JPH1051437A - パケット位置検出方法及び装置 - Google Patents

パケット位置検出方法及び装置

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JPH1051437A
JPH1051437A JP8205094A JP20509496A JPH1051437A JP H1051437 A JPH1051437 A JP H1051437A JP 8205094 A JP8205094 A JP 8205094A JP 20509496 A JP20509496 A JP 20509496A JP H1051437 A JPH1051437 A JP H1051437A
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JP
Japan
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bit pattern
packet data
collation
bit
packet
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Application number
JP8205094A
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English (en)
Inventor
Hidesato Yamazaki
秀聡 山▲崎▼
均 ▲高▼井
Hitoshi Takai
Yoshio Urabe
嘉夫 浦部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH1051437A publication Critical patent/JPH1051437A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/50Reducing energy consumption in communication networks in wire-line communication networks, e.g. low power modes or reduced link rate

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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バースト的に送られてくるパケットデータの
所定位置を安定的に、なおかつ確実に検出することがで
きるパケット位置検出方法及び装置を提供することであ
る。 【解決手段】 復号データビット列DATは、第1及び
第2ビットパターン検出部251及び252に入力され
る。第1ビットパターン検出部251は、第1照合ビッ
トパターンBP1 と、入力した復号データビット列DA
T中の連続するmビットのビットパターンとの間で一致
しないビット数がsビット以下であった場合にのみ、論
理積回路253に第1検出信号DET1を一定時間出力
する。第2ビットパターン検出部252は、第2照合ビ
ットパターンBP2 と、入力した復号データビット列D
AT中の連続するnビットのビットパターンとが完全に
一致した場合に、第2検出信号DET2を論理積回路2
53に出力する。論理積回路253は、第1及び第2検
出信号DET1及びDET2を受信した時に、検出信号
DETを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット位置検出
方法及び装置において、より特定的には、バースト的に
送られてくるパケットデータの所定位置を検出するパケ
ット位置検出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TDMA(Time Division
Multiple Access)等を適用した通信
システムにおいて、受信側は、バースト的に送られてく
るパケットデータの所定位置を検出してフレーム同期が
確立する装置であるパケット位置検出装置(フレーム同
期装置とも称される)を備えている。図10は、上記パ
ケットデータのフレーム構成を示す図である。図10に
おいて、パケットデータは、プリアンブル部101と、
ユニークワード部(UW部)102と、情報データ部
(DATA部)103とを備える。プリアンブル部10
1は、キャリアリカバリ部(CR部)1011と、クロ
ック同期を確立するためのビットタイミングリカバリ部
(BTR部)1012とを含む。
【0003】一般にパケット位置検出は、UW部102
を用いて行われる。すなわち、UW部102のビットパ
ターンを検出して、フレーム同期が確立される。したが
って、パケット位置検出装置は、UW部102を正しく
検出することが重要であり、UW部102が存在するに
もかかわらずUW部102を検出できないという、いわ
ゆる「検出見逃し」や、UW部が存在しないにもかかわ
らず誤ってUW部として検出してしまう、いわゆる「誤
検出」を生じないようにしなければならない。
【0004】しかしながら、パケット位置検出装置がU
W部102の検出を常時行うと、パケットデータが送ら
れてきていない区間に受信したノイズを、UW部102
として誤って検出してしまう場合がある(以下、この場
合の確率を誤検出率と称する)。これまでに、この誤検
出率を低下させるために、パケットデータの一部分を使
用してUW部102が位置すると予測される区間(以
下、この区間をアパーチャ区間と称する)を設定し、当
該アパーチャ区間のみUW部102の検出を実行すると
いう方法が多数提案されている。以下には、従来のパケ
ット位置検出装置として、「特開昭61−107836
号」公報に開示されたものを採り上げて説明する。
【0005】図11は、従来のパケット位置検出装置の
構成を示すブロック図である。図11において、パケッ
ト位置検出装置は、復調器111と、受信レベル検出器
112と、UW検出器113とを備える。以下、図10
及び11を参照して、従来のパケット位置検出装置の動
作について説明する。
【0006】パケット位置検出装置は、バースト的に送
られてくる信号を受信する。この受信信号は、復調器1
11と受信レベル検出器112とに入力される。復調器
111は、受信信号を復調して、復調信号(図10に示
すパケットデータ)を出力する。また、受信レベル検出
器112は、受信信号の電力レベルを常時検出してお
り、受信信号の電力レベルが予め定められたしきい値以
上になったときから一定時間、UW検出可能信号UWE
をUW検出器113に出力する。UW検出可能信号UW
Eが出力されている時間が、上述したアパーチャ区間に
相当する。UW検出器113は、UW検出可能信号UW
Eを入力している間にのみ(すなわち、アパーチャ区間
にのみ)、復調器111から送られてくる復調信号に含
まれるUW部102の検出動作を実行する。UW検出器
113は、復調信号中にUW部102のビットパターン
を検出したとき、UW検出信号を出力する。これによっ
て、パケットデータ中の所定位置が検出され、フレーム
同期が確立される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のパケット位置検出装置は、受信信号の電力レベルの強
弱判定に基づいて、アパーチャ区間を設定する。しかし
ながら、一般に、受信信号の電力レベルは、フェージン
グやノイズ、干渉等の影響によって変動しやすい。その
ため、従来のパケット位置検出装置は誤検出等を起こす
ことがあり、問題であった。より具体的には、受信レベ
ル検出器112は、受信信号の電力レベルがフェージン
グ等の影響で一時的にしきい値よりも落ち込んだ場合、
所望のパケットデータを受信していたとしても、UW検
出可能信号UWEを出力しない。そのため、本来設定さ
れなければならない時にアパーチャ区間が設定されない
場合が生じる。したがって、従来のパケット位置検出装
置では、アパーチャ区間を設定せずにUW部102の検
出動作を常時行う方法と比べ、かえって所望のパケット
データ受信時にUW部102を正しく検出する確率(以
下、検出率と称する)が劣化する。
【0008】また、受信レベル検出器112は、所望の
パケットデータを受信していないとき、しきい値を越え
るような電力レベルを有するノイズを受信した場合に
も、UW検出可能信号UWEを出力し、誤った区間にア
パーチャ区間を設定する。そのため、従来のパケット位
置検出装置は、誤って設定したアパーチャ区間に、UW
部102の検出動作を実行することがあり、誤検出を起
こす可能性がある。
【0009】それゆえに、本発明は、検出率を劣化させ
ることなく、誤検出率を低下させ、パケットデータの所
定位置を安定的に、なおかつ確実に検出することができ
るパケット位置検出方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および効果】第1の発明
は、バースト的に送られてくるパケットデータ中の所定
位置を検出するための方法であって、パケットデータ中
の異なる部分のビットパターンが第1及び第2照合ビッ
トパターンとして予め格納されており、受信したパケッ
トデータのビットパターンと、第1照合ビットパターン
とを比較する第1ステップと、第1ステップにおける比
較の結果、パケットデータのビットパターンと、第1照
合ビットパターンとの不一致ビット数が予め定められた
ビット数以下であったとき、第1検出信号を出力する第
2ステップと、受信したパケットデータのビットパター
ンと、第2照合ビットパターンとを比較する第3ステッ
プと、第3ステップにおける比較の結果、受信したパケ
ットデータのビットパターンが、第2照合ビットパター
ンと完全に一致したとき、第2検出信号を出力する第4
ステップと、第2及び第4ステップにおいて、第1及び
第2検出信号が出力されているとき、所定位置を検出し
たことを示すパケット位置検出信号を出力する第5ステ
ップとを備える。
【0011】第1の発明では、第1及び第2照合ビット
パターンが、パケットデータ中の異なる部分のビットパ
ターンとして予め格納されている。第5ステップは、第
2ステップにおいて第1検出信号が出力され、かつ第4
ステップにおいて第2検出信号が出力されたときに、パ
ケット位置検出信号を出力する。ここで、第1検出信号
は、パケットデータのビットパターンと、第1照合ビッ
トパターンとの不一致ビット数が、予め定められたビッ
ト数以下であったときに出力され、これによって、パケ
ットデータにおける所定位置の検出区間が規定される。
すなわち、第1検出信号は、パケットデータの受信電力
レベルに依存することなく出力される。これによって、
上記検出区間が安定的かつ確実に設定されるので、バー
スト的なパケットデータを受信しているときに、上記所
定位置を正しく検出する確率(検出率)が劣化せず、さ
らに、バースト的なパケットデータが送られてきていな
いときに、上記所定位置を誤って検出する確率(誤検出
率)が低下する。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、第1
及び第2照合ビットパターンは、パケットデータ中の隣
接する部分のビットパターンであることを特徴とする。
【0013】第1及び第3ステップにおいては、受信し
たパケットデータのビットパターンと、第1及び第2照
合ビットパターンとをそれぞれ比較している。そのた
め、受信したパケットデータを一時的に保持しておく必
要がある。第2の発明では、第1及び第2照合ビットパ
ターンは、パケットデータ中の隣接する部分のビットパ
ターンとしている。そのため、受信したパケットデータ
を第1及び第3ステップ用に区別して保持する必要がな
くなるので、本発明を具体化する際の構成を簡素化する
ことができる。
【0014】第3の発明は、第1の発明において、第1
及び第2照合ビットパターンは、パケットデータ中の隣
接しない部分のビットパターンであって、さらに、一部
分においても互いに重複しないビットパターンであるこ
とを特徴とする。
【0015】第3の発明によれば、第1及び第2照合ビ
ットパターンは、第1及び第2照合ビットパターンは、
パケットデータ中の隣接しない部分のビットパターンで
あって、さらに、一部分においても互いに重複しないビ
ットパターンとしているので、第2ステップが第1検出
信号を出力した後に、第3及び第4ステップに移行させ
ることが可能となる。すなわち、第3ステップは、第2
ステップが第1検出信号を出力するまで動作する必要が
なくなるので、本発明を具体化したときに消費電力を少
なくすることができる。
【0016】第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発
明において、パケットデータは、少なくとも、プリアン
ブル部とユニークワード部とを含んでおり、第1照合ビ
ットパターンは、プリアンブル部の全体もしくは一部の
ビットパターンであり、第2照合ビットパターンは、ユ
ニークワード部の全体もしくは一部のビットパターンで
あることを特徴とする。
【0017】第5の発明は、第1又は第2の発明におい
て、パケットデータは、少なくとも、プリアンブル部と
ユニークワード部とを含んでおり、第1照合ビットパタ
ーンは、プリアンブル部の一部であって、なおかつユニ
ークワード部に隣接する部分のビットパターンであり、
第2照合ビットパターンは、ユニークワード部の全体で
あることを特徴とする。
【0018】第4及び第5の発明では、第1及び第2照
合ビットパターンとして、上述したような態様でパケッ
トデータの一部分が用いられている。そのため、パケッ
トデータに第1及び第2照合ビットパターンを新たに付
加する必要がなくなる。
【0019】第6の発明は、バースト的に送られてくる
パケットデータ中の所定位置を検出するための装置であ
って、パケットデータ中の隣接する部分のビットパター
ンが、第1及び第2照合ビットパターンとして予め定め
られており、パケットデータを受信する受信手段と、第
1照合ビットパターンを内部に保持しており、受信手段
によって受信されたパケットデータのビットパターン
と、当該第1照合ビットパターンとを比較する第1比較
手段と、第1比較手段による比較の結果、パケットデー
タのビットパターンと、第1照合ビットパターンとの不
一致ビット数が予め定められたビット数以下であったと
き、第1検出信号を出力する第1出力手段と、第2照合
ビットパターンを内部に保持しており、受信手段によっ
て受信されたパケットデータのビットパターンと、当該
第2照合ビットパターンとを比較する第2比較手段と、
第2比較手段による比較の結果、パケットデータのビッ
トパターンが、第2照合ビットパターンと完全に一致し
たとき、第2検出信号を出力する第2出力手段と、第1
及び第2検出信号が出力されているとき、所定位置を検
出したことを示すパケット位置検出信号を出力する第3
出力手段とを備える、パケット位置検出装置。
【0020】第6の発明では、第1出力手段は、パケッ
トデータのビットパターンと、第1照合ビットパターン
との不一致ビット数が予め定められたビット数以下であ
ったとき、第1検出信号を出力する。したがって、第1
検出信号は、パケットデータ中の所定位置を検出する区
間を規定する。第1検出信号によって規定される区間
は、フェージング等の影響によって変動しやすいパケッ
トデータの受信電力レベルに依存していないため、上記
所定位置を検出する区間は、安定的かつ確実に設定され
るので、バースト的なパケットデータを受信していると
きに、上記所定位置を正しく検出する確率(検出率)が
劣化することはなく、また、バースト的なパケットデー
タが送られてきていない区間に、上記所定位置を誤って
検出する確率(誤検出率)を低下させることができる。
また、第6の発明では、第1及び第2照合ビットパター
ンとして、パケットデータ中の隣接する部分のビットパ
ターンとする。そのため、受信したパケットデータを第
1及び第2比較手段用に区別して保持する必要がなくな
る。これによって、本パケット位置検出装置の構成を小
型化できる。
【0021】第7の発明は、バースト的に送られてくる
パケットデータ中の所定位置を検出するための装置であ
って、パケットデータを受信する受信手段と、パケット
データ中の隣接しない部分のビットパターンであって、
さらに、一部分においても互いに重複しないビットパタ
ーンが、第1及び第2照合ビットパターンとして予め定
められており、第1照合ビットパターンを内部に保持し
ており、受信手段によって受信されたパケットデータの
ビットパターンと、当該第1照合ビットパターンとを比
較する第1比較手段と、第1比較手段による比較の結
果、パケットデータのビットパターンと、第1照合ビッ
トパターンとの不一致ビット数が予め定められたビット
数以下であったとき、第1検出信号を出力する第1出力
手段と、第2照合ビットパターンを内部に保持してお
り、受信手段によって受信されたパケットデータのビッ
トパターンと、当該第2照合ビットパターンとを比較す
る第2比較手段と、第2比較手段による比較の結果、パ
ケットデータのビットパターンと、第2照合ビットパタ
ーンとが完全に一致したとき、所定位置を検出したこと
を示すパケット位置検出信号を出力する第2出力手段と
を備え、第2比較手段は、第1検出信号の入力によって
起動することを特徴とする。
【0022】第7の発明もまた、第6の発明と同様に、
第1検出信号によって規定される区間は、フェージング
等の影響によって変動しやすいパケットデータの受信電
力レベルに依存していないため、上記所定位置を検出す
る区間は、安定的かつ確実に設定されるので、第6の発
明と同様の効果を得ることが可能となる。しかも、第7
の発明によれば、第1及び第2照合ビットパターンは、
パケットデータにおいて隣接しない部分であって、なお
かつ異なる部分のビットパターンとしている。そのた
め、第1出力手段が第1検出信号を出力した後に、第2
比較手段を動作させることが可能となる。すなわち、第
2比較手段は、第1出力手段が第1検出信号を出力する
まで動作する必要がなくなる。これによって、本パケッ
ト位置検出装置の消費電力を少なくすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るパケット位置検出装置を適用した通信システムの
全体構成を示すブロック図である。図1において、通信
システムは、送信機1と、受信機2とを備える。送信機
1は、パケット生成部11と、送信部12と、送信機ア
ンテナ13とを含む。受信機2は、受信機アンテナ21
と、受信部22と、検波部23と、復号部24と、パケ
ット位置検出装置25と、データ抽出部26とを含む。
パケット位置検出装置25は、第1ビットパターン検出
部251と、第2ビットパターン検出部252と、論理
積回路253とを有する。
【0024】図2は、図1に示す通信システムにおいて
送受信されるパケットデータのフレーム構成を示す図で
ある。図2において、パケットデータは、ビット同期を
確立するために通常使用されるPA部(プリアンブル
部)101と、フレーム同期を確立するために通常使用
されるUW部(ユニークワード部)102と、送受信す
べきデータが格納されるDATA部(データ部)103
とを備える。
【0025】以下、図1及び図2を参照して、本通信シ
ステムの動作を説明する。送信機1において、パケット
生成部11は、送信すべきデータにPA部101および
UA部102を付加することによってパケットデータ
(図2参照)を生成する。送信部12は、搬送波発生部
(図示せず)が発生する搬送波を、パケット生成部11
が生成したパケットデータで変調する。さらに、送信部
12は、被変調波(変調された搬送波)を伝送信号とし
て送信機アンテナ13から出力する。
【0026】受信機2において、受信部22は、受信機
アンテナ21で受信した伝送信号を周波数変換する。さ
らに、受信部22は、周波数変換した伝送信号を中間周
波数信号(以下、IF信号と称する)として検波部23
に出力する。検波部23は、入力したIF信号を検波
し、検波したIF信号を検波信号として復号部24に出
力する。復号部24は、検波信号を復号して復号データ
ビット列DATとして、第1及び第2ビットパターン検
出部251及び252と、データ抽出部26とに出力す
る。
【0027】パケット位置検出装置25は、復号データ
ビット列DATに基づいてアパーチャ区間を設定する。
さらに、パケット位置検出装置25は、設定したアパー
チャ区間にのみ、復号データビット列DATの中から、
予め定められたビットパターンを検出し、フレーム同期
を確立する。以下、ビットパターンの検出に係る動作
を、より詳細に説明する。
【0028】上記復号データビット列DATは、第1及
び第2ビットパターン検出部251及び252に入力さ
れる。第1ビットパターン検出部251は、内部にメモ
リを有している。このメモリには、mビットの照合ビッ
トパターンが、第1照合ビットパターンBP1 として予
め格納されている。第1ビットパターン検出部251
は、入力した復号データビット列DATにおいて連続す
るmビットのビットパターンと、第1照合ビットパター
ンBP1 とを照合する。第1ビットパターン検出部25
1は、照合の結果、一致しないビット数がsビット以下
であった場合にのみ、論理積回路253に第1検出信号
DET1を一定時間出力する。この第1検出信号DET
1が出力されている時間が、アパーチャ区間に相当す
る。
【0029】第2ビットパターン検出部252もまた、
内部にメモリを有している。このメモリには、nビット
の照合ビットパターンが、第2照合ビットパターンBP
2 として予め格納されている。第2ビットパターン検出
部252は、入力した復号データビット列DATにおい
て連続するnビットのビットパターンと、第2照合ビッ
トパターンBP2 とを照合する。第2ビットパターン検
出部252は、照合の結果、すべてのビットが一致した
場合に、第2検出信号DET2を論理積回路253に出
力する。
【0030】論理積回路253は、アパーチャ区間が設
定されている間、すなわち第1検出信号DET1を受信
している間に、第2検出信号DET2を受信した時に限
り、パケットデータにおける所定位置を検出したことを
示す検出信号DETをデータ抽出部26に出力する。デ
ータ抽出部26は、検出信号DETを受信すると、フレ
ーム同期が確立したと判断し、復号部24から入力され
る復号データビット列DATからDATA部103に相
当する部分を抽出する。これによって、受信機2は、受
信すべきデータを、データパケットから正確に抽出する
ことができる。
【0031】ここで、図3は、図1に示すパケット位置
検出装置において用いられる第1及び第2照合ビットパ
ターンBP1 及びBP2 の設定例を示す図である。図3
(a)及び(b)は、第1及び第2の設定例を示してい
る。図3(a)において、第1照合ビットパターンBP
1 (ドットを付した部分)として、パケットデータのP
A部101において連続するmビットが用いられ、第2
照合ビットパターンBP2 (斜線を付した部分)とし
て、パケットデータにおけるUW部102すべてのビッ
ト(nビット)が用いられる。このように、通常、ビッ
ト同期を確立するために用いられるPA部101の一部
分を、第1照合ビットパターンBP1 としてフレーム同
期を確立する際にも用いることによって、第1ビットパ
ターン検出部251のために特別なビットパターンをパ
ケットデータに付加する必要がなくなる。なお、mビッ
トの第1照合ビットパターンBP1 をPA部101の全
体のビットパターンとしたり、nビットの第2照合ビッ
トパターンBP2 をUW部102の一部のビットパター
ンとしてもよい。
【0032】また、図3(b)において、第1照合ビッ
トパターンBP1 (ドットを付した部分)として、PA
部101の一部のビットパターンとUW部102の一部
のビットパターンとで構成されるmビットのビットパタ
ーンが用いられ、第2照合ビットパターンBP2 (斜線
を付した部分)として、UW部102の一部のビットパ
ターンが用いられてもよい。
【0033】本パケット位置検出装置が従来のものと異
なるのは、アパーチャ区間を伝送信号の受信レベルに基
づいて設定するのではなく、受信信号から得た復号デー
タビット列を用いて設定するところである。特に、本パ
ケット位置検出装置の特徴は、第1照合ビットパターン
BP1 と復号データビット列DAT中の連続するmビッ
トのビットパターンとが完全に一致しない場合であって
も、一致しないビット数(ハミング距離)が所定のビッ
ト数s以下であれば、第1検出信号DET1を出力して
アパーチャ区間を設定するようにしたことである。これ
によって、所望のパケットデータを受信している区間に
おける検出率を低下させず、かつ所望のパケットデータ
が送られてきていない区間における誤検出率を低下させ
ることができる。以下、本パケット位置検出装置におけ
る検出率及び誤検出率について説明する。
【0034】復号データビット列DATのビット誤り率
をpe とする。このとき、復号データビット列DATに
おいて連続するmビットのビットパターンと第1照合ビ
ットパターンBP1 とのハミング距離がXである確率P
(X)は、次式(1)で表される。 P(X)=mX・pe X(1−pe)m-X…(1) 上式(1)は、確率変数Xが2項分布に従うことを表し
ている。
【0035】図4は、本パケット位置検出装置の効果を
明らかにするために、X=0からmの各値に対するP
(X)座標を線で結び、確率関数P(X)の形状を、模
式的に表した図である。図4(a)、(b)は、それぞ
れpe =0.5、pe =0.01の場合を示している。
【0036】まず、所望のパケットデータが送られてき
ていない区間における誤検出率について説明する。かか
る区間において、受信信号はランダムノイズと考えられ
るので、ビット誤り率pe は0.5であり、P(X)の
形状は、図4(a)のようになる。ハミング距離がs以
下となる確率、すなわち、第1検出信号DET1が誤っ
て出力される確率Perr1 (s,m)は、次式(2)で
表される。
【0037】
【数1】 また、第2検出信号DET2が誤って出力される確率P
err2(n)は、次式(3)で表される。 Perr2(n)=(1−pen=(0.5)n…(3)
【0038】本パケット位置検出装置では、第1及び第
2ビットパターン検出部251及び252が第1及び第
2検出信号DET1及びDET2を誤って出力した場合
に限り、論理積回路253から検出信号DETが誤って
出力され、誤検出が起こる。したがって、誤検出が起こ
る確率である誤検出率PE (s,m,n)は、次式
(4)で表される。 PE(s,m,n)=Perr1(s,m)×Perr2(n)…(4)
【0039】また、アパーチャ区間を設定しない場合、
すなわち、第2ビットパターン検出部252のみを使用
した場合の誤検出率は、上式(3)そのものである。し
たがって、第2ビットパターン検出部252のみを使用
した場合における誤検出率と、本パケット位置検出装置
の誤検出率との比は、次式(5)で表される。 1:Perr1(s,m)…(5) mが無限大の時、図4(a)において、グラフの全面積
(X軸とP(X)の曲線とで囲まれる部分の面積)は1
であり、Perr1(s,m)は斜線を付した部分Seの面
積となる。したがって、この時、上式(5)で表される
比は、図4(a)のグラフの全面積とSeの面積との比
となる。この比は、図4(a)から明らかなように、s
を小さくすればする程、1に比べて小さくなる。実用
上、mは有限値となるが、その場合にも、図4(a)を
用いて本パケット位置検出装置の効果を説明することが
でき、sを小さくすればする程、上式(5)で表される
比は、1に比べて小さくなる。したがって、第1のビッ
トパターン検出部251において、sをある程度小さな
値に設定すれば、上式(5)で表される比をかなり小さ
くすることができ、誤検出率は改善される。例えば、前
式(2)に、第1照合ビットパターンBP1 のビット長
mとして10を、ハミング距離sとして2を代入した場
合、次式(6)で示される値が得られる。 Perr1(2,10)=0.055…(6) ゆえに、本パケット位置検出装置を用いたときの誤検出
率は、第2ビットパターン検出部252のみを使用した
場合の誤検出率の約20分1になる。また、所望のパケ
ットデータが送られてきていない区間の受信信号は、ラ
ンダムノイズと考えられるので、ノイズレベルに関係な
くビット誤り率pe は一定である。ゆえに、P
err1(s,m)もノイズレベルに関係なく一定となる。
したがって、本パケット位置検出装置の誤検出率は、受
信するノイズレベルに左右されない。
【0040】次に、所望のパケットデータ受信時の検出
率について説明する。ハミング距離がs以下となる確
率、すなわち、第1検出信号DET1が正しく出力され
る確率PDET1(s,m)は、前式(2)と同様に、次式
(7)のように表される。
【0041】
【数2】 また、第2検出信号DET2が正しく出力される確率P
DET2(n)は、次式(8)で表される。 PDET2(n)=(1−pen…(8) ゆえに、本パケット位置検出装置を用いたときの検出率
DET(s,m,n)は、次式(9)で表される。 PDET (s,m,n)=PDET1(s,m)×PDET2(n)…(9) また、アパーチャ区間を設定しない場合、すなわち、第
2ビットパターン検出部252のみを使用した場合の検
出率は、前式(8)そのものである。したがって、第2
ビットパターン検出部252のみを使用した場合の検出
率と、本パケット位置検出装置を用いた場合の検出率と
の比は、次式(10)で表される。 1:PDET1(s,m)…(10) 受信機2が所望のパケットデータを受信し、パケットデ
ータ通信が正常に行われている状況下では、ビット誤り
率pe は、1に比べて十分に小さい。そこで、pe
0.01として、図4(b)を用いて説明する。mが無
限大の時、図4(b)において、グラフの全面積(X軸
と、Y軸と、P(X)の曲線で囲まれる部分の面積)は
1であり、PDET1(s,m)は図4(b)の斜線を付し
た部分Seの面積となる。したがって、この時、上式
(10)で表される比は、図4(b)のグラフの全面積
とSeの面積との比となる。この比は、図4(b)から
明らかなように、sを大きくすればする程、1に近づ
く。実用上、mは有限値となるが、その場合にも、図4
(b)を用いて本パケット位置検出装置の効果を説明す
ることができ、sを大きくすればする程、上式(10)
で表される比をほぼ1に等しくすることができ、アパー
チャ区間を設定したことによる検出率の劣化は無視でき
るほど小さくなる。例えば、前述した誤検出率の例とし
て用いた値、すなわち、m=10、s=2を設定した場
合、m=10、s=2、pe =0.01を前式(7)に
代入することにより、アパーチャ区間が設定される確率
DET1は、次式(11)で示される値となる。 PDET1(2,10)=0.99989…(11) ゆえに、本パケット位置検出装置がアパーチャ区間を設
定しそこなう確率は、次式(12)によって求められ
る。 1−PDET1(2,10)=0.00011…(12) この確率値は、ビット誤り率pe =0.01と比べると
無視できるほど小さい。したがって、本パケット位置検
出装置は、アパーチャ区間を設定しない場合と比べても
同等の検出率を維持できる。
【0042】以上説明してきたように、本パケット位置
検出装置は、第1照合ビットパターンBP1 のビット長
mとハミング距離sとを適切に設定すれば、アパーチャ
区間を設定しない場合に比べ、所望のパケットデータ受
信時における検出率をほとんど低下させることなく、し
かも、所望のパケットデータが送られてきていない区間
における誤検出率を低くすることができる。さらに、本
パケット位置検出装置は、伝送信号の受信レベルに頼ら
ずにアパーチャ区間を設定しているため、誤検出率がフ
ェージングや干渉、ノイズ等に左右されず、安定的かつ
確実にパケットデータにおける所定位置を検出すること
ができる。
【0043】また、本パケット位置検出装置では、第2
照合ビットパターンBP2 のビット長nを短くして検出
率を高めても、アパーチャ区間を設定せずにnビットの
ビットパターンのみを検出する方法(以下、方法Aと称
する)に比べ、誤検出率を低くすることができる。以
下、このことについて説明する。前述したように、方法
Aを用いた場合の誤検出率は、前式(3)で表される。
例えば、第2照合ビットパターンBP2 のビット長kを
(n−3)とした場合(以下、方法Bと称する)、誤検
出率PE は、前式(4)より、次式(13)で表され
る。 PE(s,m,k)=Perr1(s,m)×Perr2(n−3)…(13) ゆえに、方法Aと方法Bとの誤検出率の比は、次式(1
4)で表される。 Perr2(n):Perr1(s,m)×Perr2(n−3)…(14) したがって、上式(14)と前式(3)とから、次式
(15)が得られる。
【0044】
【数3】 前述したように、所望のパケットデータが送られてきて
いない区間におけるビット誤り率pe は0.5であるの
で、この値を上式(15)に代入する。さらに、前述の
場合と同様に、s=2、m=10とすると、次式(1
6)で表される誤検出率の比が得られる。
【0045】
【数4】 ゆえに、方法Bの誤検出率は、方法Aの誤検出率の約2
分の1にできる。一方、方法Bの検出率PDET(s,
m,k)は、前式(9)より、次式(17)で表され
る。 PDET(s,m,k)=PDET1(s,m)×PDET2(n−3)…(17) したがって、方法Aと方法Bとの検出率の比は、次式
(18)で表される。 PDET2(n):PDET1(s,m)×PDET2(n−3)…(18) ここで、上式(18)の比の値をGDET とする。さら
に、前述の場合と同様に、s=2、m=10とし、パケ
ットデータ受信時のビット誤り率pe を0.01とする
と、GDET は、次式(19)によって求められる。
【0046】
【数5】 ゆえに、方法Bは、方法Aと比べて、その検出率を6桁
程度改善できる。このように、本パケット位置検出装置
(方法B)は、第1照合ビットパターンBP1のビット
長mとハミング距離sとを適切に設定することにより、
第2照合ビットパターンBP2 のビット長を短くして検
出率を大幅に高めても、アパーチャ区間を設定せずにn
ビット長のビットパターンのみを検出してパケット位置
検出を行う方法(方法A)に比べ、誤検出率を低くする
ことができる。
【0047】図5は、図1に示すパケット位置検出装置
25のディジタル回路構成(第1の構成例)を示すブロ
ック図である。図5において、フレーム同期装置25
は、メモリ31及び41と、シフトレジスタ32及び4
2と、m個及びn個の排他的論理和回路33i及び43
jと、加算器34と、比較器35と、アパーチャ区間保
持回路36と、多値入力ANDゲート44と、論理積回
路253とを含む。ここで、iは1からmまでの自然数
であり、jは1からnまでの自然数である。
【0048】メモリ31は、mビットの第1照合ビット
パターンBP1 を格納する。シフトレジスタ32は、m
ビットシフトレジスタであり、復号データビット列DA
Tを1ビット入力する度に、その内容をシフトしてい
く。これによって、シフトレジスタ32は、復号データ
ビット列DAT中の連続するmビットのビットパターン
を保持する。排他的論理和回路33iは、メモリ31に
保持されている第1照合ビットパターンBP1 における
i番目のビット、及び、シフトレジスタ32によって保
持されているビットパターンにおけるi番目のビットを
入力し、両者の排他的論理和を加算器34に出力す
る。。加算器34は、排他的論理和回路33iの出力値
を加算して比較器35に出力する。比較器35は、加算
器34からの出力値と予め定められたハミング距離sと
を比較し、加算器34からの出力値がs以下のときにの
み検出信号D1を出力する。アパーチャ区間保持回路3
6は、フリップフロップやカウンタ等で構成されてお
り、検出信号D1を入力した後一定時間、第1検出信号
DET1を論理積回路253に出力する。
【0049】メモリ41は、nビットの第2照合ビット
パターンBP2 を格納する。シフトレジスタ42は、n
ビットシフトレジスタであり、復号データビット列DA
Tを1ビット入力する度に、その内容をシフトしてい
く。これによって、シフトレジスタ42は、復号データ
ビット列DAT中の連続するnビットのビットパターン
を保持する。排他的論理和回路43jはそれぞれ、メモ
リ41に保持されている第2照合ビットパターンBP2
におけるj番目のビット、及び、シフトレジスタ42に
入力されているビットパターンにおけるj番目のビット
を入力し、それらの排他的論理和を多値入力ANDゲー
ト44に出力する。多値入力ANDゲート44は、排他
的論理和回路43jからの出力値の論理積を求め、求め
た論理積を第2検出信号DET2として論理積回路25
3に出力する。
【0050】論理積回路253は、前述したように、第
1検出信号DET1を受信している間に、第2検出信号
DET2を受信した時に限り、検出信号DETをデータ
抽出部26に出力する。
【0051】ここで、図5に示す構成と、図1に示すパ
ケット位置検出装置25との対応関係を明確にする。図
1に示す第1ビットパターン検出部251は、メモリ3
1と、シフトレジスタ32と、排他的論理和回路33i
と、加算器34と、比較器35と、アパーチャ区間保持
回路36とによって構成され、第2ビットパターン検出
部252は、メモリ41と、シフトレジスタ42と、排
他的論理和回路43jと、多値入力ANDゲート44と
によって構成される。
【0052】次に、パケット位置検出装置25の他の構
成について説明する。図6は、パケット位置検出装置2
5の他の構成例において用いられる第1及び第2照合ビ
ットパターンBP1 及びBP2 の設定例を示す図であ
る。ここで、図6に示すパケットデータは、図2や図4
に示すパケットデータと同一のものであるため、相当す
る部分については同一の参照番号を付し、その説明を省
略する。図6において、第1照合ビットパターンBP1
(ドットを付した部分)として、PA部101中のmビ
ットであって、なおかつ、UW部102に隣接するビッ
トパターンが用いられる。また、第2照合ビットパター
ンBP2 (斜線を付した部分)として、UW部102全
体のビットパターンが用いられる。
【0053】図7は、図6に示す第1及び第2照合ビッ
トパターンBP1 及びBP2 を用いた場合に適用可能な
パケット位置検出装置25のディジタル回路構成(第2
の構成例)を示す図である。図7において、パケット位
置検出装置25は、図5に示す第1の構成例と比較する
と、メモリ31及び41に代えてメモリ71を含む点
と、シフトレジスタ32及び42に代えてシフトレジス
タ72を含む点とが異なる。これらの点以外の構成につ
いては、図5に示すものと同様であるため、相当する構
成については同一の参照番号を付し、その説明を省略す
る。メモリ71は、第1及び第2照合ビットパターンB
1 及びBP2 を格納する。シフトレジスタ72は、
(m+n)ビットシフトレジスタであり、復号データビ
ット列DATを1ビット入力する度に、その内容をシフ
トしていく。これによって、シフトレジスタ72は、復
号データビット列DAT中の連続する(m+n)ビット
のビットパターンを保持する。
【0054】パケット位置検出装置25が受信するデー
タパケットにおいて、第1及び第2照合ビットパターン
BP1 及びBP2 が隣接していると(図6参照)、図7
に示したようにシフトレジスタが1つずつで済む。これ
によって、パケット位置検出装置25の構成を簡素化す
ることが可能となる。
【0055】次に、第2の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るパケット位置検
出装置を適用した通信システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。図8において、通信システムは、図1に示
す通信システムと比較すると、受信機2に代えて受信機
8を備える点が異なる。さらに、受信機8は、図1に示
す受信機2と比較すると、パケット位置検出装置25に
代えてパケット位置検出装置81を含む点が異なる。そ
れ以外の構成については、図1に示すものと同様である
ため、相当する部分については同一の参照番号を付し、
その説明を省略する。なお、図8において、送信機1の
内部構成は、図1に示すものと同様であるため、その図
示を省略する。受信機8が内部に含むパケット位置検出
装置81は、第1及び第2ビットパターン検出部83及
び84を有する。
【0056】図9は、図8に示すパケット位置検出装置
81において用いられる第1及び第2照合ビットパター
ンBP1 及びBP2 の設定例を示す図である。ここで、
図9に示すパケットデータは、図2等に示すパケットデ
ータと同様のフレーム構成を有するため、相当する部分
については同一の参照番号を付し、その説明を省略す
る。図9において、第1照合ビットパターンBP1 (ド
ットを付した部分)として、PA部101中のmビット
のビットパターンが用いられる。また、第2照合ビット
パターンBP2 (斜線を付した部分)として、UW部1
02全体のビットパターンが用いられる。ここで、第1
照合ビットパターンBP1 と第2ビットパターンBP2
とは、隣接せず、なおかつそれらの一部分においても重
複しないように設定される。
【0057】次に、図8に示すパケット位置検出装置8
1の動作を説明する。本パケット位置検出装置81で
は、第1ビットパターン検出部83が、復号部24から
出力された復号データビット列DAT中の連続するmビ
ットのビットパターンと第1照合ビットパターンBP1
とを照合し、一致しないビット数がsビット以下であっ
た場合に第1検出信号DET1を第2ビットパターン検
出部84に出力する。第2ビットパターン検出部84
は、第1検出信号DET1を入力すると起動し、入力し
た第1検出信号DET1に基づいて規定される時間中
に、復号部24から出力される復号データビット列DA
T中の連続するnビットのビットパターンが第2照合ビ
ットパターンBP2 と完全に一致したとき、検出信号D
ETをデータ抽出部26に出力する。
【0058】本パケット位置検出装置81においては、
第1及び第2照合ビットパターンBP1 及びBP2 が図
9に示すように設定される。そのため、第2ビットパタ
ーン検出部84は、上述したように、第1照合ビットパ
ターンBP1 の検出後(すなわち、第1検出信号DET
1が出力された後)に、その検出動作を実行すればよ
い。これによって、第2ビットパターン検出部84の動
作時間が短くなり、本パケット位置検出装置の消費電力
を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るパケット位置検
出装置を適用した通信システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す通信システムにおいて送受信される
パケットデータのフレーム構成を示す図である。
【図3】図1に示すパケット位置検出装置において用い
られる第1及び第2照合ビットパターンBP1 及びBP
2 の設定例を示す図である。
【図4】図1に示すパケット位置検出装置の効果を明ら
かにするために、X=0からmの各値に対するP(X)
座標を線で結び、確率関数P(X)の形状を、模式的に
表した図である。
【図5】図1に示すパケット位置検出装置25のディジ
タル回路構成(第1の構成例)を示すブロック図であ
る。
【図6】パケット位置検出装置25の他の構成例におい
て用いられる第1及び第2照合ビットパターンBP1
びBP2 の設定例を示す図である。
【図7】図6に示す第1及び第2照合ビットパターンB
1 及びBP2 を用いた場合に適用可能なパケット位置
検出装置25のディジタル回路構成(第2の構成例)を
示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るパケット位置検
出装置を適用した通信システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】図8に示すパケット位置検出装置81において
用いられる第1及び第2照合ビットパターンBP1 及び
BP2 の設定例を示す図である。
【図10】TDMA等を適用した通信システムにおいて
送受信されるパケットデータのフレーム構成を示す図で
ある。
【図11】従来のパケット位置検出装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1…送信機 11…パケット生成部 12…送信部 13…送信機アンテナ 2,8…受信機 21…受信機アンテナ 22…受信部 23…検波部 24…復号部 25,81…パケット位置検出装置 251,83…第1ビットパターン検出部 252,84…第2ビットパターン検出部 253…論理積回路 26…データ抽出部 31,41,71…メモリ 32,42,72…シフトレジスタ 33i,43j…排他的論理和回路 34…加算器 35…比較器 44…多値入力ANDゲート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バースト的に送られてくるパケットデー
    タ中の所定位置を検出するための方法であって、 前記パケットデータ中の異なる部分のビットパターンが
    第1及び第2照合ビットパターンとして予め格納されて
    おり、 受信したパケットデータのビットパターンと、前記第1
    照合ビットパターンとを比較する第1ステップと、 前記第1ステップにおける比較の結果、パケットデータ
    のビットパターンと、第1照合ビットパターンとの不一
    致ビット数が予め定められたビット数以下であったと
    き、第1検出信号を出力する第2ステップと、 受信したパケットデータのビットパターンと、前記第2
    照合ビットパターンとを比較する第3ステップと、 前記第3ステップにおける比較の結果、受信したパケッ
    トデータのビットパターンが、前記第2照合ビットパタ
    ーンと完全に一致したとき、第2検出信号を出力する第
    4ステップと、 前記第2及び第4ステップにおいて、第1及び第2検出
    信号が出力されているとき、前記所定位置を検出したこ
    とを示すパケット位置検出信号を出力する第5ステップ
    とを備える、パケット位置検出方法。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2照合ビットパターン
    は、前記パケットデータ中の隣接する部分のビットパタ
    ーンであることを特徴とする、請求項1に記載のパケッ
    ト位置検出方法。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2照合ビットパターン
    は、前記パケットデータ中の隣接しない部分のビットパ
    ターンであって、さらに、一部分においても互いに重複
    しないビットパターンであることを特徴とする、請求項
    1に記載のパケット位置検出方法。
  4. 【請求項4】 前記パケットデータは、少なくも、プリ
    アンブル部とユニークワード部とを含んでおり、 前記第1照合ビットパターンは、前記プリアンブル部の
    全体もしくは一部のビットパターンであり、 前記第2照合ビットパターンは、前記ユニークワード部
    の全体もしくは一部のビットパターンであることを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれかに記載のパケット位置
    検出方法。
  5. 【請求項5】 前記パケットデータは、少なくとも、プ
    リアンブル部とユニークワード部とを含んでおり、 前記第1照合ビットパターンは、前記プリアンブル部の
    一部であって、なおかつ前記ユニークワード部に隣接す
    る部分のビットパターンであり、 前記第2照合ビットパターンは、前記ユニークワード部
    の全体であることを特徴とする、請求項1または2に記
    載のパケット位置検出方法。
  6. 【請求項6】 バースト的に送られてくるパケットデー
    タ中の所定位置を検出するための装置であって、 前記パケットデータ中の隣接する部分のビットパターン
    が、第1及び第2照合ビットパターンとして予め定めら
    れており、 前記パケットデータを受信する受信手段と、 前記第1照合ビットパターンを内部に保持しており、前
    記受信手段によって受信されたパケットデータのビット
    パターンと、当該第1照合ビットパターンとを比較する
    第1比較手段と、 前記第1比較手段による比較の結果、パケットデータの
    ビットパターンと、第1照合ビットパターンとの不一致
    ビット数が予め定められたビット数以下であったとき、
    第1検出信号を出力する第1出力手段と、 前記第2照合ビットパターンを内部に保持しており、前
    記受信手段によって受信されたパケットデータのビット
    パターンと、当該第2照合ビットパターンとを比較する
    第2比較手段と、 前記第2比較手段による比較の結果、パケットデータの
    ビットパターンが、第2照合ビットパターンと完全に一
    致したとき、第2検出信号を出力する第2出力手段と、 前記第1及び第2検出信号が出力されているとき、前記
    所定位置を検出したことを示すパケット位置検出信号を
    出力する第3出力手段とを備える、パケット位置検出装
    置。
  7. 【請求項7】 バースト的に送られてくるパケットデー
    タ中の所定位置を検出するための装置であって、 前記パケットデータを受信する受信手段と、 前記パケットデータ中の隣接しない部分のビットパター
    ンであって、さらに、一部分においても互いに重複しな
    いビットパターンが、第1及び第2照合ビットパターン
    として予め定められており、 前記第1照合ビットパターンを内部に保持しており、前
    記受信手段によって受信されたパケットデータのビット
    パターンと、当該第1照合ビットパターンとを比較する
    第1比較手段と、 前記第1比較手段による比較の結果、パケットデータの
    ビットパターンと、第1照合ビットパターンとの不一致
    ビット数が予め定められたビット数以下であったとき、
    第1検出信号を出力する第1出力手段と、 前記第2照合ビットパターンを内部に保持しており、前
    記受信手段によって受信されたパケットデータのビット
    パターンと、当該第2照合ビットパターンとを比較する
    第2比較手段と、 前記第2比較手段による比較の結果、パケットデータの
    ビットパターンと、第2照合ビットパターンとが完全に
    一致したとき、前記所定位置を検出したことを示すパケ
    ット位置検出信号を出力する第2出力手段とを備え、 前記第2比較手段は、前記第1検出信号の入力によって
    起動することを特徴とする、パケット位置検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267085A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Yokosuka Telecom Research Park:Kk 通信システム、受信装置及び同期検出プログラム
JP2010199912A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Renesas Electronics Corp プリアンブル検出回路及びその検出方法

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