JPH10512430A - 腕時計無線電話 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 腕時計型電話の LCDディスプレイを伴うもの、及び更に携帯形無線データ収集端末機は既知である。それらのデバイスは、真正のマルチメディアのミニアチュア及び携帯形無線双方向電話を得るためにはよく考えるべきすべての人間工学的要因を考慮に入れていない。好適にはペン起動の図形的インターフェースとして使われる対話型表示スクリーンを持つところの腕時計無線電話が提案される。更に多くマルチメディア類似の動作をさせるために、腕時計無線電話のスクリーン機能が、腕時計ボタンのような別の作動装置により制御される。

Description

【発明の詳細な説明】 腕時計無線電話 本発明は、両方向無線電話回路，マイクロフォン，ラウドスピーカ，及び表示 スクリーンを有する腕時計無線電話に関する。 この種の腕時計無線電話は英国特許出願第GB 2 171 821号から既知である。該 英国特許出願第GB 2 171 821号には電子腕時計と両方向無線通信システムとの組 合せが記載されている。腕時計のバンドがアンテナを含んでいる。英国特許出願 第GB 2 171 821号に、その図１及び図２との関連で記載されている通り、上記腕 時計の筐体がマイクロフォン， LCDディスプレイ，及び両方向電話回路を含み、 それによってこの種の腕時計無線電話をサポートする電話システムに加入してい るところの他の加入者との無線通信を許容している。 更に、 PCT特許出願第ＷＯ94/19736号の記載から、コンピュータとの無線通信 用の携帯形無線データ収集端末機であって、マトリクス型の接触感知又はペン起 動のビット写像された(bit-mapped)表示スクリーンを持つものが既知である。こ の表示スクリーンはアルファベット文字の手動入力用キイボードとして構成され ることができ、英数字データ及び図形データを表示することもできる。そのよう なデータ端末機は、例えば顧客のインボイスを英数字的ないし図形的に表示し、 またインボイスの受領確認としての顧客の署名を送るのに使うことができる。 更にまた、そのような対話型ディスプレイは米国特許第 5,231,381号から既知 である。 更にまた、いわゆるPDAs(Personal Digital Assistants)は携帯形ペンコンピ ュータとして既知であり、これらのPDAsは対話型ディスプレイを持っている。 上掲の先行技術の文献はいずれも、真正のマルチメディアのミニアチュア及び 携帯形無線両方向電話を得るための人間工学的要因をすべて考慮に入れていない のである。 本発明の目的は、腕時計の外観を持つ真正のマルチメディア無線両方向電話を 提供することである。 この目的のために本発明による腕時計無線電話は、上記表示スクリーンが対話 型表示スクリーンであり、それによって少なくともその一部が図形的ユーザーイ ンターフェースを形成することを特徴とする。本発明は、真正のマルチメディア 無線両方向電話を得るにはすべての適切な人間工学的要因を考慮に入れていなけ ればならないという見識に立脚している、すなわち、電話ユーザーの片耳の近く にある電話用ラウドスピーカや、ユーザーの口に比較的近いマイクロフォンや、 読み取り易さや、ユーザーの目から可読距離に在る対話型表示スクリーンや、携 帯の容易性のために一体形であること等を考慮に入れていなければならないので ある。 本発明による腕時計無線電話の一実施例では、上記対話型表示スクリーンはマ トリクス型であり、それによってスクリーンの座標をペン感知起動させることを 許容するものであること、及び、上記対話型表示スクリーンは、スクリーンの座 標を指で感知起動させることを許容するような型であること、のいずれか一方又 は双方である。こうすることにより、表示と入力機能との双方に対し大きな融通 性が達成される。 本発明による腕時計無線電話のもう１つ別の実施例では、該腕時計無線電話が 上記対話型表示スクリーンに結合しているマイクロ制御器を有し、このマイクロ 制御器は、上記両方向無線電話回路と協同するように配置され、それによって遠 端から到来する対話型メッセージが上記対話型表示スクリーン上に表示されるこ とを許容する。こうして腕時計無線電話のユーザーは遠端の加入者からの視覚的 に表示可能なメッセージを得ることができる。１つの例では、対話型ディスプレ イは近端と遠端とに対し共有の作業領域として使うことができる。 本発明による腕時計無線電話のもう１つ別の実施例では、上記ラウドスピーカ は、上記電話に付帯するか又は電話ユーザーの耳に装着するところの無線ラウド スピーカであり、該無線ラウドスピーカ及び上記腕時計無線電話は、変調された オーディオ信号を遣り取りするために、それぞれが送信機及び受信機を有する。 このやり方で、ユーザーは不必要な接続ワイヤに煩わされることなく移動の最大 の自由度を持つ。 本発明による腕時計無線電話のもう１つ別の実施例では、該腕時計無線電話は 腕時計ボタンを有し、該腕時計ボタンは、少なくとも１つの時計機能を制御する ため、及び、該ボタンの回転を電気的制御信号に変換するところの回転から電気 への変換器を制御するためのものであり、該変換器は上記マイクロ制御器に結合 している。こうして対話性は更に改善される。腕時計ボタンは通常の時計機能を 制御するのに使うことができ、それ以外にも、対話型ディスプレイに表示される 電話番号一覧表をスクロールするのに腕時計ボタンを回転させて、該一覧表のう ちの名前を選定するのに使うことができ、また、腕時計ボタンを押下することに より、或いは対話型表示スクリーンと協同する感知ペンを用いて指定されたエン トリーを確認することにより、該指定されたエントリーを選定するのにも使うこ とができる。 本発明による腕時計無線電話のもう１つ別の実施例では、上記マイクロフォン と腕時計ボタンと対話型表示スクリーンとは組み合わせて使用され、それによっ て組合せユーザーインターフェースを形成する。マイクロフォンは制御コマンド の音声入力用に使うことができ、腕時計ボタンと対話型表示スクリーンとは上述 のような機能のために使うことができる。例えばそのコマンドとは、ディスプレ イ上に電話番号一覧表の表示を開始させる「ダイヤルせよ」(“dial")というコ マンドであり得る。そのとき腕時計ボタンは電話番号一覧表からエントリーを選 定するのに使うことができる、また感知ペン選定されたエントリーを確認するの に使うことができる。 本発明による腕時計無線電話の更にもう１つの実施例では、該腕時計無線電話 は、上記マイクロフォンを介して入力された音声コマンドを認識するための音声 認識回路を有し、該音声認識回路は上記マイクロ制御器に結合している。こうし てユーザーの口頭のコマンドが認識できる。口頭のコマンドは例えば音声ダイヤ ル用に使うことができる。音声ダイヤルを使うとき、又は口頭のコマンドを入力 するときには、ディスプレイは通常のディスプレイである。 本発明による腕時計無線電話に PDA類似の機能性を付与するために、上記マイ クロ制御器は、上記対話型表示スクリーン上の手書きの情報又はコマンドを認識 するようにしてある。 本発明による腕時計無線電話の実施例では、変調された電話信号用の電話アン テナ、及び上記無線ラウドスピーカと無線通信するためのラウドスピーカ・アン テナが、腕時計無線電話の腕時計バンドに内蔵されている。腕時計無線電話は、 例えば GSMシステム又はDECTシステムによる、或いは電話信号を無線で伝達する その他任意の適切なシステムによるセルラー無線電話の機能又はコードレス電話 の機能を持っている。腕時計無線電話と無線ラウドスピーカとの間の無線接続は FSK又は PSKのようなデジタル変調技術を応用した、或いはその他任意の適切な 無線接続又は変調技術を応用した極めて低出力のFM接続であり得る。 次に実施例及び添付の図面を参照して本発明を説明する。それらの図面は： 図１が、本発明による腕時計無線電話を含む電話システムの概略を、図式的に 示す図であり、 図２が、本発明による腕時計無線電話の一実施例を示す図であり、 図３が、本発明による腕時計無線電話の無線ラウドスピーカを示す図であり、 図４が、本発明による対話型ディスプレイと協同する特定ペンを示す図であり 、 図５が、本発明による腕時計無線電話の電気的概略回路を示す図であり、 図6A及び6Bが、本発明による腕時計無線電話のディスプレイ上の名前ダイヤリ ングを示す図であり、 図7A及び7Bが、本発明による腕時計無線電話のディスプレイ上のメッセージを 示す図であり、 図8A及び8Bが、本発明による腕時計無線電話のディスプレイ上の情報を示す図 であり、 図９が、共有ディスプレイとして用いたところの本発明による２個の腕時計無 線電話のディスプレイを示す図である。 これらの図面を通して同じ機能に対しては同じ引用番号を付してある。 図１は、本発明による腕時計無線電話２及び３を含む電話システム１を図式的 に示す図である。与えられたこの実例では、システム１はデジタルコードレス電 話システムで、ETSI(European Telecommunication Standard Institute- ヨーロ ッパ電気通信標準機構)によって標準化されたDECT(Digital European Cordless Telecommunications - ヨーロッパ・デジタルコードレス通信)標準に従うものと するが、該システムは任意の適切な無線電話システムか、電話システムを伴う 無線LAN(Local Area Network)か又はそれに類似のものであってもよい。システ ム１は一般電話交換網６に結合する無線基地局４及び５を含む。無線電話２及び ３は無線基地局４及び５と双方向通信ができるようにしてあり、それらの無線電 話２，３は基地局４，５と通信することが公認されている。無線電話２及び３は 相互に通信することができ、また固定ネットワークの電話機７やその他適切な装 置と通信することができる。 図２は、本発明による腕時計無線電話２の実施例を示し、この腕時計無線電話 は、図形的(graphical)ユーザーインターフェースとしての対話型表示スクリー ン10，マイクロフォン11，腕時計ボタン12，腕時計バンド13，及び電池パック14 を含む。 図３は、本発明による腕時計無線電話２の無線ラウドスピーカ20を示し、この 無線ラウドスピーカは、集積化した無線受信機を持つスピーカ21（これは普通の 形式のもので、その詳細は茲に示さない）及び集積化した無線アンテナを持つ耳 クリップ22（その詳細は茲に示さない）を含む。無線ラウドスピーカ20は腕時計 無線電話２の好適実施例において使用されるが、別の実施例ではラウドスピーカ を布線形としてもよく、それは無線電話２の中に集積化しても、又は布線により 無線電話２に接続してもよい（その詳細は茲に示さない）。 図４は、本発明による対話型ディスプレイ10と協同使用される特定ペン30を示 し、これは市販のものである。表示スクリーン10は、マトリクス型の LCDスクリ ーンとすることができ、例えば最大 480×320 画素のものである。表示する側と は反対の側に、スクリーンはペン感知器を含むことができ、それはペン30が触れ たスクリーンの位置又は領域を検出するためのものである。スクリーンはユーザ ーの指が触れることを感知するようにもできる。このようなペンとスクリーンの 組合せ自体は既知であり、茲にはその詳細を示さない。 図５は、本発明による腕時計無線電話２の電気的概略図である。この無線電話 ２は、受信機フロントエンド41，ミクサー42，及び復調器43を持つ受信機40を含 む。受信機40は音声とデータとの双方を受信できるようにしてあり、従ってマル チメディア通信に適用できる。無線電話２は更に、パルス造形ネットワーク45， 変調器46，ミクサー47，及び送信電力増幅器48を持つ送信機44を含む。受信機40 と送信機44とはRF（無線周波）側で受信／送信スイッチ49に結合し、該受信／送 信スイッチ49は更にアンテナ50に結合する。アンテナ50は腕時計バンド13に内蔵 されているのを好適とする。受信機40と送信機44とはLF（低周波）側で、音声や データを処理するためのオーディオ／データ・プロセッサ51に結合する。音声伝 送用には、オーディオ／データ・プロセッサ51はDECT標準に従ってマイクロフォ ン11からの音声信号を処理する。データ伝送用には、オーディオ／データ・プロ セッサ51は送出しようとするデータをマイクロ制御器52から受け取り、該マイク ロ制御器は更に腕時計無線電話２を全体的に制御するようにもしてあるのである 。無線電話２は更に、マイクロフォン11とマイクロ制御器52との間に結合してい る音声認識回路53を含む。この音声認識回路53は、別個の適切にプログラムされ たデジタル信号プロセッサを含むこともあり、これは無線電話２のユーザーから の音声又は手書きのコマンド（命令）の認識についてマイクロ制御器52を援助す る。無線電話２は更に、変調されたオーディオ信号をラウドスピーカ受信機55に 送出するための送信機54を含む。この送信機と受信機間の無線リンクはFM変調を 用いた極めて低出力の無線リンクとするのが好適であるが、その他任意の適切な 無線リンク、例えば赤外線リンクとしてもよい。時計ボタン12は、回転から電気 への変換器56を介してマイクロ制御器52に結合し、該時計ボタンを無線電話２の 制御機能用として使用できるようにしてある。同調の目的で、該無線電話は制御 可能な周波数源57を有する。上述のハードウェアのすべてが真正マルチメディア 電話のミニアチュアとして特に適したものになっており、マイクロフォン11，時 計ボタン12，及び特定ペン30が対話型ディスプレイ10と協同して、マルチメディ ア・ユーザーインターフェースのミニアチュアでたやすく携帯可能なものを形成 する。 図6A及び図6Bは、本発明による腕時計無線電話２のディスプレイ10上の名前ダ イヤリング、すなわち名前によるダイヤル番号の送出を示す。表示スクリーン10 上で（その詳細は茲に示さない）主メニュー中から名前ダイヤリングがユーザー によって選択されると、図6Aに示すように、マイクロ制御器52に記憶してある電 話番号を伴う名前リストが表示スクリーン10に示される。この名前リストは、時 計ボタン12を廻し、対応して表示スクリーン10上のハイライトされた窓を動かす ことにより、ディスプレイ上でスクロールできる。茲で与えられた例では、「ベ ーカー‘Baker'」、「ブラウン‘Brown’」、及び「デューク‘Duke’」という 名前がそれぞれの内線電話番号‘473’,‘320’,及び‘527’と共に示されてい る。ユーザーが名前リスト上で正しいエントリーを見付けたときに、彼はペン感 知領域61を起動させて、この例では‘Brown’の番号のダイヤルを開始でき、又 は時計ボタン12を押下することができる。このダイヤル番号送出のプロトコルは 普通のダイヤル送出プロトコルであり、茲には詳述しない。図6Bには別の形態の 名前ダイヤリングが、対話型メッセージを確認する形で示されている。近端のユ ーザーはディスプレイ上に「あなたはデューク氏‘527’をダイヤルするよう私 に命じました」というメッセージを受け取る。このメッセージに対して、ディス プレイ11上のペン感知領域62又は63を介して、それぞれ「その通り」又は「違う 」と応答することができる。 図7A及び図7Bは、本発明による腕時計無線電話２のディスプレイ10上のメッセ ージを示す。図7Aでは受信したメッセージを示し、それは文書メッセージである こともできるし、又は音声メッセージであることもでき、そのモードはペン感知 領域「音声‘voice’」又は「文書‘Text’」を介してユーザーにより選択され る。図7Bでは、音声モードか又はペンモードかのどちらかでの、メッセージ造出 が示される。音声モードのときには、造出されるメッセージは口頭で話される。 そうすると、口頭で話された‘TO’コマンド（「…へ」という命令），‘FROM’ コマンド（「…から」という命令），及び‘MESSAGE’コマンドが、音声認識回 路53により、またマイクロ制御器52と協同して認識されて、該認識されたところ の口頭で話された名前及び標準メッセージが、それぞれのエントリーに書き込ま れることができる。また別の実施例ではユーザーが認識された名前の確認を求め られることもある。ペンモードのときには、時計ボタン12を用いてスクロールさ れるリストを介して名前及び標準メッセージを選択することができ、ペン30がそ れらのエントリーを確認するのに使われることができる。また、ペンモードのと きには、メッセージを造出することもでき、それはディスプレイ10の一部を英数 字キイボードとしてレイアウトし、ペン30を用いてアルファベット文字及び数字 を選択して入力するのである。 図8A及び図8Bは、本発明による腕時計無線電話２のディスプレイ10上の情報を 示す。図8Aでは、ディスプレイ10は遠端の発呼者IDを表示するのに使われる。近 端に居るユーザーはペン感知領域80をペンで起動すると、応答／接続モードを選 択することができ、また、近端に居るユーザーはペン感知領域81をペンで起動す ると、黙殺／切断モードを選択することができる。図8Bでは、ディスプレイ10は テレテキスト（文字多重放送）メッセージを表示するスクリーンとして使われ、 そのページはペンで選択される。図8Bの実施例では、そのようなメッセージを供 給するテレテキストサーバーが電話システム１に設けられている。更に別のモー ドでは受信したテレビジョンプログラムを表示するミニアチュアTVスクリーンと して、表示スクリーンが使われる。このモードのときには、電話システム１はTV サーバーを具備し且つ受け入れの容認できるTV情報を伝送するのに十分な伝送帯 域幅を持っている。 図９は、本発明による２個の腕時計無線電話２及び３のディスプレイを、共有 表示スクリーン10として用いたものを示す。表示スクリーン10A は腕時計無線電 話２の物理的スクリーンを表し、表示スクリーン10B は腕時計無線電話３の物理 的スクリーンを表す。２本の太い縦線90及び91は、腕時計無線電話２と腕時計無 線電話３との間の電話接続を表す。この共有対話型作業領域モードでは、両腕時 計無線電話のそれぞれのマイクロ制御器は、一方のユーザーによる表示スクリー ンのペン感知領域の起動及び書き込み領域でのペン書き込みが符号化されてもう 一方のユーザーに伝送され、もう一方の側でも同様であるように、プログラムさ れている。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｍ 1/02 Ｈ０４Ｍ 1/02 Ａ Ｈ０４Ｑ 7/32 Ｈ０４Ｂ 7/26 Ｖ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．両方向無線電話回路，マイクロフォン，ラウドスピーカ，及び表示スクリー ンを有する腕時計無線電話において、上記表示スクリーンは対話型表示スクリー ンであり、それによって少なくともその一部が図形的ユーザーインターフェース を形成することを特徴とする腕時計無線電話。 ２．請求項１に記載の腕時計無線電話において、上記対話型表示スクリーンはマ トリクス型であり、それによってスクリーンの座標をペン感知起動させることを 許容するものであることを特徴とする腕時計無線電話。 ３．請求項１又は２に記載の腕時計無線電話において、上記対話型表示スクリー ンは、スクリーンの座標を指で感知起動させることを許容するような型であるこ とを特徴とする腕時計無線電話。 ４．請求項１，２又は３に記載の、上記対話型表示スクリーンに結合しているマ イクロ制御器を有する腕時計無線電話において、上記マイクロ制御器は、上記両 方向無線電話回路と協同するように配置され、それによって遠端から到来する対 話型メッセージが上記対話型表示スクリーン上に表示されることを許容するもの であることを特徴とする腕時計無線電話。 ５．請求項１ないし４のうちのいずれか１項に記載の腕時計無線電話において、 上記ラウドスピーカは、上記電話に付帯するか又は電話ユーザーの耳に装着する 無線ラウドスピーカであり、該無線ラウドスピーカ及び上記腕時計無線電話は、 変調されたオーディオ信号を遣り取りするために、それぞれが送信機及び受信機 を有することを特徴とする腕時計無線電話。 ６．請求項４又は５に記載の腕時計無線電話において、該腕時計無線電話は腕時 計ボタンを有し、該腕時計ボタンは、少なくとも１つの時計機能を制御するため 、及び、該ボタンの回転を電気的制御信号に変換するところの回転から電気への 変換器を制御するためのものであり、該変換器は上記マイクロ制御器に結合して いることを特徴とする腕時計無線電話。 ７．請求項６に記載の腕時計無線電話において、上記マイクロフォンと腕時計ボ タンと対話型表示スクリーンとは組み合わせて使用され、それによって組合せ ユーザーインターフェースを形成するものであることを特徴とする腕時計無線電 話。 ８．請求項７に記載の腕時計無線電話において、該腕時計無線電話は、上記マイ クロフォンを介して入力された音声コマンドを認識するための音声認識回路を有 し、該音声認識回路は上記マイクロ制御器に結合していることを特徴とする腕時 計無線電話。 ９．請求項４ないし８のうちのいずれか１項に記載の腕時計無線電話において、 上記マイクロ制御器は、上記対話型表示スクリーン上の手書きの情報又はコマン ドを認識するようにしてあることを特徴とする腕時計無線電話。 10．請求項１ないし９のうちのいずれか１項に記載の腕時計無線電話において、 該腕時計無線電話は、腕時計バンド及び該腕時計バンドに内蔵された電話アンテ ナを有することを特徴とする腕時計無線電話。 11．請求項５ないし10のうちのいずれか１項に記載の腕時計無線電話において、 該腕時計無線電話は、上記無線ラウドスピーカと無線通信するために上記腕時計 バンドに内蔵されたラウドスピーカ・アンテナを有することを特徴とする腕時計 無線電話。 12．請求項１に記載の腕時計無線電話において、上記表示スクリーンは非対話型 のスクリーンであり、また、上記腕時計無線電話はマイクロフォンを介して入力 された音声コマンドを認識するための音声認識回路を有し、該音声認識回路は上 記マイクロ制御器に結合して少なくとも音声によるダイヤル発信用として使われ ることを特徴とする腕時計無線電話。 13．請求項１に記載の腕時計無線電話において、該腕時計無線電話はマイクロフ ォンを介して入力された音声コマンドを認識するための音声認識回路を有し、該 音声認識回路は上記マイクロ制御器に結合して少なくとも音声によるダイヤル発 信用として使われることを特徴とする腕時計無線電話。