在する閉ル
ープの検出処理(図10、図13又は図15の何れかで
実行するステップS68)において、属性データs
k(x,y)の値が3以上の画素を内包する閉ループ領
域、即ち、閉ループ内に更に存在する閉ループの領域
を、独立したマーカ編集処理の対象として取り扱うか否
かの判断を行う上記とは別の処理例を示すフローチャー
トである。フローチャート中、図17及び図18に示す
フローチャートと同じ番号のステップでは、同じ処理を
実行する。このため、重複した説明は省略する。この処
理では、属性データs(x,y)=kの画素からなる閉
ループ領域内の全画素数に対する属性データsk(x,
y)=k'kの画素からなる閉ループ領域内の画素数の比
率より上記判断を行う。まず、図20に示すステップS
89でカウントしたカウント値に基づいて、属性データ
s(x,y)=kの画素からなる閉ループ領域内にある
全画素数に対する属性データsk(x,y)=k'kの画
素からなる閉ループ領域内の画素数の比率を求める(ス
テップS121)。求めた比率が基準値以下の場合(ス
テップS122でYES)、属性データsk(x,y)
=k'kからなる閉ループ領域については、これを独立し
たマーカ編集処理の対象としての閉ループ領域として取
り扱わないこととする(ステップS98)。一方、全画
素数が基準値以下の場合(ステップS122でNO)、
属性データsk(x,y)=k'kの閉ループ領域を画像
処理の対象としての閉ループ領域として取り扱うことと
する(ステップS99)。なお、上記基準値は、任意に
設定することができる。
る閉ループの検出処理の第3例 図22及び図23は、閉ループ内に、更に存在する閉ル
ープの検出処理(図10、図13又は図15の何れかで
実行するステップS68)において、属性データs
k(x,y)の値が3以上の画素を内包する閉ループ領
域、即ち、閉ループ内に、更に存在する閉ループの領域
を、独立したマーカ編集処理の対象として取り扱うか否
かの判断を行う上記とは別の処理例を示すフローチャー
トである。フローチャート中、図14に示すフローチャ
ートと同じ番号のステップでは、同じ処理を実行する。
このため、重複した説明は省略する。本例では、属性デ
ータsk(x,y)=k'kの画素からなる閉ループ領域
が内接する矩形領域の面積に基づいて、当該領域を独立
したマーカ編集処理の対象とするか否かについて判断す
る。例えば、図24(a)に示す属性データsk(x,
y)=3の画素からなる閉ループ領域221の有効性に
ついて、図24(b)に示すように、当該領域221が
内接する矩形領域230の面積に基づいて上記の判断を
行う。まず、ステップS125において、属性データs
k(x,y)=k'kの画素からなる閉ループ領域のx,
y座標の最小値min.xkk'k,min.ykk'k及び
最大値max.xkk'k,max.ykk'kを検出し、記
憶する。ステップS126では、属性データsk(x,
y)=k'kの画素からなる閉ループ領域が内接する矩形
領域の面積を、先のステップS125で求めたx,y座
標の最小値min.xkk'k,min.ykk'k及び最大
値max.xkk'k,max.ykk'kより算出する。即
ち、次の「数2」を実行して面積Dkk'kを求める。
k'k)×(max.ykk'k−min.ykk'k) 面積Dkk'kが基準値以下の場合(ステップS127で
YES)、属性データsk(x,y)=k'kの画素から
なる閉ループ領域については、これを独立したマーカ編
集処理の対象として取り扱わないこととする(ステップ
S98)。一方、全画素数が基準値以下の場合(ステッ
プS127でNO)、属性データsk(x,y)=k'k
の閉ループ領域を、独立したマーカ編集処理の対象とし
て取り扱うこととする(ステップS99)。なお、上記
基準値は、任意に設定可能である。
囲まれた閉ループ内に存在する閉ループを検出し、検出
した閉ループの内、独立してマーカ編集処理の対象とす
る閉ループを特定し、特定された閉ループ内に、更に閉
ループが存在する場合には、その閉ループが独立してマ
ーカ編集処理の対象となるか否かを判断する。このよう
に、使用者によりマーカにより選択された領域内に存在
する閉ループをそれぞれ検出し、各独立したマーカ編集
処理の対象とするか否かを判断することで、例えば
「B」の用に、小さな閉ループを有する文字部における
白抜け等を有効に防止することができる。
画素に所定の色を割り当てる。ここで、図8や図11に
示すように、マーカエリア内に、更に独立して処理の対
象となる閉ループ領域がある場合、隣接する領域に属す
る画素には、互いに異なる色を割り当てる。モニターモ
ードが設定されている場合には、図26(a)に示す原
稿画像を縮小し、図26(b)に示すように、1枚の複
写紙上に8回連写する。この際、各縮小画像中の閉ルー
プ領域内の画像に対しては、互いに異なる色を割り当て
る。図26(b)では、各閉ループ領域に割り当てる色
の違いを斜線やクロスハッチング等で表現する。使用者
は、1枚の用紙上に印刷された8個の原稿画像の内、所
望する色の組み合わせを選択する。図25は、マーカ編
集処理(図6のステップS8)のフローチャートであ
る。まず、使用者によりモニターモードが設定されてい
るか否かを判断する(ステップS200)。モニターモ
ードは、図26(b)に示すように、縮小された原稿内
のマーカエリア内の各閉ループに属する画素に対してそ
れぞれ異なる色を割り当て、1枚の用紙に複数回繰り返
し印刷するモードである。モニタモードが設定されてい
る場合(ステップS200でYES)、まず、原稿画像
全体を縮小する(ステップS201)。各縮小原稿の画
像内のマーカで囲まれた閉ループ領域に属する画素に対
して、それぞれ異なる組み合わせの色を割り当てる(ス
テップS202)。各閉ループに対する色の割り当て方
については後に説明する。図8に示すように、それぞれ
異なる組み合わせの色を割り当てた各縮小原稿を1枚の
用紙上に印刷する(ステップS203)。この後、使用
者は、印刷した原稿中、所望する縮小画像を操作パネル
16の操作により選択する(ステップS204)。CP
U167は、選択された組み合わせの色のデータを各画
素に割り当てる(ステップS204)。モニタモードが
設定されていない場合には(ステップS200でN
O)、マーカで選択された領域内にある各閉ループに属
する画素に対して所定の色を割り当てる(ステップS2
05)。各閉ループに対する色の割り当て方については
後に説明する。
て 各閉ループに属する画素に対する色の割り当てを行う前
に、閉ループ相互の隣接関係を調べる。マーカで囲まれ
た領域内に、属性データs(x,y)の値が3以上の画
素が存在しない場合、即ち、当該領域内に閉ループが存
在しない場合には、マーカエリアで囲まれた領域全体に
対して、1色を割り当てる。他方、属性データs(x,
y)の値が3以上の画素が存在する場合には、各閉ルー
プ領域の隣接関係を調べる。ここでは、隣接関係の有無
の検出の方法を図11(e)に示す領域203と領域2
04を例にとって説明する。まず、領域203に含まれ
る特定の画素t3と領域204に含まれる特定の画素t
4を直線で結ぶ。この直線上に位置する全画素につい
て、s(x,y)の値を調べ、s(x,y)の値が3以
上の数から0に変化する回数と、s(x,y)の値が0
から3以上の数に変化する回数の数u(t3,t4)を
求める。ここで、属性データs(x,y)の値が0の画
素は、当該画素が閉ループ領域と閉ループ領域との境界
線上にあることを意味する。このu(t3,t4)の値
を、領域203に含まれる全てのt3と、領域204に
含まれる全てのt4について求める。ここで、1つでも
u(t3,t4)の値が2になれば、互いの領域は隣接
すると判断することができる。この判断をマーカで囲ま
れた領域内にある閉ループ領域相互について実行し、表
1に示す各領域の隣接関係表を制御メモリ149に構成
する。表中、「−」の記された欄は、表のデータとして
不要な部分であることを意味する。また、隣接関係のな
い場合は、0をセットし、隣接関係がある場合には、1
をセットする。
番号C0,C1,C2,…を付与する。まず、各領域2
02、203、204、205、…、209に対して、
色番号C0,C1,C2,…を割り当てる。ここで、使
用する色の数を減らすため、互いに隣接しない領域には
同じ色番号を付与する。例えば、領域206及び領域2
09は互いに隣接していないため、同じ色番号C4を割
り当てる。また、領域207及び208は、上記閉ルー
プ検出処理において有効でない閉ループであると判断さ
れているため、属性データs(x,y)=2の領域20
2と同じ色C0を割り当てる。この結果を、次の「表
2」に示す。
て、各領域に属する画素のデータを変換する。色番号と
実際の色との対応は、使用者が予め操作パネル16のフ
ァンクションキー163を操作することで、6通り(モ
ード1、モード2、モード3、…、モード6)に設定す
ることができる。各モードにおける色番号と、使用者が
ファンクションキー163の入力により設定したその色
番号に対応するR,G,B値が「表3」に示す形式で制
御メモリ149に格納されている。なお、複写機本体の
電源が切られても、モードが保存されるように、制御メ
モリ149は、電池でバックアップしておくのが望まし
い。
63を操作して、6つのモード番号の内の一つを選択し
ておく。本例の場合、色番号は12色まで設定すること
ができる。もし、12色で不足する場合には、色番号の
大きな領域の色付けを行わない。上記「表3」に従っ
て、各色番号に対応する領域に属する画素のRGB値を
書き換える。この後に実行する複写動作では、書き換え
られたRGB値に基づいて、作像動作が実行される。
択された第1閉ループ領域内に更に閉ループ領域がある
場合、この領域を独立した編集処理の対象とするか否か
について判定する。画像編集部は、判定部により有効で
ないと判断された第2閉ループ領域内の画像に対して上
記編集処理を施し、有効であると判断された第2閉ルー
プ領域に対しては上記編集処理とは別個に編集処理を施
す。これにより、第1閉ループ領域中に「B」等の小さ
な閉ループ領域を有する文字や記号が存在している場合
に、誤って、当該領域を独立した編集処理の対象として
取り扱うことを防止することができる。
る処理の従来例を示す図である。
ある。
図である。
ローチャートである。
内の画像例を示す図である。
6)のフローチャートである。
6)のフローチャートである。
出処理の各工程を図を用いて説明するものである。
は別の閉ループ検出処理のフローチャートを示す図であ
る。
は別の閉ループ検出処理のフローチャートを示す図であ
る。
閉ループ検出処理とは別の閉ループ検出処理のフローチ
ャートを示す図である。
閉ループ検出処理とは別の閉ループ検出処理のフローチ
ャートを示す図である。
る閉ループ領域を示す図であり、(a)は閉ループ領域
を示し、(b)は当該閉ループ領域が内接する矩形領域
を示す図である。
出処理のフローチャートである。
出処理のフローチャートである。
内に、更に存在する閉ループの検出処理の各工程を図を
用いて説明するものである。
に存在する閉ループの検出処理の変形例を示すフローチ
ャートである。
に存在する閉ループの検出処理の変形例を示すフローチ
ャートである。
す閉ループ内に、更に存在する閉ループの検出処理の変
形例を示すフローチャートである。
す閉ループ内に、更に存在する閉ループの検出処理の変
形例を示すフローチャートである。
らなる閉ループ領域を示す図であり、(a)は閉ループ
内に、更に存在する閉ループ領域を示し、(b)は当該
更に存在する閉ループ領域が内接する矩形領域を示す図
である。
チャートである。
れる用紙とを示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 原稿中の第1閉ループ領域を指定する指
定手段と、 指定手段により指定された第1閉ループ領域内に在る第
2閉ループ領域を検知する閉ループ領域検知手段と、 閉ループ領域検知手段により検知された第2閉ループ領
域を第1閉ループ領域と同じ編集処理の対象とするか否
かを判定する判定部と、 第1閉ループ領域内に編集処理を施す画像編集部とを備
え、 上記画像編集部は、判定部により第1閉ループ領域と同
じ編集処理の対象とすると判断された第2閉ループ領域
内の画像に対して上記編集処理と同じ編集処理を施すこ
とを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された画像処理装置であ
って、 上記判定部は、第1閉ループ領域と第2閉ループ領域の
画素数を各々求め、両者の割合に基づいて、検知された
第2閉ループ領域を第1閉ループ領域と同じ編集処理の
対象とするか否かを判断することを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載された画像処理装置であ
って、 上記判定部は、第2閉ループ領域の画素数を求め、求め
た画素数に基づいて、検知された第2閉ループ領域を第
1閉ループ領域と同じ編集処理の対象とするか否かを判
断することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載された画像処理装置であ
って、 上記判定部は、第2閉ループ領域の面積を求め、求めた
面積に基づいて、検知された第2閉ループ領域を第1閉
ループ領域と同じ編集処理の対象とするか否かを判断す
ることを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19024495A JP3336821B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19024495A JP3336821B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0944661A JPH0944661A (ja) | 1997-02-14 |
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Family
ID=16254914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19024495A Expired - Fee Related JP3336821B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 画像処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3336821B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP19024495A patent/JP3336821B2/ja not_active Expired - Fee Related
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