JPH105150A

JPH105150A - トイレ用ペーパーホルダー

Info

Publication number: JPH105150A
Application number: JP19690796A
Authority: JP
Inventors: Muneyuki Hirayama; 宗幸平山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-06-21
Filing date: 1996-06-21
Publication date: 1998-01-13

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】ロールペーパーの引き出しが一般的なホルダ
ーと同じ様にスムーズで截れにくいロールペーパーでも
片手だけで簡単に確実に切断することを目的とする。【解決手段】本体枠１に後縁を軸止したカバー２の前
縁の下部に、紙押さえエッヂ板３のほぼセンターとなる
ラインが接触する様に軸止して前後に両端の３ａ及び３
ｂは軸を中心に上下に動き、カバー後縁の軸となる本体
枠１にはつめ車装置のリング４をカバーの先端が自重で
下がる向きで固定設置して、このリングの穴に挿入して
噛ませるボルト５、これを押す弾性体、ボルトに連結固
定した平板をカバーの片側側面の後部の穴に噛ませて通
し、この先端にロック解除ボタン６を設けたホルダーを
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はロール巻きペーパー用
のトイレ用ペーパーホルダー（以下総称してホルダーと
いう）に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の一般的なホルダーは前縁にペー
パー切断用のエッヂを設け、後縁でホルダー本体に軸止
した回転カバーが、紙管支持軸に嵌装したロールペーパ
ーの上に自重で載置されている。大衆用の大型のホルダ
ーには紙管支持軸が無くて複数のロールペーパー（以下
総称してペーパーという）を収納するケース型や径の大
きなペーパー用のホルダーなどがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】一般的なホルダーは
片手で回転カバー（以下総称してカバーという）を押さ
え、もう片方の手でペーパーを引っ張ってエッヂで切断
するので両手を使わなければならない。大型のホルダー
などに片手でもペーパーを切断出来るものがあるが、い
ずれもペーパーを引き出す時にもペーパーの回転をスト
ップさせようとする大きな力が働く構造で、レギュラー
サイズのペーパーを一個ずつ付ける家庭用ホルダーとし
ては不向きである。

【０００４】本発明はカバーを手で押さえる必要が無
く、片手だけでペーパーを切断出来て、しかも従来の一
般的なホルダーと同じようにペーパーの引き出しが軽く
てスムーズであることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】ホルダーの前部、また
はホルダー本体に固定したカバー、または後縁を軸止し
通常は上への動きはロックされ下へは自重で下がるカバ
ーの前縁か前下部にペーパーより幅が広くて前縁をエッ
ヂとした紙押さえエッヂ板を幅長のシーソーを逆さにし
た形で取付けた構成とする。

【０００６】

【作用】従ってこの紙押さえエッヂ板の取付箇所をホ
ルダー本体に固定したカバーの前縁とするならば、下方
へのペーパーの引き出しにはほとんど抵杭の力は加わら
ずにスムーズで、切断はペーパーを上へ引っ張り上げれ
ば紙押さえエッヂ板の前縁（エッヂ）が力点、取付部ま
たはカバーの前縁と接触するラインが支点となって、反
対側の後部または後縁が作用点（てこの原理）となって
支持軸に嵌装されたペーパーの回転を止めてペーパーは
エッヂで切れる。

【０００７】

【実施例】「請求項３」は「請求項１」及び「請求項
２」に付属機械を設けて構造は複雑となるが作用効果は
良化したものであり、これの説明は本発明のすべてを含
むものなのでこれよりは「請求項３」のみの説明とす
る。ホルダー本体に後縁を軸止したカバーが、下へは下
がるが、上へは上がらない構造（ロックがかかる）とす
るにはホルダー本体側とカバー側に凹み（穴）と突起を
設け、このどちらかを弾力体で押して直接または間接的
（間に固形物を噛ます）に噛み合わせる構成が基本とな
る。

【０００８】本発明の実施例を図面により説明する。
本体枠１、カバー２、このカバー前縁の下に両サイドの
支持壁１３によって支持される紙押さえエッヂ板３、前
縁のエッヂ３ａ、後縁の紙押さえ部３ｂ、取付部の突起
３ｃ、ラチェットスパナなどに利用される、つめ車装置
のリング４（図はラチェットスパナの主要部をそのまま
使用したもの）、このリングの穴に挿入して噛ませるボ
ルト５（噛んで用をなせば形はボルトでなくてもよい、
三角柱でも四角住でも）、押してボルトを（４）から外
させるロック解除ボタン６、（４）の固定具７、本体枠
に固定した隔壁８、ロールペーパー９、ボルトを（４）
に噛ませる方向へ押す弾性体１０（バネ）、ボルトの端
をカバーの左側面２ａに強くあてないための止めナット
１１、本体枠より突起してカバーを後縁で軸止している
突起１２、（３）を両サイドで支持（軸止）する真ん中
に穴を開けた支持壁１３、ボルトの案内枠１４（縦壁に
ボルトの軸の通し小穴）、ボルトに連結（固定）し長方
形の穴を開けた（２ａ）の穴に通してこれに噛ませた平
板軸１５（形は穴に合わせて円柱以外なら何でもい
い）、隔壁の土台１６、ロールペーパーの支持軸１７、
ロールペーパーの抜け止めの突起１８、ホルダーの取付
けビス１９からなる。

【０００９】「図１」は本発明の側面図でペーパーを
上に引上げて切断しようとしているもので、カバーの左
側面２ａに開けた長方形の穴に合わせた形の平板軸１５
を通し、この１５に連結されたボルト５がつめ車装置の
リング４の穴に噛み込んでいるのでカバー２は持上がら
ない（ロックされている）。ペーパー９をさらに引っ張
り上げると紙押さえエッヂ板３の前縁（エッヂ）３ａに
上方への力がかかり、取付部の突起３ｃ及びこの板とカ
バーの前縁があたるラインが支点となって後縁の紙押さ
え部３ｂには下方への力がかかりペーパーの回転はスト
ップしてペーパーはエッヂ３ａで切れる。このつめ車装
置のリング４は下へはカバー２の自重で回転（その向き
で設置）するのでペーパーの径が小さくなっていくに従
ってカバー２は下がる。

【００１０】ペーパーを使い終わったらロック解除ボ
タン６を押せばボルト５はつめ車装置のリング４から外
れるので、このボタンを押したままカバー２を直立する
所まで持上げることが出来る。「図３」がその状態の正
面縮小図であり、これで横から新らしいペーパーを支持
軸１７に嵌装出来きる。ボルト５は案内壁１４の内壁に
接触してずれず、カバーを下ろせば弾力体１０によって
もとの状態にもどる。

【００１１】上へはロックがかかり、下へは自重で下が
り、ロックを解除する構成はこの理論を基本にカバー側
と本体側に、凹みと突起を設けてこのどちらかを弾性体
で押し（引き）、これに連結したロック解除ボタン（レ
バー等も含む）を取付ければ同じような作用となる。

【００１２】「図」の状態で紙押さえエッヂ板３は”
へ”の字、またはエッヂ部を下へ曲げた形としてもよ
い。

【００１３】つめ車装置のリング４は固定具７などに
凹凸の噛み合わせか、ねじ止めなどで固定する。なお４
の外形（外周）を円柱とせずに四角住とすれば取付固定
はより安定なものとなる。７は１４と連結し、この案内
枠（案内壁）１４は底の真ん中に小穴を開けたカップを
横にした形とする。

【００１４】

【効果】本発明は上述のように構成したのでペーパー
の引き出しは一般的なホルダーとかわりなくスムーズ
で、片手だけで確実に切断出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】ペーパーを引上げて切断しようとする状態で
のホルダーの側面図。

【図２】Ａ−Ａ線での断面図である。ただしＢ線より
右の部分のボルト、及び弾性体（バネ）は断面図ではな
い。

【図３】カバーを直立の状態まで上げたホルダーの縮
小正面図。

【符号の説明】

１…本体枠、２…カバー（２ａは後部に平板軸の通し穴
を開けた左側面、２ｂは右側面）、３…紙押さえエッヂ
板（３ａは前縁のエッヂ、３ｂは後縁の紙押さえ部、３
ｃは取付の突起）、４…つめ車装置のリング、５…ボル
ト、６…ロック解除ボタン、７…固定具、８…隔壁、９
…ロールペーパー、１０…弾性体（バネ）１１…ナット、１２…カバー軸止の突起、１３…穴を開
けた支持壁、１４…案内枠（案内壁）、１５…平板軸、
１６…隔壁の土台、１７…支持軸、１８…ロールペーパ
ーの抜け止めの突起、１９…ビス。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ホルダーの前部に前縁の力点がエッヂ、
作用点が紙押さえとなって、ペーパー切断の時に支点を
軸に動く、紙押さえエッヂ板を取付けてなるトイレ用ペ
ーパーホルダー。
【請求項２】ホルダー本体に固定されたカバーの前
縁、または下部に「請求項１」記載の紙押さえエッヂ板
を取付けてなるトイレ用ペーパーホルダー。
【請求項３】後縁でホルダー本体に軸止した回転カバ
ーが、下へは自重で下がり、下がった位置から上へは少
ししか（あそびだけ）上がらない構造でこの回転カバー
の前縁または下部に「請求項１」記載の紙押さえエッヂ
板を取付けてなるトイレ用ペーパーホルダー。