JPH10507469A - アミンおよびアニオン性界面活性剤を含む洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 アルキルアルコキシサルフェートおよびアルキルサルフェートの群から選択されるアニオン性界面活性剤を含んでなる液体洗剤組成物であって、前記洗剤組成物が(i) 式Ｒ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｎ［前記式中、Ｒ₁およびＲ₂は両方ともＨであり、Ｒ₃はＣ₄〜Ｃ₁₈またはＲ₄Ｘ（ＣＨ₂）_nであり、但し、Ｘは−Ｏ−、−Ｃ(Ｏ)ＮＨ−または−ＮＨ−であり、Ｒ₄はＣ₄〜Ｃ₁₈であり、ｎは１〜５である］を有する第一級アミン、(ii) 式Ｒ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｎ［前記式中、Ｒ₁およびＲ₂はいずれもＨではなく、Ｒ¹およびＲ²はＣ₁〜Ｃ₈アルキル鎖または(II) であり、但しｎは１〜５であり、ｘは１〜５であり、Ｒ₃はＣ₄〜Ｃ₁₈、またはＲ₄Ｘ（ＣＨ₂）_nであり、但し、Ｘは−Ｏ−、−Ｃ(Ｏ)ＮＨ−または−ＮＨ−であり、Ｒ₄はＣ₆〜Ｃ₁₈であり、ｎは１〜５であり、Ｒ₅はＨであるか、またはＣ₁〜Ｃ₂アルキルである）を有するアミンである、第三級アミン、(iii) 前記第一級アミンおよび第三級アミンの混合物から選択されるアミンをさらに含んでなることを特徴とする、液体洗剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 アミンおよびアニオン性界面活性剤を含む洗剤組成物 技術分野 本発明は、アミンから選択された界面活性剤を含む洗剤組成物に関する。更に 詳細には、本発明は、アルキルアルコキシル化サルフェートおよびアルキルサル フェートからなる群から選択されたアニオン性界面活性剤を含み、更に特定の第 一級アミンおよび／または第三級アミンを含む洗剤組成物に関する。 背景技術 布帛（布地）の洗濯のようなクリーニング目的に用いられる洗剤組成物には、 普通は多種多様な界面活性剤が用いられている。 典型的な洗濯物中の布帛から、様々な汚れおよび染みを除去する界面活性剤の 能力は、洗剤の性能の評価において非常に重要である。残念なことには、各種の 性能基準に見合うそれぞれの界面活性剤の相対的能力は、特に補助界面活性剤の 存在によって変化する。 線状アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤（ＬＡＳ）を部分的または完全 に置換することに対する最近の趨勢により、洗剤処方者らはその処方を異なる界 面活性剤で再バランスを採ろうとしている。例えば、第四級アンモニウム塩は無 ＬＡＳ処方物における油で汚れたクリーニング性能を高めるのには余り効率的で はない。 従って、ＬＡＳを含む洗剤と同等な最適洗浄力を提供することができる界面活 性剤系を利用できるようにする性能および適応性が強く望まれている。 前記の目的は、アルキルアルコキシル化サルフェートおよびアルキルサルフェ ートからなる群から選択されたアニオン性界面活性剤を含んでなる界面活性剤系 であって、第一級アミンまたは第三級アミンの群から選択される補助界面活性剤 をさらに含んでなる界面活性剤系によって満足された。 意外なことには、前記界面活性剤系を含む洗剤組成物は、ＬＡＳを含む洗剤と 同等な洗浄力を示すことが見いだされた。 更に、本発明によるある種の第一級アミンおよび第三級アミンを少量含むこと により、効率的かつ適合し得る起泡抑制系が構成されることを見いだした。この 追加の利点により、アミンを二重の機能、例えば界面活性剤および起泡抑制剤に 使用することができ、従って濃縮した液体洗剤の処方物を容易に得ることができ る。 前記界面活性剤系を用いて処方した液体洗剤組成物は、液体洗剤組成物が、前 処理の際などに布帛と直接接触している場合には特に有用である。 アミンは、液体洗剤組成物の技術分野において記載されている。欧州特許第１ ６０ ７６２号明細書、欧州特許第１３７ ６１５号明細書および欧州特許第１ ３７ ６１６号明細書には、シクロヘキシルアミンを含んでなる液体洗剤が開示 されている。欧州特許第１７７ １６５号明細書には、アニオン性界面活性剤、 セルラーゼ、および多種多様な第一級、第二級、第三級および第四級アミンを含 んでなる洗剤組成物が開示されている。欧州特許第１１ ３４０号明細書には、 第三級アミンおよび粘土を含んでなる洗濯洗剤組成物による柔軟化が開示されて いる。ドイツ国特許第３２ ０７ ４８７号明細書、英国特許第２ ０９４ ８ ２６号明細書、英国特許第２ ０９５ ２７５号明細書および欧州特許第１３７ ３９７号明細書には、アニオン性界面活性剤および第四級アミンを含んでなる 組成物が開示されている。欧州特許第１２０ ５２８号明細書には、アニオン性 界面活性剤ならびに第三級アミンを含んでなる組成物が開示されている。欧州特 許第２６ ５２８号明細書および欧州特許第２６ ５２９号明細書には、アニオ ン性界面活性剤および第四級アミンを含んでなる組成物が開示されている。(1) 本発明で用いられる種類の第一級アミンまたは第三級アミンを、(2)オレイルサ ルコシネートと組み合わせて含む洗剤組成物は、１９９４年６月１日出願の米国 特許出願連続番号第０８／２５２，１２７号明細書に開示されている。本発明の 組成物は、オレイルサルコシネート界面活性剤を含むことも含まないこともある 。 発明の開示 本発明による洗剤組成物は、アルキルアルコキシルサルフェートおよびアルキ ルサルフェートの群から選択されたアニオン性界面活性剤を含んでなり、更に特 定の第一級アミンおよび／または第三級アミンを含むことを特徴とする。 洗剤組成物は、前記のような界面活性剤系を好ましくは少なくとも５重量％、 更に好ましくは１０重量％〜６５重量％、最も好ましくは１５重量％〜４０重量 ％含んでいる。 アミン補助界面活性剤対アルキルアルコキシル化サルフェートおよびアルキル サルフェートの重量比は、好ましくは１：１〜１：２５０であり、更に好ましく は１：５〜１：１００であり、最も好ましくは１：１０〜１：４０である。 発明を実施するための最良の形態 本発明による洗剤組成物は、アルキルアルコキシサルフェートおよびアルキル サルフェートの群から選択されるアニオン性界面活性剤を含んでいる。アルキルアルコキシル化サルフェートおよび／またはアルキルサルフェート 本発明のアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤は、式ＲＯ(Ａ)_mＳ Ｏ₃Ｍ［前記式中、ＲはＣ₁₀〜Ｃ₂₄アルキル成分、好ましくはＣ₁₂〜Ｃ₁₈アルキ ルまたはヒドロキシアルキル、更に好ましくはＣ₁₂〜Ｃ₁₅アルキルまたはヒドロ キシアルキルを有する未置換Ｃ₁₀〜Ｃ₂₄アルキルまたはヒドロキシアルキル基で あり、Ａはエトキシまたはプロポキシ単位であり、ｍは０より大きく、典型的に は約０．５〜６であり、更に好ましくは約０．５〜約３であ り、ＭはＨであるか、または金属カチオン（例えば、ナトリウム、カリウム、リ チウム、カルシウム、マグネシウムなど）、アンモニウムまたは置換アンモニウ ムカチオンであることができるカチオンである］を有する水溶性塩または酸であ る。アルキルエトキシル化サルフェート並びにアルキルプロポキシル化サルフェ ートが、ここでは挙げられる。置換アンモニウムカチオンの具体例としては、エ タノール―、トリエタノール―、メチル―、ジメチル―、トリメチル―アンモニ ウムカチオン、およびテトラメチルアンモニウムのような第四級アンモニウムカ チオンおよびジメチルピペリジニウムカチオン、およびエチルアミン、ジエチル アミン、トリエチルアミン、それらの混合物のようなアルキルアミンから誘導さ れるものなどが挙げられる。代表的な界面活性剤は、Ｃ₁₂〜Ｃ₁₅アルキルポリエ トキシレート（１．０）サルフェート（Ｃ₁₂〜Ｃ₁₅Ｅ（１．０）Ｍ）、Ｃ₁₂〜Ｃ₁₅ アルキルポリエトキシレート（２．２５）サルフェート（Ｃ₁₂〜Ｃ₁₅Ｅ（２． ２５）Ｍ）、Ｃ₁₂〜Ｃ₁₅アルキルポリエトキシレート（３．０）サルフェート（ Ｃ₁₂〜Ｃ₁₅Ｅ（３．０）Ｍ）、Ｃ₁₂〜Ｃ₁₅アルキルポリエトキシレート（４．０ ）サルフェート（Ｃ₁₂〜Ｃ₁₅Ｅ（４．０）Ｍ）であり、但しＭはナトリウムおよ びカリウムから好都合に選択されるものである。 本発明のアルキルサルフェート界面活性剤は、式ＲＯＳＯ₃Ｍ［前記式中、Ｒ はＣ₁₀〜Ｃ₂₄ヒドロカルビルであるのが好ましく、好ましくはＣ₁₀〜Ｃ₁₈アルキ ル成分を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル、更に好ましくはＣ₁₂〜Ｃ₁₅ アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、ＭはＨであるか、またはカチオン、 例えば、アルカリ金属カチオン（例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム）、 またはアンモニウムまたは置換アンモニウム（例えば、メチル―、ジメチル―、 およびトリメチルアンモニウムカチオン、およびテトラメチル―アンモニウムお よびジメチルピペリジニウムカチオンのような第四級アンモニウムカチオン、お よびエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、およびそれらの混合物 のようなアルキルアミンから誘導される第四級アンモニウムカチオンなど）であ る］を有する水溶性塩または酸である。アミン 本発明で用いられるアミンは、アニオン性界面活性剤と共に混合ミセルを形成 すると考えられ、かつアルキル基のカチオン鎖長がＣ₆以上である第一級アミン または第三級アミンを指す。 本発明で用いるのに好適な第一級アミンとしては、式Ｒ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｎ （前記式 中、Ｒ₁およびＲ₂は両方共Ｈであり、Ｒ₃はＣ₄〜Ｃ₁₈、好ましくはＣ₆〜Ｃ₁₂ア ルキル鎖であり、Ｒ₃のアルキル鎖は直鎖または分岐していてもよく、１２個ま でのエチレンオキシド残基が中間に挿入されていてもよく、最も好ましくは５個 までのエチレンオキシド残基が中間に挿入されていてもよい）によるアミンが挙 げられる。上式による好ましいアミンは、ｎ−アルキルアミンである。本発明で 用いるのに好適なアミンは、１―ヘキシルアミン、１―オクチルアミン、ラウリ ルアミン、パルミチルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、ヤシ油アル キルアミン、獣脂アルキルアミンから選択することができる。 他の好適な第一級アミンとしては、式Ｒ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｎ （前記式中、Ｒ₁およびＲ₂ は両方共Ｈであり、Ｒ₃はＲ₄Ｘ（ＣＨ₂）ｎであり、Ｘは−Ｏ−、−Ｃ(Ｏ)ＮＨ −または−ＮＨ−であり、Ｒ₄はＣ₄−Ｃ₁₈、好ましくはＣ₆〜Ｃ₁₂アルキル鎖で あり、Ｒ₄は分岐していてもまたは直鎖状でもよく、ｎは１〜５である）による アミンが挙げられる。上式による好ましいアミンは、３−イソプロポキシプロピ ルアミン、３−（２−メトキシエトキシ）−プロピルアミンおよび２−（２−ア ミノエトキシ）−エタノール、Ｃ₈〜Ｃ₁₀オクチルオキシプロピルアミン、２− エチルヘキシルオキシプロピルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよびコ コアミドプロピルアミンである。 本発明で用いるのに好適な第三級アミンとしては、式Ｒ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｎ （前記式 中、Ｒ₁およびＲ₂は両方共Ｈではなく、Ｒ₁およびＲ₂はＣ₁〜Ｃ₈アルキル鎖であ るか、または であり、但しｎは２〜４であり、Ｘは１〜６であり、 Ｒ₃はＣ₄〜Ｃ₁₈、好ましくはＣ₆〜Ｃ₁₂アルキル鎖であり、またはＲ₃はＲ₄Ｘ（ ＣＨ₂）_nであり、但し、Ｘは−Ｏ−、−Ｃ(Ｏ)ＮＨ−または−ＮＨ−であり、Ｒ₄ はＣ₄〜Ｃ₁₈であり、ｎは１〜５であり、Ｒ₅はＨであるか、またはＣ₁〜Ｃ₂ア ルキルである）を有するアミンである、第三級アミンが挙げられる。 Ｒ₃、Ｒ₄は、好ましくはＣ₆〜Ｃ₁₂アルキル鎖であり、直鎖状または分岐して いてもよく、Ｒ₃アルキル鎖は１２個までのエチレンオキシド残基力沖間に挿入 されていてもよく、最も好ましくは５個までのエチレンオキシド残基が中間に挿 入されていてもよい。 本発明で用いる好適な第三級アミンとしては、ヤシ油アルキルジメチルアミン 、ジメチルオレイルアミン、ヘキシルデシルトリス（エチレンオキシ）ジメチル アミン、獣脂アルキルビス（２−ヒドロキシエチル）アミン、ステアロイルビス （２−ヒドロキシエチル）アミン、およびオレイルビス（２−ヒドロキシエチル ）アミンが挙げられる。 前記の総てのアミンの内、好ましい材料は、ADOGENという商品名で発売されて いるトリアルキルアミン、ARMEENという商品名で発売されている長鎖アルキルジ メチルアミン、およびETH0MEENという商品名で発売されているエトキシル化アミ ンである。本発明の組成物に用いるのに最も好ましいアミンは、１−ヘキシルア ミン、１−オクチルアミン、１−デシルアミン、１−ドデシルアミンである。臭 気特性について特に望ましいものは、ｎ−ドデシルジメチルアミン（ARMEEN DM12D)、およびビスヒドロキシエチルヤシ油アルキルアミン(ETH0MEEN C/12、BE R0L 307)、およびオレイルアミンの７度のエトキシル化物(BER0L 28)、ラウリル アミドプロピルアミンおよびココアミドプロピルアミンである。 理論によって限定されるものではないが、アミン補助界面活性剤とアニオン性 界面活性剤とは、本発明において油／水界面での界面活性剤のパッキングを容易 にする複合体を形成することによって、界面張力を低下させかつ洗浄力を向上さ せるものと考えられる。アミン界面活性剤は、生成物中では少なくとも部分的に プロトン獲得し、従って洗浄中にはアニオン性界面活性剤と錯体形成することが できる正に帯電した種を形成することができる。 本発明のもう一つの態様は、ある種の本発明の第一級アミンおよび／または第 三級アミンの少量は、これを用いて処方した洗剤組成物の起泡を抑制することを 意外にも見いだしたことに関する。 起泡を抑制するのに用いられるアミンの量は、洗剤組成物の０．１〜１０重量 ％、好ましくは０．１〜５重量％、最も好ましくは０．５〜４重量％である。洗剤成分 本発明のもう一つの態様では、洗剤成分と混合した本発明の界面活性剤系を含 んでなる液体洗剤組成物が提供される。広汎な界面活性剤を、本発明の洗剤組成 物に用いることができる。本発明による洗剤組成物は、好ましくは線状アルキル ベンゼンスルホネート界面活性剤を実質的に含まない界面活性剤系を含んでなる 。 アニオン性、ノニオン性、両性および双性イオン性のクラス、およびこれらの 界面活性剤の種類の典型的なリストは、１９７２年５月２３日にNorrisに発行さ れた米国特許第３，６６４，９６１号明細書に記載されている。 用いることができる他の好適なアニオン性界面活性剤は、「The Journal of t he American Oil Chemists Society」，52 (1975)，pp．323-329に記載のガス状 SＯ₃でスルホン化したＣ₈〜Ｃ₂₀カルボン酸（すなわち、脂肪酸）の線状エ ステルなどのアルキルエステルスルホネート界面活性剤である。好適な出発材料 としては、獣脂、ヤシ油などから誘導されるような天然脂肪族物質が挙げられる 。 好ましくはアルキルエステルスルホネート界面活性剤、特に洗濯用途用の界面 活性剤は、構造式 Ｒ³−ＣＨ（ＳＯ₃Ｍ）−Ｃ（Ｏ）−ＯＲ⁴ （前記式中、Ｒ³はＣ₈〜Ｃ₂₀ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、であるか、 またはその組み合わせであり、Ｒ⁴はＣ₁〜Ｃ₆ヒドロカルビル、好ましくはアル キルであるか、またはその組み合わせであり、Ｍはアルキルエステルスルホネー トと水溶性塩を形成するカチオンである）のアルキルエステルスルホネート界面 活性剤を包含する。好適な塩形成カチオンとしては、ナトリウム、カリウムおよ びリチウムのような金属、およびモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、 およびトリエタノールアミンのような置換または未置換アンモニウムカチオンが 挙げられる。好ましくは、Ｒ³はＣ₁₀〜Ｃ₁₆アルキルであり、Ｒ⁴はメチル、エチ ルまたはイソプロピルである。特に好ましいものは、Ｒ³がＣ₁₀〜Ｃ₁₆アルキル であるメチルエステルスルホネートである。 洗濯用に用いられる他のアニオン性界面活性剤を、本発明の洗濯洗剤組成物に 包含させることもできる。これらは、石鹸、Ｃ₈〜Ｃ₂₂第一級または第二級アル カンスルホン酸塩、Ｃ₈〜Ｃ₂₄オレフィンスルホン酸塩、例えば、英国特許第１ ，０８２，１７９号明細書に記載されているようなアルカリ土類金属クエン酸塩 の熱分解生成物のスルホン化によって製造されるスルホン化ポリカルボン酸塩、 Ｃ₈〜Ｃ₂₄アルキルポリグリコールエーテル硫酸塩（エチレンオキシド１０モル までを含む）（例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、ならびに モノ―、ジ―およびトリエタノールアミン塩のような置換アンモニウム塩）、ア ルキルグリセロールスルホネート、脂肪族アシルグリセロールスルホネート、脂 肪族オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシド エーテルサルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルホスネート、アシル イセチオネートのようなイセチオネート、Ｎ−アシルタウレート、アルキルスク シナメート(alkyl succinamates)およびスルホスクシネート、スルホコハク酸の モノエステル（特に、飽和および不飽和Ｃ₁₂〜Ｃ₁₈モノエステル）、およびスル ホコハク酸のジエステル（特に、飽和および不飽和Ｃ₆〜Ｃ₁₂ジエステル）、ア ルキルポリグルコシドのサルフェートのようなアルキルポリサッカライドのサル フェート（ノニオン性の非硫酸化化合物は、以下に記載される）、および式ＲＯ （ＣＨ₂ＣＨ₂Ｏ）_k−ＣＨ₂ＣＯＯ−Ｍ⁺（前記式中、ＲはＣ₈〜Ｃ₂₂アルキルであ り、ｋは０〜１０の整数であり、Ｍは可溶性の塩形成カチオンである）を有する ようなアルキルポリエトキシカルボキシレートを挙げることができる。ロジンお よび水素化ロジンのような樹脂酸および水素化樹脂酸、およびトール油に含まれ るかまたはトール油から誘導される樹脂酸および水素化樹脂酸も好適である。他 の例は「界面活性剤および洗剤（Surface Active Agents and Detergents)」（ 第Ｉ巻および第II巻、Schwartz，Perry and Berch 著）に記載されている。この ような多種多様な界面活性剤は、１９７５年１２月３０日にLaughlin et al．に 発行された米国特許第３，９２９，６７８号明細書、第２３欄、５８行目〜第２ ９欄、２３行目にも概括的に開示されている（前記特許明細書の内容は、その開 示の一部として本明細書に引用される）。 本発明の洗濯洗剤組成物は、本発明に含まれるときには、典型的には、このよ うなアニオン性界面活性剤を約１重量％〜約４０重量％、好ましくは約５重量％ 〜約２５重量％含む。 本発明で用いられるノニオン性界面活性剤の一つの種類は、エチレンオキシド と疎水性残基との縮合物であって、平均親水性−親油性バランス（ＨＬＢ）が８ 〜１７、好ましくは９．５〜１４、更に好ましくは１２〜１４の範囲である界面 活性剤を提供するものである。疎水性（親油性）残基は脂肪族または芳香族性の ものでよく、特定の疎水性基と縮合するポリオキシエチレン基の長さを容易に調 節して、親水性および疎水性要素の間で所望な程度のバランスを有する水溶性化 合物を生成することができる。 この種の特に好ましいノニオン性界面活性剤は、アルコール１モル当たりエチ レンオキシド３〜１２モルを含むＣ₉〜Ｃ₁₅第一級アルコールエトキシレートで あり、特にアルコール１モル当たりエチレンオキシド５〜８モルを含むＣ₁₂〜Ｃ₁₅ 第一級アルコールである。 ノニオン性界面活性剤のもう一つの種類は、一般式 ＲＯ（Ｃ_nＨ_2nＯ）_tＺ_x （前記式中、Ｚはグルコース由来の残基であり、Ｒは１２〜１８個の炭素原子を 有する飽和の疎水性アルキル基であり、ｔは０〜１０であり、ｎは２または３で あり、ｘは１．３〜４である）を有するアルキルポリグルコシド化合物であり、 この化合物は１０％未満の未反応脂肪族アルコール、および５０％未満の短鎖ア ルキルポリグルコシドを含んでいる。この種の化合物およびそれらの洗剤での使 用は、ＥＰ−Ｂ０ ０７０ ０７７号、０ ０７５ ９９６号および０ ０９４ １１８号明細書に開示されている。 ノニオン性界面活性剤として極めて好適なものは、式 Ｒ²―Ｃ（Ｏ）―Ｎ（Ｒ¹）―Ｚ （前記式中、Ｒ¹はＨであるか、またはＲ¹はＣ_{1 〜4}ヒドロカルビル、２−ヒドロ キシエチル、２−ヒドロキシプロピルであるかまたはそれらの混合物であり、Ｒ² はＣ_{5 〜31}ヒドロカルビルであり、Ｚは線状ヒドロカルビル鎖に少なくとも３個 のヒドロキシルが直接結合した鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビルである ）を有するポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤、またはそのアルコキシル化 誘導体である。好ましくは、Ｒ¹はメチルであり、Ｒ²はヤシ油アルキルまたはそ の混合物のような直鎖状Ｃ_{11 〜15}アルキルまたはアルケニル鎖であり、Ｚ は還元的アミノ化反応におけるグルコース、フルクトース、マルトース、ラクト ースのような還元糖から誘導される。 極めて好ましいノニオン性界面活性剤は、アミンオキシド界面活性剤である。 本発明の組成物は、一般式Ｉ Ｒ¹（ＥＯ）_x（ＰＯ）_y（ＢＯ）_zＮ（Ｏ）（ＣＨ₂Ｒ′）₂・ｑＨ₂Ｏ (I) によるアミンオキシドを含むことができる。 一般に、構造(I)は１個の長鎖残基Ｒ¹（ＥＯ）_x（ＰＯ）_y（ＢＯ）_zと２個の 短鎖残基ＣＨ₂Ｒ′とを提供することが分かる。Ｒ′は、好ましくは水素、メチ ルおよび−ＣＨ₂ＯＨから選択される。一般に、Ｒ¹は、飽和または不飽和である ことができる第一または分岐ヒドロカルビル残基であり、好ましくは、Ｒ¹はは 第一アルキル残基である。ｘ＋ｙ＋ｚ＝０であるときには、Ｒ¹は鎖長が約８〜 約１８であるヒドロカルビル残基である。ｘ＋ｙ＋ｚが０でないときには、Ｒ¹ は幾分長くてもよく、鎖長はＣ₁₂〜Ｃ₂₄の範囲である。この一般式は、アミンオ キシド（但し、ｘ＋ｙ＋ｚ＝０、Ｒ₁＝Ｃ₈〜Ｃ₁₈、Ｒ′＝Ｈおよびｑ＝０〜２、 好ましくは２である）も包含する。これらのアミンオキシドは、Ｃ₁₂〜Ｃ₁₄アル キルジメチルアミンオキシド、ヘキサデシルジメチルアミンオキシド、オクタデ シルアミンオキシドおよびそれらの水和物が挙げられ、具体的には米国特許第５ ，０７５，５０１号明細書および第５，０７１，５９４号明細書に開示されてい る二水和物が挙げられ、前記特許明細書の内容は、その開示の一部として本明細 書に引用される。 本発明は、アミンオキシド（但し、ｘ＋ｙ＋ｚは０でなく、具体的にはｘ＋ｙ ＋ｚは約１〜約１０であり、Ｒ¹は８〜約２４個の炭素、好ましくは、約１２〜 約１６個の炭素原子を有する第一級アルキル基である）も包含し、これらの態様 において、ｙ＋ｚは好ましくは０であり、ｘは好ましくは約１〜約６であり、更 に好ましくは約２〜約４であり、ＥＯはエチレンオキシであり、ＰＯはプロピレ ンオキシであり、ＢＯはブチレンオキシである。このようなアミンオキシドは、 通常の合成法によって、例えばアルキルエトキシサルフェートとジメチルアミン との反応の後、エトキシル化アミンの過酸化水素による酸化によって製造するこ とができる。 本発明の極めて好ましいアミンオキシドは外界温度で固体であり、更に好まし くはそれらは融点が３０℃〜９０℃の範囲である。本発明で用いるのに好適なア ミンオキシドは、Akzo Chemie、Ethyl Corp．およびProcter & Gambleなどの多 数の供給業者によって商業的に製造されている。他のアミンオキシドの製造業者 については、McCutcheonの編集物(McCutcheon′s compilation)およびKirk-Othm er の総説文献を参照されたい。好ましい市販のアミンオキシドは、固体の二水 和物、Ethyl Corp．製のADMOX 16およびADMOX 18、ADMOX 12および特にADMOX 14 である。 好ましい態様としては、ヘキサデシルジメチルアミンオキシド二水和物、オク タデシルジメチルアミンオキシド二水和物、ヘキサデシルトリス（エチレンオキ シ）ジメチル―アミンオキシド、およびテトラデシルジメチルアミンオキシド二 水和物が挙げられる。 好ましい態様のあるものでは、Ｒ′＝Ｈであるが、Ｈよりも若干大きなＲ′を 有することに関して幾分かゆとりがある。具体的には、本発明は、Ｒ′＝ＣＨ₂ ＯＨである態様、例えばヘキサデシルビス（２−ヒドロキシエチル）アミンオキ シド、獣脂ビス（２−ヒドロキシエチル）アミンオキシド、ステアリルビス（２ −ヒドロキシエチル）アミンオキシド、およびオレイルビス（２−ヒドロキシエ チル）アミンオキシドが挙げられる。 本発明の洗濯洗剤組成物は、その中に含まれる場合には、ノニオン性界面活性 剤を、典型的にはアニオン性界面活性剤対ノニオン性界面活性剤の重量比が６： １〜１：３、好ましくは５：１〜２：１で含む。 本発明の洗濯洗剤組成物に用いるのに好適なカチオン性洗剤用界面活性剤は、 １個の長鎖ヒドロカルビル基を有するものである。このようなカチオン性界面活 性剤の例としては、アンモニウム界面活性剤、例えばアルキルジメチルアンモニ ウムハロゲニド、および式 ［Ｒ²（ＯＲ³）_y］［Ｒ⁴（ＯＲ³）_y］₂Ｒ⁵Ｎ⁺Ｘ^- ［前記式中、Ｒ²はアルキル鎖に約８〜約１８個の炭素原子を有するアルキルま たはアルキルベンジル基であり、それぞれのＲ³は−ＣＨ₂ＣＨ₂−、―ＣＨ₂ＣＨ （ＣＨ₃）−、−ＣＨ₂ＣＨ（ＣＨ₂ＯＨ）−、―ＣＨ₂ＣＨ₂ＣＨ₂−、およびそれ らの混合物からなる群から選択され、それぞれのＲ⁴はＣ₁〜Ｃ₄アルキル、Ｃ₁〜 Ｃ₄ヒドロキシアルキル、２個のＲ⁴基を結合することによって形成されるベンジ ル環構造、―ＣＨ₂ＣＨＯＨ−ＣＨＯＨＣＯＲ⁶ＣＨＯＨＣＨ₂ＯＨ（式中、Ｒ⁶は 分子量が約１０００未満の任意のヘキソースまたはヘキソースポリマー）、およ びｙが０でない場合には水素からなる群から選択され、Ｒ⁵はＲ⁴と同一であるか 、またはアルキル鎖であって、Ｒ²とＲ⁵との炭素原子の総数は約１８以下であり 、それぞれのｙは０〜約１０であり、ｙの数値の和は０〜約１５であり、Ｘは任 意の適合するアニオンである］を有する界面活性剤が挙げられる。 好ましいカチオン性界面活性剤は、式 Ｒ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｒ₄Ｎ⁺Ｘ^- (i) （前記式中、Ｒ₁はＣ₈〜Ｃ₁₆アルキルであり、Ｒ₂、Ｒ₃およびＲ₄のそれぞれは 独立してＣ₁〜Ｃ₄アルキル、Ｃ₁〜Ｃ₄ヒドロキシアルキル、ベンジル、および― （Ｃ₂Ｈ₄Ｏ）_xＨ（但し、ｘは１〜５の数値を有し、Ｘはアニオンである）を有 する本発明の組成物に用いられる水溶性の第四級アンモニウム化合物である。Ｒ₂ 、Ｒ₃およびＲ₄の１個以下がベンジルとなるべきである。 Ｒ₁に対する好ましいアルキル鎖長は、Ｃ₁₂〜Ｃ₁₅であり、特にアルキル基は ココヤシまたはパーム核脂から誘導される鎖長の混合物であるか、またはオレフ ィン造成またはオキソアルコール合成によって合成的に誘導される。Ｒ₂、Ｒ₃お よびＲ₄についての好ましい基はメチルおよびヒドロキシエチル基であり、アニ オンＸはハライド、メトスルフェート、アセテートおよびホスフェートイオンか ら選択することができる。 本発明で用いる式(i)の好適な第四級アンモニウム化合物の例は、 塩化または臭化ヤシ油トリメチルアンモニウム、 塩化または臭化ヤシ油メチルジヒドロキシエチルアンモニウム、 塩化デシルトリエチルアンモニウム、 塩化または臭化デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、 塩化または臭化Ｃ_{12 〜15}ジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、 塩化または臭化ヤシ油ジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、 ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルスルフェート、 臭化または塩化ラウリルジメチルベンジルアンモニウム、 塩化または臭化ラウリルジメチル（エテンオキシ）₄アンモニウム、 コリンエステル（式（i）の化合物であって、Ｒ₁が-ＣＨ₂−ＯＣ(Ｏ)―Ｃ_{12 〜 14} アルキルであり、Ｒ₂、Ｒ₃、Ｒ₄がメチルであるもの） である。 本発明で用いられる他のカチオン性界面活性剤は、１９８０年１０月１４日発 行のCambreの米国特許第４，２２８，０４４号明細書にも記載されている。 本発明の洗濯洗剤組成物を、本発明に含む場合には、これらのカチオン性界面 活性剤を典型的には０．５重量％〜約５重量％、好ましくは約１重量％〜約３重 量％含む。 本発明による組成物は、更にビルダー系を含むこともできる。任意の通常のビ ルダー系、例えばアルミノケイ酸塩材料、ケイ酸塩、ポリカルボキシレートおよ び脂肪酸、エチレンジアミン四酢酸塩のような材料、アミノポリホスホン酸塩、 特にエチレンジアミン四メチレンホスホン酸およびジエチレントリアミン五メチ レンホスホン酸のような金属イオン封鎖剤が、本発明で用いるのに好適である。 明らかな環境上の理由から余り好ましくはないが、リン酸ビルダーを本発明で用 いることもできる。 本発明で用いるのに好適なポリカルボキシレートビルダーとしては、クエン酸 、好ましくは水溶性塩の形態ものもの、式Ｒ−ＣＨ（ＣＯＯＨ）ＣＨ₂（ＣＯＯ Ｈ）（前記式中、ＲはＣ_{10 〜20}アルキルまたはアルケニルであり、好ましくはＣ_{12 〜16} であり、またはＲはヒドロキシル、スルホスルホキシルまたはスルホン置 換基で置換することができる）のコハク酸の誘導体が挙げられる。具体例として は、コハク酸ラウリル、コハク酸ミリスチル、コハク酸パルミチル、コハク酸＝ ２―ドデセニル、コハク酸＝２−テトラデセニルが挙げられる。コハク酸ビルダ ーは、その水溶性塩、例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム、およびアル カノールアンモニウム塩の形態で用いるのが好ましい。 他の好適なポリカルボキシレートは、米国特許第４，６６３，０７１号明細書 に記載されているようなオキソ二コハク酸塩、および酒石酸一コハク酸および酒 石酸二コハク酸の混合物である。 特に、本発明の液体実施については、本発明で用いられる好適な脂肪酸ビルダ ーは、飽和または不飽和のＣ_{10 〜18}脂肪酸、並びに相当する石鹸である。好まし い飽和の化合物種は、アルキル鎖に１２〜１６個の炭素原子を有する。好ましい 不飽和脂肪酸は、オレイン酸である。 液体組成物についての他の好ましいビルダー系は、ドデセニルコハク酸および クエン酸を基剤とするものである。 洗浄力ビルダー塩は、通常は、組成物の３重量％〜５０重量％、好ましくは５ 重量％〜３０重量％、最も好ましくは５重量％〜２５重量％の量で含まれる。 洗剤組成物に用いられる他の成分、例えば、そのための酵素および安定剤、汚 れ沈殿防止剤、再付着防止ポリマー、研磨剤、殺菌剤、曇り抑制剤、着色料、起 泡調節剤、腐蝕抑制剤、および香料を用いることができる。 本発明による液体組成物は、「濃縮した形態」であるのが好ましく、このよう な場合には、本発明による液体洗剤組成物は、通常の液体洗剤と比較して少量の 水を含む。水の濃度は、水が洗剤組成物の５０重量％未満、好ましくは３０重量 ％未満、更に好ましくは２０重量％未満である。 前記の濃縮生成物は、消費者に対しては、使用量を少なくすることができる生 成物を有し、または生産者に対しては、輸送経費が少なくなるという利点を提供 する。 液体組成物は、前処理段階で汚れや染みに直接適用するときに、特に有効であ る。本発明の洗剤組成物は、洗剤添加生成物として用いることもできる。このよ うな添加生成物は、通常の洗剤組成物の性能を補足しまたは増強するためのもの である。 本発明による洗剤組成物としては、布帛、繊維、硬質表面、皮膚などの基材の クリーニングに用いるための組成物、例えば、硬質表面クリーニング組成物（研 磨剤を含むまたは含まない）、洗濯洗剤組成物、自動および非自動食器洗浄組成 物が挙げられる。 下記の実施例は、本発明の組成物を例示しようとするものであるが、必ずしも 本発明の範囲を限定することを意味するものではない。実施例Ｉ 下記の液体洗剤組成物を製造する。 上記の液体洗剤組成物（Ａ〜Ｄ）は、各種の使用条件下で、起泡プロフィール を調節しながら、脂／油性汚れの除去に極めて効率的であることが分かる。オレ イルアミンを、組成物（Ａ〜Ｄ）でビス（２−ヒドロキシエチル）ヤシ油アミン 、オレイルアミン７ＥＯ、ラウリルアミドプロピルアミン、およびヤシ油アミド プ ロピルアミンに代えても、同じ結果が得られた。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，Ｅ Ｅ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，Ｕ Ａ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ランドル，シェリー リン アメリカ合衆国オハイオ州、フェアーフィ ールド、シタデル、ドライブ、11 (72)発明者 パナンダイカー，ラジャン ケシャフ アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、オレゴン、パス、6484 (72)発明者 ブティック，ジャン−ポール ベルギー国ベー−5030、ジャンブルー、リ ュ、エミール−ラバール、32 (72)発明者 ホウスメケリデス，クリス エフスタティ オス ベルギー国ベー−1120、ブリュッセル、ホ ワット、ポスタル、３、アブニュ、ポワ− ド−サントゥ−ル、182

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． アルキルアルコキシサルフェートおよびアルキルサルフェートの群から 選択されるアニオン性界面活性剤を含んでなる液体洗剤組成物であって、前記洗 剤組成物が (i) 式Ｒ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｎ［前記式中、Ｒ₁およびＲ₂は両方ともＨであり、Ｒ₃はＣ₄〜 Ｃ₁₈またはＲ₄Ｘ（ＣＨ₂）_n（但し、Ｘは−Ｏ−、−Ｃ(Ｏ)ＮＨ−または−ＮＨ −であり、Ｒ₄はＣ₄〜Ｃ₁₈であり、ｎは１〜５である）である］を有する第一級 アミン、 (ii) 式Ｒ₁Ｒ₂Ｒ₃Ｎ［前記式中、Ｒ₁およびＲ₂はいずれもＨではなく、Ｒ₁およ びＲ₂はＣ₁〜Ｃ₈アルキル鎖または であり、但しｎは１〜５であり、ｘは１〜５であり、 Ｒ₃はＣ₄〜Ｃ₁₈、またはＲ₄Ｘ（ＣＨ₂）_nであり、但し、Ｘは−Ｏ−、−Ｃ(Ｏ) ＮＨ−または−ＮＨ−であり、Ｒ₄はＣ₆〜Ｃ₁₈であり、ｎは１〜５であり、Ｒ₅ はＨであるか、またはＣ₁〜Ｃ₂アルキルである）を有する、第三級アミン、およ び、 (iii) 前記第一級アミンおよび第三級アミンの混合物 から選択されるアミンをさらに含んでなることを特徴とする、液体洗剤組成物。 ２． 前記の第一級アミンが、ｎ−アルキルアミン、Ｃ₈〜Ｃ₁₄アルキルアミ ドプロピルアミン、Ｃ₁₀〜Ｃ₁₂アルキルプロピレンジアミン、およびＣ₈〜Ｃ₁₂ アルキルオキシプロピルアミンから選択される、請求項1に記載の液体洗剤組成 物。 ３． 前記ｎ−アルキルアミンが１−オクチルアミンである、請求項２に記載 の液体洗剤組成物。 ４． 前記アミンが、第三級アミンであって、Ｒ₁およびＲ₂が両方とも であり、但しｎは１〜５であり、ｘは１〜５であり、 Ｒ₃はＣ₄〜Ｃ₁₈アルキル鎖であり、Ｒ₅はＨまたはＣＨ₃であるものから選択され る、請求項１に記載の液体洗剤組成物。 ５． 前記アミンが、Ｃ₄〜Ｃ₁₂アルキルジメチルアミン、および式 （式中、Ｒ₄がＣ₈〜Ｃ₁₂アルキルであり、ｎが２または３である）を有するアミ ンから選択される第三級アミンである、請求項１に記載の液体洗剤組成物。 ６． 第一級アミンおよび／または第三級アミン対アルキルアルコキシル化サ ルフェートおよびアルキルサルフェートの重量比が１：１〜１：２５０、更に好 ましくは１：５〜１：１００、最も好ましくは１：１０〜１：４０である、請求 項１〜５のいずれか１項に記載の液体洗剤組成物。 ７． 前記アニオン性界面活性剤が、アルキルエトキシル化サルフェート、お よびＣ₁₂〜Ｃ₁₅アルキルサルフェートから選択される、請求項６に記載の液体洗 剤組成物。 ８． ポリヒドロキシ脂肪酸アミドおよび／またはアミンオキシドから選択さ れる、ノニオン性界面活性剤をさらに含んでなる、請求項１〜７のいずれか１項 に記載の液体洗剤組成物。 ９． 前記アミンオキシドがＣ₁₂〜Ｃ₁₄アルキルジメチルアミンオキシドであ る、請求項８に記載の液体洗剤組成物。 １０． 他の界面活性剤、ビルダー、酵素および他の通常の洗剤成分をさらに 含んでなる、請求項１〜９のいずれか１項に記載の液体洗剤組成物。 １１． 線状アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤を含まない、請求項１ １０〜のいずれか１項に記載の液体洗剤組成物。 １２． 起泡を調節するための洗剤組成物における請求項１〜５のいずれか１ 項に記載の第一級アミンおよび／または第三級アミンの使用。 １３． 布帛の前処理のための、請求項1〜１１項のいずれか１項に記載の液 体洗剤組成物の使用。