JPH10509960A - アミジノフェニルピロリジンβ−アラニンウレア類似体の製造方法 - Google Patents

アミジノフェニルピロリジンβ−アラニンウレア類似体の製造方法

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JPH10509960A JP8517599A JP51759996A JPH10509960A JP H10509960 A JPH10509960 A JP H10509960A JP 8517599 A JP8517599 A JP 8517599A JP 51759996 A JP51759996 A JP 51759996A JP H10509960 A JPH10509960 A JP H10509960A
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アンソニー レーンマン,スコット
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ジー.ディー.サール アンド カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(1)のメチオニン類似体からの式(2)のラクタムを、該メチオニン類似体を適当な非プロトン性溶媒中で塩基の存在下、トリメチルスルホニウムハロゲン化物またはトリメチルスルホキソニウムハロゲン化物を用いて処理することにより製造する方法に関する。更に、本発明は、そのようなメチオニンおよびラクタム化合物を中間体とする、アミジノフェニルピロリジニルβ−アラニンウレア類似体の調製にも関し、β−アラニンウレア類似体は、抗血栓剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 アミジノフェニルピロリジンβ−アラニンウレア類似体の製造方法 発明の背景 本発明は、新規な反応試薬および条件を使用するメチオニン類似体のラクタム への閉環に関するものである。本発明は、更にエチル 3−[[[[1−[4− (アミノイミノメチル)フェニル]−2−オキソ−3(S)−ピロリジニル]ア ミノ]カルボニル]アミノ]プロピオネートアセテートおよび関連するβ−アラ ニン類似体のエナンチオマー選択的合成に関するものである。このような化合物 は、抗血栓薬剤として有用である。 更に特定的には、本発明は、 (Z=H、−CN、−CONH2または−CO2Me) 等のメチオニン類似体の 等のラクタムへの変換を達成するための、従来開示されている方法論に比較して 有利な試薬および反応条件を使用する変換方法に関する。 Friedinger等、J.Org.Chem.,47,(104−109 ),1982は、保護カイラルα−アミノ酸からラクタムへの、3種の異なる経 路を使用するラクタム−強制ジペプチド類似体の合成のための一般的方法を開 示している。これの開示に含まれるものは、試薬として高度に揮発性かつ毒性の ヨウ化メチルおよび高度に反応性の水素化ナトリウムを使用する2工程方法を含 んだアルキル的閉環反応を介した、メチオニン類似体のラクタムへの閉環方法で ある。 揮発性かつ毒性の、および高度に反応性の試薬を使用せず、かつ高度にエナン チオマー的に純粋なラクタムを生成する条件によるメチオニン類似体のラクタム への変換方法を提供することが望まれる。 発明の要約 本発明は、適当な非プロトン性溶媒中において、アルカリ金属の水酸化物、ア ルコキシドもしくは炭酸塩または第3アミン、ジアザビシクロウンデカン(DB U)等の無機またはアミン性塩基、またはフュニク塩基[ジイソプロピルエチル アミン(DIEA)]の存在下で、メチオニン類似体をトリメチルスルホニウム ハロゲン化物またはトリメチルスルホキソニウムハロゲン化物にて処理すること による、式、 のメチオニン類似体からの、式、 式中、Rはt−ブトキシカルボニル(BOC)またはカルボベンジルオキシ(C BZ)等の保護基であり、ZはH、−CN、−CONH2または−CO2アルキル である、のラクタムの製造方法に関する。 更にこの発明は、このようなメチオニンおよびラクタム化合物を中間体として 使用するアミジノフェニルピロリジニルβ−アラニンウレア類似体の調製に関し 、該β−アラニンウレア類似体は、抗血栓剤として有用である。 発明の詳細な記述 本発明は、適当な非プロトン性溶媒中において、無機またはアミン性塩基の存 在下で、メチオニン類似体をトリメチルスルホニウムハロゲン化物またはトリメ チルスルホキソニウムハロゲン化物(トリメチルスルホニウムヨウ化物またはト リメチルスルホキソニウム塩化物)にて処理することによる、式、 のメチオニン類似体からの、式、 式中、Rはt−ブトキシカルボニル(BOC)またはカルボベンジルオキシ(C BZ)等の保護基であり、ZはH、−CN、−CONH2または−CO2アルキル である、のラクタムの製造方法に関する。 更にこの発明は、このようなメチオニンおよびラクタム化合物を中間体として 使用するアミジノフェニルピロリジニルβ−アラニンウレア類似体の調製に関し 、該β−アラニンウレア類似体は、抗血栓剤として有用である。このような工程 は、式、 (式中、Zは−CNまたは−CONH2である)のメチオニン類似体を、非プロ トン性溶媒、好ましくはDMSO中にて、塩基、好ましくは炭酸カリウムの存在 下でトリメチルスルホニウムハロゲン化物またはトリメチルスルホキソニウムハ ロゲン化物を用いて処理し、式、 のラクタムを得、Zが−CONH2の場合には脱水反応に付し、該ラクタムを脱 保護し、得られた生成物をCDIの存在下でβ−アミノエステルと反応させて式 、 のウレアを生成させ、該ウレアをヒドロキシアミンにて処理してアミドキシムを 生成させ、アミドキシムを水素化し;および式、 式中、R1は水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、1〜3個のヘテロ 原子を有する複素環式基または複素環アルキルであり、R6はアルキル、アリー ル、アリールアルキルまたはアシルオキシメチルから選択される、 の化合物を単離することを含む。 一般的合成スキームは、スキーム1中に概略が示されている。商業的に入手可 能な材料から出発し、適当に保護されたメチオニン(R=BOC、CBZ)を、 適当な非プロトン性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒ ドロフラン(THF)またはCH2Cl2)中において−15℃〜25℃の範囲の 温度で、適当なアミノ酸カップリング試薬(例えば、イソブチルクロロホルメー ト、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨウ化物、1,1’−カルボニルジイ ミダゾール(CDI)または1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル カルボジイミドハイドロクロライド)の存在下にて、置換または非置換アニリン と縮合させ、メチオニン類似体を得る。 メチオニン類似体を新規な反応条件の組合せによってラクタムに閉環する 。無機またはアミン性塩基(例えば、アルカリ金属水酸化物類、アルカリ金属ア ルコキシド類、アルカリ金属炭酸塩類またはDBUもしくはフュニク塩基等の第 3アミン類)の存在下、好ましくは炭酸カリウムの存在下における、適当の非プ ロトン性溶媒(例えば、DMF、ジメチルアセトアミド(DMA)、DMSOま たはTHF)中、35℃〜90℃の温度範囲での、化合物のトリメチルスルホ ニウムハロゲン化物またはトリメチルスルホキソニウムハロゲン化物を用いる処 理は、ラクタムを与える。歴史的には、この転換は本質的試薬として高度に揮 発性かつ毒性の金属ヨウ化物および高度に反応性の水素化ナトリウムをそれぞれ 必要とする2工程法において、アルキル性閉環反応により行われた[Freid inger,R.M.等、J.Org.Chem.,47,104−109(1 982);Kottirsch,G.等、Bioorg.Med.Chem.L etters ,3,1675−1680(1993)参照]。更に、後の工程に おけるラセミ化の程度は、仕上げの条件に依存していた。本発明においては、強 いアルキル化剤および強い塩基のいずれも必要とされず、かつ生成物は、高度の エナンチオマー純度をもって生成される。 ラクタムは、Zが−CONH2である場合には非プロトン性溶媒(例えば、 THF、EtOAc、ピリジンまたはDME)中で、アミン塩基(例えば、 Et3N、ピリジン、N−メチルモルホリンまたはN,N−ジイソプロピルエチ ルアミン)の存在下、標準的試薬(例えば、無水トリフルオロ酢酸(TFAA) 、無水トリクロロ酢酸または塩化チオニル)を使用して、ニトリル3へ脱水され る。 メチオニンの芳香族性類似体は、表1に例示されるように閉環反応を受ける。 例えば、1aを脱水して調製される(TFAA、Et3N)ニトリル化合物1b は閉環されてラクタム10を与えた。同様に、カルボメトキシアニリド1dおよ び1eは、引き続くエステル官能基の加水分解を伴うことなく閉環される。Fr eidinger条件下で閉環されたエステル含有中間体はエステルの加水分解 を受けるため、このことに注意することが重要である。 保護基Rの、HClもしくはトリフルオロ酢酸(TFA)による(R=BOC )、またはH2、Pd/Cによる(R=CBZ)脱保護は、アミノラクタムを 与える。R=BOCについては、溶媒(例えば、EtOAc、MeO−t−Bu 、1,4−ジオキサンまたはTHF)中の過剰量の無水HClまたは濃HCl( 2.0−5.0当量)は、5〜50℃、0.5−23時間にて生成物を塩酸塩と して与える。更に遊離の塩基は、1当量の塩基(例えば、1N NaOH)を塩酸塩の水溶液に添加することにより沈殿として単離されうる。 ウレア生成物の合成は、適切なβ−アミノエステルおよびアミノラクタム を、適当な溶媒(例えば、CH2Cl2、CHCl3、ClCH2CH2Cl、DM F、DMA、ピリジン、ジオキサン、THF、ベンゼン、トルエン)中において 、適当なホスゲン同等物(例えば、トリホスゲン、ジホスゲン、ホスゲン、1, 1’−カルボニルジイミダゾール)に順次添加することにより達成される。適当 な溶媒(例えば、MeOH、EtOH、H2O、DMF、DMA)中における、 適当な塩基(例えば、Et3N、(i−Pr)2NEt、NaOAc、NaOEt 、NaOH)の存在下におけるとヒドロキシルアミン塩酸塩との反応は、アミ ドオキシム中間体を与える。この物質は、適当な触媒(例えば、Pd/C、P t/C、Pd(OH)2)の存在下、適当な溶媒(MeOH、EtOH、i−P rOHまたはHOAc)中において、酸性対イオン(例えば、HOAc、HCl 、HBr、メタンスルホン酸(MsOH)、コハク酸、クエン酸、H3PO4、リ ンゴ酸)の存在のもとに水素添加分解され、標的化合物を、対応する酸塩とし て与える。 (X-はI-、Cl-、Br-であり;Yは医薬的に許容される塩であり;R1は、 H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールまたは単環式の1〜3個のO /N/Sを含む複素環式基である。) 好ましい抗血栓剤、即ちエチル 3−[[[[1−[4−(アミノイミノメチ ル)フェニル]−2−オキソ−3(S)−ピロリジニル]アミノ]カルボニル] アミノ]プロピオネートアセテートの調製の、好ましい方法は、スキーム2およ びスキーム2aに例示されている。DMF中における商業的に入手可能なN− BOC−L−メチオニンおよび4−アミノベンズアミドの2−クロロ−1−メチ ルピリジニウムヨウ化物(CMPI)およびN−メチルモルホリンを用いる処理 は、メチオニンアミド1Aを与える。 新規な閉環工程においては、DMSO中における1A、トリメチルスルホニウ ムヨウ化物、および粉末K2CO3(炭酸カリウム)の混合物の70℃での加熱は 、カイラル性ラクタム2Aを与える。 ニトリル10の形成は、第1アミドをTHF中にて標準的試薬(無水トリフル オロ酢酸/Et3N)により脱水素することにより行われる。HCl/EtOA cを用いるBOC保護基の除去は、アミン塩酸塩11を与える。DMF/ピリジ ン(1:1)中でのβ−アラニンエチルエステル塩酸塩および化合物11の1, 1’−カルボニルジイミダゾールへの順次の添加は、非対称ウレア12を与える 。 12のヒドロキシルアミン塩酸塩/トリエチルアミンを用いるエタノール中で の処理は、ベンズアミドキシム13を与える。酢酸中での4%炭素上パラジウム を用いる13の水素添加分解は、標的化合物14を、酢酸塩として与える。 スキーム2Bには、他の好ましい方法が例示され、ここにおいて中間体1Aが 脱水されて中間体1Bを与える。引き続く1B10への閉環は、1Aの2Aへ の変換について記述されるのと同様に行われる。次いで中間体10は、更にスキ ーム2および2aに例示されるように使用される。 スキーム3に例示されるように、商業的に入手可能なエチル3−アミノブタノ エートの(R)−マンデル酸を使用する古典的な分割は、EtOAcからの3回 の再結晶の後にエナンチオマー的に純粋なマンデル酸塩15を与える。引き続く 1,1’−カルボニルジイミダゾールの懸濁物の11および15による処理は、 非対称ウレア16を与える。ヒドロキシルアミン塩酸塩/トリエチルアミンを用 いる16の処理は、ベンズアミドキシム17を与え、これはHOAc中で水素添 加分解を受けて標的化合物18を与える。 N−BOC−D−フェニルグリシンのArndt−Eistertホモロゲー ション(スキーム4)は、カイラル性β−アミノエステル19を与える。19の 乾燥HClによる処理は、アミン塩酸塩20を与える。スキーム2aに略述され るように、20の仕上げは、標的化合物21を与える。 β−アミノ酸類およびエステル類は、購入可能であるか、または商業的に入手 可能な出発材料からスキーム5に例示される既知の方法によって調製される。ラ セミβ−複素アリールβ−アミノ酸は、適当なアリールアルデヒド、マロン酸お よび酢酸アンモニウムから調製され得る(方法1)[JohnsonおよびLi vak,J.Am.Chem.Soc.,229(1936)]。ラセミβ−ア ルキルβ−アミノ酸は、対応するアルケンおよびクロロスルホニルイソシアネー ト(CSI)から、方法2に示されるようにβ−ラクタムを経て調製され得る[ W.A.Szabo、Aldrichimica Acta,23(1977) ;R.Graf、Angew.Chem.Int.Ed.,172(1968) ]。該β−ラクタムは、エタノール中において無水HClを用いる処理によって 開環されうる。ラセミ体β−ラクタムエステルの形成のための別の方法は、方法 3に示されている。親核性試薬は、4−ベンゾイルオキシ−2−アゼチジノ ンに添加され得て、エタノール中の無水HClによる処理の後に種々の3−置換 β−アミノエステルを与える[K.Prasad等、Vol.19、Heter ocycles ,2099(1982)]。ラセミ体β−アミノ酸およびエステ ル類は、文献中の記載されている古典的方法を使用して分割されうる[E.Fi scher、H.Scheibler、R.Groh、Ber.,2020(1 910);E.Fischer、H.Scheibler、Annalen)3 37(1911)]。 キラルβ−アミノ酸およびエステル類は、下記の方法を含む多くのことなる方 法を使用しても調製され得る:1)方法4に示されるような適当に保護されたα −アミノ酸のArndt−Eistert反応によるホモロゲーション[Mei erおよびZeller、Angrew.Chem.Int.Ed.、32−4 3(1975);M.Rodriguez等、Tetrahedron Let t. 、5153(1990);W.J.Greenlee、J.Med.Che m. 434(1985)およびそれらにある参考文献]、2)方法5に示される ようにカイラル性補助基を有するα,β−不飽和エステルへのアミンの付加を経 て[J.d’Angelo、J.Maddaluno、J.Am.Chem.S oc. 8112−14(1986)]、3)方法6に示されるように、デヒドロ アミノ酸のエナンチオマー選択的水素添加を経て[Asymmetic Syn thesis、Vol5(J.D.Morrison編)Academic P ress,New York、1985]、および4)方法7に示されるように エナンチオマー的に純粋なアミンのα,β−不飽和エステルへの付加を経て[S .G.Davis、O.Ichihara、Tetrahedron:Asym metry 、183−186(1991)]。 ここにおいて使用されるように、“低級アルキル”なる用語は、1から約6個 の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖の炭化水素基をさす。このような“低級ア ルキル”基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル 、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ネオ−ペンチル、ヘキ シル、イソヘキシル等である。 ここにおいて使用されるように、“低級アルケニル”なる用語は、少なくとも 1個の二重結合および2から約6個の炭素原子を含む不飽和非環状炭化水素基を さす。このような基の例は、エテニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、 ペンテニル、ヘキセニル等を含む。 ここにおいて使用されるように、“低級アルキニル”なる用語は、少なくとも 1個以上の三重結合および2から約6個の炭素原子を含む不飽和非環状炭化水素 基をさす。このような基の例は、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル 、ヘキシニル等を含む。 ここにおいて使用されるように、アリールなる用語は、1個以上の芳香族環か ら構成される環状炭素芳香族性環式系をさす。好ましいアリール基は、1、2ま たは3個のベンゼン環からなるものである。該用語は、フェニル、ナフチルおよ びビフェニル等の芳香族基を含む。 アシルオキシメチルなる用語は、R7が上記に定義されるアルキルまたはアリ ールである式 の基を含む。 ここにおいて使用されるように“1〜3個の複素原子を含む複素環式基”なる 句は、1〜3個の炭素原子が酸素、窒素または硫黄から選択される複素原子によ り置き換えられた単環式または二環式基をさす。このような環式基は、飽和また は不飽和であることができ、また複素環式芳香族基を含む。 下記の非限定的な例は、本発明の方法を実施するための方法、ならびに本発明 の他の側面、およびそれらから得られる結果を、更に詳細に記述および例示する 。 説明についても、また実際の工程についても、本発明の種々の側面が、適切であ る場合には記述される。これらの例は、単に本発明を例示することのみを意図す るもので、その範囲および精神において限定するものではない。当業者は、これ らの例に記述される条件および工程の既知の変更が、本発明の工程を実施するた めに使用しうることを容易に理解するであろう。 特記しない限り、使用される全ての出発材料および装置は商業的に入手され得 るものである。 例1 N−[(4−アミノカルボニル)フェニル]−4−メチルチオ−2(S)−[[ (1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタンアミド(1A)の調 A.250mlのDMF中の、L−BOC−メチオニン(100.0g、0.4 0モル)、4−アミノベンズアミド(57.3g、0.42モル)およびCMP I(102.6g、0.40モル)の溶液に、0℃にて窒素下でNMM(88m L、0.8モル)を2分間で添加した。該反応混合物を撹拌し、4時間撹拌しつ つ、徐々に室温まで昇温することを許容した。該反応物を、0.1N HCl( 750mL)を約10分間で添加することにより反応停止させた。約30分間撹 拌後、白色沈殿を濾過し、H2Oにて洗浄し、乾燥させて、123.3g(84 %)の生成物[mp.193.5−195°C(分解)]を与えた。 [α]D 25=−23.0°(MeOH、c=10.85mg/ml) C172534S・0.33H2Oについての元素分析: 理論値:C、54.67;H、6.93:N、11.25;S、8.59。 分析値:C、54.63;H、7.02;N、11.05;S、8.63。 B.4−アミノベンズアミドを他のアニリンに置き換えて、下記の化合物を同様 な方法にて調製した。 N−フェニル−4−メチルチオ−2(S)−[[(1,1−ジメチルエトキシ) カルボニル]アミノ]ブタンアミド(1c)1 H−NMR(300MHz,CD3OD)δ 1.44(s,9H)、1.90 −2.05(m,2H)、2.08(s,3H)、2.58(m,2H)、4. 34(m,1H)、7.08(t,J=8Hz,1H)、7.29(t,J=8 Hz,2H)、7.57(d,J=8Hz,2H) N−[(3−メトキシカルボニル)フェニル]−4−メチルチオ−2(S)−[ [(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタンアミド(1d)1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.43(s,9H)、2.00 −2.25(m,2H)、2.08(s,3H)、2.63(m,2H)、3. 82(s,3H)、4.65(m,1H)、6.18(d,J=7Hz,1H, 可換)、7.24(t,J−8Hz,1H)、7.71(m,2H)、8.19 (s,2H)、9.59(s,1H,可換) N−[(4−メトキシカルボニル)フェニル]−4−メチルチオ−2(S)−[ [(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタンアミド(1e)1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.42(s,9H)、2.00 −2.25(m,2H)、2.10(s,3H)、2.64(m,2H)、3. 90(s,3H)、4.62(m,1H)、6.03(d,J=7Hz,1H, 可換)、7.58(d,J=8Hz,2H)、7.88(d,J=8Hz,2H )、9.53(s,1H,可換) C.N−(4−シアノフェニル)−4−メチルチオ−2(S)−[[(1,1− ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ブタンアミド(1b)の調製 40mLのTHF中の化合物1a(10.00g、27.23ミリモル)およ びトリエチルアミン(16.5g、0.163モル)の氷冷された撹拌懸濁物に 、TFAA(7.88g、37.53ミリモル)を内部温度が5−10℃に保た れる速度で添加した。得られた溶液を0℃にて20分間撹拌し、次いで0℃にて 45mLの2N HClをゆっくり添加することによって反応停止した。引き続 く 40mLの飽和NaClの添加後、混合物をEtOAcにて抽出し、飽和NaH CO3にて洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、脱色用活性炭(約1g)にて処理し 、シリカゲルベッドを通してEtOAcを溶出液として使用して濾過した。減圧 下での溶媒の除去は、黄金色のオイルを生じ、これを高真空下で9.50gのゴ ム状の泡状物となるまで乾燥させた。1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.47(s,9H)、2.02 (m,2H)、2.13(s,3H)、2.18(m,1H)、2.63(t, J=7Hz,2H)、4.44(m,1H)、5.34(ブロード,1H,可換 )、7.57(d,J=8Hz,2H)、7.63(d,J=8Hz,2H)、 9.07(s,1H,可換) 例2 1−[(4−アミノカルボニル)フェニル]−3(S)−[[(1,1−ジメチ ルエトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−2−オン(2a)の調製 A.DMSO(6mL)中の例1aの生成物(3.00g、8.16ミリモル) の溶液に、トリメチルスルホニウムヨウ化物(5.00g、24.48ミリモル )および粉末K2CO3(1.69g、12.24ミリモル)を添加した。反応混 合物を窒素下にて3時間、80℃で撹拌し、室温まで冷却し、H2O(30mL )にて希釈した。白色沈殿を濾別し、H2Oにて洗浄し、乾燥させて1.94g (75%)の生成物を与え、これを、例3の化合物の調製に直接に使用した。分 析用試料は、生成物を1用の熱i−PrOHおよび3容の希釈用H2Oから再結 晶することにより調製した[m.p.225−226℃(分解)]。 [α]D 25=−14.1°(MeOH、c=9.90mg/ml) C162134S・1H2Oについての元素分析: 理論値:C、56.96;H、6.87;N、12.46。 分析値:C、56.78;H、6.56;N、12.36。 B.化合物1aを例1の他の生成物(1b−1e)に置き換えて、下記の化合物 を同様な方法にて調製した。 N−(4−シアノプロピル)−3(S)−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カ ルボニル]アミノ]ピロリジン−2−オン(3)1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.47(s,9H)、2.08 (m,J=1H)、2.80(m,1H)、3.82(m,2H)、4.38( m,1H)、5.20(ブロード,s,1H,可換)、7.68(d,J=8H z,2H)、7.82(d,J=8Hz,2H) N−フェニル−3(S)−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミ ノ]ピロリジン−2−オン(2c)1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.43(s,9H)、2.00 (m,1H)、2.80(m,1H)、3.81(m,2H)、4.36(m, 1H)、5.23(ブロード,1H,可換)、7.18(t,J=8Hz,2H )、7.39(t,J=8Hz,2H)、7.64(d,J=8Hz,2H)N −[(3−メトキシカルボニル)フェニル]−3(S)−[[(1,1−ジメチ ルエトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−2−オン(2d)1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.47(s,9H)、2.04 (m,1H)、2.80(m,1H)、3.85(m,2H)、3.93(s, 3H)、4.38(m,1H)、5.23(ブロード,1H,可換)、7.47 (t,J=8Hz,1H)、7.86(m,1H)、8.10(m,2H)N− [(4−メトキシカルボニル)フェニル]−3(S)−[[(1,1−ジメチル エトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−2−オン(2e)1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.48(s,9H)、2.04 (m,1H)、2.80(m,1H)、3.83(m,2H)、3.92(s, 3H)、4.38(m,1H)、5.20(ブロード,1H,可換)、7.75 (d,J=8Hz,1H)、8.06(d,J=8Hz,2H) 例3 1−(4−シアノフェニル)−3(S)−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カ ルボニル]アミノ]ピロリジン−2−オンの調製 THF(20mL)中の例2aの生成物(2.0g、6.27ミリモル)およ びトリエチルアミン(5.23mL、37.6ミリモル)の懸濁物に、0℃にて 純粋な無水トリフルオロ酢酸(3.78g、18.8ミリモル)を5分間で滴々 添加した。該溶液を、0℃にて更に1時間撹拌し、室温まで加温し、次いで20 mLの水を添加することによって反応停止させた。反応混合物を、THFの体積 が約1/2となるまで部分的に濃縮し、これにより生成物が沈殿した。沈殿物を 濾別し、水にて洗浄し、乾燥させて1.60g(85%)の生成物を得た(m. p.152−153.5℃)。 [α]D 25=−11.4°(MeOH、c=9.65mg/ml) C16193O・1H2Oについての元素分析: 理論値:C、60.17;H、6.63;N、13.16。 分析値:C、59.75;H、6.30;N、13.14。 例4 1−(4−シアノフェニル)−3(S)−アミノピロリジン−2−オン塩酸塩 EtOAc(750mL)中の例3の生成物(62.0g、206ミリモル) の溶液を通して、環境温度において15分間、HClガスを通気した。更に30 分後、沈殿した生成物を濾別し、EtOAcにて洗浄し、乾燥させて46.7g (96%)を得た[m.p.253−254.54℃(分解)、>99.9%e .e.)。エナンチオマー純度は、クラウンパックCR(−)カラム(15cm x4.0cm)および1%HClO4水溶液の1.2mL/分の無勾配溶出を使 用 するカイラルHPLC分析により決定した。検出器は、254nmに設定した。 [α]D 25=−20.8°(MeOH、c=10.63mg/ml)C11123 OCl・1/4H2Oについての元素分析: 理論値:C、54.55;H、5.20;N、17.35。 分析値:C、54.51;H、4.98;N、17.40。 例5 エチル 3−[[[[1−(4−シアノフェニル)−2−オキソ−3(S)−ピ ロリジニル]アミノ]カルボニル]アミノ]プロピオネートの調製 ピリジン(2.5mL)中の1,1’−カルボニルジイミダゾール(572m g、3.55ミリモル)の懸濁物に、窒素下、5℃において固体エチル 3−ア ミノ−プロピオネート塩酸塩(545mg、3.55ミリモル)を添加した。得 られた溶液を5℃にて15分間撹拌し、2.5mLのDMFにて希釈し、氷浴か ら取り外した。例4の生成物(700mg、2.96ミリモル)を全部一度に添 加し、反応混合物を75−80℃にて2時間撹拌した。室温まで冷却後、得られ た溶液を15mLの1N HClにて希釈した。白色の沈殿を濾別し、H2Oに て洗浄し、乾燥させた。トリチュレートおよびメチルt−ブチルエーテルからの 濾過は、844mgの生成物を与えた(m.p.168.5−169℃)。濾液 のEtOAcを用いる抽出的な仕上げによって更に110mgの生成物を与えた (全体で94%)。 [α]D 25=+9.5°(MeOH、c=9.45mg/ml) C172044についての元素分析: 理論値:C、59.29;H、5.85;N、16.27。 分析値:C、58.94;H、5.71;N、16.13。 例6 エチル 3−[[[[1−[4−(アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル)フェニ ル]−2−オキソ−3(S)−ピロリジニル]アミノ]カルボニル]アミノ]プ ロピオネートの調製 EtOH(900mL)中の例5の生成物(104g、304ミリモル)およ びヒドロキシルアミン塩酸塩(42g、607ミリモル)の懸濁物に、トリエチ ルアミン(61g、607ミリモル)を添加した。反応混合物を60−65℃に 加熱し、2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、H2Oにて希釈した。 沈殿を濾別し、H2Oにて洗浄し、乾燥させて110g(96%)の生成物を得 た(m.p.188−190℃)。 [α]D 25=−2.8°(MeOH、c=10.53mg/ml) C16193Oについての元素分析の理論値:C、54.10;H、6.14; N、18.56。 分析値:C、53.76;H、6.14;N、18.52。 例7 エチル 3−[[[[1−[4−(アミノイミノメチル)フェニル]−2−オキ ソ−3(S)−ピロリジニル]アミノ]カルボニル]アミノ]プロピオネートア セテートの調製 HOAc(1L)中の例6の生成物(250g、663ミリモル)の懸濁物に 、100gの4%Pd/C(50%湿状態)を添加した。混合物を60℃にて6 0psiを使用して1.37時間水素添加した。触媒を濾去し、溶媒を減圧下で 蒸発させた。シロップ状の生成物を撹拌しつつ、500mLのMeOH、1.5 LのEtOHおよび800mLのCH3CNにて順次希釈した。白色固体を濾別 し、CH3CNにて洗浄し、乾燥させて219gの生成物を得た。母液を濃縮し 、残渣をH2Oに溶解し、脱色用活性炭(5g)にて処理した。濾過、および減 圧下での溶媒除去の後、残渣を最小量のHOAcに溶解し、150mLのi−P rOHおよび150mLのCH3CNにて順次希釈した。沈殿物を濾別し、i− PrOH/CH3CN(1:1)にて洗浄し、乾燥させて更に35gの生成物( 全体で91%)を得た[m.p.213−214℃(分解)]。エナンチオマー 純度は、カイラルセル−ODカラムおよび移動相としてEtOH/ヘプタン/T FA(20:80:0.1)を使用するカイラルHPLCにより決定し、>99 .9%e.e.であることが測定された。 [α]D 25=+13.2°(MeOH、c=9.43mg/ml) C192756についての元素分析理論値:C、54.15;H、6.46;N 、16.62。 分析値:C、54.08;H、6.57;N、16.57。 例8 エチル 3(R)−アミノブタノエート (R)−マンデレートの調製 27mLの1N NaOH中のエチル 3−アミノブチレート塩酸塩(4.5 g、26.8ミリモル)の溶液を、EtOAcにて2回抽出した。有機画分を乾 燥させ(Na2SO4)、減圧下で濃縮した。残渣をEtOAcから3回再結晶し て、1.93g(51%)の生成物を、NMR分光法により決定されるように、 単一のキラルジアステレオマーとして得た(m.p.125−125℃)。1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.00(d,J=7Hz,3H )、1.27(t,J=7Hz,3H)、2.23−2.45(m,2H)、3 .13(m,1H)、4.13(q,J=7Hz,2H)、4.85(s,1H )、7.17−7.33(m,3H)、7.41(d,J=8Hz,2H)C14 21NO5についての元素分析理論値:C、59.35;H、7.47;N、4 .94。 分析値:C、59.03;H、7.51;N、4.83。 例9 エチル 3(R)−[[[[1−(4−シアノフェニル)−2−オキソ−3(S )−ピロリジニル]アミノ]カルボニル]アミノ]ブタノエートの調製 ピリジン(2.5mL)中の1,1’−カルボニルジイミダゾール(178m g、1.1ミリモル)の懸濁物に、窒素下で5℃にて例4の生成物(260mg 、1.1ミリモル)を添加した。得られた溶液を5℃にて15分間撹拌し、2. 5mLのDMFにて希釈し、氷浴から取り外した。例8の生成物(375mg、 1.32ミリモル)を全部一度に添加し、反応混合物を75−80℃にて 2時間撹拌した。室温まで冷却後、得られた溶液をEtOHにて希釈し、1N HCl、飽和NaHCO3にて洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。溶媒を蒸発さ せて295mg(73%)の生成物を得た(m.p.177.5−179℃)。1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.20−1.30(m,6H) 、2.05(m,1H)、2.53(m,2H)、2.83(m,1H)、3. 83(m,2H)、4.15(q,J=7Hz,2H)、4.19(m,1H) 、4.48(m,1H)、7.68(d,J=8Hz,2H)、7.82(d, J=8Hz,2H) C182244についての元素分析: 理論値:C、60.02;H、6.21;N、15.56。 分析値:C、60.29;H、6.21;N、15.06。 例10 エチル 3(R)−[[[[1−[4−(アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル) フェニル]−2−オキソ−3(S)−ピロリジニル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]ブタノエートの調製 標記化合物を、例9の生成物(250mg、0.63ミリモル)から例6と同 様な方法にて調製し、203mg(83%)の生成物を得た[m.p.165− 167℃(分解)]。1 H−NMR(300MHz,d6−DMSO)δ 1.06(d,J=7Hz, 3H)、1.28(t.J=7Hz,3H)、1.88(m,1H)、2.30 −2.53(m,3H)、3.75(m,2H)、3.95(m,1H)、4. 05(q,J=7Hz,2H)、4.40(m,1H)、7.56(s,4H) C182555・1/3H2Oについての元素分析: 理論値:C、54.40;H、6.51;N、17.64。 分析値:C、54.76;H、6.71;N、17.21。 例11 エチル 3(R)−[[[[1−[4−(アミノイミノメチル)フェニル]−2 −オキソ−3(S)−ピロリジニル]アミノ]カルボニル]アミノ]ブタノエー ト アセテートの調製 標記化合物を、例10の生成物(150mg、0.38ミリモル)から例7と 同様な方法にて調製し、131mg(77%)の生成物を得た[m.p.208 −209℃(分解)]。1 H−NMR(300MHz,d6−DMSO)δ 1.08(d,J=7Hz, 3H)、1.19(t,J=7Hz,3H)、1.39(s,3H)、1.94 (m,1H)、2.30−2.53(m,3H)、3.80(m,2H)、3. 95(m,1H)、4.06(q,J=7Hz,2H)、4.43(m,1H) 、7.86(d,J=8Hz,2H)、7.91(d,J=8Hz,2H) C202956・3/4H2Oについての元素分析: 理論値:C、53.50;H、6.85;N、15.60。 分析値:C、53.34;H、6.46;N、15.35。 例12 エチル β(S)−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ベ ンゼンプロパノエートの調製 EtOH(100mL)中のN−BOC−D−フェニルグリシン(5.02g 、20ミリモル)、N−メチルモルホリン(2.02g、20ミリモル)の撹拌 溶液に、イソブチルクロロホルメート(2.73g、20ミリモル)を添加した 。15分後に、アミン塩を除去するために反応混合物を濾過し、次いでジアゾメ タン(60mL、30ミリモル)のエーテル溶液を添加した。冷却浴を取り外し 、反応混合物を環境温度にて2時間撹拌した。反応混合物を、過剰量のジアゾメ タンの除去のために15分間、窒素にて掃気した。反応混合物をEtOAcにて 希釈し、1N HCl、飽和NaHCO3にて洗浄し、乾燥させた(MgSO4) 。溶媒の蒸発は、粗製のジアゾケトンを与え、これをEtOH(100mL)に 溶解し、次いでAgO2CPh(1.6g、7ミリモル)およびトリエチルアミ ン(6.06g、60ミリモル)にて順次処理した。29時間後に反応混合物を 濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル、15%EtOAc/ヘキサン)にか けて4.90g(85%)の生成物を無色オイルとして得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.17(t,J=7Hz,3H )、1.43(s,9H)、2.73−2.92(m,2H)、4.07(q, J=7Hz,2H)、5.10(m,1H)、5.48(m,1H)、7.22 −7.39(m,5H) 例13 エチル β(S)−アミノベンゼンプロパノエート塩酸塩の調製 乾燥HClガスを、EtOAc(50mL)中の例12の生成物(3.0g、 10.2ミリモル)の溶液を通して環境温度にて15分間通気した。更に30分 間撹拌後、溶媒を減圧下で除去して、2.30g(98%)の生成物を黄色オイ ルとして得た。1 H−NMR(300MHz,d6−DMSO)δ 1.03(t,J=7Hz, 3H)、3.02(dd、J=10Hz,J=15Hz,1H)、3.25(d d、J=6Hz,J=15Hz,1H)、3.96(m,2H)、4.55(m ,1H)、7.3−7.6(m,5H)、8.93(s,3H) 例14 エチル β(S)−[[[[1−(4−シアノフェニル)−2−オキソ−3(S )−ピロリジニル]アミノ]カルボニル]アミノ]ベンゼンプロパノエートの調 標記化合物を、例13の生成物(685mg、2.9ミリモル)および例4の 生成物(600mg、2.9ミリモル)から例5と同様な方法にて調製し、1. 09g(91%)の生成物を得た(m.p.108−109℃)。1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.16(t,J=7Hz,3H )、2.00(m,1H)、2.77−2.93(m,3H)、3.81(m, 2H)、4.05(q,J=7Hz,2H)、4.50(m,1H)、5.26 (m,1H)、7.20−7.35(m,5H)、7.66(d,J=8Hz, 2H)、7.80(d,J=8Hz,2H) C232444・1/3H2Oについての元素分析: 理論値:C、64.79;H、5.83;N、13.14。 分析値:C、64.65;H、5.58;N、13.18。 例15 エチル β(S)−[[[[1−[4−(アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル) フェニル]−2−オキソ−3(S)−ピロリジニル]アミノ]カルボニル]アミ ノ]ベンゼンプロパノエートの調製 標記化合物を、例14の生成物(450mg、1.07ミリモル)から例6と 同様な方法にて調製し、431mg(89%)の生成物を得た[m.p.192 −193℃(分解)]。1 H−NMR(300MHz,d6−DMSO)δ 1.10(t,J=7Hz, 3H)、1.87(m,1H)、2.49(m,1H)、2.77(m,2H) 、3.74(m,2H)、4.00(q,J=7Hz,2H)、4.41(m, 1H)、5.10(m,1H)、7.20−7.40(m,5H)、7.69( s,4H) C232755・1/2H2Oについての元素分析: 理論値:C、59.73;H、6.10;N、15.14。 分析値:C、59.67;H、6.38;N、14.85。 例16 エチル β(S)−[[[[1−[4−(アミノイミノメチル)フェニル]−2 −オキソ−3(S)−ピロリジニル]アミノ]カルボニル]アミノ]ベンゼンプ ロパノエートアセテートの調製 標記化合物を、例15の生成物(400mg、0.88ミリモル)から例7と 同様な方法にて調製し、335mg(76%)の生成物を得た[m.p.210 −211℃(分解)]。1 H−NMR(300MHz,d6−DMSO)δ 1.14(t,J=7Hz, 3H)、1.93(s,3H)、2.03(m,1H)、2.47(m,1H) 、2.80(m,2H)、3.84(m,2H)、4.04(m,2H)、4. 50(m,1H)、5.05(t,J=7Hz,1H)、7.23−7.44( m,5H)、7.92(d,J=8Hz,2H)、7.97(d,J=8Hz, 2H) C253156・1/2H2Oについての元素分析: 理論値:C、59.28;H、6.37;N、13.83。 分析値:C、58.96;H、6.21;N、13.92。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年10月28日 【補正内容】 請求の範囲 1.式、 式中、Rはt−ブトキシカルボニルおよびカルボベンジルオキシからなる群から 選択される保護基であり、 Zは、−CN、−CONH2およびCO2アルキルからなる群から選択される、 のラクタムの製造方法であって; 式、 のメチオニン類似体を、非プロトン性溶媒中、塩基の存在下で、トリメチルスル ホニウムハロゲン化物およびトリメチルスルホキソニウムハロゲン化物から選択 される化合物を用いて処理することを含んでなるラクタムの製造方法。 2.該メチオニン類似体が、式、 である請求の範囲1項に記載の製造方法。 3.メチオニン類似体が、トリメチルスルホニウムヨウ化物により処理される 請求の範囲2項に記載の製造方法。 4.塩基が炭酸カリウムである請求の範囲3項に記載の製造方法。 5.非プロトン性溶媒が、DMSOである請求の範囲4項に記載の製造方法。 6.Zが、−CNである請求の範囲5項に記載の製造方法。 7.Zが、−CONH2である請求の範囲5項に記載の製造方法。 8.更にラクタムの脱保護、および得られる脱保護したラクタムをβ−アミノ エステルと結合して、式、 式中、R1はH、C1−C6アルキル、アリールおよび1〜3個の炭素原子が窒素 、酸素または硫黄により置換される複素環状基からなる群から選択され;R6は 、C1−C6アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアシロキシメチルから なる群から選択される、 の化合物を形成することを含んでなる請求の範囲1項に記載の製造方法。 9.式、 式中、R1は水素、C1−C6アルキル、アリールおよび1〜2個の炭素原子が窒 素、酸素または硫黄により置換される単環式複素環式基からなる群から選択され ;R6は、C1−C6アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアシロキシメ チルからなる群から選択される、 の化合物の製造方法であって、 式、 式中、RはBOCおよびCBZからなる群から選択される保護基であり、Zは、 −CONH2である のメチオニン類似体を、非プロトン性溶媒中、塩基の存在下で、トリメチルスル ホニウムハロゲン化物およびトリメチルスルホキソニウムハロゲン化物から選択 される化合物を用いて処理して、式、 のラクタムを得; 該ラクタムを脱水および脱保護し; 得られた生成物を1,1−カルボニルジイミダゾールの存在下でβ−アミノエス テルと反応させて、式、 のウレア化合物を生成させ; 該ウレア化合物をヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させてアミドキシム中間体を 生成させ; 該アミドキシムに水素添加し;ならびに 式、 の化合物を単離することを含んでなる製造方法。 10.該メチオニン類似体が、式、 である請求の範囲9項に記載の製造方法。 11.メチオニン類似体が、トリメチルスルホニウムヨウ化物により処理される 請求の範囲10項に記載の製造方法。 12.塩基が炭酸カリウムである請求の範囲11項に記載の製造方法。 13.非プロトン性溶媒が、DMSOである請求の範囲12項に記載の製造方法 。 14.β−アミノエステルが、β−アラニンエチルエステルである請求の範囲1 0項に記載の製造方法。 15.β−アミノエステルが、β−アラニンエチルエステルである請求の範囲1 2項に記載の製造方法。 16.式、 式中、R1は水素、C1−C6アルキル、アリールおよび1〜3個の炭素原子が窒 素、酸素または硫黄により置換される複素環式基からなる群から選択され;R6 は、C1−C6アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアシロキシメチルか らなる群から選択される、 の化合物の製造方法であって、 式、 式中、RはBOCまたはCBZからなる群から選択される基であり、Zは、−C Nである のメチオニン類似体を、非プロトン性溶媒中、塩基の存在下で、トリメチルスル ホニウムハロゲン化物およびトリメチルスルホキソニウムハロゲン化物から選択 される化合物を用いて処理して、式、 のラクタムを得; 該ラクタムを脱保護し; 得られた生成物を1,1−カルボニルジイミダゾールの存在下でβ−アミノエス テルと反応させて、式、 のウレア化合物を生成させ; 該ウレア化合物をヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させてアミドキシム中間体を 生成させ; 該アミドキシムに水素添加し;ならびに 式、 の化合物を単離することを含んでなる製造方法。 17.該メチオニン類似体が、式、 である請求の範囲16項に記載の製造方法。 18.β−アミノエステルが、β−アラニンエチルエステルである請求の範囲1 7項に記載の製造方法。 19.メチオニン類似体が、トリメチルスルホニウムヨウ化物により処理される 請求の範囲17項に記載の製造方法。 20.塩基が炭酸カリウムである請求の範囲19項に記載の製造方法。 21.非プロトン性溶媒が、DMSOである請求の範囲20項に記載の製造方法 。 22.β−アミノエステルが、β−アラニンエチルエステルである請求の範囲2 1に記載の製造方法。 23.式、 式中、R1はH、C1−C6アルキル、アリールおよび1〜3個の炭素原子が窒素 、酸素または硫黄により置換される複素環式基からなる群から選択され;ならび に R6は、C1−C6アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアシロキシメチ ルからなる群から選択される、 の化合物。 24.式、 式中、ZはH、−CN、−CONH2またはCO2アルキルである、 を有する請求の範囲23項に記載の化合物。 25.式、 式中、Zは、H、−CN、−CONH2およびCO2アルキルからなる群から選択 され;ならびにRはt−ブトキシカルボニルおよびカルボベンジルオキシからな る群から選択される基である、 を有する化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 フリン,ダニエル リー アメリカ合衆国 60060 イリノイ州マン デレイン,ノース ブリストル コート 17 (72)発明者 レーンマン,スコット アンソニー アメリカ合衆国 60061 イリノイ州バー ノン ヒルズ,アポロ コート 300 (72)発明者 ノーサル,ロジャー アメリカ合衆国 60089 イリノイ州バッ ファロー グローブ,アスペン ドライブ 667 (72)発明者 シュレツマン,ロリ アン アメリカ合衆国 60031 イリノイ州ガー ニー,ハンコック レーン 5820

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式、 式中、Rはt−ブトキシカルボニルおよびカルボベンジルオキシからなる群から 選択される保護基であり、 Zは、−CN、−CONH2およびCO2アルキルからなる群から選択される、 のラクタムの製造方法であって; 式、 のメチオニン類似体を、非プロトン性溶媒中、塩基の存在下で、トリメチルスル ホニウムハロゲン化物およびトリメチルスルホキソニウムハロゲン化物から選択 される化合物を用いて処理することを含んでなるラクタムの製造方法。 2.該メチオニン類似体が、式、 である請求の範囲1項に記載の製造方法。 3.メチオニン類似体が、トリメチルスルホニウムヨウ化物により処理される 請求の範囲2項に記載の製造方法。 4.塩基が炭酸カリウムである請求の範囲3項に記載の製造方法。 5.非プロトン性溶媒が、DMSOである請求の範囲4項に記載の製造方法。 6.Zが、−CNである請求の範囲5項に記載の製造方法。 7.Zが、−CONH2である請求の範囲5項に記載の製造方法。 8.更にラクタムの脱保護、および得られる脱保護したラクタムをβ−アミノ エステルと結合して、式、 式中、R1はH、低級アルキル、アリールおよび1〜3個の炭素原子が窒素、酸 素または硫黄により置換される複素環状基からなる群から選択され;R6は、低 級アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアシロキシメチルからなる群か ら選択される、 の化合物を形成することを含んでなる請求の範囲1項に記載の製造方法。 9.式、 式中、R1は水素、低級アルキル、アリールおよび1〜2個の炭素原子が窒素、 酸素または硫黄により置換される単環式複素環式基からなる群から選択され;R6 は、低級アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアシロキシメチルから なる群から選択される、 の化合物の製造方法であって、 式、 式中、RはBOCおよびCBZからなる群から選択される保護基であり、Zは、 −CONH2である のメチオニン類似体を、非プロトン性溶媒中、塩基の存在下で、トリメチルスル ホニウムハロゲン化物およびトリメチルスルホキソニウムハロゲン化物から選択 される化合物を用いて処理して、式、 のラクタムを得; 該ラクタムを脱水および脱保護し; 得られた生成物を1,1−カルボニルジイミダゾールの存在下でβ−アミノエス テルと反応させて、式、 のウレア化合物を生成させ; 該ウレア化合物をヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させてアミドキシム中間体を 生成させ; 該アミドキシムに水素添加し;ならびに 式、 の化合物を単離することを含んでなる製造方法。 10.該メチオニン類似体が、式、 である請求の範囲9項に記載の製造方法。 11.メチオニン類似体が、トリメチルスルホニウムヨウ化物により処理される 請求の範囲10項に記載の製造方法。 12.塩基が炭酸カリウムである請求の範囲11項に記載の製造方法。 13.非プロトン性溶媒が、DMSOである請求の範囲12項に記載の製造方法 。 14.β−アミノエステルが、β−アラニンエチルエステルである請求の範囲1 0項に記載の製造方法。 15.β−アミノエステルが、β−アラニンエチルエステルである請求の範囲1 2項に記載の製造方法。 16.式、 式中、R1は水素、低級アルキル、アリールおよび1〜3個の炭素原子が窒素、 酸素または硫黄により置換される複素環式基からなる群から選択され;R6は、 低級アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアシロキシメチルからなる群 から選択される、 の化合物の製造方法であって、 式、 式中、RはBOCまたはCBZからなる群から選択される基であり、Zは、−C Nである のメチオニン類似体を、非プロトン性溶媒中、塩基の存在下で、トリメチルスル ホニウムハロゲン化物およびトリメチルスルホキソニウムハロゲン化物から選択 される化合物を用いて処理して、式、 のラクタムを得; 該ラクタムを脱保護し; 得られた生成物を1,1−カルボニルジイミダゾールの存在下でβ−アミノエス テルと反応させて、式、 のウレア化合物を生成させ; 該ウレア化合物をヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させてアミドキシム中間体を 生成させ; 該アミドキシムに水素添加し;ならびに 式、 の化合物を単離することを含んでなる製造方法。 17.該メチオニン類似体が、式、 である請求の範囲16項に記載の製造方法。 18.β−アミノエステルが、β−アラニンエチルエステルである請求の範囲1 7項に記載の製造方法。 19.メチオニン類似体が、トリメチルスルホニウムヨウ化物により処理される 請求の範囲17項に記載の製造方法。 20.塩基が炭酸カリウムである請求の範囲19項に記載の製造方法。 21.非プロトン性溶媒が、DMSOである請求の範囲20項に記載の製造方法 。 22.β−アミノエステルが、β−アラニンエチルエステルである請求の範囲2 1に記載の製造方法。 23.式、 式中、R1はH、低級アルキル、アリールおよび1〜3個の炭素原子が窒素、酸 素または硫黄により置換される複素環式基からなる群から選択され;ならびにR6 は、低級アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアシロキシメチルから なる群から選択される、 の化合物。 24.式、 を有する請求の範囲23項に記載の化合物。 25.式、 式中、Zは、H、−CN、−CONH2およびCO2アルキルからなる群から選択 され;ならびにRはt−ブトキシカルボニルおよびカルボベンジルオキシからな る群から選択される基である、 を有する化合物。
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