JP6238451B2 - 繊維製品用液体洗浄剤 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維製品用液体洗浄剤に関する。
近年、家庭における衣料用洗剤として、液体洗浄剤が多く用いられるようになってきている。衣料用洗剤には、衣料等(被洗物)に付着した種々の汚れに対する洗浄力が必要である。中でも、特に、落ちにくい皮脂汚れ等の油汚れに対して高い洗浄力が求められる。
また、最近では、ドラム式洗濯機に代表される大容量洗濯機や節水型洗濯機が普及している。これに伴い、たくさんの被洗物がまとめて洗われたり、水が少ない低浴比の条件下で洗濯が行われたりするようになってきている。このような条件下で洗濯が行われた場合、洗浄中にいったん除去された汚れが再び被洗物に付着する、いわゆる再汚染が生じやすい。特に、ポリエステル等の疎水性の化学繊維においては、再汚染が生じやすく、油汚れを充分に除去しきれない、という問題があった。
これに対し、ポリエステル等の疎水性繊維に付着した疎水性汚れの除去を目的として、アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位、並びにオキシアルキレン単位及び/又はポリオキシアルキレン単位を有する水溶性ポリマーと、特定のエチレンオキシド付加体からなるノニオン界面活性剤と、有機酸又はその塩と、を含有する液体洗浄剤が開示されている(特許文献1参照)。
また、衛生に対する意識の高まりから、衣料用洗剤においても、洗浄効果に加えて抗菌効果を付与した製品が上市されている。抗菌効果を奏する有効成分としては、カチオン界面活性剤等のカチオン系殺菌剤が広く用いられている。
尚、本明細書において「抗菌効果」とは、菌の増殖を抑える効果を意味する。抗菌効果が高いほど、被洗物を防臭する効果等が高くなる。
特開2009−155606号公報
しかしながら、特許文献1に記載の液体洗浄剤に、カチオン系殺菌剤として単にカチオン界面活性剤を加えた場合、油汚れに対する洗浄力が低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、油汚れに対して高い洗浄力を有し、かつ、抗菌性能に優れた液体洗浄剤を提供することを課題とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、上記課題を解決するために以下の手段を提供する。
すなわち、本発明の液体洗浄剤は、(A)成分:カチオン界面活性剤と、(B)成分:アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位からなる群より選択される少なくとも一種の繰り返し単位(b1)並びにオキシアルキレン単位(b2)を有するポリマーと、(C)成分:両性界面活性剤及び半極性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種と、を含有することを特徴とする。
本発明の液体洗浄剤は、油汚れに対して高い洗浄力を有し、かつ、抗菌性能に優れる。
本発明の液体洗浄剤は、(A)成分:カチオン界面活性剤と、(B)成分:アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位からなる群より選択される少なくとも一種の繰り返し単位(b1)並びにオキシアルキレン単位(b2)を有するポリマーと、(C)成分:両性界面活性剤及び半極性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種と、を含有する。
本発明の液体洗浄剤は、家庭用、工業用の用途として利用可能であり、なかでも家庭用として好適に利用可能であり、衣料用として特に好適である。
洗浄対象となる被洗物の種類は、家庭における洗濯で洗浄対象とされているものと同様のものが挙げられ、例えば衣料、布巾、タオル類、シーツ等の繊維製品などが例示される。
<(A)成分:カチオン界面活性剤>
本発明の液体洗浄剤においては、主として(A)成分を含有することで、抗菌性能が付与される。
(A)成分には、例えば、第4級アンモニウム塩などを用いることができる。
第4級アンモニウム塩としては、通常、衣料用洗剤に用いられている従来公知のものが挙げられる。中でも、好ましい第4級アンモニウム塩としては、高い抗菌効果が得られやすいことから、下記の一般式(A−1)、(A−2)又は(A−3)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006238451
[式(A−1)中、R〜Rのうちの2つ以上は、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基、又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、それ以外は、炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基である。Zは、ハロゲンイオン又はアルキル硫酸イオンである。]
前記式(A−1)で表される化合物(以下「(A−1)成分」ともいう)の中で好ましいものとしては、例えば以下に示す(A−1−1)成分、(A−1−2)成分が挙げられる。
(A−1−1)成分:R〜Rの3つが、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、Rが、炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基である化合物。
前記(A−1−1)成分において、R〜Rは、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましく、メチル基であることがより好ましい。中でも、R〜Rがいずれもメチル基である(A−1−1)成分が好ましい。
のアルキル基又はアルケニル基において、炭素数は8〜22であり、10〜20であることが好ましく、12〜18であることがより好ましく、12〜16であることがさらに好ましい。また、Rは、直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基であることが好ましく、直鎖状のアルキル基であることがより好ましい。
(A−1−2)成分:R及びRが、それぞれ独立して、炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基であり、R及びRが、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基である化合物。
前記(A−1−2)成分において、R及びRのアルキル基又はアルケニル基において、炭素数は8〜22であり、8〜12であることが好ましく、8〜10であることがより好ましい。また、R及びRは、それぞれ独立して、直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基であることが好ましく、直鎖状のアルキル基であることがより好ましい。中でも、R及びRがいずれも直鎖状のアルキル基である(A−1−2)成分が好ましい。
及びRは、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましく、メチル基であることがより好ましい。中でも、R及びRがいずれもメチル基である(A−1−2)成分が好ましい。
前記式(A−1)中、ハロゲンイオンを構成するZとしては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ、塩素原子が好ましい。アルキル硫酸イオンを構成するZとしては、炭素数1〜3のアルキル基を有するものが好ましく、例えばメチル硫酸等が挙げられる。
(A−1)成分として具体的には、塩化アルキル(炭素数12〜16)トリメチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム等が挙げられる。
Figure 0006238451
[式(A−2)中、Rは、炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基である。Rは、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基、又は炭素数5〜20の芳香族炭化水素基である。x及びyは、オキシエチレン基の平均繰り返し数を示し、それぞれ独立して0以上の整数であって、x+yが10以上である。Zは、ハロゲンイオン又はアルキル硫酸イオンである。]
前記式(A−2)中、Rのアルキル基又はアルケニル基において、炭素数は8〜22であり、10〜22であることが好ましく、10〜18であることがより好ましい。また、Rは、直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基であることが好ましく、直鎖状のアルキル基であることがより好ましい。
における芳香族炭化水素基の炭素数は、5〜20であり、6〜10であることが好ましい。Rとしては、フェニル基、メチルフェニル基(トリル基)、ジメチルフェニル基、トリメチルフェニル基、テトラメチルフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
x+yは、10以上であり、好ましくは10〜50である。x+yが10未満では、被洗物に付着している汚れの分散効果が小さく、被洗物からの汚れ除去効果が得られにくくなることがある。
は、前記式(A−1)におけるZと同様のものが挙げられる。
前記式(A−2)で表される化合物(以下「(A−2)成分」ともいう)の中で好ましいものとしては、Rが炭素数10〜18の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、又は炭素数10〜18の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基であり、Rがメチル基又はトリル基であり、x+yが10以上であり、Zがハロゲンイオン又はアルキル硫酸イオンである化合物等が挙げられる。
Figure 0006238451
[式(A−3)中、R及びRは、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基であり、Rは、炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であり、R10は、炭素数1〜3のアルキレン基である。Zは、ハロゲンイオン又はアルキル硫酸イオンである。]
前記式(A−3)中、R及びRは、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましく、メチル基であることがより好ましい。中でも、R及びRがいずれもメチル基である化合物が好ましい。
のアルキル基又はアルケニル基において、炭素数は8〜22であり、10〜18であることが好ましく、12〜14であることがより好ましい。また、Rは、直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基であることが好ましく、直鎖状のアルキル基であることがより好ましい。
10は、炭素数1〜3のアルキレン基であり、メチレン基であることが好ましい。
は、前記式(A−1)におけるZと同様のものが挙げられる。
前記式(A−3)で表される化合物(以下「(A−3)成分」ともいう)の中で好ましいものとしては、R及びRがいずれもメチル基であり、Rが炭素数8〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基であり、R10はメチレン基であり、Zがハロゲンイオン又はアルキル硫酸イオンである化合物等が挙げられる。
(A)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(A)成分の中でも、上述の(A−1)成分、(A−2)成分及び(A−3)成分からなる群より選択される少なくとも1種を用いることが好ましく、(A−1)成分及び(A−3)成分からなる群より選択される少なくとも1種を用いることがより好ましく、(A−1)成分を用いることがさらに好ましい。
液体洗浄剤中、(A)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して0.2〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜6質量%であり、さらに好ましくは0.5〜4質量%である。
(A)成分の含有量が、前記の好ましい下限値未満では、抗菌効果が得られにくくなり、一方、前記の好ましい上限値を超えると、被洗物への汚れの移染又は再汚染が生じやすくなる。
<(B)成分:特定の繰り返し単位(b1)とオキシアルキレン単位(b2)とを有するポリマー>
本発明において、(B)成分は、アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位からなる群より選択される少なくとも一種の繰り返し単位(b1)並びにオキシアルキレン単位(b2)を有するポリマーである。
尚、本明細書において、「繰り返し単位」とは、重合体を構成するモノマー単位を示す。
本発明の液体洗浄剤においては、主として(B)成分を含有することで、油汚れに対する洗浄力が高くなる。
・特定の繰り返し単位(b1)について
特定の繰り返し単位(b1)のうち、アルキレンテレフタレート単位(以下この繰り返し単位を「繰り返し単位(b11)」ともいう)としては、下記一般式(b1−1)で表される繰り返し単位が挙げられる。
Figure 0006238451
前記式(b1−1)中、R21は、低級アルキレン基である。R21における低級アルキレン基の炭素数は、5以下が好ましく、より好ましくは4以下であり、さらに好ましくは2〜4である。
繰り返し単位(b11)として具体的には、エチレンテレフタレート単位、プロピレンテレフタレート単位、n−ブチレンテレフタレート単位、イソブチレンテレフタレート単位、sec−ブチレンテレフタレート単位、tert−ブチレンテレフタレート単位等が挙げられる。中でも、プロピレンテレフタレート単位が好ましい。
特定の繰り返し単位(b1)のうち、アルキレンイソフタレート単位(以下この繰り返し単位を「繰り返し単位(b12)」ともいう)としては、下記一般式(b1−2)で表される繰り返し単位が挙げられる。
Figure 0006238451
前記式(b1−2)中、R22は、低級アルキレン基である。R22における低級アルキレン基の炭素数は、5以下が好ましく、より好ましくは4以下であり、さらに好ましくは2〜4である。
繰り返し単位(b12)として具体的には、エチレンイソフタレート単位、プロピレンイソフタレート単位、n−ブチレンイソフタレート単位、sec−ブチレンイソフタレート単位、tert−ブチレンイソフタレート単位等が挙げられる。中でも、プロピレンイソフタレート単位が好ましい。
繰り返し単位(b1)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。すなわち、(B)成分は、その1分子中に、繰り返し単位(b1)として、繰り返し単位(b11)のみを有していてもよく、繰り返し単位(b12)のみを有していてもよく、繰り返し単位(b11)と繰り返し単位(b12)との両方を有していてもよい。また、繰り返し単位(b11)を2種以上、及び/又は、繰り返し単位(b12)を2種以上有していてもよい。
(B)成分における1分子中、繰り返し単位(b1)の繰り返し数は、1〜10であることが好ましく、より好ましくは1〜6であり、さらに好ましくは2〜4である。
繰り返し単位(b1)の繰り返し数が、前記の好ましい下限値以上であると、油汚れに対する洗浄力がより向上し、一方、前記の好ましい上限値以下であると、液体洗浄剤としての液安定性がより向上する。
・オキシアルキレン単位(b2)について
オキシアルキレン単位(以下この繰り返し単位を「繰返し単位(b2)」ともいう)としては、下記一般式(b2−1)で表される繰り返し単位が挙げられる。
Figure 0006238451
前記式(b2−1)中、R23は、低級アルキレン基である。R23における低級アルキレン基の炭素数は、4以下が好ましく、より好ましくは2〜4であり、さらに好ましくは2又は3であり、特に好ましくは2である。
繰り返し単位(b2)として具体的には、オキシエチレン単位、オキシプロピレン単位、オキシブチレン単位等が挙げられる。中でも、オキシエチレン単位、オキシプロピレン単位が好ましく、オキシエチレン単位がより好ましい。
繰り返し単位(b2)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。すなわち、(B)成分は、その1分子中に、繰り返し単位(b2)として、例えば、オキシエチレン単位のみを有していてもよく、オキシプロピレン単位のみを有していてもよく、オキシエチレン単位とオキシプロピレン単位との両方を有していてもよい。中でも、オキシエチレン単位のみを有していることが好ましい。
(B)成分における1分子中、繰り返し単位(b2)の繰り返し数は、1以上であり、好ましくは5〜150であり、より好ましくは10〜100である。
繰り返し単位(b2)の繰り返し数が、前記の好ましい下限値以上であると、液体洗浄剤としての液安定性がより向上し、一方、前記の好ましい上限値以下であると、油汚れに対する洗浄力がより向上する。
また、(B)成分は、その1分子中に、繰り返し単位(b2)として、オキシアルキレン基(繰り返し数が1の場合)のみを有していてもよく、ポリオキシアルキレン単位(繰り返し数が2以上の場合)のみを有していてもよく、オキシアルキレン基とポリオキシアルキレン単位との両方を有していてもよい。
(B)成分は、繰り返し単位(b1)と繰り返し単位(b2)とがブロック状又はランダム状に重合しているポリマーであることが好ましく、ブロック状に重合しているポリマーであることがより好ましい。
(B)成分は、繰り返し単位(b1)及び繰り返し単位(b2)に加えて、その他の繰り返し単位を有していてもよい。その他の繰り返し単位としては、重合開始剤や重合停止剤等に由来する繰り返し単位、繰返し単位(b1)又は繰返し単位(b2)を提供するモノマーと共重合可能なモノマーに由来する繰り返し単位等が挙げられる。
(B)成分中にその他の繰り返し単位を有する場合、繰り返し単位(b1)と繰り返し単位(b2)との合計は、(B)成分を構成する全部の繰り返し単位の合計に対して、80モル%以上であることが好ましく、90モル%以上であることがより好ましい。繰り返し単位(b1)と繰り返し単位(b2)との合計が、前記の好ましい下限値以上であると、油汚れに対する洗浄力が高まる。また、被洗物への再汚染がより生じにくくなる。
(B)成分は、それ自体の溶解性と液体洗浄剤の液安定性の点から、水溶性ポリマーであることが好ましい。
ここでいう「水溶性ポリマー」とは、1リットルビーカー内で、ポリマー10gを、40℃の条件で、水1000gに添加し、スターラー(太さ8mm、長さ50mm)により12時間撹拌(200rpm)した後に溶解しているものをいう。
(B)成分の重量平均分子量は、水への溶解分散性が高まることから、好ましい下限値が500以上であり、より好ましくは800以上であり、さらに好ましくは1000以上である。一方、好ましい上限値が10000以下であり、より好ましくは8000以下であり、さらに好ましくは7000以下である。(B)成分の重量平均分子量が、前記の好ましい範囲であれば、水への溶解分散性がより向上し、油汚れに対して充分な洗浄力が得られやすくなる。
ここでいう「重量平均分子量」は、溶媒としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いてGPC(ゲルパーミネーションクロマトグラフィー)により測定した値を、PEG(ポリエチレングリコール)における較正曲線に基づいて換算した値を示す。
(B)成分は、各種の文献、教科書及び特許等に開示されている合成方法、例えば、Journal of Polymer Science,第3巻,609〜630ページ(1948年);Journal of Polymer Science,第8巻,1〜22ページ(1951年);特開昭61−218699号公報に記載の方法等により製造することができる。
(B)成分の好適な具体例としては、下記の一般式(B−p1)で表される高分子、一般式(B−p2)で表される高分子、又はこれらの混合物を含むものが挙げられる。
Figure 0006238451
前記式(B−p1)、(B−p2)中、R20及びR30は、それぞれ独立して水素原子又はメチル基であり、それぞれメチル基であることが好ましく、いずれもメチル基であることがより好ましい。
24及びR27は、それぞれメチル基又は水素原子であり、それぞれメチル基であることが好ましい。
25、R26、R28及びR29は、それぞれ独立して、炭素数2〜4のアルキレン基である。
s1及びs2は、それぞれ0〜10であり、好ましくは0.5〜5であり、より好ましくは0.5〜2.5である。t1、t2、u1及びu2は、それぞれ独立して1〜100であり、好ましくは1〜80であり、より好ましくは1〜50である。s1、s2、t1、t2、u1及びu2が前記の範囲であると、水に対する溶解性がより向上し、また、油汚れに対する洗浄力がより高まる。
(B)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(B)成分の具体例としては、商品名TexCare SRN−100(ドイツ、Clariant Gmb H製、重量平均分子量3000)、商品名TexCare SRN−300(ドイツ、Clariant Gmb H製、重量平均分子量7000)等の市販されているものが挙げられる。
これらの中では、水への溶解性が高く、透明感の高い液体洗浄剤が得られやすいことから、TexCare SRN−100が好ましい。
液体洗浄剤中、(B)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して0.05〜5質量%であることが好ましく、より好ましくは0.1〜2質量%である。
(B)成分の配合量が下限値以上であると、油汚れに対する洗浄力がより高まる。一方、前記の好ましい上限値超では、油汚れに対する洗浄力向上の効果は頭打ちとなる。また、抗菌効果が得られにくくなる。
<(C)成分:両性界面活性剤及び半極性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種>
本発明の液体洗浄剤においては、(C)成分を含有することで、(B)成分に(A)成分を組み合わせても、油汚れに対する洗浄力が維持される。
(C)成分としては、通常、衣料用洗剤に用いられている従来公知のものが挙げられる。
・両性界面活性剤について
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルカルボベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドアミン型ベタイン、アルキルイミダゾリン型ベタイン等が挙げられる。
中でも、好ましい両性界面活性剤としては、上述の(C)成分の配合効果がより得られやすいことから、下記一般式(C−1)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006238451
[式(C−1)中、R31は、炭素数8〜18の炭化水素基である。R32は及びR33は、それぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。R34は、置換基としてヒドロキシ基を有していてもよい炭素数1〜5のアルキレン基である。R34−R35は、R34−SO 、R34−OSO 、又はR34−COOである。R37は、炭素数1〜6のアルキレン基である。−R36−R37−は、−C(=O)O−R37−、−C(=O)NH−R37−、−OC(=O)−R37−、−NHC(=O)−R37−、又は−O−R37−である。jは、0又は1の数である。]
前記式(C−1)中、R31は、炭素数8〜18の炭化水素基である。R31における炭化水素基としては、アルキル基又はアルケニル基が好ましく、アルキル基がより好ましい。R31における炭化水素基の炭素数は、8〜18であり、好ましくは炭素数9〜17であり、より好ましくは炭素数10〜16である。
32は及びR33は、それぞれ独立して炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、それぞれエチル基又はヒドロキシエチル基であることが好ましく、それぞれメチル基であることがより好ましい。
34は、置換基としてヒドロキシ基を有していてもよい炭素数1〜5のアルキレン基であり、中でも、置換基としてヒドロキシ基を有していてもよい炭素数1〜3のアルキレン基が好ましい。
34−R35は、R34−SO 、R34−OSO 、又はR34−COOであり、好ましくはR34−COOである。
37は、炭素数1〜6のアルキレン基である。
−R36−R37−は、−C(=O)O−R37−、−C(=O)NH−R37−、−OC(=O)−R37−、−NHC(=O)−R37−、又は−O−R37−である。
jは、0又は1の数であり、好ましくは0である。
・半極性界面活性剤について
本明細書において、「半極性界面活性剤」とは、半極性結合(無極性結合及び極性結合の中間の性質を有する結合)を有する界面活性剤であり、半極性界面活性剤が溶解する溶液又は分散する分散液のpHにより、陽イオン性、陰イオン性、又は両極性となるものをいう。
好ましい半極性界面活性剤としては、アミンアルキレンオキシド型界面活性剤、アミンオキシド型界面活性剤などが挙げられる。中でも、油汚れに対する洗浄力及び泡立ちが良好であることから、アミンオキシド型界面活性剤が好ましい。
(C)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(C)成分の中でも、上述の(C)成分の配合効果がより得られやすいことから、両性界面活性剤を用いることが好ましく、アルキルカルボベタインを用いることがより好ましく、アルキル(好ましくは炭素数10〜16)ジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸(好ましくは炭素数9〜17)アミドプロピルベタインが特に好ましい。
液体洗浄剤中、(C)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して0.01〜6質量%が好ましく、より好ましくは0.03〜4質量%であり、さらに好ましくは0.04〜2質量%であり、特に好ましくは0.1〜1質量%である。
(C)成分の含有量が、前記の好ましい下限値未満では、上述の(C)成分の配合効果が得られにくくなり、一方、前記の好ましい上限値を超えると、液体洗浄剤としての液安定性が低下しやすくなる。また、抗菌効果が得られにくくなる。
液体洗浄剤中の(A)成分と(C)成分との混合比率は、(C)成分/(A)成分で表されるモル比が、好ましくは0.01〜2であり、より好ましくは0.02〜1であり、さらに好ましくは0.03〜0.6であり、特に好ましくは0.05〜0.6であり、最も好ましくは0.1〜0.5である。
(C)成分/(A)成分で表されるモル比が、前記の範囲内であれば、油汚れに対する洗浄力と、抗菌性能と、の両立がより図れる。また、(C)成分/(A)成分で表されるモル比が、前記の好ましい下限値以上であれば、油汚れに対する洗浄力がより高まり、一方、前記の好ましい上限値以下であれば、抗菌効果がより得られやすくなる。
本明細書において、「(C)成分/(A)成分で表されるモル比」とは、液体洗浄剤に含まれる(A)成分の含有量(モル数)に対する、(C)成分の含有量(モル数)の割合を意味する。
液体洗浄剤中の(B)成分と(C)成分との混合比率は、(C)成分/(B)成分で表される質量比が、好ましくは0.01〜4であり、より好ましくは0.04〜2であり、さらに好ましくは0.07〜1.5であり、特に好ましくは0.15〜1であり、最も好ましくは0.2〜0.5である。
(C)成分/(B)成分で表される質量比が、前記の範囲内であれば、油汚れに対する洗浄力と、抗菌性能と、の両立がより図れる。また、(C)成分/(B)成分で表される質量比が、前記の好ましい下限値以上であれば、油汚れに対する洗浄力がより維持されやすくなり、一方、前記の好ましい上限値以下であれば、油汚れに対する洗浄力がより高まる。加えて、抗菌性能がより高まる。
本明細書において、「(C)成分/(B)成分で表される質量比」とは、液体洗浄剤に含まれる(B)成分の含有量(質量%)に対する、(C)成分の含有量(質量%)の割合を意味する。
<溶媒>
本発明の液体洗浄剤は、液体洗浄剤の調製しやすさ、使用する際の水への溶解性等の観点から、溶媒として水を含有することが好ましい。液体洗浄剤中の水の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して90質量%以下が好ましい。
水の含有量が、前記の好ましい上限値以下であれば、液粘度が適度に低くなり、使用性の観点から良好となる。
<任意成分>
本発明の液体洗浄剤には、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、上述した成分以外のその他の成分を含有してもよい。
その他の成分としては、特に限定されず、通常、衣料用の液体洗浄剤に配合される成分が挙げられ、例えばノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、溶剤、漂白成分、金属捕捉成分、ラジカルトラップ剤、香料、pH調整剤などを用いることができる。
・ノニオン界面活性剤について
本発明の液体洗浄剤においては、皮脂汚れ等の油汚れに対する洗浄成分として、ノニオン界面活性剤を用いることができる。ノニオン界面活性剤としては、通常、衣料用洗剤に用いられている従来公知のものが挙げられる。中でも、好ましいノニオン界面活性剤として、下記一般式(ns−1)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006238451
前記式(ns−1)中、R40は、炭素数10〜18の炭化水素基である。
40における炭化水素基としては、アルキル基、アルケニル基等が挙げられる。これらのアルキル基、アルケニル基等は、置換基としてヒドロキシ基等を有していてもよい。また、R40における炭化水素基は、直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよい。
40における炭化水素基の炭素数は、洗浄力向上の点から、12〜18が好ましい。
前記式(ns−1)中、kは、オキシエチレン基の平均繰り返し数を示し、2〜20の数である。kが2未満では、ノニオン界面活性剤としての機能が発揮されにくくなる。そのため、ノニオン界面活性剤としての機能を充分に発揮させるには、kの値は大きい方が好ましい。その一方、kが20を超えると、HLBが高くなり過ぎて洗浄力が低下する傾向がある。
ノニオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
液体洗浄剤中、ノニオン界面活性剤の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して1〜18質量%が好ましく、より好ましくは3〜10質量%である。ノニオン界面活性剤の含有量が、前記の好ましい下限値以上であると、油汚れに対する洗浄力がより高まり、一方、前記の好ましい上限値以下であると、液体洗浄剤の透明外観が維持されやすくなり、また、洗濯等を行う際に計量しやすい。
・アニオン界面活性剤について
本発明の液体洗浄剤においては、タンパク汚れに対する洗浄成分として、又は低温時の安定性向上の点から、アニオン界面活性剤を用いることができる。
アニオン界面活性剤としては、通常、衣料用洗剤に用いられている従来公知のものが挙げられ、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩、アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩等が挙げられる。これらの中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩が好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、直鎖状アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものがより好ましい。
アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましく、より好ましくは炭素数14〜17のアルキル基を有する2級アルカンスルホン酸塩である。
アニオン界面活性剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
尚、本発明の液体洗浄剤においては、アニオン界面活性剤を含有することにより、(A)成分又は(C)成分と、アニオン界面活性剤と、の複合体が形成され、これによって抗菌性能が発現しにくくなるおそれがある。このため、アニオン界面活性剤を併用する場合、アニオン界面活性剤の含有量を、液体洗浄剤の総質量に対して9質量%以下とすることが好ましい。アニオン界面活性剤の含有量が、前記の好ましい上限値以下であれば、油汚れに対する洗浄力及び抗菌性能を維持しつつ、タンパク汚れに対する洗浄力を高めることができる。
・溶剤について
本発明の液体洗浄剤には、液外観の安定性向上の点から、水以外の溶剤を用いてもよい。
水以外の溶剤としては、水混和性の有機溶剤が挙げられる。「水混和性の有機溶剤」とは、25℃のイオン交換水1Lに50g以上溶解する有機溶剤をいう。
水混和性の有機溶剤としては、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール等のアルコール類;プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等のグリコール類;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、重量平均分子量が約200のポリエチレングリコール、重量平均分子量が約400のポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等のポリグリコール類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のアルキルエーテル類などが挙げられる。
水以外の溶剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
液体洗浄剤中、水以外の溶剤の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して0.1〜15質量%が好ましい。
・漂白成分について
本発明の液体洗浄剤においては、漂白機能もしくは消臭機能の付与、又は塗布洗浄力の向上の点から、漂白成分として過酸化水素を用いることができる。
液体洗浄剤中、漂白成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して0.1〜5質量%が好ましく、1〜4質量%がより好ましい。過酸化水素の含有量が、前記の好ましい下限値以上であると、高い漂白効果が得られやすい。一方、前記の好ましい上限値以下であると、液安定性を良好に維持できる。例えば、液体洗浄剤を容器に充填して保存した際、容器の膨張が生じにくい。
・金属捕捉成分について
本発明の液体洗浄剤においては、漂白成分として過酸化水素を用いる際、金属捕捉成分を併用することが好ましい。これにより、過酸化水素の分解が抑制される。
かかる金属捕捉成分としては、ホスホン酸系金属捕捉成分が好ましく、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸塩、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、ニトリロトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミンテトラキスメチレンホスホン酸等が挙げられる。
これらの中でも、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラキスメチレンホスホン酸が好ましい。
金属捕捉成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
液体洗浄剤中、金属捕捉成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して0.05〜3質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜3質量%であり、さらに好ましくは0.3〜3質量%である。金属捕捉成分の含有量が前記の好ましい範囲内であると、液外観がより良好となり、液体洗浄剤の安定性及び漂白成分の安定性が共に向上する。
・ラジカルトラップ剤について
本発明の液体洗浄剤においては、漂白成分として過酸化水素を用いる際、ラジカルトラップ剤を併用することが好ましい。これにより、過酸化水素の分解が抑制される。
ラジカルトラップ剤としては、衣料用洗剤に用いられている従来公知のものが挙げられる。中でも、好ましいラジカルトラップ剤として、他のラジカルトラップ剤に比べてラジカルをトラップする効果が高いことから、フェノール系ラジカルトラップ剤を用いることが好ましい。
フェノール系ラジカルトラップ剤としては、ジメトキシフェノール、カテコール、ヒドロキノン、p−メトキシフェノール、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)等が挙げられる。
フェノール系ラジカルトラップ剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
液体洗浄剤中、フェノール系ラジカルトラップ剤の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して0.01〜6質量%が好ましく、0.05〜5質量%がより好ましく、0.1〜3質量%が特に好ましい。フェノール系ラジカルトラップ剤の含有量が、前記の好ましい下限値以上であると、過酸化水素の分解が充分に抑制される。一方、前記の好ましい上限値以下であると、結晶の析出や液の分離が生じにくいなど、製剤の安定性がより向上する。
・香料について
本発明の液体洗浄剤においては、商品の付加価値向上等を目的として、芳香のために香量を配合してもよい。
香料としては、香料成分と、香料用溶剤と、香料安定化剤と、を含む香料組成物が挙げられる。香料成分、香料用溶剤及び香料安定化剤には、それぞれ衣料用洗剤に用いられている従来公知のものを適宜組み合わせて用いることができる。
液体洗浄剤中、香料(香料組成物)の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して0.0001〜15質量%が好ましく、0.001〜10質量%がより好ましい。
・pH調整剤について
本発明の液体洗浄剤においては、pH調整剤として、塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸;p−トルエンスルホン酸、クエン酸、ホスホン酸誘導体等の有機酸;ホウ酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アンモニア等を用いることができる。pH調整剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の液体洗浄剤は、25℃におけるpHが2〜7であることが好ましく、pH4〜7であることがより好ましく、pH5〜7であることがさらに好ましい。pHが前記の好ましい範囲にあると、液体洗浄剤の保存安定性がより良好に維持される。
本明細書において、液体洗浄剤のpHは、液体洗浄剤を25℃に調整し、pHメーター(製品名:HM−30G、東亜ディーケーケー(株)製)等により測定される値を示す。
本発明の液体洗浄剤は、容器からの排出性等の観点から、25℃における粘度が10〜1000mPa・s程度であることが好ましく、より好ましくは80〜500mPa・s程度である。
本明細書において、液体洗浄剤の粘度は、液体洗浄剤を25℃に調整し、B型粘度計により測定される値を示す。
本発明の液体洗浄剤は、定法により、溶媒と、(A)成分と、(B)成分と、(C)成分と、必要に応じてその他の成分と、を混合することにより製造される。
以上説明した本発明の液体洗浄剤は、油汚れに対して高い洗浄力を有し、かつ、抗菌性能に優れる。
洗浄剤に(B)成分を配合することにより、被洗物に付着した油汚れ除去効果が高まる。また、(A)成分の配合により、抗菌効果が付与される。しかしながら、(B)成分に単に(A)成分を加えた場合、(A)成分を用いない場合に比べて、前記油汚れ除去効果が低下するという問題があった。これは、(B)成分に(A)成分を加えたことによって、被洗物に付着した油汚れを剥離する効果((B)成分による作用効果)が得られにくくなったため、と考えられる。
本発明においては、(A)成分及び(B)成分に、(C)成分が組み合わされている。これらの(A)〜(C)成分による相乗的な作用によって、(A)成分による抗菌効果が発揮されつつ、(B)成分による作用効果も安定に得られるようになる。加えて、(A)〜(C)成分を含有する本発明の液体洗浄剤は、(A)成分単独による抗菌効果、及び(B)成分単独による油汚れ除去効果に比べて、いずれも高い抗菌効果と油汚れ除去効果とを奏する。
また、かかる本発明の液体洗浄剤によれば、従来、油汚れを除去することが困難であったポリエステル等の疎水性の化学繊維に対しても、充分な油汚れ除去効果が得られる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、「%」は特に断りがない限り「質量%」を示す。
各例の液体洗浄剤の組成を表1〜3に示した。
本実施例において使用した原料は下記の通りである。
・(A)成分:カチオン界面活性剤
A−1:C12カチオン(ドデシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート)、分子量345.1。
A−2:C14カチオン(テトラデシルトリメチルアンモニウムメトサルフェート)、分子量373.1。
A−3:塩化ジデシルジメチルアンモニウム、ライオン・アクゾ株式会社製、商品名「アーカード210」、分子量401.1。
A−4:塩化ベンザルコニウム、ライオン・アクゾ株式会社製、商品名「アーカードCB−50」、分子量361.5。
・(B)成分:特定の繰り返し単位(b1)とオキシアルキレン単位(b2)とを有するポリマー
B−1:ソイルリリースポリマー、ドイツ、Clariant Gmb H製、商品名「TexCare SRN−100」、重量平均分子量3000、pH4(20℃で測定、5質量%水溶液)、粘度340mPa・s(50℃で測定)、上記式(B−p1)で表される高分子を含む集合体。
B−2:ソイルリリースポリマー、ドイツ、Clariant Gmb H製、商品名「TexCare SRN−300」。重量平均分子量7000、pH5(20℃で測定、5質量%水溶液)、粘度650mPa・s(50℃で測定)、上記式(B−p1)で表される高分子を含む集合体。
B−1、B−2は、いずれも、上述した「水溶性ポリマー」の条件(すなわち、1リットルビーカー内で、ポリマー10gを、40℃の条件で、水1000gに添加し、スターラー(太さ8mm、長さ50mm)により12時間撹拌(200rpm)した後に溶解していること)を満たすものであった。
・(B’)成分:(B)成分の比較成分
B’−1:カルボキシビニルポリマー、住友精化株式会社製、商品名「AQUPEC HV−505ED」。
・(C)成分:両性界面活性剤
C−1:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、分子量272。
C−2:ラウリン酸アミドプロピルベタイン、分子量342.52。
・任意成分
ノニオン界面活性剤:上記一般式(I)中のR40=炭素数12のアルキル基、k=6であるポリオキシエチレンアルキルエーテルと、R40=炭素数14のアルキル基、k=6であるポリオキシエチレンアルキルエーテルとの混合物。
アニオン界面活性剤:アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム。
溶剤:ジエチレングリコールモノフェニルエーテル。
過酸化水素。
金属捕捉成分:1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸。
ラジカルトラップ剤:p−メトキシフェノール。
香料:特開2003−268398号公報の表7〜14に記載の香料組成物A。
pH調整剤:水酸化ナトリウム。
水:精製水。
<液体洗浄剤の調製>
表1〜3に示す組成の配合成分、配合量(質量%)に従い、下記の製造方法により各例の液体洗浄剤をそれぞれ調製した。表に示す配合量は、配合成分の配合量(純分換算量)を示す。表中、空欄は、その配合成分が配合されていないことを意味する。
また、表中、「(C)/(A)モル比」は、(C)成分/(A)成分で表されるモル比と同義であり、液体洗浄剤に含まれる(A)成分の含有量(モル数)に対する、(C)成分の含有量(モル数)の割合を意味する。
表中、「(C)/(B)質量比」は、(C)成分/(B)成分で表される質量比と同義であり、液体洗浄剤に含まれる(B)成分の含有量(質量%)に対する、(C)成分の含有量(質量%)の割合を意味する。
各例の液体洗浄剤に含まれる共通成分(X)の組成を以下に示す。
なお、pH調整剤の配合量を示す「適量」とは、液体洗浄剤のpH(25℃)を6.0に調整するために配合した量を示す。
水の配合量を示す「バランス」は、液体洗浄剤に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように加えられる残部を意味する。
共通成分(X):溶剤 0.7質量%、過酸化水素 3質量%、金属捕捉成分 0.75質量%、ラジカルトラップ剤 0.1質量%、香料 0.1質量%、pH調整剤 適量、水 バランス。
(実施例1〜21、比較例1〜8)
表1〜3に示す組成の配合成分、配合量(質量%)に従い、各例の液体洗浄剤を下記の手順で調製した。
500mLビーカーに、ノニオン界面活性剤と、アニオン界面活性剤と、(C)成分と、溶剤と、金属捕捉成分と、ラジカルトラップ剤と、香料と、を入れ、マグネットスターラー(MITAMURA KOGYO INC.)で充分に撹拌しながら、全体量が90質量部になるように水を加え、さらに充分に撹拌した。続いて、(A)成分を加えて撹拌しながら、25℃でのpHが6.0になるように、適量のpH調整剤を添加した。続いて、(B)成分と、過酸化水素と、を加えて撹拌しながら、全体量が100質量部になるように水を加えて液体洗浄剤を得た。
液体洗浄剤のpH(25℃)は、pHメーター(製品名:HM−30G、東亜ディーケーケー(株)製)を用い、25℃に調温した溶液に、前記pHメーターの電極を入れ、2分後の値を読み取ることにより測定した。
<液体洗浄剤の評価>
各例の液体洗浄剤について、以下に示す評価方法により「油汚れに対する洗浄力」及び「抗菌性能」の評価をそれぞれ行った。その結果を表1〜3に併記した。
[油汚れに対する洗浄力の評価]
1)油汚れ汚垢布の作製
3cm×3cmに裁断したポリエステルトロピカル布に、ラー油(かどや製油株式会社製)0.015mLを滴下し、室温にて2〜3時間風乾したものを油汚れ汚垢布とした。
2)洗浄試験
油汚れ汚垢布5枚のそれぞれに対し、同じ液体洗浄剤を0.12mLずつ塗布し、5分間静置した。
その後、硬度3°DH、水温15℃に調整したイオン交換水900mLを入れたTerg−O−Tometer(UNITED STATES TESTING社製)に、油汚れ汚垢布5枚を入れ、120rpmで10分間洗浄した(浴比20倍)。
その後、洗浄後の油汚れ汚垢布5枚を取り出して、洗浄液をある程度除き、該油汚れ汚垢布を2槽式洗濯機(三菱電機株式会社製、CW−C30A1型)の脱水槽で1分間脱水した。
さらに、脱水後の油汚れ汚垢布を、硬度3°DH、水温15℃に調整したイオン交換水900mLを入れたTerg−O−Tometer浴中で3分間すすぎ、前記2槽式洗濯機の脱水槽で1分間脱水した。
そして、再度、脱水後の油汚れ汚垢布を、硬度3°DH、水温15℃に調整したイオン交換水900mLを入れたTerg−O−Tometer浴中で3分間すすぎ、前記2槽式洗濯機の脱水槽で1分間脱水した後、風乾した。
3)洗浄力の評価
洗浄力は、測色色差計(日本電色社製、商品名SE2000) を用い、汚れ付着前の原布(ラー油を滴下する前のポリエステルトロピカル布)、及び洗浄試験前後の油汚れ汚垢布についてZ値を測定し、下式より洗浄率を算出することにより評価した。かかる評価には、5枚の油汚れ汚垢布について算出した洗浄率の平均値を用いた。この洗浄率の平均値を表1〜3に示す。
洗浄率(%)=(洗浄後の油汚れ汚垢布のZ値−洗浄前の油汚れ汚垢布のZ値)/(原布のZ値−洗浄前の油汚れ汚垢布のZ値)×100
[抗菌性能の評価]
各例の液体洗浄剤0.6gと、洗剤(JAFET標準洗剤、繊維製品新機能評価協議会指定洗剤)1.2gと、を水道水900mLに添加して洗浄液とした。
予めアルコール消毒したU.S.Testing社(米国)のTerg−O−Tometerを使用し、ここに、滅菌済みの3cm角ポリエステル布0.4gと、滅菌したメリヤス布とを共に入れ、浴比を20倍とし、120rpm、25℃の条件下で洗浄した。かかる洗浄を10分間行い、次いで1分間脱水し、その後、水道水900mLで2分間すすぎを行い、1分間脱水した。該脱水後の3cm角ポリエステル布を、クリーンベンチで、室温にて24時間乾燥し、試験布とした。
この試験布について、JIS L1902(繊維製品の抗菌性試験方法・抗菌効果)の定量試験法(菌液吸収法)に準じ、下記(i)式により静菌活性値を求めた。そして、下記の評価基準に従い、抗菌性能を評価した。
静菌活性値=(Mb−Ma)−(Md−Mc) ・・・(i)
Ma:試験菌接種直後の標準布の3検体の生菌数の常用対数値の平均値。
Mb:試験菌接種後の標準布の35℃、18時間培養後の3検体の生菌数の常用対数値の平均値。
Mc:試験菌接種直後の試験布の3検体の生菌数の常用対数値の平均値。
Md:試験菌接種後の試験布の35℃、18時間培養後の3検体の生菌数の常用対数値の平均値。
標準布:未洗浄の滅菌済みの3cm金巾布。
試験菌:黄色ブドウ球菌。
抗菌性能の評価基準(◎、○、△を合格とした。)
◎:静菌活性値が3以上。
○:静菌活性値が2.5以上3未満。
△:静菌活性値が2以上2.5未満。
×:静菌活性値が2未満。
Figure 0006238451
Figure 0006238451
Figure 0006238451
表1〜3に示す結果から、本発明を適用した実施例1〜21の液体洗浄剤は、比較例1〜8の液体洗浄剤に比べて、油汚れに対して高い洗浄力を有し、かつ、抗菌性能に優れていること、が確認できる。

Claims (3)

  1. (A)成分:カチオン界面活性剤を0.2〜10質量%と、
    (B)成分:アルキレンテレフタレート単位及びアルキレンイソフタレート単位からなる群より選択される少なくとも一種の繰り返し単位(b1)並びにオキシアルキレン単位(b2)を有するポリマーを0.05〜5質量%と、
    (C)成分:両性界面活性剤を0.01〜6質量%と、
    を含有する、繊維製品用液体洗浄剤。
  2. (C)成分/(A)成分で表されるモル比が0.01〜2.50である、請求項1に記載の繊維製品用液体洗浄剤。
  3. (C)成分/(B)成分で表される質量比が0.01〜4.93である、請求項1または2に記載の繊維製品用液体洗浄剤。
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