JPH10509125A - ライナーレスラベル用半自動ディスペンサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 半自動ライナーレスラベルディスペンサ（１９）は、連続形態のライナーレスラベルの供給源の支持体からラベル（１５）をディスペンシングし、各々のラベルは感圧接着面（１２）と、接着剤リリース材料面（１）とを有する。第一および第二の溝付き駆動ロール（２０、２１）はラベルに係合すると共に、駆動ロール内に配置された第一および第二の組のストリッパおよびガイドフィンガ（２２、２３）はラベルをガイドする。自動カッタ（２９）は、枢支移動自在なブレード（３１）と静止ブレード（３０）とシリコーン含侵フェルトワイパ（３３）とを有する。ハウジング（３５、３６）は諸要素を収容すると共に、ラベルがカッタ機構により切断されるときラベル接着面を接着剤リリース材料塗布壁（４０）に当接するように付勢すると共に切断後のラベルをハウジングから間違いなく除去されるまで保持するばねフィンガ（４１）を有する出口開口（３８）を備える。半自動動作は、各種の電気駆動装置と、ラベル位置、カッタ移動、およびラベル除去センサを含むセンサを利用することにより与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】 ライナーレスラベル用半自動ディスペンサ 発明の背景と要約 ライナーレスラベルは、比較的低コストであり環境との親和性も比較的良好な ため、広く用いられるようになっている。このようなラベルのディスペンシング を容易にする一連の様々なディスペンサが、米国特許第５，３７５，７５２号お よび第５，４１７，７８３号、欧州特許出願第０５７７２４１号、および１９９ ４年９月２６日付け同時係属米国特許出願シリアルナンバー第０８／３１２，０ ６８号に開示されている。これらのディスペンサの各々は、特定のディスペンシ ング要件に特に適応しており、かつ価格面での問題なしにライナーレスラベルを ディスペンシングすることに成功している。しかし、このようなディスペンサが 理想的には適応しない状況も２、３あり、このような次第で、本発明によるライ ナーレスラベル及びそれに関連する切断機が開発された。 本発明によるライナーレスラベルおよびそれに関連する切断機は、ロールから ライナーレスラベルをディスペンシングするのに理想的に適している。本発明の ディスペンサは少ない動作構成要素からなり、単純ではあるが有効にライナーレ スラベルをディスペンシングする。本 発明のディスペンサは（ロールなどの）連続供給源からのラベルを自動的に切断 する。このため、切断はパーフォレーションラインに沿って行われることもでき るが、ラベルはパーフォレーションを有する必要はない。 本発明の一側面によれば、以下のような構成要素からなるライナーレスラベル ディスペンサが提供される：連続形状のライナーレスラベルの供給源のための支 持体であって、各々のラベルは感圧接着面と接着剤リリース材料面とを有してい る。更に、ラベルに係合して供給源からラベルを取り出す第一及び第二の溝付き 駆動ロールと、前記第一及び第二の駆動ロールの溝の少なくとも幾つかにそれぞ れ配置された第一及び第二のストリッパとガイドフィンガのセットとであって、 少なくとも第一の駆動ロールとストリッパフィンガの第一セットとは、供給源か らのラベルの接着面に係合する接着剤リリース材料部を有している。更に、スト リッパとガイドフィンガから支持体の対向側に装着された自動カッタ。更に、駆 動ロールとフィンガとカッタとを収容するハウジングであって、前記ハウジング は、ラベル供給源の支持体に隣接する入口部と、駆動ロールからカッタと対向す る側に位置する出口開口とを有している。 出口は、ラベルが切断機構により切断される際にはラベル接着面が接着剤リリ ース材料塗布壁に当接するように付勢し、切断後はラベルがハウジングから間違 いなく排出されるまでラベルを保持する付勢手段を有すること が好ましい。この付勢手段は、ラベルのリリース材料面に係合する複数個のばね フィンガにより構成されると好適である。 第一駆動ロールの接着剤リリース材料、ストリッパとガイドフィンガの第一セ ット、及び出口壁は、その開示内容をここで引き合いに出すけれども、米国特許 第５，３７５，７５２号に開示されたようなプラズマコーティングにより構成さ れると好適である。しかし、ポリテトラフルオロエチレンおよびシリコーンコー ティングなどの他の接着剤リリース材料が知られており、これらを利用すること ができる。 半自動動作は各種の電気駆動装置およびセンサを利用することにより供給され る。好適には、自動カッタおよび駆動ロールはそれぞれ電気駆動装置を有し、ま たセンサとしてラベル位置センサ、カッタ運動センサ、およびラベル除去センサ を有し、これらは全てコンピュータ制御装置などの制御機構に接続される。電気 駆動装置と諸センサとの接続は、コンピュータ制御の下で、ラベル位置センサが 供給源からの（境界マークなどの）ラベルの特定の部位を検出したとき、駆動ロ ールの駆動が停止され、カッタ駆動装置が作動して供給源からのラベルの切断を 行うようになされる。供給源から次のラベルを供給する駆動ロールの動作は、除 去センサが切断済みラベルがハウジングから排出されたことを検出するまで阻ま れる。カッタ運動センサはカッタの運動を検出して、駆動 ロールの再作動まで、カッティング動作が一度のみ行われるようにする。 自動カッタは、静止アンビルブレードと、枢支可動ブレードと、電気駆動装置 とから構成されることが好ましく、ここで前記電気駆動装置は、可動ブレードが 静止ブレードと協調して動作してシザー動作によりラベルを切断するように、枢 支軸の周りに枢支する。可動ブレードは、まず始めに、切断されるラベルの接着 面と当接する。カッタは、またさらに、可動ブレードの移動経路に隣接して装着 されたシリコーン含浸フェルト要素を有していることが好ましく、この要素が可 動ブレードに係合することにより可動ブレードはシリコーンの適用を受け、可動 ブレードへの接着剤の付着が最小化される。代わりに又は追加して、可動ブレー ドを（かつ、所望により静止ブレードを）プラズマコーティングしてもよい。 典型的には、ハウジングは、前記出口を設けたドアを有し、これによってカッ タにアクセスすることができるようにする。また、ドアと電気駆動装置との間に は可動ブレードに対して電気インタロックが設けられ、ドアが完全に閉じていな いときには、ブレードの電気駆動動作を阻むようにする。駆動ロールは、好まし くは、実質的に垂直な平行軸の周りに回転自在であり、可動ブレードは、実質的 に水平な軸の周りに枢支されていて、更に、ラベル供給源の支持体は、実質的に 垂直方向に延びたシャフトからなり、出口開口は実質的に垂直なスリットか らなる。 ストリッパとガイドフィンガの第一及び第二のセットの各々は、駆動ロールに 沿って一定頻度で配置された２個から８個のフィンガからなり、各々のフィンガ は、約０．５インチの幅、通常０．１〜２．５インチの範囲内の幅を有する。通 常、フィンガは、ラベル幅の約１５〜３０％だけ隔置されて、供給源からのラベ ル上に設けられる。特別に粘着性の強い接着剤がラベルに用いられた場合は、ラ ベル幅の約１５％ごとにフィンガが用いられる。接着剤が、はるかに低い粘着性 の、再配置可能な接着剤の場合には、ラベル幅の約３０％ごとにフィンガを設け るのみでよい。 本発明の他の側面によれば、以下の構成要素から成る半自動ライナーレスディ スペンサが提供される：ラベルの各々が、感圧接着面と接着剤リリース材料面と を有する、連続形態のライナーレスラベルの供給源のための支持体。ラベルに係 合して供給源からラベルを取り出す第一および第二の駆動ロールであって、少な くとも第一の駆動ロールは供給源からのラベルの接着面に係合する接着剤リリー ス材料部を有し、ストリッパフィンガは互いに相対角度をもった入口部を有して ロール間でのラベルの進入を容易にする。更に、駆動ロールから支持体の対向側 に装着された自動カッタ。更に、駆動ロールとカッタとを収容し、ラベル供給源 の支持体に隣接する入口と、駆動ロールからカッタに対向する側の出口開口とを 有 するハウジング。また出口開口は、接着剤リリース材料を塗布した壁によって画 定され、カッタ機構によってラベルが切断される際にはラベルの接着面が接着剤 リリース材料塗布壁に当接するように付勢し、切断後はラベルがハウジングから 間違いなく排出されるまでラベルを保持する付勢手段を有している。制御機構や 自動カッタなどの詳細は上記の如くであることが望ましい。 本発明の更に他の側面によれば、以下の構成要素から成るライナーレスラベル ディスペンサが提供される。各々のラベルが感圧接着面と接着剤リリース材料面 とを有する、連続形態のライナーレスラベルの供給源の支持体。ラベルに係合し て供給源からラベルを取り出す第一および第二の駆動ロールであって、少なくと も第一の駆動ロールは供給源からのラベルの接着面に係合する接着剤リリース材 料部を有する。更に、ストリッパとガイドフィンガから支持体と対向側に装着さ れた自動カッタであって、前記自動カッタは、静止アンビルブレードと枢支可動 ブレードと電気駆動装置とから成り、前記電気駆動装置は、可動ブレードが静止 ブレードと協調的に動作してラベルの切断を行うように、可動ブレードを枢支軸 の周りに枢支する。更に、駆動ロールとカッタとを収容し、ラベル供給源の支持 体に隣接する入口と、駆動ロールからカッタの対向側の出口開口とを有するハウ ジング。また同様に、自動カッタやハウジング出口などの詳細は上記の如くであ ることが望ましい。 本発明の主要な目的は、自動切断機能を備えた簡単で有効な半自動ライナーレ スラベルディスペンサを提供することにある。本発明のこの目的および他の目的 は、本発明の詳細な説明および添付した請求の範囲を検討することにより明らか になろう。 図面の簡単な説明 図１は、本発明に従ってディスペンシングされるライナーレスラベル・ロール の上部斜視図である。 図２は、本発明によるディスペンサの基本構成要素を示す概略上面図である。 図３は、主として本発明による切断機構を例示的に示す概略端面図である。 図４は、本発明による例示的ディスペンサの入口端部のより詳細な図である。 図５は、ハウジングの一部を切り開いて示した、図４のディスペンサの側部立 面図である。 図６は、ハウジングを切り開いて示した、図２乃至図６のディスペンサの出口 端面図である。 図７は、ハウジングを切り開いて示した、図２乃至図６のディスペンサの上面 図である。 図８は、図２乃至図７のディスペンサのハウジングの出口端面図である。 図９は、ディスペンサの構成要素間の電気的および制 御の相互接続を示した制御の概略図である。 図面の詳細な説明 図１は、本発明に従ってディスペンシングされるライナーレスラベルの連続供 給源（例えばロール）１０を例示的に示したものである。ラベルは、接着剤リリ ース材料（例えばシリコン）塗布面１１と、紙などの基材１３（図２参照）の対 向面の感圧接着剤塗布面１２とを有する。表示１４が、コーティング１１の下か あるいは上のいずれかにおいて、コーティング１１と同じ面にプリントされる。 パーフォレーションラインを個別のラベル１５の間に設けてもよいが、切断は本 発明によって行われるのであるからパーフォレーションラインは必要ではなく、 むしろ、図１に概略的に示したマーク１６などのセンシングラインまたは他のマ ークだけを設ける必要がある。ライン１６は、ラベル１５の接着材料１１面に設 けてもよいが、接着剤面１２の接着剤の上あるいは下に設けてもよい。 図２は、連続形態のライナーレスラベル１０の供給源の支持体を除く、本発明 によるライナーレスラベルディスペンサの基本構成要素を示した概略図である。 このような支持体は、図４、図５、および図７において、実質的に垂直なシャフ ト１８の形態を成すものとして図示してある。ここでは垂直シャフト１８を図示 したが、ラベ ルをディスペンシングするためにロール１０を取り出すことのできる適切な支持 体であれば、如何なる支持体であってもよい。図４および図５に示したように、 ロール１０を内包するようなハウジングは必要ではないが、そのようなハウジン グを用いてもよい。 本発明によるライナーレスラベルディスペンサが、図２において符号１９を付 して、一般的に概略的に図示されている。これは、支持体１０からのラベル１５ に係合する第一および第二の溝付き駆動ロール２０、２１を有する。ロール２０ 、２１は、実質的に平行な、好ましくは実質的に垂直な軸の周りで回転自在であ る。更に、第一および第二のストリッパおよびガイドフィンガ２２、２３のセッ トが、ロール２０、２１の溝（例えば、図２に示したロール２０、２１の溝２４ および２５を各々見よ）の少なくとも幾つかに各々配置されている。フィンガ２ ２、２３は、相対角度例えば４５度を成してロール２０、２１のニップへのラベ ル１５の先端エッジの進入を容易にする入口部２２ａ，２３ａを有する。これら の入口部２２ａ，２３ａは、１８０度程度の角度を有してもよいが、この角度は 、ラベルがスムーズにガイドされてロール・ニップへ進入することができるよう に、かなり小さいことが望ましい。少なくともフィンガ２２の第一セットの上に おいてロール２０は、供給源１０からのラベル１５の接着面１２に係合する接着 剤リリース材料部を有する。例えば、接着剤リリース材料のコーティン グ２６がロール２０の周囲に設けられ、更に同様のコーティング２７がフィンガ ２２の外周部に設けられる。ポリテトラフルオロエチレンやシリコンベース材料 などの広範囲の接着剤リリースコーティングを利用してよいが、ロール２０およ びフィンガ２２は金属性であることが望ましく、また、コーティング２６、２７ は、米国特許第５，３７５，７５２号（開示内容をここで引き合いに出すが）に 開示されているようにプラズマコーティングであることが望ましい。 非粘着性のポリテトラフルオロエチレンのコーティングを用いる場合には（特 に、以下に記載したように、ハウジング構成要素に対して用いる場合には）、そ れらは Empire Coatings of Albion,New York によって提供される Teflon （登 録商標）コーティングであることができる。ローラ２０、２１に対しては、非接 着特性は、Silicon Products of Lancaster，New York から入手可能であるよう な Silicon Rubber Hirel，2601 によって与えられることができる。ロール２１ およびフィンガ２３が接着剤リリース材料のコーティングを有することは、全て の状況において本質的であるわけではない。しかし、たとえ殆どの状況において 、これらが供給源１０からのラベル１５のリリース材料面１１のみに係合すると しても、このようなコーティングは要素２１、２３に対して望ましい。 支持体１８および供給源１０からローラ２０、２１の 対向側には、図２、図３において符号２９で図式的に示したように、自動カッタ が設けられる。自動カッタ２９は、フィンガ２３の端部に隣接して装着され、図 示した図中の好適な実施例においては静止アンビルブレード３０を有し、これは ラベル１５の接着剤リリース材料面１１側に配置される。アンビル３０は、シザ ー切断作用が与えられるように、枢支された可動カッタブレード３１と共同動作 する。可動ブレード３１はその切断エッジ３２を有し、これは実際の切断を行う ようにアンビル３０と共同動作する。ブレード３１、３０の両者は硬化スチール であると好適であり、またプラズマコーティングがそれに対して設けられてもよ い（特に、シザー切断作用の間にラベル１５の接着面１２と最初に当接するよう になる切断エッジ３２に対して）。このようなコーティングの代わりにまたはそ れに加えて、図２および図３において符号３３により模式的に示したフェルトワ イパなどのシリコーン含侵フェルト要素が、可動ブレード３１の（図３に矢印３ ４により模式的に示した）移動経路に隣接して配置されて、可動ブレード３１の 特にそのエッジ３２上での接着剤の付着を最小にするようにしてもよい。シリコ ーン含侵フェルト要素３３は、可動ブレード３１の移動経路３４に対して静止し ていることが好ましいが、欧州特許出願第０５７７２４１号の同様のワイパに対 して示されたように、軸の周りに回転自在であってもよく、固定支持体に固定さ れたばね３３ａによって１端 部に隣接して支持されてもよい。 ディスペンサ１９はまたハウジングを有し、その出口を画定している部分３５ のみが図２に示されているが、その他の部位３６は図４乃至図８の更に詳細な図 面に見出される。ハウジング３５、３６は、テーブルまたは他の面への配置を考 えて、フィート３７上に装着してもよい（図５および６参照）。ハウジングの部 位３５における出口は、図２および図８に符号３８により概略的に図示したよう な、実質的に垂直の細長いチャネルまたはスリット状の開口で構成されると好適 である。チャネル３８を画定する１つの壁３９は、接着剤リリース材料のコーテ ィング４０を壁３９上に有すると好適であり、さらにプラズマコーティングを有 すると好適である。壁３９は、ラベル１５がディスペンシングされるときラベル の接着面１２に係合するようになされるものである。切断の間におよびその後に ラベル１５を適切に保持するために、ラベル１５の接着面１２を材料４０に当接 させるように付勢する付勢手段を設けると好適である。このような付勢手段は、 発泡体や、コイルばね押圧要素、重力重み付け要素などの固有に弾性的な材料も 含めて、広範な構造からなることができるが、好適には、図２および図８に概略 的に図示したように、複数個のばね（例えば、ばねスチールまたは他の金属、ま たは復元性のあるプラスチック）フィンガ４１からなる。フィンガ４１は、典型 的には、ラベルが自動カッタ２９によって切断される 位置に駆動ロール２０、２１によって運ばれるとき、ラベル１５のリリース塗布 面１１に接触して（図２において矢印４３により示したように）カム運動を起こ す自由端部４２を有する。フィンガ４１の材料の固有の弾性は、ラベル１５の接 着面１２をコーティング４０に押しつけて保持するように、矢印４３と反対の方 向に押圧するように働く。このような押圧は、典型的には、オペレータが実際に 切断ラベル１５を手で掴み、外側に引いてこれをチャネル３８から除去するまで 続く。図８に示したように、少なくとも３個のフィンガ４１が、チャネルまたは スロット３８に沿いほぼ一様に隔置されて設けられていると好適である。 本発明は更に、際立った特徴を有し、有効かつ単純な動作を保証するディスペ ンサ１９の半自動制御を与える各種の電気要素を含む。好適な実施形態において は、ローラ２０、２１は、図５、図７、および図９に示したモータ４５などの電 気駆動装置により駆動される。モータ４５は、両ロール２０、２１を駆動するよ うであってもよいし、あるいは、ロールの一方のみを駆動し、ロール２０、２１ 間のラベル１５の摩擦係合が他方のロールを駆動するようにしてもよい。自動カ ッタ２９も、図３、図５、図６、図９に示した電動機４６などの電気駆動装置に より駆動される。モータ４６は、図３において概略的に示し、図６において更に 詳細に示したリンケージ４７などのリンケージと接続されると好適である。図３ お よび図６に概略的に示したように、このリンケージは、モータ４６の回転運動を 、実質的に水平の枢支軸の周りの枢支運動に変換する。 モータ４５、４６は、図７および図９に概略図示したコンピュータ制御装置な どの制御機構４９にまで接続されて至っている。これらの制御装置は、バッテリ またはＡＣ若しくはＤＣ電気コードへの接続装置から構成される適切な電源５０ によって電力を供給される。 構成要素の動作を制御するため、コンピュータ制御装置４９およびモータ４５ 、４６と協調して働く、複数個のセンサ、好適には光学センサが設けられる。図 面に示した好適な実施形態においては、３個のこのようなセンサが設けられてい る。ラベル１５上のマーク（マーク１６のような）を検出するラベル供給センサ ５１（図２、図３、図６、図７および図９参照）と、切断済みラベル１５がチャ ネル／スロット３８から排出される時点を検出する除去センサ５２（図２、図５ および図９参照）と、自動カッタ２９の可動ブレード３１の運動を検出する、図 ２、図３、図６および図９において符号５３により概略的に示したカッタ運動セ ンサとが設けられる。センサ５１乃至５３は、図９に概略的に示したコンピュー タ制御装置４９（COMPUTER CONTROL）に動作的に接続される。 モータ４５の動作を開始させるフィード押ボタン５４（図６および図９参照） や電気インターロック５５（図 ９参照）などの各種の他の電気要素も設けられると好適である。出口スロット３ ８を画定するハウジング部分３５は、ハウジング３６の残部から枢支分離される か、または除去され得る（ばねコネクタの脱着、ねじファスナの除去、または他 の適切な従来からの方法によって）簡単に除去できるドアの一部であると好適で ある。従来の構成でもよいインタロック５５は、ハウジング部分３５を収容する ドアが完全には閉じられていない時点を検出し、更に完全には閉じられていない 場合にカッタモータ４６の動作を許容しない時点を検出し、従ってオペレータが カッタ２９やロール２０、２１などを収容するハウジング３６の内部へアクセス しても、オペレータに、可動カッタブレード３１の安全上、障害が生じることは ない。 ディスペンサ１９に対して各種の他の要素を設けてもよい。例えば、モータ４ ５とロール２０、２１の一方または両者の間の接続装置として歯車、ベルトなど があり、これらは従来のものであり、図示はしてない。また、必要に応じて又は 所望により、各種の他のセンサまたは安全要素がある。更に、駆動ローラ２０に 接続された手動の前進ノブ５７（図４および図６参照）を設けてもよい。これに よって、新しいロール１０でディスペンシングを開始するときに、ローラ２０を 始めに回転させて、ロール１０から第１ラベル１５を適切に位置決めすることが できる。 ディスペンサ１９の例示としての装置は既に説明してあるが、その典型的な動 作をここに説明する。 動作 ライナーレスラベル１５のロール１０が実質的に垂直なシャフト１８に配置さ れ、更にロールからのリードラベルが、ハウジング３６の入口５９（図２および 図４参照）に持ち込まれる。これにより、接着面１２がロール２０とストリップ ガイドフィンガ２２のプラズマ塗布面と当接するようになり、一方、リリースコ ート面１１はロール２１およびフィンガ２３に当接する。ロール１０のリーディ ングラベル１５の先端エッジ６０（図２参照）がアンビルブレード３０とほぼ整 合する箇所に到るまで、手動ノブ５７を回転させ、ローラ２０を駆動するように する。次に、ハウジング３６のドア部分３５を閉じ、オペレータはフィードボタ ン５４を押圧する。これによって、ローラ２０、２１の一方または両者を図２に 示した矢印６１、６２の方向に駆動する電動機４５の動作を開始させ、これによ り、ラベル１５は、ばねフィンガ４１の先端エッジ４２をカム運動させ、リーデ ィングラベル１５の先端エッジは、出口スロット３８を通過する。 電動機４５の動作は、センサ５１がリーディングラベル１５の端部を示すマー ク１６またはパーフォレーションを検出するまで継続する。センサ５１による（ コンピ ュータ制御４９を通じた）この光学的検出は、電動機４５の動作を直ちに停止さ せる。次に、リーディングラベル１５が（フィンガ２２、２３の間で）以降のラ ベルにつながり、また、出口壁３９のプラズマ塗布部分４０に対してラベルを付 勢するばねフィンガ４１の作用によって、リーディングラベル１５が適切に保持 された状態で、コンピュータ制御装置４９は電動機４６を始動させる。 電動機４６は、リンケージ４７を介して、可動切断ブレード３１を、図２およ び図３に概略的に示した位置から図６に示した位置まで枢支する。可動切断ブレ ード３１は、ロール１０の次のラベルからリーディングラベル１５をシザー切断 するように、アンビルブレード３０と動作的に関係するように経路３４内を移動 する。カッタブレード３１の運動は光学センサ５３にり検出され、センサは、コ ンピュータ制御装置４９を介して、電動機４６が１サイクルを終えた後に、電動 機４６の動作を終了させる。ここで可動ブレード３１は、図２および図３に示し たようにその初期位置に戻される。 ロール１０から既に切断済みのリーデイングラベル１５は、プラズマコーティ ング４０と当接するように接着面１２を付勢するばねフィンガ４１により適切に 保持されているので、ディスペンサ１９から脱落することはない。電動機４５の 動作は、除去センサ５２が切断ラベル１５の除去を検出するまで阻止される。オ ペレータが切 断ラベル１５を把持して、スロット３８から引き出すと、除去センサ５２はこれ を検出する。更に除去センサ５２は、コンピュータ制御装置４９を介して、オペ レータがフィードボタン５４を押圧したとき、電動機４５が再度動作することを 許容する。一方、フィードボタン５４はバイパスされ、更にセンサ５２が切断ラ ベル１５の除去を検出すると直ちに（または短い遅延の後に）、電動機４５がコ ンピュータ制御装置４９により自動的に作動され、ロール１０からの次のラベル １５を前進させる。 ブレード３１がその経路３４を移動すると、少なくともそのエッジ３２はシリ コーン含侵フェルト要素３３に相対して移動し、シリコーンの薄いコーティング を受容する。このコーティングは、エッジ３２がそれと当接するように移動する とき、ラベル１５の接着面１２からの接着剤の付着を防止するように作用する。 以上から、本発明によれば、ライナーレスラベルに対して簡単ではあるが有効 な半自動ディスペンサが提供されることがわかる。本発明は、その最も実際的で 好適な実施形態であると現在認められるものにより図示説明されたが、当業者に は明らかなように、本発明の範囲内で多くの変形が可能であり、この範囲は全て の等価な構造および装置を包含するように添付した請求項の最も広い解釈に従っ て与えられる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 フォーマス、 キャス アメリカ合衆国 14051 ニューヨーク州 イースト アムハースト ランニング ブルック レイン 232 (72)発明者 ミカロヴィッチ、 スティーヴ アメリカ合衆国 14221 ニューヨーク州 ウィリアムズヴィル ティークウッド テラス 288 (72)発明者 シェンク、 ダニエル ジー. アメリカ合衆国 14304 ニューヨーク州 ナイアガラ フォールズ エイティセカ ンド ストリート 666

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．個別のラベルが感圧接着面と接着剤リリース材料面とを有する、連続形態 として成されたライナーレスラベルの供給源を支持する支持体と、 前記ラベルに係合して前記供給源からラベルを取り出す第一および第二の溝付 き駆動ロールと、 前記第一および第二の駆動ロールの溝の少なくとも幾つかに各々配置されたス トリッパとガイドフィンガの第一および第二のセットと、 ここにおいて、少なくとも前記第一駆動ロール及びストリッパフィンガの前記 第一セットとは、前記供給源からのラベルの接着面に係合する接着剤リリース材 料部を有し、かつ、前記ストリッパフィンガは、互いに相対角度を成して前記駆 動ロール間へのラベルの進入を容易にする入口部を有し、さらに、 前記ストリッパとガイドフィンガから前記支持体の対向側に装着された自動カ ッタと、 前記駆動ロールと前記フィンガと前記カッタとを内包し、かつ、ラベルの前記 供給源を支持する前記支持体に隣接して設けた入口と、前記駆動ロールから前記 カッタの対向側に設けた出口開口とを有して成るハウジングと、 から構成されているライナーレスラベルディスペンサ。 ２．前記出口開口が、接着剤リリース材料を塗布した壁によって画定され、か つ、 前記出口開口が、前記カッタの機構によりラベルが切断される際にはラベル接 着面が前記接着剤リリース材料塗布壁に当接するように付勢し、切断後はラベル が前記ハウジングから間違いなく排出されるまでラベルを保持する付勢手段を有 している、請求の範囲１に記載のディスペンサ。 ３．前記付勢手段が、ラベルのリリース材料面に係合する複数個のばねフィン ガからなる、請求の範囲２に記載のディスペンサ。 ４．前記第一駆動ロール、ストリッパとガイドフィンガの第一セット、及び出 口開口を画定している壁に設けた前記接着剤リリース材料が、プラズマコーティ ングからなっている、請求の範囲２に記載のディスペンサ。 ５．前記自動カッタと前記駆動ロールの各々は電気駆動装置を有し、かつさら に、ラベル位置センサとラベル除去センサと制御機構とを有して、 前記センサと前記電気駆動装置とは前記制御機構に接続されていて、前記ラベ ル位置センサが前記供給源からのラベルの特定部位を検出したとき、前記駆動ロ ールの駆動装置は停止し、前記カッタの駆動装置が作動して前 記供給源からのラベルの切断を行い、前記除去センサが切断済みラベルが前記ハ ウジングから排出されたことを検出するまで、前記供給源から次のラベルを供給 する前記駆動ロールの動作は阻止される、請求の範囲２に記載のディスペンサ。 ６．前記カッタの運動を検出して、前記駆動ロールが再度作動されるまでの間 、カッタの運動が一度のみ行われるようにする、前記制御機構に接続されたカッ タ運動センサをさらに有する、請求の範囲５に記載のディスペンサ。 ７．前記自動カッタが、静止アンビルブレードと枢支可動ブレードと電気駆動 装置とから成り、 前記電気駆動装置が、前記可動ブレードが前記静止ブレードと協調して動作し てラベルの切断を行うように前記可動ブレードを枢支軸の周りに枢支している、 請求の範囲１に記載のディスペンサ。 ８．前記可動ブレードはまず始めに切断されるラベルの接着面に当接し、かつ 、 前記カッタはさらに、可動ブレードの移動経路に隣接して静止装着されたシリ コーン含浸フェルト要素を有していて、前記要素が可動ブレードに係合すること により、可動ブレードへの接着剤の付着を最小化するようにし ている、請求の範囲７に記載のディスペンサ。 ９．前記ハウジングが、前記出口が設けられたドアを有して、前記カッタへの アクセスが可能となるようになっており、かつ、 前記ドアと前記可動ブレードの前記電気駆動装置との間に設けられて、前記ド アが完全に閉じていないとき、前記可動ブレードの前記電気駆動装置の動作を阻 止する電気インタロックをさらに有している、請求の範囲７に記載のディスペン サ。 １０．前記駆動ロールは実質的に垂直な平行軸の周りで回転自在であり、かつ 、前記可動ブレードは実質的に水平な軸の周りに枢支され、かつ、前記ラベルの 供給源を支持する前記支持体は実質的に垂直方向に延びるシャフトから成り、な おかつ、前記出口は実質的に垂直なチャネルからなる、請求の範囲７に記載のデ ィスペンサ。 １１．ストリッパとガイドフィンガの前記第一および第二のセットは、各々の セットにおいて、前記駆動ロールに沿って一定頻度で配置された２個から８個の フィンガを有し、かつ、各々のフィンガは０．１〜２．５インチの範囲の幅を有 している、請求の範囲１に記載のディスペンサ。 １２．前記供給源からのラベル上の位置に、ラベル幅の１５〜３０％だけ隔置 されてフィンガが設けられる、請求の範囲１１に記載のディスペンサ。 １３．前記自動カッタと前記駆動ロールの各々は電気駆動装置を有し、かつさ らに、ラベル位置センサと制御機構とを有して、 前記センサと前記電気駆動装置とは前記制御機構に接続されていて、前記ラベ ル位置センサが前記供給源からのラベルの特定部位を検出したとき、前記駆動ロ ールの駆動装置は停止し、前記カッタの駆動装置が作動して前記供給源からのラ ベルの切断を行う、請求の範囲１に記載のディスペンサ。 １４．前記カッタの運動を検出して、前記駆動ロールが再度作動されるまでの 間、カッタの運動が一度のみ行われるようにする、前記制御機構に接続されたカ ッタ運動センサをさらに有する、請求の範囲１３に記載のディスペンサ。 １５．切断済みラベルが前記ハウジングから排出されたことを検出するまで、 前記供給源から次のラベルを供給する前記駆動ロールの動作が阻止されるように する、前記制御機構に接続されたラベル除去センサをさらに有する、請求の範囲 １４に記載のディスペンサ。 １６．個別のラベルが感圧接着面と接着剤リリース材料面とを有する、連続形 態として成されたライナーレスラベルの供給源を支持する支持体と、 前記ラベルに係合して前記供給源からラベルを取り出す第一および第二の駆動 ロールと、 ここにおいて、少なくとも前記第一駆動ロールは、前記供給源からのラベルの 接着面に係合する接着剤リリース材料部を有し、さらに、 前記駆動ロールから前記支持体の対向側に装着された自動カッタと、 前記駆動ロールと前記カッタとを内包し、かつ、ラベルの前記供給源を支持す る前記支持体に隣接して設けた入口と、前記駆動ロールから前記カッタの対向側 に設けた出口開口とを有して成るハウジングとから構成されている半自動ライナ ーレスラベルディスペンサであって、ここにおいてさらに、 前記出口開口が、接着剤リリース材料を塗布した壁によって画定され、かつ、 前記出口開口が、前記カッタの機構によりラベルが切断される際にはラベル接 着面が前記接着剤リリース材料塗布壁に当接するように付勢し、切断後はラベル が前記ハウジングから間違いなく排出されるまでラベルを保持する付勢手段を有 している、前記の半自動ライナーレスラベルディスペンサ。 １７．前記自動カッタと前記駆動ロールの各々は電気駆動装置を有し、かつさ らに、ラベル位置センサとラベル除去センサと制御機構とを有して、 前記センサと前記電気駆動装置とは前記制御機構に接続されていて、前記ラベ ル位置センサが前記供給源からのラベルの特定部位を検出したとき、前記駆動ロ ールの駆動装置は停止し、前記カッタの駆動装置が作動して前記供給源からのラ ベルの切断を行い、前記除去センサが切断済みラベルが前記ハウジングから排出 されたことを検出するまで、前記供給源から次のラベルを供給する前記駆動ロー ルの動作は阻止される、請求の範囲２に記載のディスペンサ。 １８．前記カッタの運動を検出して、前記駆動ロールが再度作動されるまでの 間、カッタの運動が一度のみ行われるようにする、前記制御機構に接続されたカ ッタ運動センサをさらに有する、請求の範囲１７に記載のディスペンサ。 １９．個別のラベルが感圧接着面と接着剤リリース材料面とを有する、連続形 態として成されたライナーレスラベルの供給源を支持する支持体と、 前記ラベルに係合して前記供給源からラベルを取り出す第一および第二の駆動 ロールと、 ここにおいて、少なくとも前記第一駆動ロールは、前記供給源からのラベルの 接着面に係合する接着剤リリース材料部を有し、さらに、 前記ストリッパとガイドフィンガから前記支持体の対向側に装着された自動カ ッタと、 ここにおいて、前記自動カッタが静止アンビルブレードと枢支可動ブレードと 電気駆動装置とから成り、かつ、前記電気駆動装置が、前記可動ブレードが前記 静止ブレードと協調して動作してラベルの切断を行うように前記可動ブレードを 枢支軸の周りに枢支し、さらに、 前記駆動ロールと前記カッタとを内包し、かつ、ラベルの前記供給源を支持す る前記支持体に隣接して設けた入口と、前記駆動ロールから前記カッタの対向側 に設けた出口開口とを有して成るハウジングと、 から構成されているライナーレスラベルディスペンサ。 ２０．前記可動ブレードはまず始めに切断されるラベルの接着面に当接し、か つ、前記カッタは、可動ブレードへの接着剤の付着を最小化するよう、可動ブレ ードの移動経路に隣接して装着されたシリコーン含浸フェルト要素を有し、かつ 、 前記駆動ロールは電気駆動装置を有し、さらに、ラベル位置センサと制御機構 とを有して、 前記センサと前記電気駆動装置とは前記制御機構に接続されていて、前記ラベ ル位置センサが前記供給源から のラベルの特定部位を検出したとき、前記駆動ロールの駆動装置は停止し、前記 カッタの駆動装置が作動して前記供給源からのラベルの切断を行い、なおかつ、 前記カッタの運動を検出して、前記駆動ロールが再度作動されるまでの間、カ ッタの運動が一度のみ行われるようにする、前記制御機構に接続されたカッタ運 動センサをさらに有する、請求の範囲１９に記載のディスペンサ。