JPH10509069A - 断層撮影イメージ・データの正規化 - Google Patents

断層撮影イメージ・データの正規化

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JPH10509069A
JPH10509069A JP51681996A JP51681996A JPH10509069A JP H10509069 A JPH10509069 A JP H10509069A JP 51681996 A JP51681996 A JP 51681996A JP 51681996 A JP51681996 A JP 51681996A JP H10509069 A JPH10509069 A JP H10509069A
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Abstract

(57)【要約】 スキャナのX線源(26)からの減衰していないX線を確実に検知するために、監視検知器アセンブリ(70)が、CTスキャナの走査面の外側に設けられる。監視検知器アセンブリは、フィルタ型CTスキャナによる各々のスキャン撮影の間に、イメージ検知器(28)からのイメージ・データを順次収集すると同時に、一連のモニタ検知測定値を好適に供給する。イメージ・データは、時間的に最近接のモニタ検知測定値を用いて、監視される。

Description

【発明の詳細な説明】 断層撮影イメージ・データの正規化 関連出願 本願は、本出願人に譲渡されており、本願と同時係属中の米国特許出願(発明 の名称:X-RAY FOCAL SPOT MOVEMENT COMPENSATION APPARATUS、発明者:John D obbs 及び Ruvin Deych、代理人整理番号第ANA−56号)に関連している。発明の分野 本発明は、一般的に、断層撮影で走査されたイメージの品質の改善に関し、よ り具体的には、CT(コンピュータ支援断層撮影)スキャンの間に得られるX線 照射量の読み値を用いて、そのようなスキャンから得られるイメージ・データを 正規化することに関する。発明の背景 第3世代型のCTスキャナは、X線源及びX線検知器装置を備えており、これ らX線源及びX線検知器装置はそれぞれ、環状のディスクの直径方向において対 向する側部に固定されている。上記ディスクは、ガントリーサポートの中で回転 可能に設けられており、これにより、上記ディスクは、スキャンの間に、回転軸 線の回りで連続的に回転し、一方、X線は、X線源から、上記ディスクの開口の 中に位置する対象物を通って、検知器装置へ通過する。 上記検知器装置は、一般的に、検知器のアレイを備えており、これら検知器の アレイは、放射線がX線源から放出される「焦点」と呼ばれる点に曲率中心を有 する円の円弧の形状の単一の列として設けられている。上記X線源、及び、検知 器のアレイは総て、X線源と各検知器との間のX線経路が総て上記ディスクの回 転軸線に対して直角な同じ平面(以下においては、「スライス面」又は「走査面 」と呼ぶ)内にあるように、位置決めされる。光線経路は、実質的に点源から始 ま り、検知器に対して異なる角度で延びているので、光線経路は扇形の形状を取り 、従って、任意の時点における総ての光線経路を表すために、「扇形ビーム」と いう用語が用いられることが多い。スキャンの間の測定の瞬間に単一の検知器に よって検知されるX線は、「光線」と考えられる。この光線は、その経路にある 総ての物質によって部分的に減衰され、これにより、そのような減衰の関数とし て、従って、上記経路にある物体の密度の関数として、単一の強度測定値を発生 する。投射又は撮影、すなわち、X線強度の測定は、一般的に、ディスクの複数 の角度位置の各々において実行される。一例として、スキャナは、概ね2秒間で 終了する単一のスキャンの間に、2880回の撮影を行うことができ、その結果 、各々の撮影に関してデータ収集システム(DAS)により384個のデータの 読み値が収集される。 スキャンの間に総ての撮影角度において収集されたデータから再構成されたイ メージは、スキャンされている対象物を通る走査面に沿うスライスとなる。画定 された走査面の「視界」の中にある対象物の断面すなわち「スライス」の密度イ メージを「再構成」するために、上記イメージは、一般的に、ピクセルアレイと して再構成され、該アレイの各々のピクセルは、スキャンの間の走査面のその対 応する位置を通る総ての光線の減衰を表す値の属性を有している。X線源及び検 知器が対象物の周囲で回転すると、光線は、ピクセルの位置の異なる組み合わせ を通る異なる方向又は撮影角度から、対象物を通過する。上記対象物のスライス 面における密度分布が、上述の測定値から数学的に発生され、各ピクセルの輝度 値が、上記分布を表すように設定される。その結果は、スライス面の密度イメー ジを表す別個の値を有するピクセルのアレイである。 良好な品質のイメージを生成するために、CTスキャナの設計者は、誤差の発 生源を極力少なくするために、大きな努力を払っている。従って、設計又は較正 を通じて誤差の補正を行うために、通常は、幾つかの工程が採用される。例えば 、X線の照射量がゼロの場合には、信号のオフセットを最小化及び安定化して、 総 ての測定値が補正を行うことのできる既知の一定のオフセットを含むようにする ことが重要である。また、X線はフルスケールで与えられ、X線の経路に吸収材 料が全く存在しない状態で「空気」データを発生するように、測定が行われる。 これにより、ゲインのドリフト、及び、フルスケールにおける測定の不確実性に 起因する誤差を最小化する。これにより、その間でデータが補正される2つの基 準点が与えられる。ゼロ及びフルスケールを表す上記2つの点の間には、X線照 射量とデータ値との間の関係を表す曲線が存在する。電気信号は信号強度と共に 非線形的に変化するので、X線照射量とデータ値との間の非線形的な関係が生ず る。従って、所定の厚さを有していて既知の吸収値を有する物質(例えば、水、 ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等)を、扇形ビームの経路の中に置き、システム の較正を行うためのデータを発生させる。このデータは、上記曲線の上の点を表 す。上述の既知の物質を用いることにより、特定のスキャンに対して適正な照射 量及び検知器の効率を決定することができる。周知の技術を用いて最適の多項式 を容易に決定することができ、これにより、参照用テーブルを生成して記憶する ことができる。 良好な断層撮影イメージを確保するという意味の範囲内では、データが、任意 の数の光子に関して総ての検知器に対して同じ検知を表すことも重要である。あ る検知器からの測定期間の間に受ける光子の数を表すあるデータが、同じ測定に 関する他の総てのチャンネルから受けるデータと異なる場合には、その結果は、 再構成されたイメージにおける欠陥ということになる。従って、過去においては 、各データチャンネルのオフセット及びゲインを較正して、これら2つの因子に 起因する誤差を最小化するための工程が採用されてきた。 別の誤差は、X線源に起因するものである。X線源は、一定のX線束の出力を 発生するように設定されるが、所定時間内に検知器に当たる光子の数は、検知器 毎に異なることがある。上述のように、各々の光子が雑音に寄与することも周知 である。従って、検知される光子の数が少なくなればなる程、信号対雑音比 (S/N)は低下する。 また、X線源は、特にその「寿命」の終わりに近づいた時には、スキャンの間 に変動して、変動するX線強度を発生することがあり、少なくともある場合には 、X線源が各撮影に対してある数の光子を発生するように設定されている場合で も、信号の質が低下することがある。「フィルタ型」のCTスキャナと呼ばれる 幾つかのCTスキャナにおいては、スキャンの時間の間に信号対雑音比が変動す ることの方がより問題であり、その理由は、アレイの検知器によって特定の撮影 に関して得られる総ての測定値が、厳密に同じ時間に得られるとは限らないから である。別の例においては、、各々の検知器をフィルタに接続して、各々の撮影 に関して検知器が所定のシーケンスで読み取るようにしている。例えば、198 5年10月15日にBernard M.Gordon に発行された米国特許第4,547,8 93号、及び、1988年9月6日にUno,et al.に発行された米国特許第4, 769,827号(「Uno,et al.の特許」)を参照されたい。 Uno,et al.の特許に示されているように、弧状のイメージ検知器アレイの両 端部に一対の基準検知器をそれぞれ設けて基準信号を発生させ、この基準信号に よって、撮影の間に発生したデータ信号を比較する、すなわち、正規化すること ができるようにすることが知られている。上記基準検知器は、各撮影の間にX線 照射量を一回感知するために使用される。測定値は、アレイの中心の検知器によ るX線の測定に対して時間的に非常に近接して発生される。その理由は、上記特 許権者は、上述の値は、アレイの両端部の検知器による測定値よりも重要である と考えているからである。基準検知器によって検知されるX線は、常に減衰する ものと仮定される。上述の構成を用いると、不運にして、不適切に位置決めされ た患者又は患者サポートテーブルが、スキャンの1又はそれ以上の撮影の間に、 一方又は両方の基準検知器を邪魔して、そのような撮影に対して基準検知器が感 知したX線照射量に関して、正しくないデータを生ずることがある。また、撮影 の間に各々の検知器により行われる測定の時間は、全撮影時間(T0)から基準 チャンネルを読み取るのに要する時間(Trs)を減じた時間に等しい。同様な時 間を用いて、総てのチャンネルの測定及び読み取りが行われ、その結果、502 のチャンネル(500のデータチャンネル及び2つの基準チャンネル)の各々に 関するサイクルは、単一の撮影に関して、502を超えるインターバルになる。 従って、各々のデータ信号を検知して読み取る間の時間は、500のデータチャ ンネルに関してチャンネル毎に異なることになり、同じ基準信号が500のデー タチャンネルの総てに使用される。その結果、基準信号から時間的に最も離れた 時点で収集されたデータ信号(恐らく、基準検知器1及び502の隣の外側の検 知器によって検知される信号)は、基準検知器1及び502による測定に対して 時間的に近接して測定された値(恐らく、検知器250及び251である中央の 検知器の値)よりも精度が低くなろう。発明の目的 本発明の一般的な目的は、従来技術の問題を大幅に低減又は解消し、上述のタ イプのCTスキャナにおいてX線イメージ・データを正規化するための装置を提 供することである。 本発明のより特定の目的は、フィルタ型CTスキャナの各撮影に関連するイメ ージ・データ信号を正規化して、イメージ・データ信号に対する時間依存性の信 号の変動の影響を低減することである。 本発明の別の特定の目的は、スキャンの間にCTスキャナのX線照射量を監視 して、X線強度の変動を補正することである。 本発明の別の目的は、観察されている患者又は患者サポートテーブルが、イメ ージ検知器アレイに関して適正に位置決めされていない場合でも、フィルタ型C Tスキャナの各撮影に関連するイメージ・データ信号を正規化することである。 本発明の更に別の目的は、上記Uno,et al.の特許に記載されるシステムによ り与えられるよりも正確なデータをフィルタ型CTスキャナから与えることであ る。 本発明の更に別の目的は、スキャンの間に収集されるデータに対するX線束の 変動の影響が、計算に関して大きな要件を必要とすることなく、減少するように なされた改善されたフィルタ型CTスキャナを提供することである。 本発明の更に別の目的は、X線束の急速な変動が許容され、これにより、X線 源の使用寿命を伸ばすようになされた改善されたCTスキャナを提供することで ある。 本発明の別の目的の一部は、後に示唆され、また、一部は後に明らかとなろう 。従って、本発明は、構造、要素の組み合わせ及び部品の配列を有する装置と、 幾つかの工程、及び、1又はそれ以上のそのような工程の他の工程に関する関係 及び順序を含むプロセスとを含み、そのような装置及びプロセスは、以下の詳細 な開示及び出願の範囲に例示されており、また、請求の範囲に示されている。発明の概要 改善されたCTスキャナは、断層撮影スキャンの間にX線を発生するためのX 線源と、断層撮影スキャンの間に上記X線源から放出されるX線を検知するため のX線検知手段と、断層撮影スキャンの間にスキャンされる対象物の周囲で少な くとも上記X線源を回転させるための断層撮影スキャン手段とを備えている。ス キャナは、該スキャナのX線源の出力光束を監視するための改善された装置を含 み、また、そのような監視を行うための改善された方法を利用する。 本発明のある特徴によれば、モニタ検知器アセンブリが、各撮影スキャンの間 に、X線源とイメージ・データ検知器手段との間の単数又は複数の光線経路とは 別の経路に沿ってX線源から放出されるX線の減衰されていない部分を遮るよう に、好ましくは走査面の外側に配置されており、これにより、監視信号は、その スキャンの視界の中のどのような対象物からも関係無く、読み取られる。 本発明の別の特徴によれば、フィルタ型CTスキャナにおいて、モニタの読み 取りは、所定の順序でのスキャンの各撮影に関する一連のデータ測定の間に、2 回以上実行される。各撮影のデータ測定値は各々、該データ測定値に対して時間 的に最も近いモニタの読み取り精度の関数として正規化されるのが好ましく、こ れにより、イメージ検知器の読み値の信号における時間依存性の変動を減少させ る。 好ましい実施例においては、モニタ検知器アセンブリは、複数の検知器を備え ており、この場合には、上記検知器からの信号の総和が、各々のモニタの読み値 を表し、これにより、モニタ検知器アセンブリの分解能を高める。図面の簡単な説明 本発明は、以下の詳細な説明及び添付図面から、より十分に理解されようが、 図面において、 図1は、本発明に従って準備されたモニタ検知器アセンブリを備えた第3世代 のフィルタ型CTスキャナの簡略化した端面図であり、 図2は、図1に示すフィルタ型CTスキャナの簡略化した半径方向の図であり 、 図3は、図1及び図2のイメージ・データ検知器、及び、弧状のイメージ検知 器アレイ用の補助電子回路のブロック図であり、 図4は、上記モニタ検知器アセンブリの簡略化した斜視図であり、 図5は、図1及び図2のスキャナに使用するように本発明に従って設計された モニタ検知器及び上記モニタ検知器アセンブリ用の補助電子回路のブロック図で あり、 図6は、イメージ検知器の読み取りシーケンス、撮影読み取りの間のモニタ検 知器アレイの読み取りシーケンス、及び、本発明に従って各イメージ検知器の読 み値を正規化するために最適に使用されているモニタアセンブリの読み値を示す 複数の矢印の、時間線図の例であり、 図7は、各イメージ検知器が、「スライディング・ウィンド」法を用いて正規 化された扇形ビームのフルスケール強度に曝露されている場合の、検知器チャン ネルの関数としての信号対雑音比のグラフであり、 図8は、各イメージ検知器が扇形ビームのフルスケール強度に曝露されており 、 その結果生じたデータが、各撮影の間の最も近い4つのモニタの読み値を用いる 例において、本発明の好ましい実施例に従って正規化される場合の、検知器チャ ンネルの関数としての信号対雑音比のグラフであり、 図9は、各イメージ検知器が扇形ビームのフルスケール強度に曝露されており 、その結果生じたデータが、各撮影の間の最も近い8つのモニタの読み値を用い る例において、本発明の好ましい実施例に従って正規化される場合の、検知器チ ャンネルの関数としての信号対雑音比のグラフであり、 図10は、各イメージ検知器が扇形ビームのフルスケール強度に曝露されてお り、その結果生じたデータが、各撮影の間の最も近い16のモニタの読み値を用 いる例において、本発明の好ましい実施例に従って正規化される場合の、検知器 チャンネルの関数としての信号対雑音比のグラフであり、 図11及び図12は、各イメージ検知器が扇形ビームのフルスケール強度に曝 露されており、その結果生じたデータが、補完法を用いて正規化される場合の、 検知器チャンネルの関数としての信号対雑音比のグラフである。図面の詳細な説明 本発明をより完全に理解するために図面を参照すると、図1及び図2は、本発 明を組み込むように変更された第3世代のフィルタ型CTスキャナ20を示して いる。図1及び図2に示す装置は、固定型のガントリーサポート24の中で回転 するように設けられているディスク22を備えている。ディスク22は、X線源 26と、複数の検知器50を含む弧状のイメージ・データ検知器アレイのアセン ブリ28とを支持している。X線源26及び検知器アセンブリ28は、回転軸線 30(図1の紙面に対して直角に延びている)の回りで回転し、これにより、C Tスキャンが行われる間に、ディスクの中央開口を通って延在する対象物32の 周囲を回転する。対象物32は、頭部又は胴部の如き、生きた人間の患者の一部 とすることができる。X線源28は、スリット44(図2に示す)を通して放射 線を放出して、走査面(回転軸線30に対して直角であり、図2に参照符号42 で示されている)の中に、連続的な扇形のX線ビーム34(図1に示す)を形成 し、該X線ビームは、対象物32を通過した後に、検知器アセンブリ28によっ て感知される。散乱線除去板のアレイ36が、対象物32と検知器アセンブリ2 8との間に設けられていて、散乱光線が検知器によって感知されるのを実質的に 防止している。この好ましい実施例においては、検知器の数は384個であって 、48°の弧をカバーしているが、そのような数及び角度は変えることができる 。アルミニウムの如き軽量材料から構成されるのが効果的であるディスク22は 、軸線30の周囲で急速に且つ円滑に回転される。ディスク22は、開放型のフ レーム構造であり、従って、対象物32をディスクの開口に入れることができる 。対象物32は、例えば、パレット又はテーブル38の上に支持することができ 、上記パレット又はテーブルは勿論、実施可能な限りX線に対して透過性を有す るようにする必要がある。ディスク22が回転すると、アセンブリ28の検知器 50は、多数の撮影角度から対象物32を通って走査面内を通過するX線の個々 の測定値を与える所定の順序すなわちシーケンスで、周期的にサンプリングされ る。そのような測定値は、次に、周知の数学的技法に従って、信号処理装置(図 3に関して後に説明する)で電子的に処理されて、最終的なイメージ情報を発生 する。次に、上記イメージ情報をメモリに入れて、コンピュータで分析するかあ るいは適宜に表示することができる。最終的なイメージは、走査面(図2に参照 符号42で示す)の中のスキャナの「視界」(図1に円40で示す)の中に含ま れる物体の一部である。上に説明した範囲では、本装置は、本譲受人に譲渡され ている係属中の米国特許出願第08/190945号(出願日:1994年2月 3日、発明者:John Bobbs 及び David Banks、発明の名称:MODULAR DETECTOR ARRANGEMENT FOR X-RAY TOMOGRAPHIC SYSTEM)に記載されているものと同じであ る。 アセンブリ28が384個のデータ検知器を備えているこの好ましい実施例に おいては、各走査の撮影(2880回の投射を含む)の間に、データ検知器は、 576マイクロ秒の期間にわたって、順次読み取りを行い、従って、各々の検知 器は、1.5マイクロ秒の間隔の間に読み取られる。この運転速度においては、 計算に関する要件が重要になる。 図3に示すように、検知器アレイ・アセンブリ28の各々のデータ検知器50 は、その全体を参照符号48で示すデータ収集システム(DAS)の一部を構成 している。DAS48は、更に、各撮影に関する各検知器の出力の増幅、濾波及 び積分を行うための、前置増幅器・低域フィルタ・積分器52を備えている。各 々の前置増幅器・低域フィルタ・積分器52の出力は、DAS48のマルチプレ クサ54に接続されていて、前置増幅器・低域フィルタ・積分器52の信号出力 をDAS48のアナログ/デジタルコンバータ(A/Dコンバータ)56の入力 側に順次与え、アナログ信号を該アナログ信号を表すデジタル信号に変換する。 A/Dコンバータ56のデジタル信号出力は、DASのデジタル信号プロセッサ 58に与えられ、このデジタル信号プロセッサは、そのようなデータをメモリ6 0に記憶する。プロセッサ58は、DAS48の各構成要素の動作(前置増幅器 ・低域フィルタ・積分器52の積分サイクルを含む)を周知の態様で制御するた めの中央演算処理装置(CPU)を備えている。メモリ60は、1つの完全な走 査すなわちスキャンに関する少なくとも1つの完全なデータの組を記憶するに十 分な容量を有している。そのようなデータを周知の態様で検索してイメージを再 構成し、ディスプレイ62に表示することができる。この点に関して、上記メモ リを、イメージを再構成するためのアレイ・プロセッサを含むのが好ましいホス トコンピュータ64に接続し、また、再構成されたイメージを表示するためのデ ィスプレイ62に接続することも好ましい。この場合には、総ての検知器は、1 つのマルチプレクサに接続される。上記検知器を2又はそれ以上のグループに分 割して、各グループの検知器を各グループ独自のマルチプレクサ及びA/Dコン バータに接続し、その後に処理及び記憶を行うようにすることができることを理 解する必要がある。この構成は、追加のハードウェアを必要とするが、動作速度 を高める。 図2及び図4を参照すると、本発明の一の側面によれば、各スキャンの間のX 線源26の出力を監視するためのモニタ検知器アセンブリ70が、走査面42、 従って、視界40(図1に示す)の外側に設けられており、これにより、モニタ 検知器アセンブリ70は、各スキャンの各撮影の間に、何が設けられていて視界 40の中のどこに設けられているかに関係無く、実質的に減衰されないX線を最 大強度で確実に受ける。モニタ検知器アセンブリ70は、X線源26に関して固 定されていて、ディスク22と共に、対象物32よりもX線源26に近い位置で 回転するのが好ましい。開口又はスリットを形成する要素72が、X線源26と モニタ検知器アセンブリ70との間に、実質的に減衰されないX線ビーム74を 形成する。モニタ検知器アセンブリ70は、検知器アレイ・アセンブリ28の検 知器50の所定の検知器の出力が、各撮影に関してDAS48(図3に示す)に よって読み取られた時に、予め選択されたサンプリング間隔の間だけ、当該モニ タ検知器アセンブリによって検知されたX線束を表す信号を発生する。 一般的には、モニタ検知器アセンブリ70は、断層撮影の基本的な関係を得る ように構成され且つ使用される。図4に示すように、対象物32が「視界」40 の中の走査面42内に位置していて、スキャンすなわち走査が実行されると、X 線源26から個々の光線経路に沿って対応する検知器50まで、X線が発生され る。対象物32を通過するそのようなX線は、対象物によって部分的に減衰され る。各撮影を行うための対応する光線経路に沿う各検知器によって行われるその ような部分的な減衰の目安は、X線の入射強度(すなわち、対応する検知器50 によって検知される強度)とX線の出射強度(すなわち、X線源26の出力)と の比によって決定される。従って、k番目のチャンネルに関して、以下の式で与 えられる。 (1) Iko/Ik=e- ∫μdL 上式において、 Ikoは、k番目のチャンネルに使用されたX線源26の最初の強度すなわ ち出射強度であり、 Ikは、対応する光線経路を移動した後のk番目のチャンネルに関する対 応する検知器50の入射強度であり、 eは、自然対数の底である定数であり、 μは、減衰係数であり、 Lは、X線が対応する光線経路に沿って通過する材料の厚さである。 上述のように、従来技術においては、Iko及びIkは、同時に測定されない。 Ikoは、機械の中に対象物が存在しない時に測定され(空気測定)、一方、Ik は、機械の中にスキャンする対象物が存在する状態で測定される。この手法にお ける問題は、上記2つの測定を行う時に、X線源は同じ速度でX線を放出しない ことがあるという点である。この問題を解決するために、本発明の一の側面によ れば、モニタ検知器アセンブリ70を用いて、両方のケース(すなわち、空気測 定、及び、対象物32をスキャンする間)におけるX線源26のX線出力の強度 を別個に測定する。これにより、モニタの読み値を以下のように用いて正規化さ れた、測定された減衰の最終的な関係が得られる。 (2) e- ∫μdL=Iko(t0)Mj(tj)/M0(t0)Ikj(tj) 上式において、 M0(t0)及びIk0(t0)は、時間t0において空気測定を行う間に、モニタ アセンブリ70、及び、k番目のチャンネルの検知器50によって行われた強度 測定値であり、 Mj(tj)及びIkj(tj)は、時間tjにおいてj番目の撮影を行う間に、モ ニタアセンブリ70及びk番目のチャンネルの検知器50によって行われた強度 測定値である。 従って、本発明の一の側面によれば、強度測定値Ik0(t0)、M0(t0)、Ikj( tj)及びMj(tj)は総て、長時間にわたって得られる。各々の強度測定 値に関する時間間隔は、データ収集の速度と量子雑音との間の兼ね合いとして選 択される。患者は常に動くので、完全な写真は可能な限り迅速に取るのが好まし い。しかしながら、各々の強度測定値に関連するデータの組の中の各データは、 情報が別個のX線量子として入るという事実に関連する信号の変動を受ける。従 って、雑音の観点からすると、各々の強度測定を行うためには、可能な限り長い 時間を用いるのが好ましい。実際の兼ね合いは、X線源26がX線を発生する速 度によって決定され、上記速度は、X線管の価格、重量及びパワー、並びに、X 線源26のX線管を励起するために使用する高電圧源によって決定される。各撮 影を行う時間は、十分に雑音がない測定を行うために十分なX線を検知するに必 要な時間である。従って、各チャンネル及び各撮影に関する式(1)の強度測定 値I0(t0)、M0(t0)、I(t)及びM(t)は各々、実際に積分可能であることは 明らかである。例えば、 (3) 上式において、 F(t0−g)は、フィルタの関数であり、 gは、光子の到着時間である。 M0(t0)、I(t)及びM(t)に関しても同様に表現することができる。 各強度測定値の積分は、各前置増幅器・低域フィルタ・積分器52、及び、前 置増幅器・低域フィルタ・積分器80(図3及び図5に関して後に説明する)の 一部としてCTスキャナに使用される周知のアナログフィルタを用いて電子的に 実行することができ、該アナログフィルタは、光子の到達時間(すなわち「g」 )と測定時間t0との間の時間差の関数である重み関数F(t0−g)を用いて、多 数の量子に関する電荷を組み合わせる。測定時間t0は、濾波された信号がサン プリングされる前に既知の定数である。各前置増幅器・低域フィルタ・積分器5 2、80は、上記電荷を積分して、式(3)と同じ信号の積分を与える。時間間 隔2Δtは、関数F(t0−g)をカバーすべく十分に長くなければならない。 I0(t0)とM0(t0)との間の関係は、幾何学的及び電子的である。この関係は 、2つの検知器(すなわち、モニタ検知器、及び、k番目のチャンネルのアレイ の検知器)の立体角、上記2つの検知器の電子回路のゲイン、及び、上記2つの 検知器におけるX線の相対強度に依存する。これら3つの因子(すなわち、立体 角、ゲイン及び相対強度)は、2つの測定時間間隔t0及びtkの間で可能な限り 一定になされる。式(2)の比が得られると、上記因子が総て相殺され、これに より、時間経過による機械の作動の変動ではなく、∫μdLが実際に測定される 。 上記手法を用いて行われるある仮定が存在する。各強度測定値I及びMの積分 が行われる時間は、同じであると仮定される。任意の2つの測定時間の間にゲイ ン、立体角及び強度の変化が全く無い限り、測定値における若干の差は許容され る。上述の式を正しく維持するために、長い時間(撮影から撮影まで)にわたっ てだけではなく、電子的な読み取りシステムの一回のスキャンの一部にわたり、 X線モニタ検知器アセンブリ70は、検知器アレイの各検知に対して多数回(好 ましい実施例においては8回)読み取られる。これは、検知器の一回の読み取り サイクルに当たって、精々X線モニタの幾つかの読み値に関係されるだけであり 、且つ読み取りサイクル当たりに多数のモニタの読み値に関係されない従来技術 とは、対照的である。本発明をCTスキャナに組み込むことによって、X線束の より迅速な変動が許容される。X線強度の迅速な変動は、X線管の「寿命の終わ り」のサインである。従って、本発明を組み込むことにより、X線管の寿命を大 幅に伸ばすことができる。 図4により詳細に示すように、好ましいモニタ検知器アセンブリ70は、並置 された16個の検知器76から成る検知器アレイを備えており、この検知器アレ イは、本願と同時係属中である米国特許出願(発明の名称:X-RAY FOCAL SPOT M OVEMENT COMPENSATION APPARATUS、発明者:John Dobbs 及び Rubin Deych、代 理人整理番号第ANA−56号)に記載されている、(a)扇形ビーム34(図 1に示す)のアラインメントの監視機能、及び、(b)本明細書に記載するよう に本発明に従ってデータを正規化するためのX線源26からのX線強度の監視機 能を実行する。検知器76は、データ収集に使用される検知器50と同一である のが好ましいが、必ずしも同一にする必要はない。スリットを形成する要素72 には、菱形の開口78が設けられており、これにより、モニタ検知器アセンブリ 70と適正に整合されると、菱形のビームすなわち光線が検知器76に当たり、 最大量の光束が、中央の検知器(8及び9)の各々に当たって、端の検知器(1 及び16)には光束が全く当たらず、検知される光束の量は、検知器(2及び1 5)から中央の検知器(8及び9)に向かって徐々に増大する。図示のように、 中央の一対の検知器(8及び9)には、等しい量の光束が当たり、一対の検知器 (7及び10)には、それよりも少ない等しい量の光束が当たり、一対の検知器 (6及び11)には、更に少ない等しい量の光束があたり、以後、2つの検知器 (例えば、5及び12)の各対には、更に少ない等しい量の光束が当たる。 図3及び図5を参照すると、各モニタ検知器76は、例えば、前置増幅器・低 域フィルタ・積分器80に接続されており、該前置増幅器・低域フィルタ・積分 器は、加算ノード84に電流を発生する抵抗器82に接続されている。上記加算 ノードは、X線源26の減衰していないX線束のモニタ読み値を表す統計的な雑 音を有する加算された電流信号を発生する。この加算された信号は、モニタアセ ンブリが完全なビーム74を感知する限り、ビーム74の位置に依存しない。モ ニタ検知器76によって検知されるX線束が大きくなればなる程、ノード84で 加算される信号すなわち加算信号は大きくなる。ノード84に発生した加算信号 は、A/Dコンバータ86に与えられ、該A/Dコンバータは、デジタル信号プ ロセッサ88にデジタル出力信号を与える。プロセッサ88によって処理された モニタデータ(監視データ)は、メモリ90に記憶され、スキャンの各撮影の間 に収集されたデータを本発明の原理に従って正規化するために使用される。デー タ信号を処理するためのプロセッサ58、及びモニタデータを処理するためのプ ロセッサ88は、当業界で周知のタイプの単一のプロセッサによって構成するこ とができることを理解する必要がある。同様に、メモリ60、90は、単一のラ ンダム・アクセス・メモリ(RAM)集積回路又はそのような回路の組として構 成することができる。各々の光線を投射した間に収集されたデータは、メモリに 書き込まれる際に、正規化することができる。しかしながら、プロセスが高速で 作動する(例えば、各データ検知器50が1.5マイクロ秒の間隔の間に読み取 られる)場合には、上記データは、スキャンが完了した後にメモリ60からデー タを読み取る時に、正規化されるのが好ましい。メモリ60、90の内容は、ホ ストコンピュータ64によって読み取られて、アレイプロセッサ・ディスプレイ 62によって処理されるのが好ましい。 モニタ検知器76は各々、入射X線束から「ダメージ」を受けて、感度が低下 することを理解する必要がある。そのようなダメージは、ゆっくりとしたプロセ スであり、その結果生ずる感度の低下は、以下の形態の線形方程式を用いて、適 正に補償することができる。 (4) MONc = K*D*MON 上式において、 MONcは、モニタの補正された読み値であり、 MONは、モニタの補正されていない読み値であり、 Dは、X線管の電源の電流の読み値の平均値、X線管のアノード電圧、及 び、電流及び電圧の測定と同様な時間フレームにわたって得られたオフセット補 正されたモニタの読み値の平均値の如き、CTスキャナの連続的に最新化されゆ っくりと変動する特性に動的に依存し、 Kは、実験的に決定される定数である。 本発明の別の側面によれば、各撮影の間(すなわち、弧状の検知器アレイ・ア センブリ28の一連の完全な読み取りの間)の空気測定(又は、より一般的には 、 既知の減衰を有する物体を視界の中に入れて、所定の減衰を生じさせる)の間に 、多数のモニタ読み値を取って記憶して、そのような一連の読み取りの間に検知 器50が受信したデータを正規化し、上記Uno,et al.の米国特許が教示するよ りも多くの撮影当たりの読み値を提供する。より詳細に言えば、2880本の投 射光線の中の1つに対応する各々の一連の読み取りが、データを各検知器50か らメモリ60の中に読み出すのに576マイクロ秒を要する好ましい実施例にお いては、モニタデータは、576マイクロ秒の間の所定の時間において、メモリ 90に読み込まれる。 本発明の別の側面によれば、イメージ・データの正規化は、好ましくは、各検 知器のデータの読み値が収集される時間に最も近いモニタデータ(すなわち、最 も最近に生じたモニタの読み値、あるいは、データの読み値に対して最も短い時 間を表す直ぐ後に生ずるであろうモニタの読み値)を用いて、各撮影の間に所定 数のモニタの読み値を所定のシーケンスで取り、最も近いモニタの読み値によっ て各イメージ・データの読み値を割ることによって、効率的に行われる。どのモ ニタの読み値が時間的に最も最近に生じたかを決定するために、ホストコンピュ ータ64に準備されている参照用テーブルを用いることができ、該参照用テーブ ルは、時間的に最も近いモニタアセンブリの読み値に各々のイメージ検知器の読 み値を関連させている。 図6を参照すると、「時間的に最も近い」概念の例が示されている。図6にお いては、撮影の間に8つのモニタの読み値が採取され、これら読み値は時間的に 等間隔で隔置されている。参照符号100で示されている時間線は、一連の38 4個のイメージ検知器の読み値(その中の最初の175個だけを示している)を 示しており、また、第2の時間線102は、一連の8個のモニタの読み値(その 中の最初の4個だけを示している)を示している。384個のデータを読み取る 間に8個のモニタの読み値を取ることによって、最初のモニタの読み値Aは、第 1の時間線100の上に示された最初の48個のイメージ検知器の読み値に時間 的に最も近接している。同様に、第2のモニタの読み値Bは、第2の48個の読 み値(すなわち、49から96までの読み値)に時間的に最も近接しており、以 下同様なことが繰り返されている。従って、最初のすなわち第1のモニタの読み 値は、24番目のデータ検知器50の読み値が取られている時の1.5マイクロ 秒の間隔の間に取られ、一方、最後のモニタの読み値(図示せず)は、360番 目のデータ検知器50の読み値が取られている時の1.5マイクロ秒の間に取ら れる。第2〜第7のモニタの読み値は、72番目、120番目168番目、21 6番目、264番目、及び、312番目のデータ検知器の読み値がそれぞれ取ら れている時の各1.5マイクロ秒の間に取られる。 各検知器50によって検知される各信号のS/N比は、X線源26からのX線 のレベルが一定であると仮定すると、一定のままでなければならない。しかしな がら、上述のように、何等かの形態の正規化を採用しない限り、S/N比は、時 間と共に減少する。 図7は、本発明者等が考えた1つの正規化手法が、総てのデータの読み値に関 して比較的一定のS/N比を与える様子を示している。本発明者等は、この手法 を「スライディング・ウィンド」手法と呼んでいる。この手法は、減衰されてい ないX線ビームの値のモニタの読み値を、各撮影の間に各々の検知器の読み値に 関して同時に取ることを必要とする。従って、1つの撮影当たりに384個の検 知器の読み値を取る場合には、384個のモニタの読み値が必要となる。各イメ ージ検知器の読み値を正規化するために、所定数の以前の読み値、及び、所定数 のその後の読み値のモニタの読み値が一緒に加算されて、現在のイメージ検知器 の読み値に関する正規化係数を与える。従って、例えば、検知器アレイの384 個の全シーケンスの読み値を9番目の検知器が読み取る間に、8つの読み値の総 和をスライディング・ウィンド手法に用いることによって、以前の4個のモニタ の読み値(シーケンスの5番目〜8番目の検知器の読み取りが行われる時)、及 び、通常の4個のモニタの読み値(シーケンスの10番目〜13番目の検知器の 読み取りが行われる時)が加算されて、正規化係数を与え、該正規化係数によっ て9番目の読み値を割ることによって、9番目の正規化を行うことができる。同 様にして、検知器アレイの読み取りの全シーケンスの10番目の検知器の読み取 りを行う間には、以前の4個のモニタの読み値(シーケンスの6番目〜9番目の 検知器の読み取りが行われる時)、及び、次の4個のモニタの読み値(シーケン スの11番目〜14番目の検知器の読み取りが行われる時)が、一緒に加算され て、正規化係数を与え、該正規化係数によって9番目の読み値を割ることによっ て、10番目の読み値の正規化を行うことができる。このように、本手法は、正 規化を行うために、1つの撮影に対して、アレイ全体のイメージ検知器の読み値 (例えば、384個の検知器の読み値)の各々に関して8個のモニタの読み値の 「スライディング・ウィンド」総和を用いる。従って、384個のスライディン グ・ウィンド総和を各々の撮影に対して計算しなければならない。この手法にお いては、量子雑音の限度内で許容可能な比較的一定のS/N比が与えられる。図 7に示すグラフは、「人工的」なモニタを用いて計算することにより得られたも のである。しかしながら、上記手法は、かなりの計算及び追加のハードウェアも 必要とし、これにより、スキャナのコストを大幅に増大させると共に、データを 処理する速度を大きく制限する。従って、本手法は、良好な結果をもたらすが、 データ収集の速度が重要な場合には、処理時間及び迫加のハードウェア点におい て許容されるものではない。 図8〜図10は、各データ検知器50及びモニタ検知器76が、扇形ビームの フルスケール強度に曝露されている場合(すなわち、X線を吸収する可能性のあ る物体が、視界40の中に全く存在していない場合)において、S/N(信号対 雑音)比(1000個のインクリメント)を検知器チャンネル(1〜384)の 関数として示すグラフである。図8は、384個のデータを読み取る間に、時間 的に等距離で隔置された4個の検知器の読み値だけが取られる、ニアレスト・オ ブ・フォー技法を示している。図9及び図10は、ニアレスト・オブ・エイト技 法及びニアレスト・オブ・シックスティーン技法を示しており、これらの技法に おいては、時間的に等間隔で隔置された8個のモニタの読み値及び16個のモニ タの読み値がそれぞれ、384個のデータの読み取りの間に取られる。図8のS /N比のデータが、モニタの読み取りを行った場合に、A、B、C及びDで示さ れている、容易に識別可能な4つのピークを示しているということは、明らかで ある。データの読み取りの間隔が、隣接するピークの間の間隔に近づくに従って 、明らかに、S/N比は低下する。何故ならば、正規化の信頼性が低下するから である。 図9のS/N比のデータは、識別がより困難な8つのピークA〜Hを示してい る。これら8つのピークは、8個のモニタの読み値に対応している。例えば、ピ ークBで示されるイメージ検知器の読み値は、8個のモニタアセンブリの第2の 読み値の群に対して時間的に近接して取られたイメージ検知器の読み値である。 S/N比は、モニタ検知器の読み値から時間的に最も離れて取られたイメージ検 知器の読み値に関して最も低い。 従って、イメージ検知器の読み値が時間的にモニタの読み値に近づくと、モニ タの読み値で正規化した後のイメージ検知器の読み値のS/N比は大きくなる。 また、ある撮影におけるイメージ検知器の総ての読み値にわたってS/N比を最 大にするためには、各イメージ検知器の読み取りからモニタアセンブリの読み取 りまでの時間的な距離の合計を減少させなければならない。すなわち、各撮影に 関して、より多くのモニタの読み値が必要である。これを避けるために、図6に 示すように、モニタの読み取りを時間経過と共に互いに等間隔で隔置し、等しい 数のイメージ検知器の読み値を各モニタアセンブリの読み値に関連させなければ ならない。 図10を参照すると、図8及び図9と同様に、S/N比のグラフが示されてお り、図10においては、一回の光線投射当たりに、16個のモニタアセンブリの 読み取りが行われる。より多くの計算が実行されるが、このニアレスト−イン− タイム手法は依然として、スライディング・ウィンド手法よりも、計算的にかな り劣る。図10のデータ、及び、スライディング・ウィンド手法の図7のデータ は類似しており、特定の例に関しては、ニアレスト・オブ・シックスティーン技 法が最適であるように思われる。従って、従来技術よりも大幅に少ない計算を用 いることによって、本発明は、実質的に同様なS/N比のプロフィールを提供す る。 本発明者等は、上記「ニアレスト・オブ」手法を補完法とも比較した。図11 及び図12は、図8及び図9に示すようなS/N比のグラフを示しており、これ らのグラフにおいては、一回の撮影当たり4個及び8個のモニタアセンブリの読 み取りをそれぞれ行っている。上記数のモニタの読み値を用い、また、各々のデ ータの読み値が時間的に最も近い2つのモニタの読み値に対して取った時間に応 じて、各々のデータの読み値に関する値を補完することによって、データを正規 化した。例えば、384個の読み取りに関して、読み値24から始まる8個のモ ニタの読み取りを等しい間隔で行った場合には、データの読み値24で使用する 正規化係数は、モニタの読み値24である。しかしながら、データの読み値25 で使用される正規化係数は、24におけるモニタの読み値の47倍に、72にお けるモニタの読み値の1倍を加えたものであり、その結果生じた合計は、モニタ の読み値の間のデータの読み値の数(すなわち、48)で割ることになる。同様 に、データの読み値26で使用される正規化係数は、24におけるモニタの読み 値の46倍に、72におけるモニタの読み値の2倍を加えたものであり、その結 果生じた合計は、48で割られることになる(以下同様である)。補完法は、ニ アレスト・オブ技法よりも、明らかにより多くの計算を必要とするが、図10を 図11及び図12と比較すると分かるように、結果は同じ様なものである。 従って、以上に述べた事項は、上述のタイプのフィルタ型CTスキャナにおけ るX線イメージ・データの正規化を提供し、この正規法は、従来技術の問題を大 幅に減少あるいは解消する。フィルタ型CTスキャナの各撮影に関するイメージ ・データ信号は、イメージ・データ信号に対する時間依存性の雑音の影響を低減 させるべく、正規化される。CTスキャナのX線露光レベルは、各スキャンの間 に監視され、もって、上述のスライディング・ウィンド手法よりも好ましくなる よう、システムに対する計算上の要求を大きくすることなく、信号対雑音比にお ける変動に関して少なくとも何等かの補正がもたらされる。フィルタ型CTスキ ャナの各々の撮影に関連するイメージ・データ信号は、観察されている患者の位 置に無関係に、あるいは、視界内にある患者サポートテーブルの位置に関係無く 、正規化される。従って、本システムは、上述のUno,et al.の特許に記載され ているシステムに対する改善である。また、データの読み値が実質的にX線束の 変動に無関係になるように、本発明に従ってデータを正規化することにより、X 線管の使用寿命を伸ばすことができる。 本発明によれば、各撮影にわたって許容可能なS/N比を提供する、撮影当た りの任意の数のモニタの読み値を使用することができ、その場合の許容度は、使 用状況によって部分的に決定される。特に、撮影当たり4個、8個、及び、16 個のモニタの読み値が説明されたが、撮影当たり6個、7個、又は、12個の如 き任意の数のモニタの読み値を用いることもできる。考慮しなければならない因 子は、必要とされるイメージ品質、撮影当たりのデータの読み値の数、及び、C Tスキャナで使用可能な中央処理装置である。 好ましい実施例を第3世代CTスキャナとして説明したが、本発明は、第4世 代CTスキャナを含む他のタイプの断層撮影装置に採用することができる。 当業者は、請求の範囲に記載される本発明の精神及び範囲から逸脱することな く、他の変更及び工夫を行うことができよう。従って、以下の請求の範囲に示す 事項を除いて、上記記載は、本発明を限定する意図はない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)断層撮影スキャンの間にX線を発生するX線源と、(b)前記断 層撮影スキャンの一連の撮影の間に、所定の光線経路に沿って前記X線源によっ て放出されるX線を受けて該X線を検知し、且つ前記撮影の各々の間に検知した X線束を表す複数のイメージ検知器信号を発生する、複数のイメージ・データ検 知器を含むX線検知手段と、(c)断層撮影スキャンの間にスキャンされる対象 物の周囲で少なくともX線源を回転させる断層撮影スキャン手段と、(d)前記 撮影の各々に関して、前記イメージ・データ検知器を所定のシーケンスで読み取 る手段とを備えるX線断層撮影装置であって、 前記X線源によって発生されたX線を受けて該X線を検知すると共に、前記撮 影の各々の間に、所定のインターバルで検知したX線束の関数として、一連のモ ニタ測定信号を供給するモニタ検知器手段と、 各々の撮影の間に収集した複数のイメージ検知器信号の各々を、前記イメージ 検知器信号の各々を読み取る時点に時間的に最も近いインターバルの間に生ずる モニタ測定信号の関数として、正規化する手段と、 を更に備えるX線断層撮影装置。 2.前記モニタ検知器手段が、各々の撮影の間に、一連のモニタ測定信号を 等間隔のインターバルで発生する請求項1の装置。 3.前記モニタ検知器手段が、各々の撮影の間に、少なくとも4個の一連の 測定信号を発生する請求項1の装置。 4.前記モニタ検知器手段が、各々の撮影の間に、少なくとも8個の一連の 測定信号を発生する請求項1の装置。 5.前記モニタ検知器手段が、各々の撮影の間に、少なくとも16個の一連 の測定信号を発生する請求項1の装置。 6.モニタ検知器手段が、前記X線源が発生する実質的に減衰されていない X線を検知するように、前記X線源に対して位置決めされている請求項1の装置 。 7.前記撮影スキャンの前記光線経路が、走査面を形成しており、モニタ検 知器手段が、前記走査面の外側で前記X線源に対して位置決めされている請求項 1の装置。 8.イメージ検知器信号を正規化する手段が、一連のモニタ測定信号のどの モニタ測定信号が複数のイメージ検知器信号の各々のイメージ検知器信号に対し て時間的に最も近いかを決定する手段を備えている請求項1の装置。 9.前記X線源と前記モニタ検知器アセンブリとの間に設けられる手段であ って、X線監視ビームを形成するための開口を画成するものを更に備えている請 求項1の装置。 10.開口が、菱形の形状を有している請求項9の装置。 11.モニタ検知器アセンブリが、複数の検知器を備えており、これら各々の 検知器は、モニタ検知器信号を供給し、各々のモニタ測定信号は、モニタ検知器 信号の総和を表す請求項1の装置。 12.X線束を発生するX線源と、X線源が複数の撮影を通して回転軸線の回 りで回転する際に、X線源からのX線束を検知する複数の検知器と、各々の撮影 の間に所定のシーケンスに従ってイメージ検知器を読み取り、これにより、各々 の撮影に関して複数のイメージ検知器信号を供給する手段とを有するシステムに より、CTスキャンの間に収集されたX線イメージ・データを正規化する方法で あって、 各々の撮影の間に前記X線源が発生するX線束のレベルを監視して、前記撮影 の各々に関して、予め選択したシーケンスのモニタ測定信号を発生する工程と、 各々の撮影の間に収集された複数のイメージ検知器信号の各々を、前記イメー ジ検知器信号の各々が読み取られた時点に対して時間的に最も近いインターバル の間に発生したモニタ測定信号の関数として正規化する工程と、 を備える方法。 13.X線束のレベルを監視する工程が、X線束の実質的に減衰されていない 部分を監視する工程を含んでいる請求項12の方法。 14.正規化する工程が、一連のモニタ測定信号の中のどのモニタ測定信号が 一連のイメージ検知器信号の中の各イメージ検知器信号に対して時間的に最も近 いかを決定し、一連のモニタ測定信号の中の、時間的に最も近いモニタ測定信号 だけを用いて、イメージ検知器信号を正規化する工程を含む請求項12の方法。 15.各々の撮影の間に収集された複数のイメージ検知器信号の各々を、前記 イメージ検知器信号の各々が読み取られた時点に対して時間的に最も近いインタ ーバルの間に生じたモニタ測定信号の関数として正規化する工程が、 各々の撮影の間に前記X線源が発生したX線束のレベルを監視して、前記撮影 の各々に関して、4個の一連のモニタ測定信号を発生する工程 を含む請求項12の方法。 16.各々の撮影の間に収集された複数のイメージ検知器信号の各々を、前記 イメージ検知器信号の各々が読み取られた時点に対して時間的に最も近いインタ ーバルの間に生じたモニタ測定信号の関数として正規化する工程が、 各々の撮影の間に前記X線源が発生したX線束のレベルを監視して、前記撮影 の各々に関して、8個の一連のモニタ測定信号を発生する工程 を含む請求項12の方法。 17.各々の撮影の間に収集された複数のイメージ検知器信号の各々を、前記 イメージ検知器信号の各々が読み取られた時点に対して時間的に最も近いインタ ーバルの間に生じたモニタ測定信号の関数として正規化する工程が、 各々の撮影の間に前記X線源が発生したX線束のレベルを監視して、前記撮影 の各々に関して、16個の一連のモニタ測定信号を発生する工程 を含む請求項12の方法。 18.撮影が、総て走査面で行われ、且つ、各々の撮影の間に前記X線源が発 生するX線束のレベルを監視して、前記撮影の各々に関して予め選択したシーケ ンスのモニタ測定信号を発生する工程が、 前記X線源が発生したX線束のレベルを前記走査面の外側で監視して、監視機 能がイメージ・データの収集を阻害しないようにする工程 を含む請求項12の方法。 19.(a)断層撮影スキャンの間にX線を発生するX線源と、(b)視界を 画成するための走査面内における断層撮影スキャンの一連の撮影の間に、所定の 光線経路に沿って前記X線源によって放出されるX線を受けて該X線を検知し、 且つ前記撮影の各々の間に検知したX線束を表す複数のイメージ検知器信号を発 生する、複数のイメージ・データ検知器を含むX線検知手段と、(c)断層撮影 スキャンの間にスキャンされる対象物の周囲で少なくともX線源を回転させる断 層撮影スキャン手段と、(d)前記撮影の各々に関して、前記イメージ・データ 検知器を所定のシーケンスで読み取る手段とを備えるX線断層撮影装置であって 、 前記視界の外側に設けられるモニタ検知器手段であって、前記X線源が発生す るX線を検知し、且つモニタ測定信号を、前記モニタ検知器手段が検知したX線 束の関数として供給するもの を更に備えている装置。 20.前記モニタ検知器手段が、前記走査面の外側に位置決めされている請求 項19の装置。 21.X線源と、X線源が放出するX線を検知する検知器のアレイと、少なく ともX線源を回転軸線の回りに回転させて前記X線源と前記検知器との間に撮影 スキャン用の光線経路を画成し、従って、スキャナの走査面内に視界を画成する 手段と、前記X線源が放出するX線を少なくとも1つの光線経路に沿って検知す るように、前記視界の外側に位置決めされた監視検知器アセンブリとを備えてい るCTスキャナにより、視界の中に配置された対象物のスキャンの間に収集され たデータを正規化する方法であって、 前記X線源により放出され、且つ、前記アレイの前記検知器の各々及び前記モ ニタ検知器アセンブリによって検知されるX線束を、視界の中に配置されていて 所定のX線吸収量を提供する物質で測定して、最初の検知器測定値を定める工程 と、 前記X線源によって放出され、且つ前記アレイの前記検知器の各々によって検 知されるX線束を、視界の中に配置された対象物で測定して、X線束投射測定値 を定める工程を含むスキャンの間に、データを収集する工程と、 前記X線源によって放出され、且つ前記監視検知器アセンブリによって検知さ れるX線束を、前記投射測定値の各々がもたらされるのと同じインターバルの間 に複数回測定して、モニタ検知器アセンブリ測定値を定める工程と、 前記最初の検知器測定値、X線束投射測定値及び前記モニタ検知器アセンブリ 測定値に従って、前記データを正規化する工程と、 を備える方法。
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